面接の第一印象は「初めの挨拶」で決まる!入室から例文・マナーまで完全ガイド

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

就職活動における面接は、ほとんどの就活生にとって避けては通れない選考フェーズのひとつです。

中でも、面接の最初の一言や初めの立ち居振る舞いは、意外にも結果を大きく左右する要素であることをご存じでしょうか。

多くの就活生は自己PRや志望動機に意識を向けがちですが、それ以前に面接官は、ドアを開けて入室した瞬間から皆さんの印象を受け取っています。

まだ話していないのに評価が始まっているなんて…と驚かれるかもしれませんが、実はこの第一印象こそが合否を左右するカギになることが多いのです。

本記事では、面接の冒頭で気をつけたいポイントや、よくある初動ミスとその対策について詳しく解説します。

目次目次を全て表示する

【面接:初めの挨拶】面接の初めての挨拶は想像以上に重要

面接が始まってすぐの数秒間、その短い時間で面接官が受ける印象は予想以上に大きな影響を持ちます。

自分ではまだ何も話していないと感じていても、入室の所作、表情、声のトーン、姿勢といった非言語の要素が、面接官にとっては大切な評価材料となるのです。

こうした第一印象は、面接全体の雰囲気や評価を左右することもあり、良いスタートが切れれば自然と会話もスムーズになりやすくなります。

反対に、ここでつまずくと、その後どれだけ内容がよくても印象を覆すのは難しくなってしまいます。

ここでは、では、多くの就活生が見落としてしまいがちな点や、自己紹介より前に評価が始まるマナー、さらにありがちな初動ミスについて詳しく見ていきましょう。

面接の初めての挨拶は想像以上に重要

学生の90%が見落としている点とは

自己紹介の前に見られている一歩目のマナー

印象を下げるありがちな初動ミスとその対処法

就活生の90%が見落としている点とは

面接の準備というと、自己紹介や志望動機といった話す内容にばかり目が向きがちです。

しかし、実は何を話すか以前にどう見えるかが大きな評価ポイントであることは、あまり意識されていません。

面接官は、候補者がドアを開けて入ってきた瞬間からすでに観察を始めています。

表情や姿勢、服装の着こなし、目線、声の大きさなど、言葉にしなくても伝わる情報から、第一印象を形成しているのです。

これは心理学でも初頭効果と呼ばれ、一度形成された印象は後々まで影響を及ぼすとされています。

つまり、どれだけ中身の良い自己PRや志望動機を用意していても、第一印象でなんとなく元気がない、自信がなさそうと思われてしまうと、その後の内容が響きにくくなってしまうのです。

自己紹介の前に見られている一歩目のマナー

面接における評価は、自己紹介が始まるずっと前、つまり部屋に入るところからスタートしています。

面接官が見ているのは、入室の一連の所作や最初のあいさつの声の出し方、さらには姿勢や表情といった非言語的なマナーです。

ここで丁寧さや落ち着き、自信が感じられると、面接官の心にポジティブな印象が残り、その後の会話にも好影響をもたらします。

一方、準備不足の就活生ほど、この初動の所作がぎこちなくなりがちです。

ドアを乱暴に開けてしまったり、歩き方が急ぎすぎていたり、視線が落ち着かず泳いでいたりすると、それだけでマイナス評価につながってしまうこともあります。

こうしたマナーは、あらかじめ練習しておくことで十分に改善が可能です。

模擬面接や友人との練習の中で、入室から椅子に座るまでの一連の流れを確認しておくと安心です。

印象を下げるありがちな初動ミスとその対処法

面接の冒頭でついやってしまいがちなミスとして多いのが、声が小さい、無表情、目を合わせない、姿勢が悪いといったものです。

これらは一見些細に思えるかもしれませんが、面接官にとってはこの人は自信がなさそう、やる気がなさそうという印象を与える原因となってしまいます。

特に第一声が小さすぎたり、表情が硬くなってしまったりすると、緊張していること以上にネガティブな印象を残してしまいかねません。

元気がない、覇気がないと受け取られると、その後の話の内容にも悪い先入観がついてしまいます。

こうしたミスは、意識とちょっとした練習で防ぐことができます。

面接室に入ったら一度深呼吸して落ち着くこと、第一声は少し意識して大きめにハキハキと挨拶すること、相手の目を見ることを心がけるだけで、印象は大きく改善されます。

また、面接官の目を直視するのが難しいと感じる方は、相手の眉間あたりをぼんやり見る方法もおすすめです。

緊張しても、堂々とした印象を持ってもらえるよう、自分なりの工夫をしてみましょう。

【面接:初めの挨拶】入室〜挨拶までの正しい流れ

面接において、部屋へ入る瞬間から椅子に座るまでの流れは、意外なほど評価に直結しています。

挨拶の仕方、立ち居振る舞い、声のトーンなど、細かな動作の一つひとつが、面接官に与える印象を大きく左右するからです。

特にこの最初の一連の動きは、練習なしで自然に行うことが難しく、無意識のうちに失礼に見えてしまうことも少なくありません。

そのため、型をしっかり身につけておくことで、安心して面接本番に臨むことができます。

ここでは、ドアのノックから入室、挨拶、着席までの正しい流れや、評価されるポイントについて具体的に解説します。

入室〜挨拶までの正しい流れ

ドアのノックから着席までの具体的な動作とセリフ

失礼しますのタイミングと声のトーン・所作

入室直後に評価される礼儀の基準とは

ドアのノックから着席まで:具体的な動作とセリフ

面接の最初の印象は、ドアをノックするその瞬間から始まっています。

だからこそ、入室までの一連の流れを丁寧に行うことが大切です。

以下に、基本的な動作とセリフをセットでご紹介します。

基本的な動作とセリフ
  1. ドアを軽く3回ノックします。
  2. どうぞと返事が聞こえたら、ドアを静かに開けます。
  3. 失礼いたしますと言いながら、軽くお辞儀をして入室します。
  4. ドアを自分の後ろで静かに閉め、面接官に背中を向けすぎないように注意しましょう。
  5. 面接官の前まで姿勢を正して静かに歩き、椅子の横に立ちます。
  6. 本日はお時間をいただき、ありがとうございますとお辞儀をします。
  7. どうぞおかけくださいと言われたら、失礼いたしますと言ってから着席します。

これらの動作は、どれも一見簡単そうに見えますが、実際には緊張で忘れてしまったり、ぎこちなくなったりしやすいものです。

事前に練習し、無意識でも自然にできる状態を目指すことが、第一印象の向上につながります。

失礼しますのタイミングと声のトーン・所作

失礼しますという言葉は、面接における最初のあいさつとして非常に大切なセリフです。

しかし、どのタイミングで、どのように言うかを意識している就活生は意外と少なく、それが第一印象を損なう原因になることもあります。

基本的には、面接室に入る直前、つまりドアを開けるときに一度失礼いたしますと言い、入室後、椅子の横に立ったタイミングで再び本日はよろしくお願いいたしますといった形で挨拶をします。

落ち着いた声で、はっきりとした口調、自然で丁寧な所作ができていれば、しっかりしている印象を与えることができます。

ポイントは、自分の声が相手に届いているかという意識と、丁寧さと自然さのバランスです。

あまりにも形式ばりすぎると逆に不自然な印象になりますので、鏡の前や模擬面接で練習し、自分の所作がどう見えているかを確認しておくと安心です。

入室直後に評価される礼儀の基準とは

面接室に入った直後、面接官が最も注目しているのは礼儀正しさと落ち着きです。

入室後すぐの一礼や立ち姿、目線の置き方といった基本的な所作の中に、その人の人柄や準備度合いが表れると考えられています。

逆に、ゆっくりと深めのお辞儀をし、姿勢よく静かに立っているだけで、この就活生は落ち着いていて礼儀もあると好印象を与えることができます。

また、アイコンタクトも評価のポイントです。

目を見て話すことが難しい場合でも、顔をしっかり面接官の方に向けて、視線を合わせようとする姿勢を見せることで、誠意が伝わります。

このような細かな所作は、完璧を目指すよりも誠実に、丁寧にを意識することが大切です。

大げさでなく自然な礼儀を身につけることで、この就活生はしっかりしていると思ってもらえる確率が高まります。

【面接:初めの挨拶】初めての挨拶で評価される言い回しとNG例

面接の最初に交わすあいさつは、自分をどう見せるかという第一歩であり、言葉選び一つで印象が大きく変わります。

とはいえ、何を言えば正解なのか分からない、緊張でつい変なことを言ってしまいそうと不安になる方も多いのではないでしょうか。

実際、よくある失敗の中には緊張していますと言ってしまったり、よろしくお願いしますだけで終わってしまうなど、本人に悪気はなくても評価が下がってしまう言い回しが存在します。

一方で、少しの工夫でこの就活生は感じがいい、きちんと準備してきたなと思ってもらえる、印象的なあいさつも可能です。

このセクションでは、初めの挨拶で避けたいNGワードや、その理由、そして好印象を与えるための最適な言い回しについて詳しく解説します。

初めての挨拶で評価される言い回しとNG例

よくある失敗:緊張してますが逆効果な理由

よろしくお願いしますだけでは弱い?最適な表現とは

よくある失敗:緊張してますが逆効果な理由

面接の冒頭で、つい口にしてしまいがちなのが緊張していますという言葉です。

これを言えば人間味があって正直な印象を与えられる、と考える就活生も多いのですが、実はこれが逆効果になることも少なくありません。

面接官は、就活生の素直さよりも落ち着いて対応できるか、社会人としての第一歩を踏み出す準備ができているかを見ています。

そのため、緊張していますと言われると、どうしてもこの人はプレッシャーに弱そう、自己管理ができていないかもと感じられてしまう場合があるのです。

もちろん、緊張自体は誰にでもある自然な感情です。

ただし、それを言葉にして伝えるのではなく、表情や所作で落ち着きを演出するほうが、より好印象につながります。

「よろしくお願いします」だけでは弱い?最適な表現とは

「よろしくお願いします」は、面接の最初のあいさつとして一般的ですが、それだけでは少し物足りなく感じられてしまうこともあります。

特に多くの就活生が同じようなあいさつをしている中で、自分の印象を残したい場合には、もう一言加える工夫が必要です。

より誠実さや意欲が伝わりやすいあいさつの例

本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。 貴社の◯◯に魅力を感じ、志望いたしました。 本日はどうぞよろしくお願いいたします。

このような機会をいただき、大変うれしく思っております。 緊張していますが、精一杯お話しさせていただきます。 よろしくお願いいたします。

このように、自分の気持ちや志望動機の一端を加えることで、あいさつが形式ではなく思いのこもった言葉として伝わります。

また、内容は短くても構いません。

大切なのは、この人はちゃんと準備してきたなと思ってもらえることです。

【面接:初めの挨拶】第一印象を上げる挨拶例文集〜パターン別3選〜

面接の第一声は、たった数秒で印象を決定づける大切な場面です。

とはいえ、何と言えばいいのか分からない、毎回同じフレーズになってしまうと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

実際、あいさつに正解はありませんが、伝え方や雰囲気によって、面接官が受け取る印象は大きく変わります。

特に第一印象は、面接全体の空気を左右する重要な要素です。

ここでしっかりしている、感じが良いと思ってもらえれば、その後の質問にもスムーズに答えやすくなります。

このセクションでは、面接で使いやすいあいさつの例文を、目的別に3つのパターンに分けてご紹介します。

第一印象を上げる挨拶例文集〜パターン別3選〜

シンプル&誠実に伝える定番パターン

元気と明るさを前面に出すパターン

志望熱意をさりげなく込めるパターン

シンプル&誠実に伝える定番パターン

誠実さを重視したスタンダードなあいさつは、業界や企業の雰囲気に関係なく、どの面接でも安心して使える万能なスタイルです。

緊張しやすい方にもおすすめで、余計なことを考えずに落ち着いて自己紹介へつなげることができます。

例文

本日はお時間をいただき、誠にありがとうございます。

〇〇大学〇〇学部の◯◯と申します。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

このパターンでは、丁寧な言葉づかいと、落ち着いた声のトーンを意識することが大切です。

表情はやや柔らかめに、姿勢を正して丁寧にお辞儀をすることで、より誠実な印象を与えることができます。

元気と明るさを前面に出すパターン

接客業や営業職など、人と関わる仕事を志望する場合は、明るさや元気の良さをアピールできる挨拶が効果的です。

特に朝イチの面接やグループ面接では、第一声の印象がその場の雰囲気を左右することもあります。

例文

おはようございます!〇〇大学〇〇学部の◯◯と申します。

本日はお会いできることを楽しみにしてまいりました。

どうぞよろしくお願いいたします!

ポイントは、ハキハキとした発声と、自然な笑顔です。

テンションが高すぎても不自然に見えるので、爽やかさと親しみやすさを意識しましょう。

姿勢を伸ばして、明るい目線で面接官とアイコンタクトを取ることも大切です。

志望熱意をさりげなく込めるパターン

志望度の高さや企業への関心を印象づけたいときは、挨拶の中に志望動機を少しだけ織り込んでみましょう。

面接官にこの就活生は本気でこの会社を調べてきていると感じてもらえる効果があります。

例文

本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。

貴社の〇〇事業に深く関心があり、ぜひ直接お話を伺いたく思ってまいりました。

〇〇大学の◯◯と申します。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

このパターンでは、熱意を押しつけすぎないことがポイントです。

あくまで自然な言い方で、自分の関心や志望理由をさらっと含めることで、誠意と準備の姿勢が伝わります。

【面接:初めの挨拶】マナーは動きだけじゃない!表情・声・姿勢の印象力

面接対策というと、つい何を話すか、どんな動きをするかに意識が向きがちですが、実は見た目に表れる雰囲気も非常に大切な評価ポイントです。

表情、声の出し方、姿勢といった非言語的な要素は、言葉以上に相手の印象に残りやすく、最初の数十秒でこの就活生はしっかりしていそうと思ってもらえるかどうかを左右します。

つまり、どれだけ内容を準備していても、表情がこわばっていたり、声が聞き取りづらかったり、姿勢がだらしなければ、評価に悪影響を及ぼしてしまうこともあるのです。

面接官は、就活生の話す内容と同じくらい、話し方や雰囲気から人柄や社会人としての基礎力を見ています。

ここでは、特に表情、姿勢、声の3つに注目し、すぐに取り入れられる実践的なポイントをお伝えします。

マナーは動きだけじゃない!表情・声・姿勢の印象力

好印象な顔の作り方

座り方ひとつで自信のある学生に見せられる

第一声で損してる?声の出し方とトーン調整のコツ

好印象な顔の作り方

面接では、言葉以上に表情が与える印象が大きく影響します。

にこやかな表情であいさつされると、自然と安心感が生まれ、この人と話してみたいと思ってもらえることが多くなります。

とはいえ、ずっと笑顔でいる必要はありません。

重要なのは、笑顔と緊張の間くらいの、柔らかく自然な表情を意識することです。

ポイントは次の3つです。

ポイント
  1. 目はしっかりと面接官の顔を見るようにしつつ、強く見つめすぎないこと。
  2. 口角を少し上げるだけで、顔全体が明るい印象になる
  3. 眉が吊り上がったり、逆に下がりすぎたりしない

鏡の前で練習したり、スマホで動画を撮って確認するだけでも、改善点が見えてきます。

第一印象を左右する顔の印象を、ぜひ意識してみましょう。

座り方ひとつで自信のある就活生に見せられる

座り方にも、その人の落ち着きや自信が表れます。

特に面接では、椅子に座った瞬間からその姿勢がチェックされており、姿勢が良いだけでこの就活生はしっかりしているなと思ってもらえることも少なくありません。

基本は、背筋を伸ばして、椅子の背もたれには寄りかからずに浅く座ること。

足は肩幅程度に揃え、手は太ももの上に自然に置きましょう。

視線はまっすぐ前を見て、話を聞くときには軽くうなずくと、相手に対する誠意も伝わります。

一方、以下のような動作には注意が必要です。

注意
  • 猫背になっている
  • 足を揺らす(貧乏ゆすり)
  • 手を組んでモジモジする

これらはすべて落ち着きがない、自信がないと受け取られる可能性があります。

最初はぎこちなくても、繰り返し練習すれば自然な姿勢が身につきます。

座っている間も、自分の身体全体で誠実さや自信を表現していきましょう。

【面接:初めの挨拶】ごく時制に応じた面接マナーの注意点

面接ではいつ、どんな状況で行われるかによって、求められる雰囲気や印象づくりが微妙に変わってきます。

朝一番の面接ではまだ頭がぼんやりしていたり、午後や雨の日には疲れが表情に出やすかったりと、自分では気づかないうちにマイナス評価につながってしまうこともあるのです。

また、万が一の遅刻など突発的なアクシデントが起きた際にも、適切な対応ができるかどうかで印象は大きく変わります。

こうした時間帯や状況に応じたマナーへの意識は、面接官から見た社会人としての柔軟性や対応力の評価にもつながる重要なポイントです。

このセクションでは、朝・午後・トラブル発生時という3つのパターンに分けて、それぞれの場面で気をつけるべき面接マナーや印象の作り方について詳しくご紹介します。

ごく時制に応じた面接マナーの注意点

朝一番の面接では表情と挨拶のメリハリに注意

午後や雨の日の疲れ顔をカバーする工夫

遅刻しそうなときの挨拶・謝罪マナー

朝一番の面接では表情と挨拶のメリハリに注意

朝早い時間帯の面接では、頭も体も完全に目覚めきっておらず、無意識に眠たそうな表情や声になってしまうことがあります。

しかし面接官は、そんな朝の空気感にも敏感で、覇気がない、やる気が感じられないと受け取ってしまう可能性があります。

だからこそ、朝一番の面接では表情の切り替えと挨拶のメリハリがカギとなります。

入室前には、口角を上げて顔の筋肉を動かし、軽く顔をマッサージするなどして表情をほぐしておくのが効果的です。

鏡を見ながら笑顔の練習をするのもおすすめです。

また、あいさつの声は普段より少し明るめ・大きめを意識して、おはようございます!とハキハキ伝えるようにしましょう。

午後や雨の日の疲れ顔をカバーする工夫

午後の面接や、天候が悪い日の面接では、どうしても表情が重くなりがちです。

特に午後は午前中の疲れが出やすく、雨の日は気圧や湿気によって体調や気分に影響が出ることもあります。

面接官も、午後や雨の面接で就活生の元気がなく見えると感じることは珍しくありません。

こうした日こそ、あえて表情と声に明るさをプラスする意識が大切です。

口角を少し上げて微笑むようにするだけでも、顔の印象が一気に柔らかくなります。

また、声にハリをもたせることで、疲れた雰囲気を払拭することができます。外が雨の場合には、お足元の悪い中ありがとうございますと面接官を気遣う一言を添えるのも好印象です。

遅刻しそうなときの挨拶・謝罪マナー

万が一、交通機関の遅延や道に迷って面接に遅刻しそうな場合、最も大切なのは事前の連絡と冷静な対応です。

やむを得ない事情であっても、連絡を怠ったり、慌てて無言で入室してしまったりすると、それだけでマイナス評価になりかねません。

到着が遅れると判断した時点で、すぐに企業へ電話連絡を入れ、事情と到着予定時刻を簡潔に伝えましょう。

そして、面接会場に到着した際には、入室の前に深呼吸をし、落ち着いた状態で次のように挨拶をします。

例文

本日は大変申し訳ございません。 交通機関の遅延により、予定より到着が遅れてしまいました。 お時間をいただき、誠にありがとうございます。

ポイントは、慌てない、言い訳をしすぎない、誠意を込めて謝ることです。

さらに、その後の受け答えを落ち着いて丁寧に行うことで、失った印象を回復することも可能です。

誠実な対応は、社会人としての信頼につながりますので、万が一に備えて対応方法を知っておくと安心です。

【面接:初めの挨拶】改善のためのチェックリスト

面接での第一印象を磨くためには、ただ繰り返し練習するだけでなく、客観的に見直し、改善するための工夫が欠かせません。

自分ではできているつもりでも、実際にどう見えているかは、録画や他者からのフィードバックを通じて初めて気づけることが多いものです。

ここでは、初めの挨拶をより良くするためのチェックポイントを3つの視点からご紹介します。

改善のためのチェックリスト

録画・フィードバックで確認すべき3つの要素

第三者に見てもらうだけで挨拶力は劇的に変わる

面接練習においてセリフを覚えるだけでは不十分

録画・フィードバックで確認すべき3つの要素

初対面での印象を左右する表情、声、動作は、自分ではなかなか客観視できない部分です。

そこで有効なのが、自分のあいさつをスマートフォンなどで録画して確認する方法です。

録画を見返すことで、声が思ったより小さい、お辞儀の角度が浅い、笑顔がぎこちないといった、自分では気づきにくいクセや改善点が見えてきます。

特に次の3点に注目しましょう。

要素
  1. 自然な笑顔ができているか、目線は安定しているか
  2. 明るく聞き取りやすい声かどうか
  3. お辞儀や着席の動きがスムーズか、緊張感が出すぎていないか

動画を撮ることに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、数回試すだけでも大きな発見があります。

気づきを得て改善につなげることで、自信ある第一歩が踏み出せます。

第三者に見てもらうだけで挨拶力は劇的に変わる

自分一人での練習では、どうしても見逃してしまうポイントがあります。

そこで活用したいのが、第三者からのフィードバックです。

友人や家族、大学のキャリアセンター、就職支援のプロなどに見てもらうことで、客観的なアドバイスをもらうことができます。

また、そこが良かったよというポジティブな意見も、自信につながる大切な要素です。

模擬面接やフィードバックの機会を積極的に活用することで、自分の弱点に気づき、短期間での改善が可能になります。

面接練習=セリフ練習ではない。流れの再現がカギ

面接の挨拶練習というと、セリフを完璧に覚えることと考える方も多いかもしれませんが、実はそれだけでは不十分です。

むしろ、言葉だけでなく動作や間の取り方を含めた流れ全体の再現が重要です。

これにより、挨拶の言葉は覚えているのに、動きがぎこちないといったミスを防ぐことができます。

また、流れを体で覚えておくと、本番での緊張にも強くなります。

頭で考えるよりも体にしみ込んでいる状態を目指すことが、自然で印象の良いあいさつへとつながります。

【面接:初めの挨拶】まとめ

面接の第一印象は、入室からの所作、あいさつの言葉、表情や声のトーンなど、さまざまな要素によって形成されます。

内容をいくら準備しても、最初の数秒で落ち着きがない、やる気が感じられないと受け取られてしまうと、後のやり取りにも影響を及ぼしかねません。

だからこそ、まずは自分に合ったあいさつの型を見つけることが大切です。

型があることで、緊張する場面でも安心して行動でき、自信あるスタートを切ることができます。

丁寧な所作、明るく聞き取りやすい声、そして自然な笑顔、この3つを意識するだけでも、面接官に与える印象は確実に良くなります。

第一声から好印象をつかむ準備を、今日から一歩ずつ始めていきましょう。

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