【例文3選】実行力で自己PRを効果的に書く方法とは?高評価のコツや注意点まで徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

企業や組織が求める人材像としてよく挙げられるのが「実行力のある人」です。

なぜなら、いくら優秀な戦略やアイデアを持っていても、それを実際に形にして成果を出さなければ意味がないからです。

本記事では、「自己PR 実行力」を軸に、どのようにエピソードを組み立て、面接官や採用担当者にアピールすればいいのかを具体例とともに詳しく解説していきます。

【自己PR】実行力が求められる理由

現代のビジネス環境は、技術革新や社会情勢の変化が激しく、次々に新しい課題やプロジェクトが生まれます。

どれほど優れた計画でも、「実際にやってみる」段階で成果が出せなければ企業は生き残れません。

特にスタートアップ企業は限られたリソースの中でスピード感が求められ、大手企業においても既存事業の変革が必要になるため、「計画から行動に移す力」を持った人材が重宝されるのです。

こうした背景があるからこそ、目標に向かって実際に行動し、最後までやり遂げられる人が高く評価されます。

単なる「アイデアマン」にとどまらず、結果を出すための粘り強さと綿密な計画性を兼ね備えた人こそが、あらゆる業界で必要とされる理由です。

【自己PR】実行力と行動力の違い

「実行力」と聞くと「行動力」と混同されがちですが、両者は似て非なるものです。

  • 行動力: 思い立ったらすぐに動ける、スタートダッシュの速さを指すことが多い。
  • 実行力: 行動力に加えて、最終的な成果を出すまでの粘り強さや計画性、問題解決力を含んだ包括的な力。

たとえば、アイデアを思いついてすぐに動き出すことは「行動力」の典型例です。

しかし、途中で問題が発生したときにあっさり諦めてしまったり、周囲への相談や改善策を練ることを怠ってしまうと、「成果」に至る前にプロジェクトが頓挫してしまいます。

一方で、実行力のある人は、困難に直面した際にも計画を見直し、チームメンバーを巻き込みながら柔軟に対応し、結果を出すまで取り組み続けることができるのです。

実行力を自己PRで効果的に伝える重要性

書類選考・面接を突破しやすくなる

実行力をアピールすることで、書類選考や面接の担当者に「この人なら、自社の課題に対して確実に行動を起こし、結果を出してくれそうだ」という印象を与えられます。

ただ「やる気がある」や「周りを盛り上げたい」という抽象的なアピールよりも、「実際にどんなプロセスを踏んで成果を出したか」を具体的に語れる点が大きな強みになります。

成長意欲や課題解決力も同時に示せる

実行力を高める過程では、失敗や試行錯誤がつきものです。

そのたびに自分なりの分析と改善を重ねるため、成長意欲や課題解決能力も自然と身につきます。

自己PRで実行力を語るときに、「うまくいかなかった場面でどのように対処したのか」を合わせて述べると、「この人は問題にぶつかっても前向きに乗り越えられる」という印象を与えやすくなります。

【実行力】自己PRのおすすめ構成方法

ここからは、実際に自己PRを作成する際に意識するべき構成方法をご紹介します。文章構成によって読みやすさや内容の入りやすさは大きく変化するため、書類選考を突破するためには非常に重要な要素です。ぜひ参考にしてみてください。

ゴール設定と課題認識

実行力を示すには、どのような目標を掲げていたかが明確であるほどよいです。

「学園祭で来場者数を20%アップさせる」「インターン先で新規顧客を5社獲得する」など、具体的なゴールや課題を最初に提示しましょう。

ここが曖昧だと、後述する行動や成果のインパクトが伝わりにくくなります。

計画の立案とメンバーの巻き込み

どんなステップを踏み、だれをどのように巻き込んだのかを細かく記述すると、リーダーシップやコミュニケーション力も同時にアピールできます。

例としては「週1回の進捗共有ミーティングを設定した」「SNSでの宣伝を担当するグループを作った」などが挙げられます。

行動中に起きたトラブルと解決策

実行力を最もアピールできるのが、トラブルや障害を乗り越えたエピソードです。

「予算が足りなかった」「担当メンバーが急に離脱した」「本番直前にシステムエラーが起きた」など、具体的にどんな問題が起き、どのように対処して最終的に改善したのかを詳しく語ると、行動力と問題解決能力が際立ちます。

最終的な成果と学び

エピソードの締めくくりとして、どのような成果を得られたかを必ず明示します。

数字や事例を交えると説得力が高まります。

仮に当初の目標に届かなかった場合でも、そこから得た学びや改善点を述べることで、次に活かせる人材だという印象を与えられます。

【自己PR】実行力の文章化に役立つフレームワーク

STAR手法

  • Situation: 背景や状況
  • Task: 自分に与えられた課題や役割
  • Action: 実際に取った行動
  • Result: 結果と学んだこと

エピソードをこの4ステップでまとめると、読み手(面接官や採用担当者)が理解しやすい流れになります。

特にActionの部分で「どんな行動をどのように実行したか」を詳細に書くと、実行力が引き立ちます。

PDCAサイクル

  • Plan: 計画の立案
  • Do: 実行
  • Check: 結果の振り返り
  • Act: 改善策・次の行動

PDCAを用いると、実行力だけでなく、継続的に成果を高める姿勢も同時にアピールできます。

「最初の計画では○○でしたが、途中のチェックで問題があったので計画を修正して△△にしました」といった描写を入れると、自分で考えて行動を変えていった様子がわかりやすく伝わります。

【自己PR】実行力をアピールする際の注意点

ここからは、実行力を自己PRでアピールする際の注意点を2点、解説します。

評価されるコツを意識し、プラスの印象を与えることと同様に注意点を意識してマイナスな印章を与えないようにするということも非常に大切な要素なので意識するようにして下さい。

チームワークを軽視しない

「自分が全部やりました!」とアピールしてしまうと、自己中心的な印章を与え、組織の中で連携できるイメージが湧きにくいです。

どんな仕事に就いたとしても、基本的に同期や上司とコミュニケーションをとらずに働くことのできる仕事は全くないといっても過言ではありません。

実行力をアピールしながら、「周囲との協力」や「他メンバーの力を引き出した」事例も交えて話すと好印象です。

失敗を隠さず、どう乗り越えたかを強調する

経験に嘘をつき、成功しなかったプロジェクトなどをあたかも成功したかのように述べてしまうと面接に進んだ際などに深堀をされるために、うまく受け答えをすることが出来ないためにたとえ嘘がばれなかったとしてもあまり良い印象を与えることはできません。

失敗や課題に直面した経験を正直に話したうえで、どのように解決したか、もしくは次に同じ失敗をしないために何を学んだかを伝えると、柔軟性と成長意欲を示せます。

【実行力】自己PRのおすすめ例文集

ここでは、実行力をアピールする自己PRの例文を3つご紹介します。

あくまで一例なので、ご自身のエピソードや経験に合わせて書き換えながら参考にしてください。

学生時代のイベント運営を通じた実行力

「私の強みは、目標に対して計画を立て、粘り強く行動する実行力です。

大学3年生のときには、学園祭の実行委員長としてステージイベントを運営しました。

前年の来場者数を20%上回るという高い目標を掲げたものの、予算不足や準備期間の短さが課題でした。

そこでまずは、SNSでの告知を始める時期や協賛企業へのアプローチ方法を明確にし、各サークルメンバーに役割分担を行いました。

途中、メインアーティストの都合が合わなくなるというトラブルがありましたが、すぐに代替アーティストの候補をピックアップして交渉し、日程調整を進めました。

その結果、目標を大きく上回る25%増の来場者数を達成し、実行委員全員からも『最初の計画と柔軟な対応がなかったら成功は難しかった』と言ってもらえました。

御社でも、こうした粘り強さと行動力を発揮し、プロジェクトの成功に貢献したいと考えております。」

前職でのプロジェクト管理を通じた実行力

「私の得意分野は、困難な状況下でも結果を出すために行動し続ける実行力です。

前職では、新規顧客向けのWebシステム導入プロジェクトのリーダーを務めました。

しかし、スタート当初は選定した外部ベンダーとの連携がうまくいかず、スケジュールが1か月以上遅れていました。

そこで、毎朝の進捗確認会を導入し、ToDoリストを可視化することで各担当の作業量と期限を明確にしました。

バグ対応や機能追加の要望も優先度を整理し、週1回のレビューでステークホルダーに状況を報告。

結果的に、納期より2週間前倒しでリリースでき、上司からは『短期間で問題を解決し、納期を守るだけでなく前倒しまで成功させるとは驚いた』と評価を得ました。

私は、この実行力を貴社でも活かし、プロジェクトをスピード感と確実性をもって推進したいと考えています。」

未経験分野へのチャレンジを支える実行力アピール

私の強みは、新しい分野でも目標を設定し、具体的な行動を起こせる実行力です。

アパレル業界からIT業界への転職を志し、まずはプログラミングスクールに通い基礎を習得しました。学習中は毎日2時間の学習計画を立て、週末にはアプリの模擬開発を行いました。

最初はエラー対応に苦戦しましたが、オンラインコミュニティで質問を重ねるうちに自己解決力も身につき、最終的には独自のWebサービスをリリースするまで至りました。

未経験ながらも確実に行動して成果を出すこの実行力を、御社での開発業務に活かしたいと考えております。

【実行力で自己PR】この記事のまとめ

「自己PR 実行力」は、多くの企業が求める要素の一つであり、計画を形にし、最後までやり遂げてこそ評価されるスキルです。

本記事では、実行力の意味や行動力との違い、企業が注目する理由、具体的なエピソードの組み立て方、そして面接での伝え方や注意点を詳しく紹介してきました。

さらに、自己PRの例文を通じて、どのように文章化すれば説得力が増すかをイメージしていただけたかと思います。

ぜひご自身の経験を振り返り、実際に成功させたプロジェクトや失敗を乗り越えたエピソードをSTAR手法やPDCAサイクルに落とし込んでみてください。

失敗や試行錯誤を重ねる過程で身につく粘り強さや問題解決力こそが「実行力」を支える柱となります。

就職活動や転職活動のみならず、今後のキャリアにおいても強みとして活かしていけるよう、日々の行動と改善を重ねていきましょう。

あなたの行動が、必ず次の成果を呼び込んでくれるはずです。

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