【保険会社志望者必見】インターンの志望動機の書き方を紹介!

【保険会社志望者必見】インターンの志望動機の書き方を紹介!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

要約

 保険会社のインターンに応募する際、必須となる志望動機の書き方のコツを紹介します。

ライバルの多い募集に受かるためには、採用担当者の心に響く文章を作成しなければならないため、悩む学生は少なくありません。

ここでは本選考との志望動機の違いも含め、作成のフレームワークや例文とともに詳しく解説します。

はじめに

保険業界のインターンESに書く魅力的な志望動機が見当たらないという学生は少なくないでしょう。

ご存じのとおり保険業界は人気があり、インターンと言えど多数のライバルの中から勝ち抜かなければ、募集には受かりません。

うまく作成できない人の多くは、自信を持って話せる内容ではないと感じているケースが多いのも事実です。

なぜ自信を持てないのか、その理由は業界理解が足りないこと、やりたいこととの照らし合わせができていないことが考えられます。

採用担当者に強くアピールするには、業界研究を進め、なぜ保険業界なのか、なぜその企業なのかを明確に伝える必要があります。

「この学生はわかっているな」と評価してもらえるよう、しっかりベースを固めて臨みましょう。

インターンと本選考の志望動機の違い

いざインターンの志望動機を書き始めた時に、気づいたら本選考の志望動機になってしまっていたというケースがあります。

果たしてこれはインターンの志望動機としてふさわしいのかどうか、そこに疑問を持つ学生は少なくありません。

問題はインターンの志望動機と本選考の志望動機の違いなのですが、もっとも注目すべきなのが「目的意識」です。

具体的にどのような違いを打ち出すべきなのでしょうか。

インターンの志望動機とは

インターンシップを実施している企業が一番避けたいのが、「とりあえず」で応募して来る学生です。

主体性がなく周りに流されて参加する学生や、業界にあまり興味もないのに単に「インターンに参加した」という事実だけが欲しくて応募して来る学生は、もっとも選びたくない相手と言えます。

企業側はインターンプログラムに割く人件費や時間、場所などコストをかけて実施しているわけですから、なんとなくで来られては非常に困ります。

もちろんインターンを通じて優秀な学生に自社に就職してもらいたいという思惑もありますが、学生に業界を知ってもらい、視野を広げてもらうことで企業として社会貢献することが目的です。

インターンの志望動機で企業が聞きたいのは、志望度の高さやマッチングだけでなく、その学生がどのような目的意識を持って臨んでいるかですので、そこをしっかり理解しましょう。

そのためにもインターンで実現したいことを意識することが重要になってきますが、詳しくは「インターン 志望動機」の記事に書いていますので、そちらも参考にしてみてください。

本選考の志望動機とは

本選考の志望動機はとてもシンプルです。

応募する学生はその企業に就職するというはっきりとした意志が固まっていますし、すでに業界研究も企業研究もすべて済んでいる状態です。

インターンの時のような手探り部分はありませんし、情報もすべてそろって熟考したうえで応募している前提ですので、その内容をわかりやすく簡潔に述べることになります。

インターンとは違い高い志望度が必要ですし、入社した後にどのようなことを実現したいか、将来のビジョンやキャリアパスも描けていることが必要です。

またその企業が求める人物像とのマッチングも重要ですので、あらかじめどのような人材を欲しているか、社風や事業方針なども具体的に調べたうえで構成することになります。

つまり、インターンは自分寄り本選考は企業寄りの視点を持って志望動機を作成する点が大きな違いと言えるでしょう。

インターンは企業にとっても学生にとっても「お試し」の部分がありますが、本選考では一切それは許されませんので、そこを意識する必要があります。

保険会社とは

自信を持って志望動機を作成するためには、保険会社とはどういうものなのかをしっかり理解する必要があります。

保険といってもさまざまな種類がありますし、特に生命保険会社と損害保険会社とでは大きな違いがある点は押さえておきましょう。

よく言われるのは、生命保険は人を扱う会社損害保険は物を扱う会社だということです。

かなり大雑把な分け方ですので実際にはとても細かい事業内容の違いがありますが、生命保険は死亡に備える死亡保険、病気や怪我に備える医療保険など、人の万が一に備える保険がメインとなっています。

これに対し損害保険は生活のリスクに対して備える保険であり、有事の際に保険金を給付することで金銭面の不安を解消するのがメインです。

いずれも「安心」という無形の商材を取り扱う事業であり、そこが業界全体の特徴となっています。

保険会社に求められている人材とは?

保険会社は目に見えないものを取り扱う事業ですが、果たしてどのような人材が活躍できるのでしょうか。

募集に受かるためには求められている人材から逆算し、必要なスキルや素質を見つけ出すことが大切です。

営業力が必要!

前述のとおり、保険会社が取り扱うのは無形の商材です。

しかも総額で考えれば非常に高額な商材であり、人生を左右するような額になることも忘れてはなりません。

必要なのは営業力、真の意味でのコミュニケーションスキルです。

保険を売るなら保険の専門家として顧客から信頼されなければなりませんし、プロとして認めてもらえないなら、そもそも話すら聞いてはもらえません。

営業はいかなるものでも相手のニーズにマッチする提案をしなければなりませんが、特に保険の営業として成果を出せるコミュニケーションスキルには、正しい知識の裏付けが欠かせません。

常に勉強し、相手から信頼される人柄であってはじめて発揮されるものですので、真の営業力を身につける努力は意識しておきましょう。

for youの精神

保険は徹頭徹尾、顧客のためのものであるべきです。

その人の人生を左右する高額な買い物を、その人が人生をよりよく生きるために販売するわけですから、誰かの人生に関わりたいという気持ちが何より重要なのは言うまでもありません。

このfor youの精神を求める企業が保険業界に多いのは、至極当然と言えるでしょう。

特に保険会社の仕事では、顧客側が最初から「保険を販売しに来ている相手だ」と心の中に警戒ラインを引いたうえで臨みます。

そのため本当にfor youの精神がないと見込み客でも警戒心を解きにくく、保険会社側も思うようなプレゼンができません。

相手に頑張って売ろうではなく、相手のために役に立ちたいと心の底から思えるような人物像であれば、多くの保険会社が採用したくなる人材と言えるでしょう。

保険会社の志望動機のフレーム

保険会社の志望動機を作成するためのフレームワークを紹介しましょう。

基本的にビジネスの現場で使われているPREPに基づき、流れに沿って構成します。

このステップは社会人になってからも活用できますので、ぜひマスターしてください。

結論

まず結論から述べます。

聞かれているのは志望動機ですので、なぜ保険会社のインターンに参加したいのかを最初に述べましょう。

ここで目的意識を持っていることを伝えるために、インターンに参加して自分がどうなりたいのかも述べることがポイントです。

自分なりに業界や企業を調べたうえで、どうしてもわからなかった部分を実際の現場で勉強するためというのも響く内容です。

間違いなくターゲットを絞って勉強してきていることが伝われば、評価されるでしょう。

インターンに何を求めているのか、知ったうえでこの業界、この企業への就職の意思を固めたいというニュアンスを含ませるのも良い方法です。

理由

最初に挙げた結論になぜ至ったのかを述べるフレームです。

なぜ保険会社を選んだのか、なぜ業界の中でその企業を選んだのかを述べましょう。

まずは業界への興味を持った理由、そしてその中でどういった企業に興味を惹かれたかを伝えるのがおすすめです。

たとえば人のために働きたいと考えて保険業界に興味を持ち、その企業の商材を具体的に知った時に、その先進性や企画の意図を理解したいと感じたといった内容でもよいでしょう。

より具体的であればあるほど説得力が増しますし、採用担当者も納得できる理由になります。

身近な人に保険業界に関わる人がいて、影響を受けたというのも理由になります。

具体例

前のフレームで挙げた理由を裏付けるため、理由に至った具体的なエピソードを入れるフレームです。

結論も理由も自己申告でしかありませんので、本当にそう感じているかどうかは採用担当者にはわかりません。

もちろん口から出まかせでも見抜かれない場合もあるでしょうが、説得力を得るためには具体例を挙げることが一番です。

たとえば父が保険会社の営業を勤めていて、人のために真剣になれることを尊敬していたという場合、実際に顧客から感謝されている姿を見たといったエピソードがあれば説得力が増すでしょう。

人は一人として同じ人がいないように、経験も感じ方もひとつとして同じものはありませんので、たとえライバルと同じような動機であっても、エピソードで個性を光らせることは可能です。

もう一度結論

最後にもう一度結論を述べるフレームです。

最初に挙げたものを繰り返すことになりますが、簡潔に結論として述べるだけでも構いません。

ただ、意欲を伝えるためには締めは大切ですので、「だからここでインターンに参加したい」という強いやる気を出すのもよいでしょう。

龍頭蛇尾では困りますので、採用担当者が目を通した後も、期待できそうな学生だという評価イメージを維持してもらえるよう、気を抜かずにしっかり締めてください。

例文

それでは保険会社のインターンに応募する時の志望動機の例文を紹介します。

あくまで例文ですので、これを参考に自身の意欲やエピソードを盛り込んで作成してみてください。

例文①

私が御社のインターンシップに応募した動機は、以前から興味を持っていた保険業界の実務に対し、理解を深めたいと考えたためです。

 

御社は数ある保険会社の中でも、商品の先進性にかけて他社を抜く企画力をお持ちのため、ぜひそのプランニング力の源をインターンシップで学びたいと考えております。

私は高校生の時に父が大きな病気を患い、保険に生活を救われる経験をしました。

当時は家族が金銭面だけでなく精神面でも大きなダメージを負い、夜もよく寝られないほどの不安を覚えたことも事実です。

そんな折、多様なリスクをカバーする保険にまさに命を救われたという思いがあり、その時から保険というものに強い信頼感と興味を持つようになりました。

自身が経験したからこそ、どのような保険商品が安心となるか、どんな時にどんな支えが必要となるかをお客様に伝えることができると考えております。

将来は保険会社に就職し、人の役に立つ新しい保険商品の開発をしたいと希望しており、御社のインターンシップで実務を学べることに大いに期待しています。

 

例文②

私が御社のインターンシップへの参加を志望したのは、生命保険業界の理解を深めるためです。

 

私は幼少期から人のために役に立つことを夢見ており、小中高と常に自分よりも誰かのために働くことに大きなやりがいを感じてきました。

大学の部活動でもプレイヤーとしてではなく主務としてチームを支え、他校との連携や会議への参加、大学との交渉や部費の管理などに4年間従事しました。

悩みを抱える部員を精神的に支えたり、スランプから抜け出すためのトレーニングメニューを開発したりすることで、サポートしたメンバーが喜ぶ顔を自身の喜びとして実感できる時が一番の幸せです。

生命保険は人生に深く関わるため、長い年月をかけて一人ひとりのお客様の役に立つ機会を得られる仕事だと考えております。

御社の保険商材には細やかな気配りを感じられる付帯サービスが多く、社会にも貢献できることに大きな魅力を感じ、インターンシップに参加したいと希望いたしました。

御社の実務で学んだことを活かし、ぜひ保険会社への就職を果たしたいと考えます。

 

まとめ

保険会社は学生からも人気の高い就職先であり、インターンへの参加もライバルが多いことは覚悟しなければなりません。

必ず聞かれることになる志望動機は、保険会社側が学生の目的意識、参加意義を知るために用意した設問です。

なぜ保険業界なのか、なぜその企業なのかを自分でもしっかり考え、インターンで何をしたいのかを伝えましょう。

特に保険は無形商材であり、販売するには人として顧客から信頼されなければなりません。

応募する保険会社がどのような人物像を求めていて、どんな社風や事業展開を行っているかもよく調べ、採用担当者に響く志望動機を作成してください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます