【例文10選】塾講師でガクチカをアピールしたい就活生必見!評価ポイントや書き方を解説

【例文10選】塾講師でガクチカをアピールしたい就活生必見!評価ポイントや書き方を解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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はじめに

「塾講師バイトをガクチカにするにはどうすればいい?」

「塾講師バイトをガクチカにするには注意するポイントがある?」

「ガクチカの完成度を上げる方法って?」

このように、ガクチカとして塾講師の経験を使用したいと考えている人の中には、どのように書けばよいのか書き方に悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。

本記事では、塾講師の経験をガクチカにする時のポイントや注意点などを紹介します。

この記事を読むことで、どのようにして塾講師の経験をガクチカとして書けば良いのか把握できるでしょう。

また、ガクチカの完成度を上げる方法についても記載するため、参考にすることでクオリティの高いガクチカを書けるようになるでしょう。

塾講師の経験をガクチカにしたい人は、是非この記事をチェックしてみて下さい。

【ガクチカで塾講師バイト】塾講師のガクチカはありきたり?

塾講師を学生時代に力を入れたことのエピソードとしている就活生は確かに少なくはありません。

しかし、題材という観点から考えるならば、ありきたりであるということは間違いないでしょう。

とはいえ、塾講師の中でも塾講師の経験をガクチカに挙げる人の中でも、取り上げる課題やアピールポイントはさまざまであるため、内容は意外とかぶりにくいことが多いです。

よって、ガクチカ「自体」はありきたりになることは多くありません。

内容があまりにも陳腐なものである場合は問題になるかもしれませんが、しっかりと構成を考えた上で、可能な限り独自性のあるものをアピールできれば全く問題ありません。

【ガクチカで塾講師バイト】ガクチカとは?

ガクチカで塾講師をアピール

よく耳にするガクチカですが、その意味は「学生時代に力を入れたこと」です。

企業はガクチカを聞くことで、就活生の人間性や能力を知りたいと考えています。

たくさんの就活生を相手にするわけで、その中から企業にマッチする人材を探すのは大変です。

学生時代をどのように過ごしていたのかによって、おおよその人となりが見えてくるのです。

部活動やサークル、ボランティア活動やアルバイトなど何をガクチカで話してもかまいません。

【ガクチカで塾講師バイト】企業の意図

企業がガクチカを聞く意図

企業が学生時代に力を入れたことを質問する理由は大きく分けて3つあります。

いずれも求職者について知りたいと思っているポイントです。

下記の3点を抑えておくことでより採用担当の印象に残る適切な回答をすることができるので、一緒に確認していきましょう。

企業がガクチカで知りたいこと

応募者の内面

自社とマッチするか

即戦力になるか

応募者の内面

企業は学生時代に力を入れたことという質問を通して、応募者の内面を知ろうとしています。

例えば「どのようなことがモチベーションの源泉であるか」は非常に知りたがる内容です。

モチベーションの源泉、つまりビジョンが企業と一致しているかは非常に重要なポイントであり、採用担当が知りたいと思っていることの筆頭に挙げられるでしょう。

また、学生時代に力を入れてきたことを通して、どのような成長を遂げてきたのかどのような工夫を凝らし、努力をしてきたのかも知りたがるでしょう。

これから業務に取り組むにあたって密接に関わることです。

経歴などだけではこれらの要素を測ることはなかなか難しいので、応募者の内面を知るためにも、企業は学生時代に力を入れたことについて必ずと言っていいほど質問してくるのです。

自社とマッチするか

自社とマッチする人材かどうかを確認しているというのも企業が学生時代に力を入れたことを質問してくれる理由の1つです。

応募者の内面などを踏まえた上で、自社とマッチする人材なのかを確認しているのです。

例えば、あなたが英語が非常に得意でそれを活かしたいと思っていたとしても、スーパーのレジ打ちの仕事にはあまり関係ありません。

あまり関係がない英語力を前面に押し出してきた場合、採用担当者は「自社とマッチしていない」とみなします。

このように、企業にマッチしているかどうかを確認しているので、可能な限り企業の理念と合う表現をしましょう。

即戦力になるか

企業がガクチカを評価する際、特にベンチャー企業は候補者が即戦力として機能するかを重視します。

ベンチャー企業は安定した基盤がまだ確立されておらず、製品やサービスの開発段階にあるため、新しいアイデアや問題解決スキルを即座に活用できる人材を求めています。

例えば、新規プロジェクトの立ち上げ経験や、限られたリソースの中で成果を出した経験は、これらの企業にとって非常に価値が高いと考えられます。

ガクチカを通じて、どのようにして具体的な課題に取り組み、目標を達成したかを明確に示すことが重要です。

【ガクチカで塾講師バイト】アピールできる能力

塾講師のアピールポイント

学生時代におこなってきた塾講師のアルバイトは、ガクチカとしてアピールすることができます。

実際に塾講師を含めたアルバイトをガクチカに選ぶ人は多く、採用担当者に刺さる魅力的なアピールにつなげることも十分に可能です。

そのためまずは、塾講師経験でアピールできることをチェックしていきます。

具体的には、次の6つのことが挙げられます。

塾講師経験からの強み

・リーダーシップ
・課題解決能力
・言語化能力
・論理性
・相手目線
・傾聴力
・気遣い/配慮

塾講師経験をガクチカにしたいときは、アピールできることをじっくり整理しておきましょう。

リーダーシップ

塾講師経験をガクチカに選ぶ場合、リーダーシップをまずアピールすることができます。

塾講師は、少なくとも生徒を巻き込むタイプのガクチカであるといえます。

そのためリーダーシップは比較的アピールしやすく、エピソードも取り上げやすい可能性があります。

とはいえ、塾講師経験をガクチカにする場合、生徒を巻き込んだ内容は定番といえば定番です。

そのためほかの先生や保護者も巻き込んで行動した経験があると、さらに評価は高くなるでしょう。

課題解決能力

塾講師の仕事は、生徒と二人三脚で目標に向かうという性質があります。

目標達成のためには直面した困難を乗り越える必要があるため、問題解決能力は自然と培われるものです。

塾講師をしていれば、普段から問題解決のプロセスと向き合っているといえるでしょう。

そのため塾講師をガクチカにすれば、普段の仕事のなかで頑張ってきたことを踏まえたうえで、問題解決能力はアピールしやすいと考えられます。

塾講師をしていれば、「生徒の成績を上げるために対策を考え、それを実践した」というプロセスは多くの人が経験するでしょう。

ガクチカに塾講師経験を取り上げる際は、最終的に問題解決能力をアピールしていきましょう。

言語化能力

塾講師の仕事は、生徒にわからないことを説明し、教えることです。

そのためガクチカに塾講師経験を選べば、言語化能力の高さは自然とアピールできるでしょう。

塾講師が相手にするのは生徒という「人」のため、それぞれ理解度やわからないポイントは異なります。

そのため塾講師は都度わかりやすいように物事を噛み砕いて説明する必要があり、その際に言語化能力や説明スキルは向上するものです。

したがって塾講師のガクチカを通じて言語化能力をアピールすれば、特にコミュニケーション能力や説明スキルが求められるような企業・業界では、高評価につながる可能性があります。

論理性

塾講師のアルバイトを経て培ったスキルとして論理性をアピールするのは非常に有効な手法です。

生徒に分かりやすい授業をするには論理性のある話し方・説明が非常に重要となります。

繰り返し、「生徒に少しでも分かりやすく解説をしよう」と努力をし続ければ、自ずと論理的で説得力のある話し方ができるようになります。

説得力のある話ができるということは、論理的思考が得意になるということでもあるので、合理性のある言動ができるようにもなります。

それに加えて、仕事に取り込むにあたっても常に論理的思考を活かし、適切かつ効率的に取り組むようになるので、論理性がある学生は非常に重宝されるのです。

相手目線

塾講師のアルバイトを経て、相手目線に立つことができるというスキルを養ったことはアピールできる材料の1つです。

教師も塾講師も大学の教授も同様ですが、相手に物事を教えるとなると「何が分からないのか」を分かる必要があります。

「頭が良すぎる先生は何を言っているのか分からない」という話をよく聞きます。

相手の「分からないことが分からない」人は相手目線に立って分かりやすく説明することができないのです。

一方で、塾講師として長く働くと「どのような点が相手が分からないのか」や「どのような反応をする時に相手がわかっていないのか」について知ることができます。

この経験を通して、「どうしたら相手が理解しやすいのか」など相手目線に立って物事を考えることができるようになります。

相手目線に立って考えることができるというのは人としても必要なことですし、仕事においても非常に重要なことなので、ぜひアピールしましょう。

傾聴力

塾講師は、生徒とのコミュニケーションが非常に重要であり、生徒が抱える問題や疑問を理解し、それに適切に対応する力が求められます。

したがって、塾講師での経験をガクチカとして伝える際には傾聴力をアピールすることができます。

塾講師としての経験を通じて、生徒が何を理解しているか、何を理解していないかを的確に把握し、その上で効果的な指導やサポートを提供することができたという経験を伝えることで、傾聴力の強みを効果的にアピールすることにつながります。

気遣い/配慮

塾講師としての経験は、多方面での気遣いと配慮を必要とする仕事であり、これらの能力をガクチカとして効果的にアピールできます。

例えば、授業を進める際には生徒の理解度に合わせて説明のペースを調整したり、生徒が学習で困難に直面した際には個別のサポートを提案する等の工夫が求められます。

これらの経験は、職場での人間関係やチームワーク、顧客対応にも大いに役立つため、企業から見ても非常に魅力的な強みとなります。

【ガクチカで塾講師バイト】ポイント

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ここからは塾講師の経験をガクチカにする時のポイントについて詳しく紹介しておきます。

下記の4点を抑えておくことで、より企業の採用担当者に良い印象を与えられるガクチカを作成できるので、ぜひ参考にしてみてください。

塾講師の経験をガクチカにする時のポイント

1. アルバイトを始めたきっかけを入れる
2. チームとしての成果を書く
3. 塾講師経験を企業でどう活かすかを書く
4. 定量的に表現する
5. 第三者の意見も盛り込む

アルバイトを始めたきっかけを入れる

塾講師の経験をガクチカとして話す際は、まずアルバイトを始めたきっかけを入れることが重要です。

なぜ数あるアルバイトの中から塾講師を選んだのか、その背景には自分の価値観や目指す方向性が反映されているからです。

この選択理由が明確であれば、企業に対して「どのような価値観で行動を選んできたか」を示すことができ、将来的に会社での判断基準にも通じる要素としてアピールできます。

例えば、「自分の学習経験を活かし、生徒の成長をサポートしたいと感じた」といった理由なら、教育に対する意欲や他者への貢献意識が分かり、企業の価値観と関連づけやすくなります。

さらに、福利厚生や立地などの理由は避け、塾講師という職種を通じて得た学びや経験を強調することが大切です。

チームとしての成果を書く

マンツーマン形式の塾勤務であったとしても、各教師の指導の頑張りは最終的に塾の成績平均点や合格率をアップさせたという成果につながります。

塾講師をガクチカにする場合、塾全体をチームとして捉えてチームで結果を残したことを書くほうが好印象につながるはずです。

ほかの先生たちとタックルを組んで、生徒たちを合格へと導くためにどのような工夫・努力をしたのかを書きましょう。

これは家庭教師とはまた異なる部分と言えます。

先生みんなで合格対策を考えて指導するにあたっては、協調性も必要になり身に付くはずです。

チーム営業のようにチームでする職種の企業を受ける場合は、尚のこと興味を持ってもらえます。

塾講師経験を企業でどう活かすかを書く

塾講師のアルバイトをした結果、上記のようにさまざまな学びや成長があるはずです。

語学力など学力スキルがアップしたことも、もちろん大きな学びでしょう。

責任感や協調性、創意工夫の姿勢など身に付けた能力を、一体どのように入社後に活かすのかが何より重要です。

「学生時代に塾講師を頑張って〇〇を学んだ」というだけでは、それだけの話になってしまいます。

具体的に、企業でどんな形で発揮したいのかを話すようにしましょう。

ここを話すことで、人事担当者はその人物の仕事への意欲を感じます。

また将来の目標やビジョンをしっかり持った人物だと評価されるはずです。

入社後に活躍する姿がイメージできるようなガクチカにすれば、選考クリアへの道がグッと近づきます。

定量的に表現する

塾講師でどのような工夫をし、結果的にどのくらいの成果を上げたのか、ただ実績を書くだけでは説得力に欠けるでしょう。

「生徒にテストで○点を取らせることができた」
「○人を志望校に合格させることができた」

など、具体的な数字を書くことで、より説得力のある内容になるでしょう。

第三者の意見も盛り込む

可能であれば、第三者の意見を盛り込むことも非常に大切です。

「私は親切な人間です」
「私の話は分かりやすいです」

などと主観を述べていても、いまいち説得力がありません。

そこで、

「分かりやすい説明と丁寧な対応を心がけた結果、生徒の成績が伸び、感謝された」

などと述べると良いでしょう。

また、保護者からの好意的な意見があれば、ぜひそれも述べましょう。

保護者の声で

「〇〇先生のことを信頼しています」
「〇〇先生のおかげで成績が伸びました」

などと述べられてやりがいを感じたなどと表現することができれば、非常に有効なアピールとなります。

【ガクチカで塾講師バイト】注意点

ガクチカで塾講師をアピールする時の注意点

塾講師の経験はガクチカとして十分評価につながるものですが、一方でいくつかの注意点も存在しています。

ここでは塾講師の経験をガクチカにする時の注意点について解説していきます。

アピールする力は1つに絞る

ここまで色々とアピールするポイントについて紹介してきましたが、残念ながら全部を紹介するわけにはいきません。

学生時代に力を入れたことについては文字数が限られているので、全てを紹介していては、どれも薄い内容になってしまいます。

そこで「アピールしたい自分の力は何なのか」「最も自分が得意としていることは何なのか」を考え、1つに絞ってアピールをするようにしましょう。

相手に伝わりやすい文章を意識する

ガクチカやエントリーシートでは、文章が論理的に組み立てられているかどうかもチェックされています。

内容がよくても文章の構成がうまくできていなければ意味がありません。

論理的な構造になっていれば相手にも伝わりやすくなるため、しっかり意識して書くようにしましょう。

コミュニケーション能力をアピールしない

近年塾の形式もさまざまで、マンツーマン形式の個人塾もあれば集団で教えるクラス式の塾もあります。

どちらも共通しているのは、決められた生徒を相手にする仕事である点です。

不特定多数の相手を教えるわけではなく、受験を控えた同じメンバーに指導するわけです。

また教える相手は子どもですので、コミュニケーション能力が身に付くとは言いにくいでしょう。

塾講師のガクチカでコミュニケーションをアピールする人が時に見られますが、それよりも創意工夫やアイデア力などを伝えるほうが信憑性があります。

そのほかにも、生徒を合格させる責任感や忍耐力などを学んだ人もいるのではないでしょうか。

中には教えるのが難しい生徒もいます。その子に対してどうしたか、問題解決能力もアピールできそうです。

課題の原因を説明する

塾講師経験をガクチカにするときは、課題の原因についてしっかりと説明する必要があります。

困難の原因が表現されていないと、「原因と施策の因果関係は何?」「解決した要因はほかにもあるのでは?」と感じられてしまう可能性があります。

そのため課題について述べるときは、具体的な原因を示すと良いでしょう。

なぜそのような原因が生まれたのか明らかにすることで、より説得力のあるガクチカに仕上がります。

初めて読む人でもすぐに内容が理解できる、説得力と深みのあるガクチカを作成しましょう。

課題の原因がわからないときは、エピソードをよく振り返って深堀りする必要があります。

結果ではなく施策を強調する

ガクチカに塾講師経験を選ぶ際は、結果ではなく施策を強調すると良いでしょう。

実際にガクチカでは、結果や成果はそこまで重要なものではありません。

生じた課題に対して何を考え、どのような施策をおこなったのかが重要なため、「行動」の部分である施策を具体的にアピールしましょう。

そのためガクチカを作成する際は、塾講師経験で華々しい成果を出していなくても実際には問題ありません。

繰り返しになりますが大事なのは課題解決に向けた行動のため、結果にばかり注目せず、結果までのプロセスを事細かに書くようにしましょう。

そして最終的に、自分自身の行動から学んだことや実感したことに触れるのが、重要な流れです。

企業の求める人物像に合うようにする

企業の求める人物像に合うようにするのも非常に大切なことです。

一般的に評価される、汎用性の高いスキルであったとしても、可能な限り企業と合っていることを表現することが大切です。

コミュニケーション力や英語力といった、どの企業でもあるに越したことがないスキルであったとしても、それを活かしてどのように企業に貢献するかを述べることが大切です。

応募する前に求める人物像やビジョンについて確認しておきましょう。

説明会やホームページなどに記載されていることが多いので、それを元に企業の求める人物像であることをアピールすることが大切です。

ボランティア精神を全面に出さない

塾講師の経験をガクチカとして活用する際、「自分の時間を削って生徒の為に頑張った」等のボランティア精神を過度に強調することは避けた方が良いです。

過度な自己犠牲アピールは、逆に嘘っぽく見えてしまい、逆効果になりかねないからです。

なので、「塾講師として働きながら、学業成績も維持するために効率的なスケジュール管理を行った」等、優先順位を上手く考慮して取り組んだ事を示すと効果的です。

これにより、実務においても同様に責任を果たし、多忙な状況でも成果を出すことをアピール出来ます。

【ガクチカで塾講師バイト】塾講師のエピソード選定

塾講師の業務をするなかではさまざまなことを経験するため、ガクチカとしてどのようなエピソードを選ぶべきか迷うことも多いでしょう。

人によっては、逆に書けるようなエピソードが特に浮かばない…と困ることもあるかもしれません。

塾講師経験をガクチカにするうえで、エピソード選定に迷ったときは、以下の選定ポイントを参考にしてみてください。

エピソードの例

・成績向上系
・塾の運営系
・個別指導系
・集団指導系
・学業との両立系

このように一口に塾講師経験のエピソードといっても、その内容はさまざまあり、具体的には成績向上系と塾の運営系に分けられることがわかります。

それぞれのエピソードの特徴をチェックし、ガクチカを書く際に活かしてみてください。

成績向上系

ガクチカに塾講師を選ぶときは、成績向上系のエピソードがやはり一番の候補になるでしょう。

実際に成績向上系のエピソードは、ガクチカに塾講師経験を選ぶ際に定番のエピソードとなります。

生徒が抱える問題に対して施策をおこない、結果的に「〇点アップさせた」「志望校に合格させた」というものが該当します。

点数アップや合格という成果は非常に定量的でわかりやすいため、成績向上系のエピソードは万人受けします。

塾講師ならではのエピソードともいえるため、内容が採用担当者にも入ってきやすいともいえます。

成績向上系のエピソードは、実際に良い成果を残せた内容であることが理想ですが、そこまで大きな結果につながらなかったものでも問題はありません。

最終的に重要なのは施策として自分自身が行動したことであり、さらにはそこから何を学んだかということです。

「塾講師のアルバイトはしていたけれど、そこまで良い成果を残せたわけではないし…」という人でも、自分自身で考えて問題解決に注力した経験があるなら、成績向上系のエピソードはガクチカとして活用できるはずです。

塾の運営系

ガクチカとして塾講師経験を選ぶ際は、塾の運営にかかわるエピソードも取り上げられるでしょう。

成績向上系のエピソードと比べるとそこまで定番のエピソードではありませんが、実際に塾の運営にかかわることで行動した経験のある人は、ガクチカとしてアピールしやすいでしょう。

・〇人の新規入会者を増やした
・講師が指導しやすい環境を整えた
・生徒の満足度を向上させた
・退会率を抑えた
・引き継ぎマニュアルを作成した

このような運営にかかわるエピソードも、ガクチカに用いるのはおすすめです。

なお、塾の運営系のエピソードをガクチカにする場合も、必ずしも大きな成果を出している必要はありません。

もちろん成果につなげたことがあればそれが理想ですが、大事なのは問題解決のための行動のため、行動した経験があれば十分にアピールはできます。

問題を受けて何を考え、どう行動したのか整理し、わかりやすいガクチカとしてアピールしていきましょう。

個別指導系

塾講師の個別指導では生徒一人ひとりと密接に関わるため、そのニーズや課題を把握しやすく、それに応じた対応をする必要があります。

これによって、コミュニケーションスキル、信頼関係の構築、傾聴能力などのスキルを養う機会を得る事が出来ます。

また、特定の生徒を指導して、その生徒のスキルが向上する等の具体的なエピソードも書きやすいです。

生徒の個々のニーズに対する対応能力は、顧客対応やチームマネジメントが求められる職場でも高く評価されるスキルです。

集団指導系

集団指導系のエピソードもおすすめです。

集団指導は、一人一人との信頼関係の構築が難しいため、その中で如何にして生徒からの信頼を得るかが重要なポイントです。

また、大人数の前での授業は緊張感と大きな責任感を伴いますが、これを乗り越えることで、公の場で堂々と話す力やリーダーシップを養うことができます。

社会においても大勢の前でのプレゼンテーションや、チームを率いるスキルは非常に重要なので、企業からも高評価となります。

学業との両立系

塾講師としてのアルバイトをしながら大学生活を送る際、学業との両立は一つの大きな挑戦です。

この経験から、時間管理、優先順位の決定、ストレス管理、モチベーション維持といったスキルをアピールすることができます。

このように、厳しい状況下でのタスクや時間の管理は、将来のどのような職場でも求められる能力であり、特にプロジェクト管理やチームワークにおいて貴重なスキルとなります。

【ガクチカで塾講師バイト】ガクチカの構成

ガクチカを書くときは、塾講師経験かどうかにかかわらず、伝わりやすくわかりやすい構成を学ぶ必要があります。

わかりやすい構成に沿って書けば、どのようなことがガクチカで、最終的にどのような学びがあったのか伝わりやすくなります。

塾講師経験をガクチカとして書くときは、以下の構成を意識するようにしましょう。

ガクチカの構成

1.結論
2.背景
3.目標・課題
4.施策
5.結果
6.学び

一つひとつのポイントを整理すると、まず、最初の結論フェーズでは具体的に何に取り組んだのか簡潔に説明します。

最初に結論に触れれば、「何についての説明か」という要点がわかりやすくなるのがポイントです。

続いて背景では、結論を補足する目的で述べますが、結論の補足部分になるためそこまで多くの文字数を割く必要はありません

背景を述べたあとは、目標・課題のフェーズで、どのようなことを目標にしたか・課題として設定したか説明しましょう。ここでは目標が達成できていない理由や課題ができた原因をしっかり述べる必要があります。

そして課題や目標を踏まえて、次には具体的な施策、実際にどのような工夫で解決に向けてアプローチしたのかを書き、最終的な結果につなげる流れです。

結果では施策を実践した結果を書きますが、できる限り定量的に示すことが大切です。

そのあとは最後の締めとして、経験から学んだことや気づいたことを書き、今後その学びをどう活かしていきたいのか説明しましょう。

結論

最初から結論を最初はまず結論を述べることが大切です。

文字数に余裕がある場合は単に「私の学生時代に注力したことは塾講師のアルバイトです。」と書くのではなく、「私は塾講師のアルバイトで〇〇(課題解決など)に取り組み、××(取り組んだ結果など)させることに注力しました。」など具体的に書くことを心がけましょう。

これによりエントリーシートを読んだ人事は学生時代、あなたがどのようなことに熱心に取り組んできたのかをイメージしやすくなります。

この後にどのような文章が展開されるのかが伝わりやすくなるので、必ず盛り込むようにしましょう。

課題・目標

結論について述べたら、続いて課題や目標について解説していきましょう。

課題や目標がないエピソードだと採用担当者は評価しづらいので、必ず組み込んでおきたいものの一つです。

問題の大小はそこまで問題ありませんが、あまりにも簡単な課題について話すとマイナスなイメージを与えてしまう可能性があります。ある程度の規模のある課題について述べると良いでしょう。

その取り組みを通じて自分がどう成長したかについても述べたいので、自分がスキルを伸ばしたり、成長できたりしたエピソードを選ぶことが大切です。

取り組み

課題や目標について述べることができたら続いて取り組みについて話します。

課題解決や目標達成のために、どのようなことを行ったかについて述べていきましょう。

この部分で重要なことは、論理的な取り組みができているかということです。

課題に対して的外れな対策をしていたり、不必要なことをしたりしている場合はマイナスイメージを与えてしまう可能性もあります。

具体的かつ、自分の中の論理に基づいた、わかりやすく、効果的であると誰もが感じてくれるような取り組みについて述べるようにしましょう。

結果・学び

そして最後は取り組みの結果と学んだことについて詳しく書いていきましょう。

取り組みの結果についてはありのまま書くことが正解ですが、学びの部分は可能な限り企業に合わせた良い印象を与えられるようなことを書くと良いでしょう。

あらかじめ企業について事前調査しておき、その企業の業務に活かせるようなスキルを身に付けたことを書けると良いです。

ガクチカで学んだことについて書くものが思い浮かばない場合は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

学んだこと一覧

塾講師の経験をガクチカとしてアピールする際、多くの方が紹介している「学んだこと」について紹介していきます。

まずはコミュニケーションスキルの向上です。

塾講師は生徒に授業を行う際はもちろんのこと、保護者を含めた面談などの際も、相手のニーズや理解度に合わせた説明を行う必要があります。「効果的に物事を伝えるため、コミュニケーション能力が重要であるということを学んだ」などと答えられると良いでしょう。

目標設定と進捗管理なども塾講師の業務を通して学べる能力の一つです。

塾講師として生徒の進捗を管理し、目標を達成させる責任が常にともなったことを話しましょう。「この経験を活かしてプロジェクトの進捗を管理し、目標達成に向けて計画を立てるスキルを身につけた」などと実践的なスキルを身につけたことを挙げられると、なお良いです。

分析力も塾講師の経験を通して得られるスキルの一つです。

「生徒の成績データを収集し、進捗を分析していた」などと述べられると良いでしょう。また、「それを通して生徒の強み・課題を分析し、指導計画を調整した」ということや、「数字を用いたデータ分析の重要性を学んだ」などと述べると、人事にも「即戦力として活躍してくれそうだ」と思ってもらえます。

【ガクチカで塾講師バイト】文字数別ガクチカの書き方

ガクチカを書く際には文字数を制限されることもあります。

文字数が制限された場合でも、アピールしたい内容をしっかりと伝えられるようにしましょう。

今回は、200字・400字・800字の場合のガクチカの書き方について紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

200字のガクチカ

200字でガクチカを書く場合は一度400字程度で書いてから添削する方法をおすすめします。

文章は一文を長くしすぎず要点をまとめて作成するようにしましょう。

200字という少し短い文字数で効果的にガクチカを伝えるためにも、伝えたい内容をしっかりとアピールすることが重要になってきます。

詳しい内容は以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

400字のガクチカ

400字の文字数でガクチカを書くように制限されることは多くあります。

どの文字数であっても基本的な構造「結論」「課題・目標」「取り組み」「結果・学び」は変わりません。

400字の場合でも一文を長くしすぎず伝えたい内容をしっかりアピールできるようにしましょう。

詳しい内容は以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

800字のガクチカ

基本的な400字に比べて800字の場合は盛り込みたい内容を書きやすいです。

しかし、文字数が多い分字足らずになる可能性が高くなり、内容を薄く長く書いてしまうことがあります。

多い文字数だからこそ、文章のつながりを意識してより自分のことをアピールすることのできるガクチカを作成するようにしましょう。

詳しい内容は以下の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

【ガクチカで塾講師バイト】内定が獲得できるガクチカの共通点

ここからは内定が獲得できるガクチカの共通点について考えていきましょう。

最終チェックポイントとして紹介していきます。

ガクチカが書けたら、必ず下記の項目についてチェックしてみてください。

【内定が獲得できるガクチカの共通点】

・課題の深掘りができている
・課題に対する行動がクリティカル
・構成がはっきりとしている
・1文が40~50文字で収まっている

課題の深掘りができている

まず課題の深掘りができているかどうかについて、しっかりと確認しておくことが重要です。

どうしてその課題や問題が生じたのか、その問題に関わる要素は何か、などをしっかりと確認し、課題の原因を細分化していきましょう。

これを行うことで文章における因果関係や結論などにブレや不明瞭な点が存在しないか、などについてもしっかりと確認できます。

「あなたのことを全く知らない人が読む」という前提で、客観的に一度文章について確認してみることが大切です。

課題に対する行動がクリティカル

課題に対する行動が正しいかどうか、クリティカルであるかどうかについても、しっかりと確認しておく必要があります。

内定を獲得できているガクチカは、深掘りした課題への行動が論理的であり的を得ている場合が多いです。

また、その行動を選択した理由まで、明確に書かれている場合が多いです。

NG例とOK例

NG例)「売り上げが落ちている」→「シフトを工夫し、稼働できる人数を増やした」

OK例)「売り上げが落ちている」→「集客人数が以前よりも減少していることが原因」→「認知してもらうためにSNSで料理や店の雰囲気を発信&客単価を上げ、売り上げ増加に繋げるために発信する内容も富裕層向けに工夫」

前者の例の場合、根本的な問題の解決にはなっていません。

ただ人員を増やすだけでは、売り上げが伸びるわけではありませんし、そもそも忙しいことが原因ではないということが一目でわからない時点で問題です。

売上が伸びていない原因を分析し、的確な行動を取ったということをアピールすることが重要なのです。

構成がはっきりとしている

構成がはっきりしていないと、読み手に伝わりにくく、ESの時点で落とされてしまう可能性もあるので注意しましょう。

先ほど解説した構成はガクチカを作る上で鉄板の内容なので、必ず守るようにしましょう。

企業において、人事担当は何百人もいるわけではありません。

多くて数十人ですし、ベンチャー企業や規模の小さい企業の場合は数人、もしくは1人の場合もあります。

そうした際に大量の志望動機を読むことになると、構成がはっきりしていない読みにくい文章はその時点で流し読みされてしまい、弾かれてしまうのです。

1文が40~50文字で収まっている

1文の長さは40文字から50文字程度に納めるようにしましょう。

長すぎると結論がどこにあるのかよくわからなくなってしまい、読み手も混乱してしまいます。

また、紹介した6つの構成を50字で書いていくとちょうど300文字になるため40字〜50字に区切って書いておくと書く際も便利でしょう。

確かに接続詞などを用いて1文の長さをより長くすること自体は可能ですが、あまり好ましいものではありません。

たとえ文字数が足りなかったとしても、1文の長さは無理やり伸ばさないようにしましょう。

【ガクチカで塾講師バイト】塾講師の経験を基にしたガクチカ例文

ガクチカで塾講師をアピールする例文

具体的に、塾講師をガクチカに挙げた例文を紹介します。

結論から述べてあるかどうか、内容を証拠付けるエピソードが書けているかどうかをチェックしてみましょう。

また塾講師からどのような力を得て、それをどう仕事に生かすのかも参考にしてください。

読み手にストレスを与えず、簡潔で分かりやすい内容であることが基本です。

例文1:生徒のモチベーションアップに導いた経験

学生時代に注力したことは、中学受験専門の塾講師として生徒のモチベーションを上げ、成績を向上させたことです。

無理やり塾に入れられたため、勉強に対してネガティブな印象を持ち、長く在籍していても成績が向上しない生徒が多くいました。

そのような生徒のモチベーションを上げて、成績を向上させることを目標に以下の2つの施策を実行しました。

1つ目は、毎週行うテストの難易度を簡単にすることで点数が伸びる経験をさせました。

2つ目は学んだことがどのように役に立つかを教えることで、学ぶことへの楽しさを理解してもらいました。

その結果、生徒から「勉強が楽しい」という声を聞き、実際に成績が向上していきました。

この経験から、結果を出すためにはモチベーションに対して働きかけることの重要性を学びました。

例文2:塾全体の質向上に繋がる経験

私が学生時代に注力したことは、塾講師のアルバイトで新人研修プランの立案です。

当時、アルバイトをしていた塾では講師の早期離職率の高さが問題になっていました。

塾のシステムやカリキュラムに関する説明が分かりづらく、自身の経験から、新人講師への丁寧で分かりやすい指導の不足だと考えました。

この課題を解決するために4人の社員を巻き込み、研修プランの立案を行いました。

具体的には、入社後のカリキュラムごとに振り返りテストを設けることや、1対1の授業指導を行いました。

その結果、アルバイトの早期離職率が20%から10%に減少しました。

この経験を通して、問題を解決するために現状を分析することの大切さを学びました。

例文3:生徒の成績向上のために工夫した経験

私は学生時代に塾講師のアルバイトとして働き、生徒それぞれの個性に合った指導プランの作成に力を入れてきました。

この活動をするきっかけになった理由は、指導をしていた生徒が、成績に差があるにもかかわらず、指導カリキュラムで対策をおこなっていないことに疑問を感じたからです。

私は画一的な指導だけを行っている点が成績に差が生じる原因だと考え、通常のテストに加え、それぞれの適性や得意分野を判断するテストの実施を提案し、その案が採用されました。

その結果を元に生徒ごとの指導プランを作成したことにより、成績が伸び悩んでいた生徒を中心に全体的な平均点を上げることに成功しました。

現状の問題を放置するのではなく、改善できるのではないかと考え、行動することの大切さを学ぶことができました。

例文4:個別指導に力を入れた経験

私は学生時代に高校生を対象とした個別指導塾で塾講師として働きました。

私自身が高校時代に化学の勉強で苦労した経験があり、同様に困っている生徒たちを助けたいという強い動機からこの仕事を始めました。

特に化学が苦手な生徒に対して、理解を助けるためにたとえ話を多用して説明していましたが、ある生徒から「たとえ話がかえって理解を難しくしている」という意見を受けました。

この意見を受けて、私は教え方を教科書に基づいた直接的な説明に変更しました。

結果として、その生徒は質問を積極的にするようになり、私に対する信頼も深まりました。

この経験から、指導者としての自己反省の重要性と、相手のニーズに敏感であるべきことを学びました。

貴社においても、顧客の声に耳を傾け、そのニーズに応じた柔軟な対応を心がけることで、信頼関係を築き、業務の質を高めていきたいと考えています。

このように、塾講師は、私がどのようにして人との信頼を築き、課題に対応してきたかを示すことが出来る貴重な経験です。

例文5:集団指導に力を入れた経験

大学時代、私は高校受験対策塾で英語を教えており、基礎学力を身につけさせることが目的のクラスを担当していました。

ただ学習に対するモチベーションが低い生徒も多かったため、彼らの学習意欲を引き出す方法を常に模索していました。

この問題に対処するため、私は同僚と協力して、授業の冒頭に英語のクイズを取り入れることにしました。

この小さな変更が学習の楽しさを伝え、生徒たちが英語に前向きに取り組むきっかけとなりました。

この取り組みの結果、生徒たちの模試の平均点が2ヶ月で10点向上しました。

この成功体験から、効果的な教育とは、教える側が生徒の立場に立って、彼らが楽しめる学習法を提供することにあると学び、チームでアイデアを出し合うことの重要性も実感しました。

この経験は、入社後、特に営業職において大いに役立つと確信しています。

顧客のニーズに寄り添い、彼らが真に求める解決策を提供することで、顧客満足度を高め、長期的な信頼関係を築いていきたいと考えています。

例文6:学習サポーターとして指導した経験験

私は学生時代、学習支援のボランティア活動に積極的に参加し、社会的に支援が必要な不登校の子供たちに学習の場を提供する活動をしていました。

この活動に情熱を持った理由は二つあります。

まず、自身が教育活動に深い興味を持っていたこと、そしてもう一つは、居場所を失った子供たちに寄り添い、彼らが必要とする支援を提供したいという強い願いからでした。

私はまずフリースクールでの役割を通じ、ただ知識を教えるのではなく、生徒たちが安心して学べる環境を整えることに重点を置きました。

すると、授業を通して生徒たちの自信と学習意欲が芽生えるのを見ることができ、教育の持つ力と、一人一人に合わせた指導の重要性を実感しました。

この経験は私にとって、ただ教えること以上の価値があると教えてくれました。

貴社での仕事においても、このボランティア活動で培った対人スキルと教育への情熱を活かし、チームに貢献していきたいと考えています。

例文7:学習環境を整えた経験

大学在学中に、幅広い年齢層の小学生を対象とした塾で講師として働き、多様な学習ニーズに応える適切な環境を整える責任を担いました。

当時、小学1年生から6年生までの生徒が在籍している中で、それぞれの学年に合わせた学習プログラムの設計と実施が求められていました。

そこで私は、学年ごとに異なる教育カリキュラムを導入し、生徒の学習進度や興味に応じて教材を選定しました。

特に若い学年の生徒には視覚的な教材を多用して興味を引き、高学年にはより高度な問題を提供して思考力を養うように努めました。

さらに、各学年の生徒が互いに学び合い、刺激を受けられるような環境を作るため、年に数回、学年を超えたグループ学習の機会も設けました。

この経験から、効果的な学習環境を整えるためには、教育内容だけでなく、生徒の心理的な安心感やモチベーションの向上が不可欠であることを学びました。

この経験を活かし、入社後も効果的なチームやプロジェクトの管理に貢献し、組織全体の成果向上に寄与したいと考えています。

例文8:教育カリキュラムを考えた経験

大学時代に塾講師として働いていた際、大学受験を控えた生徒たちのカリキュラム構築を担当しました。

この役割を通じて、生徒一人ひとりの弱点と強みを分析し、それに基づいて個別の学習計画を立てることに力を入れました。

具体的には、まず生徒たちの過去の成績と学習スタイルを詳細に分析し、そのデータをもとに科目ごとの目標を設定しました。

例えば理解が不十分な分野にはより多くの時間を割り当て、理解が進んでいる分野は維持とより向上させることに重点を置いて取り組みました。

また、定期的な模擬試験を導入し、それに基づいて教育計画を柔軟に調整する体制を整え、生徒のモチベーション維持にも努めました。

このカリキュラム構築の経験によって、目標に向けて効率的にプロジェクトを進める能力、および個々のニーズに応じた対策を講じる柔軟性を身につける事が出来ました。

将来的には貴社でこれらの経験、スキルを活かし、あらゆる課題に対しても効果的な解決策を提供していきたいと考えています。

例文9:進路相談を担当した経験

大学在籍中、私は地元の学習センターでボランティアとして中学3年生の進路相談を担当し、生徒たちが自分の興味や能力に応じた最適な高校選びを支援することが主な仕事でした。

そこで、私は生徒一人ひとりの学業成績、興味のある分野、さらには将来の夢や目標をじっくりとヒアリングしました。

それに基づき、各生徒に合った高校の情報を提供し、その学校でどのような教育が受けられるか、どのような部活や特別プログラムがあるかを詳細に説明しました。

また、親御さんも交えた三者面談を行い、家族全員で納得のいく進路決定ができるようサポートしました。

この経験から、私は多様なニーズに対応するコミュニケーション能力と、情報を分析して適切なアドバイスを提供する能力を大いに磨くことができました。

貴社での仕事においても、これらのスキルを活かし、クライアントの要望に応じた最適な提案を行い、信頼関係の構築とプロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

例文10:授業準備に力を入れた経験

大学在学中、3年間にわたり塾講師として働いた経験があります。

この間、授業の質を最大限に高めるため、授業準備に特に力を入れて取り組み、生徒個々の学習スタイルや理解度に合わせた教材の選定や授業計画の策定に注力しました。

具体的には、生徒の学習進度を詳細に把握することに務め、それぞれに最適化された練習問題を用意しました。

また、理解度が比較的低い生徒のため、追加の資料を準備し、理解を助けるビジュアル化した教材を積極的に取り入れることで、授業の理解度を向上させました。

この徹底した準備によって、生徒たちの学習効果は大幅に向上する結果となり、彼らの試験成績も改善しました。

この経験は、どのような状況でも最適な結果を出すためには徹底した準備が不可欠であるという重要な教訓を私に教えてくれました。

貴社においても、この学んだ教訓を活かし、与えられた課題に対して最高の準備を行い、プロジェクトを成功に導くことに貢献できると自負しています。

【塾講師経験をガクチカに!】これだけはダメ、NG例文

ここからは塾講師の経験をガクチカに使う際の注意点やNGな点について解説します。

意外とやりがちなケースに絞って例文と一緒に解説するので、是非参考にしてください。

例文1:ありきたりな塾講師経験

私は塾講師としてアルバイトをしてきました。

生徒に授業を行い、わかりやすく教えることを常に心がけていました。

特に、教え方に工夫を加えることで、生徒が理解しやすいように努めました。

また、生徒が苦手な部分を把握し、そこに焦点を当てた指導を行い、その結果、生徒の成績が向上し、保護者から感謝の言葉をいただくことができました。

この経験を通じて、他者に教えることのやりがいや、自分の成長を感じることができました。私は貴社でも同様に自分の経験を活かし、他の社員やクライアントに役立つ存在になりたいと考えています。

さらに、塾講師の経験を通して培ったコミュニケーション能力や問題解決力も、仕事に活かしていけると確信しています。

解説

この例文は「ありきたり」で表面的な経験しか書かれておらず、塾講師としての経験や得た学びが具体性に欠けています。

また、特徴的な成果や自身の工夫が伝わらず、志望企業との関連も薄いため、説得力が弱いです。

全体的に抽象的で、他の応募者との差別化ができていないため、企業にとってインパクトが薄い内容となってしまっています。

例文2:結果ばかりをアピール

私は塾講師として、生徒の学習をサポートし、担当した全員が模試で偏差値を上げ、志望校に合格することができました。

特に、私の授業のおかげで成績が向上し、保護者からも感謝の言葉をいただきました。

私の指導法はとても効果的で、結果的に多くの生徒が目標を達成できました。

また、クラス全体の合格率が大幅に上がり、教室の中でもリーダー的な役割を担うことができました。

生徒からは「先生のおかげで自信が持てました」と言われ、その成果が自分のやりがいにもつながっています。

このような経験を基に、私は貴社でも自分の経験を活かし、大きな成果を上げることができると確信しています。

解説

この例文は、結果ばかりを強調し、プロセスや具体的な取り組みについてはほとんど触れていません。

面接官が知りたいのは、「結果に至るまでにどのような工夫や行動を取ったのか」という部分です。

単に「成果を出した」と述べるだけでは、面接官に対してあなたがどのように努力をしてその結果を導いたのかが伝わらず、説得力が欠けます。

具体的な行動や工夫を説明し、どのような努力を重ねたかを示すことが大切です。

例文3:して当たり前のこと

私は塾講師として、生徒一人ひとりの学習をサポートしてきました。

授業では、時間通りに開始することを心がけ、授業前にはしっかりと準備を行い、生徒がスムーズに学べるよう努めました。

また、授業中に生徒から質問を受けた際には、丁寧に答えることを常に意識し、親切に対応することを大切にしてきました。

コミュニケーションも重要視し、生徒との信頼関係を築くために、日々のやり取りを欠かさず行い、生徒が理解できるまで何度も説明し、成績向上のために尽力しました。

こうした取り組みが、生徒の成績向上に大きく寄与し、保護者からも感謝の言葉をいただくことができました。

これらの経験を活かして、私は貴社でも同様に、仕事に対して丁寧に取り組み、結果を出していけると考えています。

解説

この例文は「授業準備」や「時間通りの授業開始」といった、講師としてあたりまえの業務を強調しているため、特別な工夫や努力が見受けられません。

面接官が求めているのは、通常の業務の中でどのような工夫を行ったのか、どのように成績向上に繋げたかといった具体的なアクションです。

あたりまえの業務を強調しても、他の応募者との差別化が難しく、説得力に欠けるため、実際に努力したプロセスや挑戦した点をアピールする必要があります。

【ガクチカで塾講師バイト】ガクチカの完成度を上げる方法

ガクチカで塾講師を魅力的に見せる方法

企業に評価されるガクチカにはいくつかのポイントがあります。

ポイントを押さえて書くことにより、内定を獲得しやすいガクチカに仕上げることができるでしょう。

ここでは最後に、ガクチカの完成度を上げる方法を紹介します。

自分の強みを分析する

ガクチカを書くためには事前の自己分析が必須です。

自己分析によって自分の強みを洗い出し、過去の自分の経験を掘り下げることによって、完成度の高いガクチカを書くことができるようになるでしょう。

内定した人のエントリーシートを参考にする

内定者のエントリーシートはインターネット上で閲覧することができます。

内定を獲得した人のガクチカを参考にすることで、より自身のガクチカの完成度を高めることができるでしょう。

ガクチカを添削してもらえるサービスを利用する

ガクチカは第三者に添削してもらうことで完成度を向上させることができます。

就活サービスの中にはガクチカやエントリーシートの添削をしてくれるサービスも多いため、活用してみると良いでしょう。

また、就活サービスでは就活の悩み相談や、面接対策、セミナーなどのサポートを受けることができるため、選考の突破率を高めることができるでしょう。

塾講師の経験をガクチカに活かせるか考えてみよう

ガクチカで塾講師を入社先にも活かす

塾講師のアルバイトは、生徒の成績を上げるという明確な目標が存在します。

そこを課題とし、エピソードの軸にすれば、志望動機や自身の成長が伝わりやすいガクチカが書けるでしょう。

また、生徒や保護者、社員などさまざまな立場の人々との関係を持つ点も、塾講師の特徴であると言えます。

本記事の例文を参考に、塾講師という仕事を、ただ勉強を教えていたことだけを見るのではなく、広い視野で自分の経験を見て、それを十分にアピールできるガクチカを書いてみましょう。

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