
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
「自分には結構創造力があると思うんだよな」と思っていても、就職活動でどうアピールしたらいいのか分からないと頭を抱えているそこのあなた!
この記事では創造力の正しいアピール方法や注意点などを徹底解説していきますので、是非参考にしてみて下さい!
【創造力自己PR】創造力はアピールになる!
まずは結論から説明していきますが「創造力はアピールになる!」と断言できます。
その理由は、創造力が社会人にとって基礎力の1つと言えるためです。
この創造力がなければ物事の本質を理解することができませんし、人として成長していくことも難しくなってしまいます。
そのため、創造力は入社後実際に働いていく上でとても大切な能力であり、アピールすることで大きなプラス評価に繋がる確率は高いと言えます。
【創造力自己PR】創造力とは
創造力がアピールになるということが分かったところで、次はそもそも「創造力とは」どんな能力なのかを説明していきます。
世間一般的には物事に疑問を持ち考えることとなっていますが、他にも「課題発見能力」や「創造力」「計画力」なども創造力の1つと考えられています。
それぞれの能力の特性を詳しく見ていきましょう。
創造力の具体例
創造力とは、新しい価値やアイデアを生み出し、形にする力を指します。具体例として、ゼミ活動で他の学生にはない視点から研究テーマを提案し、チームを成功に導いたケースが挙げられます。
また、アルバイト先で店舗のオペレーションに工夫を加え、業務フローを改善した経験も創造力の一例です。
このような改善提案が売上アップや顧客満足度向上につながることもあります。
さらに、部活動では限られた時間やリソースの中で、新しいトレーニング方法や戦略を取り入れ、チームの成果を向上させた経験なども創造力の発揮例として考えられます。
これらの具体例は、創造力が単なるアイデア発想だけでなく、課題解決に直結する能力であることを物語っています。
発想力・想像力との違い
創造力と混同されがちな言葉に「発想力」や「想像力」がありますが、それぞれ異なる意味を持っています。
発想力は、新しい着眼点やアイデアを生み出す力を指します。例えば、日常の中で気づいた問題に対し、解決策を考える力です。
一方で、想像力は未来の可能性やイメージを頭の中で描く能力です。
例えば、新しいサービスが顧客に受け入れられる姿を具体的にイメージする力です。
創造力はこれらの要素を統合し、アイデアを現実に変える力です。
単に考えるだけでなく、それを成果に結びつける力が創造力の特長です。
つまり、創造力は発想力や想像力を基盤としながら、実践力を伴う能力として注目されるのです。
【創造力自己PR】企業で求められる理由
企業が自己PRを重視する理由は、応募者が持つ創造力や問題解決能力が、企業の成長や競争力の向上にどのように貢献できるかを見極めるためです。
創造力を活用して業務の効率化や顧客ニーズの発見、新たなアイデアの発想ができるかどうかは、企業が求める人材の大きなポイントとなります。
業務の効率化をすることができる
企業が自己PRを求める理由の一つは、応募者が持つ創造力を活用して業務の効率化ができるかどうかを確認するためです。
創造力は、既存の業務プロセスに新しい視点を取り入れることで、作業のスピードアップや無駄の削減を実現します。
例えば、デジタルツールの導入や業務フローの再設計など、創造的なアプローチによって業務を効率化することが可能です。
発想力を駆使して、従来の方法にとらわれず、より効率的な業務運営を提案・実行する能力は、企業の生産性向上に直結します。
顧客ニーズを発見することができる
自己PRが企業で求められるもう一つの理由は、創造力を活用して顧客ニーズを的確に発見できるかを確認するためです。
現代のビジネス環境では、顧客のニーズは常に変化しており、企業はそのニーズに迅速に対応することが求められます。
他社よりも優れたサービスや製品を提供するためには、顧客が本当に求めているものを正確に把握する必要があります。
この力を使って、新たなサービスや商品の開発を提案することができる人材は、企業にとって非常に貴重です。
新たなアイデアを発想することができる
企業が自己PRを求める理由の中で特に重要なのは、応募者が創造力を発揮して新たなアイデアを生み出すことができるかどうかを見極めることです。
企業は常に市場での競争に勝つために、新しい価値を提供することが求められています。
創造力が高い人材は、これまでにない斬新なアイデアを発想し、企業にとって独自性の高い製品やサービスを提案することができます。
創造力を活かした提案力は、企業の成長に直結するため、自己PRにおいて強調するべきポイントです。
【創造力自己PR】創造力を自己PRでアピールする方法
創造力には多くの力が含まれていることが分かったところで、次は「創造力を自己PRでアピールする方法」を説明していきます。
ここでは構成の順番通りに「結論から伝える」「根拠となるエピソードを詳しく説明する」「企業で活かせることを述べる」の3つに分けて説明していきます。
結論から伝える
創造力を自己PRでアピールするためには、まず「結論から伝える」ことを意識しておきましょう。
ここでいう結論とはあなたの強みや長所のことを指しています。
最初にアピールしたいことを簡潔に述べることで、確実に相手に伝えることができ効果的です。
例えば「私の強みは行動力です」など、できるだけシンプルにしておくことで後のエピソードに繋げやすくなります。
根拠となるエピソードを詳しく説明する
結論が書けたら次は「根拠となるエピソードを詳しく説明する」ようにしましょう。
結論をシンプルに書いた分、この根拠となるエピソードの部分は具体的に書く必要があり、その理由は自己PR全体の信憑性を高めるためです。
そのためのコツは具体的かつ定量的に文章を書くことです。
例えば部員〇〇人、昨年対比の〇〇%、大学◯年生の時など、数字で表せるものは全て数字で書くことで、飛躍的に文章は具体的になります。
企業で活かせることを述べる
結論、根拠が書けたら最後は「企業で活かせることを述べる」ことを忘れないようにしましょう。
この部分がないと自己PRはただのあなたのエピソードトークになってしまいます。
それでは勿体無いので必ず入社後に強みを活かし活躍したいという熱意を最後に伝えましょう。
ここの内容が具体的であると、企業研究を熱心に取り組んでいることのアピールにも繋がるため、一石二鳥だと言えます。
創造力が特にアピールできる職種
創造力とは、ゼロから新しい価値やアイデアを生み出し、それを形にする能力です。
現代のビジネスでは、課題解決や革新的な価値創出が求められる場面が増えており、創造力を発揮できる人材が多くの職種で求められています。
ここでは、創造力が特に求められ、その力をアピールすることで強みになる職種を3つご紹介します。それぞれの職種で創造力がどのように活用されるのか、詳しく解説します。
マーケティング職
マーケティング職では、消費者のニーズを的確に捉え、他にはない斬新な方法でアプローチする力が求められます。
この場面で、創造力は非常に重要な役割を果たします。
例えば、SNSを活用したバイラルマーケティングや、顧客の感情に訴えかけるユニークな広告キャンペーンの立案など、従来にない手法を提案する力が評価されます。
新しいトレンドをキャッチするだけでなく、それを自社の戦略に応用するクリエイティブな発想は、企業の競争力を大きく高めます。
商品企画職
商品企画職は、ゼロからアイデアを生み出し、それを実現するプロセスを設計する職種です。
この分野では、創造力が直に成果に結びつくため、大きな強みとなります。
例えば、新しい市場を開拓するための画期的な製品アイデアや、既存商品に付加価値を加える提案など、創造力によって生まれる独自性が求められます。
また、商品開発の初期段階で、顧客ニーズを具体化しながら新しいコンセプトを具現化する能力が、企業の成長を支える大きな力になります。
クリエイティブ職
デザインやコンテンツ制作を担うクリエイティブ職では、創造力がそのまま仕事の成果として評価される場面が多くあります。
例えば、広告デザインでは、商品やサービスの魅力を一目で伝えるインパクトのあるビジュアルを創り出す力が求められます。
また、映像制作やコンテンツマーケティングの分野では、他社との差別化を図るために独創的なアイデアやストーリーテリングを駆使することが必要です。
クリエイティブ職では、トレンドを追いながらも、自分の発想で新しい価値を生み出すことが期待されます。
そのため、創造力を自己PRでアピールすることで、適性の高さを示すことが可能です。
以上のように、マーケティング職、商品企画職、クリエイティブ職は、創造力が求められる代表的な職種です。
自己PRの中で、具体的なエピソードを交えながら、創造力をどのように活かしたかを伝えることで、強みとして効果的にアピールすることができます。
【創造力自己PR】創造力を自己PRでアピールする際の注意点
考創造力をアピールするための構成方法が分かったところで、次は「創造力を自己PRでアピールする際の注意点」を説明していきます。
ここでは特に注意が必要なポイントとして「創造力と直接書かない」と「ESの書き方で伝わる」の2つに絞って深掘りして説明していきます。
創造力と直接書かない
創造力アピールする際の注意点1つ目は「創造力と直接書かない」ことです。
「創造力をアピールするのになぜ?」と思ったかもしれませんが、先ほど説明した通り創造力には多くの要素が含まれているため、具体的に〇〇力と書かないと文章全体がぼやっとしてしまいます。
そのため、「私の強みは創造力です」ではなく「私の強みは計画力です」などと書くようにしましょう。
これは多くの就活生が躓くポイントですので、しっかりと意識しておきましょう。
ESの書き方で伝わる
何が伝わるのかと言えば、それはあなたに創造力があるということです。
創造力がある人は相手に伝える能力に長けている傾向にあるため、わざわざ「創造力があります」と書かなくても相手に伝わっている場合が多いです。
そのため、考える能力があることを伝えるために文字数を割くことを考える必要がありません。
エピソードをより具体的に書くことだけを意識して自己PRを組み立てていきましょう。
【創造力自己PR】創造力を自己PRでアピールする例文
最後に「創造力を自己PRでアピールする例文」を用意しました。
ここでは誰もが当てはまるような「創造力×ゼミ活動」「創造力×アルバイト経験」「創造力×部活動」などの例文を用意しました。
是非参考にして、あなたの自己PRを組み立ててみて下さいね。
創造力×ゼミ活動
私の強みは計画を立てて行動できることです。
私は大学3年生の時から今のゼミに所属しており、ゼミでプレゼン大会に出場することになりました。
私たちのチームはプレゼン大会で優勝しようと目標を立て、そのためには何をいつまでにしないといけないのかを私を中心に計画を立てました。
そうすることで、各自今何をしないといけないのかを把握することができ、チーム全体の作業が円滑に回るようになりました。
その結果、プレゼン内容はとても充実したものになり、大会では目標としていた優勝という成績を残すことができました。
この経験を活かし、入社後も計画的に仕事をこなし、大きな成果に繋がるよう日々努力したいと考えております。
創造力×アルバイト経験
私の強みは高い課題発見能力です。
私は大学1年生の時から今も続けているのがチェーン居酒屋でのアルバイトです。
繁忙期にはキッチンもホールスタッフもてんやわんやしてしまい、たびたびクレームが発生しており、店長は頭を抱えていました。
そこで私はその原因が何かを考えてみた結果、作業の導線が入り組んでいることが問題であると気づくことができました。
店長にそのことを伝え、キッチン・ホールのスタッフ全員で配置を変えてみた結果、作業がスムーズになりクレームの発生件数は0になりました。
貴社に入社後は、問題の本質を捉え顧客の課題を改善することに貢献し、誰よりも頼りにされる営業を目指したいと考えております。
創造力×部活動
私の強みはピンチからチャンスを生み出すことができることです。
私はロボコン部に所属しており、ロボット好きの部員5人で活動しています。
毎年出場していた春の大会が迫っている中、研究などでロボット作りに時間を割けず出場すら危うい状況でしたが、私は逆に好機だと前向きに捉えました。
少ない時間の中だと集中力が上がり、効率的にロボット作りに取り組むことができ、昨年よりも高性能なロボットを完成させることができました。
大会では予選敗退という結果でしたが、チームとしてはとても充実感がありました。
この経験を活かし、ピンチや課題があったとしてもそこから何かを生み出すことを諦めず仕事に取り組んでいきたいと考えております。
創造力×文化祭
私の強みは、限られたリソースの中でも創造力を発揮し、新しい価値を生み出せることです。
大学の文化祭では、少人数の実行委員で模擬店を運営することになりました。しかし、競合する模擬店が多く、ただ商品を販売するだけでは目立たないと感じました。そこで、私は「店頭パフォーマンスを取り入れよう」と提案し、テーマを活かした演劇を交えた販売を行うアイデアを出しました。
練習時間や予算が限られていたため、身近な素材を使ったコスチュームを手作りし、友人の協力を得ながら演出を工夫しました。その結果、私たちの模擬店は多くの来場者に注目され、売上が前年の2倍以上となり、「最優秀店舗賞」を受賞することができました。
この経験を通じて、新しい価値を創造する力の重要性を実感しました。入社後も創造力を活かして、顧客や会社に新しい価値を提供し、成果を出したいと考えています。
創造力×インターン
私の強みは、現場での課題を分析し、創造力を活かして解決策を導き出せることです。
営業部門のインターンでは、若年層向けの商品がなかなか売れないという課題に直面しました。私は顧客データを分析し、若年層が商品に興味を持てない理由の一つに「商品の特長が十分に伝わっていない」点があると考えました。
そこで、商品の特長を簡単に理解できる「SNS用動画」を制作することを提案しました。動画では、商品の使用シーンを具体的に示し、ターゲット層が共感しやすい言葉やデザインを取り入れました。さらに、投稿時間や使用するプラットフォームにも工夫を加えました。
その結果、動画を公開した後の1週間で商品の問い合わせ件数が50%増加し、若年層からの購入数も着実に伸びる結果を出すことができました。
この経験から、創造力を活かして課題解決を行うことのやりがいを感じました。貴社でもこの力を活用し、新しいアイデアで事業の成長に貢献したいと考えています。
自己PRで使える創造力を鍛える方法
創造力は、新しい価値やアイデアを生み出し、課題解決や革新を可能にする力です。自己PRで創造力をアピールするには、その力を具体的な成果として示すことが重要です。
ここでは、創造力を鍛えるための具体的な方法をご紹介します。これらを日常生活で実践することで、創造力を磨き、自己PRで活かすことができます。
多様な情報をインプットする
創造力を鍛えるには、多様な情報を積極的に取り入れることが大切です。異なる分野の知識や経験を得ることで、発想の幅を広げることができます。
例えば、普段興味のないジャンルの本を読んだり、ドキュメンタリーやアートに触れたりするのは効果的です。特に異文化や新しい技術に触れる経験は、新しい視点を得るための良い刺激になります。
仮説を立てて試行錯誤する
創造力を高めるためには、仮説を立て、それを検証するプロセスを繰り返すことが重要です。試行錯誤のプロセスを通じて、新しいアイデアを形にする力が養われます。
例えば、普段の生活で「こうしたら便利になるのでは?」と仮説を立て、実際に試してみるとよいでしょう。このプロセスを繰り返すことで、創造力が自然と鍛えられます。
新しいことに挑戦する
創造力は、新しいことに挑戦する中で磨かれます。未知の分野や未経験の活動に挑戦することで、新たな視点やスキルを得ることができます。
例えば、これまで関わったことのないプロジェクトに参加したり、新しい趣味を始めたりするのも効果的です。これにより、固定観念にとらわれない柔軟な発想力が養われます。
問題を分解して考える
複雑な問題を分解し、小さなパーツごとに解決策を考える練習をすることも創造力を鍛える良い方法です。問題を構造的に捉えることで、根本的な解決策を見出すことができます。
例えば、ある課題に対して「何が本当の問題なのか?」を考え、その要素を細かく分けてみましょう。この訓練により、問題解決能力が向上し、創造力が発揮しやすくなります。
アイデアを形にする経験を増やす
創造力を鍛えるには、アイデアを具体化する経験が欠かせません。頭の中で考えるだけでなく、それを行動に移し、形にする力を磨くことが大切です。
例えば、日常生活の中で便利だと思うアイデアを、簡単なプロトタイプやプレゼン資料として作成してみるとよいでしょう。このプロセスを通じて、実現可能なアイデアを生み出す力が養われます。
以上の方法を継続的に実践することで、創造力を磨くことができます。この力を具体的なエピソードとして自己PRで活用すれば、企業に強い印象を与えることができるでしょう。
まとめ
創造力は自己PRでアピールするととても効果的です。
しかし、そのアピール方法には工夫が必要であり、それを間違えると逆効果に繋がってしまうこともあり勿体無い状況になってしまいます。
そんな状況に陥らないためにも、書き方や構成の仕方をしっかりと把握しておきましょう。
創造力は課題発見能力、創造力、計画力と大きく分けて3つの要素に分かれていると考え、自分のエピソードにあう能力はどれかを確認しておきましょう。