ESでアピールできる特技とは?特技のNG例を踏まえておすすめの特技を紹介します

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

エントリーシートで頭を悩ませる項目の一つに「特技」があります。

「しいて挙げればギターを弾くのは得意だけど、「特技:ギター」って書いてよいの…」であったり、「特技って言われても特にないよ…」であったり、悩ましい問題です。

本記事ではそんな悩みをズバッと解決。

なぜ特技を聞かれるのかという根本的なところから、特技欄の考えかた、さらには特技欄をを効果的にするためのポイントについて解説しています。

エントリーシートの特技欄でお悩みのい方はぜひ参考にしてみてください。

さらにはこれはNG…という特技例についても触れています。

そちらも併せてチェックしてみてください。

なんでエントリーシートで特技を聞かれるの?

そもそもなぜエントリーシートで特技を聞かれるのでしょう?まずはその理由について解説していきたいと思います。

理由がわかれば書くべきことも見えてくるものです。

志望動機や自己PRでは見えにくい人となりが見えるから

特技を聞かれる理由の一つに「人となりを見たい」ということが挙げられます。

志望動機や自己PRなどは、どうしても着飾った自分になりがちです。

志望動機や自己PRで着飾るのは問題ではないのですが、受けてとしては「もっと個性が知りたい」と思うものです。

そしてその個性が特技に現れます。

手話が特技という人もいれば、プログラミングが得意という人もいます。

料理が得意という人もいれば、足の速さには自信があるという人もいるでしょう。

それぞれ、個性がにじみ出ていますよね。

特技で相手の人となりが見えてくるからこそ、志望動機や自己PRが立体感をもって見えてくるものです。

面接を盛り上げる話題になるから

皆様は面接官に対しどんな印象をお持ちでしょうか?「冷静沈着で下手なウソは見透かす百戦錬磨の存在」なんて事を考えるかもしれませんが、そこまでの人はごく一部です。

受験者が緊張するの同様に、面接官もそれなりに緊張しているものです。

中には初めての面接官…なんて人もいます。

なにせ、就職の面接は、場合によっては人の一生を左右しかねるものです。

ですから、面接官は応募者の良い部分をとにかく引き出したいと考えています。

良い部分を引き出すための最良の方法の一つが会話を盛り上げる事です。

ですから、面接官は面接中に「話題が尽きる」事を恐れています。

「えーっっと、何を聞こうかな…。

そうだ、長所について教えてください。

」では面接が成り立たないですよね。

また会話が盛り上がることも無く、応募者の良い部分も悪い部分も何も見えてきません。

話題が尽きそうな時に役立つのが特技欄です。

「特技には〇〇と書かれていますが、具体的にはどんな事をしているのですか?」という話題が生まれるからです。

応募者にとっては得意な事への質問ですから、話題は尽きる事がありません。

このように面接が盛り上がるからこそ、応募者の良さが引き出せ、正確な判断につながります。

また、応募者があまりに緊張している場合に特技について質問するというケースもあります。

先ほども書きましたが、圧迫面接といった特殊なケースを除き、面接官は面接を盛り上げたいと考えています。

気軽な話題で応募者の緊張感をほぐし、 会話を盛り上げるために特技は使いやすい質問のネタなのです。

エントリーシートの特技欄、効果的にするポイントや書き方とは?

エントリーシートは全ての欄が入念にチェックされるものです。

長所・短所・趣味・特技などは軽視されがちですが、力を抜くワケにはいきません。

そこで本章ではエントリーシートの特技欄を効果的にするポイントや書き方についてご紹介していきます。

自己PRなどとリンクさせれば信頼感アップ

特技欄を使ってエントリーシートの信頼度をアップさせたいという場合には、自己PRなどとリンクさせる事をおすすめします。

例えば自己PRでは英語が得意とPRして、特技の欄ではコツコツした努力と書けば、努力して英語力を身に着けた感じが伝わりますよね。

あるいは自己PRで気力・体力アピールをした場合、特技はマラソンなんて事も良いでしょう。

自己PRの気力・体力アピールがさらに強化されます。

面接での話題作りなら意外性のあるものを

トーク力に自信があり、面接を大いに盛り上げたいというのであれば意外性のある特技がおすすめです。

自己PRなどでゴリゴリの体育会系アピールをしつつ、特技では「編み物」と書かれていたらどうでしょう。

面接官としては突っ込まざるを得ないですよね。

あるいは自己PRでIT系の技術力をアピールしつつ、特技の欄に「農作業」と書かれていたらどうでしょう?どんなタイプなのか会って質問してみたくなりますよね。

このように、意外性のある特技は面接官の関心を惹くのに役立つものです。

もちろん、得意でない事を特技として書くことはNGですから、自分の中で意外性のあるものを書くようにしてください。

あなたの人となりを見せるなら素直に努力してきたこと

奇をてらわずに、素直にあなたの人となりを伝えるというのもおすすめです。

小学校のころから続けてきたピアノ。

英会話。

野球にサッカー、なんでもOKです。

素直な気持ちで書いているからこそ、面接でも素直な受け答えが出来るものです。

その素直さが好印象を生み出し、内定につながるという事も少なくありません。

具体的な書き方の例

・読書(年間100冊以上の読書を3年間継続しています) ・ドライブ(大学時代に本州全てを車で巡った経験があります) ・ギター演奏(高校時代に全国大会出場経験があります)

エントリーシートにオススメの特技とは?

自己PRなどとリンクさせるのであれば「コツコツした努力」などがおすすめです。

あるいはコミュニケーション能力をアピールしている場合には「誰とでもすぐに打ち解ける事ができる」なんて事も良いでしょう。

インパクトを与えたいという場合には「手芸」であったり「編み物」であったり。

あるいは「ハープの演奏」など一般的ではないが楽器の演奏というのもおすすめです。

「乗馬」や「アーチェリー」といった特殊な競技もインパクトがあります。

これは書かない方が良いかも…な特技とは?

おすすめな特技があるという事は、逆におすすめできない特技もあるという事です。

本章ではエントリーシートにかくにはちょっと…な例をご紹介していきます。

他者と被りやすいこと

特技欄でおすすめできない事の一つが他者と被りやすいことです。

「特技:ギター演奏」などはその典型です。

もちろん書いてはダメというワケではありませんが、面接官からすれば「またギターか…とりあえず面接の話題としてはスルーするか…」と思うものです。

これではせっかくの特技欄が活きてこないですよね。

他に書くことが無い…という場合を除き、特技欄は他人と被りにくいモノを選んでください。

面接で説明しづらいもの

面接で説明しづらい事もおすすめ出来ません。

例えば特技欄に「人を笑わせること」と書いていたらどうなるでしょう。

下手をすると「じゃあちょっと我々を笑わせてみてください」なんてツッコミが入る可能性があります。

それに対して笑いを取れるトーク力があるのなら良いのですが「えっ…今ですか…それはちょっと…」なんて受け答えになるのなら、特技欄には書かない方がベターです。

特技欄に書く事は、面接で突っ込まれる可能性があるという事を忘れずに。

ヤバい人だと捉えかねないもの

特技はその人の個性を反映するものです。

ですから特技によっては「この人はちょっとヤバいかも…」と思われてしまう可能性もあります。

例えば特技はハッキングと書かれていたらどうでしょう。

ITに関する知識が豊富な事は伺えますが、それ以上にヤバい人と思われてしまいますよね。

ハッキングは場合によっては犯罪につながる可能性もあるものです。

ハッキングが得意というタイプですと、会社の機密情報を漏らしそうなイメージもありますよね。

当然ですが、そんな人を好んで雇う企業はまれです。

ITに関する知識が豊富で、それを特技欄でアピールしたいと思ったら、プログラミング(特に〇〇(言語名))といった書き方をするべきです。

このように同じ事を伝えるのでも伝え方や言葉の選び方によっては「ヤバい人」にみえてしまいます。

「これってどうなんだろう」と思ったら、一晩寝かせてみてください。

そして冷静な気持ちで判断する事をおすすめします。

それだけで、凄さをアピールしたいという気持ちが空回りするのを防いでくれます。

空欄・特になし

特技が特に思いつかず「特になし」と書きたい気持ちになっている人もいるかもしれませんが、これは避けるべきです。

何もないと書くという事は考える事を放棄したと捉えられないからです。

エントリーシートで考える事を放棄するという事は、入社したいという意識がそれほど高くないと捉えられてしまいます。

それでは書類選考通過すら危ぶまれてしまいます。

特技なんて無い…と思ったとしても、何かしらひねり出して記述しておきましょう。

その分野でプロを目指すワケでは無いので、ある程度得意であれば、それは十分に特技と言えます。

特技の内容で合否を判定したいのではありません。

あくまでも「人となりを知りたい」であったり「面接の話題にしたい」というのが特技を問われる理由です。

ですから、必ず何かしらの事を記述するようにしておきましょう。

ドラムが得意と書いたとして、その場でドラム演奏を求められる事はありません。

ちょっとでもドラム経験があるのなら、特技:ドラム演奏でOKです。

まとめ:特技欄も上手に活かして内定を勝ち取ろう!

エントリーシートの特技欄について、特技を問われる理由から、特技の考え方、そしてNGな例と見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか? 志望動機や自己PRと比較しますと、記入欄も小さく、それほど重要視されないと思われがちな特技欄ですが、特技欄に書いたちょっとした事で内定につながることもありますし、逆に特技欄に書いたちょっとした事がきっかけで不採用という事もあるものです。

ご紹介したポイントを押さえ、面接官の気持ちをグッと引き寄せてください。

それはきっと素敵な結果へつながっていくはずです。

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