HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
最初はエンジニアやIT企業など理系の仕事を考えていた方も、 途中から教員を目指したいと思う方もいるでしょう。
しかし、教育学部で学んでいるわけではないため、なりたいと思っても難しいのではないかと不安に感じている方も多いでしょう。
確かに、これまでの学びも理系に関係することが多く、はじめから教員を目指している方と比べると大変な部分はあります。
それでも理系大学生でも教員になることはできますので、諦めずに頑張ってみましょう。
教員になるには?
教員になるためには、 大学や短大を卒業しただけでなく教員の免許取得が必須になります。
さらに、学校の中でも定められた科目も取得しないと、教員にはなれません。
まずは、免許の取得を目指し、その後教員採用試験に合格する必要もあります。
教員資格認定試験というものに合格すれば、教職課程を修了していなくても教員免許が取れるケースもあります。
理系から教職を目指す際には、まず教員の免許取得のためにどう行動するのか考えていきましょう。
理系大学生でも教員になる方法
教育学部に入っていないから絶対に教員になれないということもないですし、理系の大学生でも教員免許を取得する方法はあります。
理学部を目指したいけれど教員になりたいというときには、理科の教員免許は比較的取りやすいでしょう。
大学や学部、学科によって何の教員免許が取れるかは大きく変わってきます。
たとえば、社会人からでも教員を目指せますので、理系大学生であれば多少大変でも教員を目指せます。
希望の学年の免許が取得できる場合
よく調べてみたら、自分が通っている大学で教員免許が取得できるという場合があります。
自分の希望通りで免許が取得できるとわかったときには、卒業までにしっかりと取れるようにまずは教員に相談をしてみましょう。
進路の話ですし、どうしたらその生徒の希望を叶えられるか親身になって考えてくれるため、今後どう行動したら良いのか聞いてみましょう。
万が一 自分が希望の教員免許が取得できないとわかったときには、転入や編入を考えるのもおすすめです。
もし大学1年生など早い段階で教員を目指したいと思っているのであれば、すぐに行動したほうがスムーズに取得しやすいです。
夢や将来の目標が変わったのに、無理して今の学部にいる必要もありません。
希望の学年の免許は取得可能であるが、他教科となる場合
理系だと理科の教員免許は取得可能でも、 ほかの強化の免許を取得するのは難しい場合があります。
自分が理系の勉強が特に好きで理科を教えたいのであれば良いのですが、やっぱり英語や数学など別の教科も好きでこちらの教員になりたいと思った場合は今の学部のまま取得は難しいでしょう。
その際には思い切って自分のなりたい教員免許が取得できる大学や学部に、編入を考えたほうが早いです。
本来は大学1年生から勉強するようになりますが、2年生以降からでも始められるように編入の仕組みを採用している大学もあります。
条件をクリアしていないといけないなど決まりはありますが、途中からでも編入ができ希望教科の教員免許取得への準備ができます。
希望の学年と取得できる学年が異なる場合
自分が高校の英語の先生になりたいと思って頑張っていても、希望の学年を取得できない場合もあります。
小学校の先生として教員免許のみとなってしまうと、自分の中で本当はやりたい学年じゃないという気持ちが芽生えてくるでしょう。
自分がやりたいと思っている学年の教員免許が取得できるのかどうかは、しっかりとチェックしましょう。
単純に数学の教員になりたいという場合で、正直中学でも高校、あるいは小学校の教員免許しか取れなくても問題ないという場合は、そこまで考える必要はありません。
状況に応じて、他学部や他大学への編入を検討してみましょう。
通っている学部で教員免許が取得できない場合
中には通っている学部で教員免許自体取得できず、どの教科でもダメという場合もない訳ではありません。
その場合は自分の大学では難しい可能性もあるため、 ほかの教員免許が取得できる大学への編入を考えたほうが良いでしょう。
現在の大学で取得している、「教職入門」などの単位は、大学の編入を考えたときに有効な単位として使われる可能性が高いです。
今は理系の学部で難しくても、他学部での取得は可能であるかもしれないので教授にまずは今の気持ちを相談してみましょう。
どのようなルートで教員になれば良いのかアドバイスしてくれますし、最良な方法が見つかるように二人三脚で考えてくれます。
教員免許の取得にはどれくらいの期間がかかる?
教員免許の取得を行うには、そんな簡単にできずある程度の時間を要します。
3年ほどがかかり、単位では67単位ほどが必要になります。
もし大学1年生など早めに教員になりたいと考えが変わったときには、その時点で最善な方法を考えたほうが良いでしょう。
単位が不足していればいる程、なかなか教員免許を取るまでの道のりが長くなってしまいます。
大学3・4年生の場合はどうすればいい?
教員免許の取得にはだいたい3年はかかってしまうため、もしやっぱり教員になりたいと思うのが大学3・4年生になってしまうと、さらに在学期間が延びてしまう可能性があります。
特に 大学4年生で編入などをしたら、どんなに頑張っても約1年で取得するのは難しいでしょう。
大学1年生から教育学部で勉強している人より、大変にはなってしまうのは事実ですのである程度覚悟が必要です。
理系で教員免許取得するのは正直大変?
理系で教員免許を取りたいと思ったら、簡単ではないことは確かです。
もっと言ってしまえば、正直大変な面はあります。
教職になるために 必要単位数は多くなってしまうため、ほとんど自由になる時間はなくなると思っていたほうが良いでしょう。
生半可な気持ちでやってしまうと大変すぎて後悔してしまいますので、ある程度覚悟を持って教員免許取得をしたが良いです。
時間的な大変さ
正直教員になるための単位数が多いため、ほかの大学生が受ける抗議よりも教員になるための講義も受ける必要があるので大変です。
授業に出て、その後 教職関連の勉強もしなければならないため夜に大学を出てやっと帰れるような生活になってしまいます。
教員免許を目指すまではアルバイトや友人との約束、サークルなどと両立していた方も、やることが多すぎて一気にバランスを崩してしまい時間に追われてしまうでしょう。
これまで当たり前にしてきたアルバイトやサークルなどを両立している余裕がなく、辞めなければいけない状態になってしあうかもしれません。
テスト勉強やほかにも教育実習などもあるため、本当に勉強して寝るだけの毎日になる覚悟は必要です。
教員採用試験と就職活動の両立が大変
特に大学3年生や4年生になると、卒業し今度は就職を考えなければいけない時期に入ります。
ただでさえ就職活動ではほとんど余裕がなくなり、早期に決まった人以外は本当に大変な思いをします。
教員を目指している場合教員採用試験にも合格しないと、学校の先生になることができません。
この教員採用試験は勉強すれば誰でも受かるような問題にはなっていないため、受けたから全員がなれるわけではないのです。
超難関とも言われていて、かなりの倍率の中戦っていかなければなりません。
勉強も一気に大変になる上、試験にも合格しなければ夢を叶えることができないため本気な気持ちが大切です。
教員免許が取得できない大学は特に大変
たとえば教員に2年生の春に入ったばかりの頃思い相談したとしても、 実際編入をするのは進級時になってしまいます。
思い立ったらすぐに学べればまだ遅れていた分を取り返しやすいですが、少し時を置いてからでないと編入ができないため大変です。
教員になるまでにはある程度時間を要してしまうので、晴れて教員になるためには期間が先延ばしになってしまいます。
普通通りに卒業をすることを想定していた場合、それができなくなってしまう可能性が高くなります。
さらに大学3年や4年になってから急に環境が変わってしまうため、その雰囲気にも慣れなければいけません。
さまざまなことが変わった中で、忙しさも増えるため教員免許が取得できない大学では特に大変と感じてしまうでしょう。
やりがいはある!
ここまで見てくると、教員免許を取ることができない訳ではないけれども結構大変なんだな……ということがわかってくるでしょう。
ただ大変ではありますが、 理系に在籍しながら教員免許を取得することは可能です。
さらにどんなに苦しいときがあっても、その先に教員になってこんな風に仕事がしたいという明るい未来が頭の中にあります。
自分のやりたいことだからこそ前向きに取り組めますし、今自分がどんな風に時間を使えば良いのかもわかってくるので上手にやりくりしながら免許取得へ向けて行動できるようになってきます。
興味ないのに疑問に感じながらなんとなく取り組むよりも、ずいぶんやりがいを感じるでしょう。
やりたいのであれば、思い切って挑戦する価値はあります。
まとめ
理系の大学生であっても、頑張れば教員になれます。
しかしそれなりに大変なのと、自分のいる大学や学部に教員になれる環境がないと、編入を考えなければいけません。
環境も変わりますし大学1年生から学んでいる人よりも後れを取っているため、特に時間のやりくりが大変に感じてしまうでしょう。
ただ今のまま勉強を続けてなりたいと対して思っていない企業に勤めてしまっても、後悔してしまいます。
やる気があれば教員になれますので、頑張る決意があれば挑戦してみましょう。