HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
一般職を志望している学生は、どのような内容でガクチカを作成すれば高評価を得られるのでしょうか?
今回は一般職向けのガクチカの書き方やポイントについて解説していきます。
最後には、例文も3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【ガクチカ一般職】ガクチカとは
ガクチカとは「学生時代に力を入れて取り組んだこと」を指す言葉であり、最近の就活ではESや面接時などに良く聞かれる定番の質問でもあります。
面接担当が質問をする意図としては、就活生の人柄やスキルを見極めて、自社に合う人材であるかの判断材料として使われていることが多いです。
このように書くとガクチカでは立派な取り組みや、大きな成果があった方が良いと思われますが、決して立派な成果が必要なわけではありません。
どのように考えて取り組んだのかや、どんな努力を行ったかが重要であり評価されるポイントです。
結果にこだわることなく、自身が継続して前向きに取り組んだことを題材にして、ガクチカを作成するのが良いでしょう。
【ガクチカ一般職】総合職と一般職の違い
企業の総合職と一般職ではどのような違いがあるでしょうか?
自分がエントリーする職種をしっかりと理解していなければ、うまくアピールすることはできないでしょう。
まずは、この違いをしっかりと理解することが必要です。
大きな違いとして、一般職は主にマニュアルに沿って行うような定型業務が中心の仕事です。
一方で総合職では、責任を伴い判断を任される重い仕事が中心であり、内容は大きく異なります。
一般職では、主に総合職をサポートするような業務内容を中心として仕事を進めていきます。
このため、周囲の状況判断が的確で、気を使える人やサポートをすることが好きな人に向いている職種といえるでしょう。
一般職がしっかりと機能すると、総合職の仕事のパフォーマンスも向上するため、会社にとっては必要不可欠で重要な存在です。
【ガクチカ一般職】一般職でアピールするポイント
就活で一般職を志望する学生はどのような点に注意してアピールをしたら良いでしょうか?
効率良くアピールを行い、良い評価を得るためにはいくつかの知っておくべきポイントがあります。
以下に3つのポイントを解説しますので、理解を深めておいてください。
人をサポートすることが好き
一般職の仕事内容として、総合職をサポートする仕事が多くあります。
そのため、まずは自身がそのような業務内容が好きで望んでいることが伝わるようにアピールすると良いでしょう。
自身の誠実さや、気配りができる人材であることを具体的なエピソードを交えながらアピールに繋げていきます。
誠実さや献身的な姿勢が求められますので、相手を思いやる気持ちや周囲への気配りができる人材であると評価されることが重要です。
やる気や熱意
ここは資質やスキルではなく、気持ちの部分ではありますが、非常に重要です。
一般職はどの企業でも応募数は多い傾向にあるため、倍率は高くなります。
そのため、なぜその企業に応募したのかといった理由や動機は非常に大切であり、評価を分けるポイントにもなります。
やる気や熱意がしっかりと伝わるようにガクチカを作成しましょう。
前向きな姿勢や、この企業で仕事がしたいといった熱意が、企業の担当者に伝わることを意識して作成するのが良いでしょう。
細やかな作業ができる
一般職では、資料作りや顧客対応などの仕事を求められることが多くあります。
資料作りや顧客対応では、丁寧な仕事の進め方と責任感が求められます。
また、ミスも許されないため、細かな点に気を配れる人材が必要です。
このため、細かな作業ができる人材については、企業からも良い評価を得ることができます。
周囲に気を配りながら、細かい作業がしっかりとできることをガクチカを通してアピールすることが重要です。
【ガクチカ一般職】ガクチカを書く際のポイント
ガクチカを実際に書く際には、いくつかの注意するべきポイントがあります。
これらのポイントを無視して作成すると、伝わりにくかったり、的がずれていたりして良い評価を得ることができません。
次のポイントに注意しながら、作成を進めましょう。
まずは結論から述べる
1つ目に、まずは結論から述べることです。
結論を述べることなく、長々と文章を書き始めると何を伝えたいのかが分かりにくく、文章が非常に読みづらくなります。
このため、最初の書き出しの文章では、端的に結論を述べることが重要です。
ガクチカを書く際であれば「私が学生時代に学んだことは◯◯です」といったように短く一文で表現するのが良いでしょう。
長く説明することは、メリットが少なくマイナスの評価になる可能性もあるため、避けるべきです。
具体的なエピソードを述べる
次に大切なポイントとして、具体的なエピソードを書くことです。
エピソードの内容を具体的に表現することで、実際にあった出来事が伝わりやすく相手にも分かりやすくなるため、理解や共感が深まります。
また、数字で表現ができる実績があった場合には、定量的に書くことで、より内容に具体性が増して伝わりやすい文章ができます。
こうすることで、読み手である採用担当者も内容のイメージがしやすくなり、伝わりやすく良い評価が得やすくなります。
企業で活かせることを述べる
最後は身につけたものが、企業の中でどのように活かせるかを具体的に述べましょう。
自分がその企業で働いた際に、どのように活躍できるかを具体的に採用担当に伝え、イメージしてもらうことが大切です。
採用担当者に、実際に働いている姿の想像がつくくらいまで、イメージさせることができれば良いでしょう。
ここでは自分のことをアピールすることが重要ですが、自己PRとの区別はしっかりとつける必要があるため、注意してください。
【ガクチカ一般職】ガクチカ例文
ここまで紹介したポイントなどを踏まえてガクチカの例文を紹介します。
アピールしたい内容を変えて3つの例文を用意しました。
自身がアピールしたい部分と照らし合わせて、ガクチカを作成するときの参考にしてください。
協調性をアピールした例文
例文
私は学生時代にゼミの活動に力を入れて取り組んできました。
ゼミの活動では、チーム内でテーマを決めてディスカッションをすることが多くありました。
真剣にディスカッションを行っていたこともあり、意見が割れて衝突することもあり、ゼミ内の雰囲気が悪くなることも何度か経験しました。
そのため、ディスカッションをした後は、必ず別のテーマでの話し合いを行い、わだかまりをなくすといったルールを作り、最後まで大きな問題がなくゼミ活動をすることができました。
この経験から、私は周囲で問題が起こったとしても、それらを仲裁するための提案を行うことができます。
入社した際にも、万が一問題が起きた場合にはうまく解決し、チームや職場の仲間が協力しながら仕事を行う体制を維持できます。
責任感をアピールした例文
例文
私が学生時代に力を入れたことは、サークル活動です。
私は中学、高校とバレー部に所属しており、大学でもバレーを続けるつもりでいましたが、大学にはバレー部がありませんでした。
そのため、バレーサークルを創設することを考え、周囲の友達やバレーに興味がある人をSNSなどを通じて募ったところ、10数名が参加してくれることになりました。
その後、サークルの副長として4年間サークルの運営に携わり、無事に後輩に引き継ぐこともできました。
これらの経験から、私は自ら行動を起こし、最後まで責任を持ってやり遂げることの重要性を学ぶことができました。
貴社に入社しても、この精神は変わらずに進んで行動し、責任を持って最後までやり遂げることで企業に貢献していきたいと考えています。
継続力をアピールした例文
例文
私が学生時代に力を入れて取り組んだことは部活動です。
中学から高校までテニス部に所属していました。
高校1年生までは、思うような成果を出すことができずに、テニスを辞めたいと考えることも多くありました。
しかし、テニスが好きだったこともあり、自主練を毎日3時間行い、試合がない休日には5時間の練習を行うことで高校2年生の最後の大会では準優勝と結果を出すことができました。
この経験から、何事もあきらめることなく努力を継続することで結果を残すことができることを学びました。
貴社に入社した際にも、多くの困難があると思います。
それらにくじけることなく、努力を重ねることで乗り越え、成果を残していきたいと考えてます。
まとめ
一般職のガクチカを作成する際のポイントを解説しました。
内容は理解できたでしょうか?
一般職は人気も高くどの企業でも採用は狭き門です。
アピールできるガクチカをしっかりと作成し、他者との差別化を図り、就活を成功させましょう。