はじめに
就活でエントリーシートを記入する際に、文章をどのように書くかに気がいってしまうかもしれません。
確かに自分をアピールするための文章をどのようにするのかも大切ではありますが、同時に証明写真にも気を使わなければいけません。
せっかく立派なことを書き文章からは素敵な学生だと感じてもらえても、証明写真を見て見た目に不潔さや常識のなさを感じられたらそこで終わってしまいます。
ここではどんな証明写真が好まれるのかなどを中心に紹介していきます。
なぜ写真が求められるの?
企業側としては応募段階でどのような学生なのかわからないことも多く、まずはどんな雰囲気の学生が応募してくれているのか見てみたいと思っています。
特に雰囲気を見るといっても、イケメンや美女かどうかを見ているわけではありません。
文章からもどのような学生かは想像がつきますが、それでも顔まではわからないものです。
どんな人なのか、雰囲気が自社に合っていそうかどうかなども一緒に見たいのでエントリーシートでは求められます。
中には設問の1つの中に写真の提出とその写真についての説明をしてほしいと言われるケースもあり、その場合はよりじっくりとどんな人物か目でも確認されていると思っても良いでしょう。
本人確認するため
エントリーシートの写真は、面接のときに本人かどうかを確認するために主に使われます。
面接官も複数の学生が来るため、どのエントリーシートがどの学生か文字を見ただけではピンとこない場合もあります。
エントリーシートに写真が付いていると、その用紙と学生の顔を見て一致しているか容易に確認できるのです。
特に集団で複数面接をする場合は、エントリーシートも多数ありわかりにくくなります。
あまりにも画質が悪く誰なのかわからない場合や服装が奇抜、髪の毛の色が金髪など特徴的だと非常識と捉えられてしまいますが、変に目立たなければ、見た目を理由に落とすなど元々の容姿で決めることはありません。
見た目から雰囲気を見るため
面接官は「この子の顔は自分の好みだから採用する」ということはありませんが、ある程度企業によっては外見を判断材料にする場合があります。
あまり清潔感がない場合は、どんなに素敵な志望動機や自己PRを書いても落とされる可能性があります。
かわいいやかっこいいという点ではなく、 清潔感があり人に好印象を与える人物かどうかを見ているのです。
暗い雰囲気で髪の毛ボサボサよりも、明るい雰囲気で髪の毛もきちんと束ねている、耳を出しているほうが好印象です。
エントリーシートに貼る写真の注意点
写真を貼る際にもいくつか注意点があり、皆と違う場合や決まりを守っていない場合は悪目立ちしてしまうので気を付けましょう。
撮影が上手にいけばそこで安心してしまいがちですが、エントリーシートに張り付けるところまで緊張感を持つことが大切です。
どのようなことに気を付けて写真を貼れば良いかを紹介していきますので、これからエントリーシートを提出する際には参考にしてください。
写真のサイズは40mm×60mm
証明写真の基本的なサイズは、40mm×30mmですが、エントリーシートに貼るサイズがそうとは限りません。
もしそれよりも大きいサイズを貼るように言われてしまったときに、自宅には40mm×30mmの一般的なサイズしかないとなってしまうと焦ってしまうでしょう。
企業で求めている大きさというのは本当にバラバラですので、一番大きいサイズの40mm×60mmを準備しておけば間違いありません。
もし企業によってはこれよりも小さいサイズを求めている際は、自分でその長さに合わせて切断して提出しましょう。
自分自身で切るのは問題ありませんが、曲がっていて写真のバランスが多いと仕事でも大雑把で適当に済ませるイメージを与えてしまいます。
定規で曲がらないようにし、カッターなど使ってきれいに切り貼り付けをしましょう。
できるだけ写真館で撮ってもらおう
今の時代は本当に便利で、スーパーやコンビニの近くにある証明写真機を使っての撮影やスマホを利用して自分でも撮影できてしまいます。
しかし就職活動となったときには、 これらを使ってしまうと手抜きをしていると見られてしまうので気を付けましょう。
簡単に済ませているイコールそんなに企業に入りたいと思っていない、お試しで受けに来ていると思われてしまうのです。
写真館は値段もそこそこ高いですし、撮影しに行く場合には手間暇もかかります。
しかしそのような写真を貼って提出するということが、企業に対して力を入れて自分をアピールしたいという表れに感じられるのです。
写真館では受けたい企業でアピールできる写真の姿勢や表情についてもアドバイスしてもらえますし、髪型や服装もしっかりと見て撮影してもらえます。
20枚以上は用意しよう
特に深く就職活動のことを考えていない場合は、数枚あれば写真は間に合うだろうと感じてしまうかもしれません。
しかし実際には履歴書やエントリーシート、その他でも企業によっては提出を求められる可能性があります。
数枚しか準備していない状態だとすぐになくなってしまい、困ってしまうかもしれません。
実際に就活をしている学生が用意している枚数も、平均として20枚から30枚になります。
最低でも20枚あれば万が一余ってしまったとしても、何かあったときに安心です。
写真館で撮影していれば焼き増しもできますが遠いとお願いするのも大変ですので、自宅などの近くで撮影しておくと良いでしょう。
写真を撮る際の注意点
普段友人などと楽しい時間を過ごした写真を撮るわけではないので、変なおしゃれをする必要はありません。
かわいく見せるためにネックレスなどを着け、メイクも濃くしたくなるかもしれませんが、その気持ちは抑えましょう。
あくまで就職活動用の写真ですので、ここでウケの良い雰囲気を作り写ることが大切です。
ピアスなどのアクセサリーは外そう
自分を美しく見せるために、普段からピアスやアクセサリーを着けている方もいるでしょう。
友人と遊ぶときやお出かけするときには問題ありませんが、エントリーシートの写真には必要がないものになります。
さまざまな学生から写真が送られてきたときに、 ピアスやネックレスなどが写りこんでいると、常識のない学生で入社してからも不安だと思われてしまいます。
写真の学生が美しいかなどは見ていないので、普段から着けている方は外すようにしましょう。
髪型はさわやかに見えるようなものに
髪型は証明写真の中でも不潔さを表しやすい部分になりますので、気を付けるようにしましょう。
写るときには短髪か、女性の場合はロングヘアは1つに結び襟足が肩にかからないようにします。
そして顔を小さく見せたくなってしまうかもしれませんが、髪の毛が顔のサイドにかかっているのも不潔感があります。
しっかりと耳にかけ、ピンなどで留めましょう。
前髪も上げるとさらに表情などもわかりやすく、明るい印象になるのでおすすめです。
髭なども剃らずにそのまま写ってしまうと不潔な印象を与えます。
髪色は黒髪が好ましい
大学に行っている間はおしゃれをするために、髪の毛を染めている方も多いでしょう。
しかし就活が始まりエントリーシートの写真を撮影するときには、黒髪に戻しましょう。
黒髪は元々日本人の雰囲気にも合い、リクルートスーツにも合います。
もし茶髪や金髪でリクルートスーツを着て写っていたとしたら、どんなにエントリーシートに書かれていることが魅力的でもそもそも 常識のない容姿の学生だと思われ面接まで進めなくなってしまうのです。
髪の毛の色は身だしなみの一部で、黒いというだけで清潔感や働いてからも真面目、誠実な印象を与えます。
企業によってどのくらいの黒さまでならOKなどと、厳密に決めている場合もあるので注意です。
そのラインの色よりも明るいと、それだけで落とされてしまいます。
ただ 女性の場合は業界によって、多少髪の毛が茶色でも問題ない場合があるので覚えておきましょう。
美容業界やアパレル関係などの場合、華やかさも求められるので黒髪でなければということもない場合もあります。
まとめ
考えて素敵なエントリーシートを記入しても、写真で失敗をしてしまったらどうもこうもありません。
写真ではかわいい、かっこいいではなく、清潔感があり誠実さがあるかどうかを見られています。
華美におしゃれをせず、髪の毛をスッキリとさせ写真館でプロに撮影してもらいましょう。