【テンプレ10選】ガクチカで高評価を得るポイントは?書き方や参考例文を文字数別に解説

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

大学3年生になり、いよいよ就職活動の準備を始めないといけない時期になってきた!という自覚はあるものの、なかなか準備は進まないものです。

その中でもエントリーシートや面接でよく聞かれるガクチカに関しては、書き方から分からず、何か真似して書けるテンプレートのような文章をお探しではないでしょうか?

この記事では、「そもそもガクチカとは」から始めていき、「ガクチカで企業が見ているポイント」「ガクチカの構成とテンプレート」「ガクチカのエピソードの選び方」を説明していきます。

【ガクチカのテンプレ】そもそもガクチカとは?

「ガクチカ」とは、「学生時代に力を入れたこと」の略称で、就職活動でよく聞かれる定番の質問です。

これは、自分が学生生活の中で本気で取り組んだ経験について話すものです。

部活やサークル、ゼミ活動、研究などがよく例に挙げられますが、実は内容に決まりはなく、アルバイトや趣味、自炊、ボランティアなどでも問題ありません。

大切なのは、「自分が本気で取り組んだ経験」であることです。

このガクチカの意味をしっかり理解できていないと、自分のエピソードをうまく組み立てることができず、相手に伝わりにくくなってしまいます。

だからこそ、まずはガクチカの本来の意味と目的を正しく押さえておくことが重要です。

次に、企業がそして自己PRとの違いや企業がガクチカを質問する理由について詳しく見ていきましょう。

企業にガクチカを聞かれる理由

エントリーシートや面接で頻繁に問われる「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」は、企業が応募者の人柄や価値観を知るうえで非常に重要な質問です。

単なるエピソード紹介ではなく、「何を考え、どう行動し、そこから何を学んだのか」を通じて、入社後の活躍可能性を見極めようとしています。

ここでは、企業がガクチカを通して何を見ようとしているのか、その3つの意図を解説します。

挑戦してきた経験のレベルを知るため

企業がガクチカで確認したいことの一つは、学生時代にどのような挑戦をしてきたのか、そしてどれだけの困難や課題に向き合ってきたかという点です。

もちろん、結果として高い実績を出していれば、それは目を引く評価ポイントになります。

しかし企業が見ているのは単なる結果だけではありません。

その結果に至るまでにどれだけの努力があったのか、どのような工夫や葛藤を乗り越えてきたのかという「背景の行動」も重視されます。

たとえば、サークルで代表を務めた経験であれば、目標達成までの過程やチームをまとめる上での苦労にこそ価値があるとされます。

実績が目立たない場合でも、粘り強く取り組んだ経験を具体的に伝えれば十分評価の対象になります。

モチベーションの源泉を知るため

企業はガクチカを通じて、応募者がどんなことに本気になれるのか、つまり「モチベーションの源泉」を探っています。

どんなに魅力的な経験でも、それを選んだ理由やそこにかけた想いが不明瞭であれば、深みのある評価にはつながりません。

なぜその活動に関わろうとしたのか、何を目指して取り組んだのかといった動機を明確にすることで、その人の価値観や人柄が見えてきます。

たとえば、「誰かの役に立ちたい」という想いからボランティア活動に積極的に参加した人は、相手に寄り添う姿勢が自然と現れます。

そのため、自分の行動の原動力が何かを言語化しておくことは非常に有効です。

経験から学ぶ力があるか知るため

ガクチカは単なる過去の実績紹介ではなく、「経験から何を学び、どう成長したのか」を確認するための材料として企業が重視しています。

社会では想定外の出来事やマニュアルにない対応を求められる場面が多くあります。

そのため、課題を自ら見つけて改善しようとする姿勢や、行動を振り返って変化させられる力があるかどうかが、将来性を判断するうえで大切になります。

たとえば、アルバイト先でのクレーム対応に苦慮した経験があるなら、それを機に接客マニュアルを自ら作成したというエピソードなどが有効です。

何に気づき、どう考え、どう変化しようとしたかを具体的に語ることで、改善意識や成長意欲が伝わります。

【ガクチカのテンプレ】ガクチカで企業が見ているポイント

ガクチカのことをしっかりと理解できて自己PRとも違うことが分かったら、次はガクチカで企業が見ているポイントとは何かを説明していきます。

ここでは特に企業の採用担当者が見ている「物事への取り組み方」「コミュニケーション能力」「自社に合っているか」の3点を順番に深掘りして説明していきます。

このポイントを把握していると、自然と選ぶエピソードも絞られてきますし、文章の書き方も変わってくるので、しっかりと確認していきましょう。

物事への取り組み方

あなたのガクチカから、企業の採用担当者は「物事への取り組み方」を見ています。

ガクチカで選ぶエピソードなので、あなたを含めたほとんどの就活生は、力を入れて努力し頑張ったことをアピールしてくるはずです。

しかし、この頑張って取り組むことは大前提で評価はスタートしますので、「もの凄く頑張りました!」だけでは他の就活生との差別化は難しいと言えます。

ガクチカのエピソードでの取り組み方は、仕事に取り組む姿勢に直結すると考えている採用担当者が多く、エピソード次第では大きなプラス評価に繋がります。

目標をきちんと立て、その目標に向かって努力し、ダメでも工夫して何度もトライする、くらいのエピソードであれば「この学生はきちんと物事に取り組めるな」と評価も高くなるはずです。

コミュニケーション能力

企業の採用担当者はガクチカから「コミュニケーション能力」があるかも判断しています。

この判断基準は2通りあり、1つ目はガクチカのエピソードの内容が、多くの人と関係したものなのか、2つ目はそのエピソードを分かりやすく伝えることができているかです。

ガクチカのエピソードは就活生の数だけあり、チームやグループで何かを成し遂げた経験や、1人で黙々と達成するエピソードもあります。

もし、あなたのガクチカのエピソードの候補に、チームやグループでの経験があるとすれば、それを優先的に選ぶことで、コミュニケーション能力があるとアピールすることができます。

とはいえ、1人で何かを達成したエピソードでも、そこに至るまでに多くの人と接する機会もあるため、一概にチームでの経験がいいとは限りません。

また、チームのエピソードであっても、伝え方が十分でないとプラス評価には繋がりませんので、2つを満たすような準備をしっかりとしておくことが賢明な判断と言えます。

自社に合っているか

企業の採用担当者が1番重視してるのが「自社に合っているか」です。

この自社に合っているかの判断基準は、勉強ができることやスキルがあることだけでなく、企業と就活生の価値観は合っているのか、入社後にミスマッチが起こらないかを重視する傾向にあります。

そのため、入社したい気持ちが強く、優先順位の高い企業向けにガクチカを組み立てる場合は、企業理念や価値観をあらかじめ把握し、それに沿った内容で書くことをおすすめします。

ガクチカと自己PRの違い

ここでよく勘違いされる「ガクチカと自己PRの違い」について説明していきます。

ガクチカとは、先ほども説明した通り、学生時代に力を入れて取り組んだことなので、その出来事で得られた経験や感じたことなどをメインに組み立てていきます。

一方で自己PRは、あなた自身のスキルや能力、強みや長所をアピールする項目のことを指します。

自己PRでも学生時代に取り組んだことをエピソードとして組み込む場合もありますが、それ自体がメインではなく、あくまで強みや長所に気付くきっかけとして組み込みます。

ガクチカは経験そのものを、自己PRはあなたの強みやスキルをアピールすることなので、リンクする部分はあったとしても、全く別物であると認識しておきましょう。

Memo

ガクチカ:過去のエピソードを元に人柄・価値観・モチベーションの源泉をアピールして企業とのマッチ度を伝える

自己PR:持っている強みやスキルを過去経験を裏付けとして示し、入社後に強みを活かしてどのように活躍・貢献できるかアピールするもの

【ガクチカのテンプレ】ガクチカを作る前に

ガクチカを作成する前に行わなければならない対策にはいくつかあるので、それぞれをしっかりと理解しておくことが重要です。

以下に作成前に押さえておきたいポイントと必要な事前準備をまとめたのでぜひ参考にしてみてください。

特別なエピソードである必要はない

ガクチカでは、目立つ経験や大きな実績を語らなければならないと誤解されがちです。

しかし企業が本当に見ているのは、華やかな結果よりも、その背景にある思考や工夫、行動の積み重ねです。

たとえアルバイトや日常的な活動であっても、直面した課題に対して自分なりにどう考え、どのように向き合い、何を得たのかが明確に伝われば、それは十分に評価の対象となります。

偶然の成功や受動的な結果ではなく、能動的に取り組んだ姿勢と成長の過程にこそ価値があります。

特別な経験がないと不安になる必要はありません。

身近な体験の中から、自分の行動がどう変化したかに注目して、エピソードを構成していくことが大切です。

実績や成果よりも過程が評価される

企業がガクチカで重視するのは、結果そのものよりも「どのような過程でそこに至ったか」です。

なぜその活動に取り組み、どのような困難があり、それにどう向き合ったのかという一連のプロセスの中に、思考力、行動力、工夫、そして粘り強さなどの評価ポイントが詰まっています。

結果が目立たない経験であっても、そこに自分なりの工夫や主体的な行動が含まれていれば、それは十分に価値あるエピソードとなります。

過程を丁寧に言語化する力は、社会人に求められる自己理解力や論理的な説明力とも直結しています。

過程を通じて見せる成長意欲や内省の姿勢が、企業からの期待を集める要素になります。

仕事への再現性を意識する

ガクチカで企業に伝えたいのは、単なる成功体験ではなく、その経験を通じて得た思考や行動が「仕事でも再現可能」であるという点です。

たとえば、困難な課題に直面した際に冷静に分析し、関係者と協力して解決した経験は、職場でも同様の行動が期待できると判断されます。

逆に成果だけを語っても、それが偶然によるものであれば再現性がなく、評価にはつながりにくくなります。

応募先の職種や業務内容に対して、どのように自分の経験が応用できるのかを明確にし、「同じような価値を提供できます」と伝えることが高評価の鍵となります。

業務との親和性やスキルの応用可能性を意識してエピソードを選びましょう。

事前準備はしっかりと行おう

ガクチカを効果的に伝えるには、事前準備が欠かせません。

曖昧な記憶や感情のまま書き始めても、構成が散漫になり、伝えたいことが明確にならない恐れがあります。

まずは、自分が頑張った経験を複数挙げてみて、その中で「思考→行動→結果→学び」の流れが明確なものを選定しましょう。

次に、その経験が志望企業や職種とどう結びつくかを考えることで、説得力のあるエピソードに仕上がります。

また、面接で深掘りされても一貫して話せるよう、言語化と整理を繰り返しておくことが重要です。

準備の段階で深掘りをしておくことが、ガクチカを自信を持って語る土台になります。

業界研究

業界研究はガクチカを作成するにあたって非常に重要な対策の一つであると言えるでしょう。

業界の分析をしっかりと行っておかないと、ガクチカだけでなく、志望動機や自己PRなどもクオリティの高いものを作成することができません。

なぜならば、しっかりと研究を行わなければ、その企業や業界においてどのようなスキルが求められているのか、自分がどのようになりたいのかはっきりしないからです。

よって、まずは業界研究をしっかりと行った上で、どのようなスキルが求められているのか、どのような能力を活かせるのか考えてからガクチカを作成することが重要です。

企業研究

業界について研究することができたら、続いては企業についてしっかりと研究していきましょう。

志望している企業はもちろんのこと、さまざまな企業を分析して、その会社の社風や経営理念などを知ることが重要です。

なぜならば、その企業だけを見ていると、その企業の社風や考え方などがどれほど魅力的なものであるのか、いまいちよくわからないからです。

他の企業と比較してみることで、いかに自分が入りたいと思っている企業が魅力的であるのか、より分かりやすくなり、面接などでも伝えやすくなるでしょう。

企業研究をどれだけしっかり行っているかは自己PRや面接の際に伝わりやすい部分なので、モチベーションが高く、有能な人材であると考えてもらえるように、しっかりと行うことが重要であると言えます。

自己分析

就活において最も重要な対策である自己分析は、ガクチカを作成する際にも非常に重要なタスクの一つであると言えるでしょう。

自己分析とは、自分自身を振り返り、過去の自分を見つめ直すことで自分の長所や短所、身についた力などを知ることです。

ガクチカを作成するためだけでなく、自己PRや志望動機、その他就活において聞かれやすい質問に回答するにあたっては、自分のことをしっかりと理解しておくことが必要です。

自己分析のやり方は以下の記事で詳しく紹介しているので、再度自己PRに取り組もうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

ロジカルシンキングの習得

ロジカルシンキングは、課題に対して筋道を立てて考える力であり、ビジネスシーンにおいて極めて重要なスキルです。

問題解決にあたっては、まず結論を明確に示し、その結論に至る根拠やデータ、具体的な理由を順序立てて説明することで、説得力のある提案が可能になります。

この思考法を身につけることで、報告書やプレゼンテーションの構成力が高まり、相手に正確かつ分かりやすく内容を伝えられるようになります。

また、複数の選択肢から最適な解決策を選ぶ際にも、自分の判断の妥当性を客観的に説明できるため、信頼される人材として評価されやすくなります。

【ガクチカのテンプレ】ガクチカの構成とテンプレート

ガクチカで企業の担当者が見ているポイントを把握できたところで、次は「ガクチカの構成とテンプレート」を説明していきます。

先ほどの見ているポイントでも触れましたが、あなたがどんなに良いエピソードを用意できたとしても、その伝え方を間違えると逆にマイナス評価に繋がります。

ここでは構成する順番通りに「結論」「課題(目標)」「行動」「結果」「学び」「発展」を項目ごとに説明していきます。

最後には、ガクチカのテンプレートを用意しているので、あなたのエピソードに合わせて使ってみて下さい。

結論

ガクチカを組み立てる際は、必ず「結論」から始めるようにしましょう。

結論とは、あなたが学生時代に力を入れて取り組んだことです。

例を出すと「私が学生時代に力を入れて取り組んだことは部活動です」や「私が学生時代に力を入れて取り組んだことはアルバイトです」となります。

最初にこの結論を述べることで、後の展開を企業の採用担当者にイメージさせることができ、あなたのガクチカが頭にスッと入ってきやすい状態を作ることができます。

このテクニックは志望動機や自己PRでも使うことができるので、覚えておきましょう。

課題(目標)

ガクチカでは、結論の次は「課題(目標)」を書いていきます。

この課題や目標を設定することで、どれだけ力を入れて取り組んだのか、どれだけ本気で取り組んでいたのかが、企業の採用担当者に伝わります。

分かりやすい例でいうと「全国大会出場を目標に日々練習に打ち込みました」「予選突破するために〇〇が課題であると推測し、克服するため練習しました」などです。

他には「売上を120%に伸ばす」「無事イベントを成功させる」など、あなたのガクチカで最初に設定した目標や、「〇〇を克服する」などの課題を述べるようにしましょう。

行動

結論、課題(目標)の次は、それに対する「行動」を伝えましょう。

ここの行動は企業の採用担当者も特に注目して見ており、物事への取り組み方を判断する重要な部分です。

課題や目標を達成するために、あなたがやるべきことは何か、それに対して何をしたのかをきちんと述べることで、課題解決能力や積極性も併せてアピールすることができ、大きなプラス評価に繋がる可能性もあります。

ここの行動は具体的かつ端的に、定量的に書くことで、あなたの努力を分かりやすく伝えることができるので、意識しながら組み立てるようにしましょう。

結果

結論、課題(目標)、行動の次は、それに伴う「結果」です。

この結果の部分は明確かつ端的に述べるように意識して下さい。

ここで注意が必要なのが、必ずしも良い結果でないと評価されない訳ではないということです。

全国大会出場を目標にしていたが、予選敗退してしまったから「この学生全然ダメですね」とはなりません。

企業の採用担当者は結果よりも、その過程を重視しており、この結果の部分はどんな結果であっても評価に響くことはありませんので、ありのまま正直に書きましょう。

学び

結論、課題(目標)、行動、結果と来たら、次はその一連のエピソードで得られた「学び」を伝えましょう。

例えば、「部活動を通して強い精神力が身についた」「アルバイト経験を通して高い洞察力が得られた」「長期間の研究で、物事を最後までやり切る力がついた」などです。

ガクチカで学んだことは、社会人になってからも十分活かすことができるスキルや能力、経験であることが多いので、積極的にアピールしていきましょう。

発展

ガクチカの最後はこの「発展」で締めるようにして下さい。

この発展とは、言い換えると入社後に得られた経験をどのようにして発揮していくのか、どう活かして活躍していくのかということになります。

そのため、あなたが受ける企業の職種や具体的な業務内容をあらかじめ確認し、その業務に対してどう活かしていくのかを具体的に述べるようにしましょう。

ここの部分が具体的であればあるほど、企業の採用担当者にあなたと一緒に働くイメージを抱かせることができ、活躍してくれるのではと期待感を持たせることができ、とても効果的です。

ガクチカのテンプレート

最後にここまでの構成をまとめたテンプレートを用意しました。

あなたのガクチカのエピソードに当てはめて、組み立ててみましょう。

私が学生時代に力を入れて取り組んだことは〇〇です。
〇〇では【あなたの役割】を担当しておりました。
〇〇では、【具体的な】課題(目標)を立て日々努力していました。
その課題(目標)を達成するために、私は〇〇の行動を起こしました。
具体的には、【具体的かつ端的に定量的に】〇〇と〇〇です。
その結果、〇〇の結果を得ることができました。
この経験を通じて私は、〇〇を学ぶことができました。
貴社に入社してからも、〇〇の経験を活かし活躍していきたいと考えています。

定量的にとは数字で表すことを指しており、例えば「頑張って勉強した」よりも「10時間勉強した」の方が、あなたの努力が伝わりやすくなります。

行動と結果に関しては、文字数制限の中でできるだけ具体的、定量的に書くように意識しましょう。

【ガクチカのテンプレ】エピソードの探し方

ガクチカの構成の仕方やテンプレートがあれば、もうガクチカを書けそうと感じている人も多いと思いますが、書くためには、まずエピソードを選ぶ必要があります。

ここの項目では「ガクチカのエピソードの選び方」を説明していきます。

ガクチカのエピソードとしては「部活動」「サークル活動」を思い浮かべる人が多いですが「アルバイト」「ゼミ活動」「留学」「長期インターン」「学業」「趣味・習い事」でも問題ありません。

1.最も多くの時間をかけた経験

意識せずに取り組んでいた活動でも、振り返ることで成長や強みが見えてくることは少なくありません。

たとえば、サークルや部活動、アルバイトなどに長く携わっていた経験があれば、その中でどのように過ごし、何を得たかを掘り下げることで、立派なガクチカになります。

「なぜ続けられたのか」「時間をかける中でどんな変化があったか」といった視点で整理することで、自分の価値観や強みを見つけやすくなります。

多くの時間をかけたという事実は、それだけ努力と継続力があった証拠でもあります。

その経験から得られた成長や成果を言語化することで、企業に対して自己成長力や継続力をしっかりと伝えることができます。

2.深い思いを込めて取り組んだ経験

ガクチカでは、結果だけでなく「どれほど真剣に取り組んだか」が評価されます。

自分なりの強い思いを持ち、目標に向かって努力した経験は、たとえ成果が小さくても高く評価される可能性があります。

たとえば、イベント運営や資格取得などに強い意志を持って挑戦した経験では、その思いがどのように行動を支えたのかを具体的に語ることが大切です。

情熱を持ち続けた理由や、困難にどう立ち向かったかを示すことで、企業はあなたの課題解決力や主体性を見極めることができます。

単なる結果報告にとどまらず、その経験に込めた思いと向き合った過程を伝えることが、自己アピールに深みを与えます。

3.困難を乗り越えた経験

課題や失敗を経験したことのある人は多いですが、それをどのように乗り越えたかが企業にとっての評価ポイントになります。

困難を前にして思考を止めず、原因を分析し、改善に向けて試行錯誤した経験は、実社会でも求められるスキルを表します。

たとえば、グループ活動で意見が対立したときに、冷静に状況を整理し、両者の意見を尊重しながらまとめ上げた経験などが該当します。

このような経験を通じて得られた「粘り強さ」「柔軟な思考」「自ら動く姿勢」は、業務でも再現可能な力として伝わります。

自分が限界を感じながらも努力した過程と、そこで得られた新たな視点や変化を明確に語ることが、評価につながる重要な要素となります。

4.自分の長所を活かせた経験

自分の強みを活かしたエピソードは、企業に「この人は自社で活躍できる可能性がある」と感じさせることができます。

大切なのは、その強みをどのような行動に結びつけたのか、そしてどのような成果を出せたのかを具体的に伝えることです。

たとえば、「周囲の意見をまとめるのが得意」という人であれば、学園祭の運営で複数の意見を調整して計画を前に進めた経験などが有効です。

また、強みを発揮するために行った工夫や努力、結果として周囲に与えた影響までを含めて話すことで説得力が増します。

その企業が求める人物像と自分の長所が一致していることが伝われば、より高い評価を得られる可能性が高まります。

5.他者に褒められた経験

自分では当たり前だと思っている行動が、実は周囲から高く評価されていたというケースは多くあります。

他人に褒められた経験や、感謝された場面を思い返すことで、自分の強みや魅力に気づくことができます。

たとえば、「丁寧に説明してくれて助かった」「いつも気配りができている」と言われた経験は、それ自体があなたの資質を裏付ける証拠になります。

そうしたエピソードを軸にガクチカを構成することで、自己評価だけでなく他者評価も伴った説得力のあるアピールが可能になります。

自分の良さは自覚しづらいものですが、周囲の声に耳を傾けることで、客観的な強みとして企業に伝えることができます。

おすすめの経験10選

こちらではガクチカにおすすめの経験を順に紹介していきます。

部活動

学生時代に「部活動」をしていた場合は、アピールできる内容が多くなります。

部活動であれば、運動部でも文化部系でも大差なくアピールでき、所属していた部活動の規模や残した成績にも関係なく、物事に対して継続的に努力できるというイメージを与えることができます。

大学で部活動に所属していた経験があればベストですが、インパクトのあるエピソードがある場合は、高校時代の部活動のエピソードでも問題ありません。

一生懸命に部活動に取り組む姿勢は、入社後に熱心に仕事に取り組むイメージに繋がるため、しっかりと努力していたことを全面に押し出したガクチカに組み立てていきましょう。

サークル活動

この「サークル活動」も部活動と同様に、一生懸命していたことをアピールすることで、大きなプラス評価に繋がる可能性が高く、エピソードには最適です。

実際のプレイヤーとしての成績はもちろんですが、部活動と違い、サークル活動には経理などの役割があるため、より幅広くエピソードを組み立てることができます。

大会で優勝した、良い成績を残せたなど、練習に一生懸命取り組むパターンと、部員を集める、お金の管理をする、会場を手配するなど、裏方の仕事も頑張ったというアプローチも可能です。

もちろん、この2つを掛け合わせることも可能なので、あなたが受ける企業が求める人物像などを確認し、どのエピソードにするのかを判断しましょう。

アルバイト

多くの大学生が経験する「アルバイト」もガクチカとしてアピールすることができます。

より効率的に作業できるように、自分で仕事の仕方を社員さんに提案した、売上を伸ばすために工夫した、バイトリーダーを任されたなど、エピソードの幅も広く、ガクチカを組み立てやすい点もおすすめです。

それに加え、このアルバイト経験は、実際に働いていた経験になるため、アルバイトを頑張れる人材であれば、社会人として仕事も頑張れるだろうと容易に想像ができます。

また、1人暮らしで貯金をするためにアルバイトを頑張って、1年後に〇〇万円貯めて、海外旅行にいけたなども立派なガクチカになります。

アルバイトはガクチカで敬遠されがちですが、エピソードによっては大きなプラス評価になるため、とても効果的な選択になること間違いなしです。

ゼミ活動

大学3年生頃から始める「ゼミ活動」もガクチカのエピソードとして効果的です。

ゼミ活動を通して、チームやグループでプロジェクトに取り組んだり、地域の人や企業の方々と接することで、高いコミュニケーション能力もアピールすることができます。

それに加え、プレゼン大会などに出場している場合、パソコンスキルやプレゼン能力も同時にアピールでき、二重三重のアピールに成功します。

実際、ガクチカでゼミ活動をメインのエピソードに組み立てる就活生は多く、「プレゼンで発表した」「資料を作った」「多くの情報を集めた」などアピールのパターンが多く、企業に併せ組み替えることができることも魅力の1つです。

留学

新型コロナウイルスの影響もあり、「留学」に行くことが難しかった時期ではありますが、短期留学やオンライン留学などでも、ガクチカのエピソードには十分効果的です。

今までであれば、長期留学やワーキングホリデーなどに行かないと、ガクチカとして弱いエピソードになってしまうのではないかと心配する就活生が多かったです。

しかし、それらが行けなくなってしまった状態では、たとえ1週間の短期留学であっても、それに対する準備なども含めるとガクチカとして有効なエピソードになります。

また、オンライン留学でもガクチカとしてアピールは可能です。

しかし、先ほどの短期留学と同様に、勉強を凄く頑張ったことなどの、事前の準備も含めてアピールする必要があるため、具体的かつ定量的に組み立てる必要があると言えます。

長期インターン

就職活動に向けて事前に行った「長期インターン」もガクチカとしてアピールができます。

この長期インターンを受ける際も、就職活動と同様にエントリーシートの提出や面接、WEBテストを通過する必要があり、事前の準備からアピールすることができます。

また、この長期インターンはアルバイトと同様に、実務経験を積んでいることもアピールでき、そこで得られた経験やスキルは仕事に直結するため、とても有効的なアピールになります。

しかしここで注意が必要なのは、「長期」であればアピールできますが、「短期」であればガクチカとしては弱くなってしまうことです。

そのため、ガクチカとしてアピールするのであれば、長期インターンの経験をエピソードとして使うようにして下さい。

学業

学生の本業である「学業」でもガクチカを構成することは可能です。

特に成績優秀者を目指し勉強に取り組んでいた場合や、GPAを気にして一生懸命勉強している場合は、勉強の仕方や工夫した点などでエピソードを組み立てることができます。

例えば、入試の成績で特待生として入学したので、その成績を維持するために、アルバイトやサークル活動の間の時間を活用して勉強に取り組んだ、などです。

同じ単位数でも、その成績には大きな差がある場合もあり、定量的に努力が見えるためアピールしやすいとも言えます。

しかし、注意が必要なのは、「卒業するために」「単位を取るために」では当たり前のことなので、アピールすることは難しいです。

あくまで、それ以上の成績を残すためというのが大前提になります。

研究

学業と類似して、研究もガクチカのエピソードになるので、あなたが大学生活においてゼミや研究室などで言及をしたエピソードがあるならば、積極的に述べていくことができれば良いでしょう。

研究活動を通してあなたがどのように頑張ったのか、課題をどのように解決したのかが分かりやすくなります。

就活において優遇されやすい能力には「課題解決力」や「継続力」などが挙げられるので、研究を通してこのような能力を身につけたと積極的にアピールすることができれば良いでしょう。

ただし、研究をエピソードとする時は、専門用語を用いないようにすることが重要です。

自分が熱心に勉強してきたことなので、ある程度のカタカナ語などについては「一般常識である」と考えてしまいがちですが、あなたが文章中で使っているその単語は、その研究分野についてあまり精通していない一般人からするとよくわからない単語である可能性があります。

可能な限り、「誰が読んでも分かりやすい文章」を作成するように心がけることが重要であると言えます。

趣味・習い事

この「趣味・習い事」も一生懸命に取り組んでいればガクチカになります。

例えば読書やガーデニング、散歩や筋トレなども十分ガクチカとしてアピールできると言えます。

それぞれにきちんとした目的意識や、継続的に自発的に行っていることであれば、力を入れて取り組んだと言えますし、これらをガクチカにすることで、他の就活生との差別化も図れます。

しかし、注意が必要なのは、ゲームやギャンブル、漫画などはマイナス評価に繋がる可能性があり、選ぶのは避けた方が無難と言えます。

これらの趣味はどうしても、遊んでいるだけと思われる可能性が高く、仕事にも熱心に取り組めないのではないかと思われてしまいかねません。

ボランティア

ボランティアは実績が見えにくいため、ガクチカにするなら自身の目標や、そこに向けて何をしたのかを具体的に伝える必要があります。

次に、ボランティア活動の成果を示すことも重要です。

例えば、参加者が増えた、地域の美化が進んだ、住民との交流が深まったなど、具体的な結果を挙げることで、活動の影響を明確に示すことができます。

また、活動を通じて学んだことや身につけたスキルを述べることも大切です。

リーダーシップ、コミュニケーション能力、問題解決能力など、自身の成長を具体的に説明することが有効です。

また、サービス業では、顧客やクライアントに対する思いやりやコミュニケーション能力が重要視されるので、ボランティアは好印象なアピールになります。

ガクチカが無い場合の対処法

エントリーシートや面接でよく問われるガクチカですが、自分には語れるような経験がないと悩む学生も少なくありません。

しかし、特別な経験がなくても問題はありません。

大切なのは、何をしたかよりも、その過程でどんな思考を持ち、どう成長したかです。

ここでは、ガクチカが思い浮かばないときに試してほしい2つの対処法を紹介します。

過去の経験を深掘りする

特別な実績がなくても、日常の中にはアピールできる材料が隠れています。

たとえば「困難に直面したときにどのように対処したか」「自分の役割をどのように果たしたか」「成長を実感した瞬間」など、視点を変えるだけでエピソードが見えてきます。

小さな失敗や挑戦も、どのように乗り越えたかに注目すれば、立派なガクチカになります。

無理に目立つ実績を探すのではなく、地道な努力や工夫した行動に価値を見出しましょう。

協力した経験や、挑戦した瞬間を振り返ることで、自分だけのストーリーが形になります。

今からでもガクチカ作り出す

ガクチカは過去の体験だけでなく、今から意識して作ることも可能です。

重要なのは、どんな場面でも主体的に取り組み、学ぶ姿勢を持つことです。

たとえばアルバイトやサークル活動、ボランティアなどに参加し、小さな目標を立てて行動してみましょう。

経験の大小ではなく、自分が工夫したことや壁にぶつかった時の対応が評価されます。

目の前の課題に本気で向き合うことで、自然とガクチカとして語れる経験が増えていきます。

挑戦することを恐れず、日々の行動に目的意識を持つことが大切です。

【ガクチカのテンプレ】ガクチカの例文

ガクチカの意味や企業の採用担当者が見ているポイント、構成の仕方や注意点などが分かってくると、自分でも書いてみたくなってきますよね。

ここでは先ほどのエピソードの選び方で紹介した「部活動」「サークル活動」「アルバイト」「ゼミ活動」「留学」「長期インターン」「学業」「趣味・習い事」の「ガクチカの例文」を用意しました。

そのまま使うのではなく、あなたのエピソードに当てはめて組み立てるようにして下さいね。

部活動の例文

私は大学時代に、部活動と学業の両立に力を入れて取り組みました。

私はサッカー部に所属しており、週5日間部活動を行い、学業では成績優秀者を維持するために、隙間時間を見つけては勉強しておりました。

部活動と学業を両立することで、人として成長できると考えており、これは高校時代から同じです。

サッカー部での活動は、チームスポーツであるため常にコミュニケーションをとる必要があり、このコミュニケーション能力は学業でのグループワークなどで活かすことができました。

また、学業での高い集中力や新しい知識を身につけることが、サッカー部でのプレーの質やチームの問題を解決するのに役立ちました。

これらの経験から、時間管理能力や持ち前の向上心をさらに向上させることができ、いかなる状況であっても最善を尽くす力を身につけました。

これらの能力は、貴社に入社してからも必ず活かすことができる能力であると確信しております。

部活動のガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

サークル活動の例文

私は学生時代に、自主制作映画を制作することに力を入れ取り組みました。

私は大学1年生の時から映画制作サークルに所属しており、その集大成として自主制作映画を撮りました。

高校生の時から興味はあったもののそれを表現できる場所がなく、大学生になったら絶対にやってみたいと思っていました。

映画の企画から編集まで一貫して関わり、自分で出演もしています。

台本の作成や予算組み、完成までに必要な日程の確認など作業は多岐に渡り、多くの人と関わる作業が多く、コミュニケーション能力やスケジューリング能力が磨かれました。

撮影時は多くの壁にぶつかりましたが、前向きにチーム全体を引っ張ることで、1つひとつ乗り越えることができ、完成した時はその達成感に涙がこぼれました。

この経験から、問題解決能力や管理能力も向上させることができました。

このスキルや経験は、社会人として仕事をする中で、壁にぶつかっても工夫し乗り越える場面で必ず活きると確信しております。

サークル活動のガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

アルバイトの例文

私が学生時代に力を入れて取り組んだことはカフェでのアルバイトです。

私は大学1年生の時から個人経営のカフェでアルバイトをしており、今も続けています。

その中で最初は慣れない接客業に苦戦し、行くのが少し嫌になる時もありました。

しかし、忙しい時こそ冷静に落ち着いて作業をすることを心掛け、効率的かつ効果的に業務をこなすことで、できる仕事の幅を広げることができました。

また、お客様とコミュニケーションをとることで、洞察力や観察力も身に付けることができました。

その結果、お店のアルバイトの中でも信頼を勝ち取ることができ、大学2年生になった時にはバイトリーダーを任せてもらうことになり、より責任を持ってアルバイトに取り組んでいます。

この経験から、コミュニケーション能力や相手のことを考えることができる洞察力・視野を広く観察できる能力を磨くことができました。

このスキルを活かし貴社入社後には、チームを円滑に回したり、自分に求められてることをしっかり認識し行動することで、大きな成果を出せると考えております。

アルバイトのガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

ゼミ活動の例文

私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、ゼミ活動での研究発表です。

私は経済学部に所属しており、大学3年生の時から現在所属しているゼミで活動しています。

その活動の中で、月に1回ゼミ生の前で発表する機会があり、そこではデータ分析から導き出される研究結果について発表しておりました。

私はこのデータ分析について特に力を入れており、毎回の発表で違うテーマを取り扱うのですが、それに対する理解を深めるため多くの文献を読み込むと同時に、実際のデータを用いて分析を行うよう心掛けています。

そのため、多くのデータを処理する必要があるので、ExcelやSPSSを使って処理を行い、プレゼン資料にまとめるため、高いパソコンスキルを得ることができました。

この経験から、コミュニケーション能力や自己表現能力を身につけると同時に、表現するための高いパソコンスキルも磨くことができました。

このスキルと経験を活かし、貴社に入社後は問題の原因をデータから読み解き、最適な提案をすることができると確信しております。

ゼミのガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

留学の例文

私が学生時代に力を入れて取り組んだことは海外留学です。

私は英語を専攻しており、大学入学当初から海外留学をすることを目標に、日々の勉強に取り組んでおりました。

誰よりも熱心に英語の勉強をすることで、大学3年生の時にアメリカに長期留学することができ、国際的な視野を広げることができました。

現地ではよりネイティブな英語を日常的に聞くことで、より高い英語のスキルを身につけることができましたし、多くの国の人と接することでコミュニケーション能力はもちろん、異文化への理解を深めることにも繋がりました。

また、留学中には異文化間のギャップを解消するため、文化や歴史を積極的に学びました。

それと同時に自国のことも知ってもらうために、交流のイベントなどにも積極的に参加し、情報発信に努めました。

この経験から、国際的なコミュニケーション能力や異文化への理解を深めることができ、今行っている外国人向けのボランティアガイドの活動に繋がっています。

ここで培ったスキルや経験は、将来よりグローバルになった市場で働く際、必ず活きると確信しております。

留学のガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

長期インターンの例文

私の学生時代に力を入れて取り組んだことは、長期でのインターンシップです。

私は大学3年生の夏休みを活用し、IT企業の長期インターンシップに参加しました。

そこでは、主にマーケティングの知識を学ぶことができ、今の学業や日常生活に活かすことができています。

具体的には、学内で起業家精神を促進するプロジェクトに参加し、企画立案から実行までを経験しました。

また、インターン先での業務改善提案の経験を活かし、サークル活動においても効率的な運営方法を提案し、サークル活動の質を向上させることに成功しました。

それに加え、インターンシップ先での人間関係構築の経験を活かし、異なるバックグラウンドを持つ学生とも積極的に交流するようになりました。

これらの経験は、コミュニケーションスキルを高め、幅広い人間関係の構築に繋がり、より多角的に物事を考えるきっかけにもなりました。

これらのスキルは、貴社に入社後も得意先との信頼関係を築くことはもちろん、新たに販路を拡大していく際にも活かすことができると考えています。

長期インターンのガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

学業の例文

私の学生時代に力を入れて取り組んだことは学業です。

私は自分の知識を増やすことが好きで、特に文系科目に関心を持ち、歴史や文学を深く学ぶことに注力しておりました。

大学の授業だけではなく、図書館で文献を読み込むことはもちろん、学外のセミナーにも参加することで、知識の幅を広げる努力を続けました。

また、論文コンテストに挑戦することで、自分の考えや知識をしっかり論じるスキルを磨くとともに、批判的思考能力を高めることにも繋がりました。

このコンテストの経験は、私の分析力や自分の考えを表現する能力を飛躍的に向上させることに繋がりました。

それに加え、複雑な問題に対して柔軟に考える力を身につけることができました。

さらに、グループワークやプレゼンテーションの機会を通じて、コミュニケーションスキルも高めることができました。

これらのスキルは、社会人になって仕事をする際にもとても大切なスキルであるため、これらを活かして1日でも早く戦力として認めてもらえるよう、学び続けたいと考えております。

学業のガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

研究の例文

学生時代、私が最も力を入れたのは研究活動です。

特に、研究過程で直面した課題を乗り越えた経験は、私にとって大きな学びと成長の機会となりました。

研究を進める中で、予想したような結果が得られず、なかなか前に進まない時期がありました。

そこで、私は根本的な問題解決のために、なぜ上手くいかないのかを初歩的なことから徹底的に考え直すことにしました。

これにより、私の研究失敗の原因はリサーチ不足であるとわかり、リサーチを徹底することで研究は再びスムーズに進むようになり、最終的には有意義な結果を得ることができました。

この経験から、課題に直面した際には、表面的な解決ではなく、問題の根本に迫り、細部にわたって分析することの重要性を深く学びました。

この学びは、私が入社後に直面するであろうさまざまな課題にも活かせるものだと考えています。

問題に直面したとしても、研究で培った分析力と問題解決能力を活かし、貴社での業務にも活かしていきたいと考えています。

研究のガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

趣味・習い事の例文

私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、趣味である写真撮影です。

大学1年生の時に初めてカメラを購入し、その時から今日まで熱中しています。

様々な場所に出かけ、自然の風景や日常の一瞬を切り取ることで、観察力と美的センスを磨きました。

また、習い事として小学生の時からピアノを続けており、音楽を通じて感受性を豊かにし、時に厳しい練習に耐えることで、忍耐力を養うことができました。

これらの趣味は単なる趣味の域を超えて、私の人間性や感性を深めるための、重要な要素の1つになりました。

写真撮影では、色々な場所にいく行動力や、計画的に行動する力、撮影する許可をとるためのコミュニケーション能力などを磨くことができました。

ピアノでは、より難しい曲にチャレンジするための強い精神力と、曲の内容を理解する力、自分を表現する力を養いました。

これらのスキルや感性は、高い創造力に直結すると考えており、貴社で仕事をする上でも、他の人では思いつかないようなアイデアや、意見を出すことで貢献できると考えております。

趣味のガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

ボランティアの例文

大学時代、地域ボランティア活動に力を入れました。

特に、地元の公園の清掃活動に積極的に参加し、地域の環境美化に貢献しました

活動を始めた当初は、参加者が少なく、活動の規模も小さいものでした。

そこで、私はSNSや大学の掲示板を利用して広報活動を行い、新たな参加者を募りました。

これらの努力の結果、参加者は徐々に増加し、最終的には50名以上の学生が定期的に参加するようになりました。

この経験を通じて、リーダーシップとコミュニケーション能力の重要性を学び、目標に向かってチームをまとめる力や、柔軟な対応力も身につけました。

これらのスキルを活かし、貴社のプロジェクトでも積極的に貢献したいと考えています。

ボランティアのガクチカについては下以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

【ガクチカのテンプレ】文字数別ガクチカの書き方

続いて文字数別のガクチカの書き方について詳しく紹介していきます。

企業によってはガクチカを作成するにあたって文字数を指定してくることがあります。

よって、文字数別のガクチカのテンプレについても一緒に確認していきましょう。

ガクチカ100字のテンプレート

ガクチカを100文字という少ない文字数で示せと課してくる企業も稀にあります。

限られた文字数の中では、自分の伝えたい要点を盛り込むことが非常に重要になってくると言えるでしょう。

テンプレ

私は〇〇に注力しました。
△△という課題に直面し、××の方法で解決しました。
結果、□□を達成し、○○の大切さや○○力を身に付けました。

詳しいポイントは以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ガクチカ 200字

200文字のガクチカを書く際は、簡潔に伝えることを意識してください。

文字数が少ないため、要点を絞り、具体的なエピソードを簡潔にまとめることが重要です。

まず、ガクチカのテーマを明確にします。

次に、そのテーマに関連する具体的な行動や成果を簡潔に述べます。

例えば「サークルのメンバー増加を目指し、SNSを活用し、イベントを企画。

結果としてメンバーが倍増し、リーダーシップを学びました。」のようにまとめます。

200文字の制限内で要点を絞って簡潔に伝えることで、読み手にわかりやすく印象的なガクチカを作成することができます。

テンプレ

私は学生時代、〇〇することに注力しました。
△△という課題に直面し、試行錯誤の中で××の方法を取り入れました。
具体的には、○○を行い、チームで協力して進めました。
その結果、□□を達成し、○○の大切さや○○力を培いました。
この学びを貴社で活かし、○○を重視しながら貢献したいと考えています。

ガクチカを200字でまとめる詳しい内容は下記の記事で紹介してます。参考にしてみてください。

ガクチカ400字のテンプレート

もっとも一般的なガクチカの文字数指定は400文字程度です。

普段400文字の文章を作成するのは大学のレポートや卒論以外ではないでしょうから、多いと感じるかもしれませんが、要点を盛り込んでいくと、予想外に文字数が足りないことも多いです。

よって、可能な限り簡潔にあなたの魅力が伝わるような文章を作成するようにしましょう。

テンプレ

私は〇〇に取り組むことに注力しました。
初めは△△という課題に直面しましたが、××のアプローチを試みて解決に向けて進めました。
具体的には、□□を実施し、必要な調整を加えながら改善を重ねました。
その結果、○○を達成し、最終的には目標を大きく上回る成果を得ることができました。
この経験を通じて、△△の重要性や、□□を行う際の工夫が成果に繋がることを実感しました。
さらに、○○する力を身につけました。
この学びを貴社でも活かし、柔軟に対応しながら、○○することで貢献したいと考えています。

詳しいポイントについては以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

ガクチカ 500字

500文字のガクチカを書く際は、過程を詳しく伝えることを意識してください。

500文字は自分の内容を十分に伝えられる文字数であり、具体的なエピソードや取り組みの詳細を説明するのに適しています。

まず、ガクチカのテーマを明確にし、次に、そのテーマに関連する具体的なエピソードを時系列に沿って述べます。

このように、過程を詳しく伝えることで、取り組みの深さや具体性をアピールできます。

また、具体的な数字や事例を交えることで、説得力が増します。

500文字という制限を活かし、詳細なエピソードを盛り込んで、自分の強みや成果を効果的に伝えてください。

テンプレ

私が学生時代に最も力を注いだのは、○○です。
○○の役割から○○することに取り組みました。
当時は△△している状況でした。
原因を探る中で、××に気づきました。
私はまず○○を○○しました。
その○○(原因)が明らかになりました。
そこで、□□を□□(工夫)ました。 加えて、○○しました。
その結果、△△という「成績・成果」を残すことができました。
この経験を通じて、××することの重要性を学びました。
今後も、○○する姿勢を持ち続けたいと考えています。

ガクチカを500字でまとめる詳しい内容は下記の記事で紹介してます。参考にしてみてください。

ガクチカ800字のテンプレート

比較的文字数指定の多いパターンとして、「800文字でガクチカを書いてください。」と言われることもあります。

文字数が多いことから、1文を長くしたり、薄い内容を長々と書いたりすることで文字数を稼ぎたいと思うかもしれませんが、これは企業の採用担当者に文字数稼ぎをしていることがバレてしまうので、あまりおすすめできません。

テンプレ

学生時代、○○として、○○した経験があります。
その活動は私にとって△△できた経験でした。
私が○○したのは、○○した時期でした。 それまで××を××していた状況でした。
しかし、私は○○という思いから○○することを決意しました。
問題は、□□することでした。 私は△△を△△しました。
これには×バルすることがが必要でしたが、××することで実現させました。 さらに、○○だけでなく、○○を○○しました。
これにより、□□され、最終的に□□することができました。
結果的に△△することができました。 ××を××することができたのは私にとって大きな財産です。
この経験から私が学んだ最も重要なことは、○○ということです。 □□はもちろんのこと、□□することを身をもって学びました。
今後の職務においても△△力を生かし、チームや組織に貢献していきたいと考えています。

800文字で質の高いガクチカを作成するポイントについては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【ガクチカのテンプレ】ガクチカを作る際の注意点

ガクチカのエピソードの選び方で、あなたのガクチカを少しはイメージできてきたでしょうか?

ここの項目では「ガクチカを作る際の注意点」を説明していきます。

特に注意が必要な「抽象度が高い」「イメージダウンなエピソード」「嘘のエピソード」の3つに絞って詳しく説明していきます。

どれもとても重要な注意点になるため、しっかり事前に確認しておきましょう。

抽象度が高い

あなたのガクチカのエピソードの「抽象度が高い」場合は、注意が必要です。

例えば、「私は3年間部活動を行い、とても充実した学生生活を送ることができました」では何をしていたのか、全然伝わりません。

このように、抽象度が高ければ高いほど、あなたのエピソードに対する信憑性は低くなり、説得力がなくなってしまいます。

そのため、エピソードは具体的に定量的にを心掛け、企業の採用担当者にきちんと伝わる内容で述べるようにしましょう。

イメージダウンなエピソード

わざわざ自分で「イメージダウンなエピソード」は選ばないと思っているかもしれませんが、知らないうちにそうなっている可能性もあります。

例えば、漫画やゲームなどの趣味をアピールすることや、ギャンブルで〇〇万円勝ちましたなどは、エピソードとして選ばないようにしましょう。

特にギャンブルに関しては、どんなに研究して、どんなに足を運んで、どんなに時間を使ってもマイナスイメージになってしまうため、おすすめはできません。

嘘や誇張した表現のエピソード

この「嘘のエピソード」は絶対にやめて下さい。

全く自分が経験していないことや、大会での成績などで嘘をつくと、必ずと言っていいほどにバレます。

企業の採用担当者も選考のプロなので、不自然なエピソードであれば深掘りしてきますし、上手く答えることができなければ、すぐに嘘とバレます。

この嘘は、例え小さな嘘であっても「この学生は嘘をつく」と悪い印象がつくため、選考に大きな影響を与えてしまいます。

大小に関係なく、嘘は絶対にやめましょう。

高校以前のエピソードは避ける

ガクチカは、基本的に大学生活での経験を前提としています。

高校以前のエピソードを語ると、「大学生活で何もしてこなかったのか」と判断されるリスクがあります。

そのため、アルバイト、サークル、ゼミ、ボランティアなど、大学生活での主体的な取り組みを中心に話すことが重要です。

ただし、「人生で最もつらかった経験」や「自分を形成した出来事」など、人生の転機を問われる質問では、高校時代の経験を使うことも可能です。

その場合も、現在の自分にどう影響を与えているかを丁寧に語ることで、納得感のあるエピソードになります。

専門用語は分かりやすく言い換える

エントリーシートや面接で、専門用語や学術的な言葉を多用すると、かえって伝わりづらくなる恐れがあります。

面接官は必ずしも同じ分野の専門知識を持っているとは限らないため誰にでも伝わる表現に言い換える工夫が必要です。

たとえば「○○という意味の用語です」と補足を入れることで、理解の助けになります。

難解な言葉を避け、平易な日本語で丁寧に説明することが、相手に安心感を与えるコツです。

専門性そのものを否定するわけではなく、「伝わる言葉で話す力」も、社会人として重要な資質とされています。

添削をして誤字脱字や文字数を満たしているか確認

応募書類の誤字や脱字は、丁寧さや志望度の低さを疑われる原因になりかねません。

ビジネスの場面では、細かな確認不足が大きなミスにつながるため、書類からもそうした注意力が見られています。

必ず提出前に文章を見直し、誤字脱字の修正だけでなく、意味の通りやすさや文章構成の自然さも確認しましょう。

また、指定された文字数の9割以上を目安に、伝えたいことを簡潔かつ十分に記述することが大切です。

文字数が足りない場合は、内容が薄い、意欲が低いと判断される恐れがあります。

手書きの場合、修正液などで直すのではなく、清書し直すことで誠実さが伝わります。

まとめ

ガクチカで選ぶエピソードの幅が広く、かえって選ぶのが難しいと感じる就活生が多いのが現状です。

しかし、直感的に「自分これ頑張ってたよな」という活動を選んでしまえば、そこから具体的なエピソードを組み立てることが可能です。

部活動でもサークル活動でも、アルバイトでも趣味でも、あなたが熱量を持って取り組んでいればそれは立派なガクチカですし、結果を残せていなくても問題ありません。

大事なのは、あなたが一生懸命取り組んだ過程にあります。

そのため、嘘をついたりする必要は全くありませんので、ありのままのエピソードを具体的かつ端的に、定量的に伝えることを心掛けて組み立てるようにしましょう。

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