HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
就活での面接において、質問される可能性があるエピソードが、ガクチカです。
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略であり、学生時代に頑張ったことを面接において、質問される可能性があるエピソードです。
ガクチカといわれても、大学時代に何か功績を残したことや、頑張ったエピソードがないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ガクチカの見つけ方について解説します。
ガクチカが思い浮かばない方は、ぜひ参考になさってください。
どんなエピソードでもいい?
頑張ったことがないと思っている方、本当に学生時代に頑張ったことはないのでしょうか。
実は頑張ったことは、すべて美談ではなくてもいいのです。
部活動などにおいて、何か素晴らしい功績を残したようなものでなくてもかまいません。
つまりガクチカは、結果ではなく、自分が頑張ったことに対してどのようなことを学んだかということを企業側は見ています。
それがたとえ失敗でもいいのです。
失敗したとしても、努力したことで何を学び、得たのかについて伝えることが重要です。
ガクチカの見つけ方
では、ガクチカを見つけるには、どのようにしたらよいのでしょうか。
たしかに学生時代のことを思い返しても、なかなか見つけるのが難しいものです。
ここでは、効率的なガクチカの見つけ方について、具体的にいくつかご紹介していきましょう。
①自己分析をする
ガクチカを考える時に基本となるのが、まず自己分析を行うことです。
自分の強みをPRする自己PRでも、自己分析をもとに考えますが、困難をどのように乗り越えてきたかを伝えるガクチカも、自己分析をすることからはじめると、自ずと見つけることができます。
1. 学生時代に経験したことを全て書き出す
学生時代に経験したことを、箇条書きでも何でもいいので、すべて洗いざらい紙に書き出しましょう。
この時点では、とくに面接官に注目されるような印象深いエピソードや特徴的なエピソードでなくても、問題ありません。
学生時代で経験してきたことを書き出していくことによって、意外にも自分のためになったことや、力を入れていたということを見つけられることがあります。
たとえガクチカとして役立つようなエピソードでなかったとしても、振り返って一度掘り下げてみたら、使えるエピソードが案外1つくらいは見つかるものです。
とりあえず自己分析の第一段階では、どのようなものでもいいので、思い出せる経験を羅列して書き出してみることが重要です。
2. その中から自分が成長した経験を選び出す
いくつかの経験が書き出せたら、今度はその経験について、一つひとつ思い返してみましょう。
書き出した項目の中で、自分が成長したと思う経験は何かありませんか。
また、この時は頑張ったと思う経験はありませんでしたか。
成長の過程をわかりやすく伝えるには、結果が出るまでにいくつかの困難を乗り越えた経験であるはずです。
つまり、成長のプロセスを語ることができる経験を抽出していくことが大切なのです。
成長したことによって得られたものは、自分の強みでもあります。
その強みを社会人になってから、いかに仕事で活かすことができるかをアピールすることにもつながります。
この時点では深く掘り下げる必要はありませんが、結果的に成長した経験だけを選び出すといいです。
3. 残った中からより試行錯誤した経験を選ぶ
ではここからさらに、ガクチカに使える経験を絞り込んでいきましょう。
この時点では、困難を乗り越えるために、いくつか試行錯誤してきた経験だけをピックアップしていきます。
社会人になってあらゆる仕事をこなすには、必ずさまざまなトラブルや曲面にぶち当たるものです。
その時に必要となるスキルが、自分自身で試行錯誤して、何とか乗り越えていく力です。
成長のためにあらゆる課題があった経験は、ありませんでしたか。
そのために、何度も試行錯誤して諦めずに取り組んだエピソードはありませんか。
企業側は、ガクチカを知ることで、入社後の活躍を企業も描きやすくなります。
この時、課題がたくさんあった経験であるほど、より細かく具体的にプロセスを書きやすくなるのでオススメです。
②周りの人に聞いてみる
自己分析したものの、なかなか思いつかない方もいらっしゃるかもしれません。
またはこんな経験でもいいのか、不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
こんな時は、家族や友人、大学の教授などのような周りの人に聞いてみるのもオススメです。
自分の頑張りは、身近な人のほうがよく見てくれていて、理解してくれていることのほうが多いです。
自分では大したことでもなかったことや、あまり印象にないことであったとしても、周りにとっては、頑張ってきた姿やその時の努力を認められていることも多くあります。
また、主観的な見方ではなく、あくまで第三者からの客観的な見方で知ることができるので、ガクチカエピソードとして大いに役立つことがあります。
③他の学生のガクチカを参考にする
また、このほかにも、ほかの学生が考えたガクチカを参考にするというのも有効な手段です。
ガクチカといっても、自分が考えた内容で問題ないのか、知りたいという方もいらっしゃるかもしれません。
ある程度のオリジナリティも大切ですが、ほかの人のガクチカを参考にすることで、同じような経験やプロセスを経験してきたエピソードが見つかるかもしれません。
ぜひ一度はネットなどで、調べるなどして、何か使えるエピソードを探してみるのも1つです。
ガクチカでよく使われるテーマ
ガクチカでよく使われるテーマをご紹介します。
ガクチカでよく使われるのは以下のテーマです。
このようなものがテーマとしてよく使われます。
まとめ
いかがでしたか。
自己分析を順序よく行っていくことで、結果、企業に響くようなエピソードを見つけられる可能性があります。
また、自分では忘れていた頑張ったことも、身近な人は覚えていてくれている可能性も高いです。
自分一人で考えるだけでなく、行き詰まった時は、周りの人に相談したり、尋ねてみたりすることで、突出したガクチカを見つけることができるかもしれません。
ぜひ今回の方法を使って、アピールにつながるような自分だけのガクチカを作っていきましょう。