就活っていつまで続ける?終わらない原因や対処法を解説!

就活っていつまで続ける?終わらない原因や対処法を解説!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

「就活やってるけど何かうまくいかないな」

「このやり方で正しいのかな」

「一体いつまでがんばれば良いのかな」

そう思いながら就活に挑まれている方は多いのではないでしょうか。

がんばっているけど内定が出ず、不安な気持ちを持たれている方もいらっしゃると思います。

今回は苦しい状況を乗り切るために、うまくいっていない人の原因を分析し、解決方法を解説します。

また、ある時点での内定率や就活終了の目安もご紹介しますので、目標として参考にしてください。

不安を払拭し、納得のいく就活で内定を勝ち取りましょう!

【就活いつまで続ける】就職内定率は?

現在、内定がもらえず不安になっているけど、過去の就活生はどんな感じで就活してきたんだろうと気になりますよね。

ここで2023年卒の就活生の内定率はどうだったのか振り返って見てみましょう。

夏の就職内定率

就職みらい研究所の「就職白書2023」によると、8月1日時点での23卒就職内定率は83.3%です。

毎年8月時点で8割ほどの学生は内定を持っています。

この数字だけ見ると、「夏までに何が何でも1社内定は欲しい」「夏までに内定が出なかったらどうしよう」と焦る気持ちになってしまいますよね。

順を追って解説していきますので慌てる必要はありません。

卒業時点の就職内定率

就職みらい研究所の「就職白書2023」によると、3月の卒業時点の23卒就職内定率は96.8%になっています。

数字からもわかるように、卒業までには内定を取っている学生がほとんどです。

現在、途中でやる気を失い就活をストップしてしまっている人もいるでしょう。

しかし、そういった方でも最後までやり抜けば無事内定をもらえる希望が出てきます。

焦る必要はありませんので落ち着いて取り組みましょう。

【就活いつまで続ける】就活終了の目安とは

何とか卒業までには内定が取れそうだということを理解していただけたかと思います。

では、過去の就活生は何を基準にして就活のゴールを決めていたのかが気になりますよね。

次に就活終了の目安を見ていきましょう。

約6割が第一志望群へ入社

就職みらい研究所の「就職白書2023」によると、約6割の学生が第一志望群の企業に入社しています。

一方で、約2割の学生は当初志望していなかった企業へ入社を決めています。

ここで覚えておいていただきたいのは、実力の良し悪しだけで内定を得られるわけではありません。

企業との相性や、その時求められる人物像にも左右されますので、第一志望に受からなかったからといって気を落とす必要はありません

約3割が早く就活を終えたかったから

内定者が就活を終えるタイミングとして、約9割の学生が内定をもらえた企業に入社したいと思い、就活を終了したと報告されています。

併せて、約3割の学生が「早く就活を終えたかったから」という理由で就活を終わらせたと報告されています。

就活は大半の人にとって長期戦であるため、精神面で大きく疲弊します。

特に卒業が近くなればなるほど「まぁこの辺で終わらせても良いか」という気持ちになります。

【就活いつまで続ける】就活が終わらない原因を分析

一社の内定も無い自分が卒業までに本当に内定がもらえるのか、皆と同じ時期に就活を終えられるか心配だと思われる方がほとんどでしょう。

ここから、結果が出ない原因と対策を解説していきますので、一つずつ着実にクリアしていきましょう。

ESが通らない

まずはじめに、ES(エントリーシート)に魅力が無くて通らない場合を見ていきます。

ESが就活の7割を占めると言っても過言ではなく、面接などにも大きく影響してきますので十分に準備しましょう。

自己分析不足

ESが通らない原因の一つ目は「自己分析」が不足していることです。

企業から内定を得るには、企業側に魅力的な人材だと思ってもらう必要があります。

自分の魅力を伝えるベストな方法は、自分の「強み」をアピールすることです。

その強みを知るために自己分析をすることが最適だと考えられます。

しかし、自己分析をやってみて自分の強みはわかったけど「本当にそうなの?」と思われるのではないでしょうか?

なぜなら自分の強みというのは自分が「当たり前」と思ってやっていることが大半で、自分では気づきにくいからです。

ですから「他己分析」もしてみることをオススメします。

他者から言われた自分の強みがわかれば、さらに「なぜ」そう思うのか具体的なエピソードをその人から聞いてみましょう。

そして明確になった強みと、その根拠となるエピソードについて、「なぜ」そのように考え行動したのか自分で深堀していきましょう

自分も納得のいく「強み」がわかり説得力のあるアピールができます。

業界研究・企業研究不足

「業界・企業研究不足」もESが通らない原因のひとつです。

業界研究、企業研究は基本中の基本ですので他の就活生と差別化は図れません。

しかし、これが十分にできている学生は多くありません

見方を変えると、業界・企業研究を十分にしておくことで他者と差別化するチャンスになります。

「強みは魅力的だけど業界・企業研究不足」な学生と「強みは平均点くらいだけど業界・企業研究をしっかり理解している学生」のどちらが良いかは明白です。

業界の方向性、志望企業の企業理念、社長の名前、従業員数、代表的な商品やサービスなどの基本情報はしっかり理解して準備しましょう

準備をしっかりすることで、ESや面接の場面で「的外れ」な回答は激減します。

ES添削不足

ESは第三者に添削してもらうことも不可欠です。

そうとは言っても、なかなか自分の文章を誰かに見てもらうのは気が引けるでしょう。

人によっては辛辣すぎるアドバイスを受けることになるかもしれません。

しかし、第三者にESを見てもらうことで、自分には無い視点から見てもらうことができ、間違いなくESの精度は上がります

よくあるミスとして、文章が論理的ではなく話が飛んでしまっていることや、誤字・脱字の見落としが挙げられます。

添削をしてもらう人は、大学のキャリアセンターや同じ企業を受けた先輩、OB・OG訪問などで見てもらうと良いでしょう。

注意点は、必ず相手の「時間」を割いてもらっていることを意識しましょう。

適性検査が通らない

適性検査では「性格検査」と「能力検査」があり、求められる人材の人柄や能力を、採用側が判断する上で貴重な指標になります。

適性検査が通らない人は何が原因で、どのように対策すれば良いか見ていきましょう。

勉強不足

まず、そもそも勉強量が足りていないということが考えられます。

能力検査は知識も必要ですが「慣れ」も重要です。

「問題に答える」という作業に慣れていれば、パフォーマンスも発揮しやすいでしょう。

とは言ってもどこまで勉強すれば良いの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。

結論を言いますと「ここまでしておけばOK」という明確な基準はありません。

企業によって必要とされる性格や能力は異なりますし、合格ラインもバラバラです。

しかしそれでは納得されないでしょうから、あえて目標を立てるならざっくり正答率「7割」ほどを目指すと良いでしょう。

また、企業によりテストの種類は異なるため、その種類に沿った対策を行いましょう。

見分け方と対策はこちらのURLをクリック

企業とマッチしていない

適性検査が通らない原因として、もう一つ考えられることは性格検査です。

ここは点数の良し悪しではなく、その企業との「相性」の問題です。

例えば、大企業であれば上司の承認を得て仕事を進めますが、中小ベンチャー企業であれば自らドンドン仕事を作っていく人が求められます。

この2種類の性格だけ見ても全然タイプが違いますし、さらに細かく分類されます。

注意点は、その企業に入りたいからといって「良い子」に見せる必要はありません。

見栄を張ると入社してからがしんどくなるため、正直に答えることをおすすめします。

ここで落とされているのなら、そもそも入社しても自分と企業の相性は合わない可能性が高く、お互いにとって良くありません。

その場合は「しょうがない、縁が無かった」と割り切って次へ行くことが大切です。

1次面接が通らない

1次面接は若手社員が面接官を担当します。

1次面接は数多くいる応募者をふるいにかけることが目的です。

つまり「この人が良い」というより、「この人はダメだ」という「減点方式」です。

面接官は上司に紹介しても問題ない人を選びます。

ではどのような場合、減点されるのか見ていきましょう。

第一印象が良くない

まず、はじめに第一印象が良くないことが挙げられます。

第一印象の良さは面接を突破する第一条件と言っても過言ではありません。

なぜなら第一印象が悪いと、たとえ会話の内容が良くても面接官に話を聞いてさえもらえないからです。

基本的なことができていないのに、いくら立派な自己PRをされても説得力が無いと判断されてしまいます。

具体的には下記のようなことが考えられます。

・身だしなみが悪い(髪の毛がボサボサ、服のシワ)
・ビジネスマナーがなっていない(入退室、言葉遣いなど)
・自信の無さそうな表情や話し方

一旦マイナスの印象を持たれると、そこから巻き返すことは至難のわざです。

印象を悪くして面接で不利にならないようにするためには準備が必要です。

面接で好印象を与える方法はこちら

ES内容が頭に入っていない

ES内容が頭に入っておらず、一貫性のない発言をしてしまっている可能性があります。

内容が頭に入っていないと「準備不足」という印象も与えるため、ES内容はしっかり頭に入れておきましょう。

また、一貫性のない発言をしてしまうのは、自分自身がその内容について深堀できていないことが原因です。

面接官に良い印象を持ってもらうために「ごもっとも」な内容にしてしまうのが典型例です。

そういった内容は、どこか他人行儀で自分自身も深堀りしづらく頭に入りませんので、ESには本心で思ったことを書きましょう。

また、多くの企業はESを郵送するパターンが多いため原本のコピーは忘れずにしておいてください。

面接慣れ不足

面接の回数が少ないことによる「慣れ」不足も1次面接に通過しない要因の1つです。

人生初の企業面接であり、それも自分よりいくつも年上の社会人の方との会話で、必要以上に緊張します。

これについては、単純に数をこなすことで面接の雰囲気をつかむことです。

雰囲気に慣れてくると、リラックスして面接にのぞめるようになります。

また、本来の実力も発揮しやすいですから、何度も面接を重ね地道に練習することが近道です。

友人と面接のシミュレーションをしたり、模擬面接を受けることで反復練習することをおすすめします。

プロの社会人でも、重要な商談や人前でのプレゼンをする際は何度も練習を重ねます。

2次面接が通らない

2次面接では役員クラスや現場で活躍するベテラン社員が面接官を担当します。

ここでは1次面接での基本マナーもふまえ、志望動機などについてより深く質問されます。

2次面接が通らない人の原因は何なのか見ていきましょう。

熱意を感じることができない

志望動機やその他の言動に「熱意」を感じないことで落とされる可能性もあります。

役員クラスはこの会社を引っ張ってくれるような人を採用したいと考えています。

学生の強みを現場でどう活かすのか、どのような将来をイメージしているのかを深く質問して聞き出します。

この内容が薄いものだと「この人は熱意が無い」と判断されやすいです。

しかし「熱意」というものは個人の感覚的なもので、どう対処すべきかわからない人も多いでしょう。

そんな時は、徹底的に「企業研究」をすることをおすすめします。

徹底的にその企業を調べ尽くし誰にも負けないほどの知識量を身につけると、自ずと自信が生まれ「熱意」に変わります

また、十分に企業研究をしている人は意外と少ないため、自分の「強み」に自信が無い方は「企業研究」を他の就活生より深くすることをおすすめします。

方向性の乖離

2次面接で落とされる理由のもうひとつは、学生と企業の「方向性」が大きく違うことです。

役員クラスの面接になると、学生と企業がどれだけマッチしているか見られます。

役員となると、経営計画や社員のあり方など会社の方向性を考える立場であるため、応募者の将来的な目標と自社の将来がマッチするのか見極めています。

応募者が企業の方向性を見極めるにはIRや経営理念を確認し、どういう人材を求めているのか研究した方が良いでしょう。

例えば経営理念に共感するのであれば、どういったことに共感するのか自分の経験と合わせて考えていくとより説得力が出ます。

また、2次面接では現場社員も同席するパターンが多いです。

現場の人と一緒に働けるかも見られますので、自分が現場で働くイメージをしておきましょう。

最終面接が通らない

最終面接の面接官は役員や社長クラスが担当します。

最終面接まで行けたことで安心する学生が多いですが、決して油断してはいけません。

企業によっては通過率が50%と決めていることもあるため気を抜かないことです。

覚悟を感じない

最終面接ということで、社長や役員はその人を採用するかどうかの最終判断を行います。

最終判断を担うため、慎重に慎重を重ね、誰を採用するかを熟考します。

この学生は、内定を出したら本当に入社してくれるのか、他に志望している企業があればそちらに行かないかなど慎重に見極めます。

また、採用には膨大なコストがかかるため、入社意志が薄いように感じたり、入社しても早期退職しそうな人の採用は極力避けたいと考えます。

そのためには、社長がこの人材を取らないと損すると思わせる言動を心がけましょう。

企業研究、自己分析をさらに深堀りして、企業の方向性と合致しているか確認し、最終面接に臨んでください。

緊張感がない

「緊張感」がないことも最終面接が通らない理由の1つです。

数多くの応募者の中から自分が選ばれ、最終面接までたどり着いたと喜ぶことも大事ですが、まだ内定は決まってません。

それどころか社長クラスが面接官であるため、1次2次の内容をふまえてより深く質問されます

また、この学生は本当に自社に入社してくれるか、入社して早期退職しないかなどを見られます。

緊張感がなくなると、言動が雑になってしまい今まで念入りに準備した面接での会話や仕草にアラが出るようになります。

具体的には企業名や社長の名前を間違えるなどという嘘みたいな話もあります。

リラックスして最終面接に臨むことは大事ですが、緊張の糸を切らさないようにしましょう

【就活いつまで続ける】就活を終えるための対処法

ESから最終面接まで細かく原因と対策をご紹介しましたが、人によって抱えている悩みや課題は違います。

ここでは就活全体を通して言える考え方や対処法をご紹介します。

就活の根本を見直してみる

納得のいく就活ができておらず、まだ一社も内定が取れていないという方は就活の軸など「根本」を見直しましょう。

思い通りの結果が出ていないのであれば何か行動を変えてみることも大事です。

その際は、ご両親やご友人など身近な人に改めて相談してみることをおすすめします。

自然な「あなたらしさ」を理解してくれている貴重な存在だからです。

具体的にESや面接に関する悩み・課題を話してみてください。

飾らない言葉でズバズバ刺さるかもしれませんが、納得できる回答をもらえる可能性が高いです。

また、先述の通り就活は「相性の問題」もあるため、自分に合った企業を見つけるためにエントリー数を増やしてみましょう。

優先順位を決めて就活を進める

企業ごとに優先順位を付けて取り組んでいくことも大切です。

「就活の軸」の見直しや、エントリー企業数も増やすことでより一層就活が忙しくなります。

そのため、一社あたりにかける時間と労力には限界があり、すべての企業に完璧な対策は不可能になります。

一方で、これまでに比べ就活に慣れて力の注ぎ方など「雰囲気」を掴めるようになってきたのではないでしょうか。

それは以前よりも確実に実力が付いてきている証拠です。

それらを踏まえ企業ごとに「優先順位づけ」をしていきましょう。

第一志望群の対策は怠らないことや、面接前日にはその企業の情報を洗い出すなど優先順位を決めて活動することが重要です

就活エージェントを利用してみる

1人で頑張っているけどなかなか結果が出ない人は少なくありません。

ネガティブになっちゃいけないと思いつつも、やはり気持ちが落ち込んでしまいます。

また、時間が過ぎるほど内定が決まっていく就活生も増えて自分だけが取り残されていくような感覚に陥ります。

さらに夏以降になると採用活動を終了する企業も出てくるため、より一層企業選びが難しくなってきます。

そんな時は就活エージェントに頼るのも一つの手です。

ジョブコミットは学生一人一人に専属アドバイザーがつき、内定まで徹底サポートするのはもちろん、内定後のフォローまでしてくれるエージェントです。

費用は求人企業様負担のため、就活生の皆様には費用負担ゼロでご利用いただけます。

【就活いつまで続ける】就活中に心がけてほしいマインド

就活は基本的に長期戦です。

また内定を得るまでには様々なプロセスがあります。

良いこともあれば落ち込むこともあるでしょう。

就活を無事に乗り切るため、普段から意識してほしいことを2点ご紹介します。

ネガティブにならない

何社もエントリーして面接を受けているけど、なかなか内定が決まらないという方も多いでしょう。

そんな時はどうしても卑屈になり自己嫌悪に陥り、何だか人格否定されている気になってしまいがちです。

しかしネガティブな気持ちになっていても仕方ありませんし、落ち込む必要もありません。

なぜなら内定が出るかどうかは企業内部の事情が大きく関わってくるからです。

採用人数やその時必要なスキル、面接での相性など細かな要素がいくつもあり、最終的な採用の可否は「相対評価」で決まります。

単に学生本人の実力不足だから内定が出ないというわけではないため、落ち込む必要は全くありません。

この企業とは縁が無かった」と割り切って次へ進みましょう。

もちろん、内省することは必要ですので、その都度取り組む内容についてブラッシュアップはしていきましょう。

とりあえず行動する

精神論になってしまいますが、結局のところ最後は内定が出るまで「行動し続ける」ことが大事です。

特に、秋採用はどんどん企業の採用活動が終了していく時期です。

まだ採用活動をしていて、気になっている企業は全社エントリーするくらいの気持ちで挑む方が良いでしょう。

また、面接の経験値もある程度身についているでしょうし、面接官と話すことにも慣れてきたのではないでしょうか。

人によっては何社か最終面接まで行った方もいらっしゃると思います。

そこまでがんばってこれたことや、選考を突破してきたことに自信を持ってください。

先述しましたが、確実に実力は付いています。

改善を繰り返し、最後の力を振り絞って内定をゲットしてください。

まとめ

就活における悩みや課題は人それぞれです。

うまくいかないことも多いでしょうが、落ち込む必要はありません。

先述のとおり内定を得るには皆さんの実力だけでなく、企業との相性の良し悪しや求められる人物像によって変わります。

選考に落ちたとしてもあなたが悪いわけでは全くありません。

突き詰めると、ただ単にたまたま「縁が無かった」だけです。

納得のいく就活をして最後には笑顔になるようがんばってください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます