【例文付き】200字の自己PRを作成してみよう！注意点やコツを徹底解説！

Digmedia編集長

伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

自己PRは就職活動を進める上で避けては通れないものです。

ほとんどの企業の就活試験において課されるものですし、就活の出来を大きく左右するものなので、しっかりと対策をしなければなりません。

あまり多くはないのですが、自己PRを200字で書けと言ってくる企業もあります。

「そんなに少ない文字数で何を表現すれば良いのかわからない」という方も多いでしょう。

そこで今回は200字で自己PRを作成する際の注意点やコツについて徹底解説していきたいと思います。

少ない文字数で自分を表現するのが苦手な方はもちろんのこと、自己PRの書き方がそもそもわからない方、これから就活を始めるという方にも是非参考にしてほしい内容となっています。

【200字の自己PR】自己PRとは

まずはそもそも自己PRとは何なのかについて考えていきましょう。

就活における自己PRは非常に重要な立ち位置にありますが、果たしてどのような点が重要とされているのかについては深く考えたことがない人も多いのではないでしょうか。

自己PRは自分の長所や強みアピールポイントを相手に伝えるためのものであり、就活において非常に重要な役割を担います。

あなたが就職した後、どのように活躍してくれるのかなどが企業に伝わりやすくするために様々な工夫を凝らす必要があるポイントです。

【200字の自己PR】自己PRを作成する際のコツ

自己PRを作成する際のコツについても色々と考えていく必要があります。

自己PRを作成するにあたってはコツを踏まえた上で作成することで、より効率良く作成できますし、あなたの魅力を伝えやすくなります。

下記の3点を踏まえた上で作成するようにしましょう。

①強みを1つに絞る

まず1つ目は、強みを1つに絞るということです。

確かに自己PRは企業に対してあなたの魅力を伝える貴重な場面ですので、様々なあなたの魅力を伝えるために、様々な話をしたいと考える気持ちは非常にわかります。

しかし、強みをあれこれ話していては文字数が足りなくなってしまいます。

特に今回は200字以内に収めなければならないという前提で話を進めているので、なおさらでしょう。

必ず自分の強みは1つに絞ることが大切です。

これは400字や600字で例文を書く際にも同じことが言えます。

複数の強みを挙げてしまっては、結局あなたの強みが何なのかぼやけてしまうため、必ず強みは1つに絞るようにしましょう。

②エピソードを交える

200字という少ない文字数とはいえ、エピソードを交えることは非常に大切です。

ただあなたの強みを述べるだけだとあなたがどのように活躍してくれるのか、そしてあなたのその強みはどのような経験を通して得られたのかなどが全く分かりません。

そこで具体的なエピソードを用いて、あなたがどのようにその強みを身につけ、どのように発揮してきたのかについて詳しく述べなければなりません。

あなたの強みを補強するエピソードがあれば、必ず盛り込むようにしましょう。

③結論を明確にする

結論を最初に述べて、明確にするというのは必要に大切なことです。

エピソードやあなたの体験談などがどれだけ素晴らしい内容で、説得力のあるものであったとしても、結論が明確でないと結局何が伝えたかったのか全く分かりません。

自己PRはあなたの能力をアピールする場であり、結論が明確でないと、せっかくのエピソードや強みもあまり意味がなくなってしまいます。

最初と最後に結論を述べて分かりやすく伝えることで、あなたの魅力がより伝わりやすくなることでしょう。

【200字の自己PR】自己PRの評価ポイント

自己PRを作成するにあたってどのような点を重視しなければならないのかについて分かったところで、今度は企業が自己PRを通してどのような点を評価しているのかについても考えていく必要があります。

企業が自己PRを通して評価している点は大きく分けて2つあるので、それぞれ一緒に確認していきましょう。

エピソードの具体性

エピソードを具体的に述べることは非常に大切です。

あなたの強みをアピールするのが自己PRの場ですが、その強みがどのような場面で活かされたのかを詳しく述べることで、より分かりやすくなることでしょう。

ただあなたの強みが何であるかを淡々と述べるだけでは、いまいちあなたの魅力が伝わりにくくなってしまいます。

必ず、どのような場面であなたの能力が活かされたのか、どのような場面であなたの強みが培われてきたのかについて述べましょう。

それにより、あなたの能力が如実に伝わることでしょう。

企業との関連性

企業との関連性を述べることも非常に大切です。

いくらあなたのスキルが素晴らしいものであり、客観的に見ても説得力のあるものであったとしても、企業で活かせるものでなければあまり意味がありません。

例えば、あなたが漢字が得意で漢検1級を持っていても、システムエンジニアの仕事に活かせるスキルではありません。

そして、いくら自己PRで自分のスキルだけをアピールしたとしても、「業務で活かす」といった内容が含まれていないと評価されにくい傾向にあります。

企業についてしっかり分析しているか、就職する意思があるのか、なども見られているので、企業研究をしていることも明らかにしていきましょう。

【200字の自己PR】自己PRの作成方法

ここからは自己PRの作成方法について一緒に考えていきましょう。

大きく分けて4つのポイントがあるので、それぞれ確認し、企業の採用担当者の目に留まるような自己PRを作成できるよう工夫することが大切です。

自己分析

まずは就活において最も大切なことの1つである自己分析をしっかりと行うことが大切です。

自己分析は自己PRだけでなく、志望動機の作成や学生時代に力を入れたことの作成はもちろんのこと、就活の方向性を決めるにあたっても非常に大切なことです。

自分がどのような業界に就職したいのか、どのような仕事を担当したいのかはもちろんのこと、どのような仕事が向いているかについても考えることができます。

自分については意外と知らない部分も多いですし、深く考えることがない人も多いでしょう。

この機会に自己分析をしっかりと行い、自己PRだけではなく、あなたが目指すべき方向性などについても考えていくことで、最終的に自己PRに還元できることでしょう。

エピソードを考える

あなたの強みを補強するエピソードを考える必要もあります。

ただあなたの強みを端的に述べるだけでは、残念ながらあなたの魅力は最大限には伝わりません。

そこであなたの強みがどのように培われたのか、どのような場面で発揮されたのかについて詳しく考える必要があります。

特におすすめは部活やアルバイトなどの実践的な現場で発揮された強みが発揮されたエピソードです。

文字数の調節もしやすいですし、盛り込むことであなたの魅力が伝わりやすくなります。

特に、今回のような200字という限定された文字数で自分を表現しなければならない場面においては、文字数の調節がしやすいエピソードを盛り込んでおくことは非常に大切であると言えます。

結論を明確にする

自己PRの文章を作成するにあたって結論を明確にすることは非常に大切です。

就活の時期になると企業の採用担当者は大量の自己PRや志望動機を読むことになります。

文章を読むことにも飽き飽きしている人も多いですし、冗長なダラダラと書かれた文章に至っては途中から流し読みをされてしまう可能性もあります。

いくら結論以外が素晴らしい構成で書かれていたとしても、見落とされてしまうことでしょう。

そこで最初と最後に結論を述べることで、あなたがどのようなことを述べるのかについて念頭において読んでもらうことができます。

必ず、結論は明確にするようにしましょう。

企業との関連性を考える

企業との関連性を考えるというのも自己PRを作成するにおいて非常に重要なポイントです。

あなたが例えば英検1級を持っていたとしても、パン工場でアルバイトをするにあたってはほとんど意味がないことでしょう。

このように、企業とあなたの強みが企業の業務とあなたの強みが合致していることを考える必要があります。

基本的に業務内容においては就活の企業選びの段階である程度調べておく人が多いです。

ミッションやビジョン、企業の目標などについては公式サイトで詳しく述べられているので、そちらも確認しておきましょう。

企業の業務内容と企業の目標について分かれば、あとは自分の強みがどのようにそこで活かせるのかについて考えるだけです。

【200字の自己PR】自己PRの構成

ここからは自己PRの構成方法について考えていきます。

これは志望動機や学生時代に力を入れたことなどにも使える構成で、「PREP法」と呼ばれているものです。

ビジネスのあらゆる場で活用できるので、ぜひ覚えておいてください。

200字以外にも400字など、どのような文字数指定の自己PRにも必ず用いることができる便利な構成方法です。

覚えておいて損はないでしょう。

Point

自己PRを作成するにおいて一番重要なのは、先に結論を述べることです。

これはこの記事中でも何度も話していることなのですが、先に結論を述べることで企業の採用担当者にあなたの結論を念頭に置いて読んでもらうことができます。

結論を先に述べることで話の展開が分かりやすくなりますし、そもそもPREP法を意識しているということが伝わるだけでも、就活に対してしっかりと対策をしてきている人材であるということが伝わるのもポイントです。

就活対策をしっかりしているということは企業に対してのモチベーションも高いということなので、まず最初に結論を述べるようにしましょう。

Reason

結論を述べることができたら、続いてその結論の理由について詳しく述べていく必要があります。

その強みを得るに至った理由や取り組んだきっかけなどについて述べることができれば良いでしょう。

ここで自分がモチベーションを高める源泉となるものや、力を入れて取り組めることが何なのかを話すことで、よりあなたの人となりが伝わりやすくなるでしょう。

Example

続いて、あなたの強みを具体的に示すことのできるエピソードについて詳しく述べていく必要があります。

ここまで結論とその強みの理由について紹介してきたところで、具体例を述べることでより分かりやすくなります。

文字数が限られているためなかなか表現するのは難しいかもしれませんが、50文字程度で書ければ良いでしょう。

Point

最終的にもう一度結論を述べることが大切です。

文字数の制限が無い、もしくは500字程度の文字数制限の場合はその後、企業においてあなたのスキルがどのように活かせるのかについても述べると良いです。

しかし、今回は200字という非常に限られた文字数なので、最後に結論を簡単に述べるだけで構いません。

最初に説明した結論をもう一度述べることで結論を強化することができ、採用担当者に話の主軸をもう一度確認してもらうことができます。

【200字の自己PR】自己PRの例文

【200字の自己PR】自己PRを作成する際の注意点

ここからは自己PRを作成する際の注意点についても詳しく紹介していきます。

下記の3点を押さえておくことで企業の採用担当者からマイナスイメージを与えずに済むので、是非とも確認しておいてください。

誇張しない

就職活動において企業に良いイメージを与えようと、ついつい自分のこれまでのエピソードや業績スキルなどを盛ってしまう、つまり誇張してしまう人は多いでしょう。

しかし、誇張しすぎると嘘をついていることがバレてしまうことも多いです。

自分ではバレないと思っていても仕草などで伝わってしまう可能性がありますし、何より就職してから嘘であったことが発覚してしまうと、著しく信頼を失います。

たとえ小さな嘘であったとしても、自分の中に「就活において嘘をついたと」いう事実が残り、後ろめたい気持ちになってしまう人も多いことから、誇張せず、ありのままの自分を伝えることが大切です。

第3者にチェックしてもらう

本メディアの様々な記事を読み、他の就活対策のサイトなども確認して自分の中で「最高の自己PRができた」と考えたとしても、一度くらいは誰かに読んでもらった方が良いでしょう。

どうしても自分の文章というものは客観的に見ることが難しいものです。

自分の中で大前提として進められている知識が、相手に欠落している可能性もあります。

他の人に読んでもらうことで、どのような問題点があるのかについて明らかにすることができますし、問題点がないと言われた場合は安心して提出することができます。

必ず、第三者にチェックしてもらうようにしましょう。

自分らしさを大切にする

これは先ほどの「誇張をしない」というポイントについても非常に似ている部分ではあるのですが、自分らしさを大切にするというのも就活においては大切です。

無理に飾ったり、他人と比べたりせずに、自分らしい言葉で伝えることが非常に大切です。

等身大の自分を表現せずに、無理に背伸びして自分を大きく見せようとすると、それでもし就活に成功したとしても後が大変です。

背伸びして嘘をついていることがバレてしまった場合は悪印象となるので、どちらにせよ自分らしい言葉で伝えるようにしましょう。

【200字の自己PR】まとめ

今回は200文字で自己PRを書く際のポイントについて詳しく紹介してきました。

基本的に200文字という限られた文字数制限をしてくる企業はあまりありませんが、それでも対策をしておくことは重要です。

おすすめの自分の自己PRのベースとなる文章を作成する方法は400字から500文字程度で制作することです。

これで、より文字数の多い指定や、今回のような200字の指定をされた場合でも、エピソードなどを削ることで調節することができます。

本メディアでは自己PRの作成方法だけではなく、志望動機や学生時代に力を入れたことの作成方法についても詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。