
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
本記事ではビジネスコンテストの経験がある方向けに、ガクチカとしてビジコン経験を魅力的にアピールする方法を解説しています。
「ビジネスコンテスト経験を最大限に活かしたい」
「他の就活生と差別化したい」
「ガクチカの注意点や構成、書き方が知りたい」
という方は、ぜひ最後までご活用ください。
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目次[目次を全て表示する]
【ビジコン経験でガクチカ】テーマとして強い
ガクチカとして、ビジコンの経験を選ぶのは非常に効果的です。
企業はガクチカから「その人がどんな能力を持ち、どんな価値観で行動するのか」を見ています。
ビジコンはその視点において、成果・過程・成長の3点を具体的に伝えやすい経験です。
ここでは、なぜビジコン経験がガクチカに向いているのか、その理由を4つの観点から解説します。
具体的な成果やプロセスを語りやすい
ビジコンは「課題設定→リサーチ→企画→プレゼン」といった明確なプロセスを持つ活動です。
そのため、どのような役割を担い、どのような成果を出したかを、事実や数字を交えて伝えることができます。
たとえば、「市場調査を担当して200件のアンケートを集計した」「プレゼンで特別賞を受賞した」など、読み手に伝わりやすい具体性が出せるのは大きな強みです。
問題解決能力やチームワークをアピールできる
ビジコンでは必ず何らかの社会課題やビジネス上の問題に向き合います。
その問題にどう取り組んだか、課題をどのように解決しようとしたかを語ることで、論理的な課題解決能力をアピールできます。
また、チームで取り組む活動であるため、メンバーと意見をすり合わせながら成果を出すプロセスも示すことができ、協調性やリーダーシップといったチームワーク面のアピールにもつながります。
論理的思考やコミュニケーション能力の証明になる
ビジネスコンテストでは、仮説を立て、調査や分析を通じてその妥当性を検証し、論理的な提案として組み立てる力が求められます。
このプロセスはまさに論理的思考力の表れです。
また、企画内容を審査員にわかりやすく伝えるプレゼンや、チーム内でのディスカッションを通じて、コミュニケーション能力の高さも証明できます。
実践的な経験として評価されやすい
授業やアルバイトとは異なり、ビジコンは「実際の社会課題」に対して自分たちでゼロから企画を立ち上げ、外部の人に向けてアウトプットする点で、より実践的な経験と評価されやすいです。
特に、企業の視点から見て「自社の課題に対しても、同様に主体的に取り組んでくれそう」と感じてもらえるため、選考時の印象も良くなります。
【ビジコン経験でガクチカ】企業の意図
まず、ガクチカを書き始める前に、ガクチカでどのようなポイントが企業側(人事や面接官)から評価されているのかを理解しましょう。
ガクチカが聞かれる意図を理解しておけば、的外れな回答や選考担当者の意図から外れた回答をしなくて済みます。
①物事の取り組み方
企業は、就活生の学生時代に力を入れたことや頑張ったことから、物事の取り組み方や考え方を評価しています。
具体的な評価基準は「課題にどう向き合い、どう乗り越えたか」や「目標に向けてどれだけ主体的に取り組めたか」、「継続力や改善意識があるか」などです。
学生時代に出した成果や記録は、社会人になっても応用できるとは限りませんが、物事への取り組み方などの過程は、入社後の働き方に直結します。
この「過程」が志望先でも発揮できるものであれば高評価を残しやすいです。
②人柄・価値観
企業は、ガクチカからその人の人柄や価値観も評価しています。
学生時代の取り組みの中で、大切にしてきた価値観や取り組んだ動機などは人それぞれです。
具体的な評価基準は「一人よりもチームのために頑張れるのか」や「コツコツ努力できるタイプなのか」などです。
この人柄や大切にしている価値観が、企業の求める人物像に一致しているかどうか、はガクチカの評価基準の中でも重要な要素になります。
自分の人柄や性格と志望企業が求める人物像に重なる部分を見つけ出し、その部分をアピールできるガクチカを作成しましょう。
③自社とのマッチ度
企業は、自社とのマッチ度を評価するためにもガクチカを聞いています。
これは、ミスマッチによる早期離職を防ぐためでもあります。
就活生の強みややりたいことが自社で実現できるのかを評価し、入社後も、既存社員と協働して成果を生み出していけるか、を評価しています。
入社後の配属先やポジション決定の材料にもなっています。
④伝える力
企業は、就活生側が「どのように過去のエピソードを語るのか」や「どれくらいの情報量をどんな構成で伝えてくるのか」などの論理的に伝える力も評価しています。
最低限のコミュニケーション力や伝える力はビジネスにおいて必須のスキルです。
いくら素敵なガクチカを持っていても、伝え方次第で魅力は変わってきます。
一連の取り組みの内容や学び、展望を企業側にわかりやすく、関心を引く構成で、論理的に伝えることが高評価につながります。
【ビジコン経験でガクチカ】作成前の3Steps
ガクチカは作成前に、書くための材料を集め、磨くことで一貫性があり論理的な文章が作成できるようになります。
すぐに書き始めるのではなく、何を核としてガクチカを作成するのかを決めた上で、作成を始めましょう。
作成の前には以下の3Stepsを行ってみてください。
Step①アピールしたいポイントを明確にする
最初に、「自分は何を強みとして伝えたいのか」をはっきりさせましょう。
これが曖昧なまま文章を書き始めてしまうと、どうしてもビジネスコンテストの説明だけに終始しがちです。
そうなると、自分の魅力が採用担当者に伝わりにくくなってしまいます。
また、伝える強みは一つに絞ることが大切です。
複数の強みを同時に盛り込もうとすると、内容が分散し、話の筋もぼやけてしまう恐れがあります。
読み手に一番印象づけたい力を一つに定め、それを中心に構成していくことで、説得力のあるガクチカになります。
Step②具体的な経験を選ぶ
アピールしたい能力を効果的に伝えるには、その強みが発揮されたエピソードを選ぶことが重要です。
大きな成果を出した経験である必要はありません。
むしろ、自分の力をどう活かし、どんな工夫や考えをもって行動したのか、といったプロセスに価値があります。
ビジコンでの出来事の中でも、自分らしさや成長を実感できた場面、もしくはその強みに気づくきっかけとなったエピソードなどを選びましょう。
企業が注目しているのは成果や結果のインパクト以上に、そこに至るまでの行動や姿勢です。
Step③強みをどう企業で活かすか考える
企業は、学生の経験から「入社後にどう活躍してくれそうか」をイメージしようとしています。
そのため、ビジコン経験からで得た強みやまなびを、入社後どのように仕事に活かせそうかを自分の言葉で示すことが大切です。
また、どの企業にも通じる強みというのは限られています。
企業ごとに大切にしている価値観や求める人物像は異なるため、それに合った伝え方を工夫しましょう。
複数の強みがある場合は、企業の特性に合わせて選び、もし一つしかない場合でも、その企業にマッチするように表現を調整することで、より効果的にアピールできます。
【ビジコン経験でガクチカ】構成
ガクチカは、結論→背景→目標→取り組み→結果→学び→展望の流れで伝えると一貫性があり、論理的なまとまりのあるガクチカ文章になります。
エントリーシート(ES)では、企業によっては文字数が指定されているため、その場合は、「展望」を削って「取り組み」メインのガクチカにするなどして工夫してみてください。
①結論(取り組んだこと)
ガクチカに限らず、面接の受け答えやESにおいては、最初に、伝えたい要点をはっきり示しましょう。
冒頭で全体の要約や成果を伝えることで、聞き手はこれからの話の流れを理解しやすくなります。
「私は学生時代に〇〇のビジネスコンテストに出場し、入賞するために力を入れました」
「これまで〇回のビジコンに挑戦し、チームでの企画提案に注力してきました」
こうした結論ファーストの話し方は、ガクチカだけでなく、自己PRや志望動機でも使いましょう。
伝える順番そのものが、論理的思考や伝える力の一部として評価されています。
②背景(なぜ取り組んだのか)
次に、なぜその活動や取り組みに参加しようと思ったのか、きっかけや考えを共有しましょう。
ここでは、あなたがどんな価値観を持ち、どこにモチベーションがあるのかが問われています。
企業はこの部分から、社員としてのモチベーションの源泉や方向性を推し量ろうとしています。
たとえば、「社会課題を解決する力を試したいと思った」「チームで企画を作り上げることに興味があった」といった動機を通して、自分らしい興味関心を伝えると良いでしょう。
③目標
その活動において、自分がどんな目標を立てて取り組んだのかを明確にしましょう。
目標があることで、「主体的に行動しているか」「計画的に進められるか」といった姿勢が伝わります。
また、どんな課題に直面したか、そのときの状況や感じた問題意識も一緒に伝えることで、困難に対する姿勢が伝わります。
可能であれば「なぜその目標を設定したのか」「課題をどう捉えたか」に触れると、説得力が増します。
④取り組み
目標や課題に対して、自分がどのように行動したかを詳しく説明します。
この取り組み部分は、あなたの人柄や思考、行動スタイルが表れる重要な部分です。
ただ単に「頑張った」と伝えるのではなく、どのような工夫をし、なぜその方法を選んだのかを具体的に語ることで、あなたの思考のプロセスがより明確になります。
抽象的な表現よりも、実際の行動や判断の中身を意識しましょう。
⑤結果
取り組んだ結果として、どのような成果や変化があったかを伝えます。
成果の大きさが問われているわけではなく、行動の積み重ねによってどんな変化があったか、何を達成したのかを伝えることが大切です。
「チーム内の役割分担がうまくいくようになった」
「発表内容が評価され、入賞につながった」
など、小さな前進や達成でも、自分なりの価値を見出すことがポイントです。
⑥学び
活動を通して得た気づきや成長について、具体的に振り返ります。
ここでは「どんな力が伸びたか」「考え方がどう変わったか」といった内面の変化が求められています。
「チームでの意見調整の大切さを学んだ」
「課題に対して仮説を立て、検証する思考を身につけた」
など、自分自身に起きた変化を軸に伝えましょう。
派手な経験である必要はなく、むしろ自分らしさや誠実な振り返りが感じられる内容が好印象です。
⑦展望
最後に、その学びを今後どのように活かしたいかを述べましょう。
この部分では、企業でどのように働いていきたいか、自分の成長をどこへつなげたいかといった将来の展望を伝えることが重要です。
企業ごとに求める人物像や価値観は異なるため、相手の会社の方向性に合わせて言い回しを調整するとより効果的です。
複数の強みがある場合でも、その企業に適したものを軸に据えることで、より高評価につながります。
【ビジコン経験でガクチカ】魅力的にするポイント
ビジコンという魅力的な経験を、同じ経験をしている就活生とより差別化をするためのポイントを解説していきます。
学生のうちからビジネスに触れている皆さんやみなさんのライバルは就活に対してもしっかり対策してきますので、その中でも埋もれないガクチカを一緒に作っていきましょう。
①自分ならではの視点を盛り込む
ビジネスコンテストをテーマにしたガクチカは比較的多く見受けられます。
そのため、他の就活生と差をつけるには、自分らしさが伝わるエピソードや工夫を加えることが大切です。
そのためには、以下の点を意識すると効果的です。
・各項目(背景・取り組み・結果など)を曖昧にせず、できるだけ具体的に説明する
・実績を伝える際は、数値や比較などを用いて説得力を持たせる
読み手に自分の体験がリアルに伝わるよう、状況をイメージしてもらえるような言葉選びを心がけましょう。
文章の解像度を上げることで、あなたの強みや考え方がより伝わりやすくなります。
②自己PRとの違いを意識する
ビジコンの経験を通じて得たことを書く中で、内容がいつの間にか「自己PR」に寄ってしまうことがあります。
ここで改めて違いを確認しておきましょう。
自己PR:
あなたの強みや長所を、特定のエピソードを通じてアピールするもの
ガクチカ:
大学時代に注力した活動と、その中で見せた姿勢や成長を伝えるもの
つまり、ガクチカは「何にどう向き合ったか」が中心テーマです。
アピール要素があるのはよいことですが、その目的が自己の売り込みだけにならないように注意が必要です。
③企業の視点を持つ
自分の個性を表現することは大切ですが、企業が求める人物像とあまりにかけ離れていると、「うちでは活躍できないかも」と思われてしまうことがあります。
したがって、企業ごとのニーズや求める価値観をきちんと調べたうえで、ガクチカの中でどの部分を強調するか、どう表現するかを調整することが効果的です。
これは「嘘をつく」「盛る」「無理に合わせる」といった話ではありません。
自分の経験の中から、相手に響く要素を選んで、伝え方を工夫するという姿勢が重要です。
④正確に伝える
華やかな成果がないと評価されないのでは、と不安に思う人もいるかもしれません。
ですが企業が知りたいのは、目立つ結果よりも、そこに至るまでの努力や思考のプロセスです。
そのため、事実と異なる内容や大げさな表現を用いるのではなく、実際に経験したことを誠実に伝えましょう。
仮に選考の場で深く質問されたとき、事実に基づいていれば落ち着いて対応できますが、誇張しているとすぐに見抜かれてしまいます。
信頼される表現を心がけることが、結果的に最も伝わる文章になります。
【ビジコン経験でガクチカ】注意点
ビジネスコンテストでの活動をガクチカに取り上げること自体に問題はありません。
しかし、内容次第では、せっかくの経験が正しく伝わらなかったり、マイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。
以下のような表現や構成は避けるのが無難です。
①抽象的すぎる記述は避ける
曖昧な表現ばかりの文章では、自分の強みや個性を伝えきれません。
たとえば「努力した」「頑張った」などの言葉に終始すると、誰でも言える内容になってしまい、印象に残らないガクチカになります。
自分の取り組みや考え方をしっかり伝えるには、なぜ参加したのか(動機)、どのような壁に直面し、どう乗り越えたのか(過程)、その結果得られた学びは何かといった点を深掘りして書くことが効果的です。
特に、事前に自分のアピールしたいポイントを整理し、エピソードを明確にしておくと、具体性のある説得力の高い文章になります。
②他人との比較で自分を際立たせようとしない
「自分の方が優れていた」といった他人との比較を軸に語るのは避けた方が良いでしょう。
そうした表現は、謙虚さを欠く印象を与えかねず、読む側にネガティブな感情を抱かせる可能性があります。
成果を伝える際は、自分の努力や工夫に焦点を当てましょう。
他の人と比べるのではなく、自分自身の中での変化や成長にフォーカスすることで、より好印象を与えることができます。
③実際以上の成果を盛るのはリスクが高い
目立った実績がなくても、ビジネスコンテストを通じて得た経験や考え方がしっかりしていれば、それだけで十分に評価対象になります。
にもかかわらず、印象を良くしようと事実を誇張してしまうと、思わぬマイナス評価につながるおそれがあります。
面接などで深掘りされた際に、話の辻褄が合わなかったり、自信をもって説明できなかったりすると、「本当のことではないのでは?」と疑念を持たれる可能性もあります。
ガクチカは、過程や思考の深さ、人柄を伝える場です。
誇張する必要はなく、実際の体験に基づいて誠実に伝えることが、最も信頼されるアプローチです。
【ビジコン経験でガクチカ】例文10選
ここからは記事内で紹介した構成やポイントを用いた、ビジコンがテーマの例文を10個紹介します。
自分の経験に近いものや、インパクトがあると感じた例文を参考に、ガクチカを実際に作成してみてください。
例文1「地域資源を活かした新規事業提案で得た実践力」
私が学生時代に最も力を入れたのは、大学3年時に出場した全国規模のビジネスコンテストです。
社会課題に実践的に向き合いたいと考え、ゼミの仲間と4人で参加しました。
テーマは「地域資源を活かした新規事業提案」で、私たちは過疎地域の耕作放棄地を活用した農業体験型のサブスクリプションサービスを企画しました。
私はマーケティングを担当し、約100名へのアンケートや地元農家へのインタビューを通して、都市部の子育て世帯のニーズを明らかにし、それをもとにサービスを構築しました。
その結果、最終審査で3位に入賞し、社会性と実現可能性の両面から高く評価されました。
特に、仮説と検証を繰り返しながら企画をブラッシュアップした点が評価の決め手となりました。
この経験から、相手の視点に立って考える力と、チームで成果を出すための粘り強さを学びました。
今後もこの経験を糧に、相手のニーズを正確に捉えながら、実行力を持って課題に向き合いたいと考えています。
(411文字)
例文2「市場調査で磨いた提案力と課題解決力」
大学3年時、私は学外のビジネスコンテストに参加し、異なる専攻の学生4人でチームを組みました。
テーマは「中小企業の販路拡大」。
私はリーダーとして全体の進行と意思決定を担いました。
初対面のメンバー同士、価値観や意見の違いも多く、特にアイデア出しの段階では方向性が定まりませんでした。
そこで私はまず目的やスケジュールを共有し、週2回のミーティングでアイデアの方向性を段階的に整理。
議論が紛糾した際は、相手の立場を理解したうえで調整役を買って出ました。
また、メンバーの強みを活かせるよう役割分担を最適化し、それぞれが責任を持てる体制を整えました。
結果、限られた準備期間でも質の高い提案が完成し、全体3位という成績を収めました。
この経験を通じて、多様なメンバーを束ねながらチームを前進させる難しさと面白さを実感しました。
社会に出ても、利害の異なる人と目標を共有しながら進める力を活かしていきたいです。
(395文字)
例文3「市場調査を通じて提案力を高めた経験」
大学のゼミ活動の一環として、私は観光業界をテーマにしたビジネスコンテストに出場しました。
提案の説得力を高めるため、私は市場調査を担当しました。
具体的には、観光客・地域住民双方にとって価値のあるサービスを考案するにあたり、ニーズや課題を数値で把握する必要がありました。
そこで私は150名以上に向けたオンラインアンケートを設計・実施し、仮説をもとにした問いを作成。
回答データをExcelで分析し、利用動機・障壁・価格感度などを可視化しました。
さらに、得られた結果をもとにサービス設計を見直し、仮説と実態のズレを調整しました。
最終発表では、審査員から「実際の市場理解に基づいた提案」として高評価をいただき、準優勝という成果を得ることができました。
自分の仮説を検証し、事実をもとに改善していくプロセスの大切さを、実践を通じて学びました。
(364文字)
例文4「効果的なプレゼンで伝える力を磨いた経験」
私は大学のビジネスコンテストで、最終発表のプレゼンテーションを担当しました。
メンバーで練り上げた新規事業提案を審査員に伝える役割で、特に意識したのは「伝わる」構成と話し方です。
プレゼン資料は一貫性と視認性を重視し、図やグラフを用いて直感的に理解できるよう工夫しました。
また話し方についても、情報を詰め込むのではなく、課題→提案→成果→将来性という流れを意識し、要所に具体的なエピソードを挿入しました。
チームで何度も模擬発表を重ね、改善点をフィードバックし合いました。
その結果、「聞き手を意識した構成が素晴らしい」と評価され、特別賞を受賞することができました。
この経験から、どれだけ良い内容でも、伝わらなければ意味がないと強く感じました。
今後も「相手目線で考える力」を磨いていきたいです。
(343文字)
例文5「顧客理解を基にした戦略提案の経験」
私は大学のビジネスコンテストで、顧客の購買行動に基づいたマーケティング戦略の立案を担当しました。
ターゲット顧客のニーズを深掘りするために、インタビュー調査と既存データの分析を行い、購買動機や障壁を明確化しました。
そのうえで、仮説に基づいたプロモーション施策を考案し、具体的なアクションプランをチームに提案。
マーケティング戦略をデータと結びつけて説明することで、チーム内の理解を促進しました。
最終的に提案はコンテストで評価され、審査員からも実現可能性が高いと好評を得ました。
この経験から、顧客の視点に立った提案の重要性と、データをもとにした説得力のある議論の組み立て方を学びました。
社会人になっても、数字に裏付けられた戦略立案の力を磨きたいと考えています。
(327文字)
例文6「効果的な資料作成でチームを支えた経験」
ビジネスコンテストでは、私はチームの資料作成を任されました。
限られた時間で情報を整理し、わかりやすく伝えるためにパワーポイントのスライドを作成しました。
特に意識したのは、「伝えたいポイントを絞ること」と「視覚的に見やすいデザイン」です。
文章は簡潔にし、グラフや図表で数値を効果的に表現。
チームメンバーからのフィードバックを繰り返し反映させ、資料の完成度を高めました。
結果として、審査員から「資料のクオリティが高く、内容理解がスムーズ」と評価され、チーム全体のプレゼンが好評となりました。
情報を整理し、誰にでも伝わる形にする力を身につけられたことが大きな収穫です。
(281文字)
例文7「地域課題に基づく新規企画で成果を上げた経験」
私はビジネスコンテストで、地域活性化のための新規企画をチームで考案しました。
まず、地域の現状を調査し、観光客数減少という課題に着目。
現地のインタビューや資料収集を通じて、具体的な課題の根本原因を分析しました。
課題解決に向け、斬新なアイデアを複数出し合い、その中から実現可能かつ効果が高そうなプランを選定。
企画の具体化にあたっては、コストやスケジュールも考慮しながらチームで議論を重ねました。
結果として、コンテストで高評価を獲得。
課題を正しく捉え、効果的な解決策を提案する重要性を学びました。
社会に出ても、この問題発見と対応力を活かしたいです。
(271文字)
例文8「データ分析で提案力を高めたビジネスコンテスト経験」
私が参加したビジネスコンテストでは、数値分析を担当しました。
市場規模や競合動向を調べ、提案の説得力を高めるための根拠資料を作成しました。
Excelを用いて大量のデータを整理し、グラフ化。
数字の意味をチームに説明しながら、分析結果を基に仮説を修正し、より現実的な提案にブラッシュアップしました。
結果、提案は具体的で説得力があると評価され、入賞を果たしました。
この経験から、データに基づいて論理的に考え、説明する力を得られました。
仕事でも数字を活用し、成果を最大化したいと考えています。
(241文字)
例文9「チームの議論をまとめた調整役としての経験」
ビジネスコンテストのチーム活動で、私は議論の進行役を担いました。
メンバー間の意見が対立した際、双方の話を丁寧に聞き取り、共通点を探して合意形成を促しました。
ミーティングでは議題を明確化し、時間管理にも気を配りながら効率よく話を進めました。
メンバーのモチベーションを維持し、全員が納得できる結論に導くことを心掛けました。
その結果、チームは円滑に連携し、コンテストでも高い評価を得ました。
対話を通じた調整力は、組織でのコミュニケーションに役立つと感じています。
(228文字)
例文10「変化に対応した柔軟な提案力」
ビジネスコンテストで私は課題のリサーチと提案作成を担当しました。
初期の調査で得た情報に基づき企画を立てましたが、途中で市場環境の変化により前提が変わりました。
そこで状況を再度分析し、柔軟に提案内容を修正。
新たな視点をチームに共有し、方向転換を図りました。
結果、審査員から「状況変化に対応できる柔軟性がある」と評価され、好成績を収めました。
この経験は、環境の変化に柔軟に対応し続ける姿勢の重要性を教えてくれました。
社会人になっても変化に強い人材を目指します。
(228文字)
まとめ
ビジネスコンテストの経験は、ガクチカとして非常に効果的な題材です。
具体的な成果や行動プロセスを示しやすく、問題解決力・チームワーク・論理的思考・コミュニケーション能力など、多くの強みをアピールできます。
さらに、実践的な経験として採用担当者にも好印象を与えやすいため、自信を持って活用すべきテーマだといえるでしょう。