【柔道経験者必見】ガクチカで柔道経験を書くポイントや評価されやすい業界・職種を紹介!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

【柔道経験でガクチカ】ガクチカとは?

ガクチカとは、「学生時代に力を入れた事」の略語であり、最近の就活では約7割の会社がガクチカを確認するといわれるため、必ず対策が必要な項目です。

このため、就活に向けて準備を行う学生は、ガクチカについても時間を使いしっかりと考える必要があります。

今回は、柔道の経験をガクチカでアピールする方法を解説しますので、柔道経験者は必ず確認してみてください。

成果よりも過程と学び重視

ガクチカでは、その結果や成果が重要視される事はあまりありません。

では、面接担当はガクチカのどの部分を確認するのでしょうか?

これは、学生時代に取り組んだ内容の過程や学び、どのような事を得たのかなどを確認したいと考えています。

バイトリーダーや部活での役職など、肩書やできごとの内容では他の人と同じになる部分もあるかもしれません。

しかし、その時の感情や動機が評価される部分であり、担当者が一番知りたい部分でもあります。

【柔道経験でガクチカ】企業の意図

就活では、多くの会社がガクチカについてを確認しようとする事は前述しましたが、なぜガクチカを知りたがるのでしょうか?

企業がガクチカを確認する意図をしっかりと理解しなければ、求められているガクチカを作成できないでしょう。

逆に、意図をしっかりと理解できれば、ガクチカを作成する事も簡単になります。

自社とのマッチング度を図る

就活の際に担当者がガクチカを訪ねる理由はさまざまあります。

例えば「価値観を理解したい」や「人柄を判断したい」「行動の源泉を知りたい」などもありますし、「学べる人材であるかを確認したい」など多くの理由があるはずです。

これらは、会社が求めている内容によって異なるため、一概に何のために聞いているかの基準はありません。

しかし、最終的には「自社に適性のある人材か」を確認したいと考えています。

これは、いわゆるマッチング度を図りたいと言い換えられます。

このため、応募者はHPなどに掲載されている「求める人物像」などは必ず確認し、どのような人材が適しているかを知っておく必要があります。

企業が必要としている人材や好んで採用している人材を知るのは必須です。

さらには、MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)なども確認しておいた方が良いでしょう。

【柔道経験でガクチカ】柔道経験はガクチカになる?

ここまでガクチカについて解説してきましたので、ある程度理解はできたと思います。

では、柔道経験はガクチカになるでしょうか?

結論からいうと、問題なく「なる」です。

会社によっては、柔道は体育会系の1つのため、より高く評価される場合もあります。

柔道経験でのセールスポイントや、強みをしっかりと整理して、魅力的に伝わるように意識をし評価につなげていきましょう。

柔道経験は、ガクチカとしてマイナスではありません。

自信を持って売り込みを成功させましょう。

【柔道経験でガクチカ】柔道経験のアピールポイント

柔道経験がガクチカとして、全く問題のない事が分かったと思います。

では、具体的にどのようにして表現をすれば、効果的に伝わり高い評価になるのでしょうか?

柔道経験のアピール方法について解説していきます。

次に紹介する内容を良く読み、しっかりと理解してから、作り始めてください。

また、紹介する内容が柔道経験のどのタイミングで身についたかを考えると、作成がしやすくなりますので、意識してみてください。

1. 体力

1つ目のポイントは体力です。

柔道を継続的に行っている事で、基礎体力の向上や筋トレなどは十分に行えているでしょう。

これらをどのように実行しているかなどを伝えられると良いでしょう。

例えば、毎日15分刻みのトレーニングスケジュールを立てて実行していることや、弱い部分を集中的に強化しているなどの、計画性がある事が示せると良いと思います。

体力をアピールするのは、一見すると単純であるため、しっかりと評価されるかが心配になりますが、仕事では体力が不可欠です。

特に、新人である場合には、成果が上げにくい分、行動で結果を示す事ができるため評価される内容です。

体力の表現が安直で気になる方は、次の言葉に言い換えて見るのも良いと思います。

言い換え表現

・コミット力

・圧倒的な行動量

2. 忍耐力

2つ目は忍耐力です。

こちらも働く上では不可欠な力です。

長期的な目標に向かって途中で投げ出す事なく、また困難などがあっても耐えて最後までやり抜ける力は、どの会社に入っても必要な力でしょう。

柔道経験者であれば、大会での困難を乗り越えたり、怪我や挫折からの復帰などで一時的に柔道ができなくなり忍耐力が身についた具体的な経験などがあると思います。

それらの経験を具体的に伝える事で、忍耐力をアピールする事ができるでしょう。

営業職など、職業柄でも忍耐力を必要とする職種があるため、柔道経験をもとにした忍耐力をしっかりとアピールしましょう。

また、忍耐力の表現が気になる方は、同じように以下の言葉に言い換えることができますので、参考にしてください。

言い換え表現

・最後までやり遂げる力

・折れない心

3. 継続力

次のポイントは継続力ですが、こちらも企業では不可欠な力です。

企業が掲げる目標を達成するためには、当たり前ですが、まずは入社後に離職しない事が前提であり、最低限の継続力は必要になります。

また、組織に貢献するためには、個人の成長は不可欠です。

これは、一時的な努力ではなく、継続的に努力する事が必要であり、継続的な努力で身につけた能力で組織貢献を実現できます。

挫折や困難なできごとがあっても、工夫しながら継続していく力が必要です。

柔道経験者は、技の習得や体力やコンディションの向上などで、これらの継続力が養われているため、アピールにつなげることが可能でしょう。

また、言い換えが必要な場合には、以下の言葉が参考になります。

言い換え

・粘り強い

・達成意欲

4. 成果主義

最後は成果主義です。

企業で働く人たちは必ず、何らかの形で成果を求められます。

職種によって、その成果は異なりますが一番わかりやすいのが営業職でしょう。

営業の仕事では、数字が全てであり、別角度からの貢献も評価される部分はありますが、基本的には、結果の残せない人材は必要ないとの考えです。

一見すると、シビアな考えにも映りますが、企業に所属している以上は、何らかの形で貢献が必要になります。

柔道経験者をはじめとする体育会系の経験者は、これらの成果主義をしっかりと理解できている人が多いことが特徴です。

結果がだせなければ、試合に出る事はできないですし、場合によっては練習すら制限される可能性があります。

このため、すでに結果を出すためのマインドができあがっているため、この部分をうまく伝えられるようにしましょう。

【柔道経験でガクチカ】ガクチカの構成

次にガクチカの構成について解説します。

構成をしっかりと整えて作成しなければ、何を伝えたいのかが分かりにくくなるため、担当者に伝わる文章は作成できません。

以下に構成の流れを7つに分けて紹介します。

細かく構成の流れを解説しますので、紹介する流れに沿って作成する事で、分かりやすく、伝わりやすいガクチカを作成する事ができます。

1. ガクチカは〇〇

まず、最初は結論からです。

結論ファーストで伝える事で、これからの伝えたい事も分かりやすくなりますし、読みやすい文章を作成する事ができます。

書き出しは「私のガクチカは〇〇です」と言ったように、結論から1つの文章で述べられるくらい簡潔に書きましょう。

最初の文書で長く書き出してしまったり、説明するような文章から書き出してしまうと、伝わりにくくなるため、その後の読み進めにも影響します。

このため、最初の文章はできるだけ簡潔に書くことを意識しましょう。

2. なぜ取り組んだのか

最初に結論を短く書くことができたら、次はその理由を書きます。

なぜ、そのガクチカに取り組もうと思ったのかといった動機を書きましょう。

この動機については、人それぞれで違うはずですので、個性やその人の考え方が現れる部分でもあるため、評価の対象として見られる事もあります。

正直に書くことは大事ですが、安易に書かないようには気をつけてください。

取り組んだきっかけを掘りさげながら、見つけ上手に伝えるようにしましょう。

3. 目標/課題は何か

次に目標や課題を書きましょう。

取り組んできたガクチカが、ただ何となくやっていたり、特に目標もなく継続してきたと伝えると、当然ですが評価は下がります。

目標を設定し、クリアするために何を取り組んできたのかや、どんな工夫をしてきたかを伝える事が重要です。

また、発生した課題に対しての解決策を伝える事も有効です。

何を考えて解決させようとしたのかを詳細に伝える事で、分かりやすくなるため評価にもつながるでしょう。

4. どんな工夫をしたか

前述で少しふれていますが、目標や課題に対しての工夫方法を伝える事が大切です。

これから仕事を行う上でも、目標に対するアプローチの仕方や、課題やトラブルが発生した際の対処方法については、担当者も注目する部分です。

このため、ガクチカで目標をクリアさせるための取り組みや、課題に対しての対応がしっかりとできている事を伝えられれば、担当者からの高い評価を得る事ができるでしょう。

5. 結果はどうなったか

結果に対する記載も大切です。

目標設定や課題を克服した結果、どのようになったのかを簡単に述べるようにしましょう。

ただし、ガクチカでは結果の良し悪しはあまり重要ではありません。

仮に結果の内容が良好であっても、工夫や課題に対する対処方法が表現できていなければ、評価を得ることはできないでしょう。

結果の内容もある程度は重要ですが、それ以上に途中で取り組んだ内容が大事である事を意識して、作成を進めましょう。

6. 何を学んだか

次にガクチカに取り組んだ事で得た、学びについてを述べましょう。

ただ、何となく継続してきたと思われては意味がありません。

ガクチカから得た学びや、どのようなスキルが身についたかなどを詳細に伝えられるように準備をしましょう。

同時に、自分が経験から学ぶ事のできる人間である事を伝えられるようにした方が良いです。

ガクチカの経験からの学びは、社会人になっても役立ちます。

ガクチカ同様に、仕事での経験から学び、自身でスキルアップできる人材とのイメージにつながるため、高い評価を得ることができます。

7. 入社後どう活かせるか

最後にガクチカの経験で得たスキルが、入社後の会社でどのように活かせるかを伝えましょう。

志望企業の業務内容や、志望している業種に合わせて、具体的な活用方法と貢献度合いを述べられると、さらに良い内容となります。

ただし、この部分については文字数に余裕がある場合に伝える形で構いません。

もし、文字数に余裕がなければ、前段の「6. 何を学んだか」で締めるようにしましょう。

無理に記載して文字数がオーバーする方が、良くありませんので注意してください。

【柔道経験でガクチカ】例文3選

それでは、ここまでの内容を踏まえて具体的なガクチカの例文を紹介します。

以下に柔道経験のガクチカで、それぞれ内容を変えて3つのガクチカを紹介します。

3つのうちのどれかを、自分で作成するガクチカの参考にしてみてください。

また、これ以外にも柔道でアピールできる内容は多くありますので、自分に合ったオジリナルのガクチカを作成すると良いでしょう。

柔道経験のガクチカ1

私のガクチカは柔道の経験です。

幼い頃より柔道を続け、リーダーシップとチームワークの重要性を学びました。

当初は親に連れられて、半ば強引にやらされていた柔道でしたが、経験を重ねるごとに上達する喜びを知り、柔道が好きになっていきました。

大学時代には、部長を務め団体戦での県大会突破を目標に日々の練習に取り組みました。

さまざまな考えを持った部員がいるため、目標を統一して練習に取り組む事が非常に難しかったのですが、対話を重視し、一人ひとりと向き合うことで、全員の意識を同じくして目標に向かって努力する事ができました。

結果として、見事県大会を通過する事ができましたが、全国大会では厚い壁があり、2回戦敗退の結果になりました。

この経験を通して、リーダーシップやチームワークは強引に進めてもうまくいかない事を理解し、また短期間では思い通りにいかない事も学びました。

社会人になっても、しっかりと対話のできるリーダーを目指し、チームをまとめ会社への貢献をしていきたいと思います。

柔道経験のガクチカ2

私は、柔道の経験から計画的に継続して努力することで、結果が得られる事を学びました。

大学入学と同時に柔道部に入部しました。

きっかけは、武術に憧れがあり、精神的にも肉体的にも強くなりたいと考えたためです。

入部当初は体ができていない事に加え、技術的にも未熟であり誰にも勝つことができない、最弱部員でした。

このため、まず私はウエイトの増加と筋肉の増加を狙い、体作りを徹底して行う事に決めて取り組みました。

コーチの助言や、自身で調べたウエイト増加の方法を取り入れ、計画的に筋トレを行う事と、食べ物にも気をつけて体作りを行い、大学3年生の時には、入学時より15kgの増加に成功しました。

同時に技術的な習得も欠かさずに実施していたため、最弱部員を脱出し、団体戦でのレギュラーに選ばれるまでの実力を身につける事ができました。

この経験では、計画性と進捗管理を学ぶ事ができました。

貴社に入社した後も、自分の苦手部分を克服し、計画的に目標達成する事で貢献していきたいと考えています。

柔道経験のガクチカ3

私は、柔道での経験を通して、柔道の精神と人間性を学ぶ事ができました。

大学では柔道部に所属し、技を磨く努力をしてきました。

きっかけは、先輩部員が格好良く見えたためでしたが、入部当初は驚きの連続でした。

柔道の精神は礼が基本であり、鍛えた強い心と体を善い行いに使い社会に貢献するといった内容です。

入部当初は、柔道の技を覚える事よりも、これらの精神ができていないために苦労する事が多くありました。

このため、当初は徹底して先輩について回り、柔道の精神と所作を学びました。

継続して行う中で、少しずつ柔道の精神などを理解する事ができ、今ではしっかり身についていると自負してます。

これらの事から、相手への敬意や礼儀正しさ、努力や粘り強さなどの柔道の精神を学び身につける事ができましたが、今後の仕事を行う上でも非常に役立つものと考えております。

仕事を行う中で、他者への敬意や協力、信頼関係などを大切にし、周りの人たちから信頼される人材になり、会社への貢献を目指していきます。

【柔道経験でガクチカ】柔道経験が評価される業界・職種

柔道経験者や体育会系出身者が評価される業界や職種があるのを知っているでしょうか?

柔道経験者をはじめとする体育会出身者は礼儀正しく、あいさつもしっかりとできるため、どの業界においても高い評価が得られます。

しかし、その中でも特に向いている業界などもあります。

いくつか例を出して紹介しますので、参考にしてみてください。

商社

商社は体育会系の会社が多い業界として有名です。

これは、商社には総合商社と専門商社がありますが、何れの場合も国内外への出張や転勤が多いハードな仕事であることも一因です。

また、営業の仕事がメインとなりますが、礼儀正しさや目上の人を敬う姿勢など、学生時代にスポーツで培った気質が活かされる場面の多い業界でもあります。

商社は歴史のある会社が多いこともあり、昔ながらの文化が脈々と受け継がれ体育会系にはなじみやすい風土といえるでしょう。

金融

金融業界も体育会系の会社が多い事で知られる業界です。

一口に金融業界といっても、銀行や証券会社、保険会社など多岐にわたります。

イメージとしては、お堅い仕事であったり、エリートの仕事といった印象を持つ人も多くいますが、金融業界も昔ながらの企業風土を残す会社が多く存在しています。

営業職では、厳しいノルマの達成を求められる傾向にあるため、粘り強く取り組む事ができる人や、困難であるほど燃えるタイプが適しており、体育会系の人にはぴったりの仕事といえるでしょう。

体育会系企業

業界では括らずに、自社を「体育会系企業」と謳っている会社も存在します。

多くは、営業中心の会社であり、挨拶や返事などが部活のようであったり、飲み会が多いなどの独特の特徴があります。

厳しいノルマが課されていたり、成果主義である場合の企業が多い事も特徴の1つです。

目標を達成した際には、全員で喜びを分かち合うなど、まさに体育会系のノリで進んでいくため、体育会系出身やは、馴染みやすいと感じる人も多くいます。

ベンチャー企業

ベンチャー企業は、創業の浅い企業が多く、規模もそれほど大きくはない会社が多いのが特徴です。

そのため、個人のやらなければならない仕事も比較的多く、マルチに活躍できる人材が好まれます。

また、大手企業や歴史のある企業と比べても、評価制度や環境整備、取引先などにも伸びしろが多く、やりがいを大きく感じられる業界でもあります。

課題解決のための数も多くあるため、体力と根気の必要な業界のため、体育会系出身者が求められている業界です。

まとめ

ガクチカで柔道経験をアピールするポイントなどについて紹介しました。

参考になったでしょうか?

柔道経験がガクチカになるのかを悩む方もいると思いますが、全く問題ない事が理解できたと思いますので、自信を持って柔道経験をアピールしましょう。

礼を重んじる武術を磨いてきた経験は、きっと他の人にはない素晴らしいガクチカを作成できます。

自信を持って、あなたらしいガクチカを作成して、就活のアピールを成功させましょう。

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