【27卒向け】エントリーシートのテンプレートを解説!自己PR・ガクチカ・志望動機

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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はじめに

就活が本格化してきたら、まず準備しなければいけないものであるエントリーシート。

おそらく、どのように書き進めたらいいか分からないという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、エントリーシートの項目ごとに書き方のポイントを押さえたテンプレートを紹介します。

【エントリーシートのテンプレート】ESで問われていること

エントリーシートは、採用担当者がまず最初に見る、就活生の情報になります。

企業側がエントリーシートを通して、就活生の何を見ているのか知ることで具体的な対策に繋がります。

以下で紹介する情報は、エントリーシートを書く上で知っておきたい基本的なことです。

自分が何を意識してエントリーシート作成に着手したらいいか明確にしましょう。

採用担当が見ている視点

採用担当者は、応募者の人物像、仕事への適性、そして企業との相性という3つの視点からエントリーシートを評価しています。

具体的には、自ら考えて行動する主体性、直面した問題に対処する課題解決力、そして他者と円滑に連携するコミュニケーション能力といった、ビジネスの土台となる基礎力が備わっているかを見ています。

しかし、評価の基準はこれだけではありません。

応募企業が掲げる価値観や求める人物像に合致しているかどうかも重要な判断材料です。

単に保有しているスキルだけでなく、常に新しいことを学び成長しようとする意欲や、企業の文化や雰囲気に馴染めるかといった社風への適応力も総合的に判断されています。

企業によって違う設問の意図

エントリーシートの設問は、たとえ同じように見えても、企業ごとにその裏に隠された意図は大きく異なります。

企業が求める人材像や、特に重視するポイントは多種多様だからです。

ベンチャー企業であれば、新しいことに挑戦する意欲や、変化に柔軟に対応できる適応力を求める傾向がある一方で、大手企業では、組織の中で円滑に業務を進めるための協調性や、堅実な業務遂行能力を重視することが多いでしょう。

また、設問の背景には、企業の現在の事業戦略や組織が抱えている課題が反映されていることも珍しくありません。

企業がどのような方向を目指し、どのような課題を解決しようとしているのかを理解することで、設問の真の意図が見えてきます。

その意図を正確に捉え、企業が求めている情報に即した回答を作成することが、採用担当者の心に響くエントリーシートを作成する上で不可欠です。

自己PR・ガクチカ・志望動機の違い

エントリーシートにおいて、自己PR、学生時代に力を入れたこと、そして志望動機は、それぞれ異なる役割を持っています。

まず、自己PRは、自分の強みや持っているスキル、そして仕事に対する価値観を企業に伝えるためのパートです。

自分の強みや個性を、仕事においてどのように活かすことができるか具体的に伝える機会になります。

次に、学生時代に力を入れたことは、あなたが学生時代にどのような経験をし、そこから何を学び、どのように成長したのかを具体的に示す部分です。

最後に、志望動機は、なぜこの企業を選んだのか、この企業で何を成し遂げたいのかというあなたの熱意と目的意識を伝えるパートです。

企業の事業内容やビジョン、企業文化などに対する深い理解を示し、そこにあなたがどのように貢献できるのかを具体的に記述することが重要です。

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「エントリーシート(ES)、何から書けばいいのかわからない…」

「自己PRと志望動機、結局どう違うの?」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、企業ごとに見ているポイントや設問の意図が違うからこそ、ただ頑張って書くだけでは伝わりにくいんです。

そこで今回は、人事目線の解説+そのまま使えるテンプレート集をセットでご用意しました!

構成の組み立て方、強みの伝え方、企業理解の盛り込み方まで、すぐ書き始められるヒントが満載です。

「とにかく早く手を動かしたい」

「土台があれば、自分なりにアレンジできる」

そんな方は、テンプレート集を今すぐチェック!

【エントリーシートのテンプレート】自己PRのテンプレート

自己PRは、自分の個性や能力を企業に効果的に伝えるための重要なセクションです。

ここでは、その構成と表現のポイントについて詳しく解説します。

自己PRは内容はもちろん、伝え方によって、自分がアピールしたいポイントがどのように伝わるか異なります。

以下のテンプレートを参考に、自分の強みが印象に残るような自己PRを考えましょう。

PREP法の活用

自己PRには、PREP法(結論、理由、エピソード、結論)が非常に効果的です。

まず「私の強みは〇〇です」と結論を明確に提示し、次にその強みがどのように培われたかを具体的な経験や取り組みを交えて説明します。

その後、その強みを発揮し、失敗や困難を乗り越えた具体的なエピソードを詳しく描写します。

単なる出来事の羅列ではなく、課題への工夫や解決のプロセスを伝えることで、あなたの行動力や問題解決能力をアピールできます。

最後に、その強みが「貴社が大切にする〇〇という企業理念に一致する」ことを伝え、入社後に「貴社の〇〇事業に貢献したい」と具体的な貢献内容を述べます。

これにより、あなたの強みが企業にとってどのような価値を持つのかを明確にし、採用担当者に具体的な入社後のイメージを抱かせることができます。

強みの根拠を示すエピソードの書き方

自己PRには、強みを裏付けるエピソードが不可欠です。

エピソードの提示方法は、伝えたい内容に応じて使い分けが可能です。

一つは、強みが育まれた「過去の原体験」から展開する方法です。

これは、特定の強みが長期的な経験や価値観の原点から培われたことを示すのに有効です。

自分の強みが幼いころからのどのような環境や経験から身についたのかのように、強みの根源を深く掘り下げて伝えます。

二つ目は、強みを活かして「現在」出した成果から入るパターンです。

これは、直近の大きな成果や即戦力としての貢献を強調したい場合に適しており、具体的な実績を示すことで期待感を高めます。

また、PREP法の「結論」から始める構成は、最も伝えたい強みを冒頭で明確にするシンプルな方法です。

最後に、成果よりも強みを発揮する「過程」に焦点を当てる方法もあります。

困難な状況にどう立ち向かい、試行錯誤を重ねて何を学び、どう成長したかを詳細に描写することで、問題解決能力や成長意欲、粘り強さを効果的にアピールできます。

汎用性の高いフレーズとその応用例

自己PRでは、強みを企業が求める人物像に結びつけることが重要です。

多くの企業で求められる「目標達成のために粘り強く行動し続ける力」は、「大学時代のアルバイトで顧客満足度を〇〇%改善した」のように具体的な成果を数字で示せます。

「相手の立場に立って考え、信頼関係を築く力」は、「ボランティア活動で継続率〇〇%を維持し、多くの信頼を得た」のように、行動と成果を示すことで人間性やコミュニケーション能力をアピールできます。

これらの汎用的なフレーズを参考に、具体的なエピソードで効果的な自己PRを作成しましょう。

【エントリーシートのテンプレート】ガクチカのテンプレート

学生時代に力を入れたこと、いわゆる「ガクチカ」は、あなたの個性や能力、そして成長のプロセスを企業に伝えるための重要な要素です。

ここでは、その構成とポイントについて詳しく解説します。

ガクチカにおいて企業が着目している点は、成果よりも取り組んだ過程やそこから学んだことです。

そのことを念頭に置いて、以下で紹介するテンプレートを参考にしてみてください。

取り組みの背景・課題の設定

ガクチカを語る上で、「なぜその取り組みを行ったのか」という動機や、その活動の出発点となった課題意識を明確にすることは非常に重要です。

特に、当時の状況を「具体的な数値」や「他者との比較」を用いて記述したりすると、その説得力は格段に増します。

例えば、「アルバイト先の売上が前年比20%減少し、このままでは店舗の存続が危うい状況でした」といった具体的な記述は、聞き手に危機感を伝え、自分の行動の必要性を強く印象付けます。

また、単に状況を説明するだけでなく、その状況に対して自分がどう感じ、なぜ行動したのかという内面的な動機を添えることで、あなたの主体性や責任感がより伝わりやすくなります。

課題を「自分ごと」として捉え、自ら解決しようと動き出した姿勢は、企業が求める人材像に合致する重要な評価ポイントとなります。

行動・工夫・結果を具体的に

ガクチカの核心は、「実際に自分がどう動いたか」を時系列に沿って具体的に描写することにあります。

重要なのは、思考のプロセスや、独自の視点、そして改善のプロセスを詳細に伝えることです。

例えば、単に「集客イベントを開催しました」と書くのではなく、何がきっかけで集客をイベントを開催し、どのような課題をどのような思考プロセスで打破したのかといったように、あなたの思考と行動の軌跡を具体的に描写することで、採用担当者はあなたがどのような人物であるかをより深く理解できます。

そして、その努力によって得られた結果は、必ず数字や周囲からの評価など、客観的に測れる形で示すことが重要です。

例えば、「イベントの参加者数は目標を〇〇人上回り、顧客満足度も〇〇%に達しました」といった具体的な数字は、あなたの貢献度を明確に示し、強いインパクトを与えます。

読む側がイメージできるような描写を心がけることで、あなたのエピソードはさらに説得力を増すでしょう。

学びや今後への活かし方の書き方

ガクチカの締めくくりでは、経験から何を学び、それをどう応用できるかを述べることが最も重要です。

単なる感想ではなく、得た知見やスキルが汎用的な価値として昇華されたことを示しましょう。

「目標達成のために工夫する力」のように抽象的な表現でも、それが「どのような状況で活きるか」「仕事で具体的にどう活かせるか」に触れることで説得力が増します。

採用担当者はこの部分で、あなたが職場で活躍する未来のイメージを膨らませます。

そのため、企業の業務内容や求める人物像と学びを結びつけ、未来志向で締めくくることが効果的です。

例えば、「この経験で培った課題解決能力は、貴社の新規事業開発に貢献できる」といった形で伝えましょう。

【エントリーシートのテンプレート】志望動機のテンプレート

志望動機は、あなたがなぜその企業で働きたいのか、そしてどのように貢献したいのかを伝える、エントリーシートの中でも特に重要な部分です。

ここでは、効果的な志望動機を作成するための構成とポイントについて詳しく解説します。

企業の印象に残る志望動機のポイントを押さえて、他の就活生との差別化を図りましょう。

企業理解をどう文章に落とし込むか

志望動機では、単に企業知識を羅列するのではなく、あなたが企業のどの点に惹かれ、共感したかを自身の言葉で具体的に表現することが重要です。

企業の情報をあなたなりに解釈し、独自の視点を加えることで、個別性が生まれます。

例えば、「貴社が◯◯に注力している姿勢に、学生時代の経験から重要性を感じていた」のように、企業への理解を「理解」→「共感」→「動機」の流れで展開すると効果的です。

企業の理念や事業内容を深く理解し、それが自身の経験や価値観とどう結びつくかを明確にすることで、説得力のある志望動機となります。

企業の特徴の接続法

志望動機を魅力的にするには、企業の特徴と自身の経験・価値観を結びつけることが重要です。

これには「共通点」を見出す方法と「補完関係」を示す方法があります。

「共通点」は、企業の価値観と自身の経験が一致することを述べます。

「貴社の『顧客第一主義』に共感、接客経験でその重要性を実感しました」のように表現します。

「補完関係」は、自身のスキルが企業の課題解決に貢献できることを示します。

「貴社のグローバル展開に、私の異文化理解力と語学力が貢献できると確信しています」のように伝えます。

能動的な接続表現を用いることで、単なる事実の羅列ではなく、企業への貢献意欲を強くアピールできます。

他社との差別化ポイントの書き方

志望動機では「なぜこの会社か」を明確にすることが重要です。

他社比較ではなく、「自分にとっての優先順位」や「企業との相性」を語るのが効果的です。

企業選びの軸を明確にし、なぜこの企業が魅力的かを説明します。

例えば、「貴社の〇〇事業の継続性と専門性に惹かれたのは、私の社会課題解決への価値観と一致するから」のように、自身の価値観と企業の特性を結びつけます。

他社を貶めず、「貴社の〇〇という独自技術が、私の〇〇という強みを最大限に活かせると感じた」のように、企業とあなたのユニークな組み合わせに焦点を当てることで、説得力のある差別化が図れます。

【エントリーシートのテンプレート】ESの文字数別対策

エントリーシートの文字数制限は、伝えたい内容を効果的に取捨選択し、表現を工夫する上で重要な要素です。

ここでは、文字数別にどのようにアピールすべきか、そのポイントを詳しく解説します。

エントリーシートで限られた文字数で伝えたい内容をまとめることは、面接においても、伝えたいことを簡潔にまとめる練習になります。

様々な文字数制限で練習してみてもいいかもしれません。

100字

100字という非常に限られた文字数では、結論と最も重要な根拠を一文で簡潔に伝えることが基本となります。

背景や過程に触れる余裕はほとんどなく、「私の強みは〇〇です。

〇〇の経験で発揮しました」のように、情報を極限まで圧縮した構文が求められます。

この際、抽象的な言葉だけではあなたの個性が伝わりにくいため、数字や固有名詞を積極的に活用し、具体的かつ印象的な表現を心がけましょう。

例えば、「問題解決能力」とだけ書くのではなく、「売上を30%改善したプロジェクトで発揮」といった具体的な情報を盛り込むことで、読み手にとって分かりやすく、記憶に残る一文に仕上げる技術が問われます。

簡潔でありながらも情報量が多く、あなたの強みが明確に伝わるように練り上げることが重要です。

200字

200字の制限では、「結論→経験→結果」という3つの要素に絞り込むと、効果的にあなたの強みをアピールできます。

複数のエピソードを詰め込むのではなく、あなたの強みが最もよく表れている一つの経験を象徴的に取り上げ、そのエッセンスを凝縮して描写することが求められます。

この文字数では、単に抽象的な言葉で終わらせるのではなく、あなたが実際に行った行動や、その行動の背景にある工夫に焦点を当てて表現することが効果的です。

読み手があなたの具体的な活動をイメージできるよう、言葉を選び、簡潔ながらも具体的な描写を心がけましょう。

情報を厳選し、深く掘り下げることで、あなたの強みがより明確に伝わります。

300字

300字の文字数であれば、背景・行動・結果・学びという4段階の構成を意識すると、あなたの経験が読み手により伝わりやすくなります。

特に、あなたが直面した課題にどのように向き合い、それを解決するためにどのような工夫をしたのかという部分に字数を割くことで、あなたの主体性や問題解決能力、そして困難を乗り越えて成長する姿勢を効果的に伝えることができます。

具体的な成果を示すためには、数字や他者からの評価といった客観的な情報を添えることで、あなたの主張に説得力が増します。

例えば、「〇〇の工夫により、売上が〇〇%増加した」といった具体的な数字や、「チームメンバーから〇〇という評価を得た」といった記述は、あなたの行動の価値を明確に示します。

最後に、その経験から得た簡潔な学びや、その学びを今後どのように活かしていきたいかという展望を添えることで、文章全体にまとまりが生まれ、あなたの成長意欲もアピールできます。

400字

400字の文字数になると、単なる行動や成果の羅列にとどまらず、あなた自身の思考の深さや、行動の背景にある価値観まで表現することが可能になります。

この文字数では、「なぜそう考えたのか」「その時何を感じ、どう困難を乗り越えたのか」といった内面の変化や葛藤を織り交ぜて記述することで、他の応募者との差別化を図ることができます。

例えば、課題に直面した際に、あなたがどのような思考プロセスを経て解決策を導き出したのか、あるいはチームの中で意見が対立した際に、どのようにコミュニケーションをとり、合意形成を図ったのかといった、あなたの人間性や多面的な能力を示す描写を加えることができます。

文章の終盤では、その経験から得た学びを明確に言語化し、それが志望企業でどのように活かせるのかまで具体的に繋げられると、自己PRと志望動機に一貫性が生まれ、エントリーシート全体の完成度が格段に高まります。

500字以上

500字以上の自己PRでは、単なる成功談ではなく、課題の複雑性、対人関係、思考や価値観の変化といった深掘りした描写が求められます。

直面した葛藤や選択のプロセスに焦点を当てることで、人間的な深み、行動の動機、具体的な成長を浮き彫りにできます。

例えば、チームの意見対立の乗り越え方や、予期せぬ困難への対処法を多角的に描くことで、問題解決能力に加え、リーダーシップや協調性、レジリエンスといった高度な能力も示せます。

最後に、経験で得た価値観やスキルが志望企業でどう活かせるかを具体的に述べ、自己PRと志望動機に一貫性を持たせることで、入社への熱意と貢献意欲を最大限にアピールできます。

【エントリーシートのテンプレート】テンプレートを使う際の注意点

エントリーシートのテンプレートは、構成の指針として非常に有効ですが、その使い方を誤るとかえって逆効果になることもあります。

ここでは、テンプレートを最大限に活用し、あなたの個性を引き出すための注意点について解説します。

テンプレートに頼りすぎず、自分らしさが存分に伝わるようなエントリーシートが求められます。

自分の言葉への置き換えが必須

エントリーシートのテンプレートは、あくまで構成の補助ツールとして活用すべきです。

例文や表現をそのまま使うと、没個性的な内容となり、他の応募者と差別化できません。

重要なのは、あなたの具体的な体験や経験に即した言葉に置き換えることです。

例えば、「課題解決能力」と抽象的に述べるだけでなく、あなたが実際に直面した課題、その際の思考プロセス、具体的な行動、そして解決に至った経緯を独自の言葉で描写しましょう。

そうすることで、表面的な美辞麗句ではない、あなたの等身大の説得力が生まれ、採用担当者にリアリティと信頼感を与えられます。

自身の感情や考え、具体的な行動を盛り込むことで、エントリーシートは単なる書類ではなく、あなたの個性的な物語として輝きを放ちます。

汎用性と独自性のバランス

ESでは、汎用性のある強みを示すことも重要ですが、他応募者と差別化するには「独自性」が不可欠です。

この独自性は、企業の特性とあなた自身の接点を明確にすることで生まれます。

企業の理念や事業内容、社風を深く理解し、それがあなたの価値観や経験とどう結びつくかを具体的に述べましょう。

単なる興味ではなく、「貴社の〇〇に、私の〇〇という経験が合致する」のように、自身の経験・価値観と企業特性を深く結びつけることで、あなたにしか書けない魅力的な内容となり、採用担当者の記憶に残るESを作成できます。

面接で深掘りされる前提で書く意識

エントリーシートは、あくまで「面接への入り口」であり、あなたの全てを語り尽くす場ではありません。

採用担当者は、エントリーシートの内容を基に、さらに詳しく話を聞きたいと思った応募者と面接を行います。

表面的な事実や、聞こえの良い言葉だけを並べてしまうと、もしその内容に根拠が乏しい場合、面接での質問に対して具体的に答えることができず、窮地に陥る原因となります。

エントリーシートを書く際には、書いた内容一つ一つに対して、「これは面接でどのように聞かれるだろうか?」「自分はそれに対して具体的に、説得力を持って答えられるだろうか?」という自問自答を繰り返してみましょう。

具体的なエピソードの裏付けや、あなたの行動の意図、学びの深さなどを明確にしておくことで、面接の場で自信を持ってあなたの強みや経験を語ることができるようになります。

【エントリーシートのテンプレート】「これでは落ちる」NG例も紹介

エントリーシート作成において、つい陥りがちなNG例を知ることは、効果的なESを作る上で非常に重要です。

ここでは、採用担当者の目に留まりにくい、あるいは評価を下げてしまう可能性のある典型的なNGパターンとその対策について解説します。

エントリーシートを書いたら、一度自分のエントリーシートの内容が適切かどうか確認してみてください。

抽象的で中身が伝わらない表現

エントリーシートで最も避けたいのは、抽象的な表現や一般論ばかりで具体性に欠ける文章です。

例えば、「私は努力しました」「大きく成長しました」といった表現だけでは、読み手である採用担当者に「具体的に何を伝えたいのか」「どのような努力をし、どのように成長したのか」が全く伝わりません。

このような表現では説得力がなく、あなたが本当にその能力を持っているのか、あるいはその経験から何かを学んだのかが疑わしくなります。

必ず、自身の具体的な経験に基づくエピソードや、具体的な数字を添えるようにしてください。

具体的な行動と成果を明確にすることで、あなたの努力の中身や成長の実感が伝わり、説得力のある内容になります。

中身のある表現を心がけ、あなたの個性を際立たせましょう。

結論が曖昧で印象に残らない構成

エントリーシートにおいて、結論がぼやけていると、最もアピールしたい強みや意図が読み手に不明瞭となり、結果として記憶に残りにくい文章になってしまいます。

これを避けるためには、「結論先出し」の原則を徹底することが効果的です。

まず冒頭で、あなたが何を最も伝えたいのか、例えば「私の強みは〇〇です」といった形で強みや主張を明確に提示します。

その後に、なぜそれがあなたの強みと言えるのか、その理由や具体的なエピソードで補強していく構成にすることで、読み手はあなたの主張を素早く理解し、その後の内容をスムーズに読み進めることができます。

強い印象を与えるためには、結論を明確にし、簡潔に提示することが不可欠です。

何をアピールしたいのかを最初に示すことで、読み手の注意を引きつけ、あなたのメッセージを効果的に伝えることができるでしょう。

企業に合わせていない使い回し感

エントリーシート作成において、最も採用担当者にマイナスな印象を与えてしまうのが、どの企業にも通用するような内容の「使い回し感」です。

このようなエントリーシートは、「志望度が低い」「企業研究を怠っている」と評価されやすく、選考を通過する可能性は極めて低くなります。

企業の特徴や事業内容に全く言及せず、自己PRや志望理由がどこでも通用するようなテンプレート的な内容に見えることは、大きなマイナスポイントです。

企業は、自社理解が深く、志望理由が明確な人材を求めています。

最低限、応募する企業の事業内容、企業理念、求める人物像、最近のニュースや取り組みなどを十分にリサーチし、その企業に合わせた内容にカスタマイズすることが必須です。

具体的な事業や企業文化に言及し、あなたがその企業でなければならない理由を明確に伝えましょう。

【エントリーシートのテンプレート】まとめ

この記事ではエントリーシートの項目ごとに、効果的な構成をテンプレートを用いて紹介してきました。

エントリーシートは、企業が最初に目にするあなたの情報です。

限られた文字数の中で、自分の強みや志望動機を印象づけることができるような内容、構成を意識しましょう。

そのためにも、この記事のテンプレートを参考にしたり、自分のエントリーシートを見直す一つの基準にしてみてはいかがでしょうか。

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