【28卒】サマーインターンのGPS対策を編集部が解説!思考力テストの特徴とボーダー

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伊東美奈
Digmedia監修者
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

Digmedia編集部に28卒から届く相談を読み込んでいると、サマーインターンの準備を始める頃に「応募先の適性検査がGPSと書かれていたが、SPIや玉手箱とどう違うのか分からない」という質問がまとまって増える時期があります。テスト名そのものを初めて目にして、これまで対策してきたSPIの知識がそのまま通用するのか不安になって手が止まってしまう、という戸惑いがこの時期に集中するのです。

結論から言えば、編集部が受検報告を集計した限り、GPS(GPS-Academic)はベネッセi-キャリアが提供する思考力テストで、知識の量ではなく「考える力」そのものを測ることに特化した適性検査です。SPIや玉手箱が計算力や語彙力といった知識・処理を測るのに対し、GPSは批判的思考力・協働的思考力・創造的思考力といった思考のプロセスを問う点で、性格が大きく異なるテストだと多くの28卒が報告しています。

一方で、GPSは難しい公式を覚えれば解けるテストではなく、資料を読み解き、根拠をもとに自分の考えを組み立てる力を測る設計になっています。問題そのものの知識量より、与えられた情報をどう処理し、どう判断するかが得点を左右するため、対策の方向性さえ間違えなければ短い夏の準備期間でも設問への向き合い方を整えられる、というのが編集部の集計から見えてくる傾向です。

そこでこの記事では、編集部に蓄積された相談データと受検報告をもとに、GPSの出題形式・採用企業・通過ボーダー・対策・例題の傾向・評価を落とす人の特徴までを、データと体験談の視点で分析的に整理しました。

「サマーで急にGPSが出ると知って焦っている」「思考力テストと聞いて何を対策すればいいか分からず不安になっている」という28卒が、最初に読むハブ記事として使える構成にしています。

2026年サマーの応募が本格化する前に、まずはGPSという相手の正体を、編集部と一緒につかんでいきましょう。

この記事を読んでわかること
  • サマーインターンで出るGPSが測る批判的・協働的・創造的思考力の仕組みと受検方式
  • 知識を問うSPI・玉手箱との違いと思考プロセスを問う出題形式の特徴
  • 編集部の受検報告から見た評価・ボーダー・足切りの目安
  • 思考力を伸ばす対策の進め方と評価を落とす人に共通する特徴
この記事をおすすめしたい人
  • 大学3年生(28卒)で2026年サマーインターンに応募予定の人
  • 志望企業でGPSが出ると知り対策を整理したい
  • 知識暗記とは違う思考力テストを限られた夏の時間で効率よく攻略したい

GPSとは?サマーインターンでの出題形式

まずはGPSがどんなテストで、SPIや玉手箱と何が違うのかを編集部の視点で整理します。測る力・知識テストとの違い・採用企業の3点を押さえれば、対策の方向性が見えてきます。

思考力(批判的・協働的・創造的)を測る仕組み

GPS(GPS-Academic)は、ベネッセi-キャリアが提供する思考力を測ることに特化した適性検査です。

最大の特徴は、知識の量ではなく「考える力」そのものを測る設計になっている点で、ここがSPIや玉手箱との決定的な違いになります。

編集部が受検報告を集計すると、GPSは大きく批判的思考力・協働的思考力・創造的思考力の3つの思考力と、それを発揮する姿勢や実践力を測る構成になっていると整理できます。

批判的思考力は、与えられた情報をうのみにせず、根拠や前提を吟味して妥当かどうかを判断する力で、資料の読み解きを通じて測られます。

協働的思考力は、立場の異なる相手の意見を踏まえて自分の考えを調整したり、合意点を見つけたりする力で、他者の視点を取り込めるかが問われます。

創造的思考力は、既存の枠にとらわれず新しい発想や別の選択肢を生み出す力で、一つの正解を当てるより多面的に考えられるかが評価されます。

さらにGPSは、これらの思考力を実際に発揮しようとする姿勢や、学びに向かう実践力といった非認知的な側面もあわせて測る点が、純粋な能力テストと異なる特徴だと編集部は捉えています。

つまりGPSは、「知識をどれだけ持っているか」ではなく「持っている情報をどう考え、どう使うか」を多面的に測るテストだと捉えると全体像がつかめます。

知識テストとの違い

GPSを語るうえで欠かせないのが、SPIや玉手箱のような知識・処理型テストとの性格の違いです。

SPIや玉手箱は、計算の速さや語彙の豊富さ、図表の処理スピードといった「知識と処理能力」を測るため、対策本で公式や解法を覚えれば得点を伸ばしやすい構造になっています。

これに対しGPSは、暗記した知識をそのまま当てはめて解くタイプではなく、資料を読み解いて根拠を組み立てる思考のプロセスそのものを問うため、丸暗記が効きにくいと編集部は捉えています。

GPSの設問は、複数の資料やデータを読み込んだうえで、矛盾を見抜いたり妥当な結論を選んだり、自分の考えを記述したりする形式が中心です。

そのため「公式を知っているか」ではなく「目の前の情報を整理し、根拠をもって判断できるか」が問われ、知識量だけでは差がつきにくくなっています。

一方で、まったく対策できないわけではなく、設問形式に慣れて資料の読み解き方や考えの組み立て方を整えれば、本番で実力を発揮しやすくなるのも事実です。

知識テストの延長で身構えるより、「思考の手順を整えるテスト」と捉え直すことが、GPS対策の出発点になると編集部は考えています。

GPSを採用する企業・業界と受検方式

GPSは適性検査の中でも、採用する企業の狙いに一定の特徴があります。

編集部が受検報告を業界別に並べ替えると、知識の多さより「自分の頭で考え、根拠をもって動ける人」を見極めたい企業でGPSの報告が比較的目立つ傾向が出ています。

思考力を重視する企業にとって、知識量ではなく考える力を直接測れるGPSは、応募者の地頭や物事への向き合い方を見るのに適していると編集部の集計から見えてきます。

とくにコンサルティングや企画職、課題解決を重視する業界のサマー選考でGPSの報告が確認できる傾向があります。

ベネッセi-キャリアが大学や採用領域で広く展開している背景もあり、教育・人材分野との接点を持つ企業でも導入が見られます。

受検方式は、自宅のパソコンから受けるWeb方式が中心で、サマーインターンでは応募後に受検案内が届き、自宅で受けるケースが大半だと報告されています。

志望企業群に思考力や課題解決力を重視する企業が含まれる28卒は、SPIに加えてGPSの可能性も早めに視野に入れておくのが安全だと編集部は考えています。

サマーインターンのGPSの評価・ボーダー

対策の前に、どのくらいできれば評価されるのかという感覚をつかんでおきましょう。編集部の受検報告から見える評価とボーダーの傾向を整理します。

評価の目安

GPSの評価は、SPIのように「何問正解したか」という正答数だけで決まるものではないのが特徴です。

編集部が相談データを見る限り、GPSは思考力の高さや姿勢の傾向を多面的にスコア化し、企業がその結果を独自の基準で読み取る形で評価が行われていると整理できます。

そのため「合格点が何点」という分かりやすいラインがあるというより、思考力の各観点や姿勢のバランスを総合的に見られるのがGPSの評価の実態だと編集部は捉えています。

批判的・協働的・創造的思考力のいずれかが極端に低いと、全体の評価に影響しやすいと考えられます。

また、思考力を発揮しようとする姿勢や学びへの向き合い方といった非認知的な観点も評価に含まれるため、能力面だけを見ているわけではありません。

一問ごとの正誤に一喜一憂するより、資料を丁寧に読み、根拠をもって考える姿勢を一貫して示すことが、結果的に良い評価につながりやすいといえます。

固定の合格点を追うより、「各思考力をバランスよく発揮できる状態」を目標に据えるのが現実的だと編集部は考えています。

合否への影響

GPSの結果がサマー選考でどの程度合否を左右するかは、企業がそれをどう位置づけているかによって変わります。

編集部の受検報告を集計すると、GPSを一次選考の足切りとして使う企業もあれば、面接の参考資料として用い、結果だけで一律に落とさない企業もあるという二つの運用が見えてきます。

人気が高く応募が集中する企業ほど、初期段階でGPSによる絞り込みを行う傾向があり、思考力の各観点で一定水準に届かないと先に進みにくいという声が多く聞かれます。

一方で、GPSを面接時の話題や人物理解の材料として使う企業では、結果が振るわなくても面接での受け答えで挽回できる余地が残ります。

つまり、GPSの結果が選考にどう効くかは一律ではなく、志望企業がそれを足切りに使うか参考に使うかで重みが変わるわけです。

どちらの運用であっても、思考力を素直に発揮できる状態に整えておけば、足切りのリスクを下げつつ面接でも一貫した強みとして示せます。

結果を恐れて取り繕うより、考える手順を整えて本来の力を出すことが、合否いずれの局面でも有利に働くと編集部は考えています。

GPS結果の扱いと使い回し

GPSにも、一度受けた結果を別の企業に使えるのか、という相談が編集部によく届きます。

GPSはベネッセi-キャリアが各企業や大学に提供する仕組みで、SPIのテストセンターのように受検者が結果を他社へ提出する使い回しには基本的に対応しておらず、企業ごとに個別に受け直す運用が一般的です。

そのため編集部の受検報告では、複数企業に応募した人ほど、応募のたびにGPSを受け直す前提で、安定して同じ思考力を発揮できる状態づくりが重要だと振り返っていました。

結果の使い回しが基本的に効かないからこそ、GPSは「一度整えた思考の手順をどの企業でも安定して再現できる状態」を作ることが、結果的に最も効率的な備えになります。

資料を読み解き、根拠をもって考える進め方を体に染み込ませておけば、企業ごとに受け直しになっても毎回同じ質の回答を再現できるからです。

編集部の推奨は、一回限りの結果に期待するのではなく、批判的・協働的・創造的のいずれの観点でも「いつ受けても落ち着いて思考を組み立てられる水準」まで仕上げておく順序です。

一回ごとの出来に左右されない安定した思考力こそが、複数企業を併願する夏の戦略を支えます。

サマーインターンのGPS対策方法

全体像と評価の感覚がつかめたら、いよいよ具体的な対策に入ります。編集部がすすめる設問形式への慣れ方と、思考力を発揮するための準備を整理します。

設問形式に慣れる

GPS対策でまず取り組むべきは、知識の詰め込みではなく、出題される設問形式そのものに慣れることです。

GPSは資料を読み解いて根拠を組み立てる形式が中心のため、初見で形式に戸惑うと、本来の思考力を発揮する前に時間と気持ちを消耗してしまいます。

編集部の相談データでも、GPSで力を出せた人ほど「どんな形式で何を問われるかを事前に知っていたので、本番で落ち着いて考えに集中できた」と振り返る傾向があります。

具体的には、批判的思考を問う設問では資料の前提や根拠を吟味する流れ、創造的思考を問う設問では複数の選択肢や発想を出す流れ、といった設問ごとの問われ方を事前につかんでおくと効果的です。

GPSは知識の暗記が効きにくいぶん、「何を問われているか」を素早く理解できるかどうかで、本番のパフォーマンスが大きく変わります。

練習段階で設問の型に慣れておけば、本番では形式に戸惑う時間を減らし、考えること自体にエネルギーを注げます。

まずは形式を知ることが、思考力を素直に発揮するための土台になると編集部は考えています。

資料読解の練習

GPS対策の中心になるのが、複数の資料やデータを正確に読み解く力を鍛える練習です。

GPSの設問は、グラフ・文章・データといった資料から必要な情報を抜き出し、その根拠をもとに判断する流れが多いため、資料を読み解く力が思考力の発揮を左右します。

編集部の集計でも、資料の読み違いから誤った前提で考えを進めてしまい、評価を落としたという報告が一定数みられました。

練習では、新聞記事やデータ資料を読み、「この資料から確実に言えることは何か」「言い過ぎている主張はどこか」を自分の言葉で整理する習慣が効果的です。

資料に書かれている事実と、書き手の意見や推測を切り分けて読む癖をつけると、批判的思考を問う設問で根拠を見極めやすくなります。

こうした読み解きの練習は、GPSに限らず本選考のグループディスカッションやケース面接でも生きるため、夏のうちに鍛えておく価値があります。

資料を正確に読む力を土台にしてはじめて、その先の思考力が正しく発揮できると意識して練習を重ねましょう。

論理的に書く・組み立てる練習

GPSでは、自分の考えを根拠とともに筋道立てて示す力も問われるため、論理的に組み立てる練習が欠かせません。

記述や選択を通じて考えを表す際、結論と根拠の対応がずれていると、思考力が高くても評価に結びつきにくくなります。

編集部の相談データでは、評価が高かった人ほど「結論を先に示し、その根拠を資料から引いて添える」という型を自然に使えていた傾向があります。

練習としては、あるテーマについて「結論」「根拠」「理由づけ」の順で短く書く習慣をつけると、考えを筋道立てて示す力が鍛えられます。

このとき大切なのは、解答そのものを暗記することではなく、どんなテーマでも使える組み立ての型を身につけることです。

GPSは決まった正解を覚えるテストではないため、答えを探すより「自分の考えを根拠とともに示す手順」を磨くほうが本番で役立ちます。

論理的に書き、組み立てる練習は秋以降のESや面接でも直接生きるため、思考力対策の中でも投資効果が高い取り組みだと編集部は考えています。

GPSの例題・傾向(解き方の考え方)

ここでは編集部に届く受検報告をもとに、GPSで頻出するパターンと向き合い方を整理します。具体的な解答は載せず、考え方のコツに絞って解説します。

頻出パターンと考え方

GPSの批判的思考を問うパターンでは、資料や主張を読み、その根拠が妥当かどうかを吟味する設問が繰り返し出てきます。

このパターンで大切なのは、書かれている主張をそのまま受け取らず、「その根拠は資料から本当に言えるのか」と一度立ち止まって確かめる姿勢です。

編集部の受検報告でも、評価が高い人ほど「資料に書かれている事実と、書き手の意見を切り分けて読む」という手順を徹底できていました。

協働的思考を問うパターンでは、立場の異なる複数の意見が示され、それらを踏まえてどう調整・統合するかを考える流れが頻出です。

創造的思考を問うパターンでは、一つの正解を当てるより、複数の選択肢や別の発想を出せるかが問われるため、視野を狭めず多面的に考える姿勢が役立ちます。

大切なのは個別の答えを覚えることではなく、「批判的=根拠を吟味する」「協働的=他者の視点を取り込む」「創造的=複数の発想を出す」という思考の型を身につけることです。

具体的な設問は問題集や模試で実際に手を動かして確認し、ここでは考え方の型を意識することを優先してください。

時間配分のコツ

GPSで多くの人がつまずくのは、問題の難しさよりも、資料を読み込みながら考える時間の使い方です。

GPSは資料の読み解きに時間がかかるため、一つの設問の資料を丁寧に読みすぎると、後半の設問に十分な思考時間を残せなくなります。

編集部に届く失敗報告でも「一つの資料を完璧に理解しようと読み込みすぎて、後半の設問を考える時間が足りなくなった」という声が特に多くみられます。

対策としては、まず資料全体をざっと俯瞰して問われている論点をつかみ、そのうえで必要な箇所を重点的に読む二段読みが有効です。

とくにGPSでは、すべてを完璧に読むより、設問が求めている根拠に的を絞って読むほうが、限られた時間で思考に集中できます。

練習の段階から時間を計り、資料の読み込みと思考にどれだけ時間を配分するかの感覚を体に入れておくことが本番で効いてきます。

正確さと同じくらい「限られた時間で考え切る」感覚を意識して練習しましょう。

練習に使えるリソース

GPSの練習には、思考力・読解力を鍛える教材と、本番形式で考える流れを試せる練習素材を組み合わせるのが効果的です。

GPS専用の対策本は数が限られるため、読解力や論理的思考を鍛える書籍や、ケース問題・課題解決系の問題集で資料の読み解きと考えの組み立てを練習する進め方が現実的です。

そのうえで、新聞やデータ資料を読んで「言えること・言えないこと」を整理する日々の習慣を重ねると、GPS特有の批判的思考の感覚を養えます。

ニュースアプリは移動中に時事や社会課題に触れ、自分なりの根拠を考える練習材料として使うと、創造的・協働的思考の幅を広げられます。

編集部としては、読解・論理思考の教材で土台を作り、資料を読んで自分の考えを根拠とともに組み立てる練習を重ねる、という二段構えをすすめています。

解答集のような答えだけを集めたリソースではなく、自力で考える力を鍛える教材を選ぶことが、本選考まで通用する思考力につながります。

夏のうちにこのリソースの組み合わせを固めておけば、秋以降の本選考やグループディスカッションでも同じ流れで力を発揮できます。

サマーインターンのGPSで評価を落とす人の特徴

編集部に寄せられる相談から、GPSで評価を落とす人にはいくつかの共通点が見えてきます。代表的な特徴を整理し、回避のヒントにつなげます。

設問の意図の取り違え

GPSで評価を落とす人の多くは、設問が本当に問うていることを取り違えたまま回答を進めてしまっています。

「何が問われているか」を正確につかまないまま、資料の一部だけを見て早合点したり、自分の思い込みで答えを決めたりするパターンです。

編集部の相談データでは、評価を落とした人の多くが「設問をよく読まず、求められている観点とずれた回答をしていた」と振り返っていました。

GPSは思考力を多面的に測るため、批判的に考えるべき設問で創造的な発想を求めるなど、観点を取り違えると本来の力があっても評価に結びつきません。

また、資料を最後まで読まずに途中の情報だけで判断し、全体の文脈を見落として誤った前提で考えを進めてしまう人も少なくありません。

GPSは「何を問われているか」を正確につかむことが出発点のため、設問と資料を丁寧に読み、求められている観点を見極める習慣が通過の前提になります。

「速く答える前に、まず何を問われているかを確かめる」というシンプルな手順を怠らないことが、評価を落とさないための条件です。

根拠なく答える

本番での失敗として特に多いのが、自分の感覚や思い込みだけで答え、資料の根拠に基づかずに回答してしまうケースです。

批判的思考を問う設問では、資料から本当に言えることだけを根拠に判断する必要があるのに、印象や一般論で答えて評価を落とすパターンが目立ちます。

編集部の受検報告では、評価が伸びなかった人ほど「資料を確認せず、なんとなくこうだろうという感覚で答えていた」と振り返る傾向があります。

GPSは根拠をもって考えられるかを重視するため、結論が合っていても、それを支える根拠が資料とつながっていないと高く評価されにくくなります。

思いつきで答えるより、「この判断の根拠は資料のどこにあるか」を一度確かめてから回答するほうが、思考力の評価ははるかに高まります。

感覚的な即答に頼らず、根拠と結論を結びつける癖を練習段階からつけておくことが、GPS攻略の分かれ目です。

思考プロセスが浅い

資料を読んで答えは出すものの、考えが一面的で深まらず、評価を伸ばし切れない人も一定数います。

一つの見方だけで結論を出し、別の立場や反対の可能性を検討しないまま回答すると、協働的・創造的思考の観点で物足りない評価になりがちです。

GPSは思考力を多面的に測るため、一面的な答えより、複数の視点を踏まえて考えを組み立てた回答のほうが評価されやすいと編集部は捉えています。

たとえば「この主張に反論するとしたらどう言えるか」「別の立場から見るとどう映るか」と一歩踏み込む癖が、思考の深さにつながります。

一つの結論にすぐ飛びつくのではなく、いったん別の可能性を検討してから判断する手順を持っておくと、回答に厚みが出ます。

批判的・協働的・創造的のいずれの設問でも、「もう一段深く考える」意識を持つことが、評価を落とさないための要になります。

サマーインターンGPSに関するよくある質問

最後に、サマーインターンのGPSについて28卒から編集部に寄せられる質問に回答します。対策を始める前の不安解消に役立ててください。

GPSは対策できるのか?

編集部のおすすめは、思考力そのものは一夜漬けで上がりにくいと理解したうえで、設問形式への慣れと考え方の型づくりで対策する進め方です。

GPSは知識の暗記が効きにくいため「対策できない」と思われがちですが、設問形式に慣れ、資料の読み解きや論理的な組み立ての型を身につければ、本番で実力を発揮しやすくなります。

受検案内が届いてから初めて形式を知ると、本来の思考力を出す前に戸惑いで消耗するケースが編集部の相談でも多くみられます。

具体的には、資料を読んで「言えること・言えないこと」を整理する練習や、結論と根拠をセットで書く練習を、サマーの応募が本格化する前から少しずつ積むのが現実的です。

思考力は短期間で劇的には伸びませんが、設問への向き合い方を整えるだけでも本番のパフォーマンスは変わります。

「点数を上げる暗記」ではなく「考える手順を整える対策」と捉え直すことが、GPSに有効な備えだと編集部は考えています。

GPSの難易度はSPIより高い?

編集部の相談データを見る限り、GPSは問題の難しさというより、SPIと対策の性格が違うことに戸惑う就活生が多数派です。

難しさの理由は、公式や解法を覚えれば解けるSPIと違い、GPSは資料を読み解いて根拠をもって考えるプロセスそのものを問われる点にあります。

SPI対策を積んだ人ほど「覚えた解法が通用しない」と感じやすく、思考の型を事前に整えているかどうかが体感難易度を大きく左右します。

裏を返せば、知識量で差がつかないぶん、設問形式に慣れて考え方の型を持っておけば、落ち着いて実力を発揮できるテストでもあります。

GPSを使う企業が思考力を重視していることもあり、評価の観点の幅広さが難しさの実感を押し上げている面も見逃せません。

難しいと身構えるより、SPIとは性格の違う「考える力を測るテスト」だと割り切って早めに備えることが、難易度を下げる最短ルートです。

サマーで対策したGPSは本選考でも同じ?

サマーでGPSを課す企業は、本選考でも同種の思考力テストを設けるケースがほとんどです。

テストの種類は年度内で大きく変わりにくいため、夏に積んだGPSの対策はそのまま秋以降の本選考の土台になります。

編集部の相談データでも、夏にGPSの設問形式と思考の型に慣れた人は、本選考期にテストで悩む場面が明らかに少ない傾向があります。

GPSで鍛えた資料読解力や論理的に考える力は、本選考のグループディスカッションやケース面接でもそのまま生きるため、GPS対策は就活全体への前倒し投資と考えると取り組む意味が増します。

早く仕上げた人ほど、本選考期にはESや面接準備へ時間を回せるため、対策全体の効率も高まります。

サマーのGPS対策は一度きりの労力ではなく、就活全体を通して効き続ける投資だと捉えましょう。

まとめ

サマーインターンで出会うGPS(GPS-Academic)は、ベネッセi-キャリアが提供する思考力テストで、知識の量ではなく批判的思考力・協働的思考力・創造的思考力という「考える力」と、それを発揮する姿勢や実践力を測る点が特徴のテストです。最大の違いはSPIや玉手箱のような知識・処理型テストとの性格差で、公式や解法の暗記が効きにくく、資料を読み解いて根拠をもって考えるプロセスそのものを問われるというのが編集部の受検報告から見える結論です。受検はWeb方式が中心で、応募後に自宅で受けるケースが大半である点も押さえておきましょう。

GPSを採用するのは、知識の多さより自分の頭で考え根拠をもって動ける人を見極めたい、思考力や課題解決を重視する企業が中心です。評価は正答数だけで決まるのではなく、各思考力や姿勢を多面的にスコア化して総合的に見られるため、固定の合格点を追うより、各観点をバランスよく発揮できる状態を目標に据えるのが現実的です。GPSを足切りに使う企業と面接の参考に使う企業があり、結果の使い回しは基本的に効かないため、いつ受けても同じ質の思考を再現できる安定した状態を作っておくことが効率的だといえます。

対策は、設問形式に慣れること・資料を正確に読み解く練習・結論と根拠をセットで組み立てる練習の三本柱が基本です。特に思考力は一夜漬けで上がりにくいと理解したうえで、解答集に頼らず自力で考える型を作ることが、本選考まで通用する思考力につながります。評価を落とす人の多くは設問の意図の取り違え・根拠なく答える・思考プロセスの浅さが原因のため、GPSはSPIとは性格が違うと捉えて早めに始め、何を問われているかを確かめてから根拠をもって考える練習を積んでおきましょう。

2026年サマーの応募が本格化する前に、まずはGPSという相手の正体をつかみ、資料を読み解いて根拠から考えを組み立てる力を毎日少しずつ積み上げることが、28卒の夏とその先の本選考を有利に進める鍵になります。

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