【例文あり】自己PRで考える力をアピールするには?ポイントや書き方を徹底解説

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

「自分には結構考える力があると思うんだよな」と思っていても、就職活動でどうアピールしたらいいのか分からないと頭を抱えているそこのあなた!

この記事では考える力の正しいアピール方法や注意点などを徹底解説していきますので、是非参考にしてみて下さい!

【創造力自己PR】創造力はアピールになる!

まずは結論から説明していきますが「考える力はアピールになる!」と断言できます。

その理由は、考える力が社会人にとって基礎力の1つと言えるためです。

この考える力がなければ物事の本質を理解することができませんし、人として成長していくことも難しくなってしまいます。

そのため、考える力は入社後実際に働いていく上でとても大切な能力であり、アピールすることで大きなプラス評価に繋がる確率は高いと言えます。

【創造力自己PR】創造力とは

考える力がアピールになるということが分かったところで、次はそもそも「考える力とは」どんな能力なのかを説明していきます。

世間一般的には物事に疑問を持ち考えることとなっていますが、他にも「課題発見能力」や「創造力」「計画力」なども考える力の1つと考えられています。

それぞれの能力の特性を詳しく見ていきましょう。

課題発見能力

考える力には「課題発見能力」という能力が含まれています。

この課題発見能力とはその名の通り、現状をしっかり把握し分析することで、課題や目的などを発見する能力のことを指します。

ある問題に直面した時にまず取り掛かる必要があるのが、その原因や課題を見つけることです。

この能力が備わっていることは企業の問題点を発見し、それを改善することができることをアピールすることができます。

また自分自身の問題点も把握することができると判断される傾向にあるため、優秀な人材であるという印象を与えることができます。

創造力

考える力には「創造力」も含まれています。

創造力とは0から1を作り出すことができる能力であり、新しい価値を創造することができる力とも言い換えることができます。

現状の課題を把握することで、それを解決する仕組みを作り出したり、再発防止策を考えたりする上でこの創造力は欠かせません。

また、企業にとって新しい価値とは企業を前進させるためのエネルギーです。

創造力があることをアピールすることで、企業の成長に寄与してくれるという印象を与えることができとても効果的です。

計画力

考える力には「計画力」という能力も含まれています。

計画力とは課題解決や新規事業の立ち上げなどの目標から逆算して計画を立てる能力です。

一見簡単そうに思えますが、課題の本質やそれの解決方法、必要な人材やリソースをきちんと把握しておく必要があるためとても難しい作業と言えます。

課題を把握、人材もリソースも足りているがなかなか課題を解決できないのは、この計画力が足りないためです。

そのため、この計画力があることをアピールすれば「企業の課題解決に貢献してくれそうだ」という印象を与えることに成功すること間違いなしです。

【創造力自己PR】企業で求められる理由

企業が自己PRを重視する理由は、応募者が持つ創造力や問題解決能力が、企業の成長や競争力の向上にどのように貢献できるかを見極めるためです。

創造力を活用して業務の効率化や顧客ニーズの発見、新たなアイデアの発想ができるかどうかは、企業が求める人材の大きなポイントとなります。

業務の効率化をすることができる

企業が自己PRを求める理由の一つは、応募者が持つ創造力を活用して業務の効率化ができるかどうかを確認するためです。

創造力は、既存の業務プロセスに新しい視点を取り入れることで、作業のスピードアップや無駄の削減を実現します。

例えば、デジタルツールの導入や業務フローの再設計など、創造的なアプローチによって業務を効率化することが可能です。

発想力を駆使して、従来の方法にとらわれず、より効率的な業務運営を提案・実行する能力は、企業の生産性向上に直結します。

顧客ニーズを発見することができる

自己PRが企業で求められるもう一つの理由は、創造力を活用して顧客ニーズを的確に発見できるかを確認するためです。

現代のビジネス環境では、顧客のニーズは常に変化しており、企業はそのニーズに迅速に対応することが求められます。

他社よりも優れたサービスや製品を提供するためには、顧客が本当に求めているものを正確に把握する必要があります。

この力を使って、新たなサービスや商品の開発を提案することができる人材は、企業にとって非常に貴重です。

新たなアイデアを発想することができる

企業が自己PRを求める理由の中で特に重要なのは、応募者が創造力を発揮して新たなアイデアを生み出すことができるかどうかを見極めることです。

企業は常に市場での競争に勝つために、新しい価値を提供することが求められています。

創造力が高い人材は、これまでにない斬新なアイデアを発想し、企業にとって独自性の高い製品やサービスを提案することができます。

創造力を活かした提案力は、企業の成長に直結するため、自己PRにおいて強調するべきポイントです。

【創造力自己PR】創造力を自己PRでアピールする方法

考える力には多くの力が含まれていることが分かったところで、次は「考える力を自己PRでアピールする方法」を説明していきます。

ここでは構成の順番通りに「結論から伝える」「根拠となるエピソードを詳しく説明する」「企業で活かせることを述べる」の3つに分けて説明していきます。

結論から伝える

考える力を自己PRでアピールするためには、まず「結論から伝える」ことを意識しておきましょう。

ここでいう結論とはあなたの強みや長所のことを指しています。

最初にアピールしたいことを簡潔に述べることで、確実に相手に伝えることができ効果的です。

例えば「私の強みは行動力です」など、できるだけシンプルにしておくことで後のエピソードに繋げやすくなります。

根拠となるエピソードを詳しく説明する

結論が書けたら次は「根拠となるエピソードを詳しく説明する」ようにしましょう。

結論をシンプルに書いた分、この根拠となるエピソードの部分は具体的に書く必要があり、その理由は自己PR全体の信憑性を高めるためです。

そのためのコツは具体的かつ定量的に文章を書くことです。

例えば部員〇〇人、昨年対比の〇〇%、大学◯年生の時など、数字で表せるものは全て数字で書くことで、飛躍的に文章は具体的になります。

企業で活かせることを述べる

結論、根拠が書けたら最後は「企業で活かせることを述べる」ことを忘れないようにしましょう。

この部分がないと自己PRはただのあなたのエピソードトークになってしまいます。

それでは勿体無いので必ず入社後に強みを活かし活躍したいという熱意を最後に伝えましょう。

ここの内容が具体的であると、企業研究を熱心に取り組んでいることのアピールにも繋がるため、一石二鳥だと言えます。

【創造力自己PR】創造力を自己PRでアピールする際の注意点

考える力をアピールするための構成方法が分かったところで、次は「考える力を自己PRでアピールする際の注意点」を説明していきます。

ここでは特に注意が必要なポイントとして「考える力と直接書かない」と「ESの書き方で伝わる」の2つに絞って深掘りして説明していきます。

考える力と直接書かない

考える力をアピールする際の注意点1つ目は「考える力と直接書かない」ことです。

「考える力をアピールするのになぜ?」と思ったかもしれませんが、先ほど説明した通り考える力には多くの要素が含まれているため、具体的に〇〇力と書かないと文章全体がぼやっとしてしまいます。

そのため、「私の強みは考える力です」ではなく「私の強みは計画力です」などと書くようにしましょう。

これは多くの就活生が躓くポイントですので、しっかりと意識しておきましょう。

ESの書き方で伝わる

考える力をアピールする際の注意点2つ目は「ESの書き方で伝わる」ということです。

何が伝わるのかと言えば、それはあなたに考える力があるということです。

考える力がある人は相手に伝える能力に長けている傾向にあるため、わざわざ「考える力があります」と書かなくても相手に伝わっている場合が多いです。

そのため、考える能力があることを伝えるために文字数を割くことを考える必要がありません。

エピソードをより具体的に書くことだけを意識して自己PRを組み立てていきましょう。

【創造力自己PR】創造力を自己PRでアピールする例文

最後に「考える力を自己PRでアピールする例文」を用意しました。

ここでは誰もが当てはまるような「考える力×ゼミ活動」「考える力×アルバイト経験」「考える力×部活動」の3つの例文を用意しました。

是非参考にして、あなたの自己PRを組み立ててみて下さいね。

考える力×ゼミ活動

私の強みは計画を立てて行動できることです。

私は大学3年生の時から今のゼミに所属しており、ゼミでプレゼン大会に出場することになりました。

私たちのチームはプレゼン大会で優勝しようと目標を立て、そのためには何をいつまでにしないといけないのかを私を中心に計画を立てました。

そうすることで、各自今何をしないといけないのかを把握することができ、チーム全体の作業が円滑に回るようになりました。

その結果、プレゼン内容はとても充実したものになり、大会では目標としていた優勝という成績を残すことができました。

この経験を活かし、入社後も計画的に仕事をこなし、大きな成果に繋がるよう日々努力したいと考えております。

考える力×アルバイト経験

私の強みは高い課題発見能力です。

私は大学1年生の時から今も続けているのがチェーン居酒屋でのアルバイトです。

繁忙期にはキッチンもホールスタッフもてんやわんやしてしまい、たびたびクレームが発生しており、店長は頭を抱えていました。

そこで私はその原因が何かを考えてみた結果、作業の導線が入り組んでいることが問題であると気づくことができました。

店長にそのことを伝え、キッチン・ホールのスタッフ全員で配置を変えてみた結果、作業がスムーズになりクレームの発生件数は0になりました。

貴社に入社後は、問題の本質を捉え顧客の課題を改善することに貢献し、誰よりも頼りにされる営業を目指したいと考えております。

考える力×部活動

私の強みはピンチからチャンスを生み出すことができることです。

私はロボコン部に所属しており、ロボット好きの部員5人で活動しています。

毎年出場していた春の大会が迫っている中、研究などでロボット作りに時間を割けず出場すら危うい状況でしたが、私は逆に好機だと前向きに捉えました。

少ない時間の中だと集中力が上がり、効率的にロボット作りに取り組むことができ、昨年よりも高性能なロボットを完成させることができました。

大会では予選敗退という結果でしたが、チームとしてはとても充実感がありました。

この経験を活かし、ピンチや課題があったとしてもそこから何かを生み出すことを諦めず仕事に取り組んでいきたいと考えております。

まとめ

考える力は自己PRでアピールするととても効果的です。

しかし、そのアピール方法には工夫が必要であり、それを間違えると逆効果に繋がってしまうこともあり勿体無い状況になってしまいます。

そんな状況に陥らないためにも、書き方や構成の仕方をしっかりと把握しておきましょう。

考える力は課題発見能力、創造力、計画力と大きく分けて3つの要素に分かれていると考え、自分のエピソードにあう能力はどれかを確認しておきましょう。

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