志望動機に「大手だから」は使ってもいい?言い換え例やだめな理由も紹介!

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就職活動では「大手だから志望する」という気持ちを持つ学生は少なくありません。

しかし、それをそのまま志望動機として伝えてしまうと、企業への関心や理解が浅いと見なされてしまう可能性があります。

本記事では、大手企業への関心をどう魅力的な志望動機に変えるかを具体的に解説し、伝え方の工夫や注意点、例文までを網羅的に紹介します。

目次目次を全て表示する

大手だからを志望動機にするのは実際あり?

「大手だから」という理由で企業や団体を志望すること自体は、就活生として自然な感情です。

規模の大きさに魅力を感じたり、安定性や充実した制度を期待するのは当然のことであり、それが悪いわけではありません。

しかし、志望動機としてそのまま伝えてしまうと、「どの大手でもよいのではないか」と受け取られかねず、志望度や独自性が感じられなくなります。

そのため、伝え方を工夫することが不可欠です。

たとえば「大手であるからこそ、幅広い事業領域を通じて多様な社会課題に携われる点に魅力を感じた」といったように、自分の将来像や価値観と結びつけて表現することで説得力が増します。

また、制度の充実に言及する場合も、「その環境下で自身の成長をどう実現したいか」という視点を加えることが重要です。

大手だからを志望動機にしたときの見られ方

就職活動において「大手だから入りたい」という気持ちは、多くの学生が一度は抱くものです。

しかし、志望動機として「大手であること」を強調しすぎると、面接官からはネガティブな印象を持たれることも少なくありません。

ここでは、「大手だから」という志望動機に対して企業側がどのような懸念を抱くのかを、代表的な4つの視点から詳しく解説していきます。

ネームバリューでしかみてない

「大手だから」と志望する場合、その企業のブランドや規模のみに惹かれているように見られてしまう危険があります。

企業としては、組織のリソースに依存せず、自ら考えて動ける人材を求めています。

そのため、「ネームバリューに惹かれた」という印象を与えると、自発的に貢献する意志が感じられず、他力本願だと評価されてしまいます。

志望動機は、企業の社会的な信頼ではなく、具体的な活動内容や理念への共感に基づいている必要があります。

ブランド志向に見られると、仮に内定しても入社後にギャップを感じて辞めてしまうのではないかと懸念される場合もあります。

企業研究不足と思われる

「大手だから」という言葉で志望動機をまとめてしまうと、企業への理解が浅いという印象を与えるリスクがあります。

どの企業にもそれぞれ異なる事業内容や価値観がありますが、「大手」とひとくくりにして語ることで、それらに目を向けていないと思われる可能性が高いです。

採用担当者は、応募者が企業理念や取り組みをどの程度理解しているかを見ています。

そのため、「なぜこの企業でなければならないのか」が伝わらない動機は、主体性や志望度の低さを疑われる要因となります。

企業に対して関心を持ち、独自の強みに着目した上での動機づけが求められます。

安定志向が強すぎる

大手=安定」というイメージが強調された志望動機は、採用側にとってあまり好ましいものではありません。

特に昨今では、変化の激しい時代に柔軟に対応できる人材が求められているため、安定志向が過剰に映ると、挑戦意欲や成長意識が低いと判断されかねません。

また、制度や環境の整備ばかりに注目していると、守られること」を前提に考えている印象を与え、自ら動いて組織に貢献する姿勢が見えにくくなります。

志望動機に安定を盛り込む場合は、それを土台として「どのようにチャレンジしていきたいか」を明確に述べる必要があります。

視野が狭いと思われる

「大手だから」と一括りにする志望動機は、他の選択肢を十分に検討していないと受け取られ、視野の狭さを疑われる可能性があります。

採用担当者は、広い視点で業界や企業を見渡し、自分に最適な環境を選ぼうとしているかを重視しています。

大手企業の一面だけにとらわれた発言は、情報収集や思考の柔軟性に欠けると判断されがちです。

また、業界構造や各企業の立ち位置を理解しているかどうかも評価されるため、「大手だから安心」「有名だから入りたい」という思考では、自己分析や業界研究が不十分とみなされることがあります。

視野の広さと企業選択の根拠を両立させることが大切です。

なぜ大手を重視しているのか深堀りをしよう

「大手企業だから」という志望理由は一見曖昧に思われがちですが、実はその背景には多くの就活生に共通する価値観や将来への考え方が隠れています。

本質的な理由を深掘りすることで、表面的な志望動機から脱却し、自分らしい言葉で伝える志望理由に昇華することが可能です。

ここでは「なぜ大手を重視するのか」という視点から、よくある4つの理由をそれぞれ具体的に解説していきます。

長く働き続けたいから

就職先を選ぶうえで、「長く安定的に働ける環境かどうか」を重視する学生は少なくありません。

大手企業は経営基盤がしっかりしており、景気の変動にも比較的強いため、雇用の安定性が高いと期待されています。

さらに、福利厚生制度や育休制度、退職金制度などが整っている場合が多く、ライフステージが変化しても働き続けやすい土台があります。

そのため、「1社でキャリアを築きたい」「結婚や出産後も働きたい」という価値観を持つ人にとって、大手企業は魅力的な選択肢となります。

志望動機では、単に「安定しているから」とするのではなく、「安定した環境で継続的に成果を出したい」「専門性を深めたい」という視点を加えると、前向きな印象につながります。

自分の時間も大切にしたい

ワークライフバランスを重視する就活生にとって、大手企業の労働環境は魅力的な要素となり得ます。

多くの大手企業では、働き方改革の一環として残業時間の削減やフレックス制度、年次有給休暇の取得推進などに積極的に取り組んでいます。

その結果として、業務とプライベートの切り替えがしやすく、趣味や家族との時間を確保しながら働くことができる環境が整っています。

自分の時間を持てることで、心身ともに健康を保ちやすく、結果的に仕事のパフォーマンスも向上します。

志望動機では「休みが多いから」と表現するのではなく、「効率的に働ける環境で、集中力を持って業務に取り組みたい」といった働く姿勢を併せて伝えることが効果的です。

社会的な信用がほしい

「大手企業に勤めている」という肩書きが、社会における信頼や安心感につながることは少なくありません。

住宅ローンの審査や引越し手続き、家族からの理解など、人生のさまざまな場面で「企業の信用力」は無視できない影響を持ちます。

特に若いうちから安定した企業に所属することで、周囲からの期待や評価がプラスに働く可能性も高まります。

もちろん、企業の名前だけで評価されるべきではありませんが、「信頼される環境に身を置きたい」という考え方は個人の価値観として尊重されるものです。

志望動機では、「大手だから安心」と表現するのではなく、「信頼ある環境で自分の責任を果たしたい」といった意識の高さを示すことが重要です。

キャリアパスが幅広くありそう

大手企業の強みの一つとして、多様な職種や事業フィールド、研修制度が整っている点が挙げられます。

そのため、1つの分野にとどまらず、複数の業務経験を通じて自分の適性や可能性を見極めていける環境があります。

また、海外展開や新規事業などのチャレンジも活発で、自ら手を挙げて成長機会をつかむことができるのも大手企業の魅力です。

このような幅広い選択肢は、将来のキャリアに柔軟性を持たせたい人にとって大きなメリットになります。

志望動機では、「選択肢が多いから」ではなく、「変化を恐れず挑戦したい」「長期的な視点でキャリアを築きたい」という意志を添えて表現することで、前向きな成長意欲が伝わります。

企業が大手かどうか見分けるポイントとは

「大手企業に就職したい」と考える就活生にとって、その企業が本当に大手なのかを見極める力は欠かせません。

単に名前を知っているだけでは判断できず、企業の実態や業界内での立ち位置を客観的に把握することが大切です。

ここでは、大手企業かどうかを見分ける際に参考になる4つの指標について、就活生の視点から詳しく解説します。

従業員数

企業の規模を示す基本的な指標の一つが従業員数です。

一般的に数千人規模以上の従業員を抱える企業は「大手」とされることが多く、組織の安定性や業務の分業体制が整っている可能性が高いです。

ただし、業種によって適正規模が異なるため、単に数だけを見るのではなく、同業他社と比較して規模が大きいかどうかを確認する視点が重要です。

たとえば、製造業では1万人を超える企業が多数ある一方で、IT業界では1000人でも大規模とされる場合があります。

企業の公式サイトや就職情報サイトなどで公開されている「会社概要」欄を活用し、業界ごとの規模感に注意して比較することが重要です。

売上高・資本金

売上高と資本金は、企業の経済的な規模や安定性を判断するための重要な指標です。

売上高は企業の年間事業収入を示すもので、大手企業の場合、数千億円から兆単位に達することもあります。

資本金は設立時や増資時に企業に投資された金額で、一定以上の規模であれば信頼性の目安になります。

これらは企業のIR情報(投資家向け情報)や四季報、公式ホームページの「企業情報」などで確認できます。

ただし、資本金は経営の実力を完全に反映するわけではないため、売上高とのバランスや業界平均と比べることが大切です。

特に安定性や成長性を見極めるには、売上の推移や利益率の確認も有効です。

上場区分と時価総額

企業が証券取引所に上場しているかどうかは、一定の経営体制や透明性が求められることから、大手企業を見分ける一つの目安になります。

特に東京証券取引所の「プライム市場」に上場している企業は、厳しいガバナンスや収益力、情報開示基準をクリアしているため、社会的な信頼性が高いと評価されています。

また、時価総額は企業の市場評価を表す指標であり、株価と発行株数から算出されます。

これが大きい企業ほど、経済的影響力や知名度が高いと考えられます。

IR情報や証券会社のレポートを参照することで、上場区分や時価総額をチェックできます。

上場の有無だけでなく、その位置づけや市場の評価も含めて総合的に判断することが求められます。

業界内での知名度

業界内での知名度や市場シェアの高さは、その企業がどれだけ社会に影響を与えているかを測る重要な指標です。

たとえば、ある製品やサービスの分野でトップシェアを誇る企業は、その業界においてリーダー的な存在といえます。

このような企業は、顧客からの信頼やブランド力を活かし、安定したビジネスモデルを築いていることが多いです。

就活生としては、企業の知名度だけでなく「なぜその企業が選ばれているのか」「どんな強みがあるのか」といった観点から調べることが大切です。

業界紙、業界研究本、ニュース記事、または就職四季報などを通じて、市場シェアや業界内のポジションを把握することができます。

大手だからを志望動機に含めるときの重要項目

「大手だから志望した」と伝えるだけでは、志望動機として不十分と判断されがちです。

しかし、伝え方次第では説得力ある動機に変えることができます。

大手企業が持つ強みや環境を、自分のビジョンや将来像と結びつけて語ることで、共感性や実現可能性のある志望理由になります。

ここでは、「大手だから」という視点を軸にしながらも、評価される志望動機にするための3つの重要項目を紹介します。

大手であることと自分のビジョンを結びつける

大手企業の特徴である規模や資源の豊富さ、整った研修制度などは、自己成長やキャリア形成において魅力的な環境といえます。

しかし、それを志望動機に含める際には、「自分のキャリアプランとどのように関係するのか」を明確に示すことが求められます。

たとえば「グローバルな舞台で活躍したい」「組織横断的なプロジェクトを担いたい」といった将来像に対して、大手企業のネットワークや制度がどう役立つのかを語ることが大切です。

単に「規模が大きいから」ではなく、「だからこそ自分の目指す方向に進める」という視点を持つことで、納得感のある動機になります。

大手だからこそできる挑戦を伝える

大手企業のリソースや影響力を背景に、「大きな仕事に挑戦したい」「社会に広く影響を与える仕事がしたい」といった前向きな意欲を伝えることは有効です。

特に、グローバル事業、社会インフラ、大規模システム、最先端技術といったスケールの大きな業務は、大手企業だからこそ関われる分野です。

そのような挑戦にどんな覚悟を持って臨みたいのか、どのように貢献したいのかを具体的に語ることで、主体性のある志望動機になります。

また、「新しい市場の開拓」や「社内制度の改善提案」など、自分から行動を起こしたいという視点を加えると、単なる受け身ではない挑戦姿勢が伝わります。

その企業がいい理由をより強固にする

大手企業は多数存在するため、「なぜその企業なのか」を明確にしなければ、志望動機の説得力は弱くなります。

同じように大きな規模を持つ他社ではなく、その企業に惹かれた理由として、事業内容、経営理念、職場文化などに共感した点を具体的に伝えることが重要です。

たとえば、「生活インフラを支える事業に一貫して取り組んでいる姿勢に共感した」「社員インタビューを通じて、自律的に働く文化に魅力を感じた」といった実例があれば効果的です。

企業理解の深さを示すことは、志望度の高さの証明にもなります。

「大手だから」という枠を超えて、「この企業にしかない価値」への共感を伝えることで、他の応募者との差別化にもつながります。

志望動機に大手だからを使用した例文

以下では、「志望動機に大手だからを含める場合」の伝え方を工夫した例文を3つ紹介します。

いずれも就活生それぞれが異なる視点から大手企業の魅力を捉え、企業選びの理由と結びつけて表現しています。

自分自身の志望動機を考える際の参考として、表現や構成の違いに注目しながら読んでみてください。

成長環境としての大手に惹かれたという例文

例文

私は、長期的な視点でスキルを磨ける環境に身を置きたいと考え、貴社を志望します。

学生時代、マーケティングのゼミで企業事例を研究する中で、成長機会の多い企業に共通するのは、教育体制と挑戦機会の両立だと気づきました。

貴社は階層別研修や自己啓発支援など、社員の自律的な学習を後押しする体制が整っており、自ら動く人をしっかり支えてくれる風土があると感じています。

私は現在も簿記の学習に取り組んでおり、入社後も継続的に知識を深めながら実務での成果につなげていきたいと考えています。

また、大規模な組織であるからこそ、多様な価値観に触れながら視野を広げられることにも魅力を感じています。

将来的にはチームを牽引する役割を担えるよう、現場での学びを重ねながら成長し続けたいと考えております。

安定性よりもチャレンジ機会を強調した例文

例文

私は、変化の中でも積極的に挑戦できる環境に魅力を感じ、貴社を志望いたしました。

大手企業という枠組みに対しては、安定性だけでなく、未知の分野にも果敢に取り組む姿勢が求められると考えています。

貴社は既存事業にとどまらず、新規事業や海外展開にも積極的で、社員が主体的にプロジェクトを動かせる風土があることを知りました。

私自身、大学の研究室で立ち上げから実装までを任された経験があり、未整備な状況でも行動を起こすことにやりがいを感じてきました。

入社後は、変化を恐れずに新しい領域に取り組み、自らの意志でチャンスを切り拓いていく働き方を目指したいと考えています。

貴社のように挑戦を後押ししてくれる環境があってこそ、自分の強みを最大限に活かし、社会に新たな価値を届けられると確信しています。

他社では得られないスケールを活かしたい例文

例文

私が貴社を志望するのは、事業のスケールと社会的影響力の大きさに惹かれたからです。

大手であることによって得られるネットワークやリソースを活用し、幅広いステークホルダーに対して価値を届けたいと考えています。

特に貴社は、業界内での圧倒的なプレゼンスを背景に、サプライチェーン全体に対して持続可能な取り組みを展開している点に深く共感しています。

私は環境経済学を専攻し、実社会でのESG推進に興味を持って学びを深めてきました。

その中で、企業の規模がもたらす「影響力の連鎖」を知り、自分もその一端を担いたいという思いが強まりました。

貴社のような広範な事業領域を持つ企業だからこそ、社会課題に対して多角的なアプローチが可能であり、自分の視野を広げながら貢献していけると考えています。

大手だからを志望動機で伝えるときの注意点

「大手だから入りたい」という志望理由は就活生に多い傾向ですが、伝え方を誤ると企業側にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

規模の大きさや安定性に惹かれる気持ちは自然ですが、それをどのように自分の将来や価値観と結びつけて語るかが重要です。

ここでは、「大手だから」という志望動機を伝える際に押さえておくべき4つの注意点について解説します。

大手だからという言葉を前面に出しすぎない

「大手だから」という理由を強調しすぎると、企業の魅力を表面的にしか見ていない印象を与えてしまいます。

特に「安心できそう」「有名だから」といった言葉を多用すると、ブランドに惹かれているだけだと誤解されがちです。

企業側は、なぜ自社なのか、どんな価値観に共感しているのかを知りたいため、「大手であること」はあくまで一要素として位置づけましょう。

志望理由の中でバランスよく、「その企業独自の理念や事業にどのような魅力を感じたのか」「どのように貢献したいのか」を明確に伝えることが大切です。

抽象的な表現を避け具体的に語る

志望動機において「安心できそう」「成長できそう」といった抽象的な言葉は、受け身な印象を与えてしまいます。

特に大手企業では、環境が整っている分「育ててもらう」姿勢が前面に出ると、主体性のなさを疑われることがあります。

採用担当者は、「その企業のどの制度や環境を活かして、どんな目標を達成したいのか」を具体的に語れる学生を評価します。

たとえば「新人研修制度を活用し、◯◯分野の専門性を高めたい」といった形で、自分の行動意欲や成長意図を明示することが重要です。

抽象的な期待ではなく、「大手企業でどう動くか」に焦点を当てることで、説得力のある志望動機になります。

待遇やネームバリューに惹かれてると思わせない

「大手だから安心」「有名企業だから信頼されそう」といった発言は、待遇やブランドだけを志望理由にしていると見なされる恐れがあります。

そのような印象を与えると、「この人はどの企業でもいいのではないか」と志望度の低さを疑われてしまいます。

企業が重視するのは、その会社の理念や事業内容に対してどれだけ理解・共感しているかという点です。

志望動機の中では、具体的にどのような仕事をしたいか、どんな価値を提供したいかを示すことで、意欲や適性をアピールできます。

ネームバリューに魅力を感じていても、それは動機の補足程度にとどめ、「中身」で選んだことを伝える工夫が必要です。

仕事の熱意が低いと思われる内容を避ける

「大手だから大きな仕事ができそう」「安定しているから良い」といった表現は、曖昧で具体性に欠けるため、仕事への熱意が感じられないと評価される可能性があります。

企業側が求めているのは、「どんな仕事に挑戦したいのか」「どのように活躍したいのか」といった意欲の明確な言語化です。

たとえば、「社会インフラを支えるプロジェクトに関わりたい」「国内外に影響を与えるサービスの拡充に携わりたい」といった形で、やりたい仕事を具体的に述べると良い印象を与えます。

また、「安定しているからこそ長期的な目標を持ち、継続的に挑戦できる」といった論理展開も効果的です。

よくある質問

大手企業を志望する就活生にとって、「なぜうちなのか」「なぜ大手なのか」といった質問は避けて通れません。

企業側は応募者がどれだけ深く考え、意欲的に準備しているかを見極めようとしています。

ここでは、選考でよく問われる3つの質問に対して、就活生としてどのように答えるべきかをそれぞれ詳しく解説します。

なぜうちのような大手企業なんですか?と聞かれた時はどうする?

この質問に対しては、「大手であること自体」ではなく、「その企業の特徴や理念」に焦点をあてて答えることが大切です。

たとえば、「大手ならではのスケールや社会的影響力を活かして、◯◯分野で価値を届けたい」というように、自分のビジョンと企業のリソースを結びつけて語りましょう。

さらに、事業内容や社員の姿勢、企業文化など、企業特有のポイントを明確に伝えることで、「この会社だから志望している」と印象付けることができます。

単なる規模志向ではなく、その中で「どのように行動し、何を実現したいか」を具体的に語る姿勢が信頼につながります。

大手企業ならどこでもいいと思われないようにするには?

大手企業への志望動機は似た内容になりやすく、差別化が難しいと感じる人も多いです。

この質問に対しては、他の大手企業と比較したうえで「自分がなぜその企業に共感したのか」「どのように自分の強みが活かせるのか」を明確にすることが重要です。

たとえば、「複数の大手企業の中でも、◯◯という理念や◯◯事業の方針に共感した」と述べ、具体的なエピソードや企業研究の成果を示しましょう。

志望動機には企業名を必ず入れ、「御社の~という点が、私の価値観と重なった」と明言することで、特別な関心を持っていることを示すことができます。

成長意欲をアピールするにはどうしたらいい?

成長意欲を伝えるには、「何を学びたいのか」「どうなりたいのか」「そのために何をしてきたか」を一貫して語ることが重要です。

たとえば、「専門性を高めたい」「リーダーとしてプロジェクトを動かしたい」などの目標を明確にし、それに向けて行動した経験を具体的に説明すると効果的です。

また、「入社後は研修や実務を通じて◯◯のスキルを身につけたい」など、成長の道筋を自ら描いていることが伝われば、主体性のある人材として評価されやすくなります。

受け身の姿勢ではなく、「自分から学びに行く」スタンスを示すことが、成長意欲のアピールでは特に求められます。

まとめ

「大手だから」という理由は決して悪いものではなく、自分の価値観や将来像と結びつければ、十分に納得感のある志望動機になります。

重要なのは、大手企業の特性をどう活かしたいのかを自分の言葉で具体的に語ることです。

本記事を参考に、誰にでも共感されるのではなく、「あなたにしか書けない志望動機」を作るヒントを掴んでください。

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