【例文3選】教育業界の自己PRって何を書けばいいの?教育業界に刺さる強みと書き方を徹底解説

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はじめに

大学で教職課程を取っており、教員採用試験を受ける予定だが、一般企業へ就職することも視野に入れている。

その中で教員と似た印象の教育業界を受けたいと考えている人もいるでしょう。

しかし、教育業界の自己PRって、何を書けばいいのか分からないと悩んでいるあなたのために、この記事ではまず「教育業界とは」「教育業界の職種」などを説明します。

その後、「教育業界に刺さる強み」「自己PRの書き方」を順番に説明したのち、最後に例文を3つ紹介していきます。

是非、あなたの自己PRを組み立てるのに参考にして下さいね。

【教育業界自己PR】教育業界とは

まずは自己PRを作っていくために「教育業界とは」どんな業界なのかについて説明していきます。

教育業界とは学校や塾などの人を成長させるために、知識や情報を提供する機関のことを言います。

これら以外にも人材育成企業や英会話などの語学塾など、一言に教育業界と言ってもその幅は広く、多種多様な就職先があります。

それに加え、教科書や辞書、参考書を編集発行する出版系企業や、近年流行っている学習できるゲームやイベントを開催することも、教育に関わる仕事と認識されるので、教育業界に入ります。

教育業界と一言で言ってしまうには、あまりに大きな枠組みの業界です。

しかし、それだけ教育には多くの企業が関係しており、やりがいを持って仕事ができる業界であるとも言えます。

教育業界の動向

ここでは近年、大きく流れが変わってきている「教育業界の動向」について説明します。

10年前くらいまでは、教育と言えば教室や講義室の様な所で、直接教師や講師と顔を合わせて授業をすることが普通でした。

しかし、近年では新型コロナウイルスの流行などもあり、教育のオンライン化が進んでおり、学習の仕方に多様性が広がりました。

その影響から、教育業界においてもITやグローバル化への対応が必須となっています。

また、教育をする対象に変化が起こっており、学生が多かった従来の構図ではなく、社会人や高齢者が積極的に学びたいと、授業を受けにくるようになっています。

その理由は、社会人や高齢者の方々の学生時代に、十分に学べなかった英語などの外国語や、その国について学びたい、もしくは学び直したいという方が多くなっているからです。

こうした学習意欲のある大人への授業を行うことも、教育業界の新しいビジネスモデルとなっています。

【教育業界自己PR】教育業界の職種

教育業界の動向などが分かったところで、もう少し詳しく教育業界について見ていきましょう。

ここでは「教育業界の職種」について代表的な「講師」「教師」「企画・制作」「販売促進(事務・マーケティング・宣伝広報)」の4つを深掘りして説明していきます。

職種への理解は自己PRを書く上で非常に重要になってきますので、よく内容を確認して下さいね。

講師

まずは「講師」から説明していきます。

講師とは学習塾などの教育現場で、学生に教育指導をしたり講義を行う仕事をします。

もしあなたが学習塾に通った経験がある場合は、講師の業務内容は少し理解できているかもしれませんね。

メインの業務内容はやはり講義です。

教師と同じように、学生の前で授業を行い、学生の勉強の理解を深める仕事です。

ここで学習塾の講師と学校の教員の違いを簡単に説明しますと、学習塾の講師であれば教員免許は必要ありませんが、学校の教員をする場合は教員免許が必要になります。

しかし、学習塾の講師であっても教員と同じように、生徒の進路相談や生活面の相談を行うことがあり、全く違うとまでは言い切れません。

また、この講師の中でも、学習塾で働く場合は正社員であることが多く、予備校であれば業務委託での契約形態が中心である違いもあります。

ですので、あなたにあった働き方を見つけることができるとも言えます。

教師

こちらの「教師」は小・中・高校の教員のことを言います。

先ほども軽く触れましたが、教師になるためには教員免許を取得する必要があります

そのためには大学で教員課程を履修する必要があり、そのハードルは高いです。

それに加え、公立の学校を目指す場合は、教員免許の他にさらに教員採用試験に合格する必要があります。

そのため、就職する難易度は非常に高いです。

しかし、やりがいを感じて日々仕事をすることができるため、目指す学生が多い職種の一つであります。

教師を目指すきっかけになった母校で教師として働く、母校の自分が所属していたクラブの顧問になることなど、目指す理由は人によって違いはありますが、やはりそこには大きなやりがいを見出いだすことができる職種であることは間違いありません。

企画・制作

教育現場になくてはならない物は、教科書や参考書などの教材たちです。

この教材を作成するための企画、制作や模試、近年ではデジタルコンテンツなどの制作なども担当するのがこの「企画・制作」の業務内容になります。

教科書や参考書などの教材を作成するためには、専門的な深い知識が必要となるため、新卒で入社してすぐにこの業務をすることは難しいと言えます。

しかし、そこで諦めるのではなく、専門分野の深い知識を勉強することや、その分野に関する資格の取得などをして準備をしていくことで、この企画・制作の業務に関わるチャンスに確実に近づけます。

また、教材の編集や出版に関わる企業を選び就職することも、教育業界の企画・制作の仕事に関わるための近道の一つと言えます。

販売促進(事務・マーケティング・宣伝広報)

学習塾などでは学校とは違い、毎年一定の生徒が自動的に入学してくる訳ではありません。

そのため、学習塾に入ってもらうために生徒を募集する必要があります。

例えば、学習塾の近くにチラシを配ってみたり、塾の入り口に大きなのぼりを置いてみたり、〇〇大学に〇〇人合格といった宣伝文句を貼ってみたりしているのがそれにあたります。

これらの学習塾を宣伝するための広報活動を行う職種はなくてはならない存在です。

他にも、教材の購入や光熱費、雑費、月の会費の計算を行う事務作業を行う職種や、学習塾のイベントの企画、教材の販売促進なども行う必要があり、業務内容は多岐に渡ります。

一つの学習塾を運営していくためには、このように多くの職種の方々が陰ながら支えていることも、理解しておく必要があります。

【教育業界自己PR】教育業界に刺さる強み

教育業界の動向や職種に関して分かってきたところで、次は実際に自己PRを組み立てるために必要な「教育業界に刺さる強み」について詳しく見ていきましょう。

ここでは「向上心」「コミュニケーション能力」「社会貢献」の特に採用担当者に刺さる強みを3つ、理由と共に説明していきます。

是非、あなたにこれらの強みをアピールできるエピソードがあるかを考えながら、しっかりと読んでみて下さいね。

向上心

教育業界では、常に成長したいという「向上心」を持った人材が求められています。

その理由は、生徒だけでなく講師や教師も常に成長する意識を持ち続ける必要があるためです。

教育業界は人、特に子どもを相手にすることが多い仕事のため、成果を出し続けることは非常に難しい業界です。

そのため、生徒が成長するためにはどうしたら良いのか、生徒1人1人に合わせて考える必要があります。

根気よく生徒と付き合い、一緒に成長しようとする向上心がなければ、この教育業界で長く仕事を続けることは難しいのかもしれません。

また、教材の内容なども年々変化しており、新しいことを学び続けるためにも向上心は大切な能力の一つです。

是非、向上心がアピールできるあなたのエピソードがないか、一度思い返してみて下さい。

コミュニケーション能力

教育業界ではこの「コミュニケーション能力」があることは大きなプラス評価に繋がります。

その理由としては、教育業界は講師や教師を中心に、生徒と接する機会がとても多く、その中でコミュニケーションを円滑に行うことができる能力は、まさに必須の能力だからです。

例えば講義を行う際だけでなく、生徒の進路指導や生活面での相談を行う際にも活かすことができます。

また、このコミュニケーション能力は自分から話すことだけではなく、生徒1人1人の声を聞く能力も含まれています。

講師や教師は生徒の立場に立って考えることで、その生徒にとって最善の行動をする必要があります。

そのため、話す聞く能力であるコミュニケーション能力は、教育業界の採用担当者に必ず刺さる強みの一つと言って間違いありません。

社会貢献

最後に説明する強みは「社会貢献」です。

なぜ社会貢献なのかと疑問に感じたのではないでしょうか。

その答えは、社会に貢献したいという気持ちが強い人ほど教育業界に向いているからです。

教育業界は社会を良くするための、基盤作りを担っていると言っても過言ではありません

その理由は、より良い社会の実現のためには、良い教育が欠かせないからです。

生徒1人1人に向き合い、必要な教育を施すことは長い目で見れば、社会に貢献していることになります。

それに加え、あなたの理想としている社会を目指して未来の人材を教育していきたいという人材は、教育業界に向いていると捉えられることが多く、採用担当者からもウケが良い傾向にあります。

【教育業界自己PR】自己PRの書き方

教育業界に刺さる強みが分かったところで、ここからは具体的な「自己PRの書き方」について説明していきます。

あなたに刺さる強みをアピールすることができるエピソードがあっても、書き方を間違えるとなんのアピールもできずに、勿体無いことになります。

そうならないために意識するポイントは「結論から書く」「具体的なエピソードを書く」「結果・学んだことを書く」「入社後に活かせることを書く」の4つです。

それでは順番に詳しく説明していきます。

結論から書く

自己PRを書く際はまず「結論から書く」ことを意識しましょう。

ここで言う結論とはあなたのアピールしたい強みのことです。

例えば、「私の強みは高いコミュニケーション能力です」のような書き方です。

自己PRの先頭に強みを簡潔に述べることで、あなたが自己PRで一番伝えたいことが相手に伝わります

最初にあなたがアピールしたい強みを明確に伝えないまま、エピソードを書き出してしまうと、企業の採用担当者からすると「結局何が言いたかったのか分からない」「強みはどれだったんだ?」と混乱してしまいます。

それに加えて、結論を最初に書くことで後の展開を予想することができ、採用担当者も話が頭に入ってきやすい状態を作ることができます

具体的なエピソードを書く

最初に結論を書いた後は、補足するために「具体的なエピソードを書く」ようにしましょう。

この際、選ぶべきエピソードは強みを発揮して何か問題を解決したエピソードです。

基本的にエピソードは、どのようなエピソードでも問題ありません。

しかし、この何か問題を解決したエピソードであれば、あなたの強みにプラスして問題解決能力をアピールすることができ、相乗効果が見込め高評価に繋がる可能性が高まります。

このエピソードの書き方はいつ、どこで、だれと、なぜ、なにを、どのようにしたのか、という5W1Hを意識し書くことで、自然と具体的なエピソードが完成するはずです。

そのため、エピソードに関してはよく自分の記憶を掘り返し、しっかりと自己分析するようにして下さいね。

結果・学んだことを書く

結論、具体的なエピソードが書けたら次は「結果・学んだことを書く」に移ります。

あなたが選んだエピソードがどのような結果や学びに繋がったのか、ここの項目は企業の採用担当者が気にしている箇所でもあります

しかし、ここで気をつけて欲しいことが、結果は必ず良くないといけないことではないということです。

仮に設定していた目標を達成できなくても、その行動から得られたもの、つまり学んだことがあれば自己PRとして問題ありません

大事なのは良い結果ではなく、そこで学んだことですので、結果に関しては簡潔に書き、学んだことに文字数を割きましょう。

また、結果を伝える際は定量的に書くことを意識して下さい。

〇〇大会で1位や売上20%上げましたなど、具体的な数字で示すことで採用担当者に伝わりやすい文章になります。

入社後に活かせることを書く

結論、具体的なエピソード、結果・学んだことは全て学生のうちの話です。

しかし、企業の採用担当者が本当に見ているのは「この学生はうちの会社に入社して活躍してくれるのか」についてです。

そのため、あなたのアピールしたい強みを入社後も活かして、仕事で活躍できることを伝えましょう。

この入社後にどう活かせるのかは、先ほど説明した業務内容と照らし合わせて書いていく必要があります。

そうすることで、より具体的に入社後の姿を採用担当者に想像させることができます。

ここのイメージがし難い学生に関しては、面接までたどり着く可能性が低くなる傾向にあり、逆の場合は選考をスムーズに進めていることが多いです。

そのため、自己PRの最後は必ず入社後に活かせます!と自信を持って伝えるようにしましょう

【教育業界自己PR】自己PR例文

ここまで教育業界での自己PRの書き方について説明してきました。

業界の動向や業種、刺さる強みや書き方の理解が進み、ちょっと書いてみたくなっている頃ではないでしょうか。

しかし、まだ具体的にどう書けばいいのか分からないのではないかと思い、例文を3つ用意しました。

ここでは「教師の自己PR」「「塾講師の自己PR」「企画・制作の自己PR」の3つを順番に紹介していきますので、是非、あなた自身の自己PRを組み立てる際の参考にしてみて下さいね。

教師向けの自己PR

私の強みは常に向上心を持ち、成長意欲があることです。

私は大学生一年生の時から今まで4年間塾講師のアルバイトを続けています。

塾講師のアルバイトは思っているより大変で、生徒1人に合わせた学習内容の進捗状況の確認や、事前の準備などもあり、教育課程と両立するのはとても大変でした。

しかし、ここまで続けてこれたのは、教えている生徒の学力が徐々に向上してきたことに喜びを覚え、それがやりがいに感じたからです。

生徒が成長していることに影響を受け、私自身ももっと成長できるはずと思い、毎日どんな日であっても2時間の自習時間を確保し勉強を続けました。

その結果、教育課程は無事取得でき、学習塾で私が教えていた生徒も希望の高校に合格することができました。

この経験から、貴社に入社後もこの気持ちを忘れず、常に向上心を持ち成長することを止めず、毎日の業務から貪欲に多くのことを学び続けていきたいと考えています。

学習塾運営会社向けのの自己PR

私の強みは周囲の状況に応じて行動できることです。

私は大学1年生から3年生まで、大学の学祭の実行委員を務めていました。

3年生の時の学祭の準備中、おおよその準備は問題も起きずに滞りなく進んでいました。

しかし、明後日が学祭の本番というタイミングで私は、大学に設置する看板の数が足りないことに気がつきました。

もう時間がなく諦める実行委員もいる中で、私は大学にいる友人や同じゼミのクラスメイト、サークルの仲間などに声をかけ協力してもらうことで、なんとか足りなかった30枚の看板を無事用意することができました。

この経験から、どんな状況でも周囲の状況を広い視野で確認し、問題があればそれの解決に自分ができるベストの行動を取ることができるようになりました。

貴社に入社後も、生徒やクラスの様子だけでなく、保護者の様子にも目を配り、少しの変化も見逃さず、生徒1人1人に合った授業を行いたいと考えています。

企画・制作系の自己PR

私の強みはリーダーシップを発揮し周りを巻き込み行動することです。

私は大学の軽音サークルに所属しており、3年生の時からサークル長を務めています。

私の所属しているサークルは大学の中でも一番大きく、70人の部員が参加しており、全員が集まると入れる会場がなく、活動する上で悩みの種になっていました。

そこで全員が参加するのではなく、ライブによって参加する部員を変更することを部員全員に伝え、そのためのオーディションを行うようにしました。

全員が満遍なく参加することが難しかったので、ライブ以外の課外活動も積極的に組むことで、結果的には70人ほとんどの部員が辞めることなく、一年を終えることができました。

私はこの経験からリーダーシップをとり周りを巻き込んで、積極的に様々なことを行うことの重要性や、それに伴う責任感を実感することができました。

貴社に入社後も、周りの先輩社員さんを上手く巻き込みながら、様々な新しい企画の立案や制作を行っていきたいと考えております。

まとめ

教育業界は就活市場の中でも人気の業界です。

内定を獲得するためには、自己PRの対策をしっかりする必要があります。

そのためにはまず業界動向や職種の確認からすることで、より具体的にあなたの強みをアピールできる自己PRを組み立てることができるはずです。

強みは刺さる強みを選び、書き方もポイントを抑えながら工夫してみましょう。

最初は例文を参考に、あなたのエピソードに置き換えながら自己PRを作ってみて下さいね。

 

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