失敗しない会社訪問とは?会社訪問当日までの流れやマナーを総ざらい

失敗しない会社訪問とは?会社訪問当日までの流れやマナーを総ざらい

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就活の中で、より自分に適した職場を見つけるために行う会社訪問。

会社の方は就業時間を割いて案内をしてくれるため、感謝の気持ちをもって礼儀正しく訪問しましょう。

そこで事前に知っておきたい会社訪問の流れやマナーをまとめました。

会社訪問とは?知っておきたいマナーを確認

会社訪問は通常業務を行っている会社を訪問します。

業務の支障にならないよう注意するのはもちろんのこと、貴重な時間を無駄にしないためにも会社訪問でなすべきことを理解し、有意義な時間にすることが大切です。

会社訪問へ伺うためにはどのような手続きを取ればよいのか。

訪問前までに準備することは何か。

そして、会社訪問時に配慮すべき事項やマナーは何かなどを確認し、失敗のない会社訪問にしましょう。

会社訪問を行うメリット

忙しい就活の中で会社訪問を行うことにはいくつかのメリットが挙げられます。

【会社訪問のメリット】

・志望する会社の実際の雰囲気がわかる

・どのような人が働いているのかがわかる

・オフィスの様子がわかる

会社訪問は実際に会社が稼働している様子を直接見られるため、どのような雰囲気の会社なのかがわかります。

働いている人はどんな人たちなのか、オフィス周辺はどのような環境で、会議室や設備など内部環境はどのようになっているのか。

希望する企業のリアルな情報を得ることができます。

就業中に訪問させていただくため、本気で志望している企業や検討している企業に会社訪問を申し込むことがマナーです。

会社訪問に適した時期とは

会社訪問には適した時期があるのでしょうか。

実際にエントリーするかどうかの検討材料とするためには、遅くても企業エントリーが始まる前の2月頃までには済ませておくことが必要です。

10月や11月など比較的早めの時期は会社訪問する学生が少ないため、会社側にも余裕があり、丁寧に対応してくれる可能性があります。

また希望する企業を絞り込めているのであれば、早めに会社訪問を行っておくことで、エントリー前の時間を有効活用できるでしょう。

メールと電話、どっちが良いの?アポイントメントの取り方

会社訪問は会社説明会で決まることが多くあります。

自分でアポイントメントを取っていく場合、電話とメール、どちらでアポイントメントを取るべきか悩まれるかもしれません。

いきなり電話をかけられても人事担当者が忙しかった場合、先方の迷惑になってしまうことがあります。

最初のアポイントメントは、採用担当者様向けにメールで行うとよいでしょう。

連絡先は大学のキャリアセンターで確認するか、企業のホームページ内の採用ページにある問い合わせフォームなどを利用するとよいでしょう。

メールをする際は、ビジネスメールのマナーを守ることが大切です。

ビジネスメールについては、こちらの記事も参考にしてください。

会社訪問までに準備すべきこと【1】企業研究

会社訪問をする場合には、事前に訪問先の企業について、企業研究を行う必要があります。

会社のホームページや資料に目を通しておき、不要な質問や失礼にあたる発言をしないように注意しましょう。

【確認しておきたい事項】

・会社の沿革

・事業内容と、その事業の国内外の事情

・企業理念、経営理念、行動規範

・どのような人材を求めているか

・今後の展望 など

会社訪問までに準備すべきこと【2】自己分析

会社訪問前の準備として、自己分析を行っておく必要があります。

これは訪問時に相手側から質問を受けた場合、淀みなく返答できるようにするためです。

会社訪問は面接ではありませんが、訪問を受けた企業は自社を希望する人物として、その言動に注視しています。

しっかりと考えを受け答えできるよう自己分析をしておきましょう。

【確認しておきたい事項】

・大学生活で学んでいること

・自分はどのような人物であるか

・なぜその会社に訪問したのか

・将来の目標 など

会社訪問までに準備すべきこと【3】質問事項の整理

会社訪問前に準備すべきこととして、質問事項の整理があります。

面接ではなくとも希望する企業への訪問であり、就業中の雰囲気の中で緊張してしまう可能性もあるのです。

的確な内容を質問する姿勢は、自己PRにつながります。

頭が真っ白になって質問が出てこないことがないように、あらかじめ質問事項を整理しておくとよいでしょう。

質問事項は千差万別です。

会社のホームページや資料をよく見て、自分が本当に知りたいこと、興味のあることを質問にまとめましょう。

このとき、会社のホームページや資料ですでにわかることは質問しないようにします。

ホームページや資料を見ていないと思われ、企業に対する興味や意欲がないと判断される可能性がありますので注意してください。

会社訪問までに準備すべきこと【4】持ち物の準備

会社訪問の際、どのようなものを持っていけばよいのか事前に考え、準備しておくとよいでしょう。

会社訪問では基本的に持ち物に決まりごとはありません。

訪問したときをイメージして、必要なものをそろえておきます。

企業側から持ち物の指示があった場合には、忘れないようにしましょう。

先方から資料を受け取る可能性があります。

カバンはA4サイズが入るものにし、クリアファイルを入れておくのがおすすめです。

またメモ帳や筆記用具など、相手に見える可能性があるものは派手なものは避け、スーツに合うものにしましょう。

天候によりますが、急な雨で濡れた状態で訪問するのは失礼にあたります。

天気によっては折り畳み傘も必要です。

その際、折り畳み傘をしまえる防水の袋も用意しておくとよいでしょう。

またお腹の調子が悪かったり頭痛がしたりする場合、訪問時に不調にならないよう薬を持参すると安心です。

【事前に準備しておくとよいもの】

・A4サイズの書類が入るカバン

・筆記用具およびメモ帳

・スマートフォン

・ホコリ取りやハンカチなど身だしなみを整えるアイテム

・折り畳み傘

・薬 など

会社訪問までに準備すべきこと【5】服装の準備

会社訪問の準備として、出かける前に服装に悩まないよう事前に着ていく服も用意しておきましょう。

会社訪問の服装はスーツが基本です。

訪問先企業から「自由な服装で」と言われた場合は、オフィスカジュアルを着用します。

カジュアルといっても最低限ジャケットの着用がおすすめです。

色は派手な色を避け、無難な黒や紺、こげ茶などシックにまとめましょう。

男性は革靴、女性はヒールを履き、スニーカーは避けてください。

会社訪問当日のマナー

会社訪問当日は準備してきたことにプラスして、言動もマナーを守って有意義な時間にしましょう。

時間厳守

訪問先企業がどこにあるのか事前に地図で調べていても、実際に行ってみると入口まで距離があったり、ビル構造がわかりづらかったりすることもあります。

遅くても15分前には訪問先企業の建物まで行き、入口や受付を確認しましょう。

実際に受付やエントランスへいくのは5~10分前にします。

あまり早過ぎると、就業中の訪問先に迷惑になりますので気を付けてください。

正しい敬語の使用

受付から会社訪問は始まっています。

正しい敬語を使用し、挨拶や受け答えは、相手が聞き返さなくても済む程度にはっきりと伝えましょう。

ただし、オフィス内では仕事の邪魔にならない程度にトーンを抑えてください。

会社訪問が終わったらお礼メールを送ろう

会社訪問が終わったら、なるべくその日のうちにお礼メールを送ります。

これは社会人になってからも同様のビジネスマナーです。

訪問して、まだ悩んでいる企業であってもマナーとしてお礼メールは送ってください。

忙しくメールを送る時間が深夜になってしまった場合は、通知などで相手に迷惑になる可能性もあるため、翌朝の就業時間前までにメールを送っておきましょう。

メールではまず、自分のために時間を割いてくれたことに対してお礼を伝えます。

その後、会社訪問で感じたポジティブな内容を盛り込むと良いでしょう。

会社訪問をして候補から外した企業であっても、ネガティブな感想を送る必要はありません。

会社訪問に対する感謝の思いを伝える内容に留めてください。

会社訪問を有意義にしよう

会社訪問は就職先を決める有用な検討材料になります。

気になる企業には、会社訪問を希望しましょう。

会社訪問はその会社を知る機会であると同時に、相手もこちらを知る機会となります。

また就業中の会社に伺わせてもらうため相手に失礼がないよう事前準備を行い、マナーを守って会社訪問を成功させましょう。

digmeeは、自分が本当に働きたい企業探しから内定を勝ち取るまでの様々な就活プロセスを丁寧にサポートします。

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