合同説明会の服装はスーツがおすすめ|私服の場合の注意点も紹介

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

「合同説明会に参加するのはリクルートスーツなの?」 「合同説明会はスカート、パンツか、どっちがいいの?」 「合同説明会の服装自由って、何着ればいいかよくわからない」 合同説明会に参加しようと思った際、このような疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。服装自由と言われると逆に迷ってしまいますよね。

本記事では合同説明会で着用すべき服装や持ち物の知識、私服参加する場合の考え方のポイントを紹介しています。

この記事を読むことで、合同説明会の服装で考えるべきポイントや揃えるべき持ち物、さらには業界ごとの特徴についても把握できます。その知識をもとにこれから参加する合同説明会の準備をスムーズにすすめられるでしょう。

合同説明会に参加予定のある方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

合同説明会の服装に悩む必要はなし!

就活で気になる企業と接点を持つためにも説明会への参加は大切です。

その中でも合同説明会は多くの企業が集まるため、効率的に興味ある企業の情報が得られる上に、今まで知らなかった面白い企業に出会う可能性もある貴重な機会です。

合同説明会は「服装自由」の場合もあり、第一印象に関わるため服装や身だしなみには十分注意して臨みたいものであり、自分の服装は大丈夫か不安に思う方もいます。

この記事では合同説明会に臨む際の服装に関する基本や注意点について解説します。

合同説明会はリクルートスーツがおすすめ

合同説明会への参加はリクルートスーツで参加するのが基本です。

ただしリクルートスーツを持っていなかったり汚れてしまったりして、説明会当日にリクルートスーツを着ていけない場合は、グレーやネイビーなど落ち着いた色のフォーマルな服装であれば問題ありません。

また、合同説明会に参加する場合はスーツ以外の身だしなみにも注意する必要があります。

例えば、革靴を履いていくことや黒を基調とした靴下を履くこと、男性の場合ではネクタイに派手なものを選ばないなどに気を配りましょう。

カバンはリュックサックよりも就活カバンがおすすめです。

立って話を聞くことも多く、硬くて底鋲がついてる就活カバンだと床においても自立するため、多くのブースを回る合同説明会では移動がしやすくなります。

メモする筆記用具とメモ帳、もらった資料を入れるバインダーやクリアファイルも必須です。

これらも黒を基調とした落ち着いた色のものを選びましょう。

女性の場合はスカートとパンツどっちがいい?

女性の場合はスカートでもパンツでもどちらもOKです。

希望する職種が事務や受付であればスカート、営業でキャリアウーマンを目指すというのであれば、活発な印象を与えるパンツをオススメします。

希望する企業のイメージや職種に応じて選ぶとよいでしょう。

その企業の女性はどのような服装をしているか調べてみると決めやすくなります。

アクセサリーは付けてもいい?

合同説明会も就活の一種なので、アクセサリーの着用は控えましょう。

銀行などは小さなピアスでも厳禁です。

その他の業種でもアクセサリーは着用しない方が好印象につながります。

就活であることを意識して違和感のない服装を心がけましょう。

ピアスの穴が気になるという人でも、逆にTPOに合わせてピアスを外してきたという印象を与えますので、外すことをオススメします。

コートはどんなものがいい?

コートを着用するシーズンであればトレンチコートをオススメします。

スーツを着用するならチェスターコートでもよいでしょう。

最近流行りのボアコートは就活に着用するには不向きです。

また、モッズコートやダッフルコートもカジュアル感が強いので避けた方がよいでしょう。

当日の服装とのマッチングも考えてたうえで、落ち着いた色味のコートを選びましょう。

業界によっては私服での参加も問題なし

服装自由と指定させる場合と、私服を指定される場合があります。

服装自由の場合はオフィスカジュアルをオススメします。

露出度の高いものや、派手な柄物は避けてください。

合同説明会は就活の一種であるので、清潔感のある服装で参加しましょう。

私服指定の場合は企業側が「動きやすさ」や「リラックス効果」をねらって指定している可能性がありますので、業種の特質を考えたうえで服装を選びましょう。

私服参加の場合は?

もし合同説明会の主催者から「私服参加」の指定があった場合は、オフィスカジュアルで参加するようにしましょう。

「私服参加」とはいえ、就職活動という場であることには変わりありません。

それを踏まえ服装には気を使い、企業担当者から見て印象が悪くなる可能性がある服装は避けましょう。

オフショルダーやショートパンツ、ダメージデニムなどの露出が激しい服や、Tシャツやジーンズ、革ジャンなど過度にラフな服、赤や緑など原色系の色合いが派手な服装は避けましょう。

また、靴もスニーカーやサンダル、ハイヒール、ロングブーツなどビジネスシーンに合いづらいものは不適切です。

かばんも肩掛けのショルダーバッグや派手な色のリュックサックはカジュアルすぎるため避け、黒やネイビーのビジネスバッグや通勤用などで販売されているフォーマルなリュックサックを選んだ方が望ましいです。

合同説明会において「私服参加」の指定がある場合は、オフィスカジュアルあるいはビジネスカジュアルの服装で参加しましょう。

オフィスカジュアルは定義が曖昧な言葉ですが、スーツほど堅くはないが会社や取り引き先で上司や顧客に失礼な印象を与えないレベルの服装と理解してください。

オフィスカジュアルは、女性であればベージュやグレー、ネイビーのジャケットに白目のシャツやブラウス、黒やネイビーのパンツやスラックス、男性であれば黒やネイビー、グレーのジャケットに白や水色のシャツ、黒やネイビーのスラックスやベージュのチノパンを合わせましょう。

男女どちらも黒やネイビーなどの落ち着いた色合いを基本にして、白や水色など清潔感のある色を組み合わせると印象を損ねない、ビジネスに適した服装になります。

また、アパレル業界の合同説明会の場合、その企業のブランドイメージに合う服装を選ぶとよいでしょう。

しかし、そのブランドの服で全身揃えてまでする必要はありません。

もし迷った場合はオフィスカジュアルの服装で臨むと無難です。

アパレル業界の場合は企業イメージに合った服装がおすすめ

アパレル業界の合同説明会では、ファッションセンスが見られます。

そのため、私服を指定されることが多いです。

それは、合同説明会でファッションセンスをチェックする目的があるからです。

ブランドが発信している商品のコンセプトをよく理解し、それに見合った服装が求められます。

また、高級ブランド品で固めて行くなど、年相応でないことは反ってマイナスイメージにつながりますので、避けるようにしましょう。

服装自由の場合は?

合同説明会の服装指定で、スーツ指定でもなく私服指定でもなく「服装自由」となっている場合は、多くの就活生が何を着て参加すればいいのかと悩みます。

ベンチャー企業やIT業界、アパレル業界、美容業界の合同説明会であれば私服参加でも問題ない場合が多いです。

IT企業やベンチャー企業はリクルートスーツというフォーマルな服装を重視していない場合が多いため、企業参加者もオフィスカジュアルで参加することが多く、私服参加でも問題ない場合が多くあります。

また、アパレル業界や美容業界は就活生それぞれの服装からその人のセンスを見ていることも多く、個性をアピールするための私服を着ていても悪印象にならないことが多いです。

「服装自由」の合同説明会が多いのはなぜ?

合同説明会で服装自由が多い理由としては、さまざまな企業が参加するためです。

銀行や証券会社などの金融系であればスーツが望ましいです。

また、本選考でスーツ着用の企業を希望するならスーツで行くのが良いでしょう。

しかし、ベンチャー企業やIT企業を希望するのであれば、入社後は私服で仕事をすることが考えられますので、就職後想定されるような服装でも大丈夫です。

私服で参加する場合でも、Tシャツにジーパンのようなカジュアル過ぎる服装は好ましくありません。

あくまでも就活の一種であるということを念頭において服装を選びましょう。

服装で人柄まで判断できないから

服装自由の理由としてあげられるのが、服装で人柄まで判断できないということです。

どんな服装をしていても、人柄が変わるわけではありませんが、だからといってTシャツにジーパンや短パンといったラフ過ぎる服装は避けましょう。

女性であれば、肩が出るタンクトップやキャミソールなどの露出度が高いアイテムは避け、スカート丈も膝が隠れる程度の配慮が必要です。

まだ本選考ではないから

合同説明会は選考ではなく、就活生に対する自社の説明会です。

本選考であればリクルートスーツを着用する必要がありますが、まだその段階ではありません。そのため企業は服装を指定する必要がないと考えているようです。

この場合も、必要最低限のマナーを念頭において服装を選びましょう。

服装は特に重視していないから

合同説明会には服装は特に重視しない会社も含まれています。

そういう企業は、普段の服装でありのままの就活生を見たいと考えています。

本人の中身を重要視しているので、服装で印象が左右されることはないでしょう。

服装を重視していないからといって何でもよいわけではありませんので、必要最低限のマナーを守った服装にしましょう。

服装以外に気を付けるべき点とは?

合同説明会では服装以外でも清潔感がアピールできるよう注意を払いましょう。

全体的な雰囲気感からも清潔感が伝わるので、就活に相応しい色味を選ぶことも大切です。

最近は時計をつけない人も多いようですが、スマホで時間を確認するのは印象がよくありませんので、当日は時計を着用しましょう。

髪色や髪型

髪色は黒に近い色味で、清潔感のある髪型にしましょう。

前髪が長いと印象がよくありませんので、事前に整えておきましょう。女性ならピン止めでもOKです。

また、女性の場合は長い髪は束ねておきましょう。適度な長さが好印象につながります。

合同説明会も就活の一種なので、奇抜なヘアスタイルや目立つヘアスタイルは避けた方がよいでしょう。

メイク

ナチュラルメイクを心がけ、ビジネスシーンを意識しましょう。

ナチュラルメイクにはパウダーファンデーションをオススメしますが、自分の肌タイプに合わせて選びましょう。

リップカラーは華美な色味は避け、健康的な色味を選びましょう。

アイメイクはブラウン系が望ましいでしょう。

眉もアイブロウで足りない部分を補った方が整って見えます。

また、眉の形によって相手に与える印象が違ってきますので、鏡を見ながらいろいろ試してみましょう。

ネイルカラーを禁止している企業がありますので、事前に調べておきましょう。

食品業や金融業、営業職や販売でも禁止している場合がありますので注意が必要です。

禁止されていない業種であれば、ピンクやベージュといったナチュラルカラーの中から選びましょう。

ひげ

就活中も就職後も、ひげは望ましくありません。

一部のクリエイティブ職やアパレル業界では認められているところもありますが、基本的にはNGと考えておくとよいでしょう。

ひげを蓄えた大学生はあまり見かけませんが、ファッションの一部として取り入れている人でも合同説明会の前にはきれいに剃りましょう。

カバン

カバンはA4サイズのファイルに対応したものがよいでしょう。

企業のパンフレットなどはA4サイズのため、就活用カバンはA4サイズに対応しています。

スーツで参加するのであれば就活用カバンを用意しましょう。

私服参加の場合はA4サイズが入るリュックタイプやショルダータイプなど、ビジネス、プライベート両用で使えるものをオススメします。

筆記用具やメモ帳

筆記用具やメモ帳は就活にとっては必需品です。

せっかく聞いた有益な話を書き留めておけないと、あとで困ったことになります。

合同説明会では企業から選考に関する情報やエントリーシートの作成に役立つ情報など、多数の情報がもたらされます。

そのため、持ち物チェックの際はくれぐれも忘れないでください。

忘れた場合は最寄りのコンビニで購入するなど、対応が必要です。

バインダーやクリアファイル

バインダーやクリアファイルも持っておくと集めた資料の整理に役立ちます。

企業別にまとめておけるので資料がわかりやすく、あとで活用する際に使い便利がよくなります。

カバンの中で用紙が折れる心配もないので、持参しましょう。

業界や指定に合わせた服装で合同説明会に参加しよう

合同説明会での服装は基本的にリクルートスーツですが、特定業界の合同説明会で「私服参加」や「服装自由」の指定があった場合はオフィスカジュアルで大丈夫です。

フォーマルさを重視しないIT企業やベンチャー企業の合同説明会や個性やセンスを重視するアパレル企業や美容業界では私服でも問題ありません。

しかし、過度に派手な服装や露出の多い服装は避けて、私服参加でも落ち着いた雰囲気のオフィスカジュアルにしておくと無難です。

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