
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
MBTIは、個人の性格や行動の傾向を16のタイプに分類する自己理解のツールとして広く活用されています。
中でもENFJタイプは、共感力や理想の高さを持ち、人との関係を大切にする特徴があります。
本記事ではENFJの基本性格や欠点、タイプ別・性別の違い、適職や恋愛傾向まで幅広く解説します。
就職活動や自己分析に役立つ情報として、ENFJの特性を客観的に理解するヒントを紹介していきます。
【ENFJの欠点】MBTIとは?
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、スイスの心理学者ユングのタイプ論をもとに開発された性格分類手法です。
人の性格や行動傾向を「外向・内向」など四つの指標に基づいて、16種類のタイプに分類します。
ビジネスや教育の現場でも活用されており、自己理解や他者理解の手段として注目されています。
就職活動においても、自分の強みや適性を客観的に把握するきっかけとなり、企業選びや自己PRの軸を定める助けになります。
ただし、診断結果をそのまま受け入れるのではなく、自分の経験や価値観と照らし合わせながら活用することが大切です。
4種類の型
MBTIは、性格を4つの軸に基づいて分類する理論です。
それぞれの軸は対になる特性で構成されており、人の行動や思考の傾向を理解する手がかりになります。
第一の軸は外向と内向であり、他人と過ごすことで活力を得るのが外向、一人の時間で回復するのが内向です。
第二の軸は感覚と直感で、感覚は現実的な情報を重視し、直感は可能性や全体像を重んじます。
第三の軸は思考と感情で、思考は論理や客観性を基準に判断し、感情は人の気持ちや価値を重視します。
第四の軸は判断と知覚で、判断は計画性や秩序を大切にし、知覚は柔軟性や流れに身を任せる傾向があります。
これらの組み合わせによって、16種類の性格タイプが構成されます。
【ENFJの欠点】「-A」「-T」別の性格特徴
MBTIのENFJタイプは、人との関わりを大切にしながら周囲に影響を与える力を持つ人物像です。
このタイプにはENFJ-AとENFJ-Tという二つの亜種があり、同じENFJであっても性格の傾向に違いがあります。
それぞれの特徴を踏まえて、自分に合った強みの伝え方を考えることが大切です。
ENFJ-Aの特徴
ENFJ-Aは、基本的なENFJの特性に加えて、自信があり、積極的に行動できるタイプです。
人を自然と惹きつける魅力を持ち、周囲をまとめます。
周囲の感情に敏感で、相手の立場を考えて行動するので信頼されやすいです。
社会や組織において調和を大切にし、誰かの成長や成功を支えることにやりがいを感じます。
ENFJ-Aの特徴は、人間関係の構築に長けているだけでなく、目標に向かって人を巻き込みながら成果を出せる点にあります。
そのため、チームをけん引する役割や、人と関わる業務に適性があるといえます。
ENFJ-Tの特徴
ENFJ-Tは、ENFJの性質を持ちながらも、やや繊細で内省的な側面が強いタイプです。
周囲の評価や反応に敏感で、自分に求められている役割を深く考え、努力を重ねる姿勢が特徴です。
リーダーとしての資質はあるものの、より慎重で周囲の意見を重視しながら判断を下します。
また、自分の短所にも目を向け、改善に向けて主体的に取り組む姿勢を持っています。
ENFJ-Tは共感力が非常に高いため、人に寄り添いながら支援する立場に強みを発揮します。
信頼されやすく、周囲と協調しながら進める仕事や、丁寧な対話を求められる場面で活躍することが期待されます。
【ENFJの欠点】ENFJの性格特徴
ENFJタイプは、人との関わりを重視しながら、周囲に良い影響を与えることに喜びを感じる性格です。
温かみとリーダーシップをあわせ持ち、人の成長やチーム全体の幸福を大切にする姿勢が特徴です。
就職活動においても、ENFJの特性を理解することで、自分に合った職場環境や役割を見つけやすくなります。
ここではENFJの代表的な性格特徴を三つに分けて紹介します。
1. 人の気持ちを読むのがとても上手
ENFJは、他者の感情や雰囲気を察知する能力に優れているため、周囲の気持ちに敏感に対応できます。
相手の表情や声のトーン、場の空気から今何を求めているのかを直感的に理解し、的確に行動することが可能です。
そのため、対人関係の中でトラブルを未然に防いだり、相手のニーズに応じたサポートを自然に行うことができます。
このような力は、接客や営業、マネジメントなど、人と深く関わる仕事で大きな強みになります。
気配りができる人として信頼されやすく、周囲からの評価も高まりやすいです。
2. 「みんなのために」が行動の軸
ENFJの行動の中心には、常に周囲やチームへの貢献があります。
自分の利益よりも全体の調和や幸福を優先し、誰かが困っている場面ではすぐに手を差し伸べます。
その姿勢は、ただ優しいだけでなく、責任感やリーダーシップの表れでもあります。
全体を俯瞰しながら支援できるため、信頼感を得やすく、組織の中でも調整役として活躍しやすい傾向があります。
このような特性を理解したうえで、自分の経験と結びつけて伝えることで、説得力のある自己PRに繋がります。
献身的な働き方を望む企業や、チーム重視の文化を持つ職場との相性はとても良いといえます。
3. カリスマ性があり、人を自然と導く力がある
ENFJは、人の心を動かす魅力と行動力を持ち合わせたタイプです。
周囲を励ましたり、方向性を示したりと、自然な形で人を導くことができます。
単に目立つ存在というわけではなく、相手に寄り添いながらリーダーシップを発揮できる点が特徴です。
そのため、管理職的な役割やプロジェクトリーダーとしての適性も高く、周囲からの信頼も厚い傾向にあります。
また、自信と情熱を持って物事に取り組むため、長期的な目標にも粘り強く取り組むことができます。
このような姿勢は、どの業界においても評価されやすく、組織を支える中心的な存在になりやすいです。
【ENFJの欠点】欠点とそのポジティブな言い換え
ENFJタイプは共感力が高く、周囲のために尽くす傾向が強い一方で、性格的な繊細さや負担の大きさが表れる場面もあります。
ただし、それらの一見ネガティブな側面も、見方を変えれば長所として活かすことができます。
自己理解を深めるうえで、自分の短所を否定するのではなく、ポジティブに言い換えて受け止めることが大切です。
ここではENFJによく見られる欠点と、それに対応する前向きな見方や言い換えを紹介します。
自分らしさを見失いやすい
▶︎ ポジティブな言い換え:他者に深く共感できる能力
周囲との調和を重んじるあまり、自分の本音や希望を後回しにしてしまいがちです。
その結果、自分らしさを見失いがちになる場面もありますが、それは他人の立場や感情を的確に汲み取る力の裏返しです。
対人関係において相手を優先し続けるという姿勢は、協調性や思いやりの高さの表れとも言えます。
就職活動においても、チームや顧客のニーズに柔軟に対応できる強みとしてアピールできます。
自分の軸を見つけることができれば、さらにその長所が活きるようになります。
決断をせかしがち
▶︎ ポジティブな言い換え:即行動型で判断力がある
ENFJは、相手の負担を減らしたいという思いから、自分の決断を急いでしまうことがあります。
熟考よりも早さを重視して行動する傾向はありますが、それは相手を尊重し、物事を前に進めようとする姿勢の表れです。
意思決定においては、判断が早いことは場面によっては大きな利点となります。
特に時間やスピードが求められるビジネスの場では、状況を見極めたうえで迅速に対応できる点が高く評価されることがあります。
判断の背景にある配慮や責任感を伝えることで、単なる短所ではなく誠実さとして捉えてもらうことが可能です。
オリジナリティへの思い込みが強い
▶︎ ポジティブな言い換え:人に影響を与える力を信じている
自分の発想や考え方に対して強い自信を持ちすぎる傾向があります。
独自のアイデアが常に最善だと信じ込んでしまうことがありますが、それは他人から得た要素を自然と吸収し、自分の中で再構築する調整力の裏返しでもあります。
他人の意見をうまく取り込みながら、自分のスタイルとして発信できるのは大きな強みです。
固定観念にとらわれず、新しい視点を受け入れる柔軟性が加われば、チームの中で革新的な役割を担うことも可能です。
発想力と実行力を兼ね備えた存在として、クリエイティブな場面でも重宝されます。
他人の評価に過敏に反応しやすい
▶︎ ポジティブな言い換え:フィードバックを重視する慎重派
他人の評価に敏感に反応し、否定的な意見に心を揺さぶられることがあります。
自分の価値が他人の言葉で大きく左右されることに悩むこともありますが、それは相手の気持ちを大切にしようとする誠実さから来ています。
人間関係を円滑に保つために努力する姿勢は、組織においても重要な資質です。
他人からのフィードバックを真摯に受け止める力は、成長意欲がある証でもあります。
自己肯定感を保ちながら、自分の信念を持つことでバランスの取れた対応ができるようになります。
対立を避けて周囲の意見に流されやすい
▶︎ ポジティブな言い換え:平和を守ろうとする調整型リーダー
対立を避け、周囲の意見に流されやすくなることがあります。
自分の意見を表に出さず、他人に同調する場面が多くなりがちですが、それは争いを避け、協調を大切にする姿勢の表れです。
平和的に物事を進めたいという思いから、あえて自分を抑えることもあります。
そのような性格は、対人関係の調整役や仲介役として力を発揮します。
自分の意見も尊重しながら、他者と共により良い解決策を見つけていくスキルとして発展させていくことが重要です。
自分に厳しすぎて責めてしまう傾向がある
▶︎ ポジティブな言い換え:常に成長しようとする向上心
失敗やミスに対して自分を厳しく責めてしまう傾向があります。
少しの不備でも過剰に反省し、自分を追い込んでしまうこともありますが、それは高い責任感と誠実さを持って物事に取り組んでいる証です。
結果に対して真摯に向き合い、改善を続ける姿勢は多くの職場で高く評価されます。
そのような真面目さは信頼を得る大きな要因にもなります。
自分を責めすぎないように意識しながら、その反省を次の成長に活かしていくことで、より大きな力になります。
ひとりでいることに不安を感じやすい
▶︎ ポジティブな言い換え:人とのつながりを大切にする力
人と一緒にいることを好み、一人になると不安を感じやすい傾向があります。
その背景には、人とのつながりを何よりも大切にし、チームの一員としての役割に喜びを感じる姿勢があります。
協力や助け合いを通じて目標を達成したいという意識が強く、孤独を苦手とするのはその裏返しとも言えます。
人間関係において安定感を求める気質は、チームでの協働において大きな力を発揮します。
周囲と信頼関係を築きながら、一体感のある環境で力を発揮するタイプです。
頼まれごとを断れない
▶︎ 言い換え:人の期待に応えすぎてしまうことがある
人の役に立ちたいという思いが強いため、頼まれごとを断るのが苦手な傾向があります。
無理をしてでも引き受けてしまい、自分の時間や体力を消耗してしまうこともあります。
しかしそれは、周囲への献身や責任感が強い証です。
組織においては信頼されやすく、頼れる存在として重宝される傾向にあります。
ただし、自分の限界を理解し、時には断る勇気を持つことで、持続的にパフォーマンスを発揮することが可能になります。
理想を人に押しつけてしまう
▶︎ 言い換え:正しさを大切にするあまり、相手に強く伝えすぎることがある
自分の理想に強い思い入れがあるため、その考えを周囲に押しつけてしまうことがあります。
相手の立場や状況を考慮せず、自分の信じる方向に引っ張りすぎることがありますが、それは高い理想を持ち、真剣に物事を良くしたいという熱意の表れでもあります。
理想を語るだけでなく、対話を通じて共感を得る工夫が加われば、周囲を巻き込む力に変わります。
組織におけるビジョンメイキングや指導的役割で大きな価値を発揮できる性質です。
感情の起伏が表に出やすい
▶︎ 言い換え:気持ちが顔や態度に出やすいタイプ
感情が豊かで、気持ちの変化が表に出やすい傾向があります。
人とのやりとりに影響されやすく、喜怒哀楽が言葉や表情に表れる場面も多いです。
しかしそれは、感情に素直で人間味があり、相手に安心感を与える存在とも言えます。
感情をコントロールしながらも、自分らしさを大切にすることで、対人関係において強い信頼を築くことが可能です。
人の心に寄り添う仕事や、人前で話す場面では、その感受性が大きな武器になります。
【ENFJの欠点】「-A」「-T」別の欠点
ENFJ-Aは自信と積極性が強みですが、自分の意見に固執しすぎることがあります。
一方ENFJ-Tは共感力が高く慎重ですが、他人の評価に過敏に反応しやすく、自己肯定感が揺らぎやすい傾向があります。
以下では、それぞれの弱点について詳しく解説します。
ENFJ-Aの欠点
ENFJ-Aはリーダーシップや自信に満ちた魅力を持つ一方で、自分では気づきにくい欠点を抱えることもあります。
就職活動や職場でその特性を活かすには、ポジティブな側面だけでなく、弱点に向き合い改善していく意識が大切です。
ここではENFJ-Aによく見られる課題を三つの視点から紹介します。
自信過剰になりやすい
ENFJ-Aは自分の判断に強い確信を持ち、迷わず行動できる頼もしさがあります。
その反面、他者の意見や提案を受け入れにくくなることがあります。
自信が先行しすぎると、自分の考えを押し通してしまい、周囲にとっては意見が通らないと感じられることがあります。
集団での調和を保つには、自らの判断に加えて、他人の声にも丁寧に耳を傾ける姿勢が求められます。
感情に鈍感になりやすい
感情的に安定していることが多いENFJ-Aは、落ち込んだり迷ったりしている相手の気持ちに気づきにくい傾向があります。
自分が前向きに取り組める状況であっても、他人が同じように感じているとは限りません。
そのため、良かれと思ってかけた言葉や行動が、相手にとっては共感が足りないと感じられることがあります。
対人関係においては、行動だけでなく気持ちの機微にも意識を向けることが大切です。
「できて当然」というプレッシャーを自他にかけがち
自己効力感が高く、困難な課題にも積極的に取り組むENFJ-Aは、自分にも他人にも高い基準を求める傾向があります。
その結果、無意識のうちに周囲にプレッシャーをかけてしまう場面があります。
自分の当たり前が他人にとっての当たり前とは限らないことを理解し、相手のペースや立場に合わせた対応が必要です。
職場ではリーダーとしての信頼を得やすい一方で、無理のない目標設定やサポートを意識することが重要です。
ENFJ-Tの欠点
ENFJ-Tは繊細な共感力と高い対人意識を持つ一方で、感情や他者からの影響を受けやすい面があります。
そのため、就職活動や社会人生活の中で、自分自身の感情や行動をどう扱うかが課題になることがあります。
ここではENFJ-Tタイプに見られる代表的な欠点を解説します。
自己肯定感が揺れやすい
ENFJ-Tは他人の評価や反応に非常に敏感で、少しの否定的な意見にも深く傷ついてしまう傾向があります。
特に自分が誰かの役に立てなかったと感じる場面では、強い自己否定に陥りやすくなります。
そのため、自己チェックや反省が止まらず、必要以上に自分を責めてしまうことがあります。
ただし、その慎重さや内省力は、成長意欲の高さや責任感の強さにもつながっています。
他人からの評価に過度に振り回されず、自分なりの基準を持つことが、安定した行動に結びつきます。
感情に振り回されやすい
共感力の高いENFJ-Tは、相手の気持ちを受け取る力に長けている反面、その感情に飲み込まれてしまうことがあります。
相手の怒りや悲しみに寄り添いすぎることで、自分自身も大きく感情を揺さぶられ、精神的に疲弊しやすいです。
人に寄り添うことができる姿勢は強みですが、自分と他人の感情を切り分けて捉える力も求められます。
感情の起伏が激しくなる場面では、一度距離を置いて冷静に状況を見つめ直すことが必要です。
感情を受け止めつつ、バランスよく対応できるようになれば、さらに信頼される存在として成長できます。
過度に人に合わせてしまう
ENFJ-Tは他人との関係を良好に保ちたいという思いが強く、つい自分の意見を押し込めてしまうことがあります。
断ったら嫌われるのではないかという不安から、無理をしてでも相手に合わせようとする傾向があります。
その結果、ストレスを溜め込みやすくなり、限界を超えたときに感情が爆発するリスクもあります。
調和を大切にする姿勢は素晴らしいですが、自分の本音や限界を理解し、適切に主張する力も重要です。
相手と自分の気持ちを両立させる視点を持つことで、無理のない人間関係を築くことができます。
【ENFJの欠点】男女別の欠点
ここからは男女別の決定について詳しく解説します。
それぞれの特徴を把握し、自分の傾向を正しくつかみましょう。
ENFJ男子の欠点
ENFJ男性は明るく社交的で、責任感が強く頼られる存在です。
しかしその一方で、内面に繊細な感情や強い理想を抱えており、それが欠点として表れる場面もあります。
就職活動では、そうした弱点を理解し、どう向き合うかを語ることで、より信頼される人物像を築くことができます。
ここではENFJ男性に特有の欠点を三つ紹介します。
理想を他人に押しつけてしまう
ENFJ男性は正義感や理想に基づいて行動するため、自分が信じる価値観を他人にも強く求めてしまう傾向があります。
無意識のうちに周囲にプレッシャーを与えてしまい、人によっては押しつけがましく感じられることもあります。
特にチームの中でリーダーシップを発揮する場面では、相手の意見や立場に柔軟に耳を傾ける姿勢が求められます。
自分の理想を大切にしながらも、多様な考え方を受け入れられるバランス感覚があれば、より良い信頼関係を築くことができます。
感情表現がコントロールできず、強く出ることがある
感情が豊かで情熱的なENFJ男性は、自分が大切にしている価値観を脅かされたと感じると、感情的な反応が強く出ることがあります。
怒りや焦りが態度に現れる場面があり、周囲を驚かせたり、誤解を招いてしまうこともあります。
特に自分の考えに対する否定に敏感なため、防衛的な態度になりやすい傾向があります。
感情を率直に表現する力は強みですが、ビジネスの場では状況に応じた感情のコントロールも求められます。
冷静に意見を伝えるスキルを意識することで、情熱をプラスの印象として伝えることができるようになります。
自信があるように見えて、実は繊細な一面を隠している
ENFJ男性は外向的でしっかりしている印象を持たれやすく、頼りにされることが多いです。
しかし実際には、内面に不安や繊細な感情を抱えていても、それを人に見せることが苦手な傾向があります。
自分がリーダーであるべきという意識が強いほど、弱さを隠そうとして一人で抱え込み、心身の負担が大きくなることがあります。
そうした弱さを受け入れ、自分の感情を適切に表現できるようになることは、長期的に安定した活躍に繋がります。
自分の限界を把握し、周囲に相談できる柔軟さを持つことで、信頼関係はさらに深まります。
ENFJ女子の欠点
ENFJ女性は、思いやりと共感力にあふれ、周囲に対して細やかな気配りができる魅力的な存在です。
しかしその一方で、相手の気持ちを優先しすぎるあまり、自分を見失ったり疲れを溜め込んでしまう場面もあります。
就職活動では、こうした性格傾向を自覚し、長所と短所の両面から自己理解を深めることが重要です。
ここではENFJ女性によく見られる欠点を三つ解説します。
自分を後回しにしすぎる
ENFJ女性は周囲の人に対する気遣いがとても強く、自分の感情やニーズを後回しにする傾向があります。
頼られることに喜びを感じる一方で、自分の意見を主張することに遠慮を覚え、結果として心の中にストレスを抱えてしまうことがあります。
職場でも周囲の期待に応えようとするあまり、自分の負担に気づかず無理をしてしまうこともあります。
持ち前の思いやりは大きな強みですが、同時に自分の心にも目を向け、丁寧にケアすることが必要です。
共感しすぎて感情的に疲れやすい
共感力の高いENFJ女性は、他人の気持ちを自分のことのように感じ取ってしまうことがあります。
誰かが落ち込んでいれば、自分まで気持ちが沈んでしまい、相手の悩みに強く影響を受けてしまう場面も多いです。
特に人間関係が密になる職場では、感情の波を受け止めすぎて精神的に疲弊することがあります。
共感できる力は人間関係を円滑にする上で大切ですが、自分と他人の感情を切り分けて捉えるスキルも必要です。
人間関係に依存しやすい
ENFJ女性は人とのつながりを大切にし、誰かの役に立つことで自分の存在価値を感じることが多いです。
しかしその傾向が強く出ると、人間関係に依存しやすくなる傾向があります。
特に相手からの評価や反応が自己肯定感に直結してしまうと、自分軸を見失いやすくなります。
職場や就職活動でも、周囲の期待に応えようとするあまり、自分の本当の希望や適性を後回しにすることがあります。
人間関係を築く力は強みですが、自分の価値を他人に委ねすぎず、内面的な安定感を育てることが大切です。
【ENFJの欠点】欠点が強みとして生かせる職業5選
ENFJタイプには、共感力や理想の高さ、感情の豊かさといった個性が多く見られます。
これらは一方で欠点とされることもありますが、環境や職種によっては大きな武器となります。
就職活動では、自分の短所に悩むだけでなく、それを強みとして活かせる仕事に目を向けることが大切です。
ここではENFJの欠点が長所として生きる職業を5つ紹介します。
1. カウンセラー・心理士
カウンセラーや臨床心理士などの職業は、ENFJが持つ感受性の強さや共感力の高さが最大限に発揮される分野です。
人の感情に敏感であることや、時に自己犠牲的になってしまう傾向は、相手の気持ちに深く寄り添える能力として活かされます。
クライアントの話を丁寧に受け止め、安心感を与えられるENFJは、信頼されやすく、安定した関係構築が可能です。
共感しすぎて疲れてしまう面はあるものの、セルフケアとバランス感覚を身につけることで大きな強みに変わります。
2. 教師・教育関係
教育分野でも、ENFJの理想の高さや推進力がプラスに働きます。
こうあるべきという考え方が強すぎることや、やや決断が早すぎるという短所も、生徒を導く場面では有効な指針となります。
生徒一人ひとりに真剣に向き合い、学びの場をより良いものにしようとする熱意は、教育者としての大きな資質です。
共感力とリーダーシップを兼ね備えるENFJは、生徒や保護者からの信頼を得やすく、教育現場での調整役としても活躍できます。
理想を実現するために努力を惜しまない姿勢は、教育の現場で大いに評価されます。
3. 人事・採用担当
人事や採用担当の仕事は、ENFJの人を見る目や共感力が活かされる職種です。
人の可能性や魅力に気づくことができ、候補者の不安を和らげたり、適性を見抜く能力に長けています。
また、人間関係への依存傾向があるENFJも、その分他人に強く関心を持ち、真剣に向き合おうとする姿勢があります。
職場の雰囲気づくりやチームビルディングの場面でも、自然と人と人をつなぐ存在になれます。
人に寄り添う力を軸にすれば、採用だけでなく育成や組織開発の分野でも信頼される人材となれます。
4. NPO・福祉・ボランティア系職
NPOや福祉、ボランティアなど社会貢献を目的とした仕事は、ENFJの本質的な価値観と深く一致しています。
自分を後回しにしてでも誰かのために動ける姿勢は、このような場で非常に頼られる力となります。
共感しすぎて疲れてしまう面もありますが、課題に対する本気の取り組みとして周囲に感動を与えることができます。
感情を共有することが多い現場だからこそ、ENFJの優しさや熱意が真価を発揮します。
社会や人に貢献する実感を求めるENFJにとって、非常にやりがいのある職種です。
5. ブランド・広報・PR職
ブランド担当や広報、PRの職種では、ENFJの繊細な感情や他者の評価への感受性が大きな強みになります。
消費者の気持ちを察知し、心に響くメッセージを届けるセンスに優れているため、感情の起伏があることも武器になります。
ブランドの魅力をどう伝えるかを考える際に、人の共感を引き出す表現力が必要とされます。
ENFJは人の立場に立って考えられるため、相手が何を求めているかを正確に掴みやすいです。
人の心に訴えかける力を活かせば、企業の顔として強い発信力を発揮できるでしょう。
【ENFJの欠点】よくある質問
ここからはENFJに関するよくある質問に対し回答していきます。
これらを明らかにしておくだけでも、今後の自己分析や就活に役立つので参考にしてください。
ENFJの恋愛あるあるは?
ENFJは、思いやりと共感力にあふれる性格から、人間関係の中でも特に恋愛において深い絆を求める傾向があります。
自分よりも相手を優先する姿勢や、高い理想を持つ傾向が、恋愛における行動や考え方に大きく影響します。
ここではENFJによく見られる恋愛あるあるを紹介しながら、性格への理解を深めるヒントをお伝えします。
相手を優先しすぎて自分を後回しにしがち
ENFJは、恋人との関係において相手の幸せを何よりも優先しようとする傾向があります。
相手が喜んでくれることが自分の喜びであり、その思いが強すぎるあまり、自分自身の気持ちや欲求を後回しにしてしまうことがあります。
その結果、気づかないうちにストレスが溜まり、精神的に疲弊してしまうこともあります。
献身的で思いやりのある姿勢は大きな魅力ですが、自分自身の感情にも丁寧に目を向けることが、安定した恋愛関係を築くためには不可欠です。
バランスの取れた関係を意識することが長続きのポイントとなります。
理想が高く、恋愛に運命を求めがち
ENFJは恋愛に対して非常にロマンチックな感性を持っており、心から通じ合うような関係に強い憧れを抱きます。
魂でつながるような特別な相手を求める傾向があるため、少しでも理想と異なる部分や価値観の違いが見えると、気持ちが冷めてしまうことがあります。
相手に多くを求めすぎず、違いを受け入れる柔軟さを持つことで、より現実的で安心感のある関係性を築くことができます。
理想を追いかけること自体は悪くありませんが、それを押しつけすぎない姿勢が恋愛を長続きさせる鍵となります。
他のMBTIも気になる人向け
ENFJの恋愛傾向は一例であり、他のMBTIタイプにもそれぞれ異なる恋愛観や行動傾向があります。
自分や相手のタイプを知ることで、より良い関係性を築くヒントが得られるかもしれません。
ほかの性格タイプの恋愛傾向が気になる方は、こちらのページも参考にしてみてください。
MBTI別恋愛傾向をまとめた特集はこちらからご覧いただけます。
ENFJはどんな人?
ENFJは、人の感情に敏感で共感力に優れた性格です。
相手の気持ちを察して行動できるため、周囲との関係を円滑に保つことが得意です。
また、理想に向かって努力を惜しまず、チームの中では自然とリーダーシップを発揮します。
他人の成長や幸せに喜びを感じ、サポート役や調整役として頼られる存在です。
その一方で、自分を後回しにしやすい面もありますが、人間関係において温かく信頼される人物像といえます。
まとめ
ENFJは共感力とリーダーシップを兼ね備え、人間関係において信頼を集める存在です。
その一方で、感情に敏感すぎたり、自己犠牲的になりすぎるなどの弱点も持ち合わせています。
しかし、それらは見方を変えれば強みにもなります。
この記事を参考に、自分の傾向を正しく理解し、就活や恋愛などに活かすことで、より良い選択ができるようになってください。
就活コンサルタント木下より
MBTIは自分の性格傾向や思考パターンを客観的に把握できる自己分析ツールです。
適性や価値観を理解することで、志望企業や職種選びがしやすくなります。
うまく活用すれば、自己PRや志望動機の説得力も高まり、就活が効率的かつ楽になります。