「ガクチカってどうやって書けばいい?」
「趣味をガクチカとして書いても大丈夫?」
「趣味をガクチカにする場合はどんな風に書けばいいの?」
このように、趣味をガクチカにしたいと考えている人の中には、どのようにして書けば良いのかわからないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
本記事では、趣味をガクチカにする時のポイントや趣味をガクチカとしてアピールする際の注意点などを紹介します。
この記事を読むことで、どのようにして趣味をガクチカにすれば良いのか把握できるでしょう。
また、趣味のガクチカの例文についても記載するため、例文を参考にすることでスムーズに書き進められるでしょう。
趣味をガクチカにする際のポイントを知りたい人は、是非この記事をチェックしてみて下さい。
目次[目次を全て表示する]
【ガクチカに趣味】ガクチカに趣味を書くと落ちる?
ガクチカがない、何を書けば良いのかわからない…となった際は、趣味をガクチカとして書いても良いのか、それで落ちたりしないのか、と気になるところです。
趣味は人によって力を入れて取り組んでいるものの一つですが、ガクチカとして書いて良いのかと聞かれると疑問が残ります。
「もっと大学生活と密接に関わっているものをガクチカに選んだほうが良いのでは」と感じる人も多いでしょう。
しかし実際のところは、趣味として積極的に打ち込んできたことを、ガクチカにすることは問題ありません。
ガクチカに趣味を選び、大手企業から内定を獲得した学生もいるものです。
では、なぜ趣味をガクチカに選んで内定獲得につなげることができるのでしょうか。 まずは、趣味をガクチカに選んでもOKな理由を解説していきます。
エピソードは重要ではないから
ガクチカと聞くと、大学生活のなかで打ち込んできたサークル活動やボランティア活動、インターンなどが選ばれる傾向にあります。
そのため「趣味をガクチカにするのは適切ではないのでは」と感じる学生は多いでしょう。
しかし実際のところ、企業にとって、ガクチカにおけるエピソードは重要ではありません。
サークル活動やボランティア活動を選ぼうが、趣味を選ぼうが、面接官はもっと別のポイントを見ているということです。
多くの場合、面接官はガクチカを聞くことで、以下のような点をチェックしたいと考えます。
・物事に対する考え方や姿勢
・そのエピソードを経て学んだこと
・モチベーションの源泉
これらが満たされているエピソードであれば、ガクチカは趣味であっても問題はないのです。
成果を自慢する場ではないから
ガクチカは、そもそも力を入れたことによって得た成果そのものを自慢するものではありません。
ガクチカ=高い成果・実績をアピールしなければならない、と認識を誤っている学生は意外と少なくないため、あらかじめ注意が必要です。
例文などで高い成績のエピソードを多く見かけるのは、単純に以下の点がわかりやすいからです。
・達成するまでの苦労ポイント
・努力に対する成果
ガクチカを聞く際、面接官は上記の点のわかりやすさを評価基準としています。
そのためわかりやすい成果・成績の出ない趣味でも、上記の2点が明確に示されていれば、面接官には魅力的なガクチカとして伝わることでしょう。
【ガクチカに趣味】企業が評価するポイント
企業がガクチカを通して就活生を評価するポイントについて詳しく紹介していきます。
大きく分けて2つのポイントがあるので、それぞれ確認し、それを意識した上で作成することを心がけましょう。
人柄や価値観
企業は学生時代に力を入れたことが何かを通して人柄や価値観を知ろうとしています。
当然ながら企業というものは複数の社会人が集まった集合体なので、一人ひとり価値観や目標、夢などが存在します。
それぞれ自分のものを持ってはいますが、比較的近しい考え方を持った人々が集まるのが会社です。
そうなると、全く違う価値観を持った新入社員が入ってくるとうまく打ち解けることができずに、長く働けなくなってしまうという懸念もあります。
同じ方向を向いて仕事ができないというのは残念なことです。
そこで、人柄や価値観をしっかりと確認し、企業に合っている、就職後もモチベーション高く頑張ってくれる人材を採用したいと考えているのです。
物事への取り組み方
「学生時代に力を入れたことは何ですか」と聞かれて答える内容なのですから、自分が好きなこと、自分が熱量を持って取り組めることを紹介しているはずです。
そうなると、自分が一生懸命取り組むべきことに対してどのように取り組むのかについてを確認することも可能です。
仕事という1日の1/3程度の時間を割いてまで取り組むものに対して、どのようなモチベーションで取り組むのか、どのような工夫をすることができるのかなどについて知りたいと企業は考えています。
【ガクチカに趣味】ガクチカに書く趣味に必要な条件
ガクチカに趣味を選ぶこと自体は、問題ありません。
しかし趣味なら何でも良いのかといわれると、そういうわけではないため注意が必要です。
ガクチカとしてアピールする際は、趣味は以下の条件を見たいしている必要があります。
・目標・困難がある
・工夫がある
・悪い印象を与えない
では、それぞれの条件に関して重要なポイントを解説していきます。
目標・困難がある
目標や困難に感じている点のない趣味は、ガクチカのエピソードとして適切ではありません。
適切でない理由は明確で、目標や困難のない趣味は、達成するまでの苦労や努力に対する成果を表現することが難しいからです。
ただ楽しく息抜きとして続けている趣味には、目標などは特に掲げていないことが多いでしょう。
目標が設定されていなければ、趣味を頑張る方向性が定まりません。
当然、困難や悩みも生まれないでしょう。
そのためガクチカとしてアピールしても、「ただ楽しんでいただけ」という印象になってしまいます。
問題解決能力や向上心、成長意欲などは評価してもらえないでしょう。
工夫がある
ガクチカとして趣味を選ぶときは、その趣味に対して工夫があることが必要です。
工夫がなく、単純に頑張ったのみではガクチカとして成立しないからです。
目標を達成し、困難を乗り越えるために何らかの工夫を凝らしていなければ、物事に対する考え方や姿勢、学んだこと、モチベーションの源泉を述べることはできないでしょう。
そのため趣味をガクチカとして伝えるときは、上達やスキルアップのために自分なりに何らかの工夫を行っている必要があります。
複数の趣味に打ち込んできた人は、そのなかでもさまざまな工夫を加えてきたものを選びましょう。
悪い印象を与えない
ガクチカに書くには避けたほうが良い趣味として、ギャンブルやお酒好きなどが挙げられます。
書いて良いのか悩むのが、ゲーム関連ではないでしょうか。
ゲームに関しては、書き方次第でマイナスにもプラスにも評価が分かれます。
家に閉じこもってひたすらゲームをしているような書き方ではマイナスイメージですが、難易度の高いゲームをいろいろ工夫してクリアしたと話せば「創意工夫」がありアイデアマンとみなされる可能性もあります。
発想力に長けて研究熱心な人材を求めている会社では、ゲーム好きな人は興味を持たれるかもしれません。
【ガクチカに趣味】ガクチカの構成
趣味をガクチカとして伝えるにあたって注意したいことは、伝え方の流れや構成です。
流れや構成次第で、ガクチカを伝えたときの印象は変わるものです。
人に物事を伝えるにあたってわかりやすい構成を意識すると、内容にはより説得力が生まれます。
理解しやすいため、自然と好印象につながるとも期待できるでしょう。
趣味をガクチカとして伝えるときの具体的な構成は、次のとおりです。
1.結論 2.背景 3.目標・課題 4.工夫 5.学び 6.発展
では、構成の一つひとつのステップごとに詳細を解説していきます。
結論
ガクチカのみにかかわらず言えることですが、まずは結論に触れることが重要です。
「私は大学生活の中で、趣味の〇〇に精力的に取り組んでまいりました」といったように、取り組んだものの内容を簡潔に書きましょう。
なお、ただ「学生時代に力を入れたことは趣味です」と伝えるのはNGです。
はじめは結論に触れるため簡潔に伝えることが重要ですが、「趣味です」と答えるのみではかえって抽象的すぎるからです。
最初から取り組んだことの内容を的確に伝えるために、具体的に書くことが望ましいでしょう。
背景
続いて背景を伝えるときは、「なぜその趣味をはじめたのか」という点を詳しく伝えると良いでしょう。
趣味をはじめた背景を伝えることで、あなた自身の人柄やバックグラウンドがわかりやすくなります。
ただし、背景はガクチカにおいてそこまで重要なものではありません。
別の部分に文字数を割くためにも、簡潔に伝えることが望ましいでしょう。
目標・課題
次は、趣味における目標や課題(困難)を述べましょう。
なお、文字数に余裕があるときは、その目標を掲げた理由を明記するのも良いでしょう。
そして目標がなかなか達成されない原因(=課題・困難)について、具体的に述べることが大切です。
また、数字で表現できることであれば、数字を使ったほうがわかりやすいでしょう。
どれだけ困難なのかが、数字を使うことによってより明確になります。
工夫
目標・困難を述べたあとは、自分自身でおこなった工夫を整理して伝えましょう。
課題を解決するために実践した具体的な改善策を伝えることが大切です。
なお、このとき「時間をかけて取り組んだら達成できた」と伝えるのは、工夫に入らないため注意が必要です。
・上手な人と自分自身を比較し、上達のために必要な要素を分析した
・自己分析をおこなって、なぜ自分は達成できないのか理由を明確化した
たとえばこのような工夫・改善策が挙げられます。
ガクチカでは物事に対する考え方や姿勢、具体的な工夫内容が重視されます。
そのため工夫の内容は、具体的に、かつわかりやすく伝えるようにしましょう。
学び
ガクチカでは、最終的にそのエピソードを経て何を学んだのかという点が大事になってきます。
そのためガクチカを書くときは最終的な結び・締めとして、学びの内容を伝えましょう。
学んだことをうまく言語化できないときは、工夫の内容からヒントを得ることがおすすめです。
たとえば、「目標との距離を正確に測り、自分自身を客観的に分析することの重要性を学んだ」などのことが挙げられます。
発展
構成として重要なポイントとして、発展の部分が挙げられます。
これは「絶対に盛り込まなければならない」というわけではありませんが、文字数が余っているならばぜひとも入れたいところです。
学生時代に何に力を入れたのか、そしてどのようなことを学んだとかがわかったら、そのガクチカを通して得た能力や知識を活かしてどのように社会人として活躍するのかを述べるようにしましょう。
企業の業務内容に合致しているものであればなお良いですし、入社後の姿がイメージできていることをアピールできれば、その企業に対しての強い思いも伝わることでしょう。
【ガクチカに趣味】ガクチカで趣味をアピールする際のポイント
ガクチカに趣味を書こうと思ったなら、その趣味を始めた理由とそこからの学びを必ず書きましょう。
成功につながらなかった趣味でも、頑張った過程やそれによる成長について話すことで評価につながります。
身に付いたスキルや能力は、入社後に生かせるものであることもポイントです。
またあまりにも専門的な用語は使わないようにしましょう。
趣味を始めたきっかけと学び
説得力があり濃い内容のガクチカにするためには、常に「なぜ?」と自分に問いかけながら文章作成するのがコツです。
趣味について書く際にも「なぜその趣味をしようと思ったのか」、きっかけを話します。
そのことに没頭して楽しかっただけではなく、そこから何を学んだのかを伝えることも重要です。
うまくいかなかったときにどうしたのか、どんな工夫をしたのか、さらにどんなやりがいを感じたのかなども具体的に説明しましょう。
趣味で得たことの仕事への活かし方
ただの趣味の話で終わらせるのではなく、入社後に仕事につなげるからこそ意味のあるガクチカになります。
面接官に評価してもらうためには、趣味で身に付いた能力をアピールして仕事に生かしたいという意欲を見せることが大切です。
さらにその学びや能力が、受ける企業にマッチしなければあまり意味がないでしょう。
ただ淡々と趣味について語るのではなく、「〇〇から得た〇〇を、貴社の仕事の〇〇に生かしたい」という書き方をすることが選考クリアにつながるガクチカです。
趣味をメインに据えない
ガクチカとして趣味を選ぶときは、趣味メインで伝えないようにすることが大切です。
繰り返しになりますが、ガクチカにおける重要なポイントは次の要素になります。
・目標と課題
・工夫
・学び
好きな趣味や興味のある分野のこととなると、詳しく話したくなる人は多いでしょう。
どのような趣味なのか、その趣味の魅力をアピールしてしまい、ガクチカとは話が完全にそれてしまった…という失敗パターンも意外に少なくありません。
趣味はガクチカにおいてあくまでエピソードの一つ、ということを忘れてはなりません。
上記の重要なポイントをメインに据え、趣味については題材として必要な分のみ触れるようにしましょう。
【ガクチカに趣味】ガクチカで趣味を伝える際の注意点
ただの趣味の話で終わらせるのではなく、入社後に仕事につなげるからこそ意味のあるガクチカになります。
面接官に評価してもらうためには、趣味で身に付いた能力をアピールして仕事に生かしたいという意欲を見せることが大切です。
さらにその学びや能力が、受ける企業にマッチしなければあまり意味がないでしょう。
ただ淡々と趣味について語るのではなく、「〇〇から得た〇〇を、貴社の仕事の〇〇に生かしたい」という書き方をすることが選考クリアにつながるガクチカです。
真剣に取り組んでいない趣味は避ける
趣味をガクチカにする場合、あまり真剣に取り組んでいないような趣味は避けましょう。
ガクチカの内容は必ずと言って良いほど深掘りされるため、あまり入れ込んでいない趣味の内容を答えてしまうと返答に困る可能性があります。
ガクチカで趣味をアピールする場合、しっかりと取り組み、趣味を通じて何らかの学びを得られたものを選ぶようにしましょう。
趣味の話は簡潔に述べる
趣味の話をガクチカとして答える場合、話が長くなってしまう可能性があります。
そのため、あまり時間をかけないように気を付けましょう。
ガクチカの内容で長く話し過ぎてしまうと他の話をする時間が無くなる可能性もあるため、1分程度で話せるようにしておきましょう。
専門的な内容はわかりやすく伝える
ガクチカで専門的な内容を話す場合、専門用語を使わずにわかりやすい言葉で伝えるようにしましょう。
自分にとっては知っていて当たり前の言葉であっても、面接官は知らない可能性があります。
ガクチカの内容は、前提知識がない人でも内容がわかるように伝えることが大切です。
【ガクチカに趣味】趣味のガクチカ例文
趣味をガクチカにした具体例を6つ紹介します。
インドアとアウトドアの趣味をそれぞれ挙げますので、参考にしてみてください。
同じ趣味でも、人によって目指すものや学びは異なります。
自分らしさや強みをうまく表現することが大事です。
また結論から述べるようにして、読み手が理解しやすい文章を心がけましょう。
句読点のない長文はNGです。
ガクチカにリアリティーを持たせる具体的なエピソードも必ず入れるようにします。
例文①:料理のガクチカ例文
私は地方出身のため一人暮らしをしており、学生時代は自炊を趣味としてまいりました。
一人暮らしのため、食費を少しでも抑えたかったことがきっかけです。
しかしはじめのうちは、節約しようとしてもなかなかうまくいかず、自炊自体はできても予定よりもお金が多くかかってしまう状態でした。
そこで私は何にお金がかかりやすいのか食材を一つひとつ確認し、お金がかかりやすい食材は冷凍保存したり、安い別の食材に変更したりする工夫をしました。
そうすることで私はたくさんの節約レシピを生み出すことができ、今ではゲーム感覚で、おいしい自炊メニューでどれだけ節約できるかを楽しんでいます。
この経験を通じて、料理のようにたくさんの要素が関わる物事は、感覚的に処理せず、一つひとつの要素における課題を明確に洗い出すことが重要だと知りました。
例文②:登山のガクチカ例文
私が学生時代に力を入れてきたことは、中学生の頃から趣味としている登山です。
大学生になって成人し、これまで家族で楽しんできた登山を一人で楽しめる時間が増えたことがきっかけとなっています。
私は多くの景色を見てみたいという思いが強かったため、週1回のペースで登山することを目標としてきました。
しかし大学生活と週1回の登山を両立することは難しく、最初は行かない日もあったり、トレーニング不足のせいでリタイアしてしまったりしました。
そこで私は、登山と学生生活を両立している登山家大学生の存在を知り、彼と私は何が違うのか客観的に分析をおこないました。
その結果、私には計画性が足りないと感じ、両立で忙しいからこそ1日単位でのスケジュールを作ることを実践しました。
そうしたことで登山とトレーニング、そして大学生活の両立はしやすくなり、私はこの経験を通じて計画的に行動することの大切さを学ぶことができたと考えています。
例文③:プラモデル作りのガクチカ例文
私は趣味のプラモデル作りに、学生時代は多くの労力と時間をかけてきました。
細かいパーツを組み合わせて一つのプラモデルを作るという達成感にやみつきになったことが、多くの時間を費やすようになったきっかけです。
しかし私はもともと不器用なところがあり、作業が雑になってしまうことがありました。
そのせいで、塗装や光沢仕上げに詰めの甘さが出てしまい、後悔したことは何度もあります。
そのため私は「なぜ不器用なのか」という点を探るために、自己分析をおこないました。
その結果、幼い頃から長く集中できない性質だったことが見えてきたため、長時間連続して時間を取るのではなく、断続的に作業を続けることを意識しました。
これによりプラモデル作りは以前よりもはかどるようになり、雑な仕上がりも見られなくなりました。
私はこの経験を通じて、自分自身の課題を解決するために自己分析が重要であることを知ったため、今後も社会生活の中で壁にぶつかった際は、「なぜできないのか」という点を積極的に掘り下げたいと考えています。
例文④:映画鑑賞のガクチカ例文
私は学生時代に、たくさんの映画を観ることに熱中してきました。
特に多く見ている映画のジャンルは、アクション映画です。
アクション映画の撮影には時間と労力がかかるため、観るたびにかかわったスタッフと俳優の努力に感動するため、より多くの感動を味わってみたいと感じたことがきっかけです。
しかし映画は多くの場合2~3時間のボリュームがあるため、観たい作品を網羅しようとすると、どうしても時間が足りなくなります。
そこで私は、これまで面白いと思った作品から自分自身の好みの傾向を整理し、観る作品を厳選するようになりました。
その結果、好みに合う作品には出会いやすくなり、現在はより効率的に趣味を楽しめています。
好みに基づいて観る映画を厳選しているため、ダラダラと映画を片っ端から見ているよりも、満足度が高くなったと実感しています。
私はこの経験を通じて、自己分析によって方向性を絞ることの重要性や、取捨選択の大切さを理解することができました。
例文⑤:カメラのガクチカ例文
私が学生時代に力を入れてきたことは、趣味のカメラです。
友人との遊びのなかで、普段とは違う角度でものを撮影していたところ、「この写真いいね」と褒められたことが夢中になったきっかけです。
その後はたくさんの工夫を凝らして個性的な写真を撮ることを楽しんでいたのですが、徐々に工夫の仕方がマンネリしていることに私は気づいてきました。
似たような写真が多くなり、一時期は楽しいはずのカメラが楽しくなくなってしまうこともありました。
しかし私にはせっかく好きになったから終わりにしたくないという気持ちもあったため、マンネリ脱却のために視野を広げる意識をしました。
ほかの方が撮影した面白い写真を見て勉強するだけでなく、友人のアイドルの追っかけ趣味に付き合ったり、学校の経済学の勉強に没頭したりしました。
写真は多くの分野で活用されているものです。
そのため私は撮りたい写真とはジャンルの異なる写真に触れる機会を持つことができ、結果として、撮り方のバリエーションを増やすことができました。
これにより、一つのことにとらわれず、多角的な視野を持って勉強することが自身の成長につながることを知りました。
例文⑥:絵・イラストのガクチカ例文
私は学生時代、絵を描くことに熱中してきました。
もともと私は美しい色使いを見ることが好きだったため、自分でも同じように色を使って表現したいと思ったことがきっかけです。
しかし絵に打ち込むなかでは、思うように上達せず、壁だと感じることも多々ありました。
特に私は空間認識が苦手で、色を使って表現することは楽しくできても、ものの形をリアルに表現することがうまくできませんでした。
そこで私は感覚的に絵を描くことをやめ、本格的に勉強しようとデッサンの教本を読んだり、画家の方のレクチャー動画を見たりしました。
同時に私は、「絵は感覚で描いたほうが良い」という偏見を持っており、成長のための努力を怠っていたことを悟ったのです。
結果、私のデッサンスキルは以前よりも向上し、絵描き仲間にも「うまくなった」と褒められることが増えました。
この経験を通じて私は、独自の考え方や偏見にとらわれず、貪欲に周りからスキルを吸収することが成長につながることを学びました。
例文⑦:釣りのガクチカ例文
私は学生時代、釣りに力を入れました。
毎週末、地元の川や湖へ行き、様々な種類の魚を釣る技術を磨いていました。
当初は魚が全く釣れなかったのですが、釣り方やエサにも多くの種類があることに気づき、どのようにすれば魚を釣ることができるかを考え、試行錯誤を続けました。
さらに、魚の習性を学ぶことで、より戦略的に釣りを行うことができるようになりました。
この経験から、課題解決のための糸口はあらゆる場所に隠れているということを学びました。
社会人としても、この学びを活かし、広い視野を持って課題解決に取り組み、それが貢献に繋がるよう努力します。
釣りを通じて得た忍耐力、観察力、戦略的思考は、あらゆる分野での課題に対応する上で大きな強みとなるでしょう。
また、失敗から学び、繰り返し挑戦する粘り強さは私のキャリアにおいて重要な資質となります。
釣りを通じて培ったこれらのスキルと経験は、将来の職業生活において貴重な資産となると考えています。
例文⑧:旅行のガクチカ例文
私は学生時代、旅行に力を入れました。
学業との両立を図りながら、国内外の様々な場所を訪れることに情熱を傾けました。
旅行を通じて異文化に触れ、多様な価値観と出会うことで、私の視野は大きく広がりました。
特に、訪れた地域の地元の人々との交流は、私にとって新たな学びと洞察の源でした。
これらの旅行経験は、単に新しい場所を見ること以上の価値を持ちました。
アルバイトでどのくらいのお金を稼ぐ必要があるか、どのように旅行の計画を立てるべきかといった、実生活に直結するスキルを身につけることができました。
また、異なる文化や生活様式を体験することで、異文化間コミュニケーションや適応能力を養うことができました。
これらの経験は、私が社会人になってからも大いに役立つと確信しています。
異文化理解、計画性、金銭管理といったスキルは、様々な職場や生活環境での課題解決に有効です。
旅行を通じて培ったこれらのスキルと経験は、将来のキャリアにおいて大きな資産となるでしょう。
例文⑨:筋トレのガクチカ例文
私は学生時代に筋トレに力を入れました。
日々のルーティンとして、ジムでの厳しいトレーニングに励むことを欠かしませんでした。
筋肉を鍛えることは、単に体力を向上させること以上の意味を持ちました。
それは自信と自己効力感を高め、学業や他の活動にも前向きな影響をもたらしました。
この筋トレの経験から、目標に向かって一歩一歩努力することの大切さを深く理解しました。
筋トレは、継続的な努力と自己管理の重要性を教えてくれました。
また、困難に直面しても諦めずに続ける粘り強さも養われました。
これらの学びは、社会人としても非常に重要であり、何事にもコツコツと取り組み、成長していく姿勢を持ち続けることができます。
筋トレを通じて培った自己管理能力、持続力、そして目標達成への意欲は、どのような職場環境においても重要なスキルとなると考えています。
私は学生時代に得たこれらのスキルと経験を、今後のキャリアにおいて最大限活かしていきたいと思います。
筋トレをガクチカにする際のポイントなどについては下記の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
例文⑩:音楽のガクチカ例文
私は学生時代、音楽に力を入れました。
特にクラシックギターを習い始めてから、音楽の世界に夢中になり、それが私の情熱の中心となりました。
毎日の練習は厳しいものでしたが、新しい曲をマスターする喜びはそれを上回るものでした。
また、学校の音楽会や地域のイベントで演奏する機会も多くあり、そこでの経験は私の自信と表現力を大きく高めました。
この音楽活動を通じて、私は目標に向かって努力し続けることの重要性を学びました。
技術の向上だけでなく、公演に向けた準備や舞台でのパフォーマンスを通じて、自己管理やプレゼンテーションスキルも磨かれました。
また、音楽を通じて感情を表現することで、人々とのコミュニケーション能力も向上しました。
これらの経験は、社会人としても役立つと確信しています。
常に新しいことを学び、成長し続ける姿勢は、貴社の業務においても重要なスキルです。
例文⑪:ゲームのガクチカ例文
私は学生時代、Eスポーツに力を入れました。
コンピュータゲームの競技に夢中になり、トレーニングと戦略の研究に多くの時間を費やしました。
特にチームでのプレイは、単なるゲームを超える貴重な経験となり、コミュニケーション能力、チームワーク、戦略的思考を鍛えました。
地域のトーナメントで上位に進出した経験は、私に自信を与え、大きな達成感を味わわせてくれました。
Eスポーツは、競争心を養うだけでなく、仲間と共に目標に向かう喜びを教えてくれました。
この経験は、今も私の人生に大きな影響を与えており、目標達成のための粘り強さと集中力を身につけさせてくれました。
Eスポーツを通じて培ったこれらのスキルは、社会人としてのキャリアにおいても大きな強みとなります。
目標に向かって努力することの重要性、チーム内での役割の果たし方、状況に応じた適切な判断力など、Eスポーツで身につけたスキルは、様々な職場での課題に対応する上で役立つと考えています。
ガクチカで趣味をアピールし就活に活かそう
このように趣味は十分効果的なガクチカになり得ます。
面接官にインパクトを与え、自社にぜひとも欲しいと思ってもらえるような文章を書きたいものです。
結論から入り信憑性のあるエピソードで面接官にアピールしましょう。
面倒臭がらずに事前に企業研究をして、企業が何を求めているのかを把握することが重要です。
内定につながるガクチカになるように、趣味を深堀りした文章作成にしたいものです。