【例文4選】ガクチカに成果がないときは?研究やアルバイトなどを題材に好印象を与える書き方を紹介!

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はじめに

「ガクチカを書かなきゃいけないけど、何を書いたら良いのかわからない」 「ガクチカに書けるようなことが思い当たらないのだけど、どうしたらいいの?」 就活で必要になる「ガクチカ」ですが、いざ書こうとしてもなかなかスムーズにいかない場合も多いのではないでしょうか。

本記事ではガクチカに書ける成果がないときにどうしたらいいのか、ガクチカを尋ねられる理由、ガクチカを魅力的に書くポイントや書くときの注意点などを紹介します。

この記事を読むことでガクチカとは何なのか、面接でよく聞かれる理由を知ることで面接官が魅力的に思うガクチカを書けるようになるでしょう。また、ガクチカを書く際の注意点についても知ることができます。

ガクチカで何を書いたら良いかわからない場合や、企業にとって魅力的なガクチカを書きたい場合はぜひ、こちらをチェックしてみてください。

そもそも「ガクチカ」とは?

「ガクチカ」というのは、「学生時代に力を入れたこと」を略した言葉です。

就活について調べると、ガクチカが特集されていることがよくあります。これは実際に就活している際に、企業の面接官から「あなたは学生時代に何に力を入れていましたか」と聞かれることがよくあるためです。

就活するなら、ほとんどのケースで聞かれると思っていた方がいいでしょう。いざ聞かれたときにスムーズに答えるためにも、あらかじめ考えておく必要があります。

ガクチカに書ける成果がないときは?

ガクチカを書くことになった際、スムーズに書ける人ばかりではありません。人とは違う経験や特別な何かを頑張ったことがない人もいるでしょう。

ここでは、ガクチカに書ける成果がないときにどうすればいいのか紹介します。ガクチカを用意しておくように言われても何も思いつかないような場合は、以下をチェックしてガクチカに書ける内容を探してみましょう。

ガクチカでは「過程」が重要

ガクチカでは誰もがすごいと思う体験や、目に見える成果や実績等がないと評価されないのではないかと考えてしまう方も多くいると思います。

しかし、ガクチカの評価は単に目立つ成果を挙げたことではなく、その過程と詳細をしっかりとアピールできるかどうかにかかっています。

例えば、「アメリカ留学」をガクチカとして言いたい場合では、留学の目的、行動、困難の克服、得られた学びを具体的に説明することが求められます。

「バイトリーダーになった」ということをアピールする場合も、そこに至るまでのプロセスや、個人として店舗の売上にどのように貢献したか等が評価のポイントになるでしょう。

したがって、ガクチカでは客観的な結果や事実だけではなく、その過程やそこで何を学んだのかという点をアピールするようにしてください。

成果はマストではない

とくに成果はなくても、学生生活で色々な経験をしたことや、アルバイトやボランティアをした経験や努力もガクチカのテーマにできます。

ガクチカは学生時代に力を入れたことを書く必要があるため、何も成果がなければ書くことがないとなりがちですが、企業が本当に聞きたいのは成果ではなくプロセスです。成果はなくても学生時代にどんなことをしていたのか思い出して、ガクチカを書いてみましょう。

失敗談をそのまま書く

ガクチカにおいては成果を求められているわけではないので、何に取り組んだのかどのようなことを学んだのかについてかければ良いです。

よって、失敗談はそのまま書いてしまっても良いでしょう。

ガクチカの評価ポイントは、モチベーションの源泉や価値観であり、必ずしも成功を収めている必要はありません。

ただし失敗談を書くときは、失敗した原因や失敗経験を活かせた場面を書く必要があるため、注意が必要です。

失敗談についてのガクチカを作成する際のポイントについては、下記の記事でより詳しく紹介しているので、ぜひ確認してみてください。

成果を盛る

これは全ての人におすすめできるわけではありませんが、本当にガクチカにおいて書くことがないという時は、見栄えを良くするためにある程度成果を持ってしまっても良いかもしれません。

ただし盛りすぎないことや嘘にならないように、「少しだけ、見栄えを整える程度」で、「話を調整する程度」にするようにしましょう。

この2点さえ守れていれば、嘘がバレることはなく、企業の対応担当者に対しても良い印象を与えるガクチカを作成できるはずです。

ガクチカを盛ることについては下記の記事で詳しく紹介しているので、しっかりと確認した上で、注意点を守って作成していきましょう。

「成果」と「結果」の言葉の違い

成果は自分が行ったことにより起こった基本的に良いことを指しますが、結果は自分が行ったことでどうなったのかを表す言葉であるため、良いことも悪いことも含まれるという違いがあります。

良い結果につながらなければ、成果にはなりません。しかし何か行動をしていれば、その結果は訪れます。そのため、学生時代を過ごして成果がない場合はありますが、結果がないということはないでしょう。

企業がガクチカを聞く理由

ここからは、企業がガクチカを聞く理由を5つ紹介していきます。

就活の際に多くの企業が「学生時代にどんなことに力を入れていたのか」を聞いてくることには、明確な理由があります。企業がどうしてガクチカを求めているのか理由を知れば、どんなガクチカを書けばいいのかわかりやすくなるでしょう。

人柄を知りたいから

企業がガクチカを聞いてくる理由の1つは、就活生がどんな人間性をしているのか、その人柄をある程度知りたいからです。

学生時代にしっかり何かに向かって努力していた就活生であれば、自社に就職してからも努力してくれるだろうと期待できます。何かに熱心に頑張った就活生であれば、その熱心さを仕事に向けてくれる可能性もあるでしょう。

また、しっかりとしたガクチカを用意してきた就活生であれば、自社に就職したい意欲が高いこともわかります。

価値観や考え方を判断できるから

ガクチカの内容によって、就活生の価値観や考え方を判断できることも、企業がガクチカに注目している理由の1つとなっています。

企業が就活生の価値観や考え方を気にするのは、就活生の持つ価値観や考え方が自社と合っているのかどうか、ミスマッチがないかを確認するためです。

就活生に内定を出して就職させても、自社とミスマッチがあればすぐに辞めてしまう可能性があります。早期退職を防ぐためにも、ガクチカで就活生の価値観や考え方を判断し、ミスマッチの少ない就活生を選びたいという企業側の事情があるのです。

論理的思考力があるか見極めたいから

ガクチカについて聞く際に、面接官はガクチカの内容がわかりやすいかどうかや就活生の話し方から、就活生に論理的思考力があるかどうかを見極めたいという目的で聞いていることもあります。就活生が目指す職種によっては、倫理的思考力が求められることがあるためです。

ガクチカについて面接官にしっかり伝わるように説明できるかどうか、その内容に齟齬はないかだけでなく、どんな風に話しているのか就活生の態度や話し方もチェックされています。

何を学ぶことができたか知りたいから

ガクチカを聞くことにより、面接官は就活生が学生時代にどんな経験をして何を学んでいるのかを知ることができます。今回のことに限らず、面接で話す際は成果よりプロセスが重要とされるのは、この理由のためです。

学生時代にしっかり努力をしていたら、その内容を知りたいと面接官は考えています。たとえ成果がなかったとしても、きちんと努力できる人材であれば、これからも成長していけるだろうと判断できるためです。

どんな点にモチベーションを得られるのか知りたいから

企業が就活生にガクチカを聞く理由の最後は、その人がどんな点にモチベーションを得られる人材なのかを知りたいから、というものです。

たとえば、とある就活生がゼミ対抗の学会コンクールにチームで出場し、優勝したとします。優勝する過程で困難に直面したとき、何をモチベーションにしていたのかでどういうことに頑張れる人材なのかを知ることができます。

優勝という目標に向かってチャレンジすることがモチベーションにつながったのか。または、資料づくりをしてその内容が周囲から褒められたときにモチベーションが高まるのかは人それぞれです。

そのモチベーションが業務内容に合致するものであれば、入社した後も業務からモチベーションを得て、活躍してくれることが期待できます。もし合致しなかった場合、早期に退職される可能性もあります。

企業としては早期退職することなく、自社でモチベーションを得て活躍してくれる就活生を求めているのです。

ガクチカの基本構成

ガクチカの基本構成というものはどのようなアピールをする際にも変わらないものなので、あらかじめ覚えておくと今後の就活を進めていく上で便利です。

この記事でマスターしてしまいましょう。

結論

とにもかくにも、まずは最初に結論から始めることが非常に重要です。

真っ先に結論を書くようにしましょう。

ここでのポイントは、例えば「私が学生時代に力を入れたことは野球です。

」と書くのではなく、「私が学生時代に力を入れたことは野球部で〇〇を目指し、〇〇に取り組みました」と書くことです。

結論を具体化することで、採用担当者は文章をイメージしやすくなります。

複数の文章を読まなければならない企業の採用担当者にとって、文頭で結論が述べられている文章は非常に読みやすく、魅力的な印象を与えられることでしょう。

背景

ガクチカの背景についても分かりやすく説明をしていくことが重要です。

ガクチカにおける背景は結論に対する補足をする部分であり、個人やチームでの取り組みや現状においてイメージさせやすいような内容を盛り込む必要があると言えます。

優先度が低い箇所ではあるため、文字数の指定が少ない場合は無理やり盛り込む必要はありません。

目標・課題

目標はや課題についてはガクチカにおいて非常に重要な部分なので、必ず明確にしておくようにしましょう。

ただ目標や課題について述べるだけではなく、目標の場合は「達成するためにどのようなことが必要だったのか」課題の場合は「どうしてそれが課題となったのか」と、課題に関わる要素なども一緒に説明することが非常に重要であると言えるでしょう。

結果までの過程が重視されるため、分析を詳しく行いどのように説明すれば簡潔に、相手にとって分かりやすく説明できるのか考え続けることが非常に重要であると言えます。

取り組み

ガクチカで最も重要な部分である、取り組みについても詳しく説明していきましょう。

目標や課題の部分で、分析したことにつながる取り組みについて詳しく書いていくのです。

ここが論理的に甘いと、さらに深掘りした質問をされる可能性が非常に高いので、しっかりと自分の中で掘り下げて説明していくことが重要です。

取り組みが複数ある場合は「〇〇のための施策を講じました。

1つ目は〇〇、2つ目は〇〇」のように書くと良いでしょう。

3つだと多すぎるため、強調したい取り組みに優先度をつけることが重要です。

また、文字数の指定が400文字以下など、少ない場合は2つ以上書いていると説明ができないので、1つだけに限定できるとなお良いでしょう。

成果

どのような成果が得られたのかについても、わかりやすく説明していくことが重要です。

成果がない人は「まだ成果は出ていない」と正直に述べてしまっても良いでしょう。

失敗談を書く人は「〇〇に取り組んだ結果失敗に終わりました」と端的に述べ、「その原因は〜」と分析することが重要です。

また、成果をある程度盛るなど、調整して説明する場合も、通常のガクチカと同じく、成果を書いていけば良いです。

取り組み前後で個人はどのように変わったのかについても詳しく書けるならば、より高い評価を受ける可能性が高いでしょう。

学んだこと

最後に自分が学んだことについて説明していきましょう。

どのようなことを学んだのかはガクチカにおいて最も重要な部分であるため、分かりやすく説明していくことが重要です。

取り組みと学んだことがズレていると、最後に違和感を与えてしまうため、取り組みと直結していることが一目でわかる学びについて述べると良いでしょう。

また、この学びをどのように就職後は活かせるのかについて説明できれば、企業のことをしっかりリサーチしている、モチベーションが高い人材であるとみなされる可能性も高いです。

入社後の意気込み

入社後の意気込みはガクチカの要素として必須ではありませんが、ガクチカの文字指定が多い場合や文字数が足りない際に加えると良い内容です。

具体的には、学生時代の経験から得た学びやスキルをどのようにして入社後に活かすかをできるだけ具体的に述べると企業からの評価にも繋がります。

単純に「入社してからも頑張ります!」といったようになんの根拠もなく意気込みだけを示すのは、あまり意味がありません。

なので、例えば「この経験から学んだコミュニケーションスキルを入社後も意識し、チームの連携を促進して組織に貢献していく」といったように具体的にアピールしましょう。

これにより、面接官も入社してからどのように活躍してくれるのかというイメージを鮮明にすることができます。

魅力あるガクチカを書くためのポイント

ガクチカに書く内容は、なんでもいいという訳ではありません。魅力あるガクチカを書くためには、いくつかのポイントを押さえて書く必要があります。

ガクチカの書き方がわからないという人だけでなく、魅力的なガクチカの書き方を知りたい人も、ぜひこちらをチェックしてからガクチカを書いてみましょう。

求める人物像を意識して書く

ガクチカを書く前に、企業がどんな人材を求めているのかを知り、求められている人物像を意識してガクチカを書くことが大切です。

企業には求めている人物像があります。どんな人物像が求められているか知るためには企業研究が欠かせません。まずはその企業がどんな商材を取り扱っているのか、どんな顧客がいるのか、営業手法やその企業にとって困難なことを知り、求められている人物像を見つけましょう。

課題が深掘りできている

課題が深掘りできているか、というのも、ガクチカにおいて最も重要とされる部分であり、ほとんどの要素を占めるので、しっかりと掘り下げて考えていく必要があると言えるでしょう。

どうしてその問題が生じたのか、その問題に関わる要素は何か、問題の原因となる要素にどうアプローチしたのかなど、掘り下げて考えていくことが非常に重要であると言えます。

思考力や論理性をアピールすることができ、あなたが就職後活躍できる人材であるということも併せて相手に印象付けることができるかもしれません。

課題や目標に対する行動がクリティカル

課題や目標に対する報道が適切であるかというのも、ガクチカにおいて非常に重視されるポイントなので、あらかじめ確認しておく必要があると言えます。

内定を獲得できているガクチカについて分析してみると、掘り下げられた課題への行動が論理的であり、的を得ていることが非常に多いです。

また、その行動を選択した理由まで明確に書かれていることが多く、なぜその人が行動したのかについて一目でわかるような構成になっていることも多いです。

例えば「売上が落ちている」という理由に対して「シフトを工夫し、稼働できる人数を増やした」というのは根本的な解決になっていません。

ただ人数を増やしているだけだからです。

一方で、売り上げが落ちていることに対して「集客人数が以前よりも減少していることが原因ではないかと考え、認知してもらうためにSNSで料理や店の雰囲気を発信し、客単価を上げた」「売上増加につなげるために、発信する内容も富裕層向けに工夫した」など、気づきや仮説、行動が一貫していることが非常に重要であると言えます。

構成がはっきりとしている

構成がはっきりしているガクチカも、多くの企業から高い評価を受けることが多いので、しっかりと構成はそれぞれ分けて、分かりやすく説明していくことが重要です。

構成がはっきりしていないと、読み手に伝わりにくく、書類審査の段階で落とされてしまう可能性も非常に高くなってしまいます。

今回紹介した結論や背景、課題、もしくは目標、行動、結論、学びの構成は作る上で鉄板となるため、必ず守る必要があると言えます。

ここをしっかり守れていないと、多くの企業から落とされてしまう可能性が高いので、分かりやすく説明していくことが重要であると言えます。

1文が40~50文字で収まっている

それぞれの文章が40文字から50文字、長くとも70文字以内に収まっていると、読み手が文章をより読みやすくなることでしょう。

あまりにも長すぎる文章は読み手が迷子になってしまい、あなたが伝えたいことが十分に伝わらなくなってしまう可能性も非常に高いです。

ここまで紹介してきた6つの構成を50字ずつで書いていくとちょうど300字になるため、40文字から50字に区切って伝えていくと非常に良いでしょう。

ガクチカを書くときの注意点

ガクチカを書くときには、いくつか注意点があります。ここからはガクチカを書くときに押さえておきたい注意点について紹介しますので、実際にガクチカを書き始める前にこちらをチェックしておきましょう。

努力したことと時間を使ったことを混同しない

ガクチカを書くときに、自分が努力したことと単純に時間を使ったことを混同して使わないようにしましょう。

ガクチカを書く際にはっきりとわかる経験が思い当たらない人は、学生時代にどんなことに時間を費やしたのかを振り返ります。その中で、目標に向かって頑張ったことや工夫したことがあれば、それらをまとめガクチカとして書くことができるでしょう。

しかし、明確な目標が無しに〇〇をよくやっていました、△△に時間を使っていましたというだけでは、面接官にガクチカとしては受け取ってもらえないかもしれません。

目標なくいたずらに時間を使ったことと、目標に向かって行動するために時間を費やしたことは、イコールではないためです。混同して書かないように注意しましょう。

嘘をつかない・誇張しすぎない

ガクチカでは自己PRが大切ですが、そうであっても嘘を書いたり誇張した内容を書いたりすることはしないようにしましょう。

ついつい自分を良くみせたいからと、悪気なくガクチカに嘘を書いたり誇張した内容を書いたりしてしまうことがあります。しかし、ガクチカに書いたことについてはこの後詳細を質問される可能性が高く、その際に嘘や誇張が露呈してしまう可能性が高いのです。

詳細を聞かれても困らないように、本当のことを書くことをおすすめします。

ガクチカの例文

ここからはガクチカの例文について本記事の内容を踏まえた上で紹介していきます。

自分がどのような題材にするのか考えた上で参考にし、質の高いガクチカを作成してください。

研究成果がまだ出ていないガクチカ

私が学生時代に力を入れたのは、ゼミの臨床心理学に関する研究です。

私が興味を持っていた、学校教育と臨床心理学を絡めたテーマは、教育学部が無い大学ということもあり、所属した研究室では前例がありませんでした。

これにより、教育と心理学を組み合わせる研究の手法が全く分からず、進めることができませんでした。

そこで、姉妹校の学会に足を運び、教育と臨床心理学を組み合わせた研究の発表を専門としている教授の話を聞き、実験手法を確立することができました。

これにより、実験を進めることができ、データの分析まで進めることができました。

まだ成果は出ていませんが、最終的には教育に臨床心理学を活かせるようになると考えています。

この経験により、問題を放置せず、行動することの重要性を学びました。

貴社に入社した暁にも、問題を放置せず、行動を続け、プロジェクトを成功に導きたいと思います。

研究成果がないガクチカ

私が学生時代に最も力を入れたのは、過去に前例のない新しい領域に新たなアプローチを試みる研究活動でした。

私の研究テーマは、あまり理解されていない新規性のある分野だったこともあって、途中で多くの予期せぬ問題やトラブルに直面しました。

結果的に具体的な成果にはつながりませんでしたが、研究の過程で柔軟な思考と適応能力を大いに発揮したと自負しています。

例えば、一つの方法がうまくいかない時、私は異なるやり方を試し、教授や研究室の仲間からのフィードバックも積極的に取り入れました。

この経験から多様な問題解決戦略を考える力を養い、状況に応じて計画を調整する柔軟性を身に着けました。

就職して直面するであろう多くの困難にも、この柔軟性を活かし、常に最適な解決策を模索しながら、会社の目標達成に貢献していきたいと思います。

解説

研究をガクチカにする場合は、研究結果を成果にする形が多いです。

しかし、成果が出ていないと書きづらいため、研究を行う上での課題に注目すると、学んだことまで繋げやすいです。

失敗談のガクチカ

私が学生時代に力を入れたことは、居酒屋のアルバイトで日本酒の売上を上げるため、接客に付加価値をつけたことです。

私が働いている居酒屋では複数の種類のドリンクを販売していますが、単価が比較的高い日本酒を販売したいという方針がありました。

しかし、特に夏場はビールの売上が高い分、日本酒が売れなくなってしまいます。

そこで、この問題を解決するために、夏休みの期間中に接客に付加価値をつける施策を試し、夏の期間の日本酒の売上を秋の日本酒の売上と同等にすることを目指しました。

日本酒の特徴や相性の良い料理を覚え、そして、ビジネス感を出さないように、お客様が2杯目を頼むタイミングで、雑談形式で日本酒を提案しました。

これにより、日本酒の売上自体は上がったものの、目標の数値まで売り上げを伸ばすことはできませんでした。

この原因は、考えを共有せず、私が一人で日本酒の提案を行っていたことにあります。

この失敗を通して、見通しの甘さを痛感し、周りを巻き込む重要性を学びました。

この学びはその後、長期インターンなどでも活かすことができており、周囲を巻き込む力を褒められることも増えました。

貴社に入社した暁には、この失敗を通して学んだことを活かし、貴社に貢献できるアイディアを思いついた際は積極的に共有し、ともに成長していきたいと考えています。

解説

失敗してしまったガクチカは、課題の分析・施策・学びの3つが非常に重要になります。

また、失敗からの学びをどのように活かしているかまで必ず書くようにしましょう。

これにより、具体的にあなたのガクチカがどのようにいかせるかが伝わりやすくなります。

アルバイトでの成果がないガクチカ

私が大学生活中に最も力を入れたのは、スーパーマーケットでのアルバイト経験です。

私は部活やサークルに所属していなかったので、その分アルバイトに力を注ぎました。

所属していた店は店長を除くとアルバイトのみで構成されており、従業員の急な休みや業務への意欲の低さが課題でした。

この状況を改善するため、私は正式にリーダーではありませんでしたが、同僚が業務に積極的に取り組むよう、率先してコミュニケーションを取る役割を自ら担いました。

具体的には、業務前のミーティングで励ましの言葉をかけたり、忙しい時間帯は積極的に先頭に立って作業を行い、モチベーションの向上を図りました。

これにより、目に見える数値的な成果は挙げられなかったものの、アルバイトスタッフの仕事に対する意識改革に貢献できたと実感しています。

この経験から、自分から積極的に行動を起こすことで、周囲の環境や人々を良い方向に導くことができると学びました。

この力を活かし、将来的にはどのような職場でもポジティブな影響を与えられるよう努力したいと思います。

解説

学生であれば、多くの人がアルバイトを経験していますが、お金を稼ぐことを目的に働いていた方が大抵ではないのでしょうか。

そのため、これといった成果なく、ガクチカとして執筆するのは難しいですが、アルバイト中に心がけていたことや、意識していたこと、褒められたことを振り返ってみると、何かしら、アルバイトを続けたフックやトリガーがあるはずです。

その部分を重点的に伝えましょう。

成果にこだわらず魅力あるガクチカを考えよう

ガクチカについて詳しいことを紹介してきました。ガクチカを書くときに、書けるような成果がないと焦る人もいますが、ガクチカで大切なのは成果よりもプロセスです。

企業がどうしてガクチカを聞いてくるのかを知り、その目的に沿ったガクチカを書ければ、魅力あるガクチカになることでしょう。ぜひこの記事のポイントや注意点を参考に、ガクチカを書いてみてください。

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