
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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【コンサルのガクチカ】はじめに
コンサルティング業界は、クライアントの課題を解決し、成長を支援する役割を担う仕事です。
そのため、論理的思考力、課題解決能力、目標達成意欲など、多くのスキルが求められます。
また、プロジェクトごとに求められる役割が変わるため、変化に柔軟に対応できる力も重要です。
本記事では、コンサル業界に向いている人の特徴や、選考で問われる「ガクチカ」について詳しく解説します。
企業が評価するポイントや、評価を下げないための注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【コンサルのガクチカ】コンサル業界に向いてる人の特徴
コンサル業界は、クライアントの課題を解決し、ビジネスを成功へ導く役割を担う仕事です。
そのため、論理的思考力や学習意欲、目標達成へのこだわりなど、さまざまなスキルが求められます。
以下では、コンサル業界に向いている人の特徴を紹介し、適性を判断するためのポイントを解説します。
論理的思考力が高い
コンサルタントの仕事は、複雑な課題を整理し、最適な解決策を導くことが中心です。
そのため、情報を体系的に整理し、ロジカルに説明できる力が求められます。
「なぜ?」と深掘りしながら、本質的な原因を突き止める習慣がある人は向いているでしょう。
特に、戦略コンサルではデータに基づいた議論が求められ、思考力が重要視されます。
たとえば、ビジネスの課題を分析し、実行可能な施策に落とし込む力が必要です。
複雑な問題をシンプルに整理する能力が高い人は、コンサル業界で活躍しやすいでしょう。
学び続ける意欲がある
コンサル業界では、業界知識や経営スキル、IT技術など、幅広い分野の知識が求められます。
クライアントごとに異なる課題に対応するため、新しい分野への好奇心があることが重要です。
知識を吸収することを楽しめる人は、成長しやすい環境といえます。
特に、DXコンサルやITコンサルでは、データ分析や最新技術の理解が不可欠です。
ビジネス書を読む習慣がある、業界のトレンドを追うことが好きな人は、この業界に向いています。
タフさがある
コンサル業界は、納期に追われながら高いクオリティの成果を出す仕事です。
長時間労働になることも多く、プレッシャーの中で成果を出し続ける力が必要とされ、そのため、ストレス耐性があり、厳しい環境でも粘り強く取り組める人が求められます。
特に、戦略コンサルや外資系コンサルは、労働時間が長く、要求レベルも高い傾向にあります。
高い目標を掲げ、それを達成するために努力を惜しまない人は、この環境で力を発揮できるでしょう。
目標達成意欲が高い
コンサル業界では、「この提案が本当に成果につながるか?」を常に考える必要があります。
クライアントの課題を解決することが最大の目的であり、結果を出すことが求められます。
そのため、PDCAを回しながら、成果にこだわる人は活躍しやすいでしょう。
特に、デジタルコンサルや業務改革コンサルでは、提案だけでなく実行支援も行います。
目標を明確に設定し、数字で成果を示すことにこだわる人は、コンサルタントとして強みになります。
変化に対応できる
コンサル業界では、プロジェクトごとに求められる役割が変わります。
「決まった仕事をこなす」よりも、「新しい課題に挑戦したい」人に向いています。
状況の変化に柔軟に対応し、不確実性を楽しめる人が活躍できる業界です。
特に、新規事業開発やDXコンサルでは、変化の激しい環境での適応力が求められ、毎回異なる業界やクライアントと関わるため、新しい環境を楽しめる人が向いています。
予測不能な状況でも冷静に対応し、最適な判断を下せる能力が重要です。
【コンサルのガクチカ】学生時代に力を入れたこと
コンサルティング業界について理解が深まったところで、次に就活において重要な「ガクチカ」について考えてみましょう。
企業に自分の強みを効果的に伝えるためには、自己PRとの違いを理解し、適切な構成でアピールすることが重要です。
ガクチカの定義
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を意味します。
大学生が就活で使う場合、大学時代の経験を中心に語ることが一般的です。
専門学校卒の就活生は専門学生時代の経験、高校卒業後すぐに就職する場合は高校時代の経験が該当します。
大学生が高校時代のエピソードを用いるのは、大学生活における経験が不足していると判断される可能性があるため、基本的には避けた方が良いでしょう。
自己PRとの違い
ガクチカと自己PRは混同されがちですが、それぞれ目的が異なります。
企業は、自己PRでは「どのような強みを持っているか」、ガクチカでは「どのような価値観を持ち、どのように課題を乗り越えてきたか」を知りたいと考えています。
自己PRでは、自分の強みが何であり、それをどのように仕事で活かせるかを伝えることが求められます。
一方、ガクチカは、過去の経験を通じてどのように考え、行動したのかを示すことで、成長力や論理的思考力をアピールするものです。
【コンサルのガクチカ】コンサル企業のガクチカ評価ポイント
コンサルティング業界では、クライアントの課題を解決するための思考力や実行力が求められます。
そのため、企業は就活生の「ガクチカ」を通じて、どのように課題に取り組み、解決策を導き出したのかを評価します。
以下では、コンサル企業がガクチカを評価する際のポイントを詳しく解説します。
- 論理的思考力(ロジカルに考え、問題を分解・分析できるか)
- 課題解決力(困難な状況を乗り越えた経験があるか)
- チームワーク・リーダーシップ(周囲を巻き込んで目標を達成した経験)
- 結果へのこだわり(「どんな成果を出したか?」が明確に語れるか)
- 柔軟性・環境適応力(変化に強く、臨機応変に対応できるか)
論理的思考力
コンサルティング業界では、クライアントの課題を分析し、最適な解決策を導き出すことが求められます。
そのため、ガクチカでも「課題/目標をどのように設定し、どのように考え、どんな成果を出したのか」を論理的に説明することが重要です。
例えば、「売上を伸ばした」「イベントを成功させた」といった成果だけでなく、「なぜその課題に取り組んだのか」「どのような分析を行ったのか」といったプロセスを明確にすることで、評価が高まります。
課題解決力
コンサルタントは、企業が抱える複雑な問題に対して、実行可能な解決策を提供する役割を担います。
そのため、ガクチカでは「困難な状況に直面したときにどのように解決したのか」が評価のポイントになります。
例えば、「アルバイト先で業務改善の提案をし、実際に効率が向上した」「ゼミの研究でデータ分析を行い、成果を出した」といった経験は、課題解決力を示す良い例です。
「現状分析 → 課題の特定 → 解決策の実行 → 結果」という流れを意識して整理すると、より説得力のあるエピソードになります。
チームワーク
コンサルタントは、個人で仕事を進めるのではなく、チームで協力しながらプロジェクトを推進します。
そのため、ガクチカでは「チームの中でどのような役割を果たしたのか」「どのように周囲を巻き込んだのか」が評価されます。
単に「グループで活動した」というだけでなく、「自分がどのようにチームに貢献したのか」を具体的に伝えることが重要です。
目標達成意欲
コンサル業界は、クライアントに対して成果を提供することが求められるため、「結果を出すこと」に強くフォーカスします。
そのため、ガクチカでは「どんな成果を出したのか」「取り組みの結果がどれくらいのインパクトを与えたのか」を明確に示すことが大切です。
例えば、「売上を◯%向上させた」「イベントの参加者数を2倍に増やした」といった形で、数値を使って成果を表現すると、より説得力が増します。
柔軟性
コンサル業界では、クライアントやプロジェクトごとに求められる役割が異なり、環境の変化に適応する力が重要視されます。
そのため、ガクチカでは「予想外のトラブルが発生したときにどのように対応したのか」「変化のある環境をどのように楽しんだのか」といった点が評価されます。
例えば、「大会前にメンバーが抜けたが、新しい役割を担うことで乗り越えた」「ゼミの研究でデータが不足したが、別の方法で補完して発表にこぎつけた」といった経験があると、適応力の高さを伝えることができます。
【コンサルのガクチカ】評価されにくいガクチカ
コンサル業界では、問題解決力や論理的思考力、成果へのこだわりが求められます。
そのため、単なる努力や成長を語るだけでは評価されにくく、「どんな課題を設定し、どのように解決策を考え、どんな結果を出したのか」を明確に示すことが重要です。
以下では、評価が下がりやすいガクチカの具体例と、その改善ポイントを紹介します。
- 「努力しました!」だけで、成果がない
- 「成長しました!」だけで、具体的なエピソードがない
- 「チームで頑張りました!」だけで、自分の役割が伝わらない
- 「問題を乗り越えた経験」がなく、ただの活動報告になっている
- 「なんとなくすごい話」だが、具体的な課題や行動が示されていない
頑張っただけで成果がない
努力したことを伝えるだけでは、コンサル業界の適性をアピールするには不十分です。
企業が重視するのは、「努力の結果として、どんな価値を生み出したのか」という点だからです。
例えば、サークル活動での練習を継続したエピソードを語る場合、「どのような課題を設定し、どのように解決策を考え、どのような成果を出したのか」を示さなければなりません。
ただ「3年間努力した」と伝えるだけでは、どのような成果が生まれたのかが見えず、評価されにくくなります。
個人の成長のみにフォーカス
自己成長のみを強調するエピソードも評価が下がる傾向にあります。
コンサル業界は、クライアントの課題を解決する仕事であり、「自分がどう成長したか」ではなく、「どのような成果を生み出したのか」が重要視されます。
たとえば、アルバイトで接客を頑張り、コミュニケーション力が向上したという話だけでは弱い印象を与えます。
これを改善するためには、「リピーター率の低さが課題だったため、クーポン配布を提案し、実施した結果、リピーター率が20%向上し、売上が前年比10%増加した」というように、具体的な組織への成果を示す必要があります。
貢献度が不明確
「チームで頑張った」ことを強調するだけで、自分の貢献が伝わらないケースもあります。
コンサルタントはチームで働くことが多いため、チームワークの経験は評価されますが、「チームで取り組みました」と言うだけでは、個人の強みが伝わりません。
「データ分析のリーダーとして統計手法を活用し、研究の説得力を高める役割を担当し、論文の分析精度を向上させたことで学会で最優秀賞を受賞した」といった形で、自分の具体的な貢献を明確にすることが求められます。
困難な状況が語られない
困難な状況を語らず、努力や結果だけを強調するエピソードも、コンサル業界では評価されにくいです。
コンサルタントは、クライアントの課題解決を担うため、困難をどう乗り越えたのかが重要なポイントになります。
たとえば、「プログラミングを独学し、アプリを開発しました」と伝えるだけでは、試行錯誤や工夫のプロセスが見えません。
これを改善するには、試行錯誤の過程を具体的に示すことが重要です。
なんとなく感が強い
抽象的な表現が多く、「なんとなく頑張った」印象を与えるエピソードは避けるべきです。
コンサル業界では、「結局何をしたのか?」が明確でないと評価が下がります。
たとえば、「留学を経験し、視野が広がりました」と伝えるだけでは、どのような課題を乗り越えたのかが伝わりません。
例えば、「英語でのディスカッション能力を向上させるため、ニュース記事を読み、要約して議論の準備をする工夫を継続した結果、授業での発言回数が増え、最終的にプレゼン大会で優勝した」と具体的な行動と成果を示すことで、説得力を持たせることができます。
【コンサルのガクチカ】基本的な構成
就職活動において、企業はガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を通じて、応募者の価値観や行動力を評価します。
ただ、単に「頑張ったこと」を話すのではなく、論理的かつ説得力のある形で伝えることが重要です。
ここでは、ガクチカの基本的な構成と、それぞれのポイントを解説します。
1. 結論
最初に、どんな経験をガクチカとして話すのかを端的に伝えます。
面接やエントリーシートでは、結論を最初に述べることで、聞き手が内容を理解しやすくなります。
例えば、「私が最も力を入れたのは、ゼミのプロジェクトでリーダーを務め、チームの目標達成に向けて取り組んだ経験です。」といった形で、一文で簡潔に伝えることが望ましいです。
このように、何の話なのかを最初に明確にすることで、採用担当者が興味を持ち、話の流れをつかみやすくなります。
2. 背景
次に、その活動を始めたきっかけや背景を説明します。
同じテーマでも、なぜ取り組んだのかという動機は人それぞれ異なります。
そのため、自分自身がなぜその活動を重要だと考えたのかを明確にすることが重要です。
例えば、「ゼミの研究プロジェクトにおいて、チームの進行が遅れていることが問題だと感じたため、リーダーとして効率的な進め方を模索することにしました。」といった形で、課題意識を持って取り組んだことを示すと説得力が増します。
3. 目的
背景を説明した後、その活動を通じて何を達成しようとしたのか、具体的な目的を伝えます。
また、その過程で直面した課題についても言及すると、論理的な流れがスムーズになります。
例えば、「私は、ゼミの研究チームの進行が滞っている状況を改善し、期限内に高いクオリティの成果物を完成させることを目標にしました。しかし、メンバー間の意見が分かれ、作業が進まないという課題がありました。」といった形で、目的と課題を明確に示すことが重要です。
このように、目的を明確にすることで、次に続く「具体的な取り組み」の説得力が高まります。
4. 具体的な取り組み
ここでは、課題を克服するためにどのような行動をとったのかを詳しく説明します。
どんな工夫をし、どんなスキルを活かしたのかを具体的に述べることで、論理的思考力や主体性をアピールできます。
この部分では、「どんな問題があり、それをどのような手段で解決したのか」を明確にすることがポイントです。
5. 結果
具体的な行動の結果、どのような成果が得られたのかを伝えます。
成果を示す際には、可能な限り数値を用いることで説得力を高めることができます。
例えば、「その結果、研究の進行が大幅に改善され、期限より1週間早く論文を完成させることができました。
また、学会発表でも高評価を得ることができました。」といった形で、成果を明確に伝えます。
成果が数値化できない場合でも、「どのような影響を与えたのか」を具体的に述べることで、インパクトを伝えることが可能です。
6. 学びと入社後の結び付け
最後に、この経験から得た学びやスキルを、入社後どのように活かしたいのかを述べます。
企業側は、応募者が過去の経験をどのように今後のキャリアにつなげるのかを見ています。
例えば、「この経験を通じて、チームでの円滑なコミュニケーションの重要性を学びました。貴社に入社後は、プロジェクトマネジメントのスキルを活かし、チームを効率的にまとめることができるコンサルタントを目指します。」といった形で、学びを企業での仕事に結びつけると良いでしょう。
PREP法は面接でも有効!
エントリーシートや書類選考では、何度も見直しや修正ができます。
しかし、面接ではその場で即興で回答しなければならず、準備していないと話がまとまらないことがあります。
こうした状況でも、PREP法を意識することで、伝えたい内容を論理的に整理し、スムーズに話すことが可能になります。
PREP法とは、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(再度結論)」の流れで話を構成する方法です。
この型を意識すれば、要点を簡潔にまとめ、説得力のある回答ができるようになります。
【コンサルのガクチカ】例文一覧
今までのポイントや注意点を踏まえて、例文を紹介します。
それぞれ、何をアピールするのかによって文章を考えてみたので、皆さんが自分に当てはまると思ったものを参考に自分らしいガクチカを書いてみてください。
1. 論理的思考力
私は大学のゼミで、新規事業の市場分析をテーマにした研究を行いました。
最初に市場全体の動向を把握するため、統計データを収集し、過去の事例と比較しました。
次に、ターゲット層のニーズを明確にするため、アンケート調査を実施し、データをもとに仮説を立てました。
その後、ゼミのメンバーと議論を重ね、仮説を検証するための分析手法を選定しました。
データの整理と解析を進める中で、予想と異なる結果が出たため、仮説を修正しながら最適な結論を導きました。
その結果、研究の信頼性が高まり、学会での発表が決定しました。
この経験を通じて、客観的なデータをもとに論理的に考え、結論を導き出す力を養いました。
今後は、このスキルを活かし、企業の課題解決に貢献できるコンサルタントを目指します。
ポイント
コンサルティング業界では、課題を分解し、体系的に解決策を考える力が求められます。
この例文では、仮説を立て、データをもとに検証を重ね、結論を導き出すプロセスを示しています。
特に、データ収集・分析・議論・結論の流れが明確で、論理的に思考できることが伝わります。
また、最終的に学会発表という成果につなげた点も評価ポイントです。
データを活用しながら、論理的に思考し、問題解決を図った経験を具体的に伝えると、コンサル適性が伝わりやすくなります。
2. 課題解決力
私はアルバイト先の飲食店で、売上が低迷していることに気づきました。
特にランチタイムの客数が減少していたため、その原因を分析することに、まず、過去半年分の売上データを確認し、時間帯別の来店数を比較しました。
次に、常連客の傾向を調べ、どのようなメニューが人気かを検討しました。
すると、以前は人気だったランチメニューの注文数が減少していることが分かりました。
そこで、SNSを活用して、ランチ限定のキャンペーンを告知した結果、ランチの客数が30%増加し、売上も前年同月比で15%向上しました。
この経験を通じて、データを活用した問題分析と、実行可能な施策を考える力を身につけました。
今後は、この経験を活かし、企業の経営課題を解決することに貢献したいと思います。
ポイント
コンサル業界では、クライアントの課題を特定し、解決策を実行する力が必要です。
この例文では、売上低下という問題に対し、データを分析し、課題の本質を見極めた上で施策を実行するプロセスが示されています。
特に、課題の特定から解決策の立案、実行、成果の測定までの流れが明確で、問題解決能力が伝わる内容になっています。
結果として売上が向上し、数値で示している点も評価されやすいです。
データを活用した課題解決のプロセスを具体的に伝えることで、コンサルタントとしての適性をアピールできます。
3. チームワーク
私は大学の学園祭実行委員として、広報チームのリーダーを務めましたが、当初、イベントの認知度が低く、例年の来場者数を超えることが課題でした。
そこで、広報戦略を見直し、ターゲットに合った情報発信を行うことにしました。
まず、過去の来場者データを分析し、大学生に加えて地元の家族層にもアプローチすることを決定しました。
次に、SNSの活用を強化し、イベント情報を定期的に発信しました。
また、チーム内で役割を明確に分担し、各自が主体的に動けるようにし、その結果、前年よりも来場者数が25%増加し、イベントは大成功を収めました。
この経験から、メンバーと協力しながら目標達成を目指す重要性を学びました。
社会人になっても、プロジェクトを円滑に進めるコンサルタントをになります。
ポイント
コンサル業界では、チームでプロジェクトを進め、成果を出す能力が重視されます。
この例文では、学園祭の広報活動というテーマを通じて、チームをまとめ、施策を実行し、目標を達成するまでの流れが示されています。
特に、ターゲット層を分析し、広報の方針を決定し、企業との連携を図るなど、リーダーシップと協調性を発揮した点が評価できます。
結果として、来場者数の増加につながった点も、チームの取り組みの成功を証明する要素になっています。
4. 目標達成意欲
私は大学のゼミで、企業のマーケティング戦略に関する研究を行いました。
研究の目標は、特定の業界における消費者行動の変化をデータ分析によって明らかにすることでした。
最初に、過去5年間の市場データを収集し、購買傾向の変化を可視化し、次に、消費者へのアンケートを実施し、データを統計的に分析しました。
この過程で、データの整理に時間がかかり、スケジュールの遅れが発生しました。
そこで、データ処理の方法を見直し、作業の効率化を図り、その結果、分析の精度が向上し、学会での研究発表が実現しました。
この経験を通じて、目標を設定し、達成に向けて努力する力を身につけました。
今後も、クライアントの成果にこだわるコンサルタントとして顧客に価値を返したいです。
ポイント
この例文では、研究論文執筆というテーマを通じて、目標を設定し、計画的に進めるプロセスを示しています。
特に、データ分析を活用して仮説を検証し、研究の説得力を高める工夫をした点が評価ポイントです。
また、研究の信頼性を高めるために、チームメンバーと協力しながら進めた点も、目標達成に向けた努力として評価されます。
最終的に学会での発表を実現し、成果を残した点が、コンサル業界で求められる「結果にこだわる姿勢」と一致しています。
5. 柔軟性
私はインターンシップで、クライアント向けの市場調査プロジェクトに参加しました。
当初はデータ収集と分析を担当する予定でしたが、プロジェクトの途中で方針が大きく変更されました。
新たに、競合企業の動向をリサーチし、クライアント向けのレポートを作成する役割が追加されました。
限られた時間の中で、業界の動向を把握し、競合分析の手法を学ぶ必要があり、過去の市場レポートを活用し、短期間で必要な情報を整理しました。
結果、期限内にレポートを完成させ、クライアントから高評価を得ることができました。
この経験を通じて、予期せぬ状況の変化に柔軟に対応する力を養いました。
変化の多い環境でも、価値を生み出せるコンサルタントになりたいと考えています。
ポイント
この例文では、インターンシップでのプロジェクト変更に対応し、短期間で新たな業務に適応する力を発揮した点が強みになっています。
特に、業界の知識を短期間で習得し、チーム内で効率的に情報を共有しながら、期限内に成果を出した点が評価できます。
また、クライアントへの提案が成功した点も、結果を重視するコンサル業界の価値観に合致しています。
不確実な状況の中で適応し、成果を出した経験を伝えることで、コンサルタントとしての適性をアピールできます。
【コンサルのガクチカ】まとめ
コンサル業界では、論理的に課題を分析し、解決策を提案する力が求められます。
そのため、ガクチカでは「どのような問題を認識し、どのように解決し、どのような成果を出したのか」を明確に伝えることが重要です。
また、結果だけでなく、試行錯誤のプロセスや困難を乗り越えた経験も評価されます。
本記事で紹介したポイントを活用し、自分の経験を整理しながら、コンサル業界に適したガクチカを作成してみてください。