【例文13選】人事が評価するガクチカのエピソードとは?テーマ選びや書き方のポイントを解説

【例文13選】人事が評価するガクチカのエピソードとは?テーマ選びや書き方のポイントを解説

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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【ガクチカのエピソード】ガクチカとは?

就職活動で問われる学生時代に力を入れたことは、成果よりも取り組みに対する姿勢や価値観を伝えることが求められる重要な質問です。

企業はその経験から、応募者の人柄や行動特性、課題への向き合い方を読み取り、自社との相性を見極めようとしています。

どの経験を選び、どのように伝えるかによって、評価は大きく変わるため、内容の選定と表現方法の工夫が不可欠です。

ガクチカと自己PRの違い

ガクチカと自己PRは似ているようで目的が異なります。

ガクチカは学生時代の経験を通じて、自分の価値観や行動の特徴を伝えるもので、企業はそこから人柄や仕事への向き合い方を見ています。

一方、自己PRは自身の強みやスキルをアピールし、入社後にどのように活躍できるかを示すものです。

ガクチカは過去の経験からの人物理解、自己PRは未来への貢献を語る場といえます。

それぞれの目的を理解して使い分けることが、説得力のある自己表現につながります。

【ガクチカのエピソード】企業がガクチカを聞く理由

企業が学生時代に力を入れたことを尋ねるのは、経験の中身そのものよりも、そこから読み取れる価値観や行動特性を重視しているからです。

自社の求める人物像に合うかどうか、どのような場面で意欲を発揮するのかといったモチベーションの源泉を把握し、入社後の活躍を見極めようとしています。

また、経験から何を学び、どう活かしてきたかという姿勢も、成長可能性を測る重要な材料になります。

企業がガクチカを聞く理由

求める人物像にマッチしているか見極めるため

モチベーションの源泉は何か知るため

経験から学ぶ力があるかみるため

求める人物像にマッチしているか見極めるため

企業が最も重視しているのは、応募者が自社の求める人物像に合致しているかどうかという点です。

経営戦略や事業の方向性に応じて、企業が必要とするスキルや性格特性は変化します。

そのため、選考を通じて企業は応募者の価値観や行動特性を把握し、社風との親和性を確認しています。

もし求める人物像と異なる場合、入社後に価値観のズレや能力面でのギャップが生じ、双方にとって不幸なミスマッチとなりかねません。

こうしたリスクを避けるためにも、応募者自身が企業研究を深めたうえで、自分の特性がどのように活かせるかを明確に伝えることが大切です。

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伊東美奈
(Digmedia監修者/キャリアアドバイザー)

伊東美奈
(Digmedia監修者)

入社後に活躍できる人材とは?

企業文化に合った人柄や価値観を持つことは、職場で円滑に働くために欠かせません。
情熱を持って物事に取り組む姿勢が周囲と大きくずれていると、価値観の衝突や孤立を生む可能性もあります。
活躍できる人材とは、論理的思考力やコミュニケーション能力といったビジネスの基本スキルに加え、社内の協力関係を築ける協調性や柔軟性を持ち合わせている人です。
自分の特性や考え方が企業のスタイルにどのようにフィットするのかを具体的に伝えることで、活躍の可能性を示すことができます。

モチベーションの源泉は何か知るため

企業がガクチカを通じて確認したいことのひとつが、応募者のモチベーションの源泉です。

何に対して情熱を持ち、どのような環境で力を発揮できるのかを知ることで、職場との相性を判断できます。

学生時代に継続して取り組めた理由には、達成感へのこだわり、人からの信頼、学びへの意欲など個人の価値観が反映されます。

こうした内面は文章や面接でのやり取りを通じてにじみ出るものです。

企業はそこに個性を見出し、自社の中でどのように活躍してくれそうかを想像しています。

時間の過ごし方や仕事との相性について

学生時代に何を意識して時間を使ってきたかは、その人の成長意欲や価値観を知る手がかりになります。
目標に向けて継続して努力できる人は、入社後も学びを続けられる傾向があります。
特にIT職や専門性の高い業種では、知識を継続的に深める力が求められます。
学習意欲が高く、語学の資格取得や独学での技術習得に粘り強く取り組んだ経験があれば、その人の姿勢がよく伝わります。
一貫性のある経験を示すことで、仕事との相性の良さも自然に伝えることができます。

経験から学ぶ力があるかみるため

ガクチカを通じて企業が確認したいのは、単に経験そのものではなく、そこから何を学び、どう成長したかという点です。

どんなに大きな成果を挙げた経験であっても、反省や改善につながる視点がなければ、成長意欲の高い人材とは見なされません。

経験を次に活かそうとする姿勢は、仕事を通じて継続的にスキルアップできるかどうかを判断するうえでの重要な指標です。

また、企業はその成長過程を通じて、自社にどのような貢献が期待できるのかも見ようとしています。

入社後に活かせる学びがあるか

ガクチカでは、仕事に対する再現性や応用力も問われます。

学生時代の経験をどう分析し、それをどのように今後の業務に活かすかを語れる人は、実務への適応力が高いと評価されやすいです。

過去の学びが現在や未来にどうつながるのかを意識して伝えることが、評価を高めるポイントになります。

【ガクチカのエピソード】ガクチカ作成のステップ

ガクチカを効果的に伝えるためには、感覚的に書き始めるのではなく、段階を踏んで整理していくことが重要です。

自己分析や経験の棚卸しから始め、伝えたいエピソードを具体的に選定し、それを企業の求める人物像に合わせてアレンジしていく作業が求められます。

こうしたプロセスを丁寧に行うことで、自分の魅力が伝わる説得力のあるガクチカが完成します。

以下では、そのステップを3段階に分けて解説していきます。

1.学生時代の取り組みを振り返って書き出す

ガクチカを作成する最初のステップは、学生時代に自分が何に取り組んできたのかを振り返ることです。

日常的なことや一見小さな出来事でも構いません。

部活動、アルバイト、ボランティアなど、思い出せる範囲で幅広く書き出してみることが大切です。

この作業は単なる経験の棚卸しにとどまらず、成功体験や失敗体験を整理し、自分がどんな行動を取り、何を大切にしてきたのかを再認識するきっかけにもなります。

また、取り組んだ背景や工夫したことを整理することで、自己PRや志望動機など他の選考項目にも活用できる素材が見えてきます。

2.活動の中で印象的なエピソードを抽出する

次のステップでは、書き出した取り組みの中から特に印象に残ったエピソードを選びます。

このとき重要なのは、単なる結果だけでなく、自分がどのように考え、どのように行動したかという過程に注目することです。

どのような困難があったのか、何を意識して取り組んだのか、結果としてどんな変化や影響を与えたのかなど、複数の視点から自分の行動を振り返ります。

個人の視点にとどまらず、チームや周囲からの評価、組織に対してどのような価値を提供できたかといった客観的な視点を加えることで、より深みのあるアピールが可能になります。

3.企業に合うエピソードを選ぶ

印象的なエピソードが複数見つかったら、次に応募先企業に合うものを選びます。

この段階では、企業がどのような人物を求めているかを十分に理解しておくことが重要です。

企業理念やミッション、採用情報で求められる人物像、業界内での企業の立ち位置などを事前に調査しておくことで、自分の経験と企業の期待を結びつけやすくなります。

そのうえで、自分の経験が企業の方針や求める力と合致していることを示せれば、より企業に響くガクチカに仕上げることができます。

ガクチカは企業ごとに変える必要がある?

ガクチカは一度作って終わりではなく、企業ごとに内容を調整することが重要です。
企業の公式サイトや採用情報、企業理念を通じて、どのような価値観や人物像を重視しているかを把握します。
そのうえで、自分の経験の中からその企業に合った要素を強調することで、よりマッチ度の高いアピールが可能になります。
企業ごとに見せ方を変える意識を持つことが、採用担当者に活躍できそうと感じさせるポイントになります。

【ガクチカのエピソード】ガクチカの思いつかない人必見のエピソードの選び方

ガクチカが思いつかないと感じる場合でも、特別な実績が必要というわけではありません。

重要なのは、自分がどんな場面で力を注ぎ、どのように工夫や努力をしてきたかという過程にあります。

まずは、自分が時間をかけた活動や困難を乗り越えた経験を思い出し、それらを整理してみましょう。

そこから見えてくる行動の特徴や価値観こそが、企業に伝えるべきあなた自身の魅力です。

エピソードが思いつかない時は、自分の過去を振り返るきっかけとして、自然体の経験から掘り下げていくことが効果的です。

過去経験の振り返りポイント
  • 一番時間を費やした経験
  • 目標を立てて努力した経験
  • 課題や困難・失敗を乗り越えた経験
  • 最も思い入れのある経験
  • 役職を務めた経験
  • 功績を収めた経験

【ガクチカのエピソード】高評価を得るためのポイント

ガクチカで高評価を得るには、経験を並べるだけでなく、伝え方や構成にも工夫が必要です。

採用担当者は、エピソードの背景や行動を通じて、その人の価値観や仕事への姿勢を見極めようとしています。

ここでは、高評価を得やすくなる5つの視点を紹介します。

それぞれのポイントを意識しながらガクチカを作成することで、内容に深みが出て、印象に残るアピールができるようになります。

成果よりも取り組みの過程を重点的に伝える

目立つ成果があると注目されやすくなりますが、評価されるのは成果そのものではありません。

そこに至るまでにどのような課題に直面し、どう行動し、どんな工夫を積み重ねたのかが重要です。

過程の中での努力や考え方がしっかり伝わると、入社後も同じように粘り強く働いてくれそうだという印象につながります。

結果だけを強調するのではなく、その背景にある自分の姿勢や工夫を言葉にすることで、人物像がより具体的に伝わります。

仕事への再現性や反復性が感じられるようにする

企業は、継続して取り組める力や習慣化された行動を評価しています。

一時的な頑張りではなく、長期的な努力が読み取れる内容であれば、入社後も安定して力を発揮できると判断されやすくなります。

また、過去の経験から得た学びを次の行動に活かしていたかどうかも大切な視点です。

何を学び、どのように応用したかまで伝えることで、行動の再現性が伝わり、職場での活躍が想像しやすくなります。

成果は定量的・客観的に示す

自分の取り組みを伝えるときは、できるだけ数値や具体的な変化を用いて表現するようにしましょう。

人数、期間、割合、件数などを用いると、読み手にとってイメージしやすくなり、説得力が高まります。

数値が難しい場合でも、周囲からの言葉や第三者の評価を補足することで、主観に偏らないアピールが可能です。

事実としての成果や反応を伝えることで、自分の行動に対する信頼感を生み出すことができます。

深掘りを意識して書く

面接ではガクチカの内容をもとに、さらに詳しく聞かれる場面が多くあります。

その際に、あいまいな表現や情報の抜けがあると、面接官に伝わりにくくなってしまいます。

行動の背景や理由、状況の詳細を具体的に伝えることが大切です。

時間、場所、関係者、目的、手段などを意識して情報を整理し、自分の言動に対して常になぜそうしたのかと問い直す姿勢を持つことで、内容に厚みが生まれます。

構成を意識して論理的に書く

ガクチカを読み手に伝える際には、話の順序や論理の流れにも注意が必要です。

最初に結論を示し、その後に背景や行動、結果、学びといった順序で話すことで、聞き手が内容を理解しやすくなります。

情報を整理して伝えることで、話し手の思考の筋道や論理性も評価されます。

短時間で正確に伝える力はビジネスの現場でも重要視されるため、日ごろから話す練習や構成の準備をしておくことが、選考でも大きな強みになります。

【ガクチカのエピソード】ガクチカの構成方法

ガクチカを伝える際には、経験をそのまま話すのではなく、構成を意識して整理することが非常に重要です。

論理的に組み立てられた話し方は、考えや行動の背景を明確に伝えることができ、面接官にとっても内容の理解がしやすくなります。

また、要点を端的に伝えることで、質問の時間も効率的になり、評価の判断もスムーズに進みます。

ここでは、ガクチカの構成を6つのパートに分けて解説します。

1.結論(何に力を入れたのか)

はじめに、自分がどのような活動に取り組んだのかを明確に述べることが大切です。

この段階では、役割や取り組みの全体像を簡潔にまとめます。

読み手に、この人は何を頑張ってきたのかが一文で伝わるように意識します。

活動名だけでなく、自分がその中で果たした役割や注力した点も合わせて伝えると効果的です。

冒頭で結論を示すことで、その後のエピソード展開がより理解しやすくなります。

2.課題や背景(当時の状況)

次に伝えるべきは、活動当時の状況や直面していた課題です。

どのような環境で、どんな困難があったのかを具体的に描くことで、自分の行動の価値や努力の深さが際立ちます。

加えて、その活動に取り組もうと決めた理由やきっかけ、背景にあった思いも盛り込むことで、取り組みに対する主体性や熱意が伝わりやすくなります。

自分が何を考え、どのような状況に立ち向かったのかを丁寧に整理することで、説得力のあるガクチカに仕上がります。

3.行動(どのように取り組んだのか)

ガクチカの中でも特に重視されるのが、課題や目標に対してどのように行動したかという部分です。

ここでは、具体的にどんな工夫をし、どのような行動を取ったのかを詳しく説明することが求められます。

伝える強みは一つに絞り、その強みがどのように発揮されたのかを明確にしましょう。

課題にどう向き合い、行動によってどのように状況が変化したかを丁寧に伝えることで、行動力や課題解決力の説得力が増します。

4.結果(どのような結果・成果が出たのか)

自分の行動がどのような結果を生んだのかを、客観的に伝えることが重要です。

取り組みの成果を示す際には、数値や具体的な変化を用いることで信頼性が高まり、説得力のある内容になります。

また、結果に対する周囲の評価や反応を補足することで、第三者の視点も加わり、より幅広い成果の伝達が可能となります。

行動によってどのような影響を与えたのか、そのつながりを明確にすることで、取り組みの価値を印象づけることができます。

5.学び(取り組みから何を学んだのか)

活動を通じて得た気づきや成長した点を明確に伝えることは、ガクチカの中でも重要な要素です。

単なる結果の報告ではなく、自分がどのような考えを持つようになったのか、価値観や行動にどのような変化があったのかに焦点を当てましょう。

この学びが具体的に言語化されていれば、成長意欲や柔軟な姿勢が伝わり、入社後の成長への期待も高まります。

経験を振り返り、その中から得た教訓を次の行動にどう活かすかを示すことで、継続的に成長できる人材として評価されやすくなります。

6.展望(入社後どのように活かすのか)

最後に、経験から得た学びや自分の強みを、志望先の企業でどのように活かせるのかを具体的に伝えることが重要です。

スキルや知識をどのように職場で応用し、業務に貢献できるかを示すことで、実践力のある人材としての印象が強まります。

さらに、企業の事業内容や価値観と関連づけて語ることで、志望度の高さや理解の深さも伝わります。

経験と入社後の展望が自然につながる内容になっていれば、ガクチカ全体に一貫性が生まれ、説得力のある自己アピールになります。

【ガクチカのエピソード】ガクチカ例文と経験別のアピールポイント

ガクチカでは、どのような経験を題材にするかによってアピールできるポイントが異なります。

ここでは、代表的な経験パターンごとのガクチカ例文と、それぞれに含まれるアピールポイントについて解説します。

自分の経験に近いパターンを参考にしながら、伝えたい強みが効果的に伝わる表現を見つけていきましょう。

例文1.アルバイト

アルバイト経験のガクチカ例では、自分が具体的に担った役割や工夫した点を示します。

働く姿勢や責任感、コミュニケーション力を通し、仕事への意欲や誠実さを効果的にアピールできます。

社会人としての基礎スキルやチームワークを示しつつ、面接官に好印象を与えましょう。

アルバイトのガクチカ例文

居酒屋のオープニングスタッフとして、店舗運営に関わった経験があります。

開店当初はスタッフ間の連携が不十分で、業務が属人的になっており、注文ミスや料理の提供遅延が頻繁に発生していました。

私はこの状況を改善するため、まず業務内容を洗い出し、手順の標準化と役割の明確化を提案しました。
スタッフ同士で業務ごとの動線や確認項目を可視化し、共通の手順書を作成する取り組みを主導しました。
また、情報共有を円滑にするため、勤務開始前に5分間の申し送りを行う仕組みを導入しました。

その結果、ピーク時間帯でも作業の無駄が減り、平均提供時間が以前より30%短縮されました。
クレームも減少し、リピーター率も向上しました。
自ら課題に向き合い、周囲を巻き込みながら改善に取り組んだことで、店舗全体の生産性と雰囲気の向上に貢献できました。

この経験を通じて、現場の課題に気づき、他者と協力しながらより良い環境をつくる行動力が身についたと感じています。
御社でもこの姿勢を活かし、チーム全体に貢献できるよう努めてまいります。

例文2.部活動

大学での部活動経験は、明確な目標に向けて努力し続けた姿勢を伝えるのに適した題材です。

練習や大会に向けた継続的な取り組みはもちろん、チーム内での役割を通じて得た協調性や責任感も強みとしてアピールできます。

特にキャプテンや会計、マネージャーなどを経験していれば、組織を支える行動力やリーダーシップも伝えることが可能です。

困難に直面しながらも仲間と協力して乗り越えた経験は、社会人になってからのチームワークや課題解決にもつながります。

部活動のガクチカ例文

大学バスケットボール部でキャプテンを務め、チームの意欲を高める取り組みに力を注ぎました。

当時は主力選手の引退により戦力が落ち、士気も低下しており、練習への集中力が欠けた状態が続いていました。

私はまず、個人面談を実施して各メンバーの悩みや目標を把握し、それを練習メニューに反映させる形で調整を図りました。
また、週に一度は練習後に振り返りの時間を設け、成果や課題を全員で共有することで、目標意識の統一にも努めました。
加えて、地道な努力や他者への貢献を可視化する貢献ノートを導入し、互いの行動を認め合える環境づくりを進めました。

その結果、チームの一体感が生まれ、練習の質と継続性が高まり、最終的に関東大会で優勝することができました。

一人ひとりの思いに寄り添いながらチームをまとめる姿勢を通して、目標達成に向けたリーダーシップと対話力を養うことができました。
職場でも同じように周囲の力を引き出しながら、チーム全体の成果に貢献していきたいと考えています。

例文3.サークル活動

サークル活動の経験は、目的に向かって仲間と協力する姿勢や、自ら考えて行動する力を伝える上で有効な題材です。

組織運営やイベント企画などに携わった場合は、リーダーシップや主体性、調整力といったビジネスにも直結する力を示すことができます。

サークル活動のガクチカ例文

大学2年時に音楽系サークルを立ち上げ、運営とイベント企画に注力しました。

当時は同好会レベルの活動しかなく、演奏や発表の場を求める学生の受け皿が不足している状況でした。

私は仲間数名とともに学内申請から始め、メンバー募集や活動計画の策定を進めました。
特に力を入れたのが、学園祭でのステージイベントの実施です。
限られた予算と準備期間の中、出演希望者との調整や進行台本の作成、機材手配、広報活動などを一手に担い、計画性と実行力を磨く機会となりました。

当日は50名以上の観客が集まり、出演者や来場者からも好評の声を多数いただくことができました。

ゼロから組織を立ち上げ、試行錯誤を重ねながら形にしていく過程を通して、課題に向き合いながら実行する力や、関係者と協力して物事を進める力が身につきました。
こうした経験を活かし、職場でも目的に向かって柔軟かつ着実に行動し、周囲を巻き込みながら成果を上げてまいります。

例文4.長期インターンのガクチカ例文

長期インターンは、実務を通じて社会人に必要なスキルや考え方を身につけられる貴重な経験です。

業務の中で感じた課題にどのように向き合い、工夫や改善を重ねて成長したかを伝えることで、即戦力としての素質をアピールできます。

また、参加した動機やインターンを通じて得た気づきを、今後のキャリアや入社後の活かし方に結びつけることで、企業への貢献意欲も伝えやすくなります。

長期インターンのガクチカ

営業会社での長期インターンにて、法人向けのテレアポ業務に取り組みました。

当初はアポイント獲得数が非常に少なく、自分の提案力やトーク内容に課題を感じていました。

そこで、成果を出している先輩社員の会話を分析し、スクリプトの改善や話す順序、声のトーンに至るまで細かく見直しました。
さらに、1件ごとに振り返りを行い、自分なりに仮説と検証を繰り返すことで改善を図りました。

その結果、3か月後にはアポイント獲得率が開始時の約2倍に向上し、全体でも上位の成績を収めることができました。
また、自身の改善点をチーム内で共有し、後輩の育成にも貢献することができました。

地道な工夫を積み重ねることで、成果につなげる力と、継続的な改善への意識が身についたと実感しています。
この経験を通して培った課題解決力や仮説検証の思考は、御社の業務においても主体的に成果を上げる姿勢として活かせると考えています。

例文5.ゼミ研究

ゼミ研究は、自分の関心分野に対する探究心や、情報収集・分析の力を伝えるうえで有効なガクチカです。

研究テーマが志望業界と関係していれば、業界理解の深さや志望度の高さもアピールできます。

また、研究発表会での評価や調査の工夫など、客観的な成果を含めると説得力が増します。

重要なのは、研究から何を学び、入社後にどのようにその学びを活かしていきたいかを具体的に伝えることです。

ゼミ研究のガクチカ例文

大学のゼミで、遊び場の多様性が子どもの発達や社会性にどのような影響を与えるかについて研究しました。

自然環境、屋内施設、地域交流型の場など、遊びの場が異なることで子どもの行動や発達にどのような違いがあるかに着目しました。

研究では、各施設への聞き取りや保護者・指導員へのアンケート、発達指標を用いた観察記録などを通じてデータを収集しました。
私は主に調査設計と集計・分析を担当し、意見のばらつきを抑えるために質問項目の表現や順序を何度も調整しました。

その結果、地域交流型の遊び場では言語能力や対人関係の発達に良い傾向が見られることがわかりました。
発表時には、複数の指導教員から現場との接続性が高い研究として高く評価されました。

この経験から、仮説に基づいて情報を収集し、論理的に結論を導く力を身につけることができました。
入社後も、状況を多角的に捉えて課題を整理し、根拠のある提案につなげていきたいと考えています。

例文6.留学

留学は、異なる文化や価値観の中で生活することで、語学力に加えて柔軟な思考力や課題解決力、自立心を養う貴重な経験です。

現地の人々と積極的に関わる中で、相手の立場を尊重しながら自分の考えを伝える力や、文化の違いを受け入れる姿勢も身につきます。

また、困難な状況にも前向きに対応し、環境に適応していく過程は、社会人としての基礎力の証明にもなります。

留学経験のガクチカ例文

大学2年時に、語学研修の一環としてオーストラリアに2カ月間留学しました。

当初は語学力への自信が持てず、現地の人との交流に消極的でした。
しかし、このままでは何も得られないと考え、自分から積極的に声をかけることを日々の目標に設定しました。

授業後に現地の学生とカフェに行く機会をつくったり、ボランティアや現地イベントに参加することで、自然な形で会話の機会を増やしました。

毎日1人以上に話しかけることを継続した結果、帰国までに30人以上の友人ができ、多様な価値観や文化を理解する力が養われました。

特に、相手の背景を尊重しながら自分の考えを伝える大切さを実感しました。
この経験から、異なる環境でも柔軟に適応し、自分から行動を起こす力が身についたと感じています。
今後も相手の立場を尊重しながら関係性を築き、多様な価値観と向き合える人材として職場に貢献していきたいと考えています。

例文7.資格取得

資格取得をテーマとしたガクチカは、目標に向けて計画的に努力した姿勢や、自分なりの工夫を具体的に伝えることができる点が魅力です。

資格を取得した理由や背景をしっかりと説明することで、学ぶ姿勢や成長意欲の高さも伝わります。

また、就職活動のためだけでなく、自分の興味や将来への関心から取り組んだことを示すと、主体性や探究心のアピールにつながります。

資格取得のガクチカ例文

大学在学中に、TOEICで850点を取得することを目標に掲げ、計画的な学習に取り組みました。

当初は英語に苦手意識があり、模試のスコアは600点台前半にとどまっていました。

この状況を打開するため、まず自分の課題を明確にすることから始め、リスニングと文法に重点を置いた学習計画を立てました。
毎日の学習時間を細かく設定し、朝にリスニング、夜に文法演習を行う習慣を徹底しました。
また、週1回は模擬試験を実施し、間違えた問題をノートにまとめて復習するなど、継続的な改善を意識しました。

その結果、半年後には本番で目標の850点を達成することができました。

この経験から、目標を明確にし、日々の行動を積み重ねることで成果に結びつける力を身につけることができました。
今後も目標に対して粘り強く取り組み、継続して学び続ける姿勢を活かして業務に取り組んでまいります。

例文8.ビジネスプランコンテスト

ビジネスプランコンテストは、実社会に近い視点で課題解決に取り組む経験ができる貴重な機会です。

企画立案から戦略構築、プレゼンまでを通じて、論理的思考力やマーケティング感覚が鍛えられます。

自分の強みが最も発揮された場面と、それをどのようにプランへ落とし込んだかを明確に伝えることで、成果だけでなく成長の過程も評価されやすくなります。

ビジネスプランコンテストのガクチカ例文

大学のビジネスプランコンテストに出場し、地域の商店街活性化をテーマにした企画を立案しました。

地元商店の客足減少が深刻化している現状に対し、単なる商品販売ではなく、地域住民と来訪者の交流を促進するイベントを組み込むことで、継続的な来店を促す仕組みを考えました。

私が中心となって、店舗インタビューや地域住民へのヒアリングを行い、現場の課題を具体的に洗い出しました。
そのうえで、商店主や顧客が主導して企画を運営できるよう、参加型スタンプラリーや地域紹介冊子の制作などを提案に盛り込みました。

審査では住民の視点が活かされているとの評価を受け、全体3位に入賞しました。

この経験を通して、課題解決に向けて多様な立場の人と関係性を築き、巻き込む力を培うことができました。
企業活動においても、顧客の声を起点にしながら価値を創出し、持続的に広がる仕組みづくりに貢献してまいります。

例文9.プログラミング

プログラミング経験を題材としたガクチカは、IT業界やエンジニア職を志望する人にとって非常に有効です。

自身でアプリやシステムを構築する中で直面した課題にどう対応したかを伝えることで、実践的な課題解決力を示すことができます。

また、エラー修正や機能改善などを通じて得たスキルや思考のプロセスを具体的に語ることで、即戦力としての成長意欲もアピールできます。

プログラミングのガクチカ例文

独学でプログラミングを学び、学習記録と学習時間を可視化するアプリを開発しました。

大学のオンライン授業が続く中で、日々の学習状況を把握しにくいと感じたことがきっかけです。
当初は基礎的な知識も乏しく、文法エラーや機能の実装に何度もつまずきました。

そこで、書籍や学習サイトを活用しながら毎日2時間の学習時間を確保し、小さなプログラムを一つずつ動かすことを積み重ねました。
また、UI設計にも工夫を加え、使いやすさを意識して設計・修正を繰り返しました。

最終的に、自分と数人の友人が使用し、学習の習慣化に役立つという声を得られたことは大きな達成感につながりました。

この経験を通して、自ら課題を設定し、試行錯誤しながら解決へ導く力が身についたと感じています。
今後も技術を学び続ける姿勢を大切にし、現場で求められる課題解決力と実行力を発揮しながら貢献していきたいと考えています。

例文10.ボランティア

ボランティア経験は、社会課題への関心や人の役に立ちたいという思いを具体的に伝えることができるガクチカです。

一度限りの活動よりも、継続的に関わってきた経験の方が、責任感や主体性、周囲との信頼関係を築く力を示すうえで効果的です。

また、無償で活動を続けてきた理由を自分の言葉で説明できるようにしておくことも重要です。

その経験から何を感じ、どのような行動に移したのかを伝えることで、単なる奉仕活動としてではなく、自分の価値観や行動力の証明として説得力のあるアピールになります。

ボランティアのガクチカ例文

大学1年から地域の子ども食堂でボランティアとして活動し、調理や配膳、子どもとの交流に取り組みました。

開始当初は運営メンバー間の連携が不足しており、業務の属人化による負担の偏りが課題となっていました。

私は現場の効率化を図るため、担当業務を分担表にまとめ、役割を固定する仕組みを提案しました。
また、全体の動きが共有されるように、活動前後に5分間の確認ミーティングを導入しました。

こうした取り組みにより、当日の混乱が減り、参加者数も徐々に増加していきました。
保護者や地域住民の方々からも、安心して子どもを預けられるとの声をいただくようになり、大きな手応えを感じました。

この活動を通じて、多様な立場の人と協力しながら、現場の課題に主体的に向き合う姿勢を身につけました。
今後も相手の立場を考え、周囲と連携しながら課題解決に取り組める人材として、社会に貢献していきたいと考えています。

例文11.塾講師

塾講師の経験は、個々の特性に合わせた指導を通じて柔軟な対応力や信頼関係を築く力を養える点で、ガクチカとして有効です。

生徒の理解度や性格を踏まえて接する中で、相手の立場や感情を汲み取る力が自然と身につきます。

また、学習意欲を引き出すための工夫や、モチベーション維持のための声かけなどは、業務における対人対応力やサポート力に直結します。

指導を通じて成果が出た場合は、自分の関わり方が相手にどのような影響を与えたのかを具体的に伝えることで、人間性と実践力の両方を効果的にアピールできます。

塾講師のガクチカ例文

個別指導塾で小学生を担当し、特に勉強に苦手意識を持つ児童の指導に力を入れました。

担当した生徒は学習への意欲が低く、宿題も提出せず、授業中も集中できない状態が続いていました。

私はまず信頼関係の構築を優先し、授業の冒頭に雑談を取り入れるなど、安心して話せる雰囲気づくりを意識しました。
そのうえで、問題を1問ずつ一緒に解く共同解答の形式に切り替え、自分でできたという実感を得られる工夫を重ねました。
また、勉強の目的を点数ではなく、できることが増える喜びに焦点を当てるよう意識して接しました。

数か月後には宿題の提出率が上がり、テストでは平均点を大きく超える結果が出るようになりました。
その姿を見た他の生徒から、担当してほしいと言われたことも、大きな励みになりました。

この経験を通して、相手に寄り添いながらモチベーションを引き出す力が身についたと実感しています。
職場でも、相手の立場を理解しながら信頼関係を築き、目標達成に向けて支援できる存在を目指していきます。

例文12.実習

実習は、現場でのリアルな課題に直面することで、教科書では得られない学びや気づきを得られる貴重な経験です。

利用者やクライアントと直接関わる中で、相手の立場に立って考えるスキルや、状況に応じて柔軟に行動するスキルが自然と養われます。

実際の業務に触れることで、自分の強みや課題が明確になり、将来の働き方や価値観にも影響を与えることがあります。

また、実習中に築いた信頼関係や、その中で得た成功体験は、入社後の顧客対応やチーム内の連携においても大いに活かすことができます。

実習のガクチカ例文

介護実習で、高齢者施設において利用者の生活支援を担当しました。

実習開始時は、利用者との距離感がつかめず、コミュニケーションがうまく取れない場面が多くありました。

そこで私は、まず相手を知ることを重視し、日々の関わりの中で趣味や好み、生活習慣などを丁寧に聞き取りました。
また、記録ノートに利用者ごとの対応メモを蓄積し、職員の方のアドバイスも参考にしながら接し方を調整しました。

その結果、表情や反応に変化が見られるようになり、次第に会話が自然に交わされるようになりました。
担当した方から、あなたと話すと元気が出ると言われたことが、特に印象に残っています。

この経験を通して、相手に寄り添いながら信頼関係を築く姿勢や、一人ひとりに合わせた柔軟な対応の大切さを学びました。
今後も、多様な価値観や背景を持つ方と向き合い、状況に応じて最適な関わり方を模索しながら、組織や社会に貢献できる人材を目指していきます。

例文13.趣味

趣味に関するガクチカは、他の応募者と被りにくいため、印象に残りやすいのが強みです。

ただし、単に楽しんでいたことを語るのではなく、その中で自ら課題を見つけて取り組んだ点や、継続して努力した姿勢を伝えることが重要です。

趣味を通じて得たスキルや学びが、どのように社会や仕事とつながるかを意識することで、面接官に納得感のあるアピールになります。

さらに、何を目指してその活動に取り組んだのかという目的意識を具体的に示すことで、自律的な行動力や成長意欲を伝えることができ、採用担当者に好印象を与えます。

趣味のガクチカ例文

趣味であるキャンプを通じて、日本各地の魅力を発信する活動に力を入れました。

コロナ禍で遠出が制限されていた時期に、身近な自然の中で楽しめるアウトドアの魅力を再発見したことがきっかけです。
当初は記録として始めたSNS投稿でしたが、訪れたキャンプ場の雰囲気や地域の特色をより多くの人に届けたいと思い、内容の質を意識するようになりました。

具体的には、撮影構図や文章の読みやすさを改善し、現地の施設情報やアクセス手段なども加えて投稿しました。

その結果、フォロワーが半年で約1,500人に増え、地域観光アカウントから情報をシェアされることもありました。

楽しみながら継続する中で、情報発信における視点や伝え方の工夫、ユーザーの反応を分析する習慣が身につきました。

この経験から、相手にとって価値ある情報をどう届けるかを常に考え、発信力と改善力を磨くことができたと感じています。
今後も情報の受け手に配慮した伝え方を意識しながら、企業でも発信力と継続力を活かして貢献していきたいと考えています。

【ガクチカのエピソード】ガクチカ作成時の注意点

ガクチカを作成する際は、エピソードの内容だけでなく、読み手にしっかりと伝わる表現になっているかを意識することが重要です。

魅力的な経験があっても、言葉の使い方や文字数の配慮、わかりやすい構成が整っていなければ、伝わりづらくなってしまいます。

また、読み手となる面接官や採用担当者が、専門知識を持っていない可能性もあるため、誰にでも理解できるような丁寧な言葉選びが求められます。

高校時代のエピソードは避ける

ガクチカでは、大学時代の経験を取り上げることが基本とされています。
その理由は、価値観や行動スタイルは年月とともに変化していくため、より直近の経験のほうが現在の人柄や思考の傾向を正確に表す材料となるからです。
また、大学生活では主体的に取り組む機会が増え、成長や変化が表れやすいため、企業側もその点を重視します。
高校時代の話は過去すぎる印象を与えがちで、入社後の再現性や将来性が伝わりにくくなってしまいます。
現在の自分が形成された過程を伝えるには、大学時代のエピソードを選ぶことが効果的です。

嘘や誇張はNG

選考においては、エピソードの内容に一貫性と説得力があるかどうかが重視されます。
そのため、実際には行っていないことを盛り込んだり、成果を大きく誇張したりすると、面接での深掘り質問に対応できず、内容の矛盾から信頼を損なうリスクがあります。
企業が知りたいのは、就活生がどのような考えで行動し、何を学んだのかという人間性です。
たとえ地味な経験でも、自分なりにどのように工夫したか、どのように課題と向き合ったかを丁寧に伝えることで、真摯な姿勢や実直な人柄が伝わります。

専門用語は分かりやすい言葉を使う

面接官は必ずしも応募者の専攻分野や経験した領域に詳しいとは限りません。
そのため、ゼミや研究活動、プログラミングなどで専門用語を使う際は、そのまま使うのではなく、意味や内容をわかりやすく補足説明することが重要です。
難解な表現や業界特有の言葉を多用すると、意図が伝わりにくくなり、評価が下がる可能性があります。
読み手や聞き手に理解してもらえるように言葉を選び、取り組みや成果を正確に伝える工夫をすることで、説得力と好印象を得やすくなります。

指定の文字数の9割以上記入する

エントリーシートにおける文字数指定には、単なる分量の目安以上に、応募者の情報整理力や熱意を測る意図があります。
極端に短い文章は、志望度が低いと受け取られるリスクがあり、自己PRや経験のアピールが不十分になる可能性もあります。
逆に、指定された文字数を大幅に超えることは、ルールを守れない印象を与え、マイナス評価につながりかねません。
最も望ましいのは、9割から100%の範囲内で情報を収めることです。
その中で簡潔かつ論理的に内容を伝えることが、読み手に好印象を与えるポイントとなります。

作成後は添削をする

完成度の高いガクチカを目指すには、作成後の添削が欠かせません。
誤字脱字や文法の乱れ、表現の曖昧さなどは、読み手に違和感や不信感を与える恐れがあります。
内容自体に問題がなくても、伝え方によって印象が左右されるため、表現の精度を高めることが重要です。
自分で見直すだけでなく、第三者に読んでもらい客観的な視点からアドバイスを受けることで、伝わり方の改善につながります。
構成や語尾のバランスなど細部にまで気を配り、内容と表現の両面から仕上げていくことが、選考通過への一歩となります。

【ガクチカのエピソード】ガクチカが思いつかないときの対処法

ガクチカが思いつかずに悩む就活生は少なくありません。

ですが、特別な成果や華やかな経験がなければならないという思い込みは不要です。

重要なのは、どのような経験であっても、自分の成長や努力を具体的に伝えることです。

ここでは、ガクチカが浮かばないときに実践してほしい対処法を紹介します。

身近な経験や日常の中にある行動にも、アピールできる要素が必ず含まれています。

特別なエピソードや成果にこだわらない

多くの学生は、ガクチカには華やかな成果や特別な経験が必要だと考えがちですが、必ずしもそうではありません。

実際には、日々の小さな努力や習慣の中にも、自分の強みや成長を示す材料があります。

目標に向けて継続的に取り組んだ経験や、困難に直面しても諦めずに工夫を続けた過程は評価されやすいです。

結果だけでなく、努力の過程や学びを具体的に伝えることが、説得力のあるアピールにつながります。

経験の大きさよりも、行動や考えを丁寧に示すことが重要です。

成功体験や人に褒められた経験を振り返る

自分では当たり前と思っている行動や考えも、周囲から見ると大きな強みになっていることがあります。

これまでに人から褒められた経験や頼りにされた場面を振り返ることで、思ってもいなかったアピールポイントが見つかることも多いです。

また、身近な人に私の長所は何だと思う?と聞いてみることで、自分では気づけなかった魅力を教えてもらえる場合もあります。

こうした視点を取り入れて自己分析を深めることは、説得力のあるガクチカ作成に役立ちます。

就活エージェントを利用する

それでもガクチカが思いつかない場合は、就活エージェントに相談することをおすすめします。

プロのキャリアアドバイザーが自分の経験や強みを整理してくれるため、自分では気づけなかったポイントを見つけられることがあります。

また、面接対策やエントリーシートの添削、求人紹介など幅広いサポートを受けられるので、安心して選考に臨む準備が整います。

専門家の助けを借りることで、効率的かつ効果的に就活を進めることが可能です。

【ガクチカのエピソード】まとめ

ガクチカは特別な経験である必要はありません。

どんな経験も、その取り組み方や学びを丁寧に伝えることで、十分に評価される要素となります。

エピソード選びに迷った際は、日常の中の小さな積み重ねにも目を向けて、自分らしさを表現する工夫をしましょう。

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