
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
- 学業で力を注いだことを魅力的にアピールする方法
- ガクチカが企業が見ているポイント
- 勉強を題材にしたガクチカの参考例文
- 学業で頑張ったことを伝える際の注意点
- 学業で取り組んだことをガクチカにしたい人
- 大学で学んだことについて面接対策したい人
- ガクチカの書き方や例文が知りたい人
「学生時代に頑張ったことが思い浮かばない」
「勉強を頑張ったことをアピールしたいけど問題ない?」
「勉強をアピールする際のポイントが知りたい」
このように、ガクチカとして勉強をテーマにする際に、沢山の疑問や不安があるのではないでしょうか。
本記事では、ガクチカのテーマに勉強が使えるのか、また勉強をアピールするメリットに加え、勉強をガクチカにする際のポイントについて紹介しています。
この記事を読むことで、勉強をガクチカとしてアピールする際に必要な知識やポイントなどについて把握できます。
その知識をもとに学生時代に頑張ってきた勉強をガクチカとしてアピールできるようになるでしょう。
ガクチカのテーマとして勉強をアピールしたいと思っている方は、この記事をチェックしてみてください。
【ガクチカで学業】ガクチカとは?
就活を始めると当たり前のようによく聞くキーワードですが、初めて「ガクチカ」と目にした方は、何か特殊なものに感じてしまったのではないでしょうか。
ガクチカとは、学生時代に最も頑張ったことを指します。
急に一番頑張ったことは?と聞かれてもピンとこないかもしれませんが、考えてみると実は結構あるものです。
まずは自分を見つめ直し、何を自分は頑張ってきたのか自己分析から始めてみましょう。
ガクチカのテーマが勉強でも問題ない?
学生時代に力を入れたことや熱心に取り組んだことをアピールするテーマが、たとえ勉強だとしても何も問題はありません。
「勉強は学生の本分」という言葉があるように、すべての学生に共通しすぎているテーマのため不安になってしまう気持ちも理解できますが、企業の目的は有望な人材かどうかを見極めることなので心配する必要はありません。
ガクチカは、学生と企業がマッチしているかどうかを判断するために、学生時代の経験や取り組みの過程から人柄や価値観、モチベーションの源泉をチェックしています。
一方で、自己PRは、学生が持っている強みや特性をどのように活かすかをアピールするものであり、エピソードはそのスキルや能力の裏付けとして伝えるものです。
これらの違いについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。
GPAが低くてもガクチカで使える?
GPAが低い場合でも十分にアピール可能です。
努力の過程や工夫した点、得られた経験を強調することで、評価につながります。
成績そのものよりも、どのような目標を持って勉強し、その過程でどのように工夫や努力をして乗り越えたのかを伝えることが重要です。
成績が必ずしも本人の努力や能力を十分に証明できるわけではないため、成果にこだわらず取り組みの過程を具体的に伝えるようにしましょう。
GPA:大学での学業成績を示す指標で就職活動でも評価されるもの
一般的な基準は以下の通りです。
3.5以上:非常に優秀
2.9〜3.4:優秀
2.4〜2.8:平均的
2.3以下:努力が必要
※大学平均 2.4〜2.8
GPAが3.0以上であれば、計画的な学習と目標達成の成果として学業の努力をアピールできます。
GPAは一つの指標に過ぎないため成績が低くても、努力や工夫、得た経験を伝えることで十分にアピール可能です。
【ガクチカで学業】勉強のアピールをおすすめする3つの理由
そもそも勉強は学生の本文なので好印象を与えやすいメリットがあります。
とくに理系や専門性の高い企業の場合は即戦力として期待される可能性もあるため、アピール材料として適しています。
学業のガクチカは、面接官にもイメージしやすい題材です。
資格取得やゼミ研究、卒業研究など、比較的多くの人が経験しているトピックは、取り組みの大変さやモチベーションの維持の難しさ、課題についても具体的にイメージしやすいため、非常におすすめです。
成績の向上や資格取得、発表会やコンテストの結果など、客観的な成果を示しやすい点も、学業をガクチカにするメリットです。
努力の結果を数字や具体的な成果として伝えることができるため、説得力や信頼性も高まります。
研究内容や留学経験、成績向上に向けて計画的に取り組んだことなど、学業に関する題材は多岐にわたるため、さまざまな視点から伝えることが可能です。
また、興味や関心の対象を示すことで、個性や熱意を効果的に伝えることができるでしょう。
【ガクチカで学業】面接官にアピールできる印象
学業に力を入れた経験は、面接でのアピール材料として十分活用できます。
真面目さや探求心、継続力など、社会人として求められる資質を示すことができるからです。
一方で、内容が抽象的だったり、個性が見えにくいと埋もれてしまうリスクもあります。
ここでは、学業をテーマにしたガクチカで伝えられる印象と、それぞれのアピールポイントを詳しく解説します。
学業のガクチカでは、誠実に取り組む姿勢が評価されます。
講義や課題に対して真剣に取り組んだ経験や、締切を守る姿勢、細部まで配慮した行動などが伝わると、真面目な印象につながります。
ただ真面目に取り組んだだけでは印象が弱いため、どのような課題に対し、どの程度の努力を継続したのか、具体的な数字や期間を明示することが重要です。
成果や評価も添えることで、真面目さに説得力が加わります。
また、真面目であるがゆえに、妥協せず改善や工夫に努めた点を示すと、責任感の強さや成長意欲も伝えることができます。
学問に対して強い関心を持ち、自発的に知識を深めた経験は、探求心を持つ学生として好印象を与えます。
授業の範囲を超えて独自に調査したり、疑問を持ち続けて課題を掘り下げたエピソードは、知的好奇心や主体性の高さを示す材料になります。
関心を持ったきっかけや、そこから学びをどう発展させたか、その過程と成果を含めて伝えることで、面接官に納得感を与えられます。
特に、知識だけでなく、なぜそうなるのかと思考を深めた経験や、自ら仮説を立てて検証したプロセスがあれば、それを示すとより効果的です。
長期的に学び続けた経験や、困難なテーマに挑戦して粘り強く取り組んだことは、継続力や忍耐力の証明となります。
特に、つまずいた経験や苦戦したポイントを盛り込み、それをどのように乗り越えたかを具体的に伝えると、信頼感のある人物像を描けます。
単なる努力の積み重ねだけでなく、自分の中で工夫した点や意識して改善した行動に触れることで、説得力が増します。
また、計画倒れにならず地道に実行できたことを示すと、業務遂行力の高さをアピールできます。
学業で成果を出すために立てた計画と、それをどう実行したかを示すと、計画性のある人物として評価されます。
目標の設定、スケジュール管理、進捗確認、修正などの具体的な行動に加え、その結果として得られた成果を説明しましょう。
研究や試験対策など、成果が求められる場面において、自ら考えて段取りを整えた経験は、仕事における段取り力や実行力にも直結します。
また、計画通りにいかなかった場面でどう修正を加えたかを語ることで、柔軟性や実行力のバランスも伝えることができます。
学業のガクチカは、真面目な印象を与える一方で、内容が平凡になりやすい側面もあります。
勉強した理由や行動が曖昧だったり、頑張った、コツコツ続けたといった抽象的な表現だけでは、差別化が難しくなります。
他の応募者と似た内容にならないよう、学びのプロセスや独自の工夫、得られた成果に具体性を持たせることが必要です。
実績や数字を明確に示し、学びを通じて得た視点の変化や考え方の成長に言及することで、他者と一線を画すことができます。
また、単なる学力だけでなく人間的な深みも感じさせる内容にすることが、記憶に残るガクチカにつながります。
学業をアピールする際は、具体的な行動・数字・成果の3点を意識しましょう。
週に10時間の勉強を3ヶ月続けた、自主研究で〇〇を改善し、発表で評価されたなどといった内容には説得力があります。
さらに、その経験から何を学び、どう成長したかを整理し、社会人としての素養につなげて伝えることが、印象アップの鍵です。
特に、抽象的な言葉で終わらず、どのように仕事に活かせるかを言語化できれば、面接官の記憶に残るエピソードになります。
学業の経験をベースに、自分の思考や行動の特徴を説明できるように準備しておきましょう。
【ガクチカで学業】面接官が確認したいことは?
そもそもなぜ企業は、就活生にガクチカを書かせるのでしょうか。
ここでは、就活生が書いたガクチカを採用担当者が見ている時にどんなポイントを見ているのかを紹介します。
当然企業としては、長い学生時代に何も頑張ってこなかったという学生よりも、なんでもいいから何かに打ち込んできたという経験を持つ学生を採用したいのです。
その採用したい学生の見極めとしてガクチカを使うのです。
そこで企業が採用したくなるような人材とは、どういう人なのかを2点紹介していきます。
これを知ることで、ガクチカを書く際に企業からの目線でチェックすることが可能になり、より良いガクチカを完成させることができます。
学生時代の過ごし方
モチベーションの源泉
物事の取り組み方や姿勢
企業への適性
学生の人柄や意欲
学生時代の過ごし方
学生時代にどのように時間を使い、何に価値を見出してきたかは、自分の考え方や行動の傾向を示す重要なポイントです。
例えば、部活動やボランティア活動、資格取得のための努力など、具体的な経験を通じて、目的意識や継続力、責任感を伝えることが効果的です。
これらの経験から、何にやりがいを感じ、どのように自己成長を図ってきたのかを明確に伝えることで、自己理解の深さや将来へのビジョンをアピールできます。
また、困難を乗り越えた経験や、仲間と協力して達成したことなども盛り込むと、協調性や粘り強さも伝わりやすくなります。
モチベーションの源泉
何に対して意欲的になり、どのような価値観や目標が原動力となってきたかを示すことは、長期的に仕事に取り組む姿勢や潜在的な能力を伝える上で重要です。
例えば、「人を喜ばせたい」「新しいことに挑戦したい」といった気持ちや、「自分の専門性を高めたい」「社会に貢献したい」といった志向を具体的な経験とともに語ると、熱意や自己成長への意欲が伝わります。
また、資格取得やリーダーシップ経験、困難を乗り越えたエピソードを交えることで、自己の原動力や価値観を明確に示すことができ、企業側にとって魅力的な人材像を描きやすくなります。
物事の取り組み方や姿勢
仕事や課題に対してどのように取り組むか、その姿勢は、実際の働き方や問題解決能力を示す重要なポイントです。
例えば、学園祭の運営やアルバイトでのトラブル対応、学業の中で困難を克服した経験などを具体的に語ると、粘り強さや責任感、柔軟性を伝えることができます。
特に、困難に直面した際にどのように工夫し、解決策を見出したのかを詳しく述べることで、前向きな姿勢や挑戦意欲をアピールできます。
これらの経験は、仕事の中で生じる壁や課題に対しても冷静に対処し、改善策を考えられる能力があることを示す材料となります。
企業への適性
自分の取り組み方やスキルから、どの部署や職種に適性があるかを見極めることも重要です。
例えば、リーダーシップを発揮した経験や、チームで協力して成果を出したエピソードをもとに、営業や企画、運営などの部署に向いていることを伝えます。
さらに、自分の強みや得意分野を具体的に示すことで、企業の求める人材像とマッチしやすくなります。
自己分析をしっかり行い、自分の能力や価値観がどのように企業の文化や求める人材像と合致しているかを伝えることが、適性をアピールするポイントです。
学生の人柄や意欲
企業は、学生の「人柄や意欲」を通じて、その人の協調性や責任感、積極性、粘り強さなどの社会人基礎力や、仕事に対する姿勢を見ています。
特に、困難に直面しても諦めずに努力を続ける姿勢や、自発的に学び続ける意欲は、長期的に成長できる人材かどうかの重要な判断材料です。
これらの要素は、チームでの協力や新しい課題への挑戦、自己成長への意欲など、仕事の現場でも求められる資質と直結しています。
そのため、学生時代の経験を通じて、誠実さや積極性、粘り強さをアピールすることが、企業にとって魅力的なポイントとなります。
職種別に求められる人物像を確認しよう
営業職では顧客とのコミュニケーション、信頼関係の構築、自己管理、ポジティブな姿勢、洞察力と柔軟性、誠実さと正直さが重視されます。
いずれの能力も、取引先に提案やアドバイスを行い、長期的な関係を築くために不可欠です。
マーケティング職では創造性とアイデア力、分析力、戦略的思考、柔軟性が求められます。
新しいアイデアを生み出し、データに基づいた戦略を立案し、市場の変動に迅速に対応できる人材が求められているからです。
事務職では組織力、細部への注意、コミュニケーションスキル、問題解決能力、柔軟性、継続的な学習などが重要です。
大量かつ複雑な情報を管理し、必要に応じて社内外の関係者にすぐに情報を提供する必要があるからです。
販売職ではコミュニケーション能力、顧客志向、自己管理能力、ポジティブな姿勢、洞察力、誠実さが求められます。
顧客のニーズに応じた解決策を提供し、信頼を築くことが求められるからです。
エンジニア職では、問題解決能力、創造性、コミュニケーションスキル、柔軟性、協調性、責任感、粘り強さが重要です。
技術を活用して課題を乗り越え、チームと協力してプロジェクトを推進し、常に技術の進歩に適応する姿勢が求められます。
【ガクチカで学業】勉強をガクチカにする時のポイント
アルバイトや部活などさまざまあるエピソードの中でも、勉強をアピールする際のポイントがありますので覚えておきましょう。
それがないとただ勉強を頑張ったという話で終わってしまい、話の内容が薄くなってしまいます。
どんなポイントがあるのかこちらでは説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
深掘りを意識して作成する
勉強から何を得たかを具体的に
取り組みの姿勢など第三者からの評価を入れる
学び・得たことを入社後にどう活かすか伝える
成果や結果は数値などで客観的に示す
深掘りを意識して作成する
深掘りを意識してガクチカを作成することが非常に重要です。
例えば、学業の経験について述べる場合、「ゼミ研究を頑張りました。」とだけ伝えるのではなく、「ゼミ研究で○○を達成することに注力しました。」と具体的に説明することが大切です。
ガクチカでは、「どんな点を頑張ったのか?」「なぜその取り組みを頑張れたのか?」「他にはどんな工夫をしたのか?」など、さまざまな深掘り質問が行われます。
これらの質問にもしっかりと答えられるよう、事前に準備しておきましょう。
頑張ったことが専門的な内容であるほど、誰にでも分かるように説明できる必要があります。
それは、必ずしも面接官が勉強の内容に精通しているとは限らないためです。
むしろ専門的なことでも分かりやすく噛み砕いて伝えられると、プレゼン能力のアピールになるので覚えておきましょう。
面接官に伝わるように書くには、なぜその勉強を頑張ったのかを分かりやすく明確にする必要があります。
ガクチカの場合さまざまなエピソードが書けるため、勉強以外の活動を書く方は多いです。
しかしその中でも、なぜ勉強を頑張ったのかを書いているのかを伝えることは大切です。
そして勉強の中でもなぜその内容だったのかが、文章の流れからも伝わるように書くとさらにいいでしょう。
何がモチベーションになるのかは、企業で働く際にどれくらい熱意を持って行動できるかに直結します。
人の期待や思いに応えたいと感じる人もいれば、目の前の目標や目的を原動力とするタイプ、計画的に手順を追って進めたいタイプなど、個人によってさまざまです。
過去の経験を通じて一貫したモチベーションを持ち続けることで、その人の価値観や考え方を理解し、自社で長く働き続けられるかどうかを見極めているのです。
取り組みの姿勢など第三者からの評価を入れる
自分目線で作成したエントリーシートでは内容に偏りが生じてしまう可能性があるため、友人や親、先輩といった周りの人のアドバイスも参考にすると良いでしょう。
第三者目線の客観的な評価を取り入れてエントリーシートを見つめ直すことで、今まで気づいていなかった人柄に気づけたり、その信憑性を高めたりできるため、等身大の自分をアピールできるようになるでしょう。
勉強から得たことをどのように仕事に活かすか
ガクチカの具体的な内容まで伝えると、ほとんど面接官の方の中でも話しの内容が見えてきます。
こういった内容を頑張って学んできたのだということは分かりますが、そこからどのように仕事で生かせるかはイマイチな状態です。
ここで自分から勉強で得たことをどのように企業で活かすかというのをつなげるように書くと、さらに話しの内容が伝わりやすく学生が働いていることころをイメージしやすくなります。
成果や結果は数値などで客観的に示す
学業をガクチカの題材にする場合は、どのような成果や結果を得られたのかについて話す必要があります。
学生の本業は学業であり、就活生の大半が経験していることであるため、差別化が難しいからです。
当たり前のことを当たり前にこなすだけでは企業にとって魅力的な人物とは言えません。
何かしら賞を受賞した話や、高いGPAをキープした話、何かの代表に選ばれた話や検定を取得した話など、何かしら結果を出したことを伝えましょう。
【ガクチカで学業】基本の構成と書き方
学生時代に力を入れたことに対するアピールとして、どのような構成で書けば良いのかについてはあらかじめわかっておいた方が良いでしょう。
構成にはテンプレートのようなものが存在するので、これさえ覚えておけば他の企業に関するガクチカを提出する際や、そもそもガクチカのテーマを変える場合であってもスムーズに執筆をすることができるでしょう。
結論(取り組んだ学業)から述べる
志望動機や自己PRと同じように、就活において企業に提出するESは基本的に結論から伝えることが良いでしょう。
結論から話すことで、話の内容が分かりやすくなります。
また、「この人は〇〇を主題として話を進めていくのだな」と想像してもらうことができます。
結論は長く話すのではなく、要点をまとめて簡潔に表現することが大切です。
例文
私が学生時代に最も打ち込んだことは、ゼミでの研究と勉強です。
2.動機や課題(なぜその学業に取り組んだのか)
つづいて、学業に取り組んだ動機やきっかけを明確にしましょう。例えば、特定の分野に興味を持った経験や、将来のキャリアに向けて必要な知識を身につけるために学業に力を入れた理由を具体的に述べることが重要です。次に、学業を進める中で直面した問題点や課題について詳しく説明します。具体的には、学習の進捗が思うようにいかなかったり、グループプロジェクトでの意見の対立があったりした場合など、どのような困難があったのかを示すことが大切です。
例文
背景には、現代社会における情報過多の問題を解決したいという思いがありました。そこで、情報の取捨選択や整理の方法をテーマに設定し、効率的な情報管理の手法を模索しました。目標は、実生活やビジネスシーンで役立つ具体的な情報整理術を確立することでした。
3.自分の行動や工夫をアピール
続いて具体的な取り組みの内容について詳しく紹介していきましょう。
目標や問題点を解決するためにどのような行動をとったのか、具体的に伝えることが大切です。
具体的に話すことで他の学生との差別化を図るとともに、課題解決にどのようなプロセスで対応していくかの価値観を表すことにもなります。
具体的な内容になる時は表現が難しくなってしまうことがありますが、可能な限り相手に分かりやすく伝えるようにしましょう。
例文
研究や勉強を通じて、文献調査や実験を重ね、情報の分類や優先順位付けの手法を工夫しました。また、研究や勉強を進める中で関連する他分野の研究のアプローチから学び、それを自分のテーマに応用してみました。
4.取り組んだことの成果・結果
取り組んだことの結果についても詳しく述べていくことが大切です。
課題解決や目標達成に向けて取り組んだことの結果を伝えられるようにしましょう。
結果が得られなかったとしても、どのような結末になったのかはしっかりと述べることが大切です。
面接官は結果よりもそれまでの取り組み方を見ているので、必ずしも成功していなくとも問題はありません。
例文
その結果、従来の方法よりも短時間で正確に情報を整理できるモデルを構築できました。
5.学業から学んだこと
最後に、どのような学びを得られたのかについて詳しく述べて文章を締めるようにしましょう。
勉強したことで、どのようなことが自身に身についたのか詳しく述べていきます。
そして、得られた学びをどのように活かしていくのかについても述べることが大切です。
「この学びを活かして貴社の〇〇の業務に貢献できれば良いと考えている」といった締め方をすると、志望度の強さなども合わせてアピールすることができます。
例文
この経験から、課題設定や計画立案の重要性、粘り強く取り組む姿勢を学びました。
6.展望(入社後の活かし方)
最後に自己成長や将来の目標へと学びを繋げる展望を書きます。展望を書く際には、自身の経験から得たスキルをどのように今後のキャリアに活かすかを具体的に説明することが求められます。これは、採用担当者に対して、自分がただの経験者ではなく、その経験を基に成長意欲や実行力を持った人材であることをアピールするためです。ガクチカの展望を明確にすることで、志望企業との相性や自身の成長意欲を効果的に伝えることができ、採用の際に強い印象を与えることができます。
例文
これらの学びは、今後の仕事においても、効率的な問題解決やチームでの協力に活かしていきたいと考えています。
「こんな能力があります」と単にアピールするだけでは、その強みが実際に仕事で活かせるかどうかは非常に重要です。
ガクチカのエピソードやストーリーを通じて、学生の能力やその仕事への再現性を見極めています。
求める人物像に合うかどうかだけでなく、学生が持つ能力が実際に仕事に適応できるかどうかも確認し、適性や再現性を評価しています。
【ガクチカで学業】NGポイントや注意点
ガクチカで自己アピールする際には、企業が求めている人材とマッチした内容にすることが重要です。
職種や業務内容に沿った自己アピールでがきると、面接官に良いイメージを与えられるでしょう。
このように、勉強をガクチカにする時の注意点についていくつか紹介します。
優れた成果やコンテスト入賞経験、難易度の高い資格取得経験があると、自分を良く見せようと成果ばかりを強調しがちです。
しかし、ガクチカでは、その取り組みの過程が重視されます。
そのため、どのような努力や工夫を重ねた結果、その成果に繋がったのかという「過程」に焦点を当てて伝えることが大切です。
適材適所という言葉があるように、能力や適性に合った仕事をすることは成長が期待できるだけでなく、長年に渡って務められるモチベーションにもつながるでしょう。
そのため、社員に意欲を持って仕事をしてもらいたいと考える企業は、人材と職種のマッチングを重要視しています。
それを把握した上で希望職種に沿った内容をアピールすることで、企業が求める人材として良いイメージを与えられるでしょう。
アピールは専門用語を使わず、誰にでも理解できる言葉で伝えましょう。
内容を上手にまとめられることで、よりガクチカが引き立ちます。
専門知識が求められる特別な職種でない限り、専攻した分野についてはそれほど重要視されることはありません。
就活における嘘は、ほぼバレることを覚えておきましょう。
多くの就活生と面談してきた面接官は嘘を見抜く能力に長けているプロのため、その場しのぎの嘘などは簡単に気づかれてしまいます。
話を掘り下げられて焦ったり、内容に矛盾があったり、中身も具体性もないエピソードだったり、嘘を見抜く方法は多くあるのです。
また、就活生の成績や資格といった情報は調査すれば簡単に把握できるため、嘘だとバレた場合に信用のすべてを失ってしまうリスクがあります。
企業は会社の方針に従って、目的を持って経営しています。
そういった企業理念に賛同できる人材を企業は求めています。
根幹の部分で企業との価値観や考え方が異なっているようでは、どれだけ優秀な実績や華やかな経歴があっても採用は難しいでしょう。
事前にHPを調べておくなど、しっかり企業研究してミスマッチのないように対策しておきましょう。
できて当然の、当たり前なテーマにしてしまうと、むしろマイナスな印象を与えてしまう可能性すらあります。
例えば「授業を1回も休まなかった」「単位を1つも落とさなかった」などです。
確かに、周囲には授業を休む人も単位を落とす人もいるため、すごいと思われがちですが、社会人として考えると当然のことです。
例えば、授業を休まないことは、社会人に置き換えてみると「仕事を休みません」とアピールしていることになり、「この人はなぜ当然のことをアピールしてくるのだろうか」と思われても仕方がありません。
評価ポイントはほとんど無いため、当たり前のことをアピールしないようにしましょう。
【ガクチカで学業】おすすめのエピソードの選び方
学業に関するガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を選ぶ際は、単に成績や成果だけでなく、自分の強みや成長が伝わるエピソードを選ぶことが重要です。
以下に、効果的なエピソード選びのポイントを解説します。
強みが活きた場面
自分の強みが活きた学業エピソードは、企業が知りたい「あなたらしさ」や「再現性のある行動特性」を伝えるのに最適です。
たとえば、分析力、行動力、粘り強さなど、自覚している強みが授業やゼミ、レポートでどう発揮されたかを振り返るとよいでしょう。
成績や結果だけでなく、「なぜそう行動したか」「どう影響を与えたか」に注目して探すことで、説得力のあるガクチカが作れます。
学業で時間をかけて取り組んだこと
時間をかけた経験には、努力や試行錯誤、成長のプロセスが詰まっています。
企業は結果よりも、その過程から見える主体性や継続力を重視します。
レポート作成や卒論、苦手克服などにどのように取り組んだかを思い出し、「何を工夫したか」「どう変化したか」といった点を掘り下げて探すと、自分の成長物語として相手に伝わりやすくなります。
最も成績が良かった授業
高評価を得た授業は、努力や工夫が成果につながった実績として客観性があるため、ガクチカとして活用しやすいです。
単に「成績が良かった」だけでなく、「なぜこの授業に集中できたのか」「どんな勉強法や工夫をしたのか」に焦点を当てて探すと、自分の強みや再現性を裏付ける材料になります。
過去の成績表やテスト対策ノートを振り返るのが有効です。
最も楽しかった授業
「楽しい」と感じた授業には、自分の興味や価値観が反映されています。
興味を持った理由や熱中した過程を深掘りすることで、自然な熱意と主体性が伝えられます。
また、楽しさの中に「自発的に行動した経験」があれば、自己成長や挑戦心を語るエピソードにもつながります。
心が動いた瞬間やワクワクした学びを思い返して探すと、自分らしさが引き立つガクチカになります。
専攻を選んだ理由
企業は志望理由と自分の経験がつながっているかを重視します。
学業の中で扱ったテーマや関心分野が、志望する業界や企業の事業とどう重なるかを整理すると、説得力のある志望動機につながります。
講義、研究テーマ、卒論などから「なぜ学ぼうと思ったのか」「学びを通じて何を感じたか」を洗い出し、企業との共通点や関心を探すのがポイントです。
【ガクチカで学業】勉強のガクチカ例文15選
どんなふうに書けばいいのか分かってきたものの、実際に自分で書こうとした時どのような文章にしたらいいのか分からない方もいるかもしれません。
こんなふうな書き方があると分かるだけでも、自分がどのように書けばいいのか分かるようになるものです。
こちらではいくつかが勉強に関するガクチカの例文を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
(※コピペは厳禁ですよ!)
例文1:受験勉強
例文
私は、学生時代に最も注力したのは大学受験です。
動物が好きで獣医師になりたい思いから、難関大学を目指しました。
進学校ではなかったため、最初はD判定やE判定しか取れませんでしたが、諦めずに毎日6時間以上勉強し、間違えた問題は徹底的に復習しました。
その努力が実を結び、模試の判定も向上し、志望校に合格できました。
この経験から、困難に直面しても粘り強く努力を続けることの重要性を学びました。
受験勉強を通じて身につけた粘り強さや問題解決能力は、大学の研究やゼミ活動でも役立ち、さまざまな課題に対して根気強く取り組むことで解決策を見出し、成長を実感しました。
これらの経験を活かし、○○の分野で貢献したいと考えています。
大学受験の経験は、多くの学生が経験しているため、就職活動の「ガクチカ」としてはあまり差別化になりません。
また、単なる受験経験は、あなたの強みや個性を十分に伝えることが難しいため、アピールポイントとしては弱くなりがちです。
もしどうしても、ガクチカで大学受験を使いたいという場合は、以下のポイントを意識しましょう。
・具体的な経験やエピソードを交える
・その経験から得たスキルや成長を明確に伝える
・最後に志望動機や今後の展望につなげる一言を添える
このような構成にすると、単なる受験経験を超えた、あなたの強みや意欲を効果的に伝えることができます。
「目的を持って大学受験に取り組み、入学後もそこで身に付けた計画性や忍耐力、自己管理能力を活かして学業に励みました。大学時代には、研究やゼミ活動を通じてさまざまな課題に直面しましたが、その都度、粘り強く取り組むことで解決策を見出し、成長を実感しました。これらの経験を通じて培った能力を、今後は○○の分野で活かしていきたいと考えています。」
例文2:ゼミ
例文
私が学生時代に力を入れたことは、中国経済についてのゼミ活動です。
討論や研究発表を通じて、約束を守る責任感や人前で堂々と話すスキルを身につけました。
これらの経験から、貴社ではチーム内の円滑なコミュニケーションやプレゼンテーション能力を活かし、クライアントや社内の関係者と効果的に情報共有や提案を行うことで、信頼関係の構築に貢献したいと考えています。
また、締切を守る責任感や粘り強さは、プロジェクトの進行管理や課題解決においても役立つと確信しています。
これらのスキルを活かし、貴社の事業推進や顧客満足度向上に貢献していきたいです。
例文3:研究(文系)
例文
私が学生時代に力を注いだことは、社会心理学の研究です。
集団の中で人々が意見を合わせたり対立したりする理由を理解したいと考え、取り組みました。
実験では、学生にグループで話し合ってもらい、意見の変化や対立のパターンを観察しました。
行動を起こしたのは、理論だけでは見えない実際の人間の反応を把握し、より実践的な知見を得るためです。
集団の人数や話し合いの進め方が影響していることを分析し、対立を減らし協力を促す方法を提案しました。
この経験を通じて、課題に対して論理的に考え、具体的な行動に移す力を身につけることができました。
就活コンサルタント木下より

研究は専門性と問題解決能力を伝えるのに非常に効果的です。
課題発見から解決までのプロセスを語ることで、粘り強さや論理的思考力を印象づけられます。
例文4:研究(理系)
例文
私は学生時代に瞳孔径の研究活動に力を入れました。
生物学を履修していたことから、将来的に生体情報がさらに利用されていくと考え、この分野における研究の必要性を感じていました。しかし、この分野は非常に難しいとされ、卒業までに研究を完結させることができるかどうかもわからないと教授から言われました。
そこで私は1週間単位で具体的な計画を立て、目標に向けての道のりを明確にしました。
この段階的なアプローチにより、研究は順調に進み、現在は最終章の執筆のみが残っています。
この経験を通じて、先を見通し、計画を立てる重要性を深く学びました。
この過程で得た計画性や問題解決能力、持続的な取り組み方は貴社の業務にも活かせるスキルであると考えています。
例文5:レポート
例文
私は学生時代に日々のレポート作成に力を入れました。
知識の深化と表現力の向上を目指す中で自分自身を試す絶好の機会だと考えたからです。
初めの頃はレポートのテーマの絞り込みや適切な文献の選定に苦労しましたが、これらの課題を克服するために取り組みました。
この過程では教授や同級生とのディスカッションを通じてアイディアを引き出し、レポート作成のスキルを高めることに注力しました。
これにより、効果的なレポートの書き方を身につけることができ、評価も向上しました。
このレポート作成活動を通して問題解決、批判的思考、そして効率的な情報処理の能力を身につけることができました。
また、異なる視点からのフィードバックを受け入れることにより、柔軟な思考と深い理解を得ることができました。
例文6:語学資格
例文
私が学生時代に一番頑張ったことは、TOEICの試験に受かることです。 英語はもともと苦手で、クラスでもビリから数えた方が早い点数で悔しいというのもあり本気で頑張りました。
まずどのような段取りで勉強を進めるかを考え、目標は800点以上何がなんでも取ると決めたのです。
それからは帰宅してから3時間以上はリスニングを毎日し、友人と話している内容などもまず英語にしたらどう会話するかを考えました。
試験でも緊張してしまったら点数が取れないと思ったのでTOEICの他にも英検などの試験も受け試験慣れをするようにしました。
努力し何回かTOEICの試験を受けましたが、最終的には800点のスコアを取りクラスでも上位の中に入ることができました。
この経験からもやると決め努力をすれば、いずれ叶えることができると学びました。
貴社でも常に高い目標を掲げ、毎日努力を怠らず達成し貢献します。
就活コンサルタント木下より

語学の習得には継続力と目標意識が必要なため、努力の積み重ねをアピールできます。
留学や外国人との交流経験があれば、行動力やコミュニケーション能力の裏付けにもなります。
例文7:留学
例文
私は学生時代に留学経験に力を入れました。
異文化を探求し、異なる国での学習と生活を通じて、新たな視点を獲得したいという強い動機がありました。
留学では言語の違い、文化の違い、新しい環境での生活など、様々な挑戦に直面しました。
これらの課題に対処するため、私は現地の言語コースに積極的に参加し、言語スキルを向上させました。
また、文化の違いに対しては、現地の人々との交流を通じて異文化理解を深めました。
留学を通じて、私は異なる文化への適応力、国際的なコミュニケーションスキル、そして柔軟性を磨きました。
異文化間での理解を深め、異なる視点から物事を見る能力は貴社の業務にも役立てられると考えています。
例文8:資格(MOS)
例文
私は学生時代にMOS資格を習得するために尽力しました。
現代のビジネス環境において、デジタルスキルは非常に重要であり、それを磨きたいという強い動機がありました。
この課題に立ち向かうため、私は自己学習に励み、オンラインのリソースを活用してMOS資格の習得に取り組みました。
この結果、MOS試験に合格し、Microsoft Officeのアプリケーションに関する高度なスキルと認定資格を取得することができました。
この経験から、技術的なスキルの向上だけでなく、自己学習の重要性と目標達成に向けた取り組みの重要性を学びました。
MOS資格の取得は、単にデジタルスキルを磨くことだけではなく、自己管理、計画的な学習、そして目標達成への工夫を実践する貴重な機会でした。
就活コンサルタント木下より

資格取得のための自主的な学習は、計画性・自己管理力・向上心の証明になります。
仕事に関連する資格なら、志望業界への熱意や実務力の準備を示せるのも強みです。
例文9:資格(簿記二級)
例文
私は学生時代に日商簿記検定2級の取得に力を入れました。
ビジネスや経理に対する強い関心から、将来のキャリアを構築するための基盤を築きたいという意欲がありました。
しかし、日商簿記検定の学習は、学業や他の活動との調整が必要であり、時間管理が大きな課題となりました。
この課題に対処するため、私は日々のスケジュールを工夫し、学習時間を確保するための工夫を行いました。
この計画的なアプローチにより、簿記の学習に必要な時間を確保することができ、結果的に日商簿記検定2級に合格しました。
この経験から、着実な努力と計画的な学習が、難しい課題にも克服の道を開くことができるということを学びました。
日商簿記検定の取得は、単に会計の知識を習得するだけでなく、自己管理、時間管理、目標設定のスキルも養うことができました。
例文10:卒業論文
例文
私が学生時代に一番頑張ったことは、いかに分かりやすく卒業論文を作るかということです。 これまでゼミなどでさまざまなことを学んできましたが、今後の日本の課題でもある食品ロスが気になっていたため、テーマに選びました。
世界には食料がなくて困っている国もある中で、日本は食品ロスになってしまう量も多くさらには温暖化、税金の無駄使いにもつながっています。
スーパーやコンビニエンスストアでの廃棄もありますが、私たちの家庭から出る食品ロスも多いことなども分かりました。
本来の原因はどこにあるのか、身近な知り合いや友人などにも質問をし、データを取り分析も行いました。
そして私の書いている卒業論文がより分かりやすく意味のあるものになっているか、何回も見直し分かりにくい点は改善を重ねました。
賞を取った訳ではないのですが、個別に卒業論文の内容も褒めてもらうことができたのです。
何回も見直し書き直すのは大変な時もありましたが、改善を重ねることが成果につながることを学びました。
貴社でも常に改善していく姿勢で、意欲的に取り組みます。
例文11:大学の授業
例文
私が学生時代に力を入れていたのは、英語の授業です。
以前、アルバイト先で外国人のお客様に道を尋ねられた際に、つたない英語ながらコミュニケーションを取れたことが嬉しく、もっと英語について理解を深めたいと思ったからです。
しかし、本格的に勉強を始めてみると全く内容に着いていけず、悔しい思いと情けなさで涙が出そうでした。
このままではビジネスどころか日常会話すら通用しないと感じ、毎日の生活の中に英語を取り入れるために英会話のレッスンへ通ってネイティブな英語と関わるようにしました。
リスニングと文法を学ぶために、字幕なしの映画や動画サイトを何度も繰り返し視聴しては文字を書き起こす勉強法も自分には合っていました。
結果としてリスニングの向上はもちろん、苦手だった英語の成績も上がり、TOEICでは730点のスコアが取れました。
貴社に入社できた暁には、学生時代に身に付けた英語力だけでなく、困難を克服して得意分野にまで昇華できた粘り強さを活かして貢献したいと考えています。
就活コンサルタント木下より

興味や関心を持って主体的に取り組んだ授業は、学びに対する姿勢や好奇心を伝えるのに効果的です。
なぜその授業を選び、どう工夫して学んだかを具体的に語ることで、論理的思考力や主体性がアピールできます。
例文12:グループワーク
例文
私は学生時代にグループワークに力を入れました。
グループワークには、異なる意見や作業スタイルからくる調整の難しさや、コミュニケーションの不足といった課題が多くありました。
そこで私たちはグループ活動の初めに全メンバーが自己紹介と得意分野の紹介を行いました。
これによりメンバー間でお互いの強みや弱みを理解し、それを活かす方法を見つけることができました。
その結果、グループの連携力が向上し、プロジェクトの進行がよりスムーズになりました。
この経験を通じて、協力とコミュニケーションが成功の鍵であることを学びました。
グループワークは、単に目標を達成するための手段ではなく、異なる背景を持つ人々と効果的に協働し、共通の目的に向かって進む方法を学ぶ、貴重な機会でした。
例文13:プレゼン
例文
私は学生時代に芸術論の授業でのプレゼンテーションに力を入れました。
芸術という主観的な領域において、自分の見解を発信し、他者との議論や共感を通じて新たな知見を得たいという強い動機がありました。
この分野における課題は、芸術に対する個々の解釈や感想を的確かつ興味深く表現することでした。
この課題に取り組むため、私はまず、芸術作品に対する自分なりの解釈を深めるために、追加のリサーチと作品の再評価を行いました。
この深い分析と理解を基に、私はプレゼンテーションを作成することで、芸術に関する複雑なアイディアを分かりやすく伝えることができるようになりました。
この経験から、私は主観的な領域である芸術においても、自分の意見を的確かつ魅力的に伝えることができるスキルを身につけました。
また、他者との対話を通じて相互理解を深め、新たなアイディアを生み出す喜びを体験しました。
例文14:奨学金
例文
私は学生時代に成績を維持し続けることに力を入れました。
奨学生となることを目指し、経済的な負担を軽減するとともに、学業に専念したいという強い動機がありました。
しかし、高い成績を維持することは容易ではなく、学業以外の活動との両立も大きな課題でした。
そこで私は定期的なスケジュール管理と計画を立てることで、学業と他の活動のバランスを取ることに努めました。
このような計画的なアプローチを通じて、高い成績を維持し続けることができました。
その結果、私は複数の奨学金を獲得し、学業に集中できる環境を手に入れることができました。
この経験から、計画的で効果的な時間管理の重要性を学びました。
成績を維持することは、単に知識を得ること以上の意味を持ち、自己管理、目標設定、そして持続可能な学習方法を確立する機会でした。
例文15:成績UP
例文
私は学生時代に成績の向上に力を入れました。
一年生の時の成績に危機感を覚えたことが、この目標を設定する大きな動機となりました。私が直面した主な課題は、複数の科目に対処する中での時間管理でした。
そこで私はタスクの優先順位付けやスケジュールの見直しを行いました。
特に理解が難しい科目に対しては追加で教材や参考書を活用しつつ、教授にも積極的に質問し、より深い理解を得るための努力をしました。
このような取り組みを通じて、私の成績は着実に向上し、学業においてより高い水準を維持できるようになりました。
この経験から、計画的で効果的な学習方法の重要性を学びました。
成績を向上させる過程では、自己管理、時間管理、効率的な学習戦略の確立など、成功に不可欠なスキルを身につけることができました。
就活コンサルタント木下より

成績は客観的な成果として評価されやすく、努力と結果の関係を端的に示せます。
ただし、単なる優秀さではなく「なぜ良い成績が取れたのか」「どんな工夫をしたか」を語ることで価値が生まれます。
【ガクチカで学業】勉強との両立をアピールしたい方へ!
部活、アルバイト、サークル、研究、留学、資格取得、趣味、ボランティア、など、学業×〇〇も計画性や行動力、視野の広さがアピールできます。
学業との両立をアピールしたい人はこちらの記事を参考にしてみてください!
【ガクチカで学業】よくある質問
学業のガクチカを考える際、「特別な実績がない」「普通の授業しかない」と悩む学生は多くいます。
ですが、学びへの姿勢や工夫次第で、どんな経験も魅力的に伝えることができます。
ここでは、学生によくある7つの疑問に対して、アピールの視点や伝え方のコツを紹介します。
志望業界と関係のない分野の学習でも大丈夫?
学業のガクチカを考える際、「特別な実績がない」「普通の授業しかない」と悩む学生は多くいます。
ですが、学びへの姿勢や工夫次第で、どんな経験も魅力的に伝えることができます。
ここでは、学生によくある7つの疑問に対して、アピールの視点や伝え方のコツを紹介します。
「成績」以外で何をアピールすればいいの?
成績だけが学業の成果ではありません。
たとえGPAが高くなくても、「どんな姿勢で学びに取り組んだか」「自分なりにどのような工夫を重ねたか」を伝えることが重要です。
たとえば、授業外での自主学習、先生との対話、レポートでの深掘りなどは、知的好奇心や継続力の表れです。
知識を得るだけでなく、それを使って考えたり行動したことがあれば、それがあなたらしさの出る強みとなります。
グループワークとか特別な授業じゃないとアピールできない?
グループワークや特別な授業でなくても、日常的な講義やゼミを通して得た学びも、十分にアピールになります。
大切なのは「なぜその授業に惹かれたのか」「理解を深めるためにどんな工夫をしたか」「学びをどのように活かしたか」といったストーリーです。
自分の意志で学び、結果的に視野や考え方がどう変わったのかを語ることで、単なる受動的な授業参加とは違う価値が伝わります。
オンライン授業ばかりで印象に残る経験がない…
オンライン授業だからこそ、自律的に学ぶ力が問われるので、その環境下でどう工夫したかを伝えることがポイントです。
例えば、集中力を保つために生活リズムや勉強時間を自分でコントロールしたり、学んだ内容を誰かと話し合う機会を自分で作ったりといった取り組みは、主体性の強いエピソードです。
また、孤独になりがちな状況で学び続けた継続力や、限られた環境を活かそうと努力した工夫も、強みとして語れます。
テーマがマニアックすぎて伝わるか不安
専門性が高いテーマであっても、伝え方を工夫すれば問題ありません。
大事なのは、面接官や他人に「専門知識」を教えることではなく、「なぜそのテーマに惹かれたか」「学びを通じて得た発見や視点」を伝えることです。
専門用語をできる限り使わず、日常的な例や比喩を使って説明すれば、伝える力や論理的思考力も同時にアピールできます。
マニアックなテーマは、興味の深さと熱意を伝えるチャンスでもあります。
個人でやった学習内容をどう魅力的に話す?
個人での取り組みこそ、自主性・継続力・問題解決力などをアピールしやすい題材です。
誰かに強制されたのではなく、自分で「やろう」と思った背景や、継続する上での工夫、つまずいたときにどう乗り越えたかなど、プロセスを具体的に伝えると効果的です。また、その学びが他の活動や考え方にどう活きたかまで言及できると、「知識」だけで終わらず、「思考」や「行動」に結びついていることが伝わり、より魅力が増します。
学業以外にすごいことをしている人と比べて見劣りしそう
学業での地道な努力や考え抜いた経験は、他の経験に劣るものではありません。
大切なのは「どれだけすごいことをしたか」ではなく、「その経験を通じてどう考え、どう成長したか」です。
例えば、日々の学習の中で感じた壁や疑問に真剣に向き合い、自分で解決策を模索した経験は、十分に評価されます。
他人との比較ではなく、あなたがどれだけ自分自身と向き合ったかが、伝わるガクチカになります。
【ガクチカで学業】勉強をアピールして就活に活かそう
ガクチカの中でも勉強を選ぶのは賢い選択で、興味関心を惹きやすくおすすめです。
良く分からない専門的な話をされるよりも、面接官も経験している勉強を通してどのように頑張ってきたのか話すと、内容も理解しやすいためです。
何か自慢できるような大きな実績がなければいけないような気がしてしまいますが、それよりも頑張りの度合いを見ています。
立派な賞など取っていなくても、とても頑張り、得られるものも多かったということが伝わるように話しましょう。
伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)
伊東美奈
(Digmedia監修者)
学業に打ち込んだ経験は、就職活動で非常に重要なポイントです。
履歴書やエントリーシート(es)に具体的な学習内容や資格、研究テーマを記載すると、面接では「なぜその大学を選んだか」「学業で力を入れたこと、学業で取り組んだことは何か」「学んだことをどう仕事に活かすか」「最も力を入れた学業は何か」といった質問がよくあります。
これらに答えるためには、経験を整理し、自分の努力や成長を具体的に伝えられるよう準備しておくことが大切です。
さらに、これらの準備は他の質問への対策にもなり、面接全体の準備としても役立ちます。
ぜひこの記事を参考に、大学での学びをしっかりまとめて対策しましょう。