【例文3選】人事から高評価を得るハンドボールの自己PRのコツを徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

今回はハンドボールの経験を自己PRで使いたい就活生の方に向けて、ハンドボールでアピールできることやその効果的な伝え方等について解説します。

ハンドボールはあまりメジャーな球技とは言えないですが、その分うまくアピールすることができれば他の就活生と差別化をすることも可能です。

企業が自己PRで特に重視している点なども含めて紹介するので、是非最後まで読んでみてください。

【ハンドボールの自己PR】人事が自己PRを聞く理由

人事担当者が自己PRを求める背景には、単なるスキルや経験の確認だけでなく、企業が求めるさまざまな側面からの適性を見極める意図があります。

ここでは項目ごとにその重要性を細かく解説します。

人柄を知るため

自己PRを通じて、人事担当者は応募者の人柄を把握しようとしています。

仕事は一人で行うものではなく、多くの場合、チームや複数の部署と連携して進めるものです。

そのため、応募者の性格や価値観が職場の雰囲気やチームメンバーと調和するかどうかは、非常に重要なポイントです。

自己PRを通じて、誠実さ、協調性、リーダーシップ、柔軟性などの人間性が見えてくるため、企業はこれを基に「一緒に働きたいか」「職場に馴染むか」を判断します。

企業が求める能力や適性について知るため

企業は応募者が持つスキルや能力が、自社の業務に適しているかどうかを見極めるために自己PRを求めます。

たとえば、論理的思考力が求められる職種では、その能力を裏付けるエピソードや具体的な実績が重要です。

逆に、コミュニケーション能力が重視される職種では、いかにして他者と効果的に意思疎通を図り、チームとして成果を上げたかを示す必要があります。

ここで上手に企業の期待に応える内容をアピールできれば、採用の可能性が高まります。

自己分析が出来ているかを知るため

人事担当者は、自己PRを通じて応募者がどれだけ自己分析を行っているかを確認します。

自己分析がしっかりできている人は、自分の強みや弱み、価値観を把握しており、それらを職場でどのように活かせるかを具体的に説明できます。

また、他者からのフィードバック(他己分析)も活用している場合、より客観的な視点で自分を理解していることが伺えます。

これは、入社後の成長や適応力にもつながるため、企業にとって重要な評価ポイントとなります。

【ハンドボールの自己PR】小学校や中学校からの経験は自己PRにしても良い?

自己PRにおいて、小学校や中学校での経験を用いることは問題ありません。

自己PRは、主に人柄や性格、価値観を伝えるための場です。

そのため、大学時代に限らず、過去のどの段階での経験でも、自分の成長や強みを示すエピソードがあれば、それを活用することができます。

例えば、小学校や中学校時代にハンドボールに打ち込み、リーダーシップや協調性を育んだ経験があるなら、それを現在の自分の強みとして伝えるのは有効です。

ただし、過去の経験を現在の自分とどう結びつけているかを明確に伝えることがポイントとなります。

【ハンドボールの自己PR】自己PRで見られているポイント

効果的な自己PRを作成するためには、まず自分の志望する企業がどのような人物像を求めているかを理解し、それに合わせて自分の強みをアピールすることが大切です。

以下に、自己PRを効果的にするためのポイントをまとめました。

志望企業の求めている人物像に合わせる

自己PRを作成する際には、まず志望企業や業界がどのような人物を求めているのかをしっかりと調べることが重要です。

例えば、体育会系の企業が求める忍耐力や協調性を持った人材と、自分の特性が一致しているかを確認します。

このように、企業が求める人物像と自分の強みが合致していれば、自己PRの内容に説得力が増し、企業にとっても魅力的な候補者として映ります。

逆に、企業のニーズと自分のアピールポイントが噛み合わない場合は注意が必要です。

構成を意識して端的に自分をアピールする

自己PRは、内容だけでなくその構成も非常に重要です。

一般的には「結論→理由→具体例→まとめ」という構成が効果的とされています。

まず、自分の強みや特長を簡潔に伝え、その後にそれを裏付ける具体的なエピソードを紹介します。

最後に、そのエピソードから得られた学びや成果を総括し、それが志望企業でどのように活かせるかを示すことで、自己PRに説得力が増します。

論理的に整理された自己PRは、面接官にとって理解しやすく、魅力を的確に伝えることができるため、構成を意識した準備が不可欠です。

【ハンドボールの自己PR】自己分析がおすすめ

自己PRを作成する際、自己分析は欠かせないプロセスです。

特にハンドボールなどのスポーツ経験を自己PRに活かす場合、過去の経験を深く掘り下げ、自分の強みを見つけることが重要です。

おすすめの方法は、小学校から大学までの1年ごとの振り返りを行い、自分史を作成することです。

その中で、特に熱中した出来事を3つ挙げ、それぞれ「なぜその活動に熱中できたのか」を考えてみましょう。

この過程を通じて、自分がどのような状況で力を発揮しやすいのかといった自分の強みを見つけ出すことができます。

【ハンドボールの自己PR】アピールできる強み

ハンドボールは、個人のスキルだけでなく、チーム全体で協力して目標を達成するスポーツです。

その中で培われた経験は、ビジネスの現場でも強力な武器となるので、以下主な強みを紹介します。

チームワーク力

チームワーク力とは、チーム全体で目標を共有し、連携を密にして成果を上げる能力です。

ハンドボールは、各プレイヤーが異なる役割を担いながら一つのゴールを目指すスポーツであり、個々の技術だけでなく、チーム全体の調和が勝利の鍵となります。

試合中、メンバー同士が適切なタイミングでパスを回し、状況に応じてフォーメーションを変えることで、効率的にゴールを狙います。

このように、互いにサポートし合い、チーム全体のパフォーマンスを最大化する能力は、ビジネスシーンでも重要です。

目標に向かい努力する力

ハンドボールは、目標達成に向けての強い意欲と持続的なモチベーションが求められるスポーツです。

試合や練習では、自分自身やチームが設定した目標に向かって、常に前進する姿勢が必要です。

たとえ途中で壁にぶつかっても、挫折することなく粘り強く取り組むことで、最終的な成果を得ることができます。

これは、ビジネスにおいても同様で、困難なプロジェクトや厳しい目標に対しても、諦めずに挑戦し続ける姿勢が重要です。

継続して取り組む力

長期間にわたり目標に向かって努力し続けることができる能力もアピールすることが出来ます。

特に、ハンドボールは個人技だけでなくチーム全体での連携が求められるスポーツであり、継続的な練習や努力が成果に結びつくことが多いです。

この「継続して取り組む力」は、仕事においても中長期的なプロジェクトや困難な課題に直面した際に、諦めずに取り組む姿勢として評価されます。

また、挫折や失敗を経験しても、そこから学び、再び立ち上がって前進する忍耐力はビジネスの現場でも非常に有用です。

【ハンドボールの自己PR】注意点

ハンドボールの経験を自己PRに活かす際には、ただ単に成績や役職を伝えるだけでは不十分です。

以下のポイントに注意しながら、魅力的な自己PRを作成しましょう。

大会の成績や役職の経験のみを伝えない

ハンドボールでキャプテンを務めた経験や、優れた成績を収めたことは確かに誇れる成果ですが、それだけを強調しても自己PRとしては不十分です。

企業が知りたいのは、あなたがその役職や成果を通じてどのような強みを培い、人柄としてどのように成長したかです。

特に、企業が求める人材像とあなたの強みがどのように一致するのかを考え、それを自己PRに反映させることが重要です。

これにより、単なる役職の羅列に留まらず、企業にとって魅力的な人物像を描くことができます。

結果だけではなくその中で学んだことについて書く

優れた成績を残した経験を持つ場合、その結果を強調したくなるのは自然なことですが、自己PRにおいては結果だけでなく、そこに至る過程や学びを伝えることが重要です。

過程を通じてどのような困難を克服し、何を学び、どのように成長したかを具体的に述べることで、採用担当者にあなたの人間性や成長意欲が伝わりやすくなります。

これにより、結果を重視する企業だけでなく、成長過程を重視する企業にも響く自己PRとなります。

行き過ぎた専門用語やルールの話をしない

自己PRを作成する際に、ハンドボール特有の専門用語やルールを多用することは避けるべきです。

採用担当者がその競技に詳しいとは限らず、過度に専門的な話は伝わりにくいだけでなく、「相手の目線に立って物事を考えられない人」という印象を与えるリスクもあります。

企業側にわかりやすく、親しみやすい言葉で自分の経験や強みを伝えることが大切です。

これにより、コミュニケーション能力や配慮の姿勢を示すことができます。

【ハンドボールの自己PR】アピールできる題材

ハンドボールの経験を通じて得られたスキルや成果は、自己PRの重要な題材になります。

特に、困難な状況からの成功や、リーダーシップを発揮してチームを牽引した経験は、企業においても高く評価されるポイントです。

底辺から試合優勝できた経験

弱小校や下位チームから試合優勝に至る経験は、逆境を乗り越える力や粘り強さを強く示すことができます。

このような経験は、最初から勝ち続けていたチームのメンバーでは得られない貴重な体験です。

チームが劣勢に立たされた中でも、仲間と共に諦めずに努力を続け、練習を重ねてスキルを向上させ、ついには勝利を掴むというストーリーは、企業が求める「困難に立ち向かう姿勢」をアピールするのに最適です。

このような経験は、ビジネスの現場でも困難なプロジェクトを成功に導く力として評価されます。

チームを牽引した経験

リーダーとしてチームを牽引した経験は、自己完結するのではなく、他者にポジティブな影響を与える能力を示します。

ハンドボールはチームスポーツであり、個々のメンバーがそれぞれの役割を果たし、チーム全体で目標を達成することが求められます。

その中でリーダーとして、メンバーの士気を高め、方向性を示し、時には困難な決断を下すことができた経験は、企業においても重要なリーダーシップスキルとして評価されます。

【ハンドボールの自己PR】書き方

採用担当者にアピールするためには、自己PRの構成をしっかりと整えることが求められます。

以下に、自己PRを効果的に伝えるためのポイントを詳しく解説します。

強みを述べる

自己PRの最初に、自分の強みを簡潔に述べることが重要です。

採用担当者は多くのエントリーシートを短時間で判断しなければならないため、最初の一文で「何を伝えたいのか」を明確に示す必要があります。

例えば、「私はチームワークを大切にし、目標達成に向けて努力する力を持っています」というように、自分の強みを端的に表現することで、採用担当者に強い印象を与えることができます。

強みの根拠となる具体的なエピソード

次に、強みの根拠となる具体的なエピソードを述べることが大切です。

5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どうやって)を用いることで、エピソードが具体的でわかりやすいものになります。

例えば、「私はチームのキャプテンとして、練習方法を改善し、全員のスキル向上を図る取り組みを行いました」といったように、具体的な行動を示すことで、強みがどのように発揮されたかをわかりやすく伝えることができます。

入社後に貢献したいこと

最後に、入社後にどのように貢献したいかを述べることで、自己PRを締めくくります。

採用担当者は、応募者がどのように企業に貢献できるかを重視しているので、自分の強みが、具体的にどのように企業の利益に結びつくかを示すことが重要です。

「私のリーダーシップとチームワークを活かし、貴社のプロジェクトにおいてチームを牽引し、成果を上げることに貢献したいと考えています」といった形で、入社後の具体的なビジョンを描くことで、強みが企業にどのように役立つかを明確に示しましょう。

【ハンドボールの自己PR】例文

ここからはハンドボールの経験を使った自己PRの例文をいくつか紹介します。

結果にフォーカスしたものもありますが、自分のどんな強みが発揮されたことがあるのか等に着目したものもあるので、自分の経験とマッチする方を参考にしてみてください。

底辺から試合優勝できた経験をアピール

例文

私は高校時代、弱小ハンドボールチームの一員として活動していましたが、最終的に地区大会で優勝するという成果を上げました。

当初、チームは練習に対するモチベーションが低く、個々のスキルにも大きなばらつきがあるという大きな課題がありました。

そこで私は、まず全体の目標を明確にし、達成に向けた具体的な計画を立てることを提案しました。

例えば、各ポジションの役割を再確認し、練習メニューを個々のスキルに応じて最適化しました。

また、定期的なミーティングを開催し、進捗状況を共有することで、チーム全体の意識を高めました。

この取り組みの結果、チームは目標に向かって一丸となり、ついには地区大会で優勝することができました。

この経験から、目標達成に向けた計画立案と実行力の重要性を学び、貴社においても、同様の姿勢で目標達成に貢献していきたいと考えています。

チームを牽引した経験をアピール

例文

私は大学時代、ハンドボール部のキャプテンとしてチームを率いてきました。

チームは個々の技術力が高かったものの、連携不足によって思うような成果を上げられない状況が続いていました。

そこで、私はまずコミュニケーションの改善に取り組みました。

練習の合間にメンバー一人一人と積極的に話をし、意見や不安を聞き出すことで、信頼関係を構築し、チーム全体の結束力を高めることに成功しました。

また、試合中には声掛けやジェスチャーを駆使して指示を的確に伝え、メンバー同士の連携を強化しました。

この取り組みにより、チームは連携が深まり、試合でのパフォーマンスが飛躍的に向上しました。

結果として、私たちのチームは数々の試合で好成績を収めることができました。

このリーダーシップ経験を活かし、貴社でもチームを効果的に牽引し、目標達成に向けて組織の発展の力になっていきたいと思います。

継続力をアピール

例文

私は高校から大学までの5年間、ハンドボールを続けてきました。

その間には大きな怪我やスランプに直面しましたが、決して諦めることなく練習を続けてきました。

特に、2年生の時に大きな怪我を負った際は、一時的に練習から離れざるを得ませんでしたが、リハビリを続けながら基礎体力の向上に努めました。

復帰後は以前よりも強いメンタルとフィジカルを手に入れることができ、チームの一員として再び試合に臨むことができました。

この経験から、どんな困難にも負けずに努力を継続することの大切さを学びました。

さらに、長期間にわたって一つのことに取り組むことで得られる成果の大きさを実感しました。

この継続力を活かし、貴社に入社してからも、長期的なプロジェクトや目標達成に向けて粘り強く取り組みたいと思います。

仕事では困難や挫折も多くあると思いますが、たとえそのような場面に直面しても諦めずに立ち向かえる自信があります。

まとめ

今回はハンドボールの経験を自己PRで上手くアピールするための方法や注意点について解説しました。

ハンドボールの経験をしている人は一般的には少ないので、それだけで差別化はできますが、それに加えてしっかりとした自己分析や企業分析に基づいた文章にしなくてはいけません。

また、専門性が高い競技なので、伝える相手である企業にも分かりやすい表現や言い回しをすることを心掛けることが重要です。

 

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