【大学4年生の6月】6月に内定なしはやばい?無い内定を終わらせる方法

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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【大学4年生の6月】6月で内定なしはやばいのか

大学4年生の6月。

周囲の友人たちが次々と内定を獲得していく中で、まだ内定がないと焦りや不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「自分だけ取り残されているのでは…」と、孤独感を深めているかもしれませんね。

確かに、この時期に内定がない状況は、決して楽観視できるものではありません。

実際に、最新の就職活動に関する調査データに目を向けてみると、多くの学生がこの時期までに一定の成果を得ていることが分かります。

例えば、2025年卒の先輩たちの動向や、現在進行中の2026年卒の就職活動状況を鑑みると、例年5月末頃までには、およそ8割以上の学生が何らかの形で内定を得ているという予測も成り立ちます。

この数字を目の当たりにすると、「もう自分はダメかもしれない」と落ち込んでしまうかもしれません。

しかし、ここで諦めてしまうのはまだ早いです。

大切なのは、現状を正確に把握し、なぜ内定に至っていないのか、その原因を冷静に分析すること。

そして、残された時間を最大限に活用し、今からでもできる対策を講じていくことです。

この記事では、6月時点で内定がない就活生が抱えがちな原因を深掘りし、具体的な対策方法について一緒に考えていきましょう。

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まだ道は閉ざされていません。ここから巻き返すためのヒントがきっと見つかるはずです。

最新の26卒内定率(2025年5月1日時点)

「6月になっても内定がないのは、自分だけなのでは…」と不安に思う気持ち、とてもよく分かります。

就職活動は、どうしても他人と比較してしまいがちなものですよね。

ここで、少し冷静に現状を把握するために、最新の就職活動状況について触れておきましょう。

各種就職情報会社などが発表している調査によると、例年、大学4年生の5月末時点での内定率はかなり高い水準に達します。

具体的に、2025年卒業の先輩たちのデータや、現在進行中の2026年卒業予定者の動向を総合的に見ると、5月末の段階で約85%の学生が内定を得ていると推測することができます。

つまり、大多数の学生がこの時期には就職活動を終えるか、あるいは複数の内定の中から進路を決定する段階に入っているということです。

この数字だけを見ると、「やっぱり自分は遅れているんだ…」と焦りが募るかもしれません。

しかし、重要なのは、この数字はあくまで全体の傾向であり、あなた自身の可能性を否定するものではないということです。

約15%の学生は、この時点ではまだ内定を得ていない、あるいは納得のいく形で就職活動を継続しているという見方もできます。

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大切なのは、この現状認識をバネにして、「では、自分はどうすればいいのか?」と前向きな行動につなげていくことです。まだ諦める必要はありません。ここからが正念場だと捉え、効果的な対策を講じていきましょう。

【大学4年生の6月】「内定なし」の原因を特定しよう

6月に入っても内定がない状況には、必ず何かしらの原因が潜んでいます。

「内定なし」の原因を特定しよう
  • 大手・有名企業ばかりを受けている
  • 自分に合わない企業・職種を受けている
  • 第一志望群の選考にのみ集中している
  • 選考対策ができていない
  • マナーが身についていない

やみくもに選考を受け続けても、根本的な問題が解決されなければ、なかなか良い結果には結びつきません。

まずは一度立ち止まって、これまでの就職活動を振り返り、客観的に原因を分析してみることが重要です。

もしかしたら、自分では気づいていない思い込みや行動パターンが、内定獲得を遠ざけているのかもしれません。

ここでは、6月時点で内定がない就活生によく見られる5つの原因を具体的に解説していきます。

これらの原因の中に、あなたに当てはまるものがないか、一つひとつ確認してみてください。

原因を特定できれば、おのずと取るべき対策も見えてくるはずです。

大手・有名企業ばかりを受けている企業の難易度が高いです

「せっかく就職するなら、誰もが知っている大手企業や有名企業に入りたい」。

そう考える就活生は少なくありません。

確かに、大手企業には安定性やブランド力、充実した福利厚生といった魅力があり、多くの学生が憧れるのも無理はないでしょう。

ご両親や周囲からの期待もあって、自然と大手志向になっている方もいるかもしれません。

しかし、こうした大手・有名企業ばかりにエントリーシートを提出し、選考を受けている場合、それが内定を得られない大きな原因の一つになっている可能性があります。

ご存知の通り、大手・有名企業は学生からの人気が非常に高く、採用枠に対して応募者が殺到するため、必然的に選考の倍率は極めて高くなります。

数百倍、場合によっては数千倍といった競争を勝ち抜かなければなりません。

もちろん、素晴らしい能力や経験を持っている学生でも、ほんのわずかな差で不合格になってしまうことも珍しくありません。

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あなたがこれまでの就職活動で大手・有名企業を中心に受けてきたのであれば、一度立ち止まって、ご自身の持ち駒のバランスを見直してみる必要があるかもしれません。視野を広げ、中堅企業や中小企業、あるいは成長著しいベンチャー企業などにも目を向けることで、思わぬ優良企業との出会いや、自分自身の新たな可能性を発見できることもあります。

自分に合わない企業・職種を受けている

就職活動において、「内定を早く獲得したい」という気持ちが先行するあまり、手当たり次第に色々な企業を受けてしまうケースが見受けられます。

しかし、自分自身の適性や価値観、興味関心に合わない企業や職種ばかりを受けていては、どれだけ多くの選考に参加しても、なかなか内定には結びつきません。

企業側も、自社の社風や求める人物像に合致しない学生を採用することには慎重になるため、双方にとって不幸な結果を招きかねないのです。

例えば、「とりあえず安定していそうだから」という理由だけで業界を選んだり、「営業職は大変そうだから」といったイメージだけで職種を敬遠したりしていませんか。

あるいは、自己分析が不十分なまま、「周りの友人が受けているから」「親に勧められたから」といった理由で、なんとなく企業を選んでしまっているかもしれません。

企業とのマッチ度が低い場合、エントリーシートの内容が薄くなりがちだったり、面接での受け答えに熱意がこもらなかったりするなど、選考で不利になる要素が増えてしまいます。

今一度、自己分析を徹底的に行い、「自分は何をしたいのか」「どんな働き方がしたいのか」「どんな企業でなら自分の能力を活かせるのか」を深く掘り下げてみましょう。

本当に自分に合った企業や職種を見つけることが、内定への近道となるはずです。

第一志望群の選考にのみ集中している本命企業の選考のみに焦点を当てているため、他の選考対策がおろそかになっている

「絶対にこの企業に入りたい!」という強い思いを持つことは、就職活動を進める上で大きなモチベーションになります。

第一志望群の企業に内定できれば、これ以上ない喜びでしょう。

しかし、その熱意があまりにも強すぎるあまり、第一志望群の選考にのみ時間と労力を集中させ、他の企業の選考対策が疎かになってしまうのは非常に危険な状態と言えます。

万が一、本命企業から思うような結果が得られなかった場合、精神的なダメージが大きいだけでなく、持ち駒がほとんどないという状況に陥ってしまう可能性があるからです。

また、特定の企業群に固執しすぎると、視野が狭くなり、他の優良な企業や自分に合った職種を見逃してしまうことにも繋がりかねません。

就職活動は、ある意味で「ご縁」や「相性」も大きく影響します。

どれだけ対策を重ねても、残念ながらご縁がないというケースも存在します。

だからこそ、リスクヘッジとして、ある程度の数の企業にエントリーし、選考に臨むことが重要になってくるのです。

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(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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複数の企業の選考を並行して進めることで、面接の場数を踏んで実践的なスキルを磨くことができますし、様々な企業を見る中で、当初は考えてもいなかった魅力的な企業に出会える可能性も広がります。第一志望への熱意は持ち続けつつも、バランスの取れた就職活動を心がけることが、結果的に納得のいく内定獲得に繋がるでしょう。

選考対策ができていない

「自分なりに頑張ってエントリーシートを書いているのに、書類選考がなかなか通らない」「面接ではしっかり話せているつもりなのに、なぜか落ちてしまう」。

もしあなたがこのように感じているのであれば、選考対策そのものが不十分である可能性が高いです。

特に6月まで内定がない状況を考えると、これまでの対策方法を見直す必要があるかもしれません。

就職活動における選考は、企業があなたという人材を見極めるための重要なプロセスです。

付け焼き刃の対策では、採用担当者に見抜かれてしまうでしょう。

書類選考で言えば、自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、志望動機など、それぞれの項目で企業が何を知りたいのかを的確に理解し、それに対して具体的なエピソードを交えながら、論理的かつ魅力的に伝える必要があります。

誤字脱字はもちろん、使い古された表現や抽象的な内容では、多くの応募書類の中に埋もれてしまいます。

また、面接対策においては、想定される質問への回答を準備するだけでなく、話し方や表情、態度といった非言語的なコミュニケーションも重要です。

企業の求める人物像を深く理解し、それに合わせて自分自身の強みや経験を効果的にアピールできているか、客観的な視点で振り返ってみましょう。

友人や大学のキャリアセンター、就活エージェントなどに協力してもらい、模擬面接を繰り返すのも非常に有効な対策です。

就活マナーが身についていない

就職活動は、学生が社会人としての一歩を踏み出すための準備期間でもあります。

そのため、企業は応募者の能力や経験だけでなく、社会人として最低限のビジネスマナーが身についているかどうかも厳しくチェックしています。

もし、あなた自身にそのつもりがなくても、知らず知らずのうちにマナー違反を犯してしまっているとしたら、それが内定を遠ざけている原因になっているかもしれません。

どんなに素晴らしい自己PRや志望動機を用意していても、基本的なマナーが欠けていれば、企業からの評価は著しく低下してしまうでしょう。

例えば、面接時の挨拶や言葉遣いは基本中の基本です。

TPOをわきまえた服装や身だしなみ、時間を守ることなども当然求められます。

最近ではオンラインでの選考も増えていますが、対面と同様に、あるいはそれ以上にマナーが重要視される傾向にあります。

カメラの角度や背景、周囲の雑音、通信環境の安定性など、オンラインならではの注意点も多々あります。

メールの返信が遅かったり、適切な敬語が使えていなかったりするだけでも、「社会人としての常識がない」と判断されかねません。

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些細なことだと思わずに、もう一度、就活マナーに関する書籍を読み返したり、セミナーに参加したりして、正しい知識を身につけ、実践できているかを確認してみましょう。相手に不快感を与えない、誠実な態度は、必ずあなたの評価を高めてくれるはずです。

【大学4年生の6月】内定なしの対策5選

大学4年生の6月、内定がないという現実は、確かに重くのしかかってくるかもしれません。

しかし、ここで立ち止まってしまっては、何も変わりません。

内定なしの対策5選
  • エントリー数を増やす
  • もう一度自己分析をやり直す
  • 各選考の振り返りをする
  • 第三者からアドバイスを受ける
  • 就活マナーを見直す

むしろ、この状況をバネにして、今だからこそできる具体的な行動を起こすことが何よりも大切です。

これまで思うような結果が出なかったとしても、それはあなたに能力がないということでは決してありません。

ほんの少し戦略を変えたり、見落としていた点に気づいたりするだけで、状況は大きく好転する可能性があります。

「もう何をしたら良いのか分からない…」と途方に暮れている方もいるかもしれませんが、心配はいりません。

ここからは、6月時点で内定がない就活生が、現状を打破するために有効な5つの対策を具体的にお伝えしていきます。

エントリー数を増やす

まず最初に取り組むべきことは、エントリーする企業の数を増やすことです。

「もう十分にエントリーしている」と感じている方もいるかもしれませんが、6月という時期を考えると、持ち駒を増やすことは精神的な安定にも繋がりますし、何よりも選考の場数を踏むことで実践的なスキルアップが期待できます。

これまでご縁がなかったのは、単に出会いの数が少なかっただけかもしれません。

積極的に行動範囲を広げることで、思わぬ企業との出会いが待っている可能性も十分にあります。

ただし、やみくもに数を増やせば良いというわけではありません。

重要なのは、企業の難易度にも幅を持たせることです。

もし、これまで大手企業や人気企業ばかりに挑戦してきたのであれば、少し視野を広げて、中堅企業や中小企業、あるいは成長著しいベンチャー企業などにも目を向けてみましょう。

これらの企業の中には、独自の強みや魅力的な社風を持つ優良企業がたくさん隠れています。

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選考の難易度が比較的緩やかな企業を受けることで、選考通過の経験を積み、自信を取り戻すきっかけにもなるでしょう。業界研究や企業研究を改めて行い、これまで見過ごしていた分野にもアンテナを張ってみてください。新たな選択肢を加えることで、就職活動の幅が格段に広がるはずです。

もう一度自己分析をやり直す自己分析をやり直しましょう

「自己分析は就職活動の初期にやったから、もう十分」と考えている方もいるかもしれません。

しかし、選考が思うように進まない今だからこそ、もう一度原点に立ち返り、自己分析を徹底的にやり直すことが非常に重要です。

もしかしたら、最初の自己分析では見えていなかった自分の強みや弱み、本当に大切にしたい価値観などが、これまでの就職活動の経験を通して変化したり、より明確になったりしている可能性があるからです。

自己分析をやり直すことで、エントリーシートの内容をより深みのあるものにブラッシュアップできますし、面接での受け答えにも一貫性と説得力が増します。

具体的には、過去の経験を細かく棚卸しし、そこで何を感じ、何を学び、どのように行動したのかを改めて言葉にしてみましょう。

また、友人や家族、大学のキャリアセンターのスタッフなど、信頼できる人に自分の印象や強みについて尋ねてみるのも客観的な視点を取り入れる上で有効です。

以前の自己分析の結果と比較しながら、変化した点や新たに気づいた点を整理することで、より自分にマッチした企業選びや、効果的なアピール方法が見えてくるはずです。

この時期だからこそできる、深掘りした自己分析が、今後の就職活動の精度を格段に上げてくれるでしょう。

各選考の振り返りをする各選考の振り返りをしましょう

これまでの就職活動で、残念ながらお見送りとなってしまった選考もあるかと思います。

その結果に落ち込む気持ちはよく分かりますが、大切なのは「なぜダメだったのか」を冷静に分析し、次の選考に活かすことです。

「落ちっぱなし」にしてしまうのではなく、一つひとつの選考を貴重な学びの機会と捉え、丁寧に振り返りを行いましょう。

この振り返りの精度が、今後の内定獲得率を大きく左右すると言っても過言ではありません。

具体的には、まず書類選考で通過できなかった場合、エントリーシートや履歴書のどの部分に改善の余地があったのかを考えます。

自己PRは企業の求める人物像に合致していたか、志望動機は熱意が伝わる具体的なものだったか、といった点を客観的に見直しましょう。

面接で不合格だった場合は、どのような質問をされ、どう答えたのか、面接官の反応はどうだったかなどを詳細に思い出します。

話す内容だけでなく、声のトーンや表情、態度なども含めて振り返ることが重要です。

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(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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もし可能であれば、面接後にフィードバックをもらえる企業もあるので、積極的に活用しましょう。良かった点、改善すべき点をノートなどに記録し、次回の選考前には必ず見返すようにすることで、同じ失敗を繰り返すことを防ぎ、着実にステップアップしていくことができます。

第三者からアドバイスを受ける第三者のアドバイスをうけましょう

一人で就職活動を進めていると、どうしても視野が狭くなったり、客観的な判断ができなくなったりしがちです。

特に、思うように結果が出ない時期は、自信を失い、何が正解なのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。

そんな時こそ、積極的に第三者からのアドバイスを求めることが、状況を打開する大きなきっかけになります。

自分では気づかなかった弱点や改善点、あるいは自分では当たり前だと思っていた強みなどを指摘してもらうことで、新たな視点が開けるはずです。

相談する相手としては、まず大学のキャリアセンターの相談員が挙げられます。

彼らは就職支援のプロであり、多くの学生の事例を見ているため、的確なアドバイスを期待できます。

また、信頼できる友人や先輩、家族に話を聞いてもらうのも良いでしょう。

身近な人だからこそ、あなたの個性や良さを理解した上で、率直な意見をくれるかもしれません。

さらに、就職エージェントに登録し、専門のキャリアアドバイザーに相談するのも有効な手段です。

彼らは企業の採用情報にも精通しているため、あなたに合った求人を紹介してくれる可能性もあります。

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伊東美奈
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大切なのは、複数の異なる立場の人からアドバイスをもらい、それらを鵜呑みにするのではなく、自分なりに咀嚼して取り入れることです。客観的な意見は、あなたの就職活動をより良い方向へ導いてくれるでしょう。

就活マナーを見直すマナーを見直しましょう

「自分はマナーには気を使っているつもりだ」と感じている就活生も多いかもしれません。

しかし、本当に基本的なビジネスマナーが身についており、かつ実践できているでしょうか。

特に選考が思うように進まない場合、無意識のうちにマナー違反をしてしまっている可能性も否定できません。

企業は、応募者の能力や適性だけでなく、社会人としての常識や振る舞いも厳しく見ています。

些細なマナー違反が、選考結果に悪影響を及ぼすことも十分にあり得るのです。

改めて見直すべきポイントとしては、まず挨拶や言葉遣いです。

相手に敬意を払った、丁寧なコミュニケーションが取れているか確認しましょう。

また、面接時の服装や髪型といった身だしなみも重要です。

清潔感があり、TPOに合っているか、もう一度鏡の前でチェックしてみてください。

オンライン選考の場合は、カメラ映りや背景、マイクの音量、通信環境の安定性など、対面とは異なる注意点があります。

約束の時間を守ることはもちろん、メールの返信は迅速かつ丁寧に行うなど、基本的な行動一つひとつが評価の対象となります。

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「知っている」ことと「できている」ことは違います。就活マナーに関する書籍を読み返したり、大学のガイダンス資料を確認したりして、自分の行動を客観的に振り返ってみましょう。マナーは、あなたの真摯な姿勢を伝えるための大切な要素です。

【大学4年生の6月】6月以降もエントリー可能な企業の特徴・探し方

大学4年生の6月、「もうエントリーできる企業なんて残っていないのでは…」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。

周囲が内定を獲得し、就職活動を終えていく中で焦りを感じるのは当然のことです。

しかし、ここで諦めてしまうのは非常にもったいないです。

実は、6月以降も積極的に採用活動を継続している企業は数多く存在します。

6月以降もエントリー可能な企業の特徴・探し方
  • 大手就職情報サイト(リクナビ、マイナビなど)を徹底活用
  • 気になる企業の採用ホームページを直接確認
  • 就職エージェントに相談する
  • 大学のキャリアセンターを頼る
  • 逆求人・スカウト型サービスの活用

大切なのは、そうした企業の特徴を理解し、効率的な探し方を知ることです。

この時期の就職活動は、情報戦の側面も強まってきます。

やみくもに動くだけでなく、どこにアンテナを張れば有益な情報が得られるのか、どのような企業が採用を続けているのかを把握することで、まだまだ内定獲得のチャンスは広がっています。

この記事では、6月以降もエントリー可能な企業にはどのような特徴があるのか、そして、そうした企業を具体的にどうやって見つければ良いのかを詳しく解説していきます。

最後まで希望を捨てずに、粘り強く行動を続けていきましょう。

6月以降もエントリーできる企業

「もう6月だから、めぼしい企業は採用を終えてしまっただろう」と考えるのは早計です。

実際には、6月以降も積極的に採用活動を行っている企業は決して少なくありません。

これらの企業は、それぞれ異なる事情や採用戦略を持ってこの時期に募集をかけています。

例えば、大手企業であっても内定辞退者の補充や特定の専門職での追加募集を行うケースがありますし、中小企業やベンチャー企業の中には、大手企業の選考が一段落するこの時期を狙って、より多くの学生にアプローチしようと採用活動を本格化させるところもあります。

また、企業によっては、年間を通じて複数回の募集期間を設けている「通年採用」や「秋採用」を実施している場合もあります。

つまり、6月以降であっても、あなたに合った企業と出会える可能性は十分に残されているのです。

大切なのは、こうした企業の存在を知り、適切な方法で情報をキャッチすることです。

具体的にどのような企業が6月以降もエントリーを受け付けているのか、その特徴を詳しく見ていきましょう。

大手・大手グループ企業

「大手企業はもう採用を締め切っているのでは?」そう思う方も多いかもしれませんが、実は6月以降にも大手企業やそのグループ企業が追加で募集を行うケースは存在します。

主な理由としては、まず「内定辞退者の補充」が挙げられます。

複数の企業から内定を得た学生が辞退することで、予定していた採用人数に欠員が生じ、その穴を埋めるために追加募集が行われるのです。

特に人気企業ほど内定辞退者も一定数発生しやすいため、思わぬタイミングでチャンスが巡ってくることがあります。

また、「特定の職種や部門での追加募集」というケースもあります。

例えば、専門的な知識やスキルを持つ人材が急遽必要になった場合や、新規プロジェクトの立ち上げに伴って増員が必要になった場合などです。

理系職種やIT関連職、あるいはグローバルな事業展開をしている企業での特定言語スキルを持つ人材などがこれに該当することがあります。

さらに、企業によっては年間を通じて採用活動を行う「通年採用」の枠組みの中で、この時期も継続してエントリーを受け付けている場合もあります。

募集人数は決して多くないかもしれませんが、企業の採用ホームページや就職情報サイトをこまめにチェックし、アンテナを高く張っておくことで、貴重な機会を掴むことができるかもしれません。

中小企業やベンチャー企業

6月以降の就職活動において、特に注目したいのが中小企業やベンチャー企業です。

これらの企業群は、大手企業の選考が一段落する夏以降のタイミングを狙って、積極的に採用活動を展開するケースが多く見られます。

その背景には、大手企業と採用時期をずらすことで、より多くの優秀な学生に自社の魅力に気づいてもらい、じっくりと選考を進めたいという戦略があります。

通年採用や秋採用を積極的に行っている企業も多く、この時期だからこそ出会える優良企業も少なくありません。

中小企業やベンチャー企業には、大手企業とは異なる魅力がたくさんあります。

例えば、若いうちから責任ある仕事を任せてもらえたり、経営層との距離が近く、意思決定のスピードが速かったり、個人の成長が会社の成長に直結するダイナミズムを味わえたりと、やりがいを感じられる環境が整っていることが多いです。

また、特定の分野で高い技術力や独自のノウハウを持っている「隠れた優良企業」も数多く存在します。

これまで大手志向だった方も、この機会に視野を広げ、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

企業規模だけで判断せず、事業内容や社風、将来性などをしっかりと研究することで、自分にぴったりの企業が見つかる可能性が高まります。

二次募集中の企業

6月以降にエントリー可能な企業の中には、「二次募集」や「追加募集」といった形で採用活動を行っている企業も多く見られます。

これらの募集は、企業が計画的に複数回の採用選考を予定している場合や、一次募集で採用予定人数に達しなかった場合、あるいは内定辞退者が出たことによる欠員補充のために行われます。

重要なのは、二次募集が必ずしも「一次募集で採用できなかった残り物」を意味するわけではないということです。

企業側は、引き続き優秀な人材を求めて真剣に採用活動を行っています。

二次募集に応募するメリットとしては、一次募集の状況を踏まえて、企業が求める人物像がより明確になっている可能性がある点が挙げられます。

また、選考スケジュールが比較的タイトに進むことも多く、短期間で結果が出ることも期待できます。

ただし、募集人数が限られている場合もあるため、油断は禁物です。

二次募集の情報は、企業の採用ホームページや就職情報サイトで告知されることが一般的です。

気になる企業があれば、こまめに情報をチェックし、募集が開始されたら迅速に行動することが大切です。

一次募集で思うような結果が得られなかった企業でも、二次募集で再チャレンジできる可能性もゼロではありません。

諦めずに、最後までチャンスを追求しましょう。

具体的な探し方

6月以降も採用活動を継続している企業があることは分かったけれど、具体的にどうやって探せばいいのだろう、と悩む方もいるでしょう。

確かに、やみくもに情報を探しても効率が悪く、時間ばかりが過ぎてしまうかもしれません。

しかし、いくつかのポイントを押さえて情報収集を行えば、まだまだあなたに合った企業と出会える可能性は十分にあります。

大切なのは、諦めずにアンテナを高く張り、積極的に行動し続けることです。

ここでは、6月以降もエントリー可能な企業を見つけるための具体的な探し方をいくつかご紹介します。

これらの方法を組み合わせながら、自分に合ったやり方で情報収集を進めてみてください。

思いがけない企業との出会いが、すぐそこにあるかもしれません。

焦らず、一つひとつ丁寧に確認していくことが、納得のいく就職活動に繋がるはずです。

大手就職情報サイト(リクナビ、マイナビなど)を徹底活用

6月以降の企業探しにおいて、まず基本となるのがリクナビやマイナビといった大手就職情報サイトの活用です。

これらのサイトには、依然として多くの企業の採用情報が掲載されており、この時期ならではの特集が組まれることも少なくありません。

例えば、「6月以降エントリー可能」「夏採用特集」「秋採用実施企業」といったキーワードで検索したり、特設ページをチェックしたりすることで、効率的に対象企業を見つけることができます。

また、サイトによっては、あなたの希望条件や閲覧履歴に基づいて、おすすめの企業を提案してくれる機能もありますので、積極的に活用してみましょう。

重要なのは、一度見たからといって油断せず、こまめにサイトを訪れて最新情報を確認することです。

企業の採用状況は日々変化しており、昨日までは募集していなかった企業が今日から追加募集を開始する、といったケースも十分にあり得ます。

新しい求人情報を見逃さないためにも、毎日チェックする習慣をつけることをお勧めします。

さらに、説明会の予約やエントリーシートの提出などもサイト上で完結できる場合が多いので、スムーズな就職活動のためにも、これらのサイトを徹底的に使いこなしましょう。

気になる企業の採用ホームページを直接確認

大手就職情報サイトと並行して必ず行いたいのが、気になる企業の採用ホームページを直接確認することです。

就職情報サイトには掲載されていなくても、自社の採用ホームページのみで追加募集や二次募集の情報を告知している企業も少なくありません。

特に、以前から興味を持っていた企業や、説明会に参加したことがある企業、あるいは同業他社で選考が進んでいる企業のライバル企業など、少しでも関心のある企業のホームページは定期的にチェックする価値があります。

企業の採用ホームページには、就職情報サイトには載っていない詳細な企業情報や社員のインタビュー、社風が伝わるコンテンツなどが掲載されていることも多く、企業研究を深める上でも非常に役立ちます。

最新情報を見逃さないためには、気になる企業の採用ページをブックマークしておき、定期的に巡回する習慣をつけましょう。

また、企業によってはメールマガジンやSNSで採用情報を発信している場合もあるので、登録しておくと便利です。

手間を惜しまずに、自分から積極的に情報を取りにいく姿勢が、この時期の就職活動では特に重要になってきます。

就職エージェントに相談する

自分一人で企業を探すのに限界を感じたり、より効率的に就職活動を進めたいと考えたりしているなら、就職エージェントに相談するのも非常に有効な手段です。

就職エージェントとは、民間の職業紹介サービスのことで、登録すると専任のキャリアアドバイザーがつき、あなたの希望や適性に合った求人を紹介してくれたり、選考対策のサポートをしてくれたりします。

特に、一般には公開されていない「非公開求人」を紹介してもらえる可能性があるのは大きなメリットと言えるでしょう。

6月以降の時期は、企業側も採用予定人数を確実に充足させるために、就職エージェントを活用してピンポイントで人材を探しているケースがあります。

キャリアアドバイザーは、企業の採用担当者と直接やり取りをしているため、企業の雰囲気や求める人物像といった、表には出てこない情報を持っていることもあります。

また、エントリーシートの添削や模擬面接といった選考対策のサポートも受けられるため、選考通過率の向上も期待できます。

複数のエージェントに登録して、それぞれの特徴や得意分野を比較しながら、自分に合ったところを見つけて活用するのがおすすめです。

ただし、エージェントに任せきりにするのではなく、主体的に情報収集や対策を進める姿勢も忘れないようにしましょう。

大学のキャリアセンターを頼る

見落としがちですが、大学のキャリアセンターも6月以降の就職活動において非常に頼りになる存在です。

キャリアセンターには、企業から直接寄せられる求人情報が集まっており、中にはその大学の学生を積極的に採用したいと考えている企業からの「学内限定求人」や「推薦枠」が存在する場合もあります。

これらは大手就職情報サイトなどには掲載されない貴重な情報である可能性が高いため、積極的に活用しない手はありません。

キャリアセンターの職員は、長年にわたり学生の就職支援に携わってきたプロフェッショナルです。

最新の求人情報を得るだけでなく、個別の就職相談に乗ってもらったり、エントリーシートの添削や面接練習のサポートを受けたりすることもできます。

また、卒業生の就職実績や、OB・OG訪問の手配など、大学ならではのネットワークを活かした支援も期待できます。

一人で悩まず、まずはキャリアセンターに足を運び、担当者に現状を相談してみましょう。

親身になってアドバイスをしてくれるはずですし、思わぬ優良企業との出会いに繋がるかもしれません。

積極的に情報を取りに行き、利用できるサポートは最大限に活用する姿勢が大切です。

逆求人・スカウト型サービスの活用

近年、就職活動の新しい形として注目されているのが、「逆求人・スカウト型サービス」です。

これは、学生が自身のプロフィールやスキル、経験、希望条件などを専用サイトに登録しておくと、それを見た企業の人事担当者から「うちの会社に興味ありませんか」「一度お話ししませんか」といった形でスカウトやオファーが届く仕組みのサービスです。

従来の学生から企業に応募する形とは逆のアプローチになるため、自分では見つけられなかった企業や、これまで視野に入れていなかった業界の企業と出会えるチャンスが広がります。

特に6月以降は、企業側もより効率的に自社にマッチする人材を探したいというニーズが高まるため、こうしたスカウト型サービスを積極的に活用する傾向があります。

プロフィールを充実させ、自分の強みや個性をしっかりとアピールすることで、企業からの注目度も高まります。

受け身で待つだけでなく、どのような企業が自分に興味を持ってくれるのかを知る良い機会にもなりますし、場合によっては選考プロセスの一部が免除されるといったメリットがあることも。

まだ利用したことがない方は、一度登録してみてはいかがでしょうか。新たな可能性が広がるかもしれません。

【大学4年生の6月】巻き返すために意識すべき3つのこと

大学4年生の6月、内定がない状況から巻き返しを図るためには、これまでの就職活動のやり方を見直し、より戦略的に行動していく必要があります。

巻き返すために意識すべき3つのこと
  • 就活の軸を決めてブラさない
  • 業界を絞る
  • 就活サービスを毛嫌いしない

焦りや不安を感じるかもしれませんが、今こそ冷静に自分自身と向き合い、本当に大切なことを見極めるチャンスでもあります。

がむしゃらに動き続けるだけでは、なかなか道は開けません。

むしろ、一度立ち止まって、何を意識し、何に注力すべきかを明確にすることが、ここからの逆転劇には不可欠です。

ここでは、6月からの就職活動で巻き返しを実現するために、特に意識してほしい3つのポイントを具体的にお伝えします。

ここからのあなたの行動が、未来を大きく左右することを心に留めて、一緒に見ていきましょう。

就活の軸を決めてブラさない

これまでの就職活動を振り返り、再度自己分析に取り組むのであれば、今度こそ「ブレない就活の軸」を明確に定めることが何よりも重要です。

就活の軸とは、あなたが企業を選ぶ上で譲れない条件や、仕事を通して実現したいこと、大切にしたい価値観などを具体的に言語化したもの。

この軸がしっかりと定まっていないと、どの企業に応募すべきか迷ったり、面接で一貫性のない発言をしてしまったりと、就職活動が思うように進まない原因になりかねません。

ブレない軸を作るためには、まず「自分は何のために働くのか」「仕事を通じてどんな自分になりたいのか」「どんな環境であれば自分の能力を最大限に活かせるのか」といった問いに、深く向き合う必要があります。

過去の経験を振り返り、自分が本当にやりがいを感じた瞬間や、どうしても許容できないことは何かを洗い出してみましょう。

そして、それらを基に、具体的な企業選びの基準へと落とし込んでいきます。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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一度決めた軸は、周囲の声や一時的な感情に流されることなく、しっかりと持ち続けることが大切です。この軸こそが、数ある選択肢の中からあなたにとって最適な企業を見つけ出し、自信を持って選考に臨むための強力な武器となるでしょう。

業界を絞る

6月からの就職活動では、残された時間を最大限に有効活用する必要があります。

そのためには、これまで以上に「選択と集中」が重要になってきます。

具体的には、応募する業界をある程度絞り込み、その業界に対する理解を深めることに注力しましょう。

もちろん、最初から業界を一つに絞り込むのが難しい場合は、関連性の高い2〜3つの業界にターゲットを定める形でも構いません。

大切なのは、むやみに多くの業界に手を出すのではなく、限られた時間の中で質の高い業界研究・企業研究を行うことです。

業界を絞ることには、いくつかのメリットがあります。

まず、その業界特有のビジネスモデルや動向、将来性などを深く理解することで、より的確な志望動機を作成できるようになります。

また、面接においても、業界知識に基づいた鋭い質問ができたり、自身のキャリアプランを具体的に語れたりするため、企業からの評価も高まるでしょう。

さらに、同じ業界の企業を複数受けることで、選考のポイントや求められる人物像の共通点が見えてくることもあります。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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興味関心があることはもちろん、自分の強みや適性が活かせるか、そして将来性があるかといった観点から、じっくりと検討し、注力する業界を見極めてください。広く浅くではなく、狭く深くアプローチすることが、この時期の就職活動を成功させる鍵となります。

就活サービスを毛嫌いしない

「就活サービスって、なんだか押し付けがましい感じがする」「個人情報が心配で…」といった理由から、就職エージェントやスカウト型サービスなどの利用をためらっている方もいるかもしれません。

しかし、6月からの就職活動を効率的かつ効果的に進めるためには、これらの就活サービスを積極的に活用することをおすすめします。

一人で情報収集をしたり、選考対策をしたりするには限界がありますし、客観的なアドバイスを得る機会も限られてしまいます。

就活サービスを利用する最大のメリットは、やはり「効率化」と「情報収集の幅広さ」です。

例えば、就職エージェントに登録すれば、あなたの希望や適性に合った非公開求人を紹介してもらえたり、キャリアアドバイザーから個別の選考対策サポートを受けられたりします。

また、スカウト型サービスを利用すれば、自分では見つけられなかった企業からオファーが届く可能性もあります。

もちろん、すべてのサービスが自分に合うとは限りませんが、まずは一度試してみて、自分に合ったものを選んで活用すれば良いのです。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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大切なのは、利用できるツールは賢く利用し、一人で抱え込まずに、専門家の力も借りながら就職活動を進めていくという柔軟な姿勢です。毛嫌いせずに、まずは情報収集の一環として、どのようなサービスがあるのか調べてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

【大学4年生の6月】内定獲得が遠のくNG行動

6月に入り、内定がない状況に焦りを感じ始めると、つい冷静な判断ができなくなり、かえって内定獲得を遠ざけてしまうような行動を取ってしまうことがあります。

内定獲得が遠のくNG行動
  • やみくもにエントリーする
  • 周囲と過度に比較する
  • 今までの就活に固執する

「何とかしなければ」という気持ちが空回りし、悪循環に陥ってしまうのは避けたいところです。

この時期だからこそ、一度立ち止まって自分の行動を見つめ直し、NG行動に陥っていないかを確認することが大切です。

ここでは、大学4年生の6月によく見られる、内定獲得が遠のいてしまう可能性のあるNG行動を3つご紹介します。

もし、自分に当てはまるものがあれば、今日から意識して改めていきましょう。

これらのNG行動を避けるだけでも、就職活動の効率は格段に上がり、精神的な負担も軽減されるはずです。

冷静さを保ち、着実に内定獲得へと近づくために、ぜひ参考にしてください。

やみくもにエントリーする

6月になると、春先に比べて求人数が減ってくるのは事実です。

そのため、「とにかく数を打たなければ」と焦り、手当たり次第にエントリーしてしまう就活生が見受けられます。

しかし、このような「やみくもなエントリー」は、かえって内定獲得を遠ざけてしまう可能性が高いNG行動です。

なぜなら、一つひとつの企業に対する準備が疎かになり、結果的にどの企業の選考も中途半端になってしまうからです。

やみくもにエントリー数を増やすと、企業研究が浅くなりがちで、エントリーシートの志望動機も薄っぺらいものになってしまいます。

面接でも、なぜその企業でなければならないのか、入社して何をしたいのかといった熱意を伝えることが難しくなるでしょう。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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自分に合わない企業にも応募してしまうことで、ミスマッチが増え、選考に落ち続けることで自信を失ってしまうという悪循環にも陥りかねません。求人が少なくなってくる時期だからこそ、一つひとつの応募を大切にし、自己分析や企業研究をしっかりと行った上で、本当に自分に合う企業、入社したいと思える企業に絞って、質の高いエントリーを心がけるべきです。量より質を意識することが、この時期の就職活動では特に重要になります。

周囲と過度に比較する

友人が次々と内定を獲得していく中で、自分だけが取り残されているように感じてしまうのは、この時期の就活生にとって非常によくある悩みです。

SNSなどで内定報告を目にするたびに、「自分はダメなのでは…」と焦りや不安が募り、精神的に追い詰められてしまうこともあるでしょう。

しかし、周囲と自分を過度に比較することは、百害あって一利なしのNG行動です。

就職活動は、決して他人と競争するものではなく、自分自身が納得できる道を見つけるためのプロセスなのです。

人それぞれ、興味のある業界や企業、就職活動の進め方、そしてタイミングも異なります。

友人が早く内定を得たからといって、それが必ずしもあなたにとって最適な結果であるとは限りません。

むしろ、周囲と比較して焦ることで、冷静な判断ができなくなり、自分に合わない企業に妥協してしまったり、本来の自分のペースを見失ってしまったりする可能性があります。

大切なのは、他人と比べるのではなく、自分自身の進捗状況と向き合い、自分のペースで着実にステップアップしていくことです。

「人は人、自分は自分」と割り切り、自分の目標達成に集中しましょう。

焦らず、自分を信じて行動し続けることが、最終的な納得内定へと繋がります。

今までの就活に固執する

これまで一生懸命取り組んできた就職活動のやり方や、志望してきた業界・企業に固執してしまう気持ちは分かります。

しかし、6月になっても思うような結果が出ていないのであれば、一度立ち止まり、今までのやり方を見直してみる勇気も必要です。

同じ方法を繰り返していても、同じ結果しか得られない可能性が高いからです。

現状を打破するためには、これまでの固定観念を捨て、新しい視点を取り入れる柔軟性が求められます。

例えば、今まで全く興味のなかった業界や、選択肢に入れていなかった企業にも目を向けてみるのはどうでしょうか。

食わず嫌いをせずに調べてみると、意外な魅力や自分に合うポイントが見つかるかもしれません。

また、自己分析を再度徹底的に行い、自分の強みや価値観を再認識することで、これまでとは異なるアプローチが見えてくることもあります。

企業研究の方法を変えてみたり、面接での話し方やアピールポイントを見直したりするのも効果的です。

変化を恐れず、新しいことにチャレンジする姿勢が、思わぬ突破口を開くことがあります。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

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今までのやり方に固執せず、思い切って新しい可能性を探ってみましょう。その一歩が、あなたを内定へと導いてくれるかもしれません。

まとめ

大学4年生の6月、内定がない状況は確かに不安で焦りも感じるでしょう。

しかし、この記事でお伝えしてきたように、決して諦める必要はありません。

6月以降も採用活動を継続している企業は数多く存在しますし、今からでもできる対策はたくさんあります。

大切なのは、現状を冷静に分析し、正しい情報を得て、具体的な行動に移すことです。

まず、なぜ内定に至っていないのか、その原因をしっかりと特定しましょう。

そして、エントリー数を増やす際には難易度を分散させること、再度自己分析を徹底的に行うこと、一つひとつの選考を丁寧に振り返ること、第三者からの客観的なアドバイスに耳を傾けること、そして就活マナーを見直すこと。

これらの対策を一つひとつ着実に実行していくことが重要です。

さらに、巻き返すためには「ブレない就活の軸を持つこと」「業界をある程度絞り込むこと」「就活サービスを有効活用すること」を意識し、逆に「やみくもなエントリー」「周囲との過度な比較」「今までのやり方への固執」といったNG行動は避けるように心がけましょう。

この記事が、少しでもあなたの不安を和らげ、次の一歩を踏み出すための後押しとなれば幸いです。

自分を信じて、最後まで粘り強く取り組んでください。応援しています。

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