
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
就活において、必要不可欠なのものがESです。
そしてESでは、就活の軸を必ず書くことになるでしょう。
しかし、一度も書いたことがない人は、主にどんな内容を書けば良いのかわからないかもしれません。
そこで本記事では、就活の軸に関する正しい書き方や決め方などを、詳しく解説します。
【不動産業界就活の軸】就活の軸とは
まず就活の軸と聞いて、そもそも何なのか?と、疑問を持っている人もいるでしょう。
結論からいうと、就活をする際に軸となるものを指します。
例えば入社したい企業を選ぶ際に、「何かこれだけは譲れない!」という条件はありませんか?
人によっては給料だったり、交通の便だったり、その内容はさまざまでしょう。
このような就活の軸をはっきりとさせておくことで、自分がどの企業を選ぶべきなのかが明確になります。
だからこそ、あらかじめ就活の軸は設定しておいた方が良いのです。
また、就活の軸が決まっていると、面接でもスムーズに受け答えができます。
なぜなら、就活の軸をもとに言葉を返すことができるからです。
これから就活を考えている人は、ぜひ今からでも良いので、何を軸にすべきなのかを決めておくと良いでしょう。
【不動産業界就活の軸】就活の軸はなぜ必要?
どの企業が自分に合っているのか、どのような環境で働くべきかを明確にするためには、「就活の軸」を設定することが重要です。
ここでは、就活の軸を設定するメリットについて詳しく説明します。
志望するべき企業が明確になる
「どの企業に応募すべきか」の判断基準を明確にすることにつながります。
自分の価値観や将来のビジョンを明確にした上で、企業選びを行うことで、より納得感のある選択が可能になります。
たとえば、「挑戦できる環境を重視する」「社会貢献が実感できる仕事がしたい」など、軸を設定することで、自分に適した企業が自然と絞られます。
また、軸があると、内定を複数獲得した際にも、どの企業を選ぶべきか迷わず判断できるようになります。
さらに、入社後のミスマッチを防ぐ効果もあり、長く働ける環境を選ぶことが可能になります。
結果として、自分の価値観やキャリアの方向性に合った企業に入ることができ、満足度の高い就職活動を実現できます。
就活が効率的になる
さらに、効率的に活動を進めることができます。
自分に合わない企業を早い段階で判断できるため、応募する企業を厳選し、無駄なエントリーや面接を減らすことが可能です。
また、軸が明確であれば、志望動機や自己PRなどの準備も一貫性を持たせやすくなり、選考対策がスムーズに進みます。
就職活動は精神的にも身体的にも負担が大きいため、無駄なエネルギーを削減し、効率よく進めることは非常に重要です。
さらに、面接の際にも「なぜこの企業なのか」という質問に対して、自信を持って答えられるようになります。
こうした準備が整うことで、より良い結果につながる可能性が高まります。
入社後のキャリアを考えられる
単に企業を選ぶための基準ではなく、入社後のキャリアを考える上でも重要な要素です。
軸を設定することで、自分がどのようなキャリアを歩みたいのかが明確になり、その方向性に合った企業を選ぶことができます。
たとえば、「グローバルに活躍したい」という軸を持つ場合、海外展開を積極的に行う企業を選ぶことで、希望するキャリアを築きやすくなります。
一方で、軸がない状態で就職活動を進めると、入社後に「自分の価値観と合わない環境だった」と感じるリスクが高まります。
このようなミスマッチを防ぎ、長期的な視点で自分に合ったキャリアを形成するためにも、就活の軸を持つことが大切です。
【不動産業界就活の軸】就活の軸を企業が聞く理由
企業の面接では、就活生に対して就活の軸を積極的に聞く傾向があります。
一体どんな理由があって聞くのでしょうか?
ここでは、その具体的な3つの理由を紹介します。
1. 就活生のキャリアビジョンを知るため
2. 就活生の価値観を知るため
3. 自社の志望度を知るため
就活生のキャリアビジョンを知るため
まず企業が気になるのは、就活生がどんなキャリアビジョンを描いているのかです。
キャリアビジョンとは、要するに理想的な自分像のことを指します。
就活生が将来どんな人間になりたいのか?どんなふうに頑張っていきたいのか?などを、あらかじめ知っておきたい企業は少なくありません。
なぜなら、自社でその夢を叶えられそうなのかどうかを、見極めておかなければいけないからです。
そこでミスマッチが起きてしまうとすぐ辞められてしまうリスクがあるため、就活の軸を聞いて、採用を検討しても良さそうなのかどうかを判断します。
就活生の価値観を知るため
企業は人材を採用するにあたって、その人がどんな価値観を持っているのかまで見ています。
なぜなら、自社の価値観と合う人じゃないと、長期的に一緒に働いていくのが難しいと考えるからです。
どれほど高学歴で優秀だったとしても、価値観が合わなければコミュニケーションがうまくいかないおそれが出てくるため、なかなか採用してもらえないでしょう。
だからこそ、就活の軸を聞いて相性が良さそうなのかどうかを見定めるのです。
自社の志望度を知るため
どんな企業も、自社に対する志望度の高い人を、積極的に採用したいと考えています。
なぜなら、熱意のない人を採用しても、将来的に成長が期待できないからです。
企業は全力で頑張ってくれる人を探しているため、就活の軸を通じていかに熱意があるのかを伝えることが大事になるでしょう。
そこで重要なのが、その企業だからこそ実現できる話をすることです。
これだけでも、志望度が高い就活生であると思ってもらえやすくなります。
【不動産業界就活の軸】不動産業界の概要
不動産業界は、土地や建物に関わる多様な事業を展開しており、職種ごとに求められるスキルや役割が異なります。
主にゼネコン、ディベロッパー、不動産売買・賃貸仲介業者、不動産管理会社に分類され、それぞれが不動産の開発、流通、管理に関わっています。
この業界で働く上では、各分野の特徴を理解し、自分の価値観や強みと一致する「就活の軸」を明確に持つことが重要です。
本記事では、各業種の特徴を解説し、それぞれに適した就活の軸を紹介します。
ゼネコン
ゼネコン(総合建設業者)は、大規模な建築・土木工事を請け負い、設計から施工、研究開発まで幅広く対応する企業です。
都市開発や公共インフラの整備に携わることが多く、建築技術の発展に貢献する役割を担います。
大手ゼネコンはプロジェクトの企画・管理を行い、下請け企業と連携しながら工事を進めることが一般的です。
特に、建築・土木の専門知識を活かしながら、規模の大きなプロジェクトに関わりたい人には適した業界です。
- 社会インフラの整備に貢献したい
- 都市開発やまちづくりに関わりたい
- 大規模プロジェクトのマネジメントをしたい
- 専門技術を活かし、建築分野の発展に貢献したい
- 安全で快適な生活環境を提供したい
ディベロッパー
ディベロッパーは、土地の仕入れから開発・販売までを手掛ける企業で、ゼネコンや設計会社と連携して都市開発を進めます。
マンション・オフィスビル・商業施設の開発を行い、地域の発展に寄与する仕事です。
プロジェクトごとに企画力やマーケティング力が求められ、ゼネコンと異なり、建設そのものではなく、開発計画や事業戦略の立案に関わる点が特徴です。
- まちづくりを通じて社会に影響を与えたい
- 土地や建物の価値を高める仕事がしたい
- プロジェクトを企画し、実現に向けて推進したい
- 経営視点を持ち、不動産の活用戦略に携わりたい
- 地域の活性化や街の魅力を創出したい
売買・賃貸仲介業者(流通)
不動産売買・賃貸仲介業者は、物件を売りたい・貸したいオーナーと、購入・賃貸を希望する顧客をつなぐ役割を担います。
顧客のニーズに寄り添い、最適な物件を提案するため、コミュニケーション能力や市場分析力が重要となります。
特に売買仲介では、物件の価値を適正に評価し、売主・買主双方にとって最適な条件で取引が成立するようサポートする力が求められます。
一方、賃貸仲介では、契約時の手続きや入居者のフォローアップなど、長期的な顧客対応も重要になります。
- 人と接する仕事を通じて課題を解決したい
- 交渉や提案を通じて顧客の満足度を高めたい
- 不動産市場の知識を活かして最適な取引を実現したい
- 個人の営業力を活かし、成果を上げたい
- 顧客の人生設計に寄り添い、最適な住まいを提案したい
賃貸管理会社(管理)
賃貸管理会社は、オーナーから管理を委託され、入居者対応や建物の維持・運営を行う企業です。
家賃の管理や設備の点検、リノベーションの提案など、不動産を長期的に運用するためのサポートを提供します。
仲介業務も兼ねる企業が多く、物件の管理だけでなく、入居者募集や契約手続きにも携わることが特徴です。
賃貸管理の仕事は、単に物件を維持するだけでなく、入居者満足度を高めることにも重点が置かれています。
例えば、共用設備の改善やトラブル対応の迅速化、入居者向けのサービスの充実などが求められます。
- 不動産の価値を維持・向上させる仕事がしたい
- 安定した住環境を提供し、社会に貢献したい
- 管理業務を通じて資産運用の知識を深めたい
- 入居者の満足度向上を追求したい
- トラブル対応や課題解決を通じて信頼を築きたい
【不動産業界就活の軸】不動産業界でウケのいい就活の軸例一覧
不動産業界での就職活動では、軸を明確に持つことが重要です。
不動産業界は住宅、商業施設、オフィスビルなど多様な物件を扱うため、自分がどのような商品に関わりたいのかを明確にすることがポイントです。
さらに、不動産業界では高額な商品を取り扱うため、顧客との信頼関係の構築や責任感が特に求められます。
そのため、以下のような軸を設定することで選考において高い評価を得やすくなります。
・住みやすい住宅を多くの人に提案したい
・人の人生に大きく関わることがしたい
・多様性を意識した都市開発に関わりたい
・若手からキャリアアップしたい
・日本の家を海外でも進めたい
・お客様を喜ばせたい
・高い目標をもって働きたい
・住まいの悩みを解決したい
・コミュニケーション力を活用したい
こうした姿勢を軸に反映させることで、企業からの評価がアップするので参考にしてみてください。
【不動産業界就活の軸】就活の軸の考え方
では就活の軸について、どのように決めていくのが良いのでしょうか?
ここからは、就活の軸を決める際に押さえておいてほしいポイントを、大きく分けて3つ紹介します。
1. 何をしたいか自己分析から過去経験を振り返る
2. どう働きたいかを企業研究する
3. 2つを組み合わせる
何をしたいか自己分析から過去経験を振り返る
まず今までの経験を、一度振り返ってみましょう。
その際に意識してみてほしいのが、これまで自分が積極的に頑張ってきたことを、ピックアップすることです。
できることなら、誰かにやらされたことではなく、自分から率先して努力したことを探してみてください。
それは自分にとって本当に好きなことであり、かつこれからも持続できる可能性のあるものです。
だからこそ、就活の軸にはもっとも相応しいものだといえるでしょう。
どれだけ条件の良い企業に入社できたとしても、モチベーションの続かない仕事をすることになってしまったら、すぐに辞めたくなってしまうおそれが出てきてしまいます。
どう働きたいかを企業研究する
仕事を続けていく上で大切なのは、どのような環境で働けるのかです。
例えば月収20万円以上ないと厳しいのであれば、そこは絶対に譲れないポイントになってくるでしょう。
病気の家族がいる人であれば、あまり長時間外で働かなくても済むようなところを探さなければいけません。
このように、自分が実現したい働き方を形にできる企業を探すことも大切になります。
なんとなく有名だし大企業だからという理由だけで、企業選びはしてはいけません。
2つを組み合わせる
働きたい企業を探す時は、ここまで紹介してきた2つの内容を組み合わせた上で見つけ出すのがポイントです。
最初は自分のやりたいことかつ、理想的な環境で働ける企業を優先的に探すのが良いでしょう。
しかし、なかなかこの2つに当てはまるような企業は、そう簡単に見つからないかもしれません。
そんな時は、どちらか一方の条件だけでも満たせるようなところに絞っていきましょう。
どれだけ妥協するとしても、そこだけはブレないようにしないと、いざ面接を受ける際にスムーズな受け答えができなくなるおそれがあります。
【不動産業界就活の軸】就活の軸を伝える際のポイント
就活の軸をESで伝える際には、さまざまなコツがあります。
その内容を3つ紹介しますので、すべて理解した上で就活の軸を伝えていきましょう。
これでどんな採用担当者の心にも、きちんと響くはずです。
・結論から述べる
・自分の実体験を交える
・不動産業界でもなぜその企業なのかを伝える
結論から述べる
最初に意識してほしいのが、物事を話し始める時は必ず結論から述べるようにすること。
その理由は、結論から話し始めないと、相手をモヤモヤさせてしまうおそれがあるからです。
結局何を伝えたいのかがわからない状態で読み進めてもらうことになると、せっかく書いた内容を理解してもらえないおそれが出てきます。
だからこそ、冒頭で結論となる部分を先に伝えておくのです。
そうすれば、どんな採用担当者にもスラスラ読み進めてもらえるでしょう。
ちなみに、これは就活の軸を話す時だけではなく、日常的にも使えるテクニックの1つです。
もし人に何かを説明する時は、できる限り結論から先に話し始めるようにしてみてください。
自分の実体験を交える
基本的に就活の軸で大切なことは、そこに自分の実体験があるのかどうかです。
例えば人によっては、就活の軸を伝える際に企業の良いところだけを並べてしまうこともあるでしょう。
しかし、それだけでは残念ながら採用担当者の心には刺さりません。
なぜなら、企業側が欲しい人材は本気で入社したい気持ちのある人だからです。
だからこそ、実体験を踏まえた上で就活の軸を話す必要があります。
「今までこんな経験をしたからこそ、貴社で頑張りたいと思った」のような筋の通ったロジックのある内容を意識するだけで、どんな企業に対しても刺さりやすくなるでしょう。
不動産業界でもなぜその企業なのかを伝える
就活の軸を書く際には、不動産業界に対することに加えて、そもそもなぜその企業を選んだのかまで、明確にする必要があります。
その理由は、不動産業界にもさまざまな企業が存在するからです。
どんな企業も自社を選んだ具体的な理由を知りたいと思っているため、その企業だからこそ刺さる動機を伝えなければいけません。
間違っても、どの企業にも当てはまるような内容を書くことだけは避けましょう。
自分が入りたい企業だけが持つ特色を、あらかじめリサーチしておくことが大切です。
ちなみに特色を探す際には、会社のホームページを見るだけでも良いですし、SNSをやっている場合は、そこから判断できることもあります。
就活の軸と志望動機に一貫性を持たせる
軸と志望動機が一致していないと、「なぜこの企業を選んだのか」が説得力を持たなくなります。
たとえば、「安定した環境で働きたい」と言いながら、成長環境を売りにする企業を志望する場合、面接官は矛盾を感じるでしょう。
また、「人々の生活を支える仕事がしたい」と言いながら、業務内容が全く異なる企業を志望している場合も、軸がぶれていると判断される可能性があります。
このように、就活の軸と志望動機が一致していないと、選考通過の可能性が低くなってしまいます。
一方で、志望動機と明確につながっていると、企業側も納得しやすくなります。
【不動産業界就活の軸】不動産業界で気をつけたい注意点
不動産業界での就職活動では、志望企業に自分の就活の軸を伝える際に注意すべき点があります。
企業が求める人物像に合う軸を設定すること、面接で深掘りされた際に対応できるよう備えること、そして待遇面を軸にしないことが重要です。
以下で、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
・企業が求める人物像に合わせる
・深堀して備えておく
・待遇面は避ける
企業が求める人物像に合わせる
不動産業界は企業によって求める人物像が異なるため、志望企業がどのような人材を求めているかを徹底的に調べることが必要です。
不動産業界全体としては、コミュニケーション力、フットワークの軽さ、柔軟性、目標意識の高さ、向上心が求められる傾向があります。
これを踏まえた上で、企業研究を行い、自分の特徴や強みと共通する部分を明確にしましょう。
例えば、企業の求める人物像が「柔軟性を持つ人材」であれば、具体的なエピソードを交えて、どのように柔軟な対応をしてきたかを伝えることが重要です。
深堀して備えておく
就活の軸について面接で深掘り質問をされることは珍しくありません。
「なぜその軸を選んだのか」「その軸を基にどのように行動したか」といった質問に答えられる準備が求められます。
たとえば、就活の軸として「顧客満足度の向上」を掲げる場合、面接官はその理由や具体的な行動について深く尋ねる可能性があります。
具体的な回答例として、「不動産営業で顧客満足度を上げるためには、物件提案の際に顧客のライフスタイルに最適な選択肢を提示することが重要」といった工夫を述べることが考えられます。
深掘りに備えることで、冷静で具体的な回答ができ、面接官に好印象を与えることができます。
待遇面は避ける
不動産業界に限らず、就活の軸として待遇面を前面に出すのは避けるべきです。
企業側は応募者がどのように会社に貢献できるか、また業界や職種への興味がどれだけあるかを重視しています。
そのため、福利厚生や給与を主軸に置いたアピールは、評価されにくい傾向にあります。
ただし、待遇について触れる場合でも、工夫が必要です。
例えば、「安定した環境で専門性を磨きたい」というように、自分の成長意欲と結びつけて伝えることで、前向きな印象を与えられます。
【不動産業界就活の軸】就活の軸の答え方
就活の軸を面接で答える際には、話の流れを意識しながら、論理的に伝えることが重要です。
面接官に分かりやすく伝えるためには、「結論 → 理由と経験 → 合致点とビジョン」の順番で説明することが効果的です。
ここでは、それぞれのポイントについて詳しく説明します。
まず「結論」
最初に結論を述べることが重要です。
結論を先に伝えることで、面接官は話の方向性を理解しやすくなります。
また、理由や具体的な経験を説明する際にも、スムーズに内容を整理しながら伝えることができます。
たとえば、「私の就活の軸は、チームで協力しながら成果を出せる環境で働くことです。」のように、一文で簡潔に表現することが大切です。
軸が複数ある場合でも、最初にまとめて伝えることで、話の一貫性を保つことができます。
結論が明確であれば、面接官も納得しやすくなり、その後の説明がより伝わりやすくなります。
次に「理由と経験」
結論を述べた後は、そこに至った理由や具体的な経験を説明します。
ここで重要なのは、具体的なエピソードを交えながら、なぜその価値観を持つようになったのかを明確にすることです。
たとえば、「学生時代に部活動でリーダーを務め、チームの団結力を高めながら目標を達成することにやりがいを感じました。」のように、いつどこで何をしたのかを具体的に述べると、面接官がイメージしやすくなります。
また、「その経験を通じて、協力することでより大きな成果を生み出せることを学びました。」のように、自分の考えや行動の変化も伝えることで、説得力が増します。
この段階では、できるだけ具体的な事例を用い、面接官に自分の価値観を理解してもらうことを意識しましょう。
最後に「合致点とビジョン」
最後に、軸が志望企業とどのように合致しているのかを伝えます。
企業の文化や事業内容、求める人物像と自分の軸が一致していることを説明することで、説得力を持たせることができます。
この際、企業研究をしっかりと行い、その企業ならではの強みや取り組みを具体的に挙げると、より効果的です。
たとえば、「貴社は○○に注力しており、その環境だからこそ私の○○という価値観を活かせると考えています。」のように述べると、企業とのマッチ度を強調できます。
このように、自分の軸と企業の特徴を結びつけながら、入社後の姿まで明確に伝えることで、面接官に強い印象を残すことができます。
結果として、志望度の高さを伝えられるだけでなく、「この人は自社で活躍できそうだ」と評価される可能性が高まります。
【不動産業界就活の軸】就活の軸例文
いざ就活の軸をESに書くとなった時に、どんな流れで文章を書いていけば良いのか悩んでしまう人もいるでしょう。
そんな人のために、ここからは実際の例文を3つ紹介します。
もしイメージできない人は、ぜひ参考にしながら書いてみてください。
1. 企業の事業内容を軸にする例文
私が就活において重視しているのは、お客様の人生に深く関われる仕事をすることです。
実は以前から家電量販店で販売員のアルバイトをしているのですが、新居に置く家電製品を買いに来られるお客様のワクワクしている姿を見て、すごく癒されていますしやりがいを感じています。
そんな経験があったからこそ、私はもっとお客様1人1人が幸せに暮らせるようなサービスをしたいと、強く思うようになりました。
貴社の不動産業を通じて、住まいに関する悩みや要望をヒアリングするだけではなく、それぞれの住まいにピッタリな家電製品などもアドバイスできれば、最高の生活環境を提供できるのではないかと思っています。
2. 福利厚生を軸にする例文
私が就活において重視しているのは、仕事を通じてしっかり成長していける環境が整っていることです。
その理由は、ただ与えられた仕事をこなすだけではなく、貴社と共に高みを目指していきたいと考えているからです。
私は遊びでも仕事でも負けず嫌いな性格なので、何かをする時はどうしてもトップを目指したくなるところがあります。
だからこそ、最近では宅建の資格も取得しました。
これから不動産鑑定士やファイナンシャルプランナーなどの関連資格も積極的に取っていきたいと考えています。
貴社ではこのような資格のサポートもしっかり受けられるとのことだったので、ここしかないと思いました。
3. 自身の目標を軸にする例文
私が就活において重視しているのは、日本ならではの良い商品を、海外でも広められる企業に勤めることです。
だからこそ、不動産業界のなかでもグローバルに活動している貴社を選びました。
私はもともと海外に関する興味も高く、定期的に海外旅行に行ったり、地元の人と直接的な交流もしたりしてきました。
英語もある程度喋ることができるため、貴社でも必ず活躍できると考えています。
これからも海外事業をさらに広げていくとのことだったので、ぜひ私もお力になれれば良いなと思っています。
まとめ
今回は就活の軸に関する正しい書き方や考え方などを、詳しく解説しました。
特に不動産業界を目指している人にとって有益なポイントをまとめましたので、ここから自分なりの就活の軸を考えてみると良いでしょう。
就活の軸がきちんとしていれば、それだけで志望動機や自己PRなどに説得力が出てきます。
そして何よりも、本気度が伝わりやすくなるため、設定しておいて損はありません。