
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
航空業界の最大手として、毎年多くの就活生が志望するANA(全日本空輸)。インターンシップの倍率や選考フローが気になっている28卒の方も多いはずです。
結論から言うと、ANAはインターンの倍率を公表していません。就活情報サイトでは具体的な数字が流通していますが、一次情報では確認できないため、本記事では数字を断定せず、公式に確認できる選考の構造から難易度を読み解きます。
28卒向けには職種別にプログラムが用意されており、パイロット職とエキスパートスタッフ職の夏プログラムは公式に日程が公開されています。応募の入口はマイナビやANAの採用マイページです。
本記事では、職種別のプログラム内容・優遇の実態・倍率の考え方・選考フロー・落ちた場合の動き方まで、公式一次情報と伝聞情報をはっきり区別しながら解説します。
目次[目次を全て表示する]
【ANA】インターンの内容:職種別に分かれたプログラム構成
ANAのインターンシップは職種ごとに独立したプログラムとして設計されており、志望職種によって内容も日程も応募経路も異なります。まず自分がどの職種のプログラムを狙うのかを決めることが、情報収集の出発点になります。ここでは公式に確認できるものと、就活情報サイトで語られているものを分けて整理します。
パイロット職:Pilot Experienceの基礎編と業務体験編
28卒向けに公式で日程が公開されているのがパイロット職のプログラムです。マイナビ2028のANA企業ページ(2026年7月20日確認)によると、内容は2種類に分かれています。
「ANA Pilot Experience 2026 Summer【基礎編】」は8月3日・8月10日にWEBで、「【業務体験編】」は8月20日・23日・25日・29日・31日に東京で開催され、いずれも1日完結型です。
基礎編でパイロットという仕事の全体像をつかみ、業務体験編で実務に近い体験をするという段階設計になっていると読み取れます。
グローバルスタッフ職で実施されたと言われるプログラム
総合職にあたるグローバルスタッフ職については、就活情報サイトに5日間のSummer Internshipが実施されたという情報が掲載されています。
コースは「Design your flight path」「Explore the Engineer」「Unlock ANA's DX」の3種類で、前半2日がオンライン、後半3日が東京オフィスでの実施だったと言われています。
ただしこれは過去年度の情報である可能性があり、28卒向けの内容は公式の案内で必ず確認してください。
客室乗務職の28卒夏の掲載状況
客室乗務職を志望する方が多い企業ですが、マイナビ2028のANA企業ページでは、2026年7月20日時点で客室乗務職のインターンシップの掲載は確認できませんでした。
過去にはおもてなしやサービスの考え方を体感するプログラムが実施されたと語られていますが、28卒夏の実施有無は公式発表を待つ必要があります。マイページに登録して案内を受け取れる状態にしておきましょう。
エキスパートスタッフ職の夏プログラム
障がいのある学生を対象とした「Journey to Your Future 夏」も公開されています。8月3日・4日・21日・25日に、東京およびWEBで実施されます(マイナビ2028・2026年7月20日確認)。
【ANA】インターンの倍率・難易度
倍率はANAから公表されていません。就活情報サイトでは「76倍」といった具体的な数字が流通していますが、出典をたどると一次情報にたどり着かないため、本記事ではこの数字を事実として扱いません。代わりに、企業規模と選考の構造という確認できる材料から難易度を考えます。
倍率が公表されていない中での難易度の読み方
ANAホールディングスの2026年3月期連結売上高は2兆5,392億円(前期比12.3%増)で、売上高・営業利益・当期純利益がいずれも過去最高を更新しました(2026年4月30日発表の決算資料・2026年7月20日確認)。
この規模と知名度に加え、航空業界は学生からの人気が高い領域です。数字を気にするより、1日完結型のプログラムに早く応募することが現実的な戦略になります。
職種で異なる競争構造
パイロット職は専門性が問われる選考、グローバルスタッフ職は幅広い学生が集まる総合職の競争と、職種によって戦う相手が変わると言われています。
自分がどの土俵にいるのかを理解したうえで、その職種で何が評価されるかに準備を集中させることが通過率を上げる近道です。
【ANA】インターン優遇・早期選考直結の実態
ANAは選考の公平性を重視する姿勢を示しており、インターン参加者への優遇制度を公式に明記してはいません。一方で、参加して高い評価を得た学生に早期の案内やリクルーターからの接触があったという声は就活情報サイトで語られています。「制度としての優遇はないが、接点としての価値は大きい」というのが現時点で最も正確な理解です。
早期選考につながると言われる理由
複数日にわたるプログラムでは、社員が学生の人柄やチームワークをじっくり観察できます。そこで好印象を残した学生に早期の接触があるのは自然な流れだと考えられます。
ただし案内の対象や条件は公表されていないため、参加すれば必ず案内されると考えるのは避けましょう。
公式に確認できる情報の範囲
マイナビ2028のANA企業ページには、報酬・交通費・参加特典に関する記載がありません(2026年7月20日確認)。
優遇の有無を期待して参加するより、企業理解を深めてESや面接で語れる材料を得る場と位置づけるのが健全です。
【ANA】インターンの応募方法と選考フロー
応募はマイナビまたはANAの採用マイページから行います。選考方法についてANAの公式な記載はありませんが、就活情報サイトの体験談からは共通した傾向が読み取れます。特にグローバルスタッフ職では、一般的なWebテストとは仕組みの異なる選考が使われると語られており、事前準備の要否が変わってきます。
応募方法とマイページ登録
プログラムごとの募集要項と締切はマイページで案内されるため、まず登録を済ませておくことが実質的な応募の第一歩です。
締切は職種・プログラムごとに別々に設定されるため、志望職種の案内を取りこぼさないよう通知設定も確認しておきましょう。
ESで問われると言われる3つの設問
就活情報サイトに掲載されている過去のES設問では、「あなたが考える航空業界の課題」「逆境やリーダーシップを発揮した経験」「今の自分に足りないもの」といったテーマが語られています。
特に航空業界の課題を問う設問は、業界の現在地を数字で押さえているかどうかで回答の厚みが変わります。後述する事業構造の理解がそのまま武器になる設問です。
他者評価型テストと言われる選考への備え
グローバルスタッフ職の選考では、GROWと呼ばれる他者評価型の適性検査が用いられると就活情報サイトで語られています。
一般的な能力検査と違い、自分以外の複数人からの評価を集める必要があるとされる形式です。友人や先輩に依頼する時間が要るため、事実であれば締切直前の着手では間に合いません。志望度が高いなら、募集開始と同時に形式を確認しておきましょう。
【ANA】インターンの時期と締切:28卒スケジュール
公式に日程が公開されている28卒夏のプログラムは、いずれも8月の開催です。締切はプログラムごとに別々に設定されているため、志望職種の締切を個別に確認することが必須です。最新の締切はマイページの案内が正になります。
2026年夏の日程と締切
マイナビ2028(2026年7月20日確認)に掲載されていた締切は次のとおりです。
パイロット職のPilot Experience(基礎編・業務体験編とも)は2026年7月24日、エキスパートスタッフ職のJourney to Your Future 夏は2026年7月21日です。
いずれも記事公開時点の情報のため、応募前に必ずマイページで最新の締切を確認してください。
締切に間に合わなかった場合の動き方
夏のプログラムを逃しても、動ける先はあります。ANAグループ各社でも独自にプログラムやイベントが案内されることがあるため、志望職種に近いグループ会社の採用ページも確認しておきましょう。
他社を含めて応募が間に合う企業を探したい方は、毎日更新の選考なしインターンの締切カレンダーもあわせて確認してください。
冬インターンの見通し
ANAのインターンは夏季と冬季に分けて開催されるのが一般的とされており、冬のプログラムが実施される可能性があります。
28卒向けの冬の詳細は公表されていないため、夏に間に合わなかった方はマイページ登録を済ませて秋以降の案内を待つのが現実的な動き方です。
【ANA】インターンに落ちた場合の本選考
インターン選考に落ちても、本選考への道が閉ざされるわけではありません。インターン落選が本選考の応募資格に影響するという公式情報はなく、大切なのは落ちた後の動き直しです。
本選考への影響
インターン選考の結果が本選考で不利に働くという公式情報はありません。志望度が高いなら、冬のプログラムや本選考で改めて挑戦しましょう。
ANAの早期選考・本選考のスケジュールや選考フローの詳細は
落ちた後の動き方
落ちた原因をESの完成度・志望職種の伝え方に分解して見直し、次の機会に備えるのが基本です。
サマーインターンに複数落ちてしまった場合の立て直し方は、サマーインターン全落ちからの挽回法で詳しく解説しています。
【ANA】インターン選考を突破する3つのポイント
ANAの選考では、航空事業の構造理解と「なぜANAか」の言語化が評価を分けます。ES設問とも直結する3つのポイントに絞って解説します。
航空事業の構造と現在地を理解する
ANAホールディングスの航空事業の売上高は2兆3,132億円(2026年3月期・前期比12.4%増)で、グループの中核を担っています。
一方、2027年3月期の見通しは売上高2兆7,700億円と増収を見込みつつ、営業利益は1,500億円と前期比31.0%減の予想です(2026年4月30日発表・2026年7月20日確認)。これは成長に向けた投資フェーズにあることを示す数字で、「航空業界の課題」を問うES設問に対して、実数を踏まえた具体的な回答ができる材料になります。
志望職種の解像度を上げる
パイロット職・グローバルスタッフ職・客室乗務職では、求められる資質も選考プロセスも異なります。
「航空業界で働きたい」ではなく「その職種でどう貢献したいか」まで語れることが、ESでも面接でも差になります。
「なぜANAか」を体験ベースで言語化する
搭乗体験や空港での出来事など、自分が実際に感じたことを起点に語ると説得力が生まれます。
そのうえで企業理念やサービスの考え方と自分の価値観がどう重なるかまで踏み込めると、他の応募者と差がつきます。
【ANA】インターンのよくある質問
最後に、ANAのインターンについて28卒からよく寄せられる疑問を整理します。応募前の不安をここで解消しておきましょう。
文系からのパイロット職応募可否
マイナビ2028のANA企業ページには、Pilot Experienceの応募資格に関する記載がありません(2026年7月20日確認)。
パイロット職の採用では身体要件などの条件が設けられるのが一般的なため、応募前に必ず募集要項で条件を確認してください。
ANAとグループ各社の違い
ANA(全日本空輸)とANAウイングスなどのグループ会社は、同じANAグループでも別の会社で、採用も別々に行われています。
グループ各社が独自にプログラムを案内することもあるため、応募先を取り違えないよう、志望する会社のマイページから応募する必要があります。
交通費や報酬の扱い
マイナビ2028のANA企業ページには、報酬・交通費に関する記載がありません(2026年7月20日確認)。
特に東京開催の業務体験編は遠方から参加する場合の負担が生じる可能性があるため、募集要項で支給の有無を確認してから応募しましょう。
【ANA】インターンまとめ
ANAのインターンは職種別にプログラムが分かれており、28卒夏はパイロット職とエキスパートスタッフ職の日程が公式に公開されています。倍率は非公表で、流通している数字も一次情報では確認できません。
優遇の公式明記はありませんが、参加が早期の接点につながったという声はあり、企業理解を深める場としての価値は十分にあります。
まずマイページ登録を済ませ、志望職種の締切と選考形式を確認することが最初の一歩です。夏に間に合わなくても冬とグループ各社という選択肢があります。
