【例文あり】商社にウケる自己PRの書き方や注意点を徹底解説!

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【商社の自己PR】商社とは

商社への就職を目指している人にとって、自己PRの書き方や注意点など知りたいことは多いでしょう。

しかし、その前に「商社」とは具体的にどのようなものを指し、どのような業務を行うのかについて、詳しく説明できない人も居るのではないでしょうか。

そこで今回は専門商社と総合商社の違いを説明しつつ、大手5社について解説し、それから自己PRの書き方などを解説していきます。

専門商社

専門商社は特定の分野に焦点を絞り、それに関連する商品やサービスを扱う商社です。

例を挙げるならば食品商社は様々な食品関連の商品を、繊維商社は衣料品関連の商品を、化学商社は化学製品や関連するサービスを、エネルギー商社は文字通りエネルギー関連の商品やサービスを提供します。

専門商社の強みは取り扱っている特定の分野における深い知識と経験です。

これにより顧客に対して質の高いサービスを提供することができ、顧客からの信頼を獲得できます。

また、特定の業界に特化することで、その業界のトレンドやニーズを迅速にキャッチし、適切な商品やサービスを提供することも可能です。

また、専門商社は業界の専門家として、製造業者や顧客との間に立つ役割もあります。

市場調査、商品開発の支援、販売促進活動、物流サービスなど、一貫したサービスを提供することが可能です。

これにより、専門商社は特定の業界におけるビジネスのパートナーとして重要な役割を果たします。

総合商社

総合商社は多様な業界や部門にわたる商品やサービスを扱う商社です。

大手総合商社の例としては伊藤忠商事や三井物産などが挙げられます。

これらの企業は金属、エネルギー、食品、化学品など、さまざまな商材をグローバルに取り扱っており、多岐にわたるビジネスで幅広いネットワークを持っています。

総合商社の強みはその多様性と広範なネットワークです。

多種多様な商品やサービスを取り扱うことで市場の変動に対して柔軟に対応することができ、リスクの分散も図れます。

1つの商材の需要が下がったからと言って、大きく業績が左右されることはありません。

総合商社は商材の購買や販売だけでなく、投資、開発、製造、物流、マーケティングなど、ビジネスのあらゆる段階に関わることになります。

よって企業のビジネスパートナーとして、総合的なソリューションを提供する重要な役割を果たしています。

総合商社の働きによって、各業界は更なる発展と効率化が図られ、経済全体の活性化にも寄与しています。

【商社の自己PR】商社のランキング

ここからは商社を受けるにあたって知っておきたい、商社のランキングを各企業の事業内容や魅力などと共に解説していきます。

下記5社を受けない人でも、大手の商社について知っておくことで業界理解を深められます。

業界理解の深いことをアピールできればモチベーションの高さも間接的に伝えられるため、一緒に確認していきましょう。

1位:三菱商事

三菱商事は1870年に創業された長い歴史を有する総合商社です。

エネルギー、金属、化学、機械、食品、生活産業、産業インフラ、自動車・モビリティ、電力ソリューション、複合都市開発の10グループに分かれ、多岐にわたる事業領域を持っています。

また、産業DX部門や次世代エネルギー部門も設けられ、それぞれの専門分野でのビジネスの拡大と進化が図られています。

三菱商事は単なる「商社」の形にとどまらず、世界中での開発や生産、製造など、パートナー企業と共に現場でのさまざまな役割を担当しています。

これにより、各地域や産業の特性を生かした事業展開が可能となっており、グローバルなネットワークを活用してさまざまなビジネスチャンスを捉え、企業の成長と発展に寄与しています。

特に技術や知識、ネットワークを駆使して、各産業グループが競争力を持つ商品やサービスを提供し、顧客からの信頼を勝ち取っている点も特徴です。

2位:三井物産

三井物産は1876年に創業された日本の歴史ある総合商社の1つです。

エネルギー、金属、インフラ、金融など、9つのビジネスグループを持ち、幅広い事業活動を展開しています。

三井物産の強みはグローバルに広がるネットワークと、多岐にわたる事業領域に深い知識と経験を持つことで、時代の変化や市場の動きに素早く対応し、新しいビジネスチャンスを捉えることができます。

また、三井物産は単なる貿易会社でなく、投資や開発など、さまざまな事業領域での実行力も持っています。

事業パートナーやクライアントと密に連携し、共同でプロジェクトを推進しているのも特徴です。

3位:伊藤忠商事

伊藤忠商事株式会社は1858年に創業された、日本の代表的な総合商社の1つです。

その事業の幅広さで知られており、特に金融の各分野において顕著な活動を展開しています。

国内取引はもちろん、輸出入や三国間取引にも力を入れており、国際的なビジネスフィールドで多岐にわたる取引を実施しています。

さらに、国内外における事業投資にも積極的で、多様な投資先に対してリソースを提供し、ビジネスの発展をサポートしています。

社会貢献活動にも力を入れており、「地域貢献」「環境保全」「次世代育成」の3つの柱のもと、社会貢献を目指しているのも特徴です。

大手の商社の中でもトップクラスに社会貢献に力を入れている企業の1つであり、業務を通じて社会貢献を果たしたいと考えている人にぴったりの企業と言えます。

4位:住友商事

住友商事株式会社は1869年に創業された日本の大手総合商社の1つです。

企業の歴史は長く、その経験とノウハウは、多岐にわたる事業活動に活かされています。

インフラ、金融、不動産など、合計9つの事業グループを有しており、それぞれのグループがさまざまな産業領域で幅広いビジネスを展開しています。

データマーケティング事業にも力を入れており、「顧客とのデジタル接点をいかにつくっていくか」「収集した顧客データをいかに活用していくか」といった悩みを抱える企業へのソリューション提供も行っています。

全ての事業の最終的な目標が社会貢献であり、仕事を通じて「誰かの役に立っている」という実感を強く求める、奉仕の精神を持ち合わせている人におすすめできます。

5位:丸紅

丸紅株式会社は1858年に創業された日本の大手総合商社です。

エネルギー、金属、化学など、合計8つの事業グループで構成されており、これらのグループが各々の専門領域で幅広い事業活動を展開しています。

エネルギーグループでは石油や天然ガスなどのエネルギー資源の開発や貿易を行っており、世界各地でのエネルギー供給に貢献しています。

金属グループは鉄鋼や非鉄金属の取引をはじめ、リサイクルや新素材の開発にも取り組んでおり、産業の発展を支えています。

化学グループでは、基礎化学品から高機能素材まで、多岐にわたる化学製品の取引や開発に従事するなど、広範囲にわたる業務に取り組んでいるのが特徴です。

【商社の自己PR】商社の課題

今後の商社における課題についても考えていく必要があります。

大きく分けて3つのビジネスにおける変化が存在しており、人材に関するニーズなどが様変わりする可能性があると言えます。

下記の3つを踏まえた上で、自己PRの作成や商社に関する就活を進めていくことでよりあなたのキャリアが良いものになるはずです。

脱炭素

商社の課題として脱炭素が挙げられます。

総合商社は長年石炭や天然ガスを中心としてエネルギーを事業の柱の一つとしてきました。

しかし、環境問題について取り組むにあたり、多くの商社が脱炭素を掲げるようになっています。

温室効果ガスを大量に発生させてしまう石炭火力発電事業から撤退して風力や太陽光、地熱発電などの再生可能エネルギーに移行しつつあるのです。

このように、環境に良い、つまりエコフレンドリーな活動を行っているのが商社の特徴であると言えるでしょう。

DX推進

DXの推進も商社の課題として挙げられるポイントの一つであると言えるでしょう。

企業がビジネスの変化に適応するために、業務や組織、プロセスなどをデジタル化して時代に追いつくことを目指している企業が多いです。

顧客用のアプリの開発や人件費削減のためのロボット導入などもこれに含まれています。

特に重要視されているのは、DXを推進しつつデジタルと既存の事業を掛け合わせた新事業の創造に取り組むことです。

これにより、従来の良いものを守りつつ効率的かつ地球に優しい縮図を作ろうとしていると言えます。

マーケットイン型ビジネスへの移行

マーケットイン型ビジネスへの移行も商社の課題の一つであると言えるでしょう。

自社が開発したい、作ってみたい、買ってもらいたいという自社の開発力や技術力を広げるプロダクトアウト型から、実際に買う購買者から生産や販売を考えるマーケットインビジネスへと移行してきているのです。

ここから、仕入先は売り買いする企業だけでなく、それを利用するお客様についてまで考える必要が出てきました。

マーケットイン型ビジネスへの移行についていけない商社は淘汰される可能性が非常に高いので、公式サイトなどでこれらについて触れているところをメインに就活を進めることをおすすめします。

【商社の自己PR】商社の仕事内容

商社の仕事内容にはさまざまなものがありますが、メインの目的は自社の商品を売りたい企業とその商品を買いたい企業の取引に仲介し、安定した販売と調達をサポートすることです。

国内外問わず、原材料や商品を調達し、販売することにより顧客の要望に沿った商品を紹介することや顧客の代わりに仕入れ先を探すこともメインの役割です。

商社が新しい仕入れ先を見つけるためには、営業活動が非常に重要です。

さまざまな役割がある企業ですが、特に新しい仕入れ先を開拓するために傾聴力をフル活用して業務に取り込むことができる人材が求められていると言えるでしょう。

就活においては、あなたがコミュニケーション能力や傾聴力に自信があるならば、積極的にアピールしたいところです。

にアピールしたいところです

【商社の自己PR】商社が求めている人物像

ここからは商社が求めている人物像について詳しく紹介していきます。

就活の自己PRに大切なことは、ただ自分の強みをアピールするのではなく、「企業が求めている人物像に沿ったアピールをすること」です。

ぜひ下記の3点を確認し、商社に求められる人物像を目指しましょう。

主体性

商社は主体的な人材を求めています。

商社は多岐にわたる産業や商品、サービスの取引を行っており、その活動は国内外に広がっています。

広範なビジネスを効果的に進めるには、自ら考えて行動できる人材が不可欠です。

主体的な人材は様々な状況での問題解決や判断が求められる場面において迅速かつ適切に行動できます。

商社の業務は予測不可能な変化が多く、その度に適応し新しい解決策を見つけ出さなければなりません。

また、商社の業務は国内外での取引が多いため、異文化への理解やコミュニケーション能力も必要です。

自ら積極的に情報を収集し、相手の立場や文化を理解しようとする努力を惜しまない人材こそ、商社に求められています。

コミュニケーション能力

商社での業務は多岐にわたる業界や企業、そしてさまざまなバックグラウンドを持つ人々とのコミュニケーションが常に求められるので、コミュニケーション力が高い人材が求められます。

商社の業務は取引先やパートナー企業、顧客との関係構築や維持が重要です。

コミュニケーション能力が高い人材は相手の立場に立って考え、適切な言葉で意思を伝え、相手からの情報を正確に受け取ることができ、信頼関係を築き、長期的なビジネス関係の確立に寄与できるでしょう。

また、商社の仕事は、国内外のさまざまな市場や業界に関わるため異文化コミュニケーションの能力も求められます。

コミュニケーション能力が高ければ文化や言語の違いも乗り越え、スムーズにコミュニケーションを取れる可能性が高いです。

交渉や提案などのビジネスシーンでもコミュニケーション能力は非常に重要です。

相手のニーズを的確に把握する傾聴力を活かし、自社の提案を効果的に伝えることで、成功する可能性が高まります。

グローバル感覚

商社の業務範囲は世界中にわたるため、グローバル感覚のある人材を求めています。

当然ながら語学力は必須です。

多言語に対応できることで異なる言語を話すパートナーや顧客とスムーズにコミュニケーションをとることができ、ビジネスの機会も広がります。

また、語学力があれば契約書や取引の条件などの重要なドキュメントの理解も深まり、信頼関係の構築にも寄与できるでしょう。

異文化理解も重要なスキルです。

様々な文化背景を持つ人々とビジネスを行う中で、文化的な違いからくる誤解や摩擦を減らすため、相手の文化や価値観を尊重し理解する姿勢が求められます。

【商社の自己PR】自己PRとは

自己PRは就職活動や転職活動において非常に重要な要素です。

自分自身の長所や強み、そしてアピールポイントを効果的に企業に伝える唯一と言っていい、貴重な場面だからです。

企業に「この人を採用しないと弊社にとって損だ」と思わせられるような文章を書けるかどうかが自己PRのクオリティを左右すると言って良いでしょう。

限られた文字数の中で自分の魅力と強みが最大限に伝わるような文章を作成することが大切です。

【商社の自己PR】自己PRの書き方

ここからは自己PRの書き方について詳しく紹介していきます。

商社は就活においても人気の分野なので、自己PRの質も非常に高いものが求められます。

下記の4点を意識して、他の就活生に差をつけられる、魅力的な自己PRを作成しましょう。

自己分析

自己PRを作成する際に自己分析を行うことは非常に重要です。

自己分析を通じて、自身の強みや弱み、スキル、経験を客観的に評価し、効果的にPRする内容に反映させることができます。

まず、自己分析により自分自身の過去の経験や成果を整理し、それらを言語化することが重要です。

具体的な経験やスキルを明確にすることで自己PRが具体的かつ説得力のあるものになります。

また、自身の強みや特徴を明確に理解することで、他の応募者との差別化が図れ、印象に残りやすくなります。

自己分析を行うことで、自身のキャリアの方向性や志望動機との整合性を確認することもできます。

「自分は本当にこの職業に就きたいのだろうか?」という疑問を解決することも可能です。

エピソードを考える

自己PRは自分自身を採用担当に理解してもらい、評価してもらうためのツールです。

エピソードを用いることで自身の強みや経験を具体的に、かつ生き生きと伝えることが可能となります。

エピソードはある特定の瞬間や経験に焦点を当てることで、自身の強みがいかに活かされ、どのような結果をもたらしたのかをわかりやすく説明できます。

自身の強みがどのように業務に活用できるのかを具体的に示すのに役立ちます。

エピソードを使えば文字数の調節もしやすいです。

自己PRの指定文字数は企業によって異なりますが、忙しい就活生にとって文字数調節がしやすいパートを組み込むことで、複数の企業をまとめて志望できます。

結論を明確にする

結論を明確にすることは自己PRの効果を最大化する上でも非常に重要です。

結論は自己PRの目的や目標をはっきりさせ、話の主題をはっきりさせられます。

企業の採用担当は複数の志望動機や自己PRを読むので、就活の時期には忙しく、そもそも文章を読むこと自体にも疲れてきています。

冗長でだらだらと書かれた文章は、場合によっては最後まで読んですらもらえない可能性もあります。

当然ながらそのような場合は面接に進むことすらできないので、興味を引くような文章を作成する必要があります。

よって、最初に結論を述べ、「この人は〇〇の話をするのだな」と思わせられるようにしましょう。

集中を促し、より自己PR文の内容を深く理解してもらえます。

企業との関連性を考える

企業との関連性を自己PRにおいて深く考えることは、非常に重要なステップです。

企業との関連性の深い自己PRを作成できれば、自己PRは「ただの自己紹介」から「企業にとっての具体的な価値提供」へと昇華されます。

企業は求める人材が自社のニーズやビジョン、目標にどのように貢献できるのかを具体的に知りたいと考えています。

よって、自身の強みやスキルが企業でどのように役立つのかを明確にすることで、自身の適性を効果的にアピールする絶好の機会となります。

また、具体的な業務への適用例を示すことも重要です。

自身のスキルが実務でどのように活かされるのかをイメージしやすくし、企業側が自身を求める理由を明確にできるでしょう。

【商社の自己PR】自己PRを書く際の注意点

ここまで自己PRを作成するにあたり、プラスの印象を与えるためのポイントや構成を説明してきました。

しかし、当然ながら企業はあなたを総合的に判断するので、マイナスな印象を与えないようにすることも大切です。

プラスの印象を与えつつ、マイナスの印象を最小限に抑えることでより内定に近づくはずです。

ぜひここから解説する注意点をもとに、人事担当に良い印象を与えられる自己PRを作成しましょう。

エピソードの具体性

具体的なエピソードを自己PRに交えることで説得力を格段に高められます。

抽象的な表現や一般的な自己アピールでは、聞き手に自身の能力や経験を具体的にイメージしてもらうことは難しいです。

しかし、実際に経験した具体的なエピソードを用いることで、自身の強みやスキルが具体的な状況でどのように活かされ、どのような成果を上げたのかを明確に伝えることができます。

また、具体的なエピソードは、自己PRが単なる自己紹介から一歩進み、実際の業務やプロジェクトにおける貢献や適応力を示す貴重な内容です。

これによって、あなたがポテンシャルを持った候補者であることを強くアピールできるのです。

企業や職種との関連性

自己PRを作成する際に「企業や職種との関連性」を強く意識することは非常に重要です。

自分の経験やスキルが応募先企業や職種にどれだけ適しているか、また、どのように貢献できるかを具体的に示す絶好の機会です。

まず、応募先の企業文化、ミッション、ビジョン、求められるスキルや資質を深く理解するため、公式サイトなどを確認しておきましょう。

自分のスキルや強みと関係性が高い部分があれば積極的に自己PRに組み込みましょう。

企業研究をしてきたかどうかは自己PRを読めば必ず伝わるので、モチベーションの高さをアピールすこともできます。

採用担当にも「弊社に受かるために色々と工夫をしているのだな」と伝わり、嫌な気分にはならないでしょう。

【商社の自己PR】自己PRの構成

ここからは自己PRを作成するにあたって構成を作成する方法を詳しく解説していきます。

自己PRを作成するにあたっては、PREP法という構成を用いるのが基本的です。

この構成は自己PRだけでなく、志望動機やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)にも活用できるので、ぜひ確認してください。

PREP法

PREP法は話の組み立てを明確にし、聞き手に対して自分のポイントを強く伝えるのに役立ちます。

まず「Point(結論)」で、自分の主張や伝えたいポイントを最初に明確に述べることで採用担当は話の目的を初めから理解でき、注意を引くことができます。

次に「Reason(理由)」で、その結論に至った背景や根拠を述べ、主張に深みと説得力を加えましょう。

続いて「Example(具体例)」では、実際の経験や具体的な事例を用いて理由をさらに補強します。

最後に再び「Point(結論)」を述べることで、初めに述べたポイントを強調し、相手の記憶に残りやすくします。

PREP法はビジネスの場面で多用される話の組み立て方であり、しっかりと練習することで就職してからも活かせます。

ぜひ就活だけでなく、その後の未来のためにも練習しておきましょう。

【商社の自己PR】例文

ここまで解説してきた内容を踏まえ、商社の採用試験を受けるにあたって、採用担当に良い印象を与えられる自己PRの例文を紹介していきます。

それぞれ強調したい強みを「主体性」「コミュニケーション能力」に分けて作成したので、自分の強みと近いものを中心に、参考にしてみてください。

主体性

私の最大の強みは主体性です。
自分から積極的に行動し、何かを成し遂げるためには、指示を待つのではなく自らの手で解決策を見つけ出します。
具体的な経験として、ボランティア活動での地域貢献があります。
ボランティア活動において必要なことは「自己満足」ではなく、実際に結果を出すこと、具体的には「集客向上とPR戦略の強化」であると考えました。
大学の教養授業で学んでから強く興味を持ち、自分でも学習を進めていたマーケティングのスキルを活かし、SNSとホームページを使った集客に力を入れました。
また、ホームページを立ち上げる際には活用できる補助金が無いかも調べ、結果として予算を抑えつつプロモーションをすることができ、過去の活動と比較して2倍以上の成果を上げることができました。
入社後もこの主体性を存分に活かし、業務に取り組みたいと思っています。
特に接客においては、顧客が求める価値を提供するために自ら積極的に動き、新しいアイデアや改善策を常に考え続ける姿勢で臨む所存です。

コミュニケーション能力

私の強みはコミュニケーション能力です。
人と接することが好きで、相手の話を丁寧に聞き、わかりやすく説明することに自信があります。
学生時代にアパレルショップで接客のアルバイトをしていた経験から、相手の立場に立って物事を考え、適切な対応をする重要性を学びました。
特に印象に残っている出来事は学生で、父の日のプレゼントを選びに来た方を接客したことです。
私が働いていた店舗は高級品が多く、予算内でプレゼントを探すのは難しいかと思われました。
しかし、お父様の好みについて丁寧に話を聞き、私の働く店では安くなっていた1シーズン前の小物を、そして残った予算を使って、他店で目的の商品を選ぶことを提案しました。
売上には大きく貢献できなかったものの「販売員として正しいことをした」と店長にも褒められ、そのお客様もお店に通ってくれるようになったので、正しい判断であったと自信を持てました。
貴社に入社した暁には、私のコミュニケーション能力を活かし、お客様一人ひとりのニーズに真心で応え、信頼されるサービスを提供していきたいと考えています。

【商社の自己PR】NG例文

注意

私の最大の強みは語学力です。

特に英語と中国語に自信があります。

これからのグローバル化が進む社会において、語学は非常に重要なスキルだと思います。

商社での仕事においても、この語学力を最大限に活かし、さまざまな国や地域の人々とスムーズにコミュニケーションをとり、効果的な取引ができると信じています。

このスキルを十分に活かして、様々な国との取引をスムーズに進めるお手伝いができるでしょう。

入社したら、まずは自分の語学力を使って、外国のクライアントとのコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていきたいです。

また、語学力を更に磨くためにも、日々努力していきます。

スキルを裏付けるエピソードが無く、どのように活躍するのかイメージがしにくい例文です。

【商社の自己PR】まとめ

今回は商社を目指す人向けに、まずは商社の業務内容を専門商社と総合商社に分けて紹介し、その後自己PRを作成する際のポイントについて詳しく紹介しました。

商社は志望する人も多く、競争が激しいですが、適切に対策すれば内定を目指せます。

ぜひ本記事を参考に、採用担当の目に留まる自己PRを作成しましょう。

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