就活の軸で「当たり前を支える」はあり？どのように支えるかの具体例や3つのポイントを紹介

Digmedia編集長

伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

【就活の軸で当たり前を支える】「当たり前を支える」は就活の軸になる？

「当たり前を支える」という考え方は、就活の軸として十分に有効です。

日常の当たり前の生活が維持されることは、多くの人々にとって重要であり、その維持や向上に貢献することは社会に対する大きな貢献となります。

こうした考え方は、人柄を判断する際に良い評価を受ける可能性が高いです。

しかし、この軸だけでは業界や職種を絞りにくく、具体性に欠けるため、より具体的なエピソードや目標を加えることが必要です。

【就活の軸で当たり前を支える】就活の軸と企業選びの軸の違い

就活の軸は、自分がどのような業界や働き方を基準にして仕事を選びたいかを明確にすることです。

一方で、企業選びの軸は、具体的な優先事項や自分の価値観に基づいて、働きたい企業を選び、ミスマッチを防ぐための基準を設定することです。

たとえば、「当たり前を支える」という就活の軸を持つ場合、ESや面接では、それをポジティブな表現に変え、企業が提供する商品やサービスがどのように日常生活を支えているのかに関連づけて話す必要があります。

【就活の軸で当たり前を支える】「当たり前を支える」にするメリット

「当たり前を支える」という就活の軸には、多くのメリットがあります。

この軸は、以下のメリットが特にあります。

それぞれのメリットについて、以下さらに詳しく解説します。

企業からの安定と信頼を得れる

「当たり前のことを支えられる」という姿勢は、企業にとって非常に魅力的です。

これは、基本的なことをしっかりと支える力を意味し、安定性と信頼性を求める企業に対して強力なアピールポイントとなります。

日常的な業務においても、基本に忠実に地道に努力する姿勢や、当たり前を維持するための継続的な改善や最適化の姿勢は、企業の長期的な成長を支えるカギとなります。

このような姿勢は、企業の成功に直結し、安定した業務運営に寄与します。

入社後のミスマッチを防ぐ

「当たり前を支える」を軸とすることで、軸に沿った企業に入社することができ、入社後のギャップを防ぐことができます。

これは、自分の価値観と一致する企業で働くことができるため、業務内容や役割の理解が深まり、自分がどのように貢献できるかを具体的にイメージしやすくなります。

就活を効率的に進められる

「当たり前を支える」という軸を持つことで、就活を効率的に進めることができます。

この価値観を基に企業を選ぶことで、比較的企業を絞り込むことができ、効率的に就活を進めることができます。

また、この軸を持つことで、企業の文化やミッションに一致するかどうかを見極めやすくなります。

企業と一致している場合、面接やエントリーシートでのアピールが効果的になり、選考をスムーズに進めることができます。

結果として、内定獲得の可能性が高まり、就職活動全体が効率的になります。

【就活の軸で当たり前を支える】「当たり前を支える」の具体例

「人々や生活の当たり前を支える」という就活の軸は、多くの企業や業界に共通する理念です。

しかし、具体的に何を支えたいのかを明確にすることで、自分が進むべき企業や業界を絞り込むことができます。

インフラを支える

インフラの支えは、日常生活の基盤を構築する重要な役割を果たします。

交通インフラでは、道路や鉄道、公共交通機関の運営と整備を通じて、安全で効率的な移動手段を提供します。

エネルギー供給では、電力、ガス、水道の安定した供給管理を行い、生活に欠かせない基本的なサービスを維持します。

通信インフラでは、インターネット、電話、無線通信の維持を通じて、人々のコミュニケーションと情報アクセスを支えます。

これにより、地域社会の発展と生活の質の向上に貢献することができます。

医療や福祉を支える

医療や福祉の支えは、心身の健康を維持し、豊かな生活を送るための重要な役割を果たします。

医療サービスでは、病院や診療所、薬局での医療提供を通じて、人々の健康を守ります。

介護や福祉では、高齢者介護、障がい者支援、生活保護サービスを通じて、日常生活のサポートを行います。

これにより、誰もが安心して生活できる社会を実現します。

医療や福祉の分野で働くことで、人々の健康と福祉を直接的に支えることができます。

安全と治安を支える

安全と治安の支えは、国や地域の安全と平和を守り、生活を保護することを目的としています。

警察や消防、救急の分野では、治安維持、火災対応、救急医療サービスを提供し、緊急事態に迅速に対応します。

防災・減災では、自然災害対策や避難訓練、災害時の支援活動を通じて、地域社会の安全を確保します。

これにより、人々が安心して暮らせる社会環境を構築することができ、安全と治安の分野での活動は、社会全体の安定と安心に大きく寄与します。

生活を支える

生活の支えは、人々が日常生活を送るために必要な基盤を提供することです。

食品供給では、農業、漁業、食品加工、流通を通じて、安全で豊かな食生活を提供します。

メディアと報道では、ニュースや情報提供、ジャーナリズムを通じて、社会に必要な情報を届けます。

環境保護では、自然保護活動、リサイクル推進、エコロジカルな取り組みを通じて、持続可能な環境を守ります。

学校教育では、教育活動を通じて、次世代の育成を支援します。

これにより、人々が豊かで充実した生活を送るための基盤を提供してくれています。

経済やビジネスを支える

経済やビジネスの支えは、安定した経済活動を維持し、人々が豊かな生活を送るための基盤となります。

企業活動の支援では、バックオフィス業務、ITサポート、経理・人事・総務を通じて、企業の基盤を支えます。

金融サービスでは、銀行、証券、保険の提供を通じて、個人や企業の資産管理やリスクマネジメントを行います。

これにより、全ての人々が経済的に安定した生活を送ることができるようになります。

経済やビジネスの分野で働くことで、社会全体の繁栄や安定に貢献することができます。

【就活の軸で当たり前を支える】おすすめの業界

「当たり前を支える」という就活の軸を実現できる業界は数多く存在します。

これらの業界では、日常生活の基盤を支え、人々の生活を快適にするために重要な役割を果たしています。

インフラ業界

インフラ業界は、私たちが日常生活で当たり前に享受している便利さを支える重要な役割を担っています。

例えば、道路や鉄道、バス、航空会社などの交通インフラは、人々が快適に移動できる環境を作っています。

また、電力、ガス、水道の供給を行う企業は、生活に欠かせないエネルギーと水を安定的に供給しています。

これらのサービスが途絶えると、私たちの生活は大きな影響を受けます。

インフラ業界で働くことで、人々の生活を裏から支え、地域社会の発展に貢献することができます。

教育業界

教育業界は、未来を担う人材を育成し、社会全体の知識と能力を向上させるために重要な役割を果たしています。

幼稚園、小学校、中学校、高校、大学などの教育機関や、塾や専門学校などの学びの場を提供することで、子供から大人まで幅広い世代の学びを支えます。

教育業界で働くことで、人々の人生に直接的な影響を与え、社会全体の成長と発展に貢献することができます。

また、教育は社会の基盤を支える重要な要素であり、就活の軸として「当たり前を支える」を実現するのに適した業界と言えます。

IT業界

IT業界は、インターネットや電話のインフラを提供し、日常生活に不可欠な情報の流通を支えています。

また、クラウドサービスやデータ管理を通じて、ビジネスや日常生活のデジタル基盤を支えています。

これにより、企業や個人が円滑にコミュニケーションを取り、情報を活用することができる環境を提供しています。

IT業界で働くことで、社会の基盤を支える重要な役割を担い、人々の生活をより便利で快適にすることができます。

食品業界

食品業界は、私たちの健康と生活を支えるために重要な役割を担っています。

農業、漁業、食品加工、流通を通じて、安全で安心な食材を提供し、食の安定を支えています。

これにより、人々は健康に安心して生活することができます。

また、食品業界で働くことで、単に食品に関わる仕事をするだけでなく、人々の生活を支えるために貢献することができます。

食品業界は、食の供給を通じて社会全体の健康と幸福を支える重要な業界です。

金融業界

金融業界は、経済活動を円滑に進めるために機能している重要な業界です。

例えば、銀行や証券会社は資金の流通を支え、企業や個人の経済活動をサポートします。

また、保険会社はリスク管理を提供し、人々が安心して生活できる環境を支えています。

金融業界で働くことで、人々の経済的な安定と安心を支えることができ、結果的に社会全体を支える基盤の一翼を担う事が出来ます。

【就活の軸で当たり前を支える】効果的な伝え方の構成

「当たり前を支える」という就活の軸を効果的に伝えるためには、具体的な方法と背景をしっかりと示すことが重要です。

面接官や採用担当者に、自分がその軸をどうして選んだのか、企業との関連性、そして入社後にどう貢献できるのかを明確に伝えることで、より説得力を持ったアピールができます。

1.「どのように支えたいか」結論

就活の軸を効果的に伝えるためには、まず結論を簡潔に述べることが大切です。

たとえば「私は当たり前の日常を支えるために、安心して使えるインフラを提供したい」といった形で、全体像を端的に伝えます。

この際、具体的に何に注力したいのかも忘れずに付け加えると、より明確なアピールになります。

結論を最初に述べることで、面接官にとって話の流れが理解しやすくなり、その後の説明がスムーズに進みます。

2.支えたいと考えたきっかけ

「当たり前を支えたい」という軸に至ったきっかけを伝えることも重要です。

具体的なエピソードを通じて、自分の価値観・信念がどのように形成されたのかを示すと、説得力が増します。

例えば、家族が災害に遭遇した際にインフラが止まった経験や、日常の生活で重要なインフラに感謝した瞬間がきっかけとなり、その大切さを実感したことを語ることができます。

このような背景があることで、自己分析が深く、単なる表面的な言葉ではなく、自分の経験に基づいた軸であることが面接官に伝わりやすくなります。

3.企業に関連している点

「当たり前を支えたい」という軸が、志望する企業の理念や仕事内容にどう関連しているかを明確に伝えることも重要です。

例えば、「貴社は長年にわたり、日常生活を支えるインフラの整備や保全に注力しており、その理念に共感しました」といった形で、企業の強みやビジョンに関連づけます。

こうすることで、企業分析がしっかりできていることが伝わり、単なる志望理由ではなく、実際にその企業でしか叶えられない目標を持っていることを示すことができます。

4.入社後どのように支えていくか

最後に、入社後に自分がどのように「当たり前を支える」かを具体的に述べることで、将来的な貢献を明確にします。

例えば、「貴社の技術を学び、今後は新しいインフラ整備のプロジェクトに貢献し、多くの人々の日常を支える役割を担いたい」といった具体的な貢献方法を提示します。

これにより、面接官はあなたが入社後にどのように活躍するかをイメージしやすくなります。

【就活の軸で当たり前を支える】軸にするときのポイント

「当たり前を支える」を就活の軸にする際には、

が重要です。

これらのポイントを抑えることで、自分の価値観やビジョンを企業に効果的に伝えることができます。

「どのように支えたいのか」を具体化する

「当たり前を支える」という軸を具体的にするためには、自分がどのように支えたいかを明確にする必要があります。

例えば、エネルギー業界では電力やガス、水道の安定供給を通じて、日常生活の基盤を支える役割を果たします。

一方で、食品業界では生産者から消費者までの供給チェーンを通じて、安全で安心な食材を提供し、人々の健康を支える役割を担います。

自分がどの業界で、どのように支えたいかを具体的に考えることで、企業に対して自分の軸を明確に伝えることができます。

支えたと考えたきっかけを入れる

「当たり前を支えたい」と考えるようになったきっかけを明確にすることも重要です。

実体験に基づいて話すことで、説得力が増し、企業に対して強い印象を与えることができます。

例えば、災害時に電力が途絶えた経験から、エネルギーの重要性を痛感し、その安定供給に貢献したいと考えるようになったというエピソードを交えます。

こうすると、自分の軸がどのように形成されたかを具体的に伝えることができます。

経験を通じて何を学び、どう変わったのかを説明することで、自分の意欲と真剣さをアピールできます。

「当たり前」の基準と今後について触れる

自分自身がどのような「当たり前」を基準にしているのかを明確にすることも重要です。

例えば、毎日の安全で清潔な水の供給が「当たり前」であると考える場合、その基準を達成するためにどのような努力をしていくのかを具体的に述べます。

また、その基準に基づいて将来何を得たいのか、どのような価値を提供したいのかを説明することで、企業に対する自分のビジョンと目標を明確に伝えることができます。

企業の理念やビジョンと関連付けて説明することで、企業に対して好印象を与えることができます。

【就活の軸で当たり前を支える】回答時の注意点

「当たり前を支える」という軸で回答する際の注意点として、「企業目線で答える」ことが非常に重要です。

個人的な感情や顧客目線で「○○のファンだから働きたい」という気持ちは理解できますが、それはあくまで自分の中にしまっておくべきです。

企業に対してアピールする際は、企業が求める人材として、どのように企業の課題に取り組み、具体的に何を提供できるかを考える必要があります。

企業のニーズを理解し、それに応じて自分が何を貢献できるかを明確に伝えることが、説得力を持たせる鍵となります。

【就活の軸で当たり前を支える】業界別例文

業界別で「当たり前を支える」ということを軸にした例文をいくつか紹介します。

社会基盤を作っているような業界は上述した通りいくつかあり、それぞれに特化した例文を紹介するので、参考にしてみてください。

インフラ業界

教育業界

IT業界

食品業界

金融業界

まとめ

「当たり前」というのは、何か新しいものを生み出すことと同じくらい社会にとって重要なことで、それを就活の軸とするのは非常に良いことです。

なぜ「当たり前」を支えたいのか、そしてそれはどんな業界でどんな仕事に携わり実現したいことなのか、納得いくまで考えて準備をしてください。