
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
モルガン・スタンレーへの就職を目指す就活生の皆さん、こんにちは。
世界トップクラスの外資系投資銀行であるモルガン・スタンレーの選考、特に面接は非常に難関であり、どんな準備が必要か不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、モルガン・スタンレーの面接で実際に聞かれる質問内容から、内定を掴むための具体的な対策方法まで、網羅的に解説していきます。
この記事を参考に万全の準備を整え、自信を持って面接に臨みましょう。
モルガン・スタンレー面接の特徴
モルガン・スタンレーの面接は、外資系投資銀行らしく、非常にスピーディーかつ論理的に進む特徴があります。
面接官である現役社員は、あなたの論理的思考能力、コミュニケーション能力、そして何よりも金融ビジネスへの強い情熱とタフさを見極めようとします。
圧迫的ではありませんが、回答に対して鋭い深掘りが何度も行われます。
また、チームでの協調性も重視されるため、個人として優秀であると同時に、チームプレイヤーとしての側面もアピールすることが求められます。
モルガン・スタンレーの面接で聞かれること
モルガン・スタンレーの面接では、志望動機、自己PR、学生時代に力を入れたことといった基本的な質問が、非常に高いレベルで深掘りされます。
特に志望動機では、なぜ金融業界なのか、なぜ投資銀行業務なのか、そして数ある企業の中でなぜモルガン・スタンレーなのか、という理由を徹底的に問われます。
また、過去の経験から何を学んだか、困難な状況をどう乗り越えたか、といったあなたの行動特性や価値観を見る質問も多くされます。
モルガン・スタンレーの面接での回答のポイント
モルガン・スタンレーの面接で高い評価を得るためのポイントは、全ての回答において結論から先に述べ、論理的にその理由を説明することです。
曖昧な表現は避け、具体的なエピソードを用いて自分の考えを裏付けましょう。
特に重要なのは、なぜモルガン・スタンレーなのかという問いに対する明確な答えです。
他社(他の投資銀行、コンサル、商社、デベロッパー等)との違いを自分なりに研究し、自分のキャリアプランとどう結びつくのかを、熱意を持って語る必要があります。
受かる人のポイント
モルガン・スタンレーの面接で受かる人、内定を獲得する者には共通点があります。
第一に、企業研究と業界研究が圧倒的に深いです。
モルガン・スタンレーがグローバルでどのような強みを持ち、日本ではどの部門やビジネスに注力しているのか、他社と比較してなぜ自分がこの企業に惹かれるのかを、自分の言葉で明確に説明できます。
第二に、過去の経験を構造化して話せる能力です。
学生時代の経験、例えば長期インターンや部活動などで、困難な課題に直面した際、自分がどのような役割を果たし、チームにどう貢献し、何を学んだのかを、論理的に、かつ情熱を持って説明できます。
金融への高い興味と知識を、付け焼き刃でなく、自分自身のキャリアプランと結びつけて語れる方が多く、面接官との対話を楽しめる余裕すら感じさせます。
落ちる人のポイント
残念ながら面接で落ちる方にも傾向があります。
最も多いのは、志望動機の曖昧さです。
なぜ金融業界なのか、なぜ投資銀行業務なのか、そして何より、なぜモルガン・スタンレーでなければならないのか、この問いに対する答えが浅い、あるいは他社にも当てはまる内容だと、熱意が低いと判断されます。
また、外資系投資銀行というイメージだけで応募し、実際の業務内容や求められる役割、厳しいビジネス環境への理解が不足している場合も評価されません。
面接官の質問の意図を理解せず、ES(エントリーシート)に書いた内容をただ繰り返したり、論理的でない感情論に終始したりすると、コンサルタントや銀行家としての素養が足りないと見なされる可能性が高いです。
モルガン・スタンレーの面接フロー
モルガン・スタンレーの新卒採用選考は、部門別採用が基本です。
多くの場合、エントリーシート(ES)の提出とWebテストから始まります。
これらを通過すると、複数回の面接が待っています。
面接は、選考イベントやジョブ(インターンシップ)と連動していることも多く、これらに参加することが選考プロセスにおいて非常に重要となる場合があります。
面接は、オンラインと対面の両方で実施される可能性があり、選考プロセスは他の業界に比べて早い段階で進むことが多いため、早期からの準備が必要です。
一次面接
一次面接は、多くの場合、若手から中堅の社員(アナリストやアソシエイトクラス)が担当します。
面接時間は30分から1時間程度で、個人面接またはグループ面接の形式が考えられます。
ここでは、ESに記載された内容(ガクチカ、自己PRなど)の深掘りを中心に、基本的な志望動機、論理的思考力の基礎、そして人柄が確認されます。
なぜ金融業界、特に投資銀行部門(IBD)や証券業務に興味を持ったのか、その理由を自分の経験と結びつけて具体的に話す必要があります。
面接官は、あなたがこの厳しい業務に適応できるポテンシャルを持っているか、最初のスクリーニングを行っています。
二次面接
二次面接は、よりシニアな社員(ヴァイスプレジデントなど)が面接官となることが多いようです。
一次面接よりも深く、あなたの志望度の高さと、ストレス耐性、金融知識が問われます。
志望動機についても、なぜ他社ではなくモルガン・スタンレーなのか、その理由を他社との比較を交えて、より具体的に説明することが求められます。
過去の経験についても、その時何を考え、どう行動したのかを深く掘り下げられ、あなたの思考の深さや主体性が見られます。
厳しい質問が飛んでくる可能性もありますが、冷静に、論理的に自分の考えを伝えることが重要です。
役員・最終面接
最終面接は、マネージングディレクター(MD)など、部門の責任者クラスが担当することが一般的です。
面接時間は比較的短い場合もありますが、これまでの選考結果も踏まえ、あなたという個人がモルガン・スタンレーのカルチャーに本当にマッチするか、長期的に活躍してくれる人材か、といった最終確認が行われます。
改めて志望動機やキャリアプランを聞かれることも多いです。
ここまで来たら、知識やスキルは一定の評価を得ています。
大切なのは、入社への強い熱意と、モルガン・スタンレーの一員として貢献したいという誠実な思いを、自分の言葉で伝えることです。
モルガン・スタンレーの面接対策方法
モルガン・スタンレーの面接を突破するためには、徹底した準備が不可欠です。
まずは自己分析を深め、なぜ自分が金融業界、特に投資銀行業務に惹かれるのかを明確にしましょう。
次に、企業研究です。
公式採用サイト(会員登録やログインが必要な場合も)やIR情報、金融業界の記事、OBOG訪問などを通じて、モルガン・スタンレーの強み、業務内容、企業文化を深く理解し、他社(他の外資系銀行、日系証券、コンサル、シンクタンク等)との違いを明確に説明できるように準備してください。
選考イベントや無料のキャリア支援サービス、大学のキャリアセンターなども積極的に利用し、模擬面接を繰り返すことが何よりも重要です。
おわりに
今回は、モルガン・スタンレーの面接対策について、聞かれる質問から受かる人のポイントまで詳しく紹介してきました。
外資系トップの投資銀行であるモルガン・スタンレーの面接は非常に難関ですが、求められる能力や人物像は明確です。
この記事を参考に、自分自身の経験や考えを深く掘り下げ、なぜ自分がモルガン・スタンレーでなければならないのか、その熱い思いを論理的に伝えられるよう、万全の準備で臨んでください。
あなたの挑戦が実を結ぶことを心から応援しています。