給料や将来性などはどうなってるの?理系生のトヨタ就職の全容を解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

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今回は、理系生がトヨタに就職する場合について考察してみます。

理系生の就職先として、屈指の人気企業であるトヨタですが、実際にトヨタに就職したあとには、どういったプロセスを歩むことになるかを紹介します。

給与や将来性などを踏まえて、紹介していきますので、自分がトヨタに行くことによって、何ができるのかを予測することができるのではないでしょうか。

トヨタを目指すといっても、業種が多岐にわたっていますので、しっかりと目標を立てておかなければ、自分の思ったような仕事をすることができないかもしれません。

【理系のトヨタ就職の実態】理系生のトヨタの就職実績は?

まずは理系のトヨタ就職の実績から、確認していきましょう。

トヨタは理系就職先ランキングで、毎年10位以内に入るほどの人気企業です。

これは当然ともいえて、トヨタといえば、日本から海外展開をしてもっとも成功した企業といえるかもしれません。

トヨタは世界各地で活躍している企業になっていますが、たとえばアメリカならば、経済の深いところまで入り込み、アメリカの自動車産業にも絶大な影響力をもっているといえるでしょう。

現地においても、莫大な雇用を生み出していますし、経済的な貢献もかなりのものです。

ある意味では、超大国アメリカの経済にビルドインされているといっても過言ではありませんので、いかにトヨタが世界的にみて大きな存在かがわかります。

22卒から学校推薦を廃止

これからトヨタを目指すのであれば、これは把握しておきたい部分だといえるでしょう。

トヨタは、2022年から大学推薦がなくなります。

自由応募のみになり、理由は幅広い人材がほしいからだといえるでしょう。

学校推薦にすると、どうしても毎年の新入社員が偏ってしまいがちです。

各学校が好む推薦人員には、ある程度の偏りがあるからです。

こういった姿勢は、常に新しい風を取り入れてきたトヨタらしいといえるのではないでしょうか。

場合によっては、学校推薦が廃止されることによって、チャンスが生まれる学生もいるでしょう。

逆にチャンスがなくなってしまう学生もいるかもしれません。

トヨタの新卒採用倍率は30倍を超える!

トヨタの新卒採用に臨むのならば、どのくらいの狭き門なのかを把握しておく必要があるでしょう。

敵を知らずして、勝負に勝つのは難しいので、しっかりと超えるべきハードルは認識しておきましょう。

トヨタの場合は、技術系が400人程度、事務系は150人程度になっていて、全国から応募者が殺到するといえるでしょう。

かなりハイレベルな争いになることは必至なので、十分に準備をしておく必要があるのではないでしょうか。

工学部から人が殺到する

トヨタに応募してくる学生を確認してみると、やはり機械や電気電子など、さまざまな分野を学んだ生徒がトヨタに応募することになります。

また、それぞれの学校で優秀な成績をおさめているような人も多くなっていますので、もともとハイスペックな学生がトヨタに応募することが多いといえるでしょう。

工学部系の人材は、ある程度専門分野への知見がある人たちが集まってきますので、専門分野についてある程度の理解力がなければ、太刀打ちできないかもしれません。

【理系のトヨタ就職の実態】なぜトヨタは業界トップの実績を誇るのか?

トヨタといえば、日本の基幹産業として、日本経済を長らく支えてきました。

また、日本発の企業の中で、世界でもっとも知名度のある会社といえるかもしれません。

トヨタが長きにわたりトップに君臨することができたのは、トヨタには挑戦する文化があったからではないでしょうか。

常にトップにいながら、挑戦し続ける姿勢がトヨタの強みでしょう。

普通は、トップになってしまうとその地位に甘えてしまうことが多いです。

これは人もそうですし、企業においても当てはまるでしょう。

しかし、トヨタはその地位に甘んじることはなく、さらに上を目指そうとしているのです。

これはすべての人の模範となるような行為であり、だからこそ業界トップの企業であり続けられるのです。

コロナ蔓延の中、業界唯一の黒字!

トヨタの挑戦し続ける姿勢は、逆境であればあるほど、強力に輝くことがわかっています。

それを証明したのが、今回のコロナ騒動だといえるでしょう。

業界にはコロナによってあえぐ企業が多い中、唯一業界黒字を達成したのです。

普段から危機に対して適応する体質や計画があるからこそ、コロナにおいてもこのような立ち回りができます。

近年の世界情勢は激動をむかえていますので、多くの企業にトヨタのような姿勢が求められているといえるのではないでしょうか。

これからトヨタを目指すのならば、学生時代にもこういった姿勢を大切にして、チャレンジを続けたいところです。

大学生もコロナの大きな影響を受けていますので、それを逆に利用して、自分の成長につなげられるように努力するのもよいでしょう。

【理系のトヨタ就職の実態】理系はどのように活躍できるのか

ここでは、理系の学生が、トヨタに就職した場合に、どのような活躍をできるのかを紹介します。

これがわからなければ、いまいち進路が不安定になってしまいがちなので、まずは把握しておきましょう。

先端研究、先行開発、量産開発、生産技術開発、生産ライン設計・導入、製造・品質管理、 デザイン、品質保証、カスタマーサービス、情報システム、知的財産、建築設備技術などの業務を求められることになるでしょう。

このように多すぎるくらいの選択肢がありますので、かなり明確に自分の目標を決定しておく必要があるのです。

理系生の仕事内容

理系性の仕事内容を確認してみると、上記の働き方は3つのコースにわかれることがわかります。

企画・開発

まずは、企画や開発といった仕事に分類できます。

企画や開発でどんなことをするのかといえば、車両や技術、コネクテッドなどの業務に関われるといえるでしょう。

トヨタは業界の最先端を行くような企業なので、今までからは想像できなかったような技術の企画や開発に携わることができます。

まさに、本当の意味での、時代の最先端に触れることができるでしょう。

トヨタの企画や開発に携われるということは、幸せなことだといえるでしょう。

生産

トヨタのビジネスのうち生産というのは、非常に重要な要素だといえるでしょう。

生産製造やものづくりなどのコースに関わることができます。

企画、開発された自動車が、実際にかたちになっていく姿を間近でみられるので、ものづくりが好きな人にはたまらない仕事だといえるかもしれません。

アフターサービス

トヨタくらいの大企業になってくると、アフターサービスは非常に重要です。

アフターサービスのミスひとつで、企業の信頼性が地に落ちることもありますので、アフターサービスといえど、重要な仕事だといえるでしょう。

具体的には、品質保証やアフターサービスを通じて顧客への安全や安心に寄り添う仕事になってきます。

たとえば、今後自動運転がさらに一般化されれば、このアフターフォローという部分は、より重要性がますといえるでしょう。

キャリアステップの方法は?

ここでは、トヨタに就職した場合のキャリアステップの方法について紹介していきます。

入社1から3年目

入社してから3年目くらいは、任された仕事を極めるくらいの気持ちが必要になってくるでしょう。

ひとつ目に任された領域において、問題解決能力・基礎力を習得することが重要になってきます。

しっかりと目標をもっている学生ほど、このタイミングで焦りやすいので、ここは焦らずに、じっくりと知見を磨いていきましょう。

ここは基礎の部分ともいえますので、ここでしっかりと基礎を学んでおかなければ、今後の業務に支障をきたしてしまう可能性があります。

入社4から9年目

入社4年くらいから9年目くらいまでは、自分自身のもち味になるようなスキルを磨くことが重要になってくるでしょう。

国内や海外での業務を担当し、自身のコアスキルを磨いていくことによって、次なるステップが見えてきます。

これまで学んできた基礎を活かして、スペシャリストになってください。

入社10年目以降

入社から10年目くらいになってくると、いくつかの選択肢にわかれることになるでしょう。

ひとつは、異なる領域でのスキルを身につけるです。

トヨタには、さまざまな選択肢が用意されているので、ひとつの技術を極めたあとは、もうひとつの技術を習得するのもよいでしょう。

2つの領域のスペシャリストになることができれば、それだけ仕事の幅が広まります。

もうひとつの選択肢としては、第一線で活躍することです。

ひとつの技術を極めているので、十分に第一線で通用するでしょう。

【理系のトヨタ就職の実態】トヨタの将来性

自動車産業は、今後衰退していくといわれています。

まずは、あまり自動車に関心がない、若い世代が世の中の中心になっていきます。

彼ら彼女らの中にはミニマリストも多いので、そういった人たちは、生活の中で、必ずしも自動車を必要としないのです。

さらに、人口減少によって、そもそも自動車を必要とされる数も少なくなっていくでしょう。

少なくとも、少子高齢化社会がスタートしている日本などにおいては、自動車の需要は激減すると思われます。

しかし、トヨタはすでにこういった懸念についての対策をしているのです。

IT技術の発展に伴う便利さの追求

トヨタのひとつの対策として、最先端技術を自動車に組み込む工夫をしています。

電動化や自動運転などの先端技術で、世界に劣らない自動車会社を目指しています。

いくら自動車産業が衰退するといっても、おそらくトップクラスの企業は残り続けるはずです。

そして、その候補こそがトヨタなのです。

常に新しい技術を取り入れ、業界や新事業の牽引役として活躍していくことでしょう。

環境への対策

最近のトヨタが着目しているのは、環境への対策です。

近年は、非常に環境問題への関心が高まっており、これをトヨタが見逃すはずはありません。

自動車は、排ガスを出すということで、目の敵にされそうですが、トヨタの発想の場合は、これをチャンスととらえるのです。

どこよりも環境に優しい自動車を完成させることによって、誰よりも環境問題を考えていることをアピールすることができます。

【理系のトヨタ就職の実態】まとめ

理系の学生がトヨタに就職した場合に、どのような未来が待っているかがなんとなくわかったのではないでしょうか。

今後は自動車業界全体が衰退していくといわれていますが、もしかするとトヨタは例外かもしれません。

それだけの自力をもっていますし、チャレンジを忘れない強い姿勢をもっています。

トヨタというのは、もはやいち自動車製造業ではなく、世界を牽引するような企業といっても過言ではないでしょう。

そういった意味では、トヨタに就職した学生の将来は明るいといえるのではないでしょうか。

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