【例文8選】ESで改善したい点を聞かれたら?適切な答え方から注意点まで徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

エントリーシートで「あなたの改善したい点は?」と聞かれたとき、どう答えるべきか悩む就活生は少なくありません。

弱みを伝えて悪印象にならないか、不安を感じるのは当然です。

しかし、正しく構成し前向きに伝えることで、あなたの成長意欲や素直さをアピールできるチャンスになります。

本記事では、質問の意図から見つけ方、伝え方、そして参考例文までを体系的に解説し、納得感ある自己表現をサポートします。

【es×改善したい点】改善したい点とは

エントリーシートで問われる「改善したい点」は、単に弱みを挙げるだけの質問ではありません。

企業はこの質問を通して、あなたが自己理解をどれだけ深めているか、そして課題にどう向き合っているかを見極めようとしています。

大切なのは、ネガティブに捉えられがちな短所ではなく、改善意欲や成長への前向きな姿勢を伝えることです。

まずは「改善したい点」が持つ本質と意味について理解を深めていきましょう。

短所とは違うのか

「短所」と「改善したい点」は一見似ているようで、実は就活の場面では異なる役割を持つ言葉です。

短所は現時点での課題や欠点を客観的に捉えた言葉であり、他人から指摘されるような弱みも含みます。

一方で「改善したい点」は、そうした短所を自覚したうえで、どのように向き合い、どのように変えようとしているのかという前向きな取り組みや意志を含んだ表現です。

つまり、単なる弱点の列挙ではなく、成長の可能性や変化への努力をアピールできる機会なのです。

この違いを理解したうえで回答することが、ESや面接で高評価を得る鍵になります。

【es×改善したい点】企業が聞く理由

改善したい点の意味が理解できたら、次は「企業が聞く理由」について説明していきます。

ここでは代表的な理由として「自己分析ができているかどうか」「素直であるかどうか」「人となりは自社にあっているかどうか」の3つを解説していきます。

聞かれる理由が分かれば答え方も自然と見えてくるはずですので、しっかりと確認していきましょう。

自己分析ができているかどうか

企業が聞く意図の1つ目は「自己分析ができているかどうか」を確認するためです。

就職活動を行う際に絶対にやるべきだとよく耳にする自己分析ですが、真剣に取り組んでいるのはほんの一握りというのが現状です。

自己分析は本当の自分を理解するために必須の取り組みと考える採用担当者は多く、あなたの受ける企業も同じ認識だと言い切れます。

企業の採用担当者は自己分析に真剣に取り組んだ就活生であれば明確な回答が返ってくるはずだと考えています。

そのため、「えーと、そうですね。」と考えたり曖昧な回答をしてしまうと、自己分析の深掘りが十分でないと判断されると考えておきましょう。

素直であるかどうか

企業が聞く意図の2つ目は「素直であるかどうか」を判断するためです。

確かに直したい点、つまり弱みや短所を素直に言うのは少し抵抗があると思います。

「ちょっと隠したいな」「別に嘘をついてもいいか」と考えてしまいがちですが、それでは伸びしろのない人材と思われてしまう可能性があります。

企業の採用担当者は素直な人材を求めており、あなたが自身の弱みや短所を受け入れられているかという点から素直さを判断しています。

素直な性格の人材ほど成長しやすいと判断される傾向にあります。

そのため、素直に自分の直したい部分を述べる方がプラス評価に繋がりやすいと言えるでしょう。

人となりは自社に合っているかどうか

企業が聞く理由の3つ目は「人となりは自社に合っているかどうか」を判断するためです。

企業の採用担当者が選考時に一番重視しているのは企業と就活生のマッチ度です。

そのため、直したい点の内容からあなたがどういう価値観を持った人なのかを汲み取りたいと考えています。

この人柄や価値観のマッチ度が低い場合、あなたの能力がどんなに高くても選考を通過することはできません。

そのため、志望度が高い企業であれば事前に企業研究し、求める人物像を把握しておく必要があると言えるでしょう。

【es×改善したい点】改善したい点の見つけ方

企業の採用担当者があなたに聞く理由が判明したところで、次は多くの就活生が躓く「改善したい点の見つけ方」を紹介していきます。

その代表的な方法として「自己分析」と「他己分析」の2つの方法を順番に説明していきます。

どちらも就職活動をする上で大切なことなので、しっかりと確認して下さいね。

自己分析

見つける方法1つ目は「自己分析」です。

自己分析とは過去のあなたの経験や印象に残っている出来事を掘り返し分析することで、本当のあなたを自分自身で把握するということです。

就職活動を行う際、何度も「自己分析は必ずしておくべき」だと言われたと思いますし、私も数多くの記事でそう書きました。

その理由は端的に説明すると、本当にやりたいことを見つけるために必要だからです。

改善したい点を見つけるためにまずは自分の強みや長所を書き出してみる、そして逆の弱みや短所を書き出す順番がおすすめです。

自己分析の結果は、目指す業界や職種の選定にも活かすことができるため、できるだけ早めに取り組んでおきましょう。

他己分析

見つける方法2つ目は「他己分析」です。

この他己分析とは自己分析の逆で、第三者から見たあなたのことを教えてもらうことを意味します。

例えば大学、高校の友人や先輩、アルバイト先の仲間や大学の先生なども聞く候補にあがってきます。

また、一番近い存在である家族に聞くことも効果的で、より説得力のある内容を教えてもらえるはずです。

あなた自身で気付くことができなかった特徴に、はっとさせられることもあると思いますが、素直に受け止め自己分析の役に立てていきましょう。

【es×改善したい点】文章構成

「改善したい点」は単なる短所の暴露ではなく、成長可能性をアピールできる重要な項目です。

伝え方を誤るとマイナス印象に繋がりかねませんが、構成次第でポジティブに変換することが可能です。

特にPREP法(結論→理由→具体例→結論)を意識することで、論理的かつ説得力ある文章に仕上がります。

以下では、実際の文章構成を4つのステップに分けて解説します。

PREP法

PREP法とは、面接やエントリーシートなどで説得力のある文章や話し方をするためのフレームワークの一つです。PREPは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(再主張)」の頭文字を取ったもので、簡潔に論理的な構成で伝えることができます。まず最初に結論から述べることで、聞き手や読み手に伝えたいことを明確に示します。次に、その理由を説明することで納得感を高めます。さらに、具体的なエピソードや事例を加えることで信頼性が増し、印象に残りやすくなります。最後にもう一度結論を繰り返すことで、メッセージを強調し、相手に伝えたい内容が確実に届きます。PREP法を意識することで、話の流れが整い、相手にわかりやすく伝える力が身につくため、就活のあらゆる場面で活用することができます。

結論:改善したい点を明確に提示

文章の冒頭では、まず自分の改善したい点を明確に結論から述べることが重要です。

曖昧な表現ではなく、「私の改善したい点は○○です」と端的に伝えることで、読み手が内容を理解しやすくなります。

結論を先に述べる構成は、論理的な思考力のアピールにも繋がります。

たとえば「自己管理能力の向上」「人前で話すことへの苦手意識」など、ビジネスの場面でも支障になり得る内容を挙げると説得力が増します。

ただし、あくまで改善可能な範囲に留めることが大切です。

印象に残る導入にするためには、改善意欲を前面に出す書き方が効果的です。

背景・理由:なぜそれが改善点だと認識したのか

改善したい点を伝えたあとは、「なぜその点を改善すべきだと思ったのか」という背景や理由を述べましょう。

このセクションはあなたの価値観や自己分析の深さが伝わる重要な部分です。

具体的なエピソードを交えて、自分の行動や周囲からの指摘を通じて気づいた経緯を説明すると良いでしょう。

たとえば「予定を忘れてしまいチームに迷惑をかけた経験」「率直な意見を避けた結果、信頼を損なった出来事」などが考えられます。

単なる反省にとどまらず、その経験をどう受け止めたのかどんな気づきがあったのかを丁寧に表現することで、読んだ人に納得感を与えることができます。

具体的な取り組み:改善のために何をしているか

改善点に対して現在どのような取り組みをしているかを書くことで、あなたの成長意欲行動力をアピールできます。

例えば「タスク管理アプリを導入して予定を一元化した」「意見を伝える練習のためディベートゼミに参加した」など、日常の中で実行可能な工夫を具体的に伝えましょう。

取り組み内容は小さな一歩で構いませんが、「それを継続できている」ことが重要です。

また、改善への努力は結果が出ていなくても構いません。

大切なのは「改善に向き合っている姿勢」です。

企業は成長過程の学生を評価しているため、あなたなりの改善努力を前向きに示しましょう。

入社後の貢献:改善をどう生かして貢献していきたいのか

文章の締めくくりとして、改善点とその取り組みをどう仕事に生かしていくかを明記することで、前向きな印象を残すことができます。

たとえば「自己管理力を高めることで、納期を厳守し信頼される社会人を目指したい」「コミュニケーション力を磨き、チームでの円滑な連携に貢献したい」といった未来への視点を含めると効果的です。

改善点は欠点ではなく、成長の余地がある部分です。

その成長を企業でどう活かせるのかまで踏み込んで記述することで、「長期的に活躍できる人材」としての印象を与えることができます。

入社後のイメージを持っていること自体が志望度の高さの証明にもなります。

【es×改善したい点】伝える際のポイント

自己分析と他己分析の重要性が理解できたところで、次はより具体的に「伝える際のポイント」を確認していきましょう。

ここでは特に重要な2つのポイントに絞り「素直に伝える」「どのように改善しようとしているかを伝える」ことを深掘りしていきます。

素直に伝える

相手に伝える際のポイント1つ目は「素直に伝える」ことです。

冒頭でも触れましたが、企業は素直な人材を求める傾向にあります。

そのため、直したい点をオブラートに包むことなく書き、あなたの素直な人柄や価値観をアピールした方がプラス評価に繋がりやすいと言えます。

また、なぜ直したいのかという理由もセットで伝えることでエピソード全体の説得力を高めることができます。

理由の部分は特にあなたの人柄や価値観を表すために重要です。

弱みや短所と理由をセットにして素直に伝えることで、好印象を残せるはずです。

どのように改善しようとしているかを伝える

相手に伝える際のポイント2つ目は「どのように改善しようとしているかを伝える」ことです。

直したい点とその理由だけを述べるだけでは、100点満点の内容と言うには少し足りません。

大事なのは直したいと思っているだけでなく、それを直すために行っている努力を伝えることです。

この努力とはあなたを成長させることに直結しますし、企業の採用担当者としても新入社員に求める姿と重なるはずです。

弱みや短所をそのままにせず直そうと努力していることを積極的にアピールしていきましょう!

【es×改善したい点】伝える際の注意点

改善したい点を伝えるための具体的なポイントを押さえることができたところで、次はやりがちな「伝える際の注意点」を解説していきます。

ここでは特に注意が必要な点として「嘘をつかない」「ネガティブすぎる内容は書かない」「改善の行動が取れていないことは書かない」の3つに絞って深掘りしていきます。

嘘をつかない

相手に伝える際の注意点1つ目は「嘘をつかない」ことです。

就職活動では全ての状況で嘘は絶対にやめましょう。

直したい点での嘘とは、そもそも作り話であることや直そうと思っていないことを書くことなどが挙げられます。

それに加え、第三者から直して欲しいと言われてはいるものの、当の本人にその認識がないことも嘘に含まれています。

自分で直したいと思っていない点を書いてしまうと、深掘り質問された際の回答が弱くなりがちです。

素直に正直に自分で考えた直したい点を述べるようにしましょう

ネガティブすぎる内容は書かない

相手に伝える際の注意点2つ目は「ネガティブすぎる内容は書かない」ことです。

ネガティブすぎる内容と急に言われても、多くの就活生はイメージしにくいのではないでしょうか?

その基準としては「その弱みや短所があったら働けないのでは?」と判断されてしまうようなことだと考えてみて下さい。

例えば、「短気すぎて人とコミュニケーションが取れない」「引きこもり」などはネガティブすぎる内容に分類できます。

これらの内容は仮にあなたが直そうと努力していたとしても、「いつかまたそうなるのでは?」という心配をかけることになります。

そのため、働くことに支障をきたすレベルのネガティブな内容は避けた方が良いと断言できます。

改善の行動がとれていないことは書かない

相手に伝える際の注意点3つ目は「改善の行動が取れていないことは書かない」ことです。

直したい点として述べた割に、まだ何も行動に移すことができていない場合は書かない方が良いと言えます。

仮に行動が取れていないまま書いてしまうと、「本当に直す気あるの?」「入社した時もそのままなんじゃ?」と思われてしまうはずです。

これはネガティブで行動力がないと判断され、大きなマイナス評価に直結する恐れがありとても危険です。

改善のための小さな一歩でも踏み出しているエピソードを選ぶようにしましょう。

【es×改善したい点】参考例文

改善したい点をESで伝える際は、どのような内容を選び、どう表現するかが評価を左右します。

ここでは、就活でよく見られる8つのテーマをもとにした参考例文を紹介します。

それぞれの短所をどのように自覚し、改善に取り組んでいるのかを明確に伝える構成となっているため、あなた自身の改善点を整理する際のヒントとして活用してみてください。

素直になれないこと

私は素直になれない性格を直したいと考えております。

私は大学に仲の良い友達グループがあり、仲が良すぎるが故にだんだん素直に自分を表現できなくなったという問題に直面したことがあります。

本当は一緒に授業を受けたいのに、口からは出るのは気持ちとは裏腹に突き放すような言葉。

そういうことが続いたせいで私たちのグループの関係性が悪くなってしまいました。

このままでは本当に友達付き合いが終わってしまうと感じ、どうにかこの素直になれない性格を改善しないといけないと決意しました。

そこでまず行ったのが友人たちに対して謝るということでした。

手が震えるほど緊張しましたが、気持ちを振り絞り謝罪したところ笑って許してくれました。

私はこの経験から、素直に自分を表現してもいいんだと安心しました。

また、今後はもっと素直に友人たちと接していきたいと考えています。

少しずつではありますが、自分が変わってきていることを実感しています。

自己管理能力の甘さ

私は自分をもっときちんと管理したいと思っています。

私は大学に入学してから一人暮らしを始めてもうすぐ4年目になります。

しかし、部屋の整頓はできておらず家族にいつも怒られています。

その上スケジュール管理も苦手で、友人との予定がダブルブッキングしてしまい怒られるなど、自己管理能力に欠けていると言わざるを得ません。

アルバイトの予定もたまに忘れてしまい迷惑をかけてしまうこともありました。

そんな私ですが就職活動を行う中でこのままではいけないと感じ、自己管理能力の改善に取り組んでいます。

具体的には家の中を整理整頓し綺麗に保つことや自炊に取り組むことから始めました。

今取り組んでいるのはスケジュール管理の徹底です。

そのために新しい手帳やカレンダーを買い、何か予定が入ったらすぐに書き込み1日の終わりに次の日の予定を確認することを始めました。

その結果、予定が被ることもアルバイトを忘れることもなくなりました。

相手を尊重しすぎてしまうこと

私は相手の意見を尊重しすぎる癖を改善したいと思っています。

私のゼミではディベートをする機会がとても多く、その都度他の人からの意見に流されてしまい自分の意見を押し通せたことがありません。

幼少の頃から自分の意見や価値観を主張するのが苦手で、そのことが積み重なって今も同じ状況から抜け出せなくなっています。

しかし、就職活動を進める中で主体的に考え行動することの大切さに気付き、この性格を改善したいと思うようになりました。

そこでまず行ったのが自己分析です。

自分にとって大切にしていることや、譲れないことを明確にすることで自分の中に軸を作りました。

次に行ったのが自己啓発本を読み、自己肯定感を高めるための知識を得ることでした。

これらの軸と知識を持ち、今ではディベートに前向きに取り組んでいます。

まだ主張することは難しいですが、意見に流されることは随分と減りました。

今後も地道に努力をし続けたいと考えております。

遠慮して意見を十分に伝えきれないこと

私が改善したいと考えているのは、周囲への配慮から時に自分の意見を十分に伝えきれないことがある点です。

ゼミのディスカッションで、より良い提案に繋がるかもしれないと考えながらも、他の意見を尊重するあまり発言を控え、後で「あの時言えばよかった」と後悔することがありました。

この点を改善するため、まず自分の意見を論理的に整理し、伝えるべき要点を明確にすることを意識しています。

また、少人数のグループワークで積極的に自分の考えを発信する練習を重ねたり、相手に失礼なく意見を伝えるためのコミュニケーション方法に関する書籍を読んだりしています。

その結果、以前よりも建設的な議論に参加できるようになり、多様な意見を交わす中でより良い結論に至る喜びを感じています。

貴社では、この経験を活かし、周囲と協調しながらも、臆せず自分の考えを発信することで、チームの成果に貢献できる人材に成長したいと考えております。

新しいことへの初動の遅さ

私が改善したい点は、新しい環境や未知の課題に対して、慎重に考えすぎてしまい初動が遅れることがある点です。

新しいアルバイトを始めた際、完璧に業務を理解してから行動しようとするあまり、積極的に質問したり試したりすることをためらい、結果的になじむのに時間がかかった経験があります。

この点を克服するため、「まずは7割理解で行動し、実践の中で学ぶ」という意識を持つようにしています。

具体的には、新しい課題にはまず小さなステップで着手し、疑問点はすぐに周囲に確認する、失敗を恐れず試行錯誤することを心がけています。

この取り組みにより、新しいことへの抵抗感が減り、より迅速かつ柔軟に対応できるようになってきました。

行動しながら学ぶことの効率の良さと重要性を実感しています。

貴社においても、変化の速い環境の中で、この改善努力で培った積極性と適応力を活かし、一日も早く戦力となれるよう努めたいです。

一人で抱え込みがちなこと

私が改善したい点は、責任感の強さからタスクを一人で抱え込みがちで、周囲に協力を求めるタイミングが遅れることがある点です。

大学のサークルでイベント企画を担った際、多くの業務を「自分でやった方が早い」「人に迷惑をかけたくない」と考え、一人で進めようとしました。

結果的に、締め切り間際に作業が集中し、一部メンバーに大きな負担をかけてしまったという反省があります。

この経験から、早い段階で情報を共有し、周囲の意見を聞きながら適切に協力を仰ぐことの重要性を痛感しました。

現在は、グループワークの際にはまず全体のタスクを洗い出してメンバーと共有し、それぞれの得意分野を考慮した役割分担を提案するようにしています。

また、進捗状況をこまめに報告し、困った時は素直に相談することを意識しています。

これにより、チーム全体の作業効率が向上し、以前よりも質の高い成果を出せるようになってきました。

人に頼ることは決して弱さではなく、むしろチームの力を最大限に引き出すために不可欠だと学びました。

貴社に入社後は、この経験と学びを活かし、一人で抱え込まずに積極的にチームメンバーと連携し、報告・連絡・相談を徹底することで、組織全体のパフォーマンス向上に貢献したいと考えております。

完璧主義で時間がかかってしまうこと

私が改善したい点は、質の高さを追求しすぎるあまり、準備に時間をかけ、物事の開始が遅れることがある点です。

大学での共同論文執筆の際、完璧な構成や網羅的な参考文献調査を目指すあまり、なかなか本文の執筆に着手できず、結果としてチーム全体のスケジュールに影響を与えてしまった経験があります。

アウトプットの質はもちろん重要ですが、限られた時間の中で成果を出すことの重要性を痛感しました。

この点を改善するため、現在はまず全体の骨子を早期に固め、「6割程度の完成度で一度形にする」ことを意識しています。

その上で、周囲からのフィードバックを得ながら段階的に質を高めていく進め方を実践し、作業前に時間的制約を明確にして、完璧を目指す範囲と現実的な着地点を見極める訓練もしています。

これにより、以前よりもスムーズにタスクに着手できるようになり、限られた時間でも質の高い成果を出せることを学びました。

貴社では、この経験を活かし、スピード感と質のバランスを意識しながら業務に取り組み、チーム全体の生産性向上に貢献していきたいと考えております。

熱中しすぎると視野が狭くなること

私が改善したい点は、一つの課題や作業に熱中すると、時に周囲の状況や他の重要な要素を見落とし、多角的な視点が一時的に抜け落ちてしまうことがある点です。

例えば、所属していたテニスサークルの大会運営において、集客という一点に集中しすぎるあまり、他の準備(会場設営、審判手配など)の進捗確認が疎かになり、結果として当日の運営に一部混乱を招いてしまったことがありました。

この反省から、現在は何事に取り組む際も、最初にプロジェクト全体の流れや関連するタスク、それぞれの優先順位をリストアップし、全体像を把握することを習慣にしています。

また、作業の合間に意識的に一歩引いて状況を客観的に見直したり、信頼できる友人に進捗を共有しフィードバックを求めたりすることで、視野が狭まることを防ぐよう努めています。

この取り組みによって、一点集中と全体把握のバランスが取れるようになり、より効率的かつ効果的に物事を進められるようになってきました。

細部への集中力と広い視野の両立の重要性を学んでいます。

貴社に入社後は、この経験を活かし、担当業務に情熱を注ぎつつも、常にチーム全体やプロジェクト全体の視点を持ち、多角的な観点から業務改善や課題解決に貢献していきたいです。

まとめ

改善したい点は、単なる短所の指摘ではなく、自分を理解し成長していく姿勢を見せる絶好のチャンスです。

大切なのは、ネガティブな印象を与えるのではなく、前向きな取り組みや改善の努力をセットで伝えること。

この記事で紹介したフレームや例文を参考に、自分らしく伝えられる表現を準備しておきましょう。

事前の準備こそが、自信を持って答える力になります。

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