HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
「ガクチカ・自己PRでサークル活動は使っても良いの?」
「そもそも企業側はガクチカ・自己PRで何を見ているの?」
「サークル活動で良いイメージを与えるガクチカ・自己PRの作り方を知りたい!」
このように、就職活動でガクチカ・自己PRに何を書こうか悩んでいる方もいるでしょう。
今回はガクチカ・自己PRに書く内容としてサークル活動がふさわしいのかどうか、そして書く際に注意しておきたいポイントを紹介をしていきます。
本記事を読むことで、サークル活動を使った好印象を与えるガクチカ・自己PRを作成できるでしょう。
サークル活動に一生懸命取り組んできた学生生活をエピソードにガクチカ・自己PRを書く際のポイントを徹底的に解説していきます。
さらに、そもそもガクチカ・自己PRにサークル活動は使えるのかやデメリットや注意点まで解説していきますので、この記事をよく読みガクチカ・自己PRの書き方を完璧に習得しましょう。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークル活動を題材にガクチカや自己PRは書ける?
「サークル活動をガクチカ・自己PRの題材にしても良いのか?」に関しては、書いても良いという回答になります。
ここで大切なのは、ガクチカ・自己PRで大切なことは題材自体ではなく、価値観や人柄、ポテンシャル、企業への適性などということです。
これらを企業に納得感を持ってもらうようにアピールすることが重要です。
そのため、サークル活動を題材にして、しっかりとアピールができれば問題ありません。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークル活動を題材にするメリット
サークル活動は、企業から評価される多くのことをアピールできます。
例えば、仲間からの評価やコミュニケーション能力などです。
また、面接官が容易にその状況を把握でき、入社後の振る舞いを想像しやすくなります。
チーム内におけるあなたをアピールしやすい
ガクチカ・自己PRには、自分の大学生時代の生活が集約されていると言っても過言ではありません。
ガクチカ・自己PRを話すだけで、相手にいろいろなことが伝わるのです。
たとえば、ガクチカ・自己PRを伝えることができれば、チーム内におけるあなたをアピールすることができます。
あなたはチーム内でどういった存在なのか、チーム内における重要度はどれくらいなのか、チームの仲間からは頼られる存在なのか、などなど色々なポイントをアピールできるのです。
チーム内には、どんなメンバーでもポジションというものがあります。
そして、会社、社会にも同様にポジションがあります。
このポジションというのは、意外に重要であって、サークル内でのポジションと会社内でのポジションには共通するものも多いです。
そのため、企業の人たちは、サークル内でのあなたを知って、企業内でのあなたを想像するのです。
こうすれば、あなたがどのくらい活躍できるかがある程度予測できてしまいます。
こう考えれば、ガクチカ・自己PRのアピールは、面接において非常に重要なポイントであることがわかるのではないでしょうか。
マネジメント経験をアピールしやすい
ガクチカ・自己PRのメリットは、マネジメント経験をアピールしやすいということです。
企業において、なんらかのマネジメントをする場合には、このポイントは非常に重要になってくるでしょう。
たとえば、スポーツ系のサークル活動をやっていて、質の高い練習メニューを組み上げて、サークルの成績を上げた。
これは立派なマネジメント経験になります。
また、イベントサークルなどで、自分がイベントを企画して、普段よりも多くの観客を動員したなどの結果も、あなたのマネジメント経験の賜物と言えるでしょう。
こういったマネジメントは、企業活動においても通じる部分がたくさんあるので、こういった経験をした大学生は、企業から見て頼もしいと感じます。
そのため、ガクチカ・自己PRをアピールしても、マネジメント経験とはなんの関係もないような事柄は避けたいところでしょう。
単純に楽しかったというエピソードを添えられても、なんの評価をすることもできないのです。
主体性やリーダーシップをアピールしやすい
サークル活動で代表的な役職についていた場合は、主体性やリーダーシップをアピールすることができるでしょう。
自分の考えを持って周りをまとめた経験は、企業側から見ると好印象に感じます。
また、今後社会人になった後も、周りをまとめながら自分の仕事に責任をもって取り組んでくれるだろうと予想することもでき、採用へ1歩近づく可能性もあるでしょう。
熱意を持ってアピールしやすい
大学生時代一番力を注いだのはサークル活動であるという方もいるでしょう。
そのような方にとっては、ガクチカ・自己PRでサークル活動を話すのが良いです。
なぜなら、一番話しやすく、そして内容を膨らませることができるからです。
また熱意をもって自分自身をアピールすることもできるでしょう。
企業側はあなたがどんな事に興味を持ち熱意をもって取り組んできたかを知ることで、自分の企業の考えとマッチするかを確認します。
そのため、サークル活動を頑張ってきた方にとっては自分の魅力について話すに最適な内容とも言えるのです。
入社後の社内でのポジションをイメージさせやすい
ガクチカ・自己PRでサークルのことを話すメリットは、自分のサークル内でのポジションを相手に伝えることによって、社会でのあなたのポジションを相手にイメージさせやすい点です。
このイメージが企業の貢献に直結するようなイメージであった場合は、採用される可能性はいっきに高くなります。
しかし、サークル内でのポジションが企業でのポジションに連動するということは、逆にマイナスイメージにつながる可能性もあることを踏まえなければなりません。
サークル内でいてもいなくても変わらないようなポジションだと思われてしまった場合、極端ですが企業には必要ないと切り捨てられてしまう可能性があるのです。
そのため、ポジションをイメージさせるといっても、ポジティブなポジションをイメージさせなければなりません。
面接官が状況をイメージしやすい
多くの面接官もあなたと同じような学生時代を送ってきた可能性があります。
そのため、サークル活動というのは面接官にとってもイメージしやすい経験談なのです。
またそのような経験談を話すことで、あなたがどんな人間なのかも理解しやすくなるでしょう。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークル活動を題材にするデメリット
サークル活動は企業から評価されることをアピールできる反面、他の就活生と題材が被りやすいという問題があります。
大学生活でアルバイトと並び経験することが多く、自分の強みや学びをアピールしやすいので多くの就活生が題材にするからです。
そのため、ガクチカ・自己PRの伝え方を工夫して、差別化しないと埋もれてしまいます。
サークル活動での出来事を詳細に伝えたり数字を用いるなど、面接官の印象に残る工夫をしましょう。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークル活動を題材にするときのQ&A
題材にしたいけど本当に良いのかと引っかかってしまう人に向けて、Q&A形式でその疑問に答えていきます。
根本的には、企業がガクチカ・自己PRで何を見ているのかに照らして考えることが重要です。
不安な点がある人は、以下の内容を確認して自信を持ってサークル活動を題材にしたガクチカ・自己PRにしましょう。
活動内容は重視される?
実は、サークルの活動には企業はあまり注目していません。
活動内容が特別である必要はないのです。
サークルの内容が重視されていないなら、逆に何が重視されているのか疑問に思うかもしれません。
企業は学生の人柄を知りたいのです。
そのため自分が何をどう頑張ったのかが伝えられれば何も問題はありません。
特別な活動内容でなくても、自身の努力が伝わればいいです。
役職に就いてなくても大丈夫?
ガクチカ・自己PRでサークル活動をするなら特別な役職についていないといけないように思われがちです。
しかし、先ほどもいいましたように企業は学生の人柄に興味があります。
何等か役職を持ってそれにおけるエピソードを話すことも有効ですが、別に役職についていなかったとして問題はありません。
自分なりに自分が努力したことを上手にアピールできるようにしましょう。
辞めたサークルの話でもOK?
辞めてしまったサークルの場合は、途中で逃げ出した印象を与えるので避けたほうが良いと思う方もいるでしょう。
しかしたとえ何かしらの理由で途中でやめてしまった場合でも、あなたが力を入れて取り組んだ経験があるようならば、その話をしても特に問題はありません。
大切なのは結果ではなく、その経験からあなたが何を学んだかです。
たとえ辞めてしまったサークルだとしても、あなたが人間的に成長したと思うエピソードがあればそれを使うのも良いでしょう。
飲み会の話はしていい?
サークル活動における飲み会は、ガクチカ・自己PRとしてきちんとアピールになっているのであれば問題ありません。
では、どのような場合がアピールとなるのでしょうか。
たとえば、飲み会の幹事をしていた場合です。
飲み会だとしても、サークル全員の人数を把握して予約するなど、管理能力が問われます。
それが、大人数のサークルになればなるほど、予約や場所決めは大変です。
幹事をこなす機会があったり、それが多かったりするとそれは立派なアピールポイントになります。
そのため、しっかりとガクチカ・自己PRのアピール内容としてつなげられるなら、ぜひ取り入れましょう。
管理能力というのは、どんな職業でも重要なスキルです。
それができる人は、重宝されますのでガクチカ・自己PRとしてうまくつなげてみてください。
ガクチカと自己PRの両方にサークル活動を使っていい?
両方にサークル活動を使うことに問題ありませんが、ガクチカと自己PRの題材が2つ以上ある人は避けた方が良いです。
サークル活動しかない人は、ガクチカと自己PRのアピールポイントや見方を変えれば同じ題材を使っても問題ありません。
例えば、ガクチカでは「リーダーシップを発揮して問題を解決した」ことを話します。
一方、自己PRでは「リーダーシップの中でも〇〇の能力に長けており、サークル活動の〇〇の場面でも発揮できた」と切り口を変えれば問題ないです。
つまり、企業へアピール内容が被らないよう注意が必要です。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークル活動のどんなエピソードが使われている?
実際にガクチカや自己PRで使われているサークル活動のエピソードを紹介します。
まずイメージしやすいのは、サークル代表やサークル立ち上げなどです。
他にも、新歓、イベント企画などの企画に携わったこともエピソードになります。
さらに、会計のようなサークルを裏方として支えたエピソードも使われます。
サークル(副)代表としての活動
サークル代表はチームを率いることにとどまらず、多岐にわたる活動を伴います。
サークルで生じている問題の改善やサークルの存続に必要な活動などが、エピソードに利用できます。
例えば、サークル活動へのメンバーの出席率が低いため活気がなく、それによりさらに出席率が下がる悪循環に陥っていた。
それをメンバーの意見を取り入れ活動日を変えることで解決したことなどです。
このようにして問題解決能力や協調性がアピールできます。
新歓
新歓のエピソードでは、役職に就いていなくてもアピールができます。
特にコロナ禍において新入生へのSNSを利用した認知拡大や、イベントの主催などをアピールする就活生が多いです。
リモート授業などで学生同士も対面する機会が減り、例年以上に知ってもらう工夫が必要でした。
そのような状況下でイベントを主催し成功させる難易度は高まりました。
このようなことから、魅力を簡潔にまとめ訴求する力があることがアピールできます。
サークル立ち上げ
サークルを一から立ち上げた経験をガクチカ・自己PRに書く人もいます。
サークルを立ち上げるプロセスには、メンバーを集める活動をする他にも様々な要件を満たして手続きをする必要があります。
このサークルメンバーの勧誘の方法や苦労、事務作業や大学の公認を得るための道のりを書いている就活生が多いです。
このようなことから、活動内容や方針、ビジョンなどを企画する力や大学窓口と交渉する力をアピールできます。
会計
会計はあまり目立たない存在かもしれませんが、サークル活動を継続するための大切な役割を果たしています。
会計担当は、サークル会費の徴収や適切な予算割り振りをするなどの役割を行います。
時にはメンバーに会費の徴収をして回ることもあり、お金を集めるという行為に相手からあまり良くない印象を持たれることもあります。
それでも、サークル活動を継続させる責任感から役割を全うし、資金管理の経験がアピールできます。
イベント企画
イベント企画では、合宿や大学祭への出店、ボランティア活動への参加などをエピソードとして使えます。
例えば、合宿を実施するにはメンバーそれぞれの意見を聞いて最も成果が出るであろう内容に決断する必要があります。
大学祭へ出店をする場合は、十分な準備をして成功を収めるためにスケジュールを立てることが大切です。
これらの経験からメンバーをまとめ上げるリーダーシップや計画性、行動力などがアピールできます。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】ガクチカと自己PRで企業がチェックしているポイントは?
ガクチカと自己PRでは、企業がチェックしているポイントが異なります。
この違いをしっかりと把握できていないと効果的なアピールができないです。
ガクチカと自己PRの共通項は、「論理的に伝えられているか」と「価値観」の2つです。
そのため、理論的な構成は守りつつ、自身の感情や考えがアウトプットされているガクチカ・自己PRの評価は高いです。
一方、ガクチカでチェックしているのは、モチベーションの源泉と経験から学んだことのアウトプット力です。
自己PRでチェックしているのは、自社で活躍できる人材かとアピール内容に再現性があるかです。
このような違いを理解して、質問の意図に的確に回答できるようにしておきましょう。
ガクチカの場合
ガクチカでは、何に行動のモチベーションを感じるのかをチェックしています。
それに加えて、経験から学びを得られているのかも評価ポイントです。
また、考え方の軸から価値観も評価の対象なので明確に示しましょう。
モチベーションの源泉
企業が、ガクチカ・自己PRを通して知りたいことの一つに、「あなたのモチベーション部分」があります。
あなたのモチベーションがどんなところで出るのかということを企業は知りたいのです。
どんな時にどのように頑張ることができるのか…それがわかるようなガクチカを伝えましょう。
たとえば、サークル活動でのガクチカ・自己PRを話すとします。
この場合、どんなサークルに所属していたかは、さほど重要ではありません。
運動系や学業系、さまざまなサークルがありますが、企業はそこを見てはいません。
それよりも、サークル活動を通して、何を学んだが、何を得たのかが重要です。
そのため、サークルでどんな活動をして、どんな困難があって、どうやって乗り越えたのかを伝えるようにしてください。
それにより、あなたのモチベーション部分が企業側に伝わります。
問題に直面したときの考え方
ガクチカでのエピソードからどのような課題や問題点を感じるかは、人により千差万別で人柄が現れます。
そのため、「問題として捉えた理由」や「解決までの考え方」などは、全員が同じではありません。
もし、同じような問題把握や解決手段を思いついても、「解決策を実行できる行動力があるか」などに違いがあります。
このような現状把握や問題提起、解決策に就活生の価値観が色濃く現れるため、企業は注目し評価しています。
学んだことのアウトプット力
まず重要なのは、ガクチカの取り組みから何を学んだのかを客観的に分析できているかです。
単に、取り組みの内容と結果を伝えるだけでは不十分ということです。
どのような意義を感じたのかや他の場面でも実践し生かせる学びとして適切にアウトプットできているかを企業は評価しています。
そのため、自分自身で何を学んだのかを深掘りしておく必要があります。
このプロセスを通じて、学んだことのアウトプット内容が明確になります。
自己PRの場合
自己PRの場合はスキルや知識のレベルよりも、自社との相性が良くて活躍が期待できる人材かをチェックされます。
そして、再現性のある強みを持っていて入社後も発揮できるかの評価をしています。
自社で活躍する人材か
自己PRでは自社で活躍できる人材かのチェックをされます。
ここでの活躍できる人材とは、スキルの高さや知識の豊富さではありません。
企業の経営理念や社風を理解し、それに共感できる人であるかです。
どれ程優秀な人材でも企業の環境や社風に馴染めないと、本来の力が発揮できないからです。
そのため、志望する企業で活躍する社員の特徴を、OB訪問や企業HPなどから「求める人物像」を特定します。
それに合わせた強みをアピールすることが高評価につながります。
また、入社後にどのように生かせるかという観点でも測られます。
再現性があるか
企業は自己PRで述べられている強みに再現性があり、入社後も発揮できるかどうかを見極めています。
ときには、「〇〇という強みは他の場面でも発揮できていますか?」と直接的に聞かれることもあります。
これは、学生時代だから発揮できた強さであれば、仕事で同様に活躍できるか不明瞭なので再確認しているのです。
企業から評価される内容にするためには、題材の深掘りと自己分析を行い、本質的で再現性のある強みを伝えましょう。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】ガクチカ・自己PRの書き方をチェック!意識すべき5つのポイント!
ガクチカ・自己PRを作成する際に、いきなり文章を書き始めていませんか?だとしたらいったん手を止めてください。
面接官の心に響き、面接官を納得させるガクチカを作成するためにはポイントがあります。
文章を作る前に、まずは以下の5つのポイントを意識してください。
ポイント①:まずは「伝えたいこと」を明確にする
ガクチカ・自己PRを考える際に最も重要な事は「伝えたい事を明確にする」です。
当たり前と思われるかもしれませんが、就活生のガクチカ・自己PRを見てみますとこのポイントがあいまいなもの。
読んでみても「結局何が言いたかったのかなぁ…」なんて事は珍しくありません。
そうなってしまう原因は「テーマがあいまいなまま文章を書き始めているから」です。
うっすらとテーマを決め、それとなくエピソードを決めて書き進んでいるうちに、だんだんと元のテーマからズレてしまい…。
こんな状況になってしまっても書いた本人はズレに気付きにくいものです。
幸いにしてズレに気づいたとしてもどこをどう修正すれば良いのかわからず、手を付けられなくなってしまいます。
当然ですが、それをそのまま提出したところで採用担当者には伝わりません。
上記のような事が無いようにするためにも、まずはガクチカの柱となるテーマを明確にしてください。
なお、テーマを考える際に色々と盛り込みたいという気持ちになるかもしれませんが、一つに絞り込みましょう。
その方が文章も書きやすくなりますし、採用担当者の理解も得やすくなります。
そもそもガクチカは「成果」について直接的に評価するものではありません。
そこに至るプロセスや文章力などからあなたの人となりを探ろうとするものです。
ポイント②:伝えたい事をサポートしてくれる「具体例」を用意する
ガクチカ・自己PRを作成する際に具体例は欠かせません。
例えば「野球サークルで練習を頑張りました」とだけ言われても、採用担当者としては「はぁ、そうですか…頑張りましたね…」以外の感想を持ちようがありません。
当然ながらそれではガクチカ・自己PRとしての意味を全く持たない事になります。
そこで具体例の登場です。
「野球サークルの全国大会出場を目指し、日々練習を重ねてきました。 結果としては、予選大会の準決勝敗退です。 残念ながら夢はかなわなかったのですが、我々の強みや改善すべき点はずいぶんと明確になりました。 来年には後輩が夢をかなえてくれると信じています。」
以上のようなガクチカ・自己PRでは、かなりハードな練習を続けてきた事が想像できますし、この人の人となりもそれなりに見えてきます。
このように具体例を入れる事によって、相手に伝わりやすくなりますし、信憑性にもつながります。
また、そこから人となりについて様々な事が想像されるため、あなたへの興味もアップするというわけです。
なお、ポイント①で考えた「伝えたい事」と、ポイント②で考えた具体例がしっかりとかみ合っている必要があります。
これがかみ合っていないと、面接官には伝わりません。
ポイント③:「得られた結果」を明確にする
ガクチカ・自己PRでは「得られた結果」も重要です。
例えば「フットサルサークルで学生リーグ制覇を目指し練習を続けた」とだけ言われたら、結果が気になりますよね。
ここに「準優勝を果たした」であったり、「残念ながら一回戦敗退したものの、相手チームは優勝した」といった話が加わっていれば読む側も納得です。
学生時代に力を入れた事ですから、その結果として何が得られたのかも大切です。
成果についてもしっかりと明確にしておきましょう。
ポイント④:「読む人の事」を意識して文章を書く
ガクチカ・自己PRを作成する際、「読む人の事」をしっかりと意識して文章を作成するようにしてください。
例えば学生時代にマイナースポーツサークルでの活動に力を入れたとします。
そしてガクチカ・自己PRには「〇〇(競技名)に力を入れました」とだけ書かれていたとしたらどうなるでしょう?
ここで世間一般に「〇〇」という名前が浸透していなければ、スポーツを頑張った事すら伝わりません。
読む人の事を意識するのであれば「マイナーなスポーツではありますが〇〇に力を入れました。〇〇とは…」とスポーツに関する説明まで書くはずです。
これならば読み手の心にスッと入るものです。
ポイント⑤:「面接で使われる」ことも意識しておく
ガクチカ・自己PRに書かれている内容は面接で突っ込まれる事もしばしばあります。
「大学時代にボランティアサークルでの活動頑張ったとありますが、どんなボランティア活動か教えてください」といった具合です。
その質問に対してはおそらくすんなりと答えを出す事ができるはずです。
そこで会話が盛り上がれば、面接の雰囲気は良くなり、好印象を与える事にもつながって行きます。
面接官に突っ込まれるか否かは、面接官に興味を持ってもらえるか否かです。
せっかくですから「面接官の興味をそそる」ガクチカ・自己PR作成を心がけてみてください。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークル活動で好印象のガクチカを作成するコツ
サークル活動についてガクチカ・自己PRを作成し、好印象を獲得するにはどのようなことを意識すればいいのでしょうか?
ガクチカ・自己PRは、自分の人柄をアピールすることが大切です。
そのため、自分らしさが十分に伝わるように好印象を獲得するコツをお話します。
3つのポイントに分けて説明していきますので、参考にしてみてください。
結論は最初に明示
ガクチカに関わらず、エントリーシートや面接のどの場面でも、結論を最初に明示することは好印象を与える大きなポイントになります。
結論を最初に伝えることは常に意識するようにしましょう。
ガクチカで結論を最初にアピールすることには意味があります。
結論を最初に明示しないままエピソードなどをアピールするケースを考えてみてください。
最初から今までの経験について話すと、企業は学生の話の軸が見えずに話の重要ポイントを理解しないまま漠然と聞くことになります。
あなたの話の要点がわからないまま、話がすすみ、集中力も切れてしまうでしょう。
そうなると企業にあなたの魅力が伝わりません。
結論やポイントを先に明示しておくことで、企業はあなたが何に関するエピソードを話し、どこが話の要点なのかを理解することができます。
あなたの話の道筋を提示し、理解しやすい構成を作ってあげましょう。
結果より過程を重視した説明
企業は功績や経歴よりも、努力した過程を重視します。
これは、人柄が努力した過程に表れやすいことが理由です。
経歴や功績はあくまで過去に過ぎません。
企業に入社後、過去の功績や経歴は意味を成しません。
入社後大事になるのは、どのように課題を解決するのかという人柄の部分なのです。
そのためガクチカでは過程を重視して具体的に自分の人柄を理解してもらうようにしましょう。
企業に貢献する意思を示そう
就活においては、どうしても内定をもらうことをゴールとして設定しがちです。
しかし、内定をもらえると今度は実際に企業の一員として働きだすことになります。
企業はあなたが自社の一員として貢献してくれる人材かどうかを見極めているのです。
自分からい企業に貢献する意思を示すと、企業もあなたと働くことが想像しやすくなります。
また、自分から積極的に入社後のことを話すと、入社意欲もアピールできますから、ぜひガクチカは企業に貢献する意思を示して終わるようにしましょう。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークル活動をガクチカで話す際の注意点
サークル活動をガクチカで話す際、ただサークル活動で起こったことを話すのではありません。
サークル活動の何を話すかがとても重要となります。
企業側が知りたいこととあなたが話したいことにズレが生じてしまうのを防ぎましょう。
まず、1つ目は、「サークルの活動内容は重要ではない」ということです。
2つ目は、「あなたの人柄をアピールする」ということが挙げられます。
3つ目は、「あなたが成長したことで得たことをアピールする」ということです。
この3つについて、詳しくご紹介します。
サークルの活動内容は重要ではない
企業は、あなたのガクチカにおいてサークルの活動内容を知りたいわけではありません。
あなたがサークル活動において、何を成し得たかを知りたいのです。
そのため、ほかの人が経験していないようなサークル経験をアピールする必要はありません。
興味を持たれることはあっても、そうした経験が直接あなたの評価につながるわけではないのです。
先述した通り、企業がガクチカであなたを見るポイントに「あなたのモチベーションがどんなところで出るのか」、「ガクチカで学んだことを仕事に活かすことができるか」という点があります。
この2つを満たすようなアピールをする必要があるのです。
そうなると、サークルの活動内容が重要ではないことはご理解いただけると思います。
あなたの人柄をアピールする
企業は、あなたのガクチカを通して、あなたがどんな人間なのか知りたいと考えています。
あなたがどんな考えで何をなぜ行ったのかということを知りたいのです。
そうすることで、企業側も自社の社風に合っているのかを判断することができます。
そのため、あなたの人柄がわかるようなエピソードをガクチカに取り入れてください。
たとえば、サークル内で揉め事があって、それをあなたが解決したとします。
「サークル内の空気が悪くなることが良くないと判断したので、2人から詳しく話を聞きました。
どちらの意見も良い面と悪い面があると思ったので、その折衷案を2人に出し、双方納得の話し合いができました。 そのおかげで、サークル内の空気も良くなり結果も出すことができました。
その2人には、今でも感謝されています。」
以上のような文章にすると人柄が出るでしょう。
あなたが成長したことや得たことをアピールする
企業は、ガクチカを通して何を学んだのか、そしてそれを入社後にどう活かしていくかを知りたいと考えています。
ガクチカで学んだこと、得たことを知ることで、その人の成長を知ることができます。
企業は、あなたの人柄やモチベーションなど、とにかくあなたがどんな人間なのかを知りたいと考えています。
それを知ることによって、自社に貢献できる力があるかどうかを判断するのです。
企業も、せっかくなら自社に少しでも貢献し、長く勤めてくれる人を採用したいと考えます。
その判断材料として、ガクチカでの経験を聞くことは必須なのです。
また、企業は、それに伴いどう成長したのかも知りたいと考えています。
成長具合を知ることで、自社に入社してからどう成長する可能性があるのかも予測することができるのです。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークルの話をガクチカで伝える際のおすすめの構成
サークルの話をガクチカで伝える際のおすすめの構成を紹介します。
結論をアピールして、その理由を紹介する方法もあります。
また、問題を提起して、それに対して、どういう行動を取ったのか、その結果、どのような成果を得られたのか、というように順序立ててアピールする方法もあるでしょう。
こういったエピソードをいくつか用意しておけば、就活の際に非常に役立ってくれます。
結論:私が学生時代に頑張ったことは〇〇のサークル活動です(アピールポイント)
サークルの話をガクチカで伝えるのにおすすめの構成は、結論から話して、そこに理由を付け加える方法です。
サークル活動における結論とは、自分が学生時代に頑張ったことは○○のサークル活動ですという部分になります。
これがアピールポイントになってきますので、しっかりと相手に意識させることが重要になってきます。
理由:なぜならば、〇〇で××ということがあったからです
サークル活動を頑張ったというのは良いですが、どのように頑張ったのか伝えなければなりません。
単純にサークル活動を頑張って、楽しかったというのであれば、単なる感想文にしかなりません。
どのような経験をしたからこそ、このサークル活動を頑張れたという内容にしなければ、相手に響くことはないでしょう。
具体的には、○○で○○ということがあったので、○○のサークル活動を頑張りました、という内容にします。
たとえば、○○のサークル活動でリーダーを任されたので、サークルに参加する仲間たちに良い思い出を作ってもらいたいと頑張ったというケースもあるでしょう。
エピソード:私は〇〇で××をしていました
ガクチカでサークル活動を頑張ったことを伝えたいなら、サークルに関するいくつかのエピソードを用意しておきたいところです。
サークル活動のエピソードにも起伏がほしいところで、単純に頑張った、単純に大会で優勝した、などでは足りないでしょう。
サークル活動をするうえで、どんな問題が発生し、その問題に対して、どんな解決策を導き出したのか、その結果、どのようなことがサークル活動に起こったのか、というように順序立てて相手に伝えたいところです。
問題:その経験で〇〇という問題に直面しました
これは非常に重要な部分です。
サークル活動をしていて、なんらかの問題に直面したエピソードでなければ、とても平坦な物語になってしまいます。
ガクチカでサークル活動のエピソードを紹介するメリットは、サークルでの活動を通じて、あなたが会社に必要なのかどうかの判断基準になるからです。
そこで重要になってくるのが、問題解決にどういった対応をする人間なのかという部分なのです。
たとえば、サークル活動のリーダーをしていて、サークル活動のチームワークに亀裂が走ってしまう、これもあなたの力量が試される問題だと言えるでしょう。
これに対する、問題解決行動をしっかりとエピソードにすることによって、相手に自分をアピールすることができるというわけです。
行動:私は〇〇と考え××を行いました
ココも重要なポイントです。
問題に対して、どのような対策をする人間なのか、ということが試されているわけですので、ここでしっかりとアピールすることができなければ、採用は難しいと言えるでしょう。
問題に対して、どう向き合えるかは企業では非常に重要です。
問題を解決できれば、企業の成果につながるわけなので、企業の生命線と言える部分でもあります。
そのため、ここでは、「私は○○と考え、○○を行いました」というような文章を企業の目線を踏まえたうえで紹介すると良いでしょう。
結果:その結果〇〇となり××に大きく貢献しました
問題に対して、自分なりに行動した結果、どのようなことが起こったのか結果をアピールします。
ここは当然、ポジティブな内容にする必要があり、○○した結果、○○となり、○○に対して、大きく貢献することができた、というような内容にすると良いでしょう。
○○に貢献したという部分は、そのまま会社への貢献と置き換えてみてください。
こうして考えれば、自分の行動が会社にとって役立つということをアピールすることができるのです。
社員は企業に貢献することが第一なので、ある意味では、1番重要なポイントだと言えるかもしれません。
結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております
先程から、サークル活動を企業での活動に置き換えてアピールすることが重要だと言っています。
その理由がこの結論の部分です。
サークルでのエピソードは、最終的にはその経験が企業に対してのどのような貢献につながるのかという部分につながっていくのです。
そのため、結論の部分は、「サークルでの○○の経験が、企業での○○ということに役立つ」というアピールをする必要があります。
あなたが企業に役立つということを明確にイメージさせることができれば、いっきに採用の可能性は高まるでしょう。
いうならば、これまでの段階は、結論に至るまでの布石なのです。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークル活動を題材にしたガクチカの例文
前章ではガクチカ作成のポイントについて解説してきましたが、続いては具体的な例文をご紹介していきたいと思います。
サークル活動自体はもちろんのこと、サークル活動での役職、そして新歓コンパといったイベントをテーマとしています。
例文①:スポーツ系サークルでの広報活動をガクチカに活かす
大学で最も力を入れていたのが、バスケットサークルでの広報活動です。
私が所属していたサークルは全国大会出場実績もある強豪として知られていました。
しかし、私が入った直後にメンバーが減ってしまい、活動自体が困難というレベルにまで落ち込んでいました。
そこで、バスケットの練習はもちろんなのですが、サークル活動自体を盛り上げる事も大きなテーマとなり、私はメンバーを増やす事を担当しました。
そこで行ったのがブログによるサークル活動の紹介です。
過去の戦績、日々の練習、コンパなどの様子を伝える事にしました。
またブログを宣伝するためにはSNSでの発信も行いました。
その活動を1年間行った結果、多くの新入生がサークルに興味を持ってくれ、今では100人規模となっています。
この経験から、計画的に物事を進め、実行していくことの大切さを学びました。
例文②:文化系サークルでの代表の活動をガクチカに活かす
私は国際交流サークルの代表をしていた経験があります。
国際交流サークルは、学校内の留学生と交流がメインの活動内容です。
また大学側が支援してくれる留学制度を使い、毎年夏に1度ホームステイを行い、その経験をもとに国際交流について討論なども行っていました。
しかし私が代表を務めた年は昨今のコロナ禍で、例年の活動をすることが難しくなってしまいました。
しかしここで諦めるのではなく私は他の方法で国際交流ができないかと思い、皆から意見も出してもらいながら新しい方法を模索しました。
そこで、私は学校側にも協力をしてもらい協定を結んでいるカナダの学校にも呼び掛けてもらい、オンラインでの国際交流を行うことに成功しました。
その結果現在では、カナダの大学で日本に興味がある方とオンラインで交流ができています。
何事も壁にぶつかったとしても、新しい方法を考え行動することの大切さをこの経験から学べました。
例文③:会計係の役職をガクチカに活かす
私が最も力を入れていたのがサークル活動での会計係です。
初めは軽い気持ちで引き受けたのですが、想像以上に大変で、神経を使う仕事に驚かされました。
一円のミスも許されない反面、学生同士の気楽さで、部費を滞納するメンバーも少なくないからです。
一度大きなミスを発生させてしまい、サークル全員に迷惑をかけてしまった事もあります。
けれど、それをきっかけとして、会計管理の方法を見直す事になりました。
一番問題だったのが、お金の流れとそれを記録するタイミングとの時間差です。
そこで、サークル全員でカレンダーを共有する事になりました。
部費を徴収するタイミングも分かりやすくなりましたし、受けっとたタイミングでそれを記録します。
そのほか、支払いに関しても、発生するたびにそれを記録します。
スマホで記録できるため、タイムラグが発生してしまう事もほとんどありません。
万が一モレが合っても、部員全員でチェックができるため、誰かがミスに気付いてくれます。
ミスを生み出さないためには仕組みづくりと、チェックする仕組みの両方が大切という事を実感しています。
例文④:新歓コンパなどのイベント企画をガクチカに活かす
大学時代の大きな想い出の一つにサークルでの新歓コンパを企画したときの事があります。
そういったイベントの幹事をするのが初めてだったため、何をどう手配すればよいのかすらわからない状況でした。
先輩に相談してみたところ「未経験ならではのイベントを考えてみてよ。」と言われてしまい、ますます悩んでしまう事に。
ですが、同時に言われた「失敗しても大丈夫だから」の一言を信じ、とにかく考えてみることにしました。
思えば、私がサークルに入った時の新歓コンパはボーリングをした後で、同施設のレストランで食事を楽しむというものでした。
確かに面白かった記憶もあるのですが、席が固定されており、遠くの人と喋れずに残念だった事も思い出しました。
そこで、流動的に楽しめる「立食パーティー」を企画する事になりました。
とはいえ予算も限られていますし、ホテルなどを使うワケにはゆきません。
そこで大学内の施設について調べたところ、多目的ルームを見つけ出しました。
もちろんサークルでの利用も可能です。
ただし、新歓コンパで使う例はなかったようです。
管理していた自治会に連絡をしたところ、イベントの趣旨を理解してもらえ、幸いに新歓コンパでの利用も認められました。
結果としては大盛り上がりの新歓コンパとなりました。
流動的に話ができるという事と、コンパ後には皆で大掃除をする(決まりでせざるを得ない)事で、一体感が生まれ一気に打ち解けます。
それ以来、その場所での新歓コンパは伝統となっています。
「新しい事にチャレンジする楽しさ」を覚えた事は私にとっての大きな財産です。
例文⑤:役職がなくても積極的にサークルに働きかけた経験をガクチカに活かす
サークル活動で私が心がけたのは、多くの人の意見を聞くということです。
私はサークルは代表や幹部だけで作り上げるものではないと思っています。
私自身サークル在籍中に役職についた経験はありません。
しかしそんな私だからこそ、最上級生になった際は下級生などの意見に耳を傾け、その意見を幹部に伝えるようにしました。
時には下級生が私たちの意見や考えに反発をするようなこともありました。
その際は私が双方の真ん中に立って話をまとめることができました。
私はこの経験で常に視野を広くすること、そして周りの意見を聞くということの大切さを学ぶことができました。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】自己PRでアピールできる強み
自己PRにサークル活動を選ぶ人は多いため、よりわかりやすく印象に残るアピールにするには、まずアピールできる能力を整理する必要があります。
実際に「サークル活動は確かに頑張ってきたけれど、自己PRとしてどんな能力をアピールすれば良いのだろう」と悩む人は多いでしょう。
自己PRを通じて自分自身の能力をアピールすれば、ES・面接で自分自身の評価を高めるきっかけになります。
企業は自社で活躍してくれる人材を求めているため、自己PRでは、活躍に期待できる能力をアピールすることが重要です。
なお、サークル活動でアピールできる能力は、次のものが主に挙げられます。
・リーダーシップ
・コミュニケーション能力
・継続力
・企画力
・チームワーク
いずれも社会人として会社に貢献するうえでは、業界問わず重要な能力といえます。
サークル活動という自己PRを通じて上記の能力を養ってきた自信がある人は、積極的にアピールしてみましょう。
では、上記のサークル活動でアピールできる能力を一つひとつ解説していきます。
リーダーシップ
サークル活動のなかで何らかのリーダー的ポジションを担ったことがある人は、自己PRでサークル活動に触れ、最終的にリーダーシップをアピールすると良いでしょう。
たとえば、サークル活動におけるリーダー的ポジションは以下が挙げられます。
・代表
・副代表
・サークル内イベントの幹事
・合宿係
・学園祭係
・新入部員の案内係
このようにサークル活動においてリーダーシップを発揮できる役割は、代表や副代表だけではありません。
したがって、自分では意識していないところで、リーダーシップが鍛えられていることは意外とあるものです。
社会人として企業で勤めるようになれば、年次が上がるにつれてプロジェクトリーダーなどを任されることは増えていきます。
そういった場面ではサークル活動で培ってきたリーダーシップが、多かれ少なかれ役立つでしょう。
自己PRとしてアピールする際は、リーダーシップは高評価につながりやすい可能性があります。
コミュニケーション能力
自己PRでサークル活動を選んだときは、アピールできる能力としてコミュニケーション能力に自信があることを積極的に伝えるのも良いでしょう。
基本的にサークル活動は、複数人のグループでおこなうものです。
個人プレーで完結するものは少ないため、周りの人とは積極的にコミュニケーションを取ることが求められます。
さらに他校や地域の人との交流が多いサークルなら、なおさらコミュニケーション能力は鍛えられます。
サークル活動を通じて培われたコミュニケーション能力は、業界・職種問わず活かせるものです。
たとえば「活動率の低い人に積極的に声掛けをした」などのエピソードに触れ、問題を解決に導いた経験をアピールできると効果的です。
継続力
サークル活動を自己PRに選ぶときは、継続力をアピールするのもおすすめです。
大学から始めたとしても、サークル活動は約4年も続けてきたことになりますし、小中高大…と続けてきていることならより高い継続力をアピールできるでしょう。
実際に、同じことを長く続けることは楽なことではありません。
楽しい気持ちだけでは物事を長く続けることはできず、続ける過程では、必ずつらいことや苦しいことがあるものです。
継続力の高さを伝えれば、そういったつらく苦しい経験を乗り越えたうえで、物事をやり遂げる力があることもアピールできます。
つらいことにも耐えながら続けてきた継続力は、社会に出てからも業務のなかで活かされるものです。
自己PRだけでなく、面接やESにおける頻出質問である「挫折経験」としても、継続力はアピールできるでしょう。
企画力
自己PRでサークル活動を選んだときは、アピールできる能力として企画力も挙げられるでしょう。
合宿や学園祭、親睦会などで幹事を担っていた人は、自然とイベント企画をまとめる力が鍛えられているものです。
積極的に企画に参加する姿勢はもちろんのこと、アイデア力なども培われているといえます。
社会人になってからも、企画力が求められる場面は多々あるものです。
特に企画部門を志望している場合は、良いアピール要素になることは間違いありません。
ほかの学生に差をつけるポイントになるため、サークル活動を通じて企画力を高めた経験は積極的にアピールしましょう。
なお、その際は具体的にどのような企画を出したり運営したりしたのか、明確に伝える必要があります。
チームワーク
サークル活動を自己PRに選ぶ場合は、チームワークや協調性の高さをアピールできる能力にするのも良いでしょう。
複数人で活動するには、チームワークは欠かせない要素になります。
組織のなかで円滑に物事を回していくには、自分のことだけを考えるわけにはいきません。
周りをよく見て状況判断し、チーム全体がどうすれば良い方向に進むのか考える必要があります。
そのためサークル活動で積極的にメンバー同士連携を取ってきた人は、チームワーク・協調性を社会に出たあとも活かせるはずです。
社会人になっても、チームワークの大切さは当然変わらないものです。
会社は個人のみではなくチームで動くことがほとんどのため、チームを気遣って行動する能力は必ず役に立ちます。
たとえば、黙々とパソコンに向かうだけと考えられがちなIT業界やクリエイティブ業界などでも、チームでの連携・細かい報連相は欠かせません。
したがってチームワークや協調性は、どのような業界・職種でも重視されるといえます。
サークル活動を通じてチームワークが鍛えられたと感じているなら、ぜひそのエピソードを自己PRに加えてアピールしていきましょう。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークルの話を自己PRで伝える際のおすすめの構成
これまで説明してきた方法で自己PRに使うサークルの題材を準備できたとしても、正しく伝えなければ企業からの評価を得るのが難しいです。
次の構成を守り、企業に刺さる自己PRを作成していきましょう。
結論
まず初めに結論から伝えます。
結論を把握してもらうことで後に続く文章から結論を探る必要がなくなり、内容に集中できる効果があります。
このとき、結論を「私の強みは〇〇です。」と明確に書き、さらにインパクトのある言葉に具体的に言い換えて印象に残るようにします。
例えば、「私の強みはリーダーシップです。」というのを「私の強みは、問題解決のために周りを巻き込めるリーダーシップです。」と言い換えるなどです。
培った背景
次に培った背景を書いていきます。
ここは、結論に対し納得感を出すための重要な部分です。
なぜ、〇〇が強みと主張できるのか理由を端的に述べます。
ここでしっかりと説明することで、採用担当者が結論が妥当と感じるようになります。
例えば、「この強みを培った背景は、小学校の頃から青年海外協力隊で先頭に立って問題解決に取り組んできたためです。」などです。
具体的な背景や経験から強みと感じるようになった経緯を伝えます。
発揮したエピソード
次にサークル活動で発揮したエピソードを書いていきます。
自己PRに使うエピソードは、必ずしも問題に直面しそれを乗り越えた経験を書く必要はないです。
それで考え込んでしまうなら、自らの強みを生かし目標や課題を達成したことを書いても良いです。
全ての就活生にドラマチックなエピソードがあるわけではないです。
それよりも、具体的に詳細を伝え状況を想像しやすくしたり、目標や期間を数字を使って表すことで難易度や達成度を理解してもらう方が大切です。
例えば、強みが行動力の場合、「行動力を活かしてボランティアサークルの発足に尽力しました。
そして、街頭募金を毎週行い〇〇円の寄付を募ることができました。」などです。
入社後の活かし方
最後に、入社後どのように強みを生かせるかについて書いていきます。
その際、強みの再現性を担保するためにも、業務に関する生かし方を書くと効果的です。
十分に企業研究を行って可能な限り具体的な業務や事業を挙げて、自らの強みがどのように貢献できるかを書きます。
これにより再現性と共に志望度の高さも伝わります。
例えば「新歓を企画し取り仕切っていた責任感を生かして、〇〇事業のプロダクト企画に貢献します」などです。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】サークル活動を題材にした自己PRの例文
効果的に強みを伝えられる自己PRの例文を紹介します。
結論から初め、結論、エピソードの順番で書いていき、最後に強みの生かし方で締めくくる構成です。
こちらを参考にオリジナルの自己PR作成に取り組みましょう。
リーダーシップ
私の強みは、物事を円滑に進められるリーダーシップです。
小学校から続けている部活では常にキャプテンを任され、チームの先頭に立って行動を起こし協調性をもってチームを率いてきました。
大学で所属するサークルを大学公認へ昇格するプロセスでは、この能力が遺憾無く発揮されました。
大学への手続きなど必要な作業が多くあり、サークル活動に参加できる時間が削られてしまう問題がおきました。
そのためひとりで進めていてはサークル活動に参加する時間を確保できないと思い、メンバーを集めて仕事を分担して進めることにしました。
そして、私は一部作業を担当しながら進捗管理などを行うようにしました。
その結果、協力しあったことで手続き書類の提出締め切りよりも1週間早く完了できました。
貴社に入社後は、プロジェクトマネージャーとしてリーダーシップを発揮して、計画通りにプロジェクトを完遂させることで貢献していきたいです。
コミュニケーション能力
私の強みは、発信を続けられるコミュニケーション能力にあります。
所属している剣道部には、手合わせごとに先輩が後輩に対しアドバイスをする文化が根付いています。
そのため、常に自分が感じたことを発信し、部員の間でコミュニケーションを取る習慣が自然と身につきました。
新歓のスタート時はコロナ禍も影響して、なかなか新入生を集められず困難な状況に陥っていました。
そこでまずは新入生との接点を増やすことが大切と考え、SNSでアカウントを作ることを提案しました。
そして、日々サークルの雰囲気や活動内容など有益な情報を毎日発信することで、サークルの魅力を広く伝えることに努めました。
その結果、SNSを通じサークルを知った新入生が50人以上集まりそのうち45人が入部しました。
このようなSNSを活用した情報発信の経験を生かし、入社後は広報として貴社の集客力の向上に貢献していきたいと考えています。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】これはNG!すべてのサークル活動がガクチカ・自己PRに使えるワケでは無い!
サークル活動はガクチカにおすすめのテーマですが、すべてのサークル活動がガクチカに使えるというワケではありません。
例えば「副リーダーとしてサークル活動を盛り上げました」といったありきたりな内容ですと、面接官の心に刺さることはありません。
あるいは社風と合わない話もNGです。
例えば、ITベンチャー系など、新しいアイデアを求められがちな職場に対し、「サークル活動を通じ、伝統を守ることの大切さを実感した」といった内容ですと、やはり違和感を覚えてしまいます。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】ガクチカ・自己PRでサークル活動をアピールする際に嘘をついたらバレる?
ガクチカ・自己PRでサークル活動をアピールする際に嘘をついたらバレるのでしょうか。
結論から言うと、嘘は基本的にバレると考えてください。
企業もガクチカ・自己PRは学生を判断するうえで、力を入れている部分です。
そのため、企業はあなたのアピール内容に対して深堀をしていきます。
そこで、矛盾が生じたりしてしまうと嘘なのではないかとバレることはあります。
基本的にガクチカ・自己PRで嘘の出来事を話すことはやめておきましょう。
嘘だとバレてしまえば、評価どころの話ではなくなってしまいます。
ガクチカ・自己PRでは、本当のことを話すようにしましょう。
ガクチカ・自己PRで嘘をつくような人を企業側も採用したくないです。
たとえ、嘘がバレなくても企業とのミスマッチが生じ、あなたが就職後に大変な思いをするでしょう。
【サークル活動でガクチカ・自己PRを書く】選考通過するガクチカ・自己PRにするためにプロの力を借りよう!
ガクチカ・自己PRは書けましたでしょうか?
ガクチカ・自己PRを作成して満足し、そのままエントリーシートに書き込んで提出してしまう就活生が多くいます。
しかし、ひとりだけで作成したガクチカ・自己PRは、まだ完成度が低い場合があります。
このとき、第三者に添削してもらうことで自分では気が付かなかった点も分かり、素晴らしい志望動機を作り上げることが可能になります。
就活のプロ=エージェントに添削を依頼すると、あなたのガクチカ・自己PRに足りない要素がわかり、選考通過率が上がります。
また、ES添削はもちろん、面接対策や企業紹介など、内定獲得まで徹底的にサポートしてくれるから、就活で後悔したくない人はサービスを利用することをおすすめします!
サークル活動のエピソードでガクチカ・自己PRを乗り切ろう!
サークル活動のエピソードを使ったガクチカ・自己PR作成方法について見てきましたが、ポイントはつかめましたか?
ご紹介してきた通り、サークル活動はガクチカ・自己PRの格好のテーマです。
サークル活動自体ももちろんですが、サークルでの役職、サークルで企画したイベントなど、様々な切り口で考えてみてください。