HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
こんにちは。
新卒採用の支援を担当している者です。
この記事を読んでいるあなたは、日本を代表する通信企業、NTTドコモへの入社を強く希望し、面接対策に臨もうとしている就活生の方ですね。
NTTドコモは、例えば26卒採用など、毎年の就職活動において学生からの人気が非常に高い企業です。
その高い人気は、選考の難易度にも直結します。
そのため、面接で何が聞かれるのか、どのような準備をすればよいか、不安を感じている方も多いでしょう。
この記事では、NTTドコモの選考を通過するために必要な面接対策の情報を、網羅的に、そして深く解説していきます。
NTTドコモ面接の特徴
NTTドコモの面接は、多くの内定者の声にもあるように、比較的穏やかな雰囲気で行われることが多いです。
しかし、その和やかな雰囲気の中で、面接官はあなたの個性や、何よりも挑戦する意欲を深く見極めようとしています。
ドコモは、日本の通信インフラを支えるという社会的な責任感と、AI活用やスマートライフ事業といった新しい事業領域へ果敢に挑戦する姿勢の両方を非常に重視しています。
面接官は、あなたという人がドコモのチームの一員として、高い目標に対しても粘り強く、主体的に取り組める人材かどうかを、あなたの過去の経験から具体的に確認しようとします。
NTTドコモの面接で聞かれること
NTTドコモの面接で聞かれる質問の核となるのは、志望動機、学生時代に力を入れたこと、いわゆるガクチカ、そして自己PRといった基本的な内容が中心です。
しかし、本当に重要なのは、その深掘りの仕方です。
なぜ数ある業界の中で通信業界を選んだのか、そして、なぜ競合する他社ではなくNTTドコモでなければならないのか、その理由を具体的に、説得力を持って問われます。
また、入社後にどの事業領域やサービスに関わり、どのような新しい挑戦をしたいか、あなたの具体的なキャリアプランについても深く聞かれます。
ドコモが持つ技術、例えばAIやデータをどう活用していきたいか、あなた自身の考えを明確に求められるでしょう。
NTTドコモの面接での回答のポイント
NTTドコモの面接で高い評価を得るためには、ポイントを押さえた回答の準備が不可欠です。
面接官は、あなたの回答から、論理的に物事を考える力、主体的に行動を起こす力、そしてドコモの社風に合う誠実な人柄かを総合的に見ています。
特に、あなたの過去の経験を語る際は、単に事実を羅列するのではなく、直面した困難な課題に対して、あなたがどのように向き合い、チームメンバーとどう協力し、最終的にどう解決したのか、そのプロセスを具体的に話すことが非常に重要です。
ここでは、選考を通過する人とそうでない人の特徴について、詳しく解説していきます。
受かる人のポイント
面接に受かる人、つまり内定を掴む者には明確な共通点があります。
第一に、志望動機が非常に明確で、ドコモでなければならない理由を自分の言葉で熱く語れます。
彼らは、単なる安定した通信事業の魅力だけでなく、ドコモが現在注力しているAI、データ活用、スマートライフといったソリューションビジネスなど、新しい事業領域まで深く理解しています。
そして、そこで自分の強みをどのように発揮したいかを、具体的に説明できます。
学生時代の経験を話す際も、チームの中で自分がどのような役割を果たし、時にはリーダーシップを発揮して、困難な状況でどう考え行動したか、そのエピソードが非常に鮮明で、聞いている面接官が納得できるものです。
面接官とのコミュニケーションを大切にし、質問の意図を正確に理解した上で、誠実に回答できる点も大きな特徴です。
落ちる人のポイント
一方で、面接で見送られてしまう方にも特徴があります。
最も多いのは、志望動機が曖昧なケースです。
なぜ通信業界なのか、そしてなぜ数ある企業の中でNTTドコモなのか、その理由を面接官に深掘りされると、明確な答えに詰まってしまいます。
ドコモが現在力を入れているAI活用や新しいサービスへの理解が浅く、いまだに携帯電話会社という古いイメージしか持っていない場合、企業研究不足と判断され、入社への熱意が低いと見なされがちです。
また、準備してきたエントリーシートの内容をただ読み上げるだけで、自分の考えや熱い思いが言葉に乗ってこない回答も評価されません。
学生時代に挑戦した経験や、主体的に問題解決に取り組んだエピソードが語れないと、ドコモが求める挑戦する人材像とのギャップが生じてしまいます。
NTTドコモの面接フロー
NTTドコモの新卒採用の選考は、エントリーシート、通称ESの提出とWebテストから始まるのが一般的です。
これらを無事に通過すると、面接が複数回、通常は2回から3回程度実施されます。
現在の選考では、面接はオンライン形式で行われることが多いです。
理系のエンジニア職か、事務系とも呼ばれる総合職かなど、応募するポジションによって、面接の回数や詳しい内容が一部異なる場合もあります。
2025年卒や26卒採用など、年度によっても詳細が変更される可能性があるため、必ず最新の募集要項を確認してください。
一次面接
一次面接は、比較的若手から中堅クラスの社員や人事担当者が面接官となる個人面接、あるいは学生複数名での集団面接や面談の形式が多いです。
時間は30分から1時間程度で、雰囲気は比較的和やかな場合が多いとされています。
この段階では、エントリーシートに記載された内容、特に学生時代に力を入れたこと、つまりガクチカや自己PR、そして志望動機といった基本的な質問が中心となります。
あなたの人柄や、基本的なコミュニケーション能力、そしてNTTドコモへの志望度の高さが確認されます。
緊張しすぎず、面接官の質問の意図をしっかり理解し、あなた自身の言葉でハキハキと誠実に回答することが何よりも重要です。
二次面接
二次面接は、現場の管理職、例えば課長クラスなど、より経験豊富な社員が面接官を務めることが多く、ここが選考全体の実質的な山場となる場合が多いです。
一次面接よりも一歩踏り込んで、あなたの思考の深さやポテンシャル、将来性が評価されます。
特に志望動機については、なぜNTTドコモでなければならないのか、入社後に具体的に何がしたいのか、どのような挑戦をしたいのかを、かなり深く、論理的に掘り下げられます。
過去の経験についても、その時どう考え、どのような課題があり、それをどう乗り越えたのかという思考のプロセスを、他者が納得できるように論理的に説明する力が求められます。
あなたのキャリアプランと、ドコモの事業がどう結びつくかを明確に伝えましょう。
役員・最終面接
最終面接は、役員や人事部門の部長クラスが面接官となり、個人面接で行われます。
時間は30分程度が目安とされることが多いようです。
これまでの面接での評価も踏まえた上で、あなたが入社する覚悟、NTTドコモへの揺るぎない熱意や志望度の高さを最終確認する場となります。
質問内容としては、改めて志望動機やキャリアプラン、他社の選考状況などを聞かれることが多いです。
論理的な回答も重要ですが、それ以上にあなたの人柄がドコモのカルチャーに合うか、一緒に働きたい人材か、といった点が重視されます。
逆質問の時間もほぼ必ずありますので、最後のアピールの場として、入社への高い意欲が伝わるような質の高い質問を準備しておきましょう。
NTTドコモの面接対策方法
NTTドコモの面接対策として、まず必須なのは徹底した自己分析と企業研究です。
なぜドコモでなければならないのか、その明確な理由を、あなた自身の過去の経験と結びつけて具体的に説明できるよう準備してください。
ドコモが現在力を入れている通信以外の新規事業、例えばAI、ソリューションビジネス、金融サービスなどや、最新の技術動向も必ず確認しましょう。
エントリーシートを書く段階から、その後の面接で深く掘り下げられることを意識して内容を作成することが、選考全体を有利に進めるポイントです。
大学のキャリアセンターや、無料登録できる就活イベントや就活サービスを活用し、模擬面接や面談を繰り返し行うことも非常に有効な対策方法です。
おわりに
NTTドコモの面接は、あなたのこれまでの経験と未来への挑戦意欲を伝える絶好の機会です。
準備すべき内容は多く、大変だと感じるかもしれませんが、それはあなた自身の過去を振り返り、将来を真剣に考える貴重なプロセスでもあります。
この記事で紹介したすべての情報を参考に、あなた自身の魅力を最大限にアピールしてください。
面接官との対話を楽しみ、自信を持ってあなたの熱い思いを伝えることが、内定への一番の近道です。
あなたの就職活動が実を結び、NTTドコモでの輝かしいキャリアをスタートできることを心から応援しています。
