HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
長期インターンに興味があるけど何から始めたらいいかわからない...
そもそもどんな企業のインターンに参加するべきかわからない...
このような悩みを抱えている理系大学生の皆さんは多いのではないでしょうか。
今回は長期インターンについての解説と、理系の学生におすすめの職種を紹介していきます。
長期インターンに興味のある方はぜひ参考にしてみてください!
【理系向け長期インターン】インターンとは
インターンはざっくりいうと「職業体験プログラム」のようなものです。
インターンといっても、主に短期インターンと長期インターンの2つに分けられます。
短期インターンと長期インターンでは、参加期間だけでなく内容や目的も大きく異なります。
インターンに参加する際は、自分に合っているインターンを選択するようにしましょう。
短期インターン
短期インターンは、参加期間が1〜2週間程度と短いのが特徴です。
主に就活前の大学3年生が対象とされていますが、学年などの条件を満たしていれば誰でも参加できるものが多いです。
短期インターンの中でも、会社説明を行う1〜3日程度の「セミナー型」と、グループディスカッションなどグループで課題に取り組む「プロジェクト型」に分けられます。
長期インターン
長期インターンは参加期間は3ヶ月から、長い場合は2、3年以上参加している学生もいます。
短期インターンと大きく異なる点は実際に企業で働くという点です。
社員が実際に勤務しているオフィスで、インターン生として業務に取り組みます。
長期インターンに参加することで、ビジネススキルや、参加する企業が扱う分野の知識・専門技術が身に付き、就活や就職後も生かすことができます。
また、企業で働くため、当然給料が発生します。
ただし採用までに面接があったり、学業や部活と両立しにくいといった理由から、ハードルは高くなっています。
【理系向け長期インターン】インターンに参加する目的
なぜ就活生はインターンに参加するのでしょうか。
ここからは就活生がインターン活動に参加する目的を4つ紹介していきます。
1.企業への理解を深めるため
まず第一に、就活生は自分のやりたいことと企業のやっていることが一致しているか見極めています。
企業に入社した後に「思っていたものと違う」と感じても当然遅いですよね。
このようなミスマッチを防ぐために、事前にインターンに参加することで企業についての知識を収集する必要があるのです。
2.就活情報を入手するため
短期インターンなどの説明会で、その企業に勤める社員の方から直接企業の情報を入手したり、インターン生同士で就活情報の共有をすることができます。
このようにインターンに参加することで人脈が大きく広がり、様々な情報の入手が期待できるのも、インターンに参加するメリットです。
また就活関連の企業の長期インターンに参加すると、勤務中も最新の就活情報がどんどん入ってくるのでおすすめです。
3.自己分析を深めるため
自己分析のためにインターンに参加している学生もいます。
プロジェクト型の短期インターンに参加した後、得られた結果から自分を客観視し、長所や短所を分析することで自己理解を深めることができます。
自己分析がきちんとできていると、就活が始まった際にエントリーシートや履歴書の作成にスムーズに取り掛かることができます。
4.就活の予行練習のため
同じくプロジェクト型の短期インターンなどでのグループワークや質問などを通して、就活の本選考の対策、予行練習として参加する学生もいます。
いざ就活が始まった際に緊張して自分の意見が伝えられなくならないよう、予行練習としてインターンに参加しているようです。
【理系向け長期インターン】長期インターンに参加するメリット
それではここから長期インターンに興味がある学生のために、長期インターンについてさらに詳しく解説していきます。
まずは長期インターンに参加するメリットを紹介していきます。
1.就活に有利
長期インターンに参加した経験は、いざ就活が始まった際にガクチカとしてアピールすることもできます。
就職白書2020(2020年6月11日発行)によると、長期インターンに参加している学生は就活生のわずか3%と言われています。
ガクチカで長期インターンの参加をアピールすれば、他の就活生と大きな差別化を図ることができます。
就活が始まる前だけでなく、始まってからも強い武器となるのが大きなメリットと言えるでしょう。
2.社員の方と関われる
企業で働くということは、社員の方と同じオフィスで働くことになります。
勤務中に社員さんと関わる機会も当然訪れます。
実際に勤務している社員の方の本音や、ホームページや企業説明会などでは得られない企業の情報などを得られることもあるかもしれません。
また社会人とのコミュニケーションの練習にもなり、就職後の人間関係にも生かすことができます。
3.給料をもらえる
先ほど解説した通り、長期インターンは企業で働くため、給料が発生します。
就活対策を進めながら同時に就活費用の準備もできるのは、長期インターンならではの大きなメリットではないでしょうか。
また業績によって給料が変化するところもあり、モチベーションアップに繋がりやすいのも特徴です。
4.人脈が広がる
こちらも先ほど触れましたが、社員の方やインターン生との関わりを通して情報収集ができます。
また、インターン参加中に企業が扱っている分野のプロの人物とも関わる場面も訪れるかもしれません。
色々な人と関わることで自分の視野が広がり、自身の人間性や技術、知識の大きな向上が期待できます。
【理系向け長期インターン】長期インターンに参加するデメリット
ここまで長期インターンに参加するメリットを紹介してきましたが、当然長期インターンに参加するデメリットも存在します。
安易に参加する前に、ぜひ確認しておいてください。
1.採用難易度が高い
短期インターンとは異なり、長期インターンは採用までの難易度が高いのも特徴です。
採用には面接などが必須になってくるため、当然誰でも参加できるわけではありません。
もちろん面接で不採用になることもあり得ます。
また、採用後も研修期間があるため、すぐに大役を任せられるなど大きな活躍ができるわけではないことは理解しておきましょう。
2.学業や部活動との両立が難しい
長期インターンは採用後に覚えることや、やるべきタスクなどが多いため身体的な負担が大きく、学業や部活動・サークルとの両立が難しいのもデメリットの一つです。
また自分の自由時間を儲けることも難しくなる可能性も考えられます。
大学生の本業である学業に支障がでては意味がないので、ある程度余裕を持ってから参加するのがおすすめです。
3.責任が大きい
また社員と同じ業務を任されることもあるため責任は大きく、精神的な負担も大きくなってきます。
ただやり切った達成感はその分大きく、自分を大きく成長させることができるのは魅力の一つかもしれません。
【理系向け長期インターン】理系大学生におすすめの長期インターン
最後に、理系の学生におすすめの職種を紹介します。
長期インターンに参加してみたいけど、どの企業にするべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
1.エンジニア
エンジニアといっても想像しにくいかもしれませんが、工学関係の技術者のことを指します。
近年慢性的な人手不足に陥っているため、採用のハードルは低いです。
また未経験でも採用可能であり、工学関係の知識や技術がない方でも興味があれば参加してみるのがおすすめです。
2.コンサルタント
コンサルタントは問題を抱える顧客企業に解決策を提案し、顧客企業の発展や変革をサポートする仕事です。
マーケティングや、電話・メールなど、オフィス内で顧客と仕事をするインサイドセールスを任されることが多いのが特徴です。
こちらはコンピューターの知識やエンジニアスキルのある人におすすめです。
3.研究職
新しい商品や技術を生み出すために、先の見えない目標に挑戦し続ける仕事です。
研究を楽しむ探求心がある人におすすめです。
大学での研究活動が活かせるかもしれません。
4.文系インターン
文系職でも理系の方が適性のある職種も中にはたくさんあります。
具体的にはマーケティングなどの情報分析などが挙げられます。
理系というジャンルに縛られず、文系職を探してみるのもおすすめです。
まとめ
今回は長期インターンについての解説と、理系の学生におすすめの職種を紹介してきました。
長期インターンについての情報や自分に合った職種が見つかったのではないでしょうか。
長期インターンは参加するメリットが大きい分、デメリットもいくつか存在します。
参加する際には焦らず、生活に余裕ができてから参加することをおすすめします。
ぜひ自分に合った長期インターンに参加し、就活を一歩早くリードして進めていきましょう!