繊維業界志望の志望動機のポイントを解説!繊維業界の構造や動向も解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

繊維業界は国内市場が縮小している一方で、海外市場の規模は拡大しています。

一言で繊維業界といっても、素材・紡績・縫製・アパレルなど幅広い分野の仕事があります。

そのため繊維に関わる技術だけでなく、生産工程や品質管理、それに関わるIT技術など色々な場面があり、求められる人材も様々です。

「繊維・アパレル業界に興味はあるけど、自分の様なタイプの人間でも応募して大丈夫?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

今回は繊維業界を志望される方向けに、業界構造や今後の動向をふまえ、志望動機のポイントを解説していきます。

【繊維業界の志望動機】繊維業界の構造

繊維業界は川上から川下まで、それぞれ4つの業界から成り立っています。

同じ繊維業界でも製造から販売まで様々です。

それぞれの業界の特徴を理解して、自分が興味を持てたり挑戦してみたい領域があればぜひチャレンジしてみましょう。

川上

繊維業界の川上企業は主に原料を扱うメーカーを指します。

高度な技術力を用いて製品をつくり、様々な分野に進出しています。

また、原料メーカーとして高い技術力や品質・生産管理力があることも理解しておきましょう。

繊維素材業界

繊維素材業界は、繊維原料を扱う産業のことを指します。

具体的には、天然繊維(綿花、麻、絹、羊毛など)化学繊維(ポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリプロピレンなど)を製造・加工・販売している企業群のことです。

衣料品をはじめとして、自動車や航空機、医療用品など様々な分野と密接に関わっています

繊維素材メーカーの具体的な企業として、東レ・帝人などがあります。

また、昨今ESGに力を入れており、リサイクル品の活用などサステナビリティを意識した素材の開発を行なっています。

環境に配慮した取り組みとしては、染色や洗浄過程において、化学薬品の削減や、水の循環利用をすることで環境負荷を低減します。

また、今後の課題としては、厳格化された環境規制国際競争にどう対応していくかです。

海外には中国をはじめドイツやアメリカなど強い競争力を持った国が多数あります。

日本ブランド」としてポジションを確立することが重要となります。

繊維素材メーカーで働きたい方は、原料に関する知識や環境規制についての理解を深めたり、業界のトレンドを把握しておくと良いでしょう。

また、メーカーは品質管理や製造プロセスを日々改善することが仕事ですから、そのプロセスについても理解しておくと、より興味を持てます。

テキスタイル業界

テキスタイル業界とは、アパレル製品に使われる生地の加工・製造・販売を行う企業群を指します。

具体的には素材メーカーから半製品を仕入れたり、様々な素材を複合した製品を開発し、織物やニットの製造・加工などを行います。

製品は、衣服、寝具、カーテン、タオルなどに用いられます。

素材の種類や、加工方法、染色技術、デザインなど多種多様な要望に応えることができます。

また素材メーカーと同様に、リサイクルや持続可能なモノづくりなど、環境に配慮した取り組みに力を入れています。

テキスタイル業界は、アパレルメーカーや線維商社とやり取りを行い、ビジネスを展開しています。

テキスタイルメーカーの具体的な企業としては、新内外綿株式会社・株式会社ロベリアなどがあげられます。

テキスタイルメーカーで働きたい方は、原料素材の知識や製造プロセスの理解はもちろん、デザインについても知っておくと良いです。

また、アパレルメーカーや繊維商社など多方面とのコミュニケーションが必要になるためコミュニケーション能力も磨いておくべきでしょう。

川中

川中とは、繊維産業において中間に位置することを言い、アパレル業界が代表的でしょう。

メーカーから素材を仕入れて自社で商品を企画・開発・製造を行います。

企業によっては直接消費者のもとへ販売することもあります。

アパレル業界

アパレル業界は、衣服やファッションアイテムを製造・販売する産業のことを指します。

また、一言にアパレルといっても、衣服のデザイン・製造・販売に携わる企業や、ブランドを展開する企業、それらの企業の中で小売店や自社ECサイトなどを持ち直接販売している企業など様々です。

アパレル業界は、企画から製造・販売までする企業も多く、そのため幅広い職種が存在します。

デザイナー(ファッション、テキスタイル)、パタンナー、ソーイングスタッフなどの専門職、マーケティングや営業などの総合職、場合によってはITエンジニアなど様々な職種が関わりあっています。

アパレルメーカーの具体的な企業として、「ユニクロ」が有名なファーストリテイリングや、ワールドストアパートナーズなどがあります。

アパレル業界で働きたい方は、ファッションやデザインの知識、世の中のトレンドに加え、ITやマーケティング知識もあると良いです。

特に最近ではVR・AR技術が話題であり、店舗に行かなくてもバーチャル上で試着イメージがわかるようになりました。

日々めまぐるしく変化していくアパレル業界に、挑戦してみるのも面白いのではないでしょうか。

川下

繊維業界の川下は、衣料品や雑貨などを消費者に販売する「小売業」です。

また、実店舗以外でもWEB上でのEC店舗(ネットショップ)があり、それに力を入れる企業も増えてきました。

小売業界

アパレル小売業界は、アパレルメーカーや卸売業者から商品を仕入れ、それを消費者に販売する企業群です。

アパレル小売業者の具体的な企業として、株式会社三越伊勢丹・イオングループなどがあげられます。

現在アパレルメーカーは、主にファストファッション企業(ユニクロ、ZARA、H&Mなど)が小売部門を作り、そのまま販売するSPAというビジネスモデルも存在するため、競争の激しい業界であると言えます。

経営に関する様々な課題もあります。

アパレルはサプライチェーンであるため、サプライヤーとの信頼関係が重要です。

しかし、サプライヤーにもピンからキリまであり、ずさんな品質管理や納期遅れなどがあるサプライヤーも存在します。

また、アパレル商品は季節性があり、在庫管理が非常に難しい業界です。

売れ残った場合は値下げセールなどを行い処分していかなくてはいけません。

一方で、トレンドを取り入れた魅力的な商品を提供することで、顧客に支持されることができ、成長する企業も多く存在しています。

アパレル小売業界で働くためには「コミュニケーション能力」が必須です。

お客様はもちろん、メーカーやサプライヤー、その他にも大勢の人たちと関わり合うためコミュニケーション能力は欠かせません。

【繊維業界の志望動機】繊維業界の動向

繊維産業の国内市場は、新型コロナウイルスの影響や少子高齢化により減少傾向にあります。

コロナ前の2019年では衣料品等の国内市場は11兆円ありましたが、コロナ渦では外出自粛要請もあり、2021年は8.6兆円と約3兆円もマイナスになりました。

国内就業者は2007年には68万人いましたが、2020年には40万人になり、30万人近く減少しています。

一方で、海外アパレル市場は拡大していっており、2019年1.8兆米ドルが2025年には2.3兆米ドルまで成長する見込みです。

そのため、高品質、高機能な素材の技術を有している国内企業は海外市場への進出に積極的です。

グローバルな競争力をつけるために、海外企業の買収や業務提携を行うなど世界各国にパートナーをつくり新規開拓を行っています

また、前述しましたが環境に配慮した製品の開発(再生繊維の利用、製造プロセスにおいては化学薬品の削減や節水)や、繊維製品とITを組み合わせたスマートテキスタイルの開発など健康分野にもビジネスを展開させています。

(参考引用:2030年に向けた繊維産業の展望)

【繊維業界の志望動機】繊維業界の職種

繊維業界の主要な職種についてどういったものがあるのか詳しく解説していきます。

自分が興味のある職種があれば是非しっかりと確認しておいて、志望動機を書く際の前提知識として理解しておくことが重要です。

営業職

繊維業界の営業職は、衣料品や家庭用品といった繊維製品の販売を担います。

この職種では、顧客との強固な関係構築、顧客のニーズを的確に把握し、製品の特徴や価値を明確に説明する能力が求められます。

また、価格交渉や受注管理といった業務も重要な役割を果たし、顧客満足度の向上と企業の売上増加に直接貢献することが期待されています。

対人関係やコミュニケーション能力に自信がある人には非常にやりがいにある職種となっています。

商品開発職

繊維業界の商品開発職は、新たな繊維製品の企画から開発までを一手に担い、材料の選定、デザイン、機能性の向上、そして品質管理に至るまで幅広い業務を行います。

この職種では、繊維の物性や加工技術の知識を活かし、市場のニーズに応えるだけでなく、競合製品と差別化された新しい価値を創出することが求められます。

製品の革新によって、消費者に新たな選択肢を提供し、業界全体の発展に寄与することがミッションとなります。

研究職

繊維業界の研究職は、新しい素材や加工技術の開発、製品の品質向上、そして環境への影響を減らすための取り組みを行います。

この職種では、繊維の基本的な特性や様々な応用分野に関する深い知識が必要とされ、実験や分析を通じて、業界に革新をもたらす解決策を見出すことが期待されています。

研究成果は、繊維製品の新たな価値創造と業界の持続可能な発展に直結し、社会的な貢献や意義も非常に感じられる職種です。

生産職

繊維業界の生産職は、製造工程の管理や効率的な生産体制の構築を担当します。

具体的には、生産計画の立案、生産ラインの運営、製品品質の管理、作業員への技術指導など、製品量産のための重要な業務を一手に引き受けます。

この職種では、高品質な製品を効率良く生産するための戦略的思考と、現場での問題解決能力が求められます。

製品の供給を安定させることで企業のビジネス成功に直接貢献する、非常にやりがいのある職種です。

事務職

繊維業界の事務職は、オフィスでの日常業務を効率的に管理し、企業運営の基盤を支えます。

具体的には、受注処理や請求書の発行、在庫管理、顧客とのやり取り、データの入力など、幅広い業務を担当します。

これらの業務を通じて、ビジネスプロセスのスムーズな進行を確保し、顧客満足度の向上と企業の効率性の向上に貢献します。

事務職は、裏方として繊維業界の企業活動を支える重要な役割を果たしています。

【繊維業界の志望動機】志望動機で見られているポイント

業界・企業研究を理解することで、目標の半分は達成したと言って良いでしょう。

それらをふまえ志望動機を書きますが、何を意識して書いていけば良いかをご紹介します。

採用側が何を意識して見ているかを理解しましょう。

熱意がどのくらいあるのか

採用側は志望動機から入社意欲や熱意を見ており、企業研究や業界研究の深さなどから判断されます

いくら自分の強みをアピールしたところで業界・企業研究無しでは、ただの自慢話に終わり、採用側にもネガティブな印象を与えてしまいます。

企業研究の目的は、企業の「好きなところ」を探し、「自分の強み」をマッチさせることです。

企業の好きなところについて、経営理念や社長の考え、商品・サービスなど色々考えられます。

ちなみに、売上規模や業界シェア率などを好きなところにしない方が良いです。

「ウチより売上規模や人気が高い会社に行けば良いでしょ?」「それってウチの会社じゃなくても良くない?」と判断されてしまいます。

もっと身近な感覚で「好きな理由」を自分なりにで良いので考えてみてください。

学生の人柄

学生の「人柄」についても重要なポイントです。

人柄は、主に面接時に受け答えや表情から好感が持てるか判断されます。

具体的には、実際のコミュニケーションでは笑顔や清潔感などがあげられます。

コミュニケーションは「話が噛み合っているか」「会話のキャッチボールができているか」を普段から意識すると良いでしょう。

笑顔は無理につくると不自然になりますので、できる範囲で大丈夫です。

志望動機に入れ込む内容としては、「ポジティブ思考」や「目標設定がなされているか」などからも判断されています。

ポジティブ思考は前向きになった原体験など、目標設定は具体的な期間や数字を入れると説得力が増します。

学生と企業のマッチ度

採用側は、学生と企業がどれだけマッチ度が高いかも重要な判断材料としています。

学生のやりたいことが企業理念や経営方針がマッチしているかを考えます。

企業の根本的な部分と、学生の相性が良くなければ、早期離職の恐れがあります。

企業側としては人材採用に莫大なコストがかかるため、早期離職されることは大変痛手であり、できる限り避けたい問題です。

学生も無理に企業側に合わせにいくと入社後「想像していたことと違う」となり、早期退職してしまう可能性が高くなります。

素晴らしいスキルや能力、人柄であっても、マッチするかどうかは企業によって違います

【繊維業界の志望動機】志望動機を作成する前に

志望動機をいきなり書く前に、いくつか準備をする必要があるので項目ごとに解説していきます。

この準備を怠ってしまうと志望動機のクオリティも下がってしまい、企業からの評価も悪くなってしまう可能性が高まるので注意してください。

業界研究

志望動機を書く前に行うべき重要なステップとして「業界研究」があります。

これは、志望する業界の構造、動向、課題などを深く理解するプロセスです。

業界研究を徹底的に行うことで、後に企業分析を進める際にも役立ち、志望動機や面接での議論に深みを加えることができます。

業界の全体像を掴むことは、自分がどのようにその業界に貢献できるかを明確にするのにも不可欠です。

専門の記事やWEBサイトの記事を調べることも大切です。

もっと詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

企業研究

志望動機を作成する前に志望する企業の特性や強み、求める人材像を深く理解するための「企業研究」も不可欠です。

企業の歴史、文化、ビジネスモデル、そして市場でのポジションなどを把握することで、その企業がなぜ自分にとって魅力的なのかを明確にすることができます。

この準備は、志望動機の説得力を高めるだけでなく、面接時に企業への深い理解と高い関心を示すことが可能になります。

企業研究の方法については、企業の公式サイト、業界レポート、関連記事など、信頼できる情報源を活用しましょう。

詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

自己分析

志望動機を考える前の自己分析は、自分の価値観やキャリアにおける目標を明確にするために非常に重要です。

自己分析を通じて、自分の強み、興味がある業界や職種、長期的なキャリアプランを把握することができます。

これにより、なぜ特定の企業で働きたいのか、その企業が自分のキャリア目標や価値観にどのように合致するのかを深く理解し、説得力のある志望動機を作成することが可能になります。

自己分析は、自分自身と向き合うことで、自分の軸をしっかりと持つことにも繋がります。

自己分析の具体的な方法については、専門のガイドや記事を参照すると良いでしょう。

詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

【繊維業界の志望動機】繊維業界で求められる人材

これらのポイントをふまえた上で、繊維業界に求められる人材の特徴について見ていきましょう。

荒波の渦中にいる繊維業界ですから、求められる人材もそれに対応できる人が望ましいです。

具体的に3つの特徴があります。

独創性のある人

繊維業界全体が衰退傾向にあるため、既存のやり方にとらわれない独創性のある人材が求められています。

独創性のある人は「考え」だけでなく、その考えを実行する「行動力」にも秀でています。

行動量が増えれば失敗の数も増えますが、それに挫けない「精神力」も持ち合わせています。

目標が実現するまで行動を繰り返すことで、新しい道を切り拓くことができるでしょう。

また、常に自分自身にアンテナを立て、新しい情報や知識を吸収し、柔軟に変化に対応していきます。

リーダーシップを発揮できる人

繊維業界は、これからの業界・企業を引っ張っていける人材が必要です。

上記のような「独創性」のある人は貴重な戦力ですが、1人では目的を達成することはできません。

「早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」と言われるように、同じチームや組織のメンバーからの協力が不可欠です。

そのために、メンバーを巻き込む力や、モチベーションを持たせる力が必要です。

さらに先見性の鋭い人材が求められますから、新しい技術や情報に敏感な人が向いています。

ステレオタイプのない人

繊維業界において、多くの企業は海外進出も積極的であるため、異なるバックグラウンドを持った人材と一緒に働くことがあたり前になりつつあります。

そういった環境で相手のことを尊重し、考え・価値観を受容できる人材が求められます。

そのためにはどんな人にも興味を持ち、交流が深められるコミュニケーション能力がある人が向いています。

「この業界は〇〇だ」「この人は〇〇だ」と決めつけてしまうステレオタイプの性格では難しいでしょう。

【繊維業界の志望動機】志望動機の構成

ここからは具体的に志望動機の書き方をご紹介します。

志望動機には、読みやすく理解しやすい「構成」があります。

順を追って解説していきますので、構成を理解して伝わりやすい志望動機を書いていきましょう。

志望している理由

はじめに、なぜその企業を志望するか「結論」を述べましょう。

いわゆる「結論ファースト」が基本です。

「私は〇〇を実現したいため、貴社を志望しました。」といった感じになります。

結論ファーストは志望動機を書く以外でも、面接での会話や仕事上での報連相にも役に立ちます。

また、最初に何を言いたいのか述べることで、ロジカルな印象を与えることができます。

根拠となるエピソード

次に、結論に至った「根拠」が必要になってきます。

「なぜ〇〇がしたいと思ったのか」という理由です。

ここでは自分が体験したエピソードを組み込んで書いてみましょう。

自らの原体験を述べることで、具体的かつ他の就活生との差別化を図ることができます

ここで語るエピソードは「なぜこの業界なのか」「なぜこの会社なのか」が納得できる内容が好ましいです。

入社後に活かせること・成し遂げたいこと

最後に、「入社後の展望」で締めくくります。

結論と根拠を踏まえて、入社後に何を成し遂げたいのか、どういう活躍ができるのか具体的に語ることで、面接官にイメージが伝わりやすく、熱意も伝わりやすいです。

熱意が伝わると、「この人なら採用してもすぐに辞めないだろう」と判断してもらいやすく内定に一歩近づきます。

具体的には「貴社で〇〇として働き、〇〇を実現したいと考えております」といった内容になります。

【繊維業界の志望動機】志望動機を書く上での注意点

志望動機を書くにあたり、できれば書かない方が良いポイントをご紹介します。

中には「ぶっちゃけそう思ってるよ」という内容もあるでしょうが、わざわざ志望動機に書く必要はありません。

下記の注意点に留意し、余計な失点を防ぎましょう。

待遇を志望理由に据えている

まず、「待遇」を理由に志望したことは伏せましょう。

待遇とは具体的に福利厚生や給与などです。

もちろん本音の部分では「待遇」を意識するのは当然のことでしょう。

仕事をする以上、少しでも高い報酬や条件の良い待遇を望むのは当たり前のことです。

誰もが少しでも良い環境で働きたいと考えているでしょう。

しかし、「待遇」が理由であれば、それこそ「ウチより待遇が良いところがあれば、ヨソに行くってこと?」と思われかねません。

何より企業の求める人物の大前提は「利益を生み出す」ことができる人材です。

そのため企業にとってどのように利益を生み出すか、どのように役に立つ人材であるかアピールすべきです。

エピソードが抽象的

エピソードが抽象的なものは、できれば書かない方が無難です

抽象的なエピソードを書くと「この人あまり考えていないのかな」と判断される恐れがあります。

考えられていないと感じる理由は「なぜそうなのか理由が具体的に深堀りされていない」ことがあげられます。

いわゆる「何となく」という理由です。

何となくの理由は「世間一般ではそうだね」というくらいの印象しかなく、他の就活生との差別化も図れません

また、自らの原体験などの具体的なエピソードがなければ、なぜその志望動機に至ったのか納得しにくいです。

どうしても具体的なエピソードがない人は「将来こうなりたいから貴社を志望する」という形で攻めましょう。

受身な姿勢

「待遇」の部分でも述べた通り、企業から「与えられる何か」を志望動機にすることは避けるべきです。

企業側は「利益貢献」してくれる人材が欲しいのであって、「〇〇してくれる」という意識を持った受け身の姿勢がある人は求めていません

こういった受け身の姿勢では入社後も「指示待ち人間」になるのではと思われてしまいます。

また他にも「この人は他に志望動機が無いのかな」と思われたり、前述のとおり「ウチじゃなくても良いね」と思われます。

繰り返しになりますが、繊維業界はさらに新たな活路を見出すため、求めている人材もそれに合った特徴のある人です。

受け身の姿勢ではなく、自ら周りの人を巻き込む力、掴み取る力を持った人材が相応しいです。

【繊維業界の志望動機】例文

最後に、構成をふまえ具体的な例文をご紹介しますので、自分に当てはめながら書いてみてください。

志望動機について、採用側が見るポイント、構成、注意点を意識した上で書いていくと、わかりやすく伝わりやすい文章になります。

権威業界×商品開発×志望動機

【結論】
私は「より環境にやさしい高品質な製品」の開発に関わりたく貴社を志望いたしました。
【根拠】
私の幼少期、実家は縫製工場を営んでおり、祖父や父から糸についての知識や染色などの製造工程を見せてもらった経験があります。
祖父から素材の話や工程を聞いて「そうやって服とか鞄って作られてるんだ」と思ったことや、そのお蔭で自分は生活させてもらえてたんだなと実感しています。
自分の生活を支えてくれた繊維産業がこれからもずっと存続していってほしいと思います。
そのために、持続可能な製品づくりに関わっていきたいと考えております。
【入社後の展望】
世界市場で「日本ブランド」を確立できるような、高品質・高性能な製品開発に携わっていきたいです。

繊維業界×マーケティング職×志望動機

【結論】
IT技術を駆使してマーケティング分野で活躍したく、貴社を志望いたしました。
【根拠】
私は大学で統計学やIT技術を学びながら、アパレルショップでアルバイトをしております。
ショップではお客様と雑談を交えた会話をしながら、ご要望にお応えできる商品をご提案しています。
ある時、どうすればもっと楽しく働けるかと考え、自分でエクセルを作りお客様情報や購入された商品データを分析して店長に仕入提案してみました。
すると、自分が提案した商品が売れてお客様からも「こんなのが欲しかったの、ありがとう!」と感謝のお言葉をいただきました。
この経験から、もっとマーケティングについて知りたいと思いました。
【入社後の展望】
貴社のマーケティング部門で働き、新しいIT技術やマーケティング知識をどんどん吸収してお客様のファン化や利益貢献に尽力したいと考えています。

繊維業界×研究職×志望動機

私は先端材料の開発を通じて社会貢献を目指しており、化学の力で社会に革新をもたらすことに強い情熱を持っています。

そして多様な視点から問題を捉え、それぞれに適切なソリューションを提供する能力を活かし、繊維業界の研究職で貢献したいと考えています。

その中で貴社のように分野を横断し、持続可能な繊維製品の開発に取り組む姿勢に大きく共感しました。

特に、環境に配慮した素材開発や、新たな繊維技術を用いた機能性向上など、今後さらに需要が高まると考えられる領域が魅力的に感じました。

私の化学と生物学の知識を活かしながら、革新的な繊維製品の研究に携わりたいです。

貴社の先進的な技術力と私の学びが融合することで、業界に新たな風を吹き込むことができると信じています。

繊維業界×営業職×志望動機

私は繊維業界で営業職として貢献することを目指しており、クライアントの要望と自社の技術を結びつける重要な役割を果たしたいと考えています。

学生時代の企業インターンで培ったチームワークと、創造的なプロジェクトへの参加経験は、営業として大きな強みとなります。

営業として、製品の魅力を伝えるだけでなく、顧客の要望を理解し、技術チームと協力してソリューションを提案することで、意義ある貢献をしたいと思います。

また貴社が提供する環境に配慮した高機能繊維製品に魅力を感じており、これらの製品を市場に広めることで、社会に新たな価値をもたらしたいです。

貴社に入社した後は、営業職として市場と技術の架け橋となり、繊維業界における新たな可能性を開拓していきたいと考えています。

まとめ

繊維業界はその性質から幅広い職種があり、また業界の転換期であるため、変化に柔軟に対応できる人材が求められます

一方で、繊維業界は原料の取扱いから、商品の企画・製造・販売まで多くの職種があり、必要なスキルも様々です。

また企業によって、そのタイミングによっても求められる人材や採用人数も変わってきますし、運にも左右されるでしょう。

それでも繊維業界に挑戦してみたいと興味を持たれているのであれば、ぜひトライしてみてください。

がんばる皆さんを応援しています。

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