【保存版】OB訪問で聞いておきたい質問16選

【保存版】OB訪問で聞いておきたい質問16選

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

「インターンに行った企業のことをもっと深く知りたい」 「説明会よりも社員の話を詳しく聞きたい」 「リアルな働き方を知りたい」 このような思いを持つ就活生の方は多いのではないでしょうか? それらを解決するために「OB訪問」は有効な手段です。

今回の記事ではOB訪問の準備・効果的な質問について解説していきます。

OB訪問の目的は何か?

OB訪問とは、大学のOB・OGに会って企業での仕事について話を聞くこと。

仕事の内容や、やりがい、就職に向けてやっておいた方が良いことなどを詳しく質問します。

目的次第で誰に何を聞くのかが大きく変わります。

代表的なOB訪問を行う目的としては4つあります。

業界・企業についての理解を深める

説明会でも業界や企業について説明はされますが、時間も限られており自分自身が知りたい内容について深く知れるとは限りません。

OB訪問では説明会と比べ1人の学生に時間を多くさけることからより深い業界や企業のことについて知れます。

自分にとって理想の働き方を深める

説明会では事業内容について説明されることがほとんどで、社員のキャリア感や実際の働き方を深く知ることが難しいです。

一方、OB訪問は社員からリアルな働き方を聞くことができるので、自分自身の成し遂げたいことや働き方を考えることに繋がります。

会社の制度や福利厚生を知れる

企業説明会や面談などでは福利厚生などについて聞くのは良くないとされていることもあります。

しかし、OB訪問では全体では聞きにくい話を聞くことができるため、聞きにくい話を聞くことができます。

企業に志望度を示すことに繋げる

企業は自社に合う学生を採用することを重視しています。

ただしいくら自社に合っていても志望度が感じられなければ内定を出すか迷う企業もあります。

その点で自分自身でOBにアポイントを取って訪問している学生は、説明会だけ予約している学生よりも志望度が高いと見られるので間接的に選考に有利になる可能性が高いです。

OB訪問でおすすめの質問16選

それでは、OB訪問で聞いておきたい質問を具体的に紹介していきます。

主に以下の4つのカテゴリーに沿った質問を心がけると効果的な質問ができるはずです。

・業界・企業を理解する質問

・働き方・キャリアについての質問

・会社制度・福利厚生についての質問

・選考についての質問

業界・企業を理解する質問

選考では「なぜ他社ではなくうちなの?」という質問されることがあります。

そのときに良い回答をするためには企業の強みを理解することが必要なので、OB訪問ではその企業ならではの強みや特徴を聞いておくことが有効です。

OB訪問では選考から逆算して、効果的な質問ができるといいでしょう。

<質問例>

・御社が同業他社に比べて優れているところは何だと思いますか?

・御社で活躍する社員の特徴を教えていただけませんか?

・~さんが思う~業界で働く良さは何だと思いますか?

・なぜ~さんは御社に入社することを決めたのですか?

働き方・キャリアについての質問

仕事はやりがいもありますが、日々の地道で大変な業務もあります。

それらをちゃんと理解して入社することでミスマッチを減らせることに繋がるので、OB訪問を利用して具体的な働くイメージをするようにしましょう。

<質問例>

・差し支えなければ、一日の働いているスケジュールを教えていただけませんか?

・~さんが働いていて感じる仕事のやりがいを教えてくれませんか?

・~さんが働いていて一番大変だったエピソードを教えていただけませんか?

・~さんが仕事で心がけていることを教えていただけませんか?

会社制度・福利厚生についての質問

会社制度・福利厚生は、働く環境を形作る基盤。

会社選びの軸のひとつにもなり、就活生はぜひとも事前を得ておきたいところ。

OB訪問では説明会のような公な場面で答えにくい質問に答えてくれるのでこの機会を利用しましょう。

<質問例>

・御社では新入社員の教育制度は充実していますか?

・転勤する社員はどれくらいいて、あるとしたらどれくらいのスパンでありますか?

・産休や育休など女性を支援する制度はありますか?

・女性が活躍できる環境はありますか?

選考についての質問

現役社員であるOBは、その会社の入社選考を突破しています。

この機会に選考のアドバイスも聞いておくとよいでしょう。

選考についての質問は5年目以降の社員になると選考の傾向が変わっており、具体的なアドバイスを聞けない可能性もあります。

そのため 入社3年目頃までの比較的若い社員に聞くことがベターです。

<質問例>

・~さんが御社の選考を受けたときの選考フローを教えてくれませんか?

・御社に提出するエントリーシートを書いたのですが添削をしていただけませんか?

・御社の面接で~について言おうと思っているのですがどう思いますか?

・~さんが御社の面接で気を付けていたことを教えていただけませんか?

これはNG!OB訪問で聞いてはいけないこと

社会人として活躍しているOBといえど人間です。

嫌われるような質問や発言は、印象が悪くなる可能性があります

不快に感じたOBから人事に「この学生は人物面が良くない」と伝えられてしまっては、せっかくのチャンスを逃すことに…。

チャンスを最大限活かすためにも、OB訪問では質問に注意しましょう。

避けるべき質問は、以下のような質問です。

・調べれば分かることを質問する

・ネガティブな内容の質問ばかりする

・調べればわかることを質問する

OBは時間を割いて、対応してくれています。

貴重な時間を使っているにもかかわらず、調べれば分かる質問をされるのは失礼にあたります。

まずは事前にホームページや会社案内をあらかじめ調べておきましょう。

<NG質問例>

・御社のメインサービスは何ですか?

・御社の昨年度の利益はどのくらいですか?

・ネガティブな内容の質問ばかりする

ネガティブな質問内容ばかりでは印象が良くありません。

質問内容が偏りすぎないように気を配りましょう。

<NG質問例>

・良くない点はどこだと思いますか?

・入社してみて後悔したことはありますか?

OB訪問で聞きにくいことを聞くテクニック

避けた方が良いとは分かっていても、どうしても聞きたいことがあるかもしれません。

例えば「年収」や「残業」は就活生が気になるところです。

聞きにくいけれどどうしても聞いておきたい質問がある場合、どのように聞けばスマートに聞けるのでしょうか。

年収についての質問

まず、年収について質問したい場合は、以下の3点に注意して質問のやり方を考えましょう。

・自分の努力次第で変わることは理解している

・将来の理想があり、具体的に想定しておきたい

・OBが答えやすいように配慮する

年収についての質問例

年収は、自分の努力次第で変動することは重々承知しています。

将来的には家族を養いたいとも考えているため、どれくらいの年収を目指せるのか、イメージをしておきたいと思っています。

年収に関する情報を何か教えて頂けませんか?

残業量についての質問

残業量を聞きたい場合には、

「帰宅時間は何時ですか?」

「平均残業時間はどのくらいですか?」

という直接的な問い方は避けましょう。

どうしても残業量の目安について知りたい場合には、以下のような問いかけ方をしておおよその残業量を推し量ってみるのも一手です。

<残業量についての質問例>

改めて別の社員さんにOB訪問させていただきたいのですが、平日の夜ですと御社では通常何時頃からであれば対応していただくことができますか?

まとめ

いかがでしょうか?

OB訪問は準備次第で大きな効果があります。

興味のある業界・企業を見つけて積極的にOB訪問することで自分のよりよいキャリアについて考える機会になります。

また、OB訪問は社会人の方が忙しい中時間をつくって行ってくれます。

失礼がないようにマナーを意識しましょう。

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