HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動において、多くの学生が「自分の強みは積極性です」とアピールしようと考えます。
実際に、多くの企業が新卒採用で「自ら動ける人材」を求めており、適切に伝われば大きなアドバンテージになる資質です。
しかし、ただ「私は積極的です」と言うだけでは、人事担当者にあなたの魅力を十分に伝えることは難しいでしょう。
本記事では、まず「自己PRとは何か」という根本的な部分から解説をスタートし、続けて「企業がなぜ積極性を求めるのか」その理由を詳細に紐解いていきます。
そして「積極性」を多角的に整理した4つのタイプ、「企業が求める積極性を自己PRで伝えるためのポイント」など、就活生が見落としがちな細部まで丁寧にカバーしていきます。
内容をしっかり吸収し、自分の経験や特性と照らし合わせながら読み進めてください。
この記事をおすすめしたい人
積極性を強みに自己PRを作成したい人
自己PRに自信がない人
書類選考を本気で突破したい人
この記事を読んでわかること
積極性を効果的にアピールするコツ
積極性で自己PRを作成する際の注意点
積極性を強みにした自己PR例文
【積極性】自己PRとは何か?
まずは、前提である自己PRとは何を答えればよい項目であるのかについて解説していきます。
的外れな文章を書いてしまうと低評価の要因となってしまうため、蔑ろにすることなく参考にしてください。
自己PRの役割
就職活動における「自己PR」とは、採用担当者に向けて「自分はどんな人間で、どのような強みを持ち、企業にどんな価値を提供できるのか」を伝えるためのプレゼンテーションです。
企業は「うちの組織にこの人が入ったら、どのような成果や相乗効果をもたらすだろうか?」と考えながらあなたを評価します。
単に長所を羅列するのではなく、それらを「どんな行動につなげ、どんな結果につなげられるか」という点まで具体化して伝えなければ、相手の心に響きません。
「自分を商品として売り込む」イメージ
自己PRは「自分」という商品を企業に売り込む行為にも例えられます。
例えばマーケティングでは、「この商品はどう良いのか?」「他社製品とどう違うのか?」を具体的に訴求しなければ、購買意欲は喚起されにくいもの。
就活でも同様に、「私はこんな強みがあり、他の応募者にはない特徴を持ち、それを御社でこう活かせます」という差別化を意識する必要があります。
特に人気の高い「積極性」をテーマとするなら、なおさら「なぜ私の積極性が特別なのか」を打ち出す工夫が欠かせません。
自己分析と企業研究の融合
「自己PR」は自己分析の成果でありながら、同時に企業研究が欠かせない要素でもあります。
いくら素晴らしい強みがあっても、志望先企業の求めるベクトルとズレていれば評価を得にくいからです。
就職活動では、「自分がどんな人で、何が得意で、どんな価値観を持ち、どんなキャリアを望むか」を深堀りする自己分析と、「この企業がどんな人材を求めていて、どんな課題やビジョンを持っているか」を把握する企業研究が表裏一体となって進むべきだと理解しましょう。
そこにマッチした形で「自己PR」を仕上げることで、企業にとっても魅力的な人材として映るのです。
【自己PR】積極性とは何か?
次に自己PRにおける積極性とは何なのかについて解説していきます。
積極性がある人の特徴やビジネスシーンでの活かし方についての理解を深めましょう。
挑戦型(未知の課題に果敢に挑む)
挑戦型の人は失敗を過度に恐れず、自分の成長に結びつけるポジティブ思考を持っています。
企業としてはイノベーティブな分野や競合他社が手をつけていないマーケットなどで力を発揮してくれることを期待するでしょう。
特徴
- 新しいことにワクワクでき、失敗も成長の糧と考えられる
- 「こんなのやったことないから面白そう!」と飛び込む勇気
- 前例がなくとも独自にルートを開拓する行動力
ビジネスシーンでの活かし方
- 新規事業の立ち上げ:ゼロから何かを生み出すことを厭わない
- 未開拓の海外市場進出:困難な壁を乗り越えていく粘り強さ
- 起業マインドを評価するベンチャー企業:試行錯誤を楽しめる姿勢が重要
行動型(思いついたら即行動できる)
行動型は、計画に時間をかけすぎずに一歩踏み出す力があります。
ただし、チームの合意形成やリスク管理を意識しないと、独断専行と捉えられることもあるので注意が必要です。
特徴
- 「やってみたい」と思ったら詳細を詰める前にまず動く
- 行動スピードが速く、試行錯誤のPDCAを繰り返せる
- 大胆な決断で状況を切り開く積極性
ビジネスシーンでの活かし方
- 営業職:顧客ニーズを素早くキャッチし、実際に面会や提案に動く
- イベント運営:当日のトラブルや臨機応変な対応で行動力を発揮
- ベンチャー企業:短期間で成果を出すスピード勝負の環境に適応しやすい
リーダーシップ型(周りを巻き込み、目標達成へ導く)
リーダーシップ型の積極性は、チーム単位で仕事をする場面で特に重宝されます。
企業としては、一人だけ突出するのではなく周囲を動かすことで大きな成果をもたらす人物を求めており、それとマッチします。
特徴
- 周囲に声をかけ、役割分担を調整しながらチーム全体を前進させる
- メンバーそれぞれの強みやモチベーションを考慮し、成果を最大化
- 意見が対立するときも、折衷案を作って合意形成が得意
ビジネスシーンでの活かし方
- プロジェクトリーダーや管理職:多様な人材をまとめ上げ、組織として結果を出す
- 接客業でのフロア責任者:スタッフ同士の連携を高め、顧客満足度も向上させる
- 大企業での若手リーダー育成候補:将来的に部下をもつポストを期待される
学習型(常に新しい知識を吸収し続ける)
学習型の積極性は、知的好奇心を武器にして組織へ貢献できます。
常に自己研鑽を行い、それを実践で活かすサイクルを回せる点が魅力です。
特徴
- 好奇心旺盛で、興味を持ったことは徹底的に調べたり学んだりする
- スキルアップのための努力を怠らない姿勢
- 学んだ内容を周囲に共有し、組織全体の知識レベルを引き上げる
ビジネスシーンでの活かし方
- R&D部門や技術職:最新の技術や研究成果をキャッチアップして提案できる
- コンサルティング会社:幅広い業界知識を習得し、クライアントに提供
- マーケティング:トレンドを常に学び、市場の変化に合わせた戦略を構築
【自己PR】積極性を求める業界一覧
自己PRにおいて「積極性」は多くの企業で高く評価される要素ですが、その内容や求められる形は業界や職種によって異なります。
ただ前に出ることが評価されるのではなく、どういった場面でどう行動するかが問われるのです。
ここでは4つのタイプ別に積極性を求める業界の特徴を解説します。
リーダーシップ型の積極性を求める企業
リーダーシップ型の積極性が求められる業界の代表例は、IT企業やコンサルティング業界です。
これらの業界では、プロジェクトベースでチームを動かすことが多く、リーダーとしての判断力や推進力が必要とされます。
特に若手でも早期に裁量を持って働く場面が多いため、状況を把握して主体的にチームを導く力がある人材は高く評価されます。
また、複数のステークホルダーとの調整や交渉が必要な業務が多く、単なる自己主張ではなく、周囲を巻き込んで方向性を示すことができるリーダーシップが求められます。
自己PRでは「周囲を動かすためにどのような行動を取ったか」を具体的に伝えることが重要です。
行動型の積極性を求める企業
スピード感と即時対応が求められる業界では、実行力のある行動型の積極性が重視されます。
特に企画職や営業職などの分野では、思いついたアイデアを迅速に形にしたり、顧客のニーズに即座に対応する姿勢が評価されます。
「考えてから動く」だけでなく、「動きながら考える」柔軟性と推進力が必要とされ、フットワークの軽さや判断の速さが求められる環境です。
このような業界では、「自分から動いて成果を出した経験」を自己PRでアピールすることが効果的です。
具体的には、課題に気づいてすぐに行動に移したエピソードや、率先して新しい提案を行った経験などが説得力を持ちます。
学習型の積極性を求める企業
研究開発や教育業界などでは、知識の更新や技術の習得に前向きな「学習型の積極性」が求められます。
特にAIやデータサイエンス、バイオテクノロジーといった分野では、技術の進歩が早く、入社後も継続して学び続ける姿勢が不可欠です。
また、教育業界においても、多様な価値観や学びの形に柔軟に対応するため、自発的に知識を深める意欲が重視されます。
こうした業界では、自己PRにおいて「新しい知識に対してどう向き合ってきたか」「学びをどう実践に活かしてきたか」を伝えることが重要です。
資格取得や自主的な勉強会参加、研究活動などの経験を具体的に示すと、学ぶ姿勢の強さが伝わりやすくなります。
挑戦型の積極性を求める企業
挑戦型の積極性が特に求められるのは、ベンチャー企業やグローバル展開を行う企業です。
こうした企業は日々変化の中にあり、新規市場への進出や新サービスの開発など、正解のない課題に挑む機会が多く存在します。
そのため、失敗を恐れずにチャレンジし続ける姿勢や、自ら壁を乗り越える力が評価されます。
「前例がないからやめておく」ではなく、「まずやってみる」という行動力を持つ人材が求められています。
自己PRでは、「困難な状況でも試行錯誤しながら乗り越えた経験」や「ゼロから挑戦したプロジェクト」など、挑戦する姿勢を示す具体例が効果的です。
そうした経験が、成長意欲の高さや企業とともに変化していく力を印象づけます。
【自己PR】積極性を企業が求める理由
ここからは、企業が積極性を高評価するのかについて解説します。
その理由を理解したうえで自己PRを作成して人事に高評価を与えましょう。
市場変化が激しい現代で求められる柔軟性と行動力
IT革命やグローバル化に伴い、市場環境や顧客ニーズはかつてないスピードで変化しています。
数年前の常識があっという間に通用しなくなるような時代、受け身で指示を待つだけの人材は即戦力としては扱いづらいでしょう。
企業が「自ら考えて動く力」を持つ学生を求めるのは、変化への柔軟性と迅速な行動力こそが生き残りのカギだからです。
そうした機動力を端的に表すのが「積極性」という言葉だと言えます。
組織への好影響(チーム全体の士気向上・リーダーシップとの関連)
社内に自ら動こうとする人がいると、周囲にもポジティブな影響を与えます。
例えば新しいアイデアを提案しやすい風土が生まれたり、チームワークが向上したりすることが期待できます。
リーダーシップを発揮するうえでも積極性は欠かせません。
メンバーに声をかけ、巻き込み、目標達成に向けて主体的に働きかけるリーダーは組織を前進させる大きな原動力になります。
企業の成長を推進する「自走できる人材」への期待
かつての日本企業は、上司から降りてきた指示を忠実にこなす人材を重宝した時代もありました。
しかし、競合が激化する現代においては、上司が全ての判断を下す体制ではスピード感に欠けます。
そこで重要視されるのが「自走できる人材」、つまり自分で課題を見つけて積極的に動き、必要なら周囲を巻き込み、結果を出す人です。
こうした人材像と直結するのが「積極性」なのです。
積極性を自己PRで効果的に伝えるポイント
ここからは、積極性をより効果的にアピールする方法「について解説します。
高評価される自己PRを作成するためにはいくつかのコツがあり、それらを細かく解説するので参考にしてみてください。
「能動的に動いたエピソード」の具体性
積極性をアピールする際には、実際にどのような行動を起こしたかが肝となります。
抽象的に「積極的でした」と言うだけでは伝わりません。
たとえば、アルバイト先で「来店客数の少ない時間帯があると気づいたため、自主的にSNSを使って宣伝し、実際に客足を増やした」というストーリーがあれば明確な成果が見えます。
こうした能動的な行動の過程と結果を示すことで「なるほど、この人は本当に主体的だ」と納得してもらえます。
「自分勝手」ではなく「周囲を顧みる姿勢」の重要性
積極性がある人=リーダーシップがある人、という図式は決して間違いではありませんが、行き過ぎると周りを無視した独断専行と紙一重です。
企業はチームで成果を上げることを重視します。
周囲との連携をどう計画し、どのように周囲を巻き込んだのかまで具体的に語ることで、「一人よがりの積極性ではない」と説得力が増します。
行動だけでなく成果や学びを伴ったストーリー展開
いくら行動力があっても、最終的な成果や学びがまったく語られなければ、「ただ突っ走るだけ」と思われかねません。
たとえば、「新企画を立ち上げて集客数を3割アップできた」や「失敗したが、そこから課題を分析して次の取り組みに生かし、成功につなげた」など、結果の有無にかかわらず成長や進歩があった事実を示すことが大切です。
入社後、どんな形で同じ積極性を発揮できるかを提示
自己PRのゴールは「学生時代の武勇伝を語ること」ではなく、「入社後にどんな活躍が期待できるか」を面接官にイメージさせることです。
「この積極性を活かして、御社の○○事業で新しい顧客層を開拓したい」といった具合に、企業が抱える課題やビジョンに絡めて未来を語ると、採用担当者にとって評価しやすくなるでしょう。
【積極性】自己PRを組み立てるためのステップ
ここでは、自己PRを作成する際の手順について解説していきます。
執筆の前段階から解説しているので、自身は今どの段階にいるのかを考えながら読み進めてください。
自己分析:自分がどのタイプの積極性を持っているか認識する
まずは自分の過去の行動パターンやモチベーションを振り返り、先述の4タイプのどこに当てはまるか、あるいは複数のタイプを兼ね備えているかを自覚しましょう。
「なぜそうした行動を取ったか」「どういうときにやる気が上がるか」を掘り下げることで、自分の積極性の源泉を見つけられます。
エピソード選定:複数の体験を洗い出し、最適な事例を決める
自己分析で得た知見をもとに、いくつかの能動的行動エピソードを整理します。
アルバイト、部活、インターン、ボランティアなど、場面は問わず構いません。
その中でも最もインパクトが大きく、企業が求める人物像にも合致しやすい事例をメインに据えましょう。
面接で「他にも似たような経験はありますか?」と聞かれる可能性があるため、サブエピソードも用意しておくと安心です。
PREP法(結論→理由→具体例→再結論)やSTAR法を活用する
論理的かつ簡潔に話すためには、フレームワークを利用するのが効果的です。
PREP法
・Point(結論):「私の強みは○○という積極性です」
・Reason(理由):「なぜなら~」
・Example(具体例):「具体的には~の経験があり~」
・Point(再結論):「以上より、私は~な場面で力を発揮できます」
STAR法
・Situation(状況):「○○の場面で~な問題がありました」
・Task(課題):「この問題を解決するために~が求められました」
・Action(行動):「そこで私は~の行動を起こし~」
・Result(結果):「結果として~の成果を得られました」
どちらを使うにせよ、最終的には「入社後にどう活かせるか」をしっかり結びつけて締めくくるのを忘れないでください。
企業研究:相手企業の求める人物像と結び付ける
自己PRを効果的に活かすためには、企業研究は不可欠です。
会社HPや採用ページを読み、SNSやニュースリリースからも情報を得て、「この企業はこういう方向に進もうとしている」「こういう人材を必要としているのでは」と推測しましょう。
そこに自分の積極性をどのように当てはめるのかが勝負どころです。
練習&フィードバック:内容の矛盾や曖昧さを修正
完成した自己PRは、必ず声に出して練習し、人からフィードバックを受けるのがおすすめです。
文章上で読むと完璧でも、実際に話すとテンポが悪かったり、数字や具体例をうまく出せなかったりします。
修正を重ねることで説得力が一段と高まり、面接で自信を持って話すことができるでしょう。
【自己PR】積極性をアピールする際の注意点
ここからは積極性を自己PRでアピールする際の注意点について解説していきます。
せっかくのアピールする場でマイナスな印章を与えてしまうことは非常にもったいないことなので、ぜひ参考にしてみてください。
ただの「自慢」にならないようにする
「積極性」を語ると、どうしても自分の頑張った実績を押し出す形になります。
しかしそれが「俺はこんなにすごいんだ」という自慢話に終わると、面接官の印象は悪くなりかねません。
あくまで「組織や周囲への貢献」を中心に据え、「自分の行動でどうプラスの影響を与えられたか」を軸にストーリーを作りましょう。
「失敗エピソード」でもポジティブな学びを強調する
積極性が空回りしてしまったという経験があるなら、その失敗例をマイナスではなく「学びを得た糧」として語ることで、むしろ好印象を与えられます。
行動を起こす人は失敗の確率も高いもの。
しかしその後どう改善し、成長したかを具体的に伝えれば「タフで向上心のある人だ」と受け止めてもらえるでしょう。
同じ強みをアピールするライバルとの差別化
「積極性」は就活生に人気の強みだけに、あなただけが使うわけではありません。
だからこそ差別化が重要になります。
差別化のポイントとしては、数字や具体的結果の提示、周囲からの評価、独特の背景や経緯などがあります。
「10人中9人が『積極性』を使うなら、内容と具体性で勝負するしかない」のです。
面接での態度・表情との一貫性(語り口調・姿勢・声のトーンなど)
「積極性が強み」と言いながら姿勢が丸まり、小さな声でモジモジしていたら説得力がありません。
明るい表情でハキハキと話し、必要に応じて視線を面接官へ向けるなど、態度面でも積極的な印象を与えられるよう意識しましょう。
行動だけでなくコミュニケーション面でも主体性があることを感じさせるとベストです。
【積極性】自己PRの読みやすくなる構成方法
就活において自己PRを効果的に伝えるためには、単に「自分の強み」を語るだけでなく、論理的で読みやすい構成を意識することが大切です。
特に「積極性」をアピールする際は、印象に残る構成が説得力に直結します。
ここでは、PREP法(Point・Reason・Example・Point)を用いた自己PRの書き方を、各段階に分けて解説します。
結論:Point
まず最初に、自分の強みである「積極性」を明確に述べましょう。
結論から始めることで、読み手や聞き手は「何を伝えたいのか」をすぐに把握できます。
たとえば、「私の強みは、自ら進んで行動に移せる積極性です」といった一文のようなイメージで書き出します。
このように端的に結論を示すことで、内容の見通しが立ち、話の全体像が理解しやすくなります。
また、冒頭で伝えたいメッセージが明確になると、読んでいる相手の関心を引きやすく、最後まで読んでもらえる確率も高まります。
「積極性」をアピールする際は、「どのような場面で発揮されたのか」を簡潔に触れておくと、後の内容に期待を持たせることができます。
この一文で、読み手に「この人はどのように積極性を活かしたのだろう」と思わせることができれば、導入としては成功と言えます。
理由:Reason
次に、その積極性がなぜ自分の強みであるのか、どのような背景や価値観があってそうなったのかを説明します。
たとえば、「自分から周囲に働きかけることで、多くのチャンスを得てきた経験があるからです」といった理由を挙げるとよいでしょう。
この段階では、読み手が「どうしてそう言えるのか」と思うポイントに対して、納得できる理由を用意することが重要です。
理由は論理的に整理されているほど説得力が増し、抽象的な表現に頼らないことがポイントです。
また、「失敗を恐れずに新しい挑戦を続けてきた」といった形で、考え方や姿勢の裏付けを加えることで、読み手の理解が深まります。
さらに、日常的に意識していることや、自分の中でのルール・判断基準などを補足すると、性格的な面からも積極性が根付いていることが伝わります。
ただ「行動が早い」だけでなく、なぜそう行動できたのかという思考のプロセスに触れることが、自己PRの厚みを増すポイントです。
具体例:Example
理由の次は、具体的なエピソードや行動例を示しましょう。
実体験が加わることで、話にリアリティが生まれ、抽象的だった「積極性」という言葉が一気に具体的になります。
たとえば、「サークルの新歓活動で、参加者が少なかった際に自分から企画を提案し、新たな呼び込み方法を試みた結果、例年の倍近い人数を集めることができました」といった内容が好ましいです。
このように、どのような状況で、どんな行動を取り、どのような成果に繋がったのかを明確に伝えることが大切です。
また、困難だった点や周囲との関係性、自分なりに工夫したことなども加えると、エピソードに深みが出ます。
「自ら行動した結果、周囲の人を巻き込んだ」「反対意見がある中でも提案を通した」など、積極性に加えて他の力も見せられるように意識しましょう。
一つのエピソードに多くの要素が含まれていると、自己PR全体の完成度も自然と高くなります。
結論:Point
最後にもう一度、「自分の強みは積極性である」と結論を繰り返しましょう。
はじめに示した主張を再確認することで、自己PRの内容が定着しやすくなります。
たとえば、「このように私は、状況を前向きに捉えて行動に移す積極性を強みとしています」とまとめると効果的です。
繰り返しによって主張の軸がぶれることなく、聞き手に印象づけることができます。
また、最後に「この強みを活かして、貴社でも新しい挑戦に前向きに取り組みたいと考えています」といった未来への意欲を加えると、より完成度の高い自己PRになります。
このように、冒頭と最後の「結論」に一貫性を持たせ、かつ読み手が納得しやすい論理構成を整えることが、就活における伝わる自己PRを実現するカギとなります。
【自己PR】積極性を強みとしてアピールしたテーマ別例文集
ここでは、「積極性」を強みとして自己PRを行うときの具体的な例文を、幾つかの状況別にまとめました。
自分の体験に合致するものを選び、文章の構成や盛り込み方などを参考にしてください。
実際に文章化するときは、数字や固有名詞を入れることで説得力をさらに高めることを忘れずに。
積極性を用いた自己PR例文1: SNSマーケティング経験
例文
私はカフェでアルバイトをしていた際、平日の昼間の客足が伸び悩んでいることに気づきました。
そこで店長に許可を取り、自分が管理するSNSアカウントでキャンペーンを始めることを提案。
すぐに写真撮影用のスマホと簡単なチラシを作成し、友人にも協力してもらって宣伝を開始しました。
その結果、3週間後には平日昼間の売上が10%増加し、店長から「行動が早くて助かる」と評価をいただきました。
入社後も、どのようにしたら売上や集客が伸びるかを考え、主体的に動いて成果を出す姿勢を貫きたいと思っています。
以下の記事ではSNS運用を始めとしたWebマーケティングの自己PRについて解説しています。
マーケティングに興味がある人はぜひ参考にしてみてください!
積極性を用いた自己PR例文2: 飲食店アルバイト経験
例文
ファミリーレストランでホールスタッフとして働いていたとき、新人アルバイトが入ってきても操作や接客の仕方で困る場面が多いと感じました。
そこで私は、マニュアルをわかりやすくまとめた「ホール業務のポイントノート」を自主的に作成し、共有したのです。
先輩スタッフや店長にも確認してもらいながら改善を重ねた結果、新人スタッフが早く慣れ、回転率の向上にもつながりました。
私はこのように周囲の状況を把握しつつ、自ら動いて問題を解決することが得意です。
以下の記事では飲食店アルバイト経験を用いた自己PRの作成方法について解説しています。
飲食店アルバイト経験で自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
積極性を用いた自己PR例文3: 部活動経験
例文
私はテニス部で副キャプテンを務めていましたが、部員のモチベーションがバラバラで練習効率が悪いことに課題を感じました。
そこで、主将やコーチとも相談しつつ、部員一人ひとりに目標を設定させ、その進捗を共有する仕組みを導入。
週に一度、ミーティングの時間を取り、互いの進捗や課題をオープンに話し合いました。
すると部員全員の意欲が高まり、結果的に県大会でベスト4に入ることができました。
誰よりも率先して声がけやフォローを行い、チーム全体の成果を引き上げる積極性が私の強みです。
以下の記事では部活動経験を用いた自己PRの作成方法について解説しています。
部活動経験で自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
積極性を用いた自己PR例文4: サークル活動経験
例文
私が所属していた音楽サークルでは、定期演奏会以外に目立った活動がなく、もっと活性化できないかと考えました。
そこで私は部員のジャンルやスキルを調べ、学園祭に合わせた小規模ライブイベントを自主的に立案。
会場手配、演奏曲目の選定、SNSでの宣伝などを自分から進めた結果、当日は満席近い観客数を集めることに成功しました。
周囲が「これ大丈夫かな?」と尻込みする中、実現へ向けて能動的に動いた経験から、人を巻き込む積極性が養われたと感じています。
以下の記事ではサークル活動経験を用いた自己PRの作成方法について解説しています。
サークル活動経験で自己PRを作成したい人はぜひ参考にしてみてください!
積極性を用いた自己PR例文5: プログラミング経験
例文
私は大学のゼミでAIを活用したテキスト分析の研究に携わりました。
当初はプログラミングも初心者で不安でしたが、「未知だからこそ面白い」と考え、独学でPythonを学び、論文も積極的に読み漁りました。
結果として学会の学生発表部門で優秀賞を受賞でき、教授や先輩からも高い評価をいただきました。
私は新しい領域でも自ら学び、行動に移す積極性があると自負しています。
入社後は日進月歩のIT分野でこそ、この姿勢を活かしたいと思っています。
以下の記事ではプログラミング経験をエントリーシートでアピールする方法について解説しています。
プログラミング経験をアピールしたい人はぜひ参考にしてみてください!
積極性を用いた自己PR例文6: ゼミ活動経験
例文
ゼミでの共同研究ではメンバーの意見が合わず、進捗が停滞気味でした。
そこで私は「まずは情報を共有して意見をまとめよう」と提案し、週1回のオンラインミーティングを設置。
さらに各自の作業内容を見える化するツールを導入しました。
その結果、研究スケジュールを立て直せたうえに、学内発表会では最優秀賞を獲得。
こうした積極的な調整力や行動力を、御社のプロジェクト推進でも活かせると確信しています。
以下の記事ではゼミ活動経験をエントリーシートでアピールする方法について解説しています。
ゼミ活動経験をアピールしたい人はぜひ参考にしてみてください!
積極性を用いた自己PR例文7: 留学経験
例文
私は大学3年時に半年間アメリカへ留学しました。
最初は英語力の不足や文化の違いに戸惑い、授業についていくのも苦労しましたが、積極的に現地学生に話しかけ、学内のイベントやチームプロジェクトに参加。
放課後も教授にオフィスアワーを尋ねて質問するなど、能動的な学習姿勢を貫いた結果、最終的に成績も上位10%に入ることができました。
未知の環境でも自ら飛び込み、課題を解決していく行動力こそが私の強みです。
以下の記事では留学経験をエントリーシートでアピールする方法について解説しています。
留学経験をアピールしたい人はぜひ参考にしてみてください!
積極性を用いた自己PR例文8: インターン経験
例文
シンガポールのスタートアップ企業でインターンをした際、現地の文化やビジネスマナーも異なるなか、営業活動の補助を担当しました。
最初は戸惑いもありましたが、社内の業務フローを自分なりに分析し、顧客データベースの改善案をまとめてCEOに直接プレゼン。
結果的に私の提案が採用され、見込み顧客のフォロー体制が一段と強化されました。
積極的に提案を行うことで成果につなげられた経験は、入社後の新規開拓でも必ず役立つと思っています。
以下の記事ではインターン経験をエントリーシートでアピールする方法について解説しています。
インターン経験をアピールしたい人はぜひ参考にしてみてください!
【積極性で自己PR】よくあるNG例
ここからはNG例について紹介していきます。
自身が作成する際には、反例として参考にしてください。
周囲の指示があっただけで動いている(自主性が感じられない)
NG例文
「先輩がこれをやってほしいと言ったので、渋々やりました。
結果として成功しましたが、あまり納得していません。 」
このケースでは、自発的に課題を見つけて動いたわけではなく、上からの指示に従っただけという印象が強く、「積極性」をアピールする要素に乏しいです。
独りよがりで空回りしただけの行動
NG例文
「友達の反対を無視して勧誘活動を強行したのですが、トラブルが多くて結果も出ませんでした。 」
周囲との連携が欠けており、暴走と捉えられる恐れがあります。
失敗をした場合はその後どう学習したか、次にどう活かしたかがポイント。
抽象的・表面的で結果や学びが示されていない
NG例文
「とにかく私は元気いっぱいで常に前向きです。
積極的に頑張りました!」
何をどう頑張ったか、どのような成果や学びを得たのかが不明。
聞いている側は判断材料が得られず、評価が難しくなります。
【積極性で自己PR】この記事のまとめ
本記事では「自己PRとは何か」という根本的なテーマから始め、企業がなぜ「積極性」を重視するのか、その背景と理由を詳しく解説してきました。
さらに、積極性を4つのタイプに分け、それぞれをどう自己PRに落とし込むかのフレームワークや事例を示しつつ、注意点やよくあるNG例もカバーしています。
「積極性」をどうアピールするかは、就職活動で大きな分岐点となります。
ほぼすべての学生が「自分は主体的に動ける」と言いますが、そこにどんな具体性と再現性があるかを語れるかで、合否を分けることもしばしばです。
あなただけのエピソードや視点を盛り込みながら、本記事の内容を参考に自己PRをブラッシュアップすれば、必ずや面接官の印象に残る質の高いプレゼンテーションが完成するはずです。