
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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面接で入退室が見られている理由とは?面接官が注目するポイント
面接官は、応募者の入退室の一連の行動を通して、単なる形式的な動きだけでなく、第一印象、社会人としての基本的なマナー、そして態度の一貫性に注目しています。
応募者の態度にはその人の人間性や基本的なマナーが見についているかどうかや、面接へのやる気などが表れます。
ここでは、特に面接官が注目しているポイントを紹介します。
面接官が何に注目するのか知っておくことで、より効果的な面接対策をすることができるでしょう。
第一印象が合否を左右する
面接の扉を開けた瞬間から、選考は始まっていると言っても過言ではありません。
面接官が応募者に対して抱く最初の印象は、その後の評価に大きな影響を与える可能性があります。
明るく、自信に満ちた態度は、面接官にポジティブな期待感を抱かせ、「この応募者なら、自社に新しい風を吹き込んでくれるかもしれない」「一緒に働きたい」と感じさせる力があります。
反対に、自信なさげな様子や暗い表情は、能力や意欲に疑問を持たれるだけでなく、「コミュニケーション能力に課題があるのではないか」「職場に馴染むのが難しいかもしれない」といった懸念を抱かせる可能性があります。
第一印象は、その後の質問に対する回答や自己PRの内容以上に、面接官の心に深く刻まれることがあるため、入室時の挨拶や表情は最大限に意識する必要があります。
社会人マナーの基本が見抜かれる場面
面接における入退室の一連の動作は、応募者が社会人としての基本的なマナーを身につけているか否かを見抜くための重要な機会となります。
例えば、ドアをノックする回数、静かにドアを開閉する配慮、相手の目を見て丁寧に行う挨拶、状況に応じた適切なお辞儀の角度などは、社会人として働く上で当たり前の素養を示すものです。
これらの基本的な動作がきちんとできていれば、面接官は応募者が社会人としての基礎をしっかりと身につけており、入社後もスムーズに業務や社内コミュニケーションに適応できるだろうと評価します。
しかし、これらの動作が不適切であった場合、面接官は応募者に社会人としての常識がないと感じ、「基本的なコミュニケーション能力や協調性に課題があるのではないか」といった懸念を抱く可能性があります。
姿勢や態度の一貫性も評価される
面接官は、応募者が入室してから着席するまでの所作、面接中の姿勢、そして退室に至るまでの一連の態度を通して、その人の落ち着き、真摯さ、そして面接に対する集中力を評価しています。
一貫して丁寧で落ち着いた態度を示すことは、社会人としての自覚があり、相手に安心感を与える印象を与えます。
背筋が伸び、相手の目を見て話す姿勢は、自信と誠意を示すとともに、話に集中していることを伝えます。
一方、落ち着きのない動作やだらしない姿勢は、面接官に集中力がない、あるいは緊張にうまく対応できていないという印象を与え、評価を下げる要因となることがあります。
入室から退室まで、一貫して丁寧で落ち着いた態度を保つことは、社会人としての信頼性をアピールする上で非常に重要です。
面接室に入る前に準備しておくべきこと
面接室の扉を開ける直前の数分間は、その後の面接の成否を左右する重要な時間です。
直前になればなるほど緊張するかもしれませんが、以下で解説する準備をルーティン化することで心を落ち着かせるきっかけにもなります。
自信を持って堂々と入室し、面接官に好印象を与えるためには、事前の周到な準備が不可欠となります。
身だしなみをもう一度チェックする
面接官は、応募者の外見からもプロフェッショナル意識や清潔感といった要素を見ています。
まず大前提として、企業の規定に沿った服装で臨みましょう。
スーツもサイズがあっていなければ準備不足を疑われてしまいます。
そして、面接室に入る直前には、鏡を見るなどして服装に乱れがないか、ネクタイが曲がっていないか、シャツにシワがないか、髪型が整っているかなどを再度確認しましょう。
また、足元も社会人が第一印象で判断される一つのポイントです。
視界に入りづらいだろうと油断せず、靴にも気を配りましょう。
小さな汚れやほつれも見逃さないように注意し、全体として清潔感のある、整った身なりで面接に臨むことが大切です。
表情を整え、笑顔を意識する
緊張は誰にでも起こりうるものですが、硬い表情や不安そうな顔つきは、面接官にネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
面接室に入る前には、意識的に口角を上げ、自然な笑顔を作るように心がけましょう。
穏やかな笑顔は、親しみやすさやポジティブな印象を与え、面接官とのコミュニケーションを円滑にする効果も期待できます。
しかし、あまりに作り笑顔を意識しすぎて、面接中に話している内容にかかわらず笑顔でいると、自分が話している内容に感情が載っていないように感じられます。
基本は笑顔で、話している内容に合わせて自然な表情を意識しましょう。
深呼吸をしながら表情筋をリラックスさせるのも有効です。
荷物はスッキリとまとめて持つ
手荷物の持ち方一つで、相手に与える印象は大きく変わります。
カバンや資料など複数の荷物を持っている場合は、一つにまとめて持つようにしましょう。
だらんと提げたり、床に無造作に置いたりするのではなく、きちんと手に持つことで、整理整頓された印象と、物事を丁寧に扱う姿勢を示すことができます。
資料なども事前に何をどこにしまうか決めて整理することで、面接中に焦って荷物を落としたり、ものを探したりすることを防ぐことができます。
面接中に荷物を置く場所についても、事前に意識しておくとスムーズです。
深呼吸で気持ちを落ち着ける
面接直前は、誰でも緊張が高まるものです。
過度な緊張は、本来の力を発揮できなくさせる原因となります。
面接室に入る前に、ゆっくりと深い呼吸を数回行うことで、心拍数を落ち着かせ、リラックス効果を高めることができます。
息を吸うときはお腹を膨らませ、ゆっくりと時間をかけて息を吐き出すことを意識すると、より効果的です。
他にも面接に来ている就活生もいるかもしれないため、大きな深呼吸をすることは難しいかもしれませんが、小さなものでも深呼吸をすることで自分が落ち着くという暗示をかけてみましょう。
それが習慣化できれば、時間がない時でも冷静になることができます。
面接で伝えたいポイントを再確認する
面接室に入る直前に、頭の中で自己PRや志望動機、企業への質問など、面接で話したい重要なポイントを再度整理しておきましょう。
キーワードや話の流れを確認することで、本番での言葉詰まりを防ぎ、自信を持ってスムーズに話すことができます。
焦って詰め込むのではなく、落ち着いて要点を確認することが大切です。
いざ面接が始まると緊張で何を話せばいいかわからなくなってしまうこともあります。
そのようなときに、直前に頭の中で要点を整理しておけば、準備していた回答とは違っても自分が伝えたいポイントを押さえた回答ができるでしょう。
ドアのノックや挨拶の動作をイメージする
実際に入室する際のドアのノックの回数や、面接官への挨拶の言葉、お辞儀の角度などを事前に頭の中でシミュレーションしておくことは、本番での緊張を和らげ、スムーズな行動につながります。
自信を持って、落ち着いた態度で入室するためにも、具体的な動作をイメージしておくことは非常に有効です。
直前で動きを頭の中でシミュレーションできるように、模擬面接で練習しておくことも重要です。
練習を繰り返すことで、体に面接での行動を覚えさせることもできます。
【入室マナー完全ガイド】面接官に好印象を与える流れと動作
入室時の行動は、面接官に最初に抱く印象を決定づけると言っても過言ではありません。
丁寧で落ち着いた振る舞いは、応募者の社会人としての基本姿勢を示すとともに、面接に対する真摯な姿勢を伝える上で非常に重要です。
ここで解説する流れと動作を確認し、実際に模擬面接などで練習してみましょう。
ノックは3回が基本マナー
面接室のドアをノックする際は、3回が基本的なマナーとされています。
これは、相手に失礼なく入室の意思を伝えるための適切な回数です。
ノックの音は、あまり強く叩きすぎず、かといって小さすぎて聞こえないということがないよう、適度な強さで行うことが大切です。
もし、一度ノックしても中からの応答がない場合は、少し間を置いてからもう一度3回ノックするようにしましょう。
それでも応答がない場合は、状況を見て判断する必要がありますが、基本的には入室を控えるのが賢明です。
また、面接室にドアがなく、開放された空間である場合は、部屋に入る前に「失礼します」と声をかけ、一礼をしてから入室するように心がけましょう。
声のトーンは明るく、しかし控えめな音量を意識することが重要です。
入室後はドアを静かに閉めよう
面接室に入室した後、ドアを閉める際には、音を立てずに静かに閉めるように細心の注意を払いましょう。
バタンと大きな音を立ててしまうと、落ち着きがない、配慮に欠けるといった印象を面接官に与えてしまう可能性があります。
ドアノブをしっかりと握り、ゆっくりと丁寧に閉めることが大切です。
また、ドアを閉める際に後ろ手にならないように注意しましょう。
振り返りながら閉めることで、面接官にきちんと向き合う姿勢を示すことができます。
一つ一つの動作を丁寧に行うことで自然に自分の気持ちを落ち着かせることにも繋がります。
かといって、あまりに慎重すぎると緊張していることや不安が前面に表れてしまうため、あくまで自然な振る舞いを心がけましょう。
面接官に向かって明るくあいさつ
ドアを閉め終えたら、すぐに面接官の方を向き、「失礼いたします」と述べ、明るく丁寧にあいさつをしましょう。
この際の挨拶は、ハキハキとした声で、かつ相手に聞き取りやすいように話すことが重要です。
同時に、面接官の目をしっかりと見て挨拶をすることで、自信と誠意を示すことができます。
視線を合わせることは、コミュニケーションの基本であり、相手に良い印象を与えるための重要な要素です。
この最初の一言目でも印象が左右されます。
無理に声を作る必要はありませんが、普段よりもワントーン明るい声で語尾まではっきり挨拶しましょう。
椅子の横に立ってフルネームを名乗る
あいさつを終えたら、椅子の横に立ち、「〇〇(大学名)の〇〇(氏名)です。
本日はよろしくお願いいたします」と、はっきりとフルネームを名乗りましょう。
大学名を加えることで、より丁寧な印象を与えることができます。
声の大きさは、面接官にしっかりと聞こえるように、また威圧的にならない程度の適切な音量を心がけてください。
日本語は語尾にいくほど声のトーンが下がりがちなため、話し始めの声のトーンを少し上げることで明るい印象に繋がります。
この時も、面接官の方を向き、視線を合わせながら話すことが大切です。
もし視線を合わせることが苦手な場合は、相手の眉間のあたりを見ることで、目を合わせているように見えます。
着席は指示があるまで待つのが礼儀
面接官から「おかけください」といった着席を促す言葉があるまでは、椅子の横に立ったまま待つのが礼儀です。
面接官の指示を待つことで、相手への敬意を示すとともに、落ち着いた態度をアピールすることができます。
もし、面接官から特に指示がない場合は、「失礼いたします」と一言添えてから着席するのが適切でしょう。
着席する際も、音を立てずに静かに腰を下ろし、背筋を伸ばした姿勢を保つように心がけてください。
女性の場合は足を閉じて膝の上に手を重ねて置き、男性の場合は手を軽く握り、膝の上に置きましょう。
【退室マナーのポイント】最後まで印象を良く保つには
面接の終了は、選考の終わりではありません。
最後まで丁寧な振る舞いを心がけることで、面接官に良い印象を残し、選考の最終的な評価を高めることができます。
退室時の行動も、入室時と同様に、あなたの社会人としての意識や配慮を示す重要な機会となります。
面接が終わっても気を抜かず、相手への敬意や真摯な態度を意識しましょう。
面接終了の合図があるまで座ったまま
面接官から明確に終了の言葉があるまでは、自分から立ち上がったり、退室の準備を始めたりするのは避けましょう。
面接官がまだ話したいことがある可能性や、事務的な連絡事項を伝えようとしている場合もあります。
終了の合図の前に退室しようとすると、相手への失礼にもなりますし、早く面接を終えたいと思っているという印象を持たれかねません。
落ち着いて、面接官の言葉に耳を傾け、終了の合図があるまで座ったまま待つことが、相手への敬意を示す態度となります。
終了の合図の後も一呼吸おいてから立ち上がったり、荷物をまとめたりするようにしましょう。
立ち上がって丁寧にあいさつ
面接官から終了の言葉があったら、椅子から立ち上がり、「本日はありがとうございました」と、感謝の気持ちを込めて丁寧にあいさつをしましょう。
この際、声のトーンは落ち着いていながらも、感謝の気持ちが伝わるように心がけることが大切です。
面接官の目を見て、しっかりと感謝の言葉を伝えることで、誠意を示すことができます。
挨拶をしたらお辞儀をしてからドアに向かいます。
その際、お辞儀をしながら挨拶を述べないように気を付けましょう。
挨拶とお辞儀を同時に行うと流れ作業で挨拶しているようで中途半端な印象になります。
ドアの前で再度お辞儀を忘れずに
丁寧にあいさつを終えたら、ドアの方へ向き直り、ドアの前まで進みます。
ドアを開ける前に、再度面接官の方を向き、お辞儀をすることを忘れないようにしましょう。
このお辞儀は、感謝の気持ちを改めて伝えるとともに、最後まで礼儀正しい態度を貫くことを示すものです。
お辞儀の角度は、深すぎず浅すぎず、30度程度を目安に行うと良いでしょう。
その際も、動作の流れで振り返りながらお辞儀をしないように注意が必要です。
しっかり体を面接官のほうへ向けてから一礼し、顔をあげてもう一度面接官のほうを見てから退室することでメリハリのある動きになります。
ドアの開閉も静かに行う
最後に、面接室から退室する際にドアを開閉する際も、静かに行うように配慮しましょう。
バタンと音を立てて閉めてしまうと、せっかく良い印象を与えてきたとしても、最後の最後で配慮に欠ける印象を与えてしまう可能性があります。
ドアノブをしっかりと握り、ゆっくりと丁寧に閉めることで、最後まで落ち着いた、丁寧な態度を示すことができます。
退室後も、周囲に配慮し、静かに立ち去るように心がけましょう。
ドアの開閉という一連の動作を丁寧に行うことで、細部にまで気を配ることができる人物であり、周囲への配慮を忘れずに行動できる社会人としての素養を備えていることを面接官に示すことに繋がります。
面接室に入った後のNG行動とは?
面接室に入室した後も、油断は禁物です。
不適切な言動は、それまでの良い印象を損ない、面接官にマイナスの評価を与えてしまう可能性があります。
面接官は、あなたの振る舞いを通して、社会人としての適性や協調性、そして何よりも入社意欲を見極めようとしています。
ここでは、面接室に入ってから退室するまでの間で、特に避けるべきNG行動について詳しく解説します。
ノックせずにいきなり入室する
面接室のドアを開ける際、ノックをせずにいきなり入室することは、社会人としての基本的な礼儀を欠いていると見なされます。
たとえドアがわずかに開いていたとしても、それは入室許可を示すものではありません。
ノックは、そこにいる人への配慮を示すとともに、これから面会するという意思表示です。
この基本的なステップを怠ることは、相手への敬意が足りない、ビジネスマナーが身についていないというマイナス評価に直結します。
必ずノックをし、「どうぞ」という許可があってから入室するように徹底しましょう。
ドアを勢いよく開け閉めする
入室時や退室時に、ドアを勢いよく開け閉めする行為は、面接官に落ち着きがなく、周囲への配慮が欠けているという印象を与えます。
大きな音は、面接を行っている部屋だけでなく、待合室で待機している他の応募者や、執務中の従業員の集中を妨げる可能性もあります。
ドアを音を立てて開け閉めすると、周囲への配慮が欠けているだけでなく、感情のコントロールが苦手であったり、落ち着きがなく衝動的な性格であったりする印象を与えることがあります。
社会人として、公共の場や他者への配慮は当然求められる資質です。
ドアは静かに、丁寧に扱い、音を立てないように心がけましょう。
面接官の目を見ずにあいさつする
面接官の目を見ずに、視線をそらしたり、うつむいたりしながら行う挨拶は、自信がない、あるいは失礼な印象を与えます。
アイコンタクトは、コミュニケーションにおいて相手に誠意や真剣さを伝えるための重要な手段です。
目を合わせることで、あなたは面接官に対してオープンであり、積極的にコミュニケーションを取ろうとしている姿勢を示すことができます。
自信を持って、面接官の目をしっかりと見て、明るく、はっきりとした声であいさつするように心がけましょう。
しかし、面接中じっと目を見続けることも不自然なため、顔回りを見て、あまり視線をせわしなく動かさないようにしましょう。
名乗らずにそのまま着席する
面接室に入り、面接官からの指示を待たずに、あるいは自分の名前を名乗る前に勝手に着席する行為は、基本的な礼儀をわきまえていないと判断されます。
これは、相手への敬意が不足しているだけでなく、面接という特別な場における適切な振る舞いを理解していないという印象を面接官に与えかねません。
面接の機会を与えてくれたことへの感謝の気持ちと、自分が何者であるかを明確に伝えることは、社会人としての礼儀の基本です。
椅子の横に立ち、まずは面接官に丁寧にあいさつをし、自分の大学名と氏名をはっきりと名乗ってから、着席の指示を仰ぐようにしましょう。
貧乏ゆすりや落ち着きのない動作をする
面接中に、貧乏ゆすりをしたり、ペンをくるくる回したり、髪の毛を頻繁に触ったり、ソワソワと体を動かしたりといった落ち着きのない動作は、面接官にあなたが緊張しているだけでなく、集中力に欠けている、あるいは自己制御ができていないという印象を与える可能性があります。
また、これらの動作は、面接官に不快感を与えたり、だらしなく見えたりすることもあります。
面接中は、意識して姿勢を正し、無駄な動きを極力避け、落ち着いた態度で臨むことが重要です。
姿勢が悪い・声が小さいまま話す
面接中、背もたれに深くもたれかかったり、猫背になったりする姿勢の悪さや、自信なさげな小さな声で話すことは、面接官にあなたが自信がない、あるいは意欲が低いという印象を与えるだけでなく、コミュニケーション能力に疑問を持たれる可能性もあります。
良い姿勢は、相手に堂々とした印象を与え、あなたの話に説得力を持たせます。
また、はっきりとした声で話すことは、あなたの意欲と熱意を伝え、スムーズなコミュニケーションを促します。
面接中は、常に背筋を伸ばし、相手に聞こえやすい適切な音量で話すように心がけましょう。
面接の入退室で失敗しないための5つのコツ
面接の入退室は、面接官に与える第一印象を大きく左右する重要な局面です。
些細な行動一つで、あなたの印象は大きく変わる可能性があります。
入退室を落ち着いて行うことで、自分の気持ちを落ち着かせることもできます。
以下の5つのコツを意識することで、面接官に好印象を与え、自信を持って面接に臨むことができるでしょう。
笑顔を忘れずに自然な表情をキープ
面接という緊張する場面だからこそ、笑顔を意識することが大切です。
硬い表情や緊張しすぎた面持ちは、面接官に不安や自信のなさを感じさせてしまう可能性があります。
自然な笑顔は、親しみやすさやポジティブな印象を与え、「一緒に働きたい」と思わせる力があります。
ただし、作り笑いにならないよう、面接の内容に合わせて適切な表情を心がけることも重要です。
話を聞くときは真剣な表情で、自己PRや意欲を語るときは自信に満ちた笑顔を見せるなど、状況に応じた表情の変化を意識しましょう。
背筋を伸ばして美しい姿勢を意識
姿勢は、その人の印象を大きく左右する要素の一つです。
背筋がピンと伸びた美しい姿勢は、自信、誠実さ、そして真面目さを面接官に伝えます。
一方、猫背やだらしない座り方は、自信がない、あるいはだらしがないといったネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
入室時から退室時まで、常に背筋を意識し、堂々とした姿勢を保つように心がけましょう。
立つときも座るときも、体の軸を意識することが大切です。
椅子に腰かける際は、深く座りすぎず背もたれから拳一つ分ほど背中を離しましょう。
明るくハキハキと話すこと
面接官とのコミュニケーションにおいて、声のトーンや話し方は非常に重要です。
明るくハキハキとした話し方は、あなたの意欲や熱意を効果的に伝え、コミュニケーション能力の高さをアピールすることができます。
逆に、声が小さすぎたり、モゴモゴと話したりすると、自信がない印象を与えたり、聞き取りにくく、コミュニケーション能力に疑問を持たれたりする可能性があります。
面接官にしっかりと聞こえるよう、意識して声の大きさとトーンを調整し、相手に分かりやすく話すように心がけましょう。
お辞儀は30〜45度を目安に
面接におけるお辞儀は、相手への敬意を示す基本的な動作です。
状況に合わせて適切なお辞儀を使い分けることで、より丁寧な印象を与えることができます。
入室時や退室時の挨拶には、30度から45度程度の丁寧なお辞儀を心がけましょう。
深すぎるお辞儀は慇懃無礼な印象を与えることもありますので、注意が必要です。
相手の目を見ながら、心を込めてお辞儀をすることが大切です。
ドアの開け閉めまで丁寧に行う
意外と見落としがちですが、ドアの開け閉めといった細部にまで気を配ることは、あなたの配慮を示す上で重要なポイントとなります。
バタンと音を立ててドアを開閉するのは、落ち着きがなく、周囲への配慮が足りない印象を与えてしまいます。
入室時も退室時も、ドアノブをしっかりと握り、静かに、丁寧に開閉するように心がけましょう。
些細なことかもしれませんが、このような細やかな配慮は、あなたの丁寧さや落ち着きを面接官に伝える上で、意外なほど大きな影響を与えることがあります。
まとめ
面接の入退室は、面接官が応募者の第一印象、基本的なマナー、そして態度を総合的に評価する重要な機会です。
これらのポイントを理解し、丁寧な行動を心がけることで、面接官に好印象を与え、その後の選考を有利に進めることができるでしょう。
この記事で解説した内容を参考に模擬面接などで練習することで、本番でも落ち着いて自分の力を発揮することができます。