【アイデア勝負?!】ガクチカにタイトル?何を書けばいいの?

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

自己PRにおいてはタイトルは重要な意味を持っています。

広い視野で考えるとガクチカも自己PRの一環なので、タイトルが必要だと考える人もいるでしょう。

今回はガクチカにタイトルが必要なのかを確認していきますので、これからガクチカを作成するという人は確認してみると良いでしょう。

自己PRとガクチカに求められるそれぞれの意味を理解したうえで、ガクチカにタイトルが必要なのかどうかを考えれば、答えが見えてくるのではないでしょうか。

【ガクチカのタイトル】ガクチカとは

そもそもガクチカとは何か、ここを押さえておくべきでしょう。ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」を指しています。

この学生時代、というのは基本的に大学生時代のことを指しているため、これまでの性格や強みを伝える自己PRとは違い、自分が熱量もって取り組んできたことを伝えましょう。

タイトルの必要性

ガクチカを作成するならタイトルの必要性について学ぶと良いでしょう。

そうすれば、なぜタイトルが必要になってくるかわかるはずです。

人によっては、タイトルなんて気にせずとも、内容が伴っていれば問題ないと考える人もいるでしょう。

しかし、このような考え方をしているともったいないと言えます。

自己PRおいて重要になってくるタイトルは、秀逸であればあるほど、目を惹くことになります。

タイトルが秀逸な自己PRとそうでないものでは、読み始めたときの気持ちが全然違います。

タイトルに惹きつけられた自己PRならば、集中して読もうという気持ちにさせられるのです。

しかし、そうでない自己PRなら、適当な気持ちで読み始めるかもしれません。

このように考えれば、自己PRのタイトルがいかに重要かがわかるのではないでしょうか。

自分が読み手になって、興味深いタイトルとそうでないタイトルのときを想像してみると良いでしょう。

自己PR編

自己PRの場ですが、タイトルも自己PRの一環と言えるでしょう。

こう考えれば、自己PRにおけるタイトルの重要性がわかりますが、タイトルというよりかはキャッチコピーを付けるようなイメージが良いかもしれません。

キャッチコピーが素敵ならば、相手に名前や顔をすぐに覚えてもらうことができます。

自己PRのタイトルにも同様の意味がありますので、担当に顔を覚えてもらうためにも、素敵なキャッチコピーを付けられるようになるでしょう。

また、その内容を体現したような面白いタイトルを付けられるようになると、社会人になってからも役立つ可能性があります。

商品PRにもキャッチコピーというのは重要になってきますので、秀逸なタイトルを付けられるような学生は、企業側にも注目してもらえる可能性はあるでしょう。

重要なのはわかりやすいキャッチコピーで、一目見ただけで、理解できるような単純さを持ちつつも、インパクトのあるものが望ましいです。

 

ガクチカ編

ガクチカも自己PRの一環ですが、 純粋な自己PRとは異なり、タイトルを考える必要はありません。

企業側でガクチカを通して知りたがっているのは、その人の考え方などなので、タイトルだけではすべてを把握することができません。

そのため、ガクチカにおいては、それほどタイトルが重要ではないのです。

過去の経験からポテンシャルを測っていますので、タイトルでその量や質をアピールするのは限界があるでしょう。

また、相手は人間性についても深く知りたいと思っていますので、 どちらかといえばタイトルのような短い文章よりも、詳細が書かれた文章のほうが求められているのです。

 

見てるポイント

ガクチカとタイトルについて考える場合には、ガクチカをどのようにして見ているのかについて知ると良いでしょう。

企業側がガクチカに対して求めていることを知れば、ガクチカにどのような内容を書けば良いかがわかるはずです。

まず、 ガクチカは過去の経験からポテンシャルを測ることを目的としていて、努力の内容や質から人間性も見られています。

このようなものを見極めるのにはそれなりに文章量が必要になってきますので、この場合はタイトルについてはそれほど重要ではありません。

タイトルよりも内容を重視されるのがガクチカと言えるでしょう。

基本的にガクチカにタイトルは必要ありませんが、仮に付けたとして、内容に合致していない場合は、逆にマイナスイメージになってしまう可能性すらあるのです。

タイトルは不要

企業側がガクチカに求めていることを知れば、なぜガクチカにタイトルが不要なのかを理解できるのではないでしょうか。

ガクチカにおいては、すでにその人に興味を持って、選考しています。

そのため、相手の目を過度に惹きつけるという必要がなく、無理にタイトルを設定する必要がないのです。

すでに興味を持ってくれているので、ガクチカの内容についてはしっかりと目を通してもらえるでしょう。

むしろ、 あまりにもわかりやすさを追求して、必要な部分を削ぎ落としてしまっているほうが、マイナスになってしまいます。

タイトルに求められることとガクチカでは意味が違ってきますので、その意味をしっかりと理解することによって、上手に使い分けられるようになりましょう。

【ガクチカのタイトル】魅力的なガクチカを書くためには

ガクチカにおいてタイトルがそこまで重要ではない、ということがわかりましたね。

タイトルではなくて、内容で魅力的だと企業に思っていただくためにも、魅力的な内容を作成していきましょう。

ここからはまず内容作成における準備についてです。

過去の振り返り

ガクチカを書こうとしても、ガクチカを書くにはエピソードの準備が必要です。

そのエピソードを選ぶために、まずは自己分析を行い過去を振り返りましょう。

自己分析を行うことで過去の経験を振り返ることができるので、自分が何を伝えられるか候補を見つけ出すことができます。

自分ではそうでもない、と思っていることも周りから見たら立派なガクチカになる可能性があります。

そのた、まずは過去を振り返る、をやってみましょう。

 ガクチカに使うエピソード選定

候補を見つけ出すことができたら、ここからはエピソード選定です。

エピソード選定は1点注意が必要です。

それは、選んだエピソードが大学のものかどうか、という点です。

高校時代のエピソードを使ってはいけない、というわけではありませんが、高校のエピソードを使っていると、どうしても大学では何も頑張っていないのか?と思われてしまいます。

そのため、できるだけ大学のエピソードを活用しましょう。

高校のエピソードが自分にとってターニングポイントとなり、実績としても誰にでも伝わるようなものであれば高校のものでも構いませんが、大学のエピソードも求められる可能性はあるので、大学時代のエピソードも用意できると良いでしょう。

【ガクチカのタイトル】ガクチカの文章構成

エピソードの準備が出来たら、実際にガクチカを作成してきましょう。

ガクチカには文章構成の5ステップがあるので、それぞれ紹介していきます。

1ステップ目 結論を伝える

まずは結論から伝えましょう。

最初の文章が長すぎると相手に伝わりにくくなってしまいます。

「私は○○に力をいれました」など端的に伝えましょう。

2ステップ目 課題/目標を伝える

結論を伝えた後は、課題/目標を伝えましょう。

課題や目標があることで、何のために力を入れていたのかがわかりやすくなります。

どんな課題意識を持つ学生なのか、目標設定によって何をモチベーションに動く学生なのかを人事は判断することができます。

3ステップ目 具体的な取り組みを伝える

課題や目標の後は、具体的な取り組みを伝えましょう。

この際に「頑張りました」などの表現を使ってしまうと、抽象的であなたの頑張りは人事に伝わりません。

具体的にどのようなことを行ったのかを伝えましょう。

ただし、専門用語を使い過ぎてしまうとわかりにくくなってしまうので、専門用語の使いすぎには気を付けましょう。

4ステップ目 結果と学び

取り組みを伝えたら、その結果どうなったのか、どんなことを学んだかを伝えましょう。

課題や目標に対しての結果を伝えることで、あなたの努力が相手にも伝わります。

しっかりと自分をアピールしましょう。

5ステップ目 入社後

学びで終えずにもう1つ、入社後にどのように活かしていくか、をいれることで、入社後をイメージさせることができます。

これを伝えることによって、人事にこの学生が自社で働けそうか、マッチしているか、を判断することができます。

【ガクチカのタイトル】タイトルと文章の例文

結論、ガクチカのタイトルはあまり必要とされることもなく重要性も低いですが、学生が多く経験をしているアルバイトやサークルの経験を用いてタイトルの例と本文の例文を2つご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

アルバイトを用いたガクチカの例

タイトル:カフェのアルバイトで業務改善を行った経験

私が学生時代に力を入れた子とはカフェのアルバイトです。

カフェのアルバイトでは、忙しい時間帯の業務効率改善に向けて取り組んでいました。

忙しい時間帯は従業員でコミュニケーションが取れていないことが一番の課題でした。

そのため、それぞれの役割分担と、どのような連携が必要かをマニュアル化しました。

そうすることで、必要なコミュニケーションが無駄なく取れるようになり、スムーズに業務を進めることができるようになりました。

このことから、周りと協力して取り組むこと、問題をそのままにしておかずにしっかり解決に向けて動くことの大切さを学ぶことができました。

社会人になっても、常に周りの人とコミュ二ケーションを取り、問題解決に向けて取り組むことで成長し、貢献したいです。

サークル活動を用いたガクチカの例文

タイトル:サークル活動でイベントを運営した経験

私が学生時代力を入れたことは、国際交流サークルでの活動です。

このサークルでは、異文化交流イベントの企画と運営に携わりました。

合計100名に参加をしていただくために、サークルメンバー15名で企画を行いました。

まずはどのような企画があれば人が参加してくれるのか、を知るために、どんなことがイベントでできたら嬉しいかのアンケートをとりました。

そのアンケートをもとにイベントを企画し、そこから集客に向けて動きました。

集客に関してはインスタグラムや直接のアプローチなど各アプローチからの集客目標を定めて動きました。

これにより、目標としていた100名の参加を達成させ、イベントを成功させることができました。

このことから、何かを企画する際には実際のニーズを知ることだったり、どのようなアプローチが効果的か、とにかく事実を回収して検証を繰り返すことの大切さを学びました。

社会人になっても常に行動し続けることによって顧客の成功へ導いていきます。

まとめ

ガクチカにタイトルが必要かどうか理解したのではないでしょうか。

自己PRにおいてはタイトルは意味がありますが、ガクチカにおいてはあまり意味がありません。

すでに興味を持ってガクチカを見てもらうことができるので、必要以上に注意を引きつける意味がないのです。

また、ガクチカと自己PRの違いについてしっかりと理解しておくことは重要で、相手から投げかけられた質問をしっかりと理解できる言語能力のある人間だということをアピールできます。

逆に、ここで意味を理解していなく、必要のないタイトルをガクチカで設定してしまわないように注意しましょう。

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