理系だけどメーカーに興味ない!周りに流されず自分に合う志望業界を見つけよう!

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

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【理系だけどメーカーは興味ない】はじめに

周りがメーカーを目指す中、自分だけ興味が持てずに不安になっていませんか。

理系イコールメーカーの技術職、というのは誤解です。

あなたの論理的思考力や専門知識は、メーカー以外の業界でも高く評価されています

この記事では、理系の強みを活かしつつ、都市部のオフィスで企画的に働きたいという希望を叶える、メーカー以外の業界や、メーカー内の意外な企画系職種を具体的に解説します。

【理系だけどメーカーは興味ない】メーカーに興味がないと感じる理由とは

メーカーに興味が持てないのはなぜでしょう。

地方勤務や地味な仕事内容など、漠然としたイメージが先行していませんか。

その理由を深掘りし、自分が仕事に求める本当の価値観を明らかにすることが、自分に合ったキャリアを見つける第一歩です。

まずはメーカーに興味がない背景にある、あなたの本音を明確にしましょう

メーカー勤務のイメージと実態のギャップ

メーカーと聞くと、研究室にこもる地道な研究や、工場の泥臭い仕事を想像しがちです。

成果が出るまで時間がかかり、華やかさに欠けるイメージがあるかもしれません。

しかし、それはメーカーの仕事のほんの一部です。

実際には、市場のニーズを掴んで迅速に製品企画を行う部門や、技術知識を活かしてソリューションを提案する営業部門など、スピード感を持って活躍できるフィールドも多く存在します。

研究開発や生産技術といった特定の技術職のイメージだけが先行し、メーカーの多様な側面が見えなくなっている可能性があります。

このイメージと実態のギャップが、メーカーは面白くなさそう、という漠然とした興味の無さに繋がっているのかもしれません。

固定観念にとらわれず、メーカーが持つ多様な機能を調べてみることが重要です。

「工場現場」ではなく「東京のオフィス」で働きたい

東京などの都市部にある、きれいなオフィスで働きたいという希望を持つ理系学生は少なくありません。

確かに、メーカーの技術職、特に研究開発や生産技術は、研究拠点や工場がある地方・郊外での勤務が中心となるケースが多いです。

そのため、都市部での勤務を望むと、メーカーは選択肢から外れがちです。

しかし、メーカーイコール地方勤務、と決めつけるのは早計です。

どのようなメーカーにも必ず本社機能が存在し、そこには経営企画、マーケティング、知的財産など多様な部門が集約されています。

これらの部門は、東京などの都市部のオフィスで働くことが可能です。

あなたがイメージする洗練されたオフィスでの仕事は、メーカーを避けずとも実現できるかもしれません。

業界全体を避けるのではなく、メーカーの中にある多様な職種と勤務地に目を向けてみましょう。

研究職・開発職以外のメーカー職種を知らない

理系学生の就活では、専門と直結する研究職や開発職に注目が集まりがちです。

研究室の推薦も技術職が中心かもしれません。

しかし、メーカーは技術職だけで成り立っているわけではなく、理系の知識や素養は専門外に見える職種でも活かせます

例えば、技術営業(セールスエンジニア)は、技術的な理解に基づき顧客の課題を解決する、市場の最前線で活躍する仕事です。

また、知的財産部門は、研究成果を守り会社の競争力を支える戦略的な仕事です。

他にも、品質保証や生産管理など、理系的な分析力や論理性が求められる職種は数多くあります。

これらの職種は、本社や都市部の拠点で勤務できるケースも少なくありません。

研究職や開発職以外にも、メーカーには多様なキャリアパスが存在することを知ることが大切です。

周りの雰囲気に流されずに自分の価値観にあった企業を探したい

周りの友人が大手メーカーを目指していると、自分もそうすべきかと不安になるかもしれません。

理系はメーカーへの就職が既定路線のように感じられる環境もあるでしょう。

しかし、周りに流されて大切な将来を決めるのはもったいないことです。

就職活動は、他人と比べるものではなく、あなた自身が何を大切にし、どう働きたいかという価値観と向き合う機会です。

あなたが重視するのは勤務地ですか、仕事のスピード感ですか、それとも給与や安定性でしょうか。

まずは、自分が大切にしたい価値観や譲れない条件(就活の軸)を明確にすることが重要です。

そして、その軸に合った企業を、業界の知名度や評判、周りの雰囲気に惑わされずに探す姿勢が、後悔のない就職に繋がります。

メーカーに興味がないなら、その直感を信じ、自分の価値観に合う道を勇気を持って探しましょう。

【理系だけどメーカーは興味ない】メーカー以外:理系出身が活かせる業界

メーカーに興味がなくても、あなたの理系としての素養を活かせる場所は無数にあります。

論理的思考力やデータ分析能力、問題解決能力は、あらゆるビジネスで求められる強力な武器です。

メーカー以外の業界でも、理系出身者は即戦力として高く評価されています。

ここでは、理系学生がメーカー以外で輝ける、具体的な業界とその魅力を紹介します。

IT・通信業界

理系の素養を活かせる代表的な業界が、IT・通信業界です。

社会インフラを支え、常に新しい技術を生み出す、変化の激しいフィールドです。

代表的な職種は、システムエンジニア(SE)、データサイエンティスト、AIエンジニアなどです。

SEは、顧客の課題を解決する情報システムを設計・構築します。

複雑な要件を整理し、論理的にシステムを組むプロセスは、まさに理系的な思考力が求められます。

データサイエンティストやAIエンジニアは、膨大なデータを分析し、ビジネスに役立つ知見を引き出す最先端の専門職です。

これらの仕事は開発スピードが速く、若手でも裁量を持って働ける機会が多いのが特徴です。

変化の激しい環境で専門性を高め、新しい技術に触れ続けたい人にとって、最適な選択肢の一つです。

金融・保険業界

文系のイメージが強い金融・保険業界ですが、実は高度な数理知識を持つ理系学生を強く求めています。

複雑な金融商品の開発、リスクの定量的な評価、データに基づく投資戦略の立案など、高度な分析能力が不可欠だからです。

特に活躍が期待されるのが、クオンツ(定量分析担当)やアクチュアリーです。

クオンツは、数学や統計学の知識を駆使し、金融商品の価格設定モデルや投資アルゴリズムを開発します。

まさに理系の専門知識が活かされる仕事です。

アクチュアリーは、保険や年金の分野で、統計学を用いて将来のリスクを計算する数理の専門家です。

資格取得は難関ですが、高い専門性が認められます。

他にも、データ分析で企業リスクを評価するリスクコンサルタントといった道もあります。

数理的な強みを活かし、ダイナミックな世界で活躍したい数理系・情報系の学生に人気です。

コンサルティング業界

コンサルティング業界も、理系学生の論理的思考力や問題解決能力が最大限に活かせる業界です。

コンサルタントの仕事は、企業の経営課題に対し、客観的に原因を分析し、具体的な解決策を提示することです。

このプロセスは、理系学生が研究で行う、仮説構築、データ収集、分析、結論導出という問題解決プロセスそのものです。

例えば、戦略コンサルタントは企業の将来戦略の立案を支援し、ITコンサルタントはデジタル技術で業務変革を支援します。

これらの仕事では、特定の業界知識以上に、論理的に考え、問題を構造化し、データに基づき説得力のある提案ができるかが重要です。

知的好奇心が旺盛で、多様な業界の課題に触れ、自身の思考力を武器にしたいチャレンジ精神旺盛な理系学生にとって、魅力的な選択肢です。

総合商社

総合商社は非常に幅広い分野でビジネスを展開しており、理系学生が活躍できるフィールドも多岐にわたります。

文系に人気のイメージが強いですが、大規模プロジェクトや専門知識が求められる分野では、理系のバックグラウンドが不可欠です。

例えば、営業職でも、プラント建設やエネルギー開発、資源投資といった分野では、技術的な仕様やプロセスを深く理解している必要があります。

技術的な裏付けを持って交渉を進め、複雑なプロジェクトを推進する役割は、理系の強みが活かせます。

また、事業投資においても、投資先の技術力や将来性を正しく評価するために理系的な知見が求められます。

世界を舞台に、技術とビジネスを繋ぐダイナミックな仕事に携わりたい理系学生にとって、やりがいのある環境です。

インフラ業界

電力、ガス、鉄道、通信といったインフラ業界は、社会基盤を支える重要な役割を担っています。

魅力は、事業の安定性と社会貢献性の高さです。

理系学生は、これらの巨大な社会システムを設計・構築・維持管理するという中核的な役割を担えます。

活躍の場は、設備やシステムの設計、日々のメンテナンス、将来に向けた技術開発などです。

メーカーと同様に地方勤務のイメージがあるかもしれませんが、インフラ業界でも本社や都市部のオフィスで、全社的な技術戦略の立案、大規模プロジェクトのマネジメント、新規事業開発などに携わる機会は豊富にあります。

安定した環境で技術的な専門性を活かし、社会を支えるスケールの大きな仕事に携わりたい理系学生にとって、有力な選択肢となるでしょう。

【理系だけどメーカーは興味ない】本社勤務・企画職もある:メーカーの意外な職種

メーカーに興味がない理由が、研究開発や工場勤務といった技術職のイメージだけなら、見方を変える必要があるかもしれません。

メーカーにも、都市部の本社で企画的な要素の強い仕事に携われる職種が数多く存在します。

理系の知識を活かし、ビジネスの全体像に近い場所で活躍できる、メーカーの意外な職種を紹介します。

技術営業(セールスエンジニア)

技術営業(セールスエンジニア)は、理系の知識とコミュニケーション能力の両方を活かせる魅力的な仕事です。

主な役割は、専門知識を武器に、顧客の技術的な課題やニーズをヒアリングし、最適な解決策を提案することです。

単に製品を売るのではなく、技術面から課題解決をサポートするコンサルタントのような側面も持ちます。

この仕事の魅力は、顧客と直接関わり、自分の提案や自社製品が市場でどう評価されているかをダイレクトに体感できる点です。

研究室や工場では得られない、ビジネス最前線の高揚感を味わえます。

勤務地も本社や都市部の営業拠点となることが多く、技術とビジネスの橋渡し役として企画的な側面も強く、理系出身者にとって非常にやりがいのある職種です。

知財・特許(知的財産)

知的財産(知財・特許)部門は、メーカーの競争力を根幹から支える重要な役割を担います。

ミッションは、研究開発部門が生み出した技術を特許として権利化し、法的に守ることです。

同時に、競合他社の侵害を監視し、自社が他社の特許を侵害しないよう、技術戦略を法的にサポートします。

この職種は、研究の最前線を把握しつつ、法律や経営戦略といった俯瞰的な視点で捉え直す能力が求められます。

単なる事務手続きではなく、どの技術を特許化し、どれを秘匿するかといった高度な戦略的判断も担います。

理系の専門知識に加え、法律やビジネスの知識も必要とされる専門性の高い仕事です。

本社勤務が基本であり、会社全体のビジネスを守るという、企画・経営に近い視点で活躍したい理系学生に最適です。

生産管理・品質保証

生産管理や品質保証は、工場の地道な仕事と思われがちですが、実際はメーカー経営に関わる企画要素の強い職種です。

生産管理は、市場の需要予測に基づき、いつ、何を、どれだけ、どう作るかという生産計画を立案・実行します。

コスト、効率、納期、在庫を考慮し、最適な生産体制を構築・維持する、工場の司令塔です。

一方、品質保証は、製品が品質基準を満たしているかを最終的に保証します。

単に不良品を見つけるだけでなく、データに基づき原因を分析し、製造プロセスにフィードバックして再発防止の仕組みを構築します。

これらの仕事は、統計的なデータ分析能力や論理的思考力など、理系的な素養が活かせる分野です。

工場勤務もありますが、本社で全社の生産戦略や品質基準を策定する部門もあり、全体をマネジメントする視点が求められます。

コーポレート部門(IT・経営企画)

メーカーの本社機能、いわゆるコーポレート部門にも、理系学生が活躍できる場はあります。

特に、社内IT部門や経営企画部門は、理系的な思考力やデータ処理能力が活かせる代表的な職種です。

社内IT部門は、単なるトラブル対応ではなく、全社の業務効率化やDX推進のため、システム戦略を立案・実行します。

一方、経営企画部門は、事業全体の将来の方向性を検討し、中長期的な経営計画を策定する会社の中枢部です。

市場動向や自社業績など膨大なデータを分析し、データに基づき経営層の意思決定をサポートします。

これらの部門は、当然ながら本社オフィス勤務が中心です。

理系で培った論理的思考力やデータ分析スキルを、経営という上流の立場で活かしたい学生にとって、魅力的なキャリアパスとなるでしょう。

【理系だけどメーカーは興味ない】理系が活かせるメーカー以外の人気職種

メーカー以外で理系の専門性を活かしたい場合、どのような職種が人気でしょうか。

理系学生の論理的思考力や分析能力は、多くの職種で高く評価されます。

特に、都市部勤務が中心で、専門性を活かしキャリアアップを目指せる職種は、メーカーに興味がない理系学生に魅力的です。

ここでは、メーカー以外で人気が高く、理系の強みを活かせる職種を3つ紹介します。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、メーカーに興味がない理系学生の代表的なキャリアパスの一つです。

SEの仕事は、IT企業だけでなく、金融、商社などあらゆる業界のクライアントの課題を、ITシステムで解決することです。

まずクライアントの要望をヒアリングし、必要なシステムを定義します。

次に、システムの設計図を作成し、プログラマーと協力して開発を進め、導入・運用までを管理します。

この仕事で最も活かせる力は、クライアントの曖昧な要求を整理し、システムの全体像を論理的に設計する構造化能力です。

理系の研究で培った論理的思考力がそのまま武器となります。

勤務地は都心部が中心です。

多様な業界の課題解決に携わりながら、プロジェクトマネジメントスキルも身につく、将来性の高い職種です。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、近年、理系、特に情報系や数理系の学生から絶大な人気を集めています。

AIやビッグデータの専門家として、企業が保有する膨大なデータを分析し、ビジネスの意思決定に役立つ知見を見つけ出すことが主な仕事です。

具体的には、統計学や機械学習の知識を駆使して分析モデルを構築し、分析結果を可視化して経営層に提言します。

この職種には、高度な数理的知識、プログラミングスキル、論理的な分析力が不可欠です。

まさに理系の専門性の集大成とも言える仕事です。

最先端技術を扱い、高い専門性が求められるため非常に需要が高く、年収水準も高めなのが魅力です。

企業の戦略決定に直接関わることも多く、専門性を武器にビジネスの最前線で活躍したい学生に最適です。

MR(医薬情報担当者)

MR(医薬情報担当者)は、主に製薬会社に所属し、医療機関を訪問して、医師や薬剤師に医薬品の情報を提供する仕事です。

具体的には、医薬品の有効性や安全性などの適正使用情報を、科学的根拠に基づき説明し、医療現場での適正な使用を促します。

この仕事には、薬学、生命科学、化学などの専門知識が不可欠です。

単なる営業職と異なり、人の命に関わる分野で、高い倫理観と専門知識が求められます。

理系、特にバイオ・薬学系の学生にとって、大学の専門知識を直接活かせる数少ない職種の一つです。

魅力は、医療現場の最前線で、専門知識をコミュニケーションを通じて社会に還元できる点です。

医師と対等に議論し、最新の医療情報を提供することで、患者さんの治療に貢献できる社会的意義の大きな仕事です。

【理系だけどメーカーは興味ない】志望業界・職種を絞り込むための自己分析の進め方

メーカーに興味がない場合、次にどの業界・職種を目指すべきか迷うかもしれません。

大切なのは、周りに流されず、自分の価値観や適性に合った道を見つけることです。

そのためには、自分自身を深く理解する自己分析が不可欠です。

ここでは、志望業界や職種を効果的に絞り込むための、具体的な自己分析の進め方を紹介します。

なぜメーカー技術職に興味がないのか深堀りする

自己分析の第一歩は、なぜメーカー技術職に興味がないのか、その理由を深掘りすることです。

興味がないという漠然とした感情を、具体的な言葉で解き明かしましょう。

例えば、地方勤務が嫌なのか、研究室の延長のような閉じた世界が合わないと感じるのか、もっと人と関わる仕事がしたいのか。

あるいは給与や知名度といった待遇面での不満かもしれません。

これらの問いに答えることで、あなたが仕事選びで何を避けたいのか、裏返しとして何を求めているのか、という譲れない条件、つまり就活の軸が見えてきます

例えば、地方勤務が嫌なら勤務地が軸の一つになりますし、地道な作業が苦手なら変化の多い仕事内容が軸になります。

この軸こそが、無数の選択肢から自分に合った企業を絞り込む羅針盤となります。

自分の興味・価値観を明確にする

次に、仕事選びで何を大切にしたいのか、あなたの価値観を明確にしましょう。

就職はキャリアのスタートです。

どんな環境で、どう働けば充実感を得られるか想像してみてください。

例えば勤務地です。

絶対に都市部に住みたいのか、海外で働きたいのか。

仕事内容はどうですか。

ゼロから創造する企画職か、課題を解決するコンサルティングか、チームを支えるサポート役か。

働く環境も重要です。

スピード感を重視するのか、給与水準か、安定性か。

社会への貢献性も観点になります。

誰かの生活を便利にしたいのか、革新的な技術で世の中を変えたいのか。

これらの問いに優劣はありません。

あなたの素直な価値観を洗い出すことが、最適なキャリア選択に繋がります。

得意なこと・苦手なことをを洗い出して軸を設定する

価値観を明確にしたら、次に経験を振り返り、得意なこと(強み)と苦手なこと(弱み)を客観的に洗い出しましょう。

これは、価値観を実現するために、どんな職種が向いているかを見極めるために重要です。

例えば研究室での活動です。

データ分析や法則性の発見は得意でしたか。

研究成果を分かりやすく説明することにやりがいを感じましたか。

計画を立て、実行することは得意でしたか。

逆に、一人で地道な作業を続けることは苦痛でしたか。

これらの得意・不得意はアルバイトなどにもヒントがあるはずです。

データ分析や計画立案が得意なら企画職やコンサルタント、地道な作業が苦手で人と話すのが得意なら営業職やプロジェクトマネジメントが向いているかもしれません。

これらの分析結果を総合し、都心勤務で、論理的な分析力を活かし、チームで企画・提案ができる仕事、といった具体的な軸を設定しましょう

「都会のオフィス勤務」の先に本当にやりたいことはあるか

都会のきれいなオフィスで働きたい、という動機は悪くありません。

しかし、それだけでは面接で通用しませんし、自分に合う仕事は見つかりません。

重要なのは、その動機の先にある、あなたの具体的な意欲です。

なぜ都会のオフィスで働きたいのでしょうか。

例えば、情報や人が集まるスピード感のある環境で、最先端のビジネスに触れながら成長したいから、といった理由が考えられます。

あるいは、多様なバックグラウンドを持つ人々と協働し、刺激を受けたいから、という理由もあるでしょう。

大切なのは、都会のオフィスという働く場所と、そこで何を成し遂げたいかという仕事内容や目的意識をセットで考えることです。

これにより、志望動機に深みと説得力が出ます。

【理系だけどメーカーは興味ない】理系の知識を活かしつつ「都会」や「企画」にこだわるなら

メーカー技術職は嫌だが、理系の知識や思考力は活かしたい。

勤務地は都会のオフィスで、企画的な仕事がしたい。

こうした希望はわがままではありません。

理系の強みを活かし、望む働き方を実現できる選択肢は数多く存在します。

ここでは、都会や企画にこだわる理系学生に知ってほしい、具体的なキャリア戦略を紹介します。

大手IT企業の都心本社での勤務を目指す

都会のオフィスで企画的な仕事をしたい理系学生にとって、大手IT企業は有力な選択肢です。

メガベンチャーや大手SIerなど、多くの大手IT企業は本社機能を東京の都心部に構えています。

これらの企業では、理系出身者が活躍できるポジションが豊富です。

例えば、システム開発部門では、大規模なウェブサービスの設計・開発に携われます。

サービス企画部門では、市場ニーズを分析し、新しいサービスや機能を企画・立案します。

また、データ分析部門では、膨大なデータを解析し、サービス改善や新規事業の提案を行います。

これらの仕事は、理系的な論理的思考力やデータ分析能力が求められると同時に、常に最新技術に触れ、スピード感を持ってプロジェクトを進める刺激的な環境です。

ユーザーの反応がダイレクトに分かることも多く、企画職としてのやりがいを感じられるでしょう。

専門商社や総合商社の企画・営業職を検討する

商社、特に専門商社や総合商社は、理系の知識を活かし都会で働きたい学生にとって狙い目の選択肢です。

商社の仕事は、単にモノを動かすだけではありません。

国内外のメーカーや顧客の間に立ち、技術的な知見を持って最適なソリューションを提案・構築する、高度な企画・調整能力が求められます。

特に、化学品や機械、医療機器などを扱う専門商社では、製品の技術仕様や業界動向の深い理解が必須です。

理系出身者は、専門知識を武器に、顧客の課題をヒアリングし、最適な製品や技術を組み合わせた提案ができます。

メーカーの技術営業と似ていますが、商社は特定メーカーに縛られず、中立的な立場で提案できる点が異なります。

総合商社でも、プラント建設やエネルギー開発などの大規模プロジェクトでは理系の専門知識が不可欠です。

勤務地は大都市が中心で、国内外を飛び回るダイナミックな仕事です。

外資系企業やベンチャー企業も選択肢に入れる

都会勤務、仕事のスピード感や裁量権を重視するなら、外資系企業やベンチャー企業も選択肢に入れるべきです。

外資系企業は、IT、コンサル、金融、製薬など多岐にわたり、多くが東京の都心部に拠点を置いています。

特徴は、成果主義の傾向が強く、若手でも能力と意欲次第で大きな仕事を任される点です。

理系的な専門性や論理的思考力は、グローバル共通で高く評価されます。

一方、ベンチャー企業(スタートアップ)も都心に集中していることが多いです。

組織が小さいため、理系出身でも専門分野に閉じず、事業開発や経営企画といったビジネスの上流工程に早期から関われるチャンスが多いのが特徴です。

組織と共に急成長したい、新しい価値をゼロから生み出したい、というチャレンジ精神旺盛な学生にとって、刺激的な環境です。

理系のバックグラウンドが評価される企業の事務職に文系総合職にチャンレンジする

理系学生の就活は、技術職や専門職だけが道ではありません。

あえて文系総合職の枠に挑戦することも有効な戦略です。

特に、メーカー、IT、インフラなど、事業の根幹に技術が関わる企業では、理系のバックグラウンドを持つ総合職は高く評価されます。

なぜなら、経営企画、マーケティング、広報といった一見文系的なコーポレート部門の仕事でも、自社の製品や技術を理解していることが業務の質を左右するからです。

例えば、経営企画で事業戦略を立案する際、技術的な知見があれば、より現実的で精度の高い分析が可能です。

広報で技術系のニュースリリースを作成する際も、理系の素養があれば技術のポイントを正確に発信できます。

文系総合職は本社勤務となる場合が多く、理系の専門知識や論理的思考力を武器に、経営に近い企画的なポジションを目指すキャリアパスも検討してみてください。

【理系だけどメーカーは興味ない】まとめ

理系学生がメーカーに興味がないと感じることは珍しくありません。

重要なのは、その理由を深掘りし、自分の価値観に合った道を見つけることです。

理系で培った論理的思考力や専門知識は、IT、金融、コンサル、商社など、メーカー以外の業界でも高く評価されます。

また、メーカーの中にも本社勤務可能な企画系職種は存在します。

周りに流されず、自分なりの軸を確立し、広い視野で企業研究を進めれば、あなたが輝ける場所は必ず見つかります

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