【自己PR・ガクチカ】部活をネタにエントリーシートを書き上げよう!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

部活経験者の皆様は部活をネタにエントリーシートを作り上げようと考えていますよね。

確かに部活は格好のネタですし、部活経験は就活を優位に進めてくれる大きな要因の一つです。

とはいえ、いざ自己PRやガクチカを書こうとすると「部活の何を書けば良いの…」と悩んでしまうこともしばしばです。

本記事では部活経験をトコトン活かすため、おすすめのネタから、エントリーシートを書くためのポイントについて解説しています。

さらにはNG例もご紹介していますので、併せて参考にしてみてください。

エントリーシートで使いやす部活動ネタ7選

部活動の経験はエントリーシートのネタの宝庫です。

まずはどんな事がエントリーシートのネタになるのか、チェックしていきましょう。

部活動経験者ならどれもあるあると頷けるはずです。

気力・体力に自信がある

皆さん気力・体力には自信がありますよね。

なにせ毎日何かしらの練習を続けているワケですから、何もしていない人との差は歴然です。

「気力・体力なんて就活でアピールして良いの?」なんて事を思う人もいるかもしれませんが、 気力・体力は社会人にとって大きな武器です。

例えばコンサルティング業界や広告業界など、働き方改革でずいぶん残業が減ったとはいえ、残業はやはり多く発生します。

それを乗り切るために必要なものは、最終的には気力と体力です。

体育会系の部活に所属していた皆様は、ぜひその気力・体力をアピールしてください。

ストレス耐性がある

ストレス耐性が強いというのも部活動経験者の大きな武器です

残念ながらストレスが全くない職場というのは存在しません。

多かれ少なかれ仕事上のストレスを受けるものです。

ストレスというと悪いモノのように感じることもありますが、社会人として成長していくためにはストレスは欠かせません。

ですから、ストレス耐性が強い人であればあるほど、どんどんと成長していく可能性があるということを意味しています。

部活動を耐え抜いたということは高いストレス耐性を持っていることを意味しています。

エントリーシートで使いたいネタの一つです。

チームワークが得意

仕事は必ずチームで行われます。

自分一人で完結するということは基本的にありません。

ですから チームワークが得意というのは社会人として大切な能力と言えます。

チームスポーツ経験者が「チームワークが得意です」というのであれば、それを疑う人はだれ一人いないもの。

自己PRや長所など、様々な項目で使えるネタと言えます。

チームの改善活動をした

人によっては練習方法を改善したり、あるいは新入生の勧誘方法を改善したりといった経験があるはずです。

そういった経験も社会人としては貴重なものです。

多くの企業ではPDCAサイクルをまわすことが求められます。

PDCAとはPlan(計画)Do(実行)Check(評価)Act(改善)の頭文字です。

皆さんが行った改善活動もPDCAに当てはめることができるはず。

Planであれば「〇〇を強化するために練習方法を見直す」といったことですし、Doは「××を取り入れる」といったこと。

Checkは「効果が出た事を確認」ですしActは更なる改善として「△△を取り入れた」といったことになります。

このようにPDCAのフレームに入れておくと、エントリーシートで使いやすくなるはずです。

挫折からの復活で自信がついた

運動部ですと、怪我や挫折はつきものです。

皆様の中にも、怪我で一度は引退を考えた…なんて人もいますよね。

もしそういった挫折からの復活経験があるのなら、それも格好のネタとなります。

それは「折れない心」をわかりやすく示すことができるからです。

また、ドラマティックな話として、面接官の関心を惹くことにもつながります。

OB・OGとの交流で世界が広がった

部活は先輩・後輩の繋がりが強い組織です。

重要な試合後には社会人の先輩に奢ってもらったなんて人も多いですよね。

そこでは色々な話を聞かせてもらったはずです。

そういった経験は視野を広めるのに役立つものです。

多くの学生は「なんとなく」で仕事を選びます。

皆さんは「先輩に話を聞かせてもらって○○業界を目指した」とはっきりと主張できます。

これは大きなポイントです。

リーダー経験がある

部活でリーダー経験があるのなら、それは格好のネタです。

様々な個性がぶつかり合う中で、チームをまとめ上げるのは大変だったはず。

その経験は社会人の苦労にも引けを取りません。

「こんな大変なことがありましたが、こうやって乗り切りました」など、ガクチカなどで徹底的にアピールしておきましょう。

なお、リーダー経験が無いのに「経験があります」というのはNGです。

この場合、面接で「リーダーとして苦労したことは何ですか?」といった質問に対応できずウソがばれてしまいます。

部活経験をエントリーシートに落とし込むためのポイント

続いては部活経験をエントリーシートに落とし込むための5つのポイントについてご紹介していきたいと思います。

いずれも重要なポイントですから、自分なりの答えを見つけ出してください。

その企業で受けそうなネタを考える

部活経験はネタの宝庫ですが、その中から何を使うのかは自分なりに考えなくてはなりません。

その基準となるのが「その企業で受けそうなこと」です。

精神的なタフさが求められる企業であれば精神的なタフさをアピールすべきですし、ここぞという時の集中力が求められる企業であればそれをアピールすべきです。

企業が求める人材像や仕事内容を踏まえて、受けそうなネタを考えてみましょう。

要点を絞る

部活経験から色々なことをアピールしたいと思うかもしれませんが、アレもコレもと盛り込むのはおすすめできません。

自己PRはこの話、ガクチカはこの話と要点を絞っておきましょう。

それによって、アピールしたいことが明確に伝わるようになるからです。

具体的なエピソードを添える

何かをアピールする時には、それを明確にする具体的なエピソードが必要です。

気力・体力に自信があるというのなら「毎朝10kmの走り込みを続けてきました」といった例を添えておきましょう。

これがあることによって、話の信ぴょう性がグッと増すからです。

経験から何が得られたのかを明確にする

部活経験から何が得られたのかを明確にすることも大切です。

例えば「チーム分裂の危機があり〇〇で乗り切りました」とだけ言われても「大変でしたね」という答えしか出せません。

「チーム分裂の危機があり〇〇で乗り切りました。

そこに至った原因は目標を共有できていなかったからです。

チームを動かしていくため、情報共有の重要さを学びました」というのであれば、得られたことが明確です。

経験を社会人としてどう活かしたいのかも明記する

エントリーシートに書かれることは、基本的に「貴社で役立つ人材です」ということでなくてはなりません。

部活経験ですと、「部活経験を通じて得た〇〇を仕事でも活かしていきたいです」といったことまで書いて、初めて「貴社で役立つ人材です」と言ったことになります。

くれぐれも「部活動を経験しました」とだけで終わらないようにしてください。

エントリーシートではNGな部活ネタ

続いてはエントリーシートでNGな部活ネタについてチェックしていきたいと思います。

せっかくの経験をフルに活かすため、NG例についてもしっかりとチェックしておきましょう。

求められる人材像とは離れたアピール

まずご紹介するNG例は 求められる人材像とは離れたアピールをしてしまうことです。

例えば論理的思考力を求めれられる企業に対し「とにかく最後は根性で乗りきりたいと思います」といったアピールをしたらどうなるでしょう?それを読んだ人は「ウチにはちょっと違うかな…」という印象を持つはずです。

これでは内定をつかみ取ることはできません。

あるいは柔軟性を求める企業に向けて「一度決めた事は絶対に最後までやり通します!」なんてアピールもNGです。

せっかくの経験も悪い方に働いてしまいます。

そんなことの無いように、企業の求める人材像は常に意識しておきましょう。

仕事では役立たなそうなアピール

仕事とは全く関係が無い事をアピールするのもNGです。

極端な例ですが「大食いには自信があります」であったり「とにかく早く走れます」などと言われても、面接官としては困ってしまいますよね。

ここまで極端なことを書く人はまれですが「これって仕事でどう役立てるつもりだろう…?」なんて事を書いている人は少なくありません。

自分がアピールしていることが、本当に仕事で役立つことなのか、冷静に見直すことも大切です。

部活経験はなし…体育会系サークルじゃダメ?

部活じゃないけど、とにかくハードな体育会系サークルに所属していたという人もいますよね。

体育会系サークルはエントリーシートのネタとしてどうでしょう? その答えは「書き方とアピール方法に依る」です。

部活であれば「大学野球部です」というだけで、その姿がしっかりと想像できます。

一方で「サッカーサークルに所属しています」とだけ言われても、適当にサッカーを楽しんでいたのか、本気で取り組んでいたのかは見えてきません。

ハードな体育会系であることを示すのなら「サッカーサークルに所属しています。

サークルと言っても強豪で、サークルを対象とした全国大会に出場経験があります」などと、補ってあげなくてはなりません。

ここまで言われれば、体育会系であることが見えてきますよね。

まとめ:エントリーシートには部活の経験を活かして

部活経験をベースにエントリーシートを作成する方法をご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?ご紹介してきた通り部活経験はエントリーシートに書くべきネタの宝庫です。

また、そもそも大学で部活をしていたというだけで、評価してくれる企業も少なくありません。

今回ご紹介したポイントを押さえ、部活経験を活かしたエントリーシートを作り上げてください。

それはきっと素敵な未来を切り開いてくれるはずです。

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