
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
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金融業界は就活生に人気の業界です。
激戦を勝ち抜くには、採用担当者に響く「ガクチカ」が不可欠です。
この記事では、金融業界に特化したガクチカの作り方を、評価ポイントや業種別の例文を交えて徹底解説します。
あなたの魅力を最大限に伝え、内定を掴むための秘訣をお届けします。
目次[目次を全て表示する]
【金融業界のガクチカ】金融業界に向いている人の特徴
金融業界と一言でいっても、銀行や証券、保険など様々な業種があります。
しかし、どの業種にも共通して求められる資質が存在します。
ここでは、金融業界で活躍するために特に重要とされる5つの特徴を紹介します。
自身の強みと照らし合わせながら、自己分析の参考にしてください。
誠実で責任感が強い人
金融業界のビジネスは、顧客との信頼関係の上に成り立っています。
顧客の大切な資産を預かるため、何よりも誠実さと強い責任感が求められます。
ルールを遵守し、一つ一つの業務を正確にこなす真面目さ、そして顧客に対して真摯に向き合う姿勢が不可欠です。
どんな状況でも、お客様のために最善を尽くそうとする強い使命感が、信頼を築く第一歩となります。
学習意欲が高く、情報感度が高い人
金融の世界は、経済情勢や法改正、新しい金融商品の登場など、常に変化し続けています。
そのため、常に新しい知識を学び続ける高い学習意欲が欠かせません。
新聞やニュースに目を通し、社会の動きにアンテナを張る情報感度の高さも重要です。
専門知識を深め、最新の情報を顧客に提供することで、プロフェッショナルとしての価値が高まります。
ストレス耐性があり、精神的にタフな人
多額のお金を扱い、時には厳しいノルマも課せられる金融業界では、大きなプレッシャーがかかる場面も少なくありません。
市況の変動によって、顧客からお叱りを受けることもあるでしょう。
そうした状況でも冷静さを失わず、粘り強く業務に取り組める精神的なタフさが求められます。
困難な状況を乗り越える力が、大きな成果へと繋がります。
数字に強く、分析的な思考ができる人
金融商品は複雑なものが多く、データに基づいて物事を判断する場面が頻繁にあります。
そのため、数字に対する抵抗感がなく、物事を論理的に分析する力が重要です。
顧客のニーズや市場の動向をデータから読み解き、最適な提案を導き出す能力が求められます。
緻密な分析に基づいた提案こそが、顧客の納得感と信頼を得る鍵となります。
高いコミュニケーション能力で信頼関係を築ける人
金融業界の仕事は、商品を売って終わりではありません。
顧客と長期的な関係を築き、信頼されるパートナーとなることが大切です。
相手の話を丁寧に聞き、ニーズを正確に引き出す傾聴力や、専門的な内容を分かりやすく説明し、相手を納得させる提案力が求められます。
こうした、相手と向き合い信頼を築くためのコミュニケーション能力が、顧客満足度を高める上で不可欠です。
【金融業界のガクチカ】そもそもガクチカとは?
就職活動で頻繁に耳にする「ガクチカ」ですが、これは「学生時代に力を入れたこと」の略称です。
多くの企業がエントリーシートや面接で質問する定番の項目ですが、その意図を正しく理解できていますか?
ここでは、ガクチカの基本的な定義と、混同しがちな自己PRとの違いを解説します。
ガクチカの定義
ガクチカとは、文字通り「学生時代に力を入れたこと」を指します。
企業は、あなたがどんなことに情熱を注ぎ、困難にどう向き合い、何を学んだのかを知ろうとしています。
単なる活動報告ではなく、あなたの価値観や人柄、ポテンシャルを伝えるための重要なエピソードです。
結果の大小よりも、そこに至るまでのプロセスが重視されます。
自己PRが自身の「強み」や「スキル」を直接アピールするものであるのに対し、ガクチカは具体的な「経験」を通して人柄や潜在能力を伝えるものです。
自己PRは「私には〇〇という強みがあります」と結論から述べますが、ガクチカは「〇〇という経験から〇〇を学びました」というストーリーで語ります。
ガクチカで語るエピソードが、自己PRでアピールする強みの根拠となる関係性です。
【金融業界のガクチカ】金融機関のガクチカ評価ポイント
採用担当者は、ガクチカのエピソードから自社で活躍できる人材かを見極めようとしています。
特に金融機関では、業界特有の業務に適応できるかが厳しくチェックされます。
ここでは、ガクチカで特に評価される5つのポイントを解説します。
これらの要素を意識して、アピール内容を組み立てましょう。
誠実さ
金融業界では、顧客の大切な資産を扱うため、倫理観やコンプライアンス意識の高さが絶対条件です。
ガクチカでは、ルールや約束をきちんと守った経験、困難な状況でも正直に向き合った経験などを通して、あなたの誠実な人柄を伝えることが重要です。
地道な努力を続けられる真面目さも、信頼に繋がる大切な要素として評価されます。
論理的思考力
金融の仕事では、複雑なデータや社会情勢を分析し、顧客に最適な提案を行う必要があります。
そのため、物事を筋道立てて考え、分かりやすく説明する論理的思考力が求められます。
ガクチカでは、課題の原因を分析し、仮説を立てて解決策を実行した経験などを盛り込むことで、この能力を効果的にアピールできます。
ストレス耐性
大きな金額を扱い、時には厳しいノルマや顧客からの要望に応えなければならない金融業界では、プレッシャーに負けない精神的な強さが不可欠です。
目標達成のために粘り強く努力した経験や、予期せぬトラブルに冷静に対処した経験を伝えることで、ストレス耐性の高さをアピールできます。
困難を乗り越えた経験は、大きな強みになります。
協調性
金融機関の仕事は、個人の力だけで完結するものではありません。
様々な部署の同僚や上司と連携し、チームとして目標を達成することが求められます。
ガクチカでは、サークル活動やアルバイトなどで、多様な考えを持つメンバーと協力して目標を達成した経験を語ることで、組織で活躍できる人材であることを示せます。
主体性
変化の激しい金融業界では、指示を待つだけでなく、自ら課題を見つけて行動できる主体性が高く評価されます。
所属する組織やチームをより良くするために、自ら問題提起し、周りを巻き込みながら改善に取り組んだ経験は、あなたのポテンシャルを示す絶好のエピソードです。
当事者意識を持って行動した経験をアピールしましょう。
【金融業界のガクチカ】評価されにくいガクチカ
せっかくのガクチカも、伝え方一つでマイナスの印象を与えかねません。
金融機関の採用担当者が「これはちょっと…」と感じてしまうガクチカには共通点があります。
ここでは、避けるべきガクチカの4つのパターンを紹介します。
自分のガクチカが当てはまっていないか、チェックしてみましょう。
「売上を2倍にした」「大会で優勝した」といった華々しい成果だけをアピールしても、採用担当者には響きません。
企業が知りたいのは、その成果に至るまでのプロセスや、あなたの考え方、困難への向き合い方です。
どのような課題があり、どう工夫して乗り越えたのか、その過程を具体的に語ることが大切です。
金融機関の仕事はチームで進めるものがほとんどです。
そのため、「自分一人の力で成し遂げた」というエピソードばかりでは、「周りと協力できないのでは?」と懸念されてしまいます。
たとえ個人として出した成果であっても、周囲の協力や働きかけがあったはずです。
チームの中で自分がどのような役割を果たしたのかを伝えましょう。
ガクチカでアピールする強みと、自己PRや長所で述べている強みがバラバラだと、あなたの人柄が伝わりにくくなります。
「主体性が強み」と言いながら、ガクチカでは指示待ちの姿勢が感じられるなど、内容に矛盾があると説得力がありません。
全体を通して、あなたという人物像に一貫性を持たせることが重要です。
【金融業界のガクチカ】基本的な構成
採用担当者にあなたの魅力を最大限に伝えるには、話の構成が非常に重要です。
分かりやすく、論理的なストーリーで語ることで、内容が深く印象に残ります。
ここでは、誰でも実践できるガクチカの基本的な構成を6つのステップで解説します。
この型に沿って、エピソードを整理してみましょう。
(何に力を入れたか)
まず最初に「私が学生時代に最も力を入れたことは〇〇です」と、結論を簡潔に述べます。
話の全体像を先に示すことで、聞き手は何についての話なのかをすぐに理解でき、その後の内容が頭に入りやすくなります。
ここであいまいな表現は避け、具体的な活動内容を明確に伝えましょう。
(なぜそれに取り組んだか)
次に、なぜその活動に力を入れようと思ったのか、動機やきっかけを説明します。
あなたの価値観や人柄が表れる部分です。
「チームに貢献したかった」「新しいことに挑戦したかった」など、当時の想いを具体的に語ることで、エピソードに深みと説得力を持たせることができます。
(課題と目標)
活動に取り組む上で、どのような課題があり、何を目標として設定したのかを明確にします。
現状をどう捉え、どんな状態を目指したのかを具体的に示すことで、あなたの課題発見能力や目標設定力をアピールできます。
「〇〇という課題に対し、△△を目標にしました」のように、分かりやすく伝えましょう。
(自分ならではの工夫)
設定した目標を達成するために、あなたが具体的にどう考え、行動したのかを述べます。
ここはガクチカの核となる部分です。
他の人にはない、あなたならではの視点や工夫を盛り込むことが重要です。
「周りを巻き込んだ」「新しい方法を試した」など、主体的な行動をアピールしましょう。
(取り組みによる変化)
あなたの行動によって、どのような結果が生まれたのかを伝えます。
目標が達成できたかどうかだけでなく、その取り組みによって周囲にどんな良い影響があったのか、組織がどう変化したのかも述べましょう。
可能であれば、「売上が10%向上した」のように、具体的な数字を用いて示すと説得力が増します。
(仕事への活かし方)
最後に、その経験を通して何を学び、その学びを今後どう活かしていきたいのかを語ります。
特に、志望する金融機関の業務と結びつけて、「この経験で得た〇〇という力を、貴社の△△という業務で活かしたい」と伝えることが重要です。
入社後の活躍イメージを持たせ、採用するメリットを伝えましょう。
PREP法は面接でも有効!
この構成は、Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論)という流れの「PREP法」に基づいています。
論理的で分かりやすい説明の型として知られており、エントリーシートだけでなく、面接で話す際にも非常に有効です。
面接官の質問に対しても、このPREP法を意識して回答することで、要点を的確に、説得力を持って伝えることができます。
ぜひ普段から意識して使ってみてください。
【金融業界のガクチカ】業種別例文
ここからは、金融業界の業種別にガクチカの例文を紹介します。
同じガクチカでも、業種の特徴に合わせてアピールするポイントを変えることが重要です。
例文を参考に、あなたの経験をどう魅力的に伝えられるか考えてみましょう。
例文1. 銀行(メガバンク・地方銀行)
私が学生時代に最も力を入れたことは、飲食店でのアルバイトリーダーとして、常連顧客の満足度向上に取り組んだことです。
当初、当店は新規顧客の獲得に注力していましたが、リピート率が低いという課題がありました。
私は、店の長期的な成長には常連顧客との関係構築が不可欠だと考え、「顧客一人ひとりの顔と名前、好みを覚える」という目標をチームで掲げました。
そのために、顧客情報を共有するノートを作成し、接客時に一言添える工夫を徹底しました。
結果、常連顧客の割合が3割増加し、店の売上も前年比10%向上しました。
この経験から、相手の立場に立ってニーズを汲み取り、信頼関係を築くことの重要性を学びました。
貴行でも、この強みを活かして、お客様一人ひとりに寄り添うパートナーとして貢献したいです。
銀行では、顧客と長期的な信頼関係を築くことが何よりも大切です。
この例文では、「リピート率の低さ」という課題に対し、顧客との関係構築という本質的な解決策を自ら考え、実行している点が評価されます。
「誠実さ」や「協調性」、そして顧客に寄り添う姿勢が伝わるエピソードは、銀行業務への高い適性を示すことができます。
例文2. 証券会社
私が学生時代に力を入れたことは、ゼミ活動における株式投資のグループ研究です。
当初、私たちのチームは知識不足から銘柄選定に苦戦していました。
そこで私は、過去10年分の経済指標と株価の相関関係を分析し、独自の評価モデルを構築することを提案しました。
各メンバーで分担してデータを収集・分析し、週次の勉強会で議論を重ねることで、徐々に分析の精度を高めていきました。
最終的に、私たちのポートフォリオは、1年間で目標リターンを15%上回る成果を上げることができました。
この経験から、粘り強く情報収集と分析を重ねることの重要性と、チームで議論し高め合うことの価値を学びました。
貴社でも、この分析力と探究心を活かし、お客様の資産形成に貢献したいです。
証券会社の業務には、市場や企業を分析する「論理的思考力」と、市況の変動に動じない「ストレス耐性」、そして常に学び続ける「学習意欲」が不可欠です。
この例文は、主体的に課題を設定し、データに基づいて粘り強く分析・検証する姿勢をアピールできています。
目標達成意欲の高さも伝わり、営業職・専門職どちらにも通じる強みを示せています。
例文3. 生命保険・損害保険
私が学生時代に力を入れたのは、所属するボランティアサークルで、地域の高齢者向け防災教室の企画・運営です。
当初の参加者は少なく、内容も一方的な説明に留まっていました。
私は、参加者の「当事者意識」の醸成が課題だと考え、対話形式のワークショップを取り入れることを提案しました。
各家庭の防災対策を共有し、互いにアドバイスし合う場を設けたことで、参加者の防災意識が向上しました。
また、地域の民生委員の方々と連携し、参加を呼びかけた結果、参加者数は3倍に増えました。
この経験から、相手の不安に寄り添い、潜在的なニーズを引き出して行動を促すことの難しさとやりがいを学びました。
貴社でも、お客様一人ひとりの人生に寄り添い、安心を提供できる存在になりたいです。
保険業界では、目に見えない商品を扱うため、顧客の将来の不安に寄り添い、潜在的なニーズを形にする力が求められます。
この例文では、参加者の「当事者意識の醸成」という課題設定が秀逸です。
相手の立場を深く理解し、「主体性」を持って周りを巻き込みながら解決に導くプロセスが、保険の仕事と重なります。
「誠実さ」や人柄の良さも伝わるエピソードです。
例文4. リース・クレジットカード
私が学生時代に力を入れたことは、大学祭実行委員として、渉外担当を務めた経験です。
当初、協賛金の目標額に対し、実績は半分にも満たない状況でした。
私は、従来の一律な依頼方法に問題があると考え、協賛を依頼する企業一社一社の事業内容を徹底的に調査しました。
その上で、各企業の事業戦略と大学祭の企画を結びつけ、「貴社にはこのようなメリットがあります」という個別の提案資料を作成し、訪問しました。
結果、前年比150%の協賛金を集めることに成功し、目標額を達成できました。
この経験から、相手のニーズを深く理解し、双方に利益のある関係を築く提案力の重要性を学びました。
貴社でも、顧客企業の成長に貢献する最適なソリューションを提案したいです。
リースやクレジットカード業界では、法人・個人を問わず、顧客のニーズを的確に捉え、最適なサービスを提案する企画提案力が求められます。
この例文は、「論理的思考力」に基づいた現状分析と、「主体性」あふれる行動力が高く評価できます。
相手のメリットを考えた提案ができる点は、顧客との良好な関係構築が不可欠なこの業界で働く上で大きな強みとなります。
例文5. 政府系金融機関
私が学生時代に力を入れたことは、地域活性化をテーマにしたゼミ研究です。
私の地元は過疎化が進んでおり、私はその現状に強い問題意識を持っていました。
そこで、フィールドワークとして半年間、地元の農家や商店街の方々へヒアリングを重ね、地域の魅力や課題を徹底的に調査しました。
その調査結果を基に、地域資源である特産品を活用した新しい観光プランを策定し、役場に政策提言を行いました。
この経験を通じ、多様な立場の方々の意見を調整し、一つの目標に向かって協力体制を築くことの難しさと重要性を学びました。
貴庫(貴社)においても、この経験で培った傾聴力と粘り強さを活かし、日本経済の発展に貢献したいです。
政府系金融機関は、民間とは異なり、国の政策に基づき、社会貢献や産業育成といった公的な使命を担っています。
この例文は、社会課題に対する強い問題意識と、それを解決しようとする「主体性」を示せている点が大きな魅力です。
地域住民や行政など、様々な関係者と対話する経験は、高い「協調性」と公共のために汗をかける「誠実さ」のアピールに繋がります。
【金融業界のガクチカ】まとめ
この記事では、金融業界のガクチカ作成法を解説しました。
業界が求める人物像や評価ポイントを理解し、あなた自身の経験を効果的に伝えることが内定への鍵です。
紹介した構成や例文を参考に、採用担当者に響く、あなただけのガクチカを完成させてください。