
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
本記事では、ESに頻出するテーマからES対策として選考を進むための5つのポイント、注意する項目、「・志望動機・ガクチカ・自己㏚」の例文を紹介します。
この記事を読むことで、ESにどのような内容を書くのか、ESを書く際に押さえる点を理解することが可能です。
ES対策をしようと考えている方、ESの書き方で迷っている方は、この記事をチェックし、どのようなポイントを知っておくのかを押さえましょう。
ESの対策次第で就活は変わる!
就職活動において、エントリーシート(ES)の提出は、企業が応募者を選考する最初の重要なステップです。
ESが通過しなければ面接に進むことはできず、どれほど優秀な学生であっても書類選考を突破できなければ内定にはたどり着けません。
そのため、ESの内容が就活の成否を大きく左右するといっても過言ではありません。
ESを作成する際は、自分の強みや経験を明確に伝えることが重要です。
また、企業が求める人材像と自分の適性が一致しているかを考慮しながら、論理的かつ魅力的にアピールする必要があります。
しっかりとした対策を行えば、ESの通過率は格段に上がるでしょう。
【ES対策】エントリシートとは?
エントリーシート(ES)は、企業に自分のことを伝えるための書類です。
主に、自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)、志望動機などを記入し、企業に提出します。
履歴書とは異なり、ESでは自分の経験や強みを文章で表現し、企業に対してアピールすることが求められます。
就職活動では、ESの内容が評価され、次の選考に進めるかどうかが決まります。
そのため、いかに企業の採用担当者の心を動かす内容を書くかがポイントです。
しかし、自分の魅力を的確に表現することは簡単ではなく、多くの就活生が苦戦する部分でもあります。
ESの役割を理解し、効果的な対策を行うことで、書類選考を突破する確率を高めることができます。
エントリーシートと履歴書の違いとは?
エントリーシートと履歴書はどちらも就職活動で使用する書類ですが、問われる内容や目的が異なります。
- 市販で入手可能(コンビニ、大学生協など)
- 名前、住所、学歴、資格、志望動機などの基本情報を記入
- 企業に提出する形式は決まっており、フォーマットに沿って作成
- 企業ごとにフォーマットが異なる(企業ホームページからダウンロード、指定のWebフォームで入力など)
- 自己PR、志望動機、ガクチカなど、個人の経験や考えを詳しく記載
- 企業が求める人材に合致しているかを判断するための重要な情報源
履歴書は主に事務的な情報を整理して提出するものであり、一方ESは自己アピールをするためのツールです。
ESの種類と提出方法
エントリーシートの提出方法にはいくつかの種類があり、企業ごとに異なります。
主流となっているのはWeb提出で、企業の採用ページや就職サイトを通じてオンラインフォームに入力する形式です。
手軽に修正できる利点がありますが、締切間際はサーバーが混雑するため、早めの提出を心がけましょう。
次に、手書きESを指定する企業もあります。
文字の丁寧さや誠実さを評価されることが多いため、下書きを作成し、読みやすい字で清書することが重要です。
また、白紙ES(当日記入)の形式もあります。
説明会や選考会でその場で記入するため、事前に自己PRや志望動機を整理しておくことが求められます。
企業の指示を確認し、適切な形式で提出しましょう。
【ES 対策】エントリーシートを書くときのポイント
エントリーシート(ES)を書く際には、限られたスペースで自分の強みや魅力を効果的に伝えることが求められます。
企業の目に留まりやすいESを書くための重要なポイントを紹介していくので、是非参考にしてください。
結論ファースト
エピソードは分かりやすく端的に
数字を用いる
企業に沿った内容にする
結論ファースト
結論を先に述べることで、強い印象を与えることができます。
企業の採用担当者は多忙で、短時間で多くのESを確認する必要があるので、最初に重要なポイントを明確に伝えることが求められます。
具体的には、自己PRや志望動機の冒頭に結論を述べ、その後に具体的なエピソードや実績を補足する形式を取ると効果的です。
これにより、読み手は一目であなたの強みや魅力を理解でき、インパクトを残すことができます。
エピソードはわかりやすく端的に
ESの中でエピソードを述べる際は、簡潔でわかりやすい表現を心掛けることが大切です。
採用担当者は膨大な量のESを読みこなす必要があるため、冗長な説明は避け、核心部分をしっかりと伝えるようにしましょう。
エピソードの背景や状況説明は必要最低限に留め、具体的な行動や成果に焦点を当てることで、読み手に良い印象を与えることができます。
短くても説得力のあるエピソードを選び、端的に述べることが重要です。
数字を用いる
自身の経験や実績を効果的に伝えるためには、具体的な数字を用いることが有効です。
具体的な数値を挙げることで実績の大きさや影響力を理解してもらえます。
- 売上を20%向上させた
- チームリーダーとして10人を統率した
また、数字は客観的な評価を示すため、信頼性を高める効果もあります。
過去の経験や成功事例を具体的な数値で裏付けることで、説得力のある自己PRが可能となるので意識してください。
企業に沿った内容にする
企業ごとに求める人材像や方針が異なるため、エントリーシートの内容も企業ごとに調整する必要があります。
どれだけ完成度の高いESを書いても、企業の求める人物像とズレていると評価されにくくなります。
まず、企業の採用ページや説明会を活用し、求められるスキルや価値観を理解しましょう。
例えば、成長意欲を重視する企業なら挑戦経験を、チームワークを重視する企業なら協調性を強調すると効果的です。
また、志望動機では「なぜその企業なのか」を具体的に伝えることが大切です。
使い回しではなく、企業に合わせた内容にすることで、選考を突破しやすくなります。
【ES 対策】エントリシートで質問される主なテーマ
ESを書く際に企業があなたに要求するものは、ある程度決定しています。
ここではESで質問される定番のテーマを3つ紹介します。
この3つはどこの企業を受ける上でも欠かせないものです。
またESにないからといって考えていないと、面接時に深堀りされるとボロが出てしまう可能性があります。
就活コンサルタント木下より

しっかりと企業ごとに何を求めているのか考え、ES対策をして書いていきましょう!書類選考では第一印象になるエントリーシート。魅力に感じてもらって内定を獲得しましょう。
志望動機
自己㏚
ガクチカ
志望動機に関すること
まずESに必須な項目として、志望動機が挙げられます。
志望動機は、あなたが入社後にどのような職種に興味があり、どのようなことで企業に貢献できるかをアピールできます。
このような未来についてを企業に伝えるのが、志望動機です。
ただ「○○企業に入りたいです」と述べるのではなく、現在や過去に経験したことを組み合わせると良いでしょう。
その企業にどれだけ入りたいかの熱量をアピールする場にもなります。
自己PRに関すること
ESで必ずといっていいほど記入することがあるのが自己PRです。
自己PRは、現在のあなたがどのような人物なのか、どのような強みを持っているのかを表しています。
自分のことを相手に伝えるためには、納得させることのできる根拠や経験が必須となります。
より具体的な内容にするために、抽象的な文章を避け、数字を用いて分かりやすくすることが大切です。
一度自己PRを作成すれば、文字数の指定にも対応がしやすいです。
ガクチカに関すること
ESで記入欄が多いものは、「ガクチカ」いわゆる学生時代に一番力をいれたことについてです。
ガクチカは、あなたが学生生活でどのようなことをしてきた人物かを企業は知りたいと思っています。
現在のあなたは、過去の経験を培って今の自分に至ります。
そのため過去の経験から何を学んだのかを具体的に伝えることが必要です。
これも抽象的な文章は避けましょう。具体的な数字やエピソードをアピールすることが重要です。
通過の可能性を高める5つのES対策
ではESでどのようなテーマがあるか理解できたところで、実際にESを書くステップへと入ります。
まずはどのような点を押さえてESを作成するか確認しましょう。
確認せずに作成すると文章の訂正をする必要があります。
ここではES対策として、通過するための5つの方法について紹介します。
どれも考えなしには、内容のある文章は書けません。
自己分析を徹底して行う
求める人物像を押さえる
エピソードを具体的に書く
一貫性をもたせる
他と差をつけて個性を出す
1: 自己分析を徹底して行う
自己分析は、エントリーシート(ES)を作成する上で欠かせないステップです。
自分の強みや経験を明確にすることで、具体的なエピソードを交えた説得力のある文章を書くことができます。
まず、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)や成功・失敗経験を振り返り、自分の価値観や行動パターンを整理しましょう。
また、自己分析ツールを活用したり、友人や家族に意見を聞くことで、自分では気づかなかった強みを発見できることもあります。
自己分析を深めることで、自分の適性と企業の求める人物像を結びつけやすくなります。
結果として、説得力のあるESが作成でき、選考通過率の向上につながるでしょう。
2:求める人物像を押さえる
一般的な就活では、エントリーシートを介して初めて企業と学生が接触します。
エントリーシートは学生の人物像や、どのような仕事をしたいのかを知ることができます。
そのため、 エントリーシートを書く際は 企業が求める人物像をあらかじめ把握しておきましょう。
例えば、 企業が求める人材像としてみられる「積極性」。
希望する業界が メーカーの場合、多くの人から話を聞いたり、関係者と交渉したりする「活発なコミュニケーション」が求められます。
一方で ITベンチャー業界では、常に最先端の情報を積極的に収集する「情報感度の高さ」が求められるでしょう。
このように 企業ごとに求める「積極性」のベクトルは大きく違います。
企業ごとによって同じ言葉でも「どのような場面で必要なのか」を考えることが大切です。
考えた上で 「どのベクトルの積極性をその企業で発揮できるか」を伝えることができれば、エントリーシート通過に大きく近づくでしょう。
就活コンサルタント木下より

企業が求める人材像は、企業の採用ページに公開されている場合がほとんど。
会社の事業・領域や事業内容や強み、求める人物像を詳しく研究しておくことが大切です。
万一企業の採用ページに記載が無い場合は、説明会やセミナー等に参加することをおすすめします。
3:エピソードを具体的に書く
選考に通過するエントリーシートの書き方のポイントの 二つ目は「エピソードを具体的に書く」ということ。
例えばガクチカでは、自分がどのような分野のどのような所で力を発揮できたのかを より具体的に提示することで、人事担当者に興味を示してくれるでしょう。
あなたが採用担当者なら、学生A・Bのどちらのエントリーシートに魅力を感じますか?
学生A
私はカフェでのアルバイトに力を入れていました。3年間勤務したことが評価され、リーダーを任されるようになりました。
しかしある時期、バイト先でミスが数多く起こってしまいました。
私は店長とメンバー間のコミュニケーション不足が原因と考え、自分が積極的に指示を伝えたり、皆で顔を合わせて店のことを話すために定期的なミーティングを提案したりして、コミュニケーション不足を改善させました。
その結果ミスが減り、売上に貢献することができました。
学生B
私はアルバイト先の居酒屋で勤務体制の改善を行い、オーダーミスを90%減少させました。
バイト先ではオーダーの取り違えが多発し、月あたり50件のミスが発生していました。
原因を調べたところ、オーダーシステムが変更された直後に入っていたスタッフが、出勤日数の少ないスタッフ中心になっていたのです。
私はオーダーシステム変更に伴う注意が全員に伝わっていないと考え、文書と口頭の2重で共有を行うように提案しました。
改善を行った3ヶ月後には、ミスは月5件に抑えることができました。
どちらも似たような経験を書いていますが、Aはトラブル内容や具体的な施策を抽象的に捉えすぎています。
そのため、どのような改善ができたのかがよく見えません。
Bの場合は、トラブルの原因を具体的に説明しており「何をどのように改善したのか」が見やすくなっています。
また具体的な数字を出すことによって、 どの位改善できたのかもイメージしやすい内容です。
就活コンサルタント木下より

このほかにも、これまでの経験から「自分はどの分野でどのような仕事に貢献できるか」といった、 入社後の将来性をアピールすることもポイントの一つです!
企業側のニーズを事前に捉えておくことで次の選考のイメージも作ることができ、面接で質問をされても回答しやすくなります。
4:一貫性をもたせる
エントリーシートを書くときに注意したいのは、 全体の内容に一貫性をもたせることです。
エントリーシートを記入する中でありがちなのが、様々な質問に回答するうちに矛盾した内容を答えてしまうパターン。
回答内容に一貫性がないと、何を一番に伝えたいのかが分からない状態になってしまいます。
一貫した内容を述べていないと、エントリーシートの時点で落とされてしまう可能性が高くなるでしょう。
学生時代に頑張ったことを「部活動でキャプテンをしていた」とします。
エントリーシートに
「部活動ではキャプテンとしてチームを引っ張り、常にチームの模範として活動に意欲的に取り組んでいました」
と回答したとして、ここで回答者が伝えたいのは「自らの積極性」です。
ところが、自分の長所を回答する欄に「周囲の状況を冷静に判断すること」と回答したとします。
一見どちらの話も筋は通っているためポテンシャルが高い人間だと評価されそうですが、実は違います。
企業の人事担当者からすると、エントリーシート全体を通して伝えていることの一貫性が無く
「この人が本当はどんな人なのか分からない」という印象をもたれてしまう可能性が高いのです。
エントリーシートを書くときには、しっかりと自分の伝えたいことを定めて、エントリーシート 全体の一貫性を意識して回答をしましょう。
5:他と差をつけて個性を出す
ESや面接では、企業側も多くの人に対して合否を出します。
そこであなたの人間性を出したり、採用担当者が記憶に残ったりするような文章があると良いでしょう。
しかし自分の個性を出すのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
個性を知る上で必要なのは、今までの経験を自己分析することです。
特に自分を大きく変えた瞬間やきっかけを振り返ってみましょう。
また自分だけで思いつかない場合は、よく一緒にいる人たちに自分の良さについて尋ねてみてください。
周りから見るあなたの良さを参考に自分の強みを見つけてみましょう。
これらの自分の良さが、自然とあなたの強みになります。
就活コンサルタント木下より

他の人と差をつけることは、特別な体験でなくても問題ありません。
そこに至るまでにどのような経験をし、どのようなことを学んできたのかをしっかりと明記しましょう。
ESを書くときの注意点
ESを書く際には、注意する点がいくつかあります。
これらを知っておかなければ、相手に悪い印象を抱かれ、面接へと選考を進められないことも多々あるのです。
ここではESを書く際に注意する点を6つ紹介します。
ESを書く前に、やってはいけないことを頭に入れましょう。
やってしまった場合には、それぞれ対応をしっかりと行いましょう。
また、字をきれいに書くことは大前提ということを捉えておく必要があります。
誤字脱字や間違った敬語がないか確認する
誤字脱字や間違った敬語があると、企業側に社会人としてのマナーがないように感じ取られてしまいます。
誤字脱字については、何度も確認することで防ぐことができます。
そのため提出期限ギリギリで執筆すると、志望度が低い印象を与えやすいです。
結果的にES選考を通ることができなくなってしまうでしょう。
さらに他の応募者と能力が同様とみなされた場合、誤字脱字がなく敬語表現が正しい人の評価が高くなりやすいです。
誤字脱字や敬語表現が正しいか、何度も確認し、提出するようにしましょう。
口調を統一させる
ESを書く際には、文末を統一しましょう。
口調として「ですます調」と「である調」があります。
仮に混合してしまう文章だと、読み手側が読みづらいと感じることやまとまっていない印象を与えやすくなります。
そのため、最低限「ですます調」か「である調」のどちらを使うか決めておきましょう。
どちらか迷った際には、「ですます調」を使用しましょう。
就活コンサルタント木下より

「ですます調」は、相手に丁寧な印象や礼儀正しい印象を与えます。
また文章として読みやすくなります。
ありきたりな内容になっていないか確認する
ありきたりな内容になってしまうと、テンプレートのような文章になること、あなただけのオリジナリティがないように感じ取られてしまいます。
これを避けるためには、抽象度の高い部分を具体的に示し、自分の長所や短所を述べましょう。
また大切なのは、あなたが伝えることは何かを決め、相手にどのようにすれば伝わるかを考えてみましょう。
読み手側の気持ちになって、自分の文章を読んでみることや他の人にも読んでもらうことが大切です。
文章を読んでみて感じたことを修正していくとよりよい文章に近づきます。
修正ペンや修正テープを使用しない
修正ペンや修正テープをESなどの提出書類に使用するのは避けましょう。
原則として修正された書類の提出は、相手に与える印象が良くない場合があります。
この人はESに対して気持ちが緩んでいる、マナーがなっていないと感じ取られてしまいます。
これらを避けるために、間違った場合は書き直しをしましょう。
1文字でも間違えてしまったら書きなおすことで、相手が感じる印象は大きく変わります。
もし提出書類が1枚しかない場合には、訂正する箇所に二重線と訂正印を押し、上に新しく文字を入れましょう。
質問に沿った内容を意識する
ESを書く際には、質問に沿った内容を意識することが非常に重要です。
面接では、質問に対する回答が多少ずれても、面接官がその場で補足質問をして意図をくみ取ってくれることがあります。
しかし、ESではそのような機会はありません。
質問の意図からずれた回答をしてしまうと、それだけで選考において不利になる可能性があります。
ESを提出する前には、質問の意図を再確認し、自分の回答がそれに的確に応えているかどうかをチェックすることが大切です。
提出は余裕をもって早めに提出しよう
エントリーシート(ES)は提出順に読まれることが多く、早めに提出することで丁寧に目を通してもらえる可能性が高まります。
特に応募者が多い企業では、後半に提出されたESは十分に評価されないこともあるため、スピードも重要です。
また、提出を締切直前にすると、誤字脱字のチェックが不十分になったり、サーバー混雑で送信できないリスクもあります。
そのため、余裕をもって作成し、早めに見直しを行いましょう。
さらに、可能であれば第三者に確認してもらうことで、ミスを防ぎ、より完成度の高いESを提出できます。
計画的に準備し、余裕をもった提出を心がけましょう。
【ES 対策】エントリシート頻出項目「志望動機」例文
ESの志望動機を書く上で一番大切なことは、分かりやすく書くことです。
分かりやすい文章にするためには、書く内容の順番がとても大切になります。
ここで用いるといいのが、「PREP法」と言われるものです。
それぞれ英単語の頭文字を取ったもので構成されます。
P 「Point」・・・結論
R 「Reason」・・・結論に対する理由
E 「Example」・・・具体的な例
P 「Point」・・・結論
「PREP法」を基に書いた志望動機の例文を以下に紹介します。
金融業界
私は金融業界を志望する理由として、長期的な視点でお客様の生活を支えられる点に魅力を感じたためです。
資産形成のサポートを通じて、将来の安心を提供できる金融の役割に強く関心を持ちました。
私が地域に根ざした支援の大切さを実感したのは、学生時代に参加したボランティア活動がきっかけです。
地元の高齢者を対象とした家計相談会を手伝う機会があり、金融の知識が生活の質を向上させる重要な要素だと学びました。
また、地域ごとに異なる経済的な課題に対して、適切な金融商品やサービスを提供することで解決できる可能性があることを知りました。
私は金融の知識を活かし、地域の発展に貢献できる仕事がしたいと考えています。
貴社は全国各地に店舗を展開し、地域ごとのニーズに寄り添ったサービスを提供しており、その理念に共感しました。
私は貴社の一員として、お客様に寄り添い、地域社会の成長を支える金融サービスを提供していきたいです。
商社
私が商社を志望する理由は、新たなビジネスモデルの開拓を通じて、世界の経済成長に貢献したいと考えたからです。
社会の変化に合わせた柔軟な事業展開が可能であり、新しい市場を創出する役割を担う点に強く惹かれました。
私自身、海外の文化や経済動向に強い関心を持ち、大学時代には一年間の語学留学を経験しました。
現地での生活を通じて、国や地域ごとに異なる経済状況や消費行動を学び、それが日本と海外の貿易にどのような影響を与えるのかを考える機会を得ました。
また、現地企業との交流を通じて、グローバルな視点を持つことの重要性を実感しました。
貴社は幅広い事業分野を持ち、世界各国で新たな価値を創造している点に魅力を感じています。
私は、変化する市場環境に対応しながら、新たなビジネスチャンスを見出し、経済の発展に貢献できる人材になりたいと考えています。
IT業界
私はIT業界に関心を持った理由として、テクノロジーの力で社会の格差を縮小し、より多くの人に平等な機会を提供できる点に魅力を感じたからです。
インターネットの発展により、地理的な制約を超えた情報共有やビジネスの可能性が広がることを実感しました。
私の地元は人口が少なく、商業施設も限られており、地域の事業者が集客に苦戦していました。
その中で、私はウェブサイトを活用した情報発信に携わり、少しずつですが集客数の向上を実現しました。
デジタル技術を活用することで、これまで機会の少なかった人々にも新たな可能性を提供できると確信しました。
貴社は先進的なIT技術を用いて、社会の課題解決に取り組んでおり、その企業姿勢に共感しています。
私はITを通じて、多くの人が公平に情報やサービスを得られる環境を整え、社会の発展に貢献したいと考えています。
【ES 対策】エントリシート頻出項目「ガクチカ」例文
エントリーシート(ES)で頻出する「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」は、行動力や課題解決力を示す重要な項目です。
単に経験を語るのではなく、目的や工夫、成果を明確に伝えることが求められます。
また、業界ごとに求められるスキルが異なるため、経験をどう結びつけるかがポイントです。
以下に金融・商社・IT業界向けの例文を紹介するので、参考にしてください。
金融業界
私は、大学時代にサークルの代表として活動し、出席率の向上に尽力しました。
サークル運営に携わる中で、参加率の低さが課題だと感じ、より多くの人に楽しんでもらうための工夫を考えました。
具体的には、メンバーの予定が把握しやすいように、活動日程を早めに決定し、事前に共有する仕組みを作りました。
また、参加意欲を高めるため、メンバーの意見を反映させるアンケートを実施し、活動内容を改善しました。
この取り組みの結果、サークルの出席率は前年度よりも20%向上し、メンバーの満足度も上がりました。
私はこの経験を通じて、多くの人の意見をまとめ、組織を円滑に運営する力を身につけました。
貴社に入社後も、チームワークを大切にしながら周囲を巻き込み、金融サービスを通じてお客様の生活を支える役割を果たしたいと考えています。
商社
私は学生団体のイベント運営において、スポンサー交渉を担当し、協賛金の獲得に貢献しました。
より充実したイベントを実施するためには、資金の確保が不可欠であり、そのために企業との交渉力を磨く必要がありました。
そこで、スポンサー企業が求める広告効果を分析し、それぞれの企業に合った提案を行うことにしました。
SNS広告の活用や、ターゲット層に適したPR戦略を提案することで、企業のメリットを明確に伝えました。
その結果、前年の約2倍の協賛金を獲得し、イベントの規模を大きくすることができました。
この経験から、相手のニーズを的確に捉え、柔軟に交渉する力を身につけました。
商社では、多様な事業を展開する中で、関係各所との交渉が求められると考えています。
私はこの経験を活かし、新たなビジネスチャンスを創出できる人材を目指します。
IT業界
私は大学時代、プログラミングのスキルを習得するために、時間管理アプリの開発に取り組みました。
日々の生活を効率化できるツールを作りたいと考え、実際にアプリを企画し、開発を進めました。
当初はコードエラーの修正に苦戦し、思い通りに動作しないことが何度もありました。
しかし、オンラインの技術コミュニティでアドバイスを求めたり、書籍やドキュメントを活用することで、課題を一つずつ解決していきました。
その結果、半年後には大学生向けの時間管理アプリをリリースし、利用者も増加しました。
この経験を通じて、技術的な課題に直面しても諦めず、解決策を模索する力を養いました。
貴社では、ITを活用した新しい価値創造に挑戦し、社会の利便性を高めるサービスの開発に貢献したいと考えています。
【ES 対策】エントリシート 頻出項目「自己PR」例文
エントリーシート(ES)では「自己PR」が重要視され、企業は応募者の強みや価値観を確認します。
そのため、具体的なエピソードを交え、自分の特長を明確に伝えることが求められます。
また、業界ごとに求められる能力は異なるため、自身の経験をどう活かせるかを意識することが大切です。
以下に金融業界・商社・IT業界向けの例文を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
金融業界
私の強みは、困難を乗り越える忍耐力です。
現在まで約12年間、野球を続けており、その中で数多くの試練を経験してきました。
特に、怪我をして大事な試合に出場できなかったとき、チームに貢献する方法を模索し続けたことが印象的な出来事でした。
その際、ただ落ち込むのではなく、チームの士気を高めるために声を出し続け、仲間を励ましながら試合をサポートしました。
また、長期間にわたるリハビリも、地道な努力を積み重ねて乗り越えました。
この経験を通じて、どんな困難な状況でも諦めず、目標達成に向けて行動し続ける力が身についたと実感しています。
金融業界では、責任の重い業務や予期せぬ困難が発生することもあるかと思います。
私はこれまでの経験を活かし、どんな困難にも冷静に対応し、粘り強く成果を追求する姿勢を持って仕事に取り組みたいと考えています。
商社
私の強みは、主体的に行動し、新たな挑戦に積極的に取り組めることです。
大学時代、地域の魅力を発信するためのボランティア活動に参加し、SNSを活用した情報発信を行いました。
地域活性化のために何ができるかを考え、観光スポットや特産品の紹介を企画し、多くの人に興味を持ってもらえるよう努めました。
最初はなかなか認知度が上がらず、思うような結果が出ませんでしたが、投稿内容を改善し、ターゲットに適したアプローチを試行錯誤しました。
その結果、フォロワー数が増加し、地元の企業や団体から協力の申し出を受けるようになりました。
この経験を通じて、課題に直面しても自ら考え、行動し続けることで成果を生み出せることを学びました。
商社では、顧客のニーズを的確に捉え、価値を提供することが求められると考えています。
私は、自ら動き、課題を解決する力を活かして、営業や新規事業の開拓に貢献したいと考えています。
IT業界
私の強みは、的確な情報収集力です。
プログラミングを学ぶ過程で、効率よく知識を習得するために、多様な情報源を活用しながら学習方法を工夫しました。
技術の進歩が早いIT業界では、新しい知識を常にアップデートすることが不可欠です。
私は、公式ドキュメントや技術ブログ、オンラインコミュニティを活用しながら、最新のトレンドを把握し、自分にとって最適な学習方法を見つけました。
また、実際に小規模なプロジェクトを立ち上げ、得た知識をすぐに実践することで、学習の定着を図りました。
この経験を通じて、膨大な情報の中から必要なものを選び取り、実際の業務に活かす力を身につけました。
IT業界では、技術の進化に対応しながら、問題解決のために最適な手法を見極めることが重要だと考えています。
私は貴社でこのスキルを活かし、新しい技術を迅速に習得し、チームの課題解決やプロジェクト推進に貢献したいと考えています。
【ES 対策】ここまでおさえたい!エントリシート項目と回答例
エントリーシート(ES)では、自己PRや志望動機以外にも、「理想の自分像」「モチベーションの源泉」「挫折経験」など、多様な質問が出題されます。
企業はこれらの質問を通じて、応募者の価値観や成長意欲、仕事への適性を見極めます。
回答する際は、具体的なエピソードを交え、論理的に伝えることが重要です。
以下に、頻出する質問と回答例を紹介するので、自身の経験と照らし合わせながら参考にしてください。
「あなたが目指す理想の自分像は?」
「あなたのモチベーションの源泉は何ですか?」
「挫折経験は?」
「あなたが目指す理想の自分像は?」
私が目指す理想の自分は、周囲の人々に信頼され、チームの成果を最大化できる存在です。
これを実現するために、相手の意見を尊重しながらも、自ら考え、的確な判断を下せる力を身につけたいと考えています。
現在、私はゼミのリーダーを務めていますが、最初は意見の調整がうまくできず、議論がまとまらないことが多くありました。
しかし、メンバーの意見を丁寧に聞き、要点を整理する役割を意識することで、スムーズな意思決定が可能になりました。
また、必要な場面では自ら率先して行動し、チーム全体の方向性を示すことで、成果を最大化する大切さを学びました。
この経験を通じて、相手の意見を尊重しながらも、自ら主体的に判断を下すことの重要性を実感しました。
仕事においても、組織の目標達成に向けて柔軟に対応し、信頼される存在になれるよう努力していきたいと考えています。
「あなたのモチベーションの源泉は何ですか?」
私のモチベーションの源泉は、「自分の行動が周囲に良い影響を与えること」です。
誰かの成長や成功に貢献できたときに大きな達成感を感じ、自らもさらに努力しようという意欲が湧いてきます。
大学では学習支援のボランティアを行い、高校生に勉強を教えていました。
最初はうまく伝わらず、生徒の理解度にばらつきがあったのですが、一人ひとりの課題を把握し、個別にアプローチすることで、学力向上につなげることができました。
特に、志望校合格を報告してくれた生徒の姿を見たときは、自分の関わりが誰かの未来に影響を与えたことを実感し、大きなやりがいを感じました。
この経験から、私は自分の働きが人の成長や社会に貢献することに強い喜びを感じると確信しました。
仕事においても、顧客やチームの成功を支えられるような存在を目指し、主体的に行動していきたいと考えています。
「挫折経験は?」
私の挫折経験は、大学時代のプレゼン大会での失敗です。
もともと人前で話すことが苦手でしたが、チームを代表して発表する機会を得て、自分なりに準備を重ねました。
しかし、本番では緊張のあまり言葉が詰まり、伝えたいことを十分に表現できず、納得のいく結果を出せませんでした。
この経験を機に、プレゼン力を向上させることを決意しました。
まずは緊張を克服するために、日常的に人前で話す機会を増やし、発声練習やロールプレイングを重ねました。
さらに、話の構成をシンプルにし、伝わりやすい表現を意識することで、スムーズに話せるようになりました。
その結果、次年度のゼミ発表では、審査員から「論理的で分かりやすいプレゼン」と評価を受け、自分の成長を実感しました。
この経験を通じて、失敗から学び、努力を続けることで苦手を克服できると確信しました。
社会人になっても、困難に直面した際には冷静に課題を分析し、克服するための努力を惜しまない姿勢を貫いていきたいです。
【ES 対策】「選考通過できるエントリシート」には理由がある
ここまでにES対策として、必須のテーマや通過するための4つの方法、注意点などを紹介しました。
ESを書く際に気を付ける点を理解することができたでしょうか。
ESを書く前には、自己分析を行い自分のアピールできるポイントやエピソードを具体的にすることが大切になります。
またESが完成したからといって、そこで終わるのではなく、選考が面接に進んだ際に、補足して伝えることができる内容がないかを確認しましょう。
まずは第一段階である書類選考を進む上で、一番大切なESに時間をかけることで今後の選考にも有利になることができます。
ぜひ時間のあるうちからES対策を行いましょう。
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ESの対策次第で就活は大きく変わる
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効果的な5つのES対策
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エントリーシートを書く時の注意点
就活コンサルタント木下より
「ESってどのようなことを書くの?」
「ES選考を進むためには?」
「志望動機や自己PRに何を書こう」
このように就職活動をしていく上で、欠かせないのがES(エントリーシート)です。ESを書くのにどんなことを書くか、選考を進む上で注意するポイント、書く内容を知りたい方はいませんか?