【例文あり】エントリーシートで得意科目を聞かれたら?ポイントを徹底解説!

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はじめに

エントリーシートの得意科目欄「何を書こうかなぁ…」なんて悩んでいませんか。

中には「重要でもないだろうし、適当に英語とか書いとくか…」なんて事を考えている人もいるかもしれませんね。

けれどちょっと待った!得意科目欄は適当に書いてはいけません。

下手をすると得意科目欄のせいで不採用なんて事もあり得るからです。

得意科目のせいで不採用…なんて事にならないよう、得意科目の選び方について徹底解説しています。

さらには面接で得意科目について聞かれたときの受け答えについてもご紹介。

得意科目に何を書くか決めていないのならば、ぜひ本記事をチェックしてみてください。

役立ち情報がきっと見つかるはずです。

そもそもなぜエントリーシートで得意科目を聞かれるの?

そもそもなんでエントリーシートで得意科目を聞かれるのでしょう?そこには大きく分けて2つの意味があります。

それぞれのポイントをチェックしてみたいと思います。

研究・開発職の場合には適性を知るため

研究・開発職の場合には、仕事への適性を見たいという理由があります。

車を開発している職場であれば、流体力学やプロダクトデザインといった科目が得意である必要があるはずです。

IT技術を研究・開発している職場であれば線形代数といった科目が得意な人材が求められますし、生産機器の研究・開発している会社なら、設計・製図といった科目が得意な方が良いですよね。

このように得意科目から仕事への適性を知りたいという目的があります。

そのため、得意科目に何を書こうか迷ったら、仕事に直結しているものがおすすめです。

「体育」と書くとインパクトはありますが、評価には繋がりにくいはずです。

それ以外では、コミュニケーション能力などをチェックするため

研究・開発をしている職場以外であれば、得意科目が仕事に直結するというシーンは多くありません。

それなのに得意科目を聞く理由はコミュニケーション能力などをチェックするためです。

エントリーシートに書かれたことは全て面接のネタになります。

得意科目からは「英語が得意と書いていますが、英語が得意になったきっかけなどありますか?」といった質問が考えられます。

質問に対し「高校に海外からの留学生が来た事がきっかけです。

それまでは英会話なんて絶対にムリだと思っていたのですが、実際に話をしてみるとそれなりに話が通じる事がわかって。

それ以来、もっと英語でコミュニケーションを取ってみたいという気持ちになりまして、英語が得意になりました」といった受け答えができれば、コミュニケーション能力アリと判断されます。

一方で「いや、なんか昔から得意だったんですよね。

大学受験でも一番良い点を取れたのが英語でしたし」という答えでは、コミュニケーション能力の低さが見えてきますよね。

エントリーシートの得意科目、考えるポイントとは?

ではエントリーシートの得意科目選びは何を基準に考えればよいのでしょう?そのポイントについて解説していきたいと思います。

研究・開発職の場合には仕事に直結しそうな科目

研究・開発職を目指している場合には、仕事に直結しそうな科目がベターです。

流体力学、線形代数、機械力学、応用化学、材料工学など、理系の人であれば、それらしい科目がならんでいますよね。

教科書の棚を眺め、仕事に直結してそうなモノを選ぶようにしてください。

ただし、単位を落としたような科目を書くのはNGです。

ウソをつきますと、後々苦しくなるのは自分です。

それ以外の場合には?

研究・開発職以外であれば、正直どんな科目でもOKです。

ですが、考えるためには一応のポイントがあります。

そのポイントについて解説していきたいと思います。

面接で自分が話しやすい科目を選ぶ

エントリーシートに書いた事はすべて面接で聞かれる可能性があります。

ですから、面接で話しやすいという事は一つの大きなポイントです。

例えば「テストの成績は良かったけれど特に語ることの無い線形代数」と、「テストはそこそこだったけれど語るネタが多い英語」であれば、後者を選んでおいた方が無難です。

自分らしさが表しやすい科目を選ぶ

自分らしさが表しやすい科目を選ぶというのもおすすめです。

たとえば歴史好きであれば「近代日本史が得意です」というのもアリですし、読書が好きな人であれば「比較文学が得意科目です」というのでも良いでしょう。

あるいは、ザ・ラガーマンといった体形であれば、得意科目は体育です!というのもアリですよね。

体力は仕事をしていく上で役立つシーンも多々あるものです。

例文をチェック|得意科目のエピソードについて話してみる

得意科目について面接で質問された場合、どんな受け答えが良いのでしょうか?文系・理系それぞれについて、その受け答えをチェックしていきたいと思います。

文系編

英語が得意になったきっかけは、海外の音楽に興味を持った事です。

家族とのドライブ中にラジオから流れてきた曲に心を奪われて以降、とあるアメリカ人アーティストの虜になりました。

聴き始めた当初は何となくカッコイイという感想だったのですが、ある日歌詞が気になり、英語の歌詞を自分なりに訳してみるといったことを始めた事によって英語力は飛躍的にアップしました。

語彙も増えましたし、英文法も実感をもって理解できたからです。

そのおかげか、受験勉強で英語を勉強した記憶はほとんどありません。

現在TOEICの点数は800点を超えています。

御社でも英語を使うシーンは多々あるかと存じますし、そういった場面で英語力を発揮できればと考えております。

解説

好きになったきっかけというエピソードを話しています。

歌詞を訳してみたという具体的な行動を示す事によって、話の信ぴょう性を高めているのがポイントです。

最後にはTOEICの点数というわかりやすい指標を示す事で、その能力をしっかりと示しています。

理系編

流体力学が得意な科目です。

流体力学の中でも大気の動きに興味を持ち、現在は研究室にて気象学を専攻しています。

研究テーマは〇〇年の台風〇〇号がなぜあれほど発達し、〇〇市に大きな被害をもたらしたのかという事です。

現状、台風〇〇号が発達した原因として海水温の分布がカギを握っているということまでは分かったのですが、ではなぜその海水温分布となったのか、どこまでいっても謎はつきません。

研究はスーパーコンピューター上でのシミュレーションによって行っており、ITに関する知識は十分に持っております。

それは御社でも役立つもののはずです。

解説

理系ですと、得意科目から研究の話に繋げるというのもおすすめです。

ただし研究の話をする際には誰にでもわかるような説明を心がける事が大切です。

上記では「台風〇〇号」という誰にでもわかるワードで説明しています。

これが「〇〇モデルを用いた、××発生メカニズムについて研究しています」では意味が解らないですよね。

また研究の話を通じ、ITに関する知識を示しているのもポイントです。

研究内容が直接的に仕事に直結していなくても、間接的に役立つ事は多々あるもの。

そういった部分については自分の中で整理しておきましょう。

これはNGな得意科目の選び方

続いてはこれはNGな得意科目の選び方について解説していきたいと思います。

得意科目を選んだ際、以下に当てはまっていないか、しっかりとチェックしておきましょう。

当てはまる…という場合、違う科目を選んだ方が無難です。

特にエピソードが無い科目

ここまで見てきた通り、得意科目は面接で質問される可能性があります。

その時に「ただ得意なんです。

理由は特にありません」では会話が全く盛り上がらないですよね。

これでは「コミュニケーション能力が低い」と判断されてしまいます。

面接は言葉のキャッチボールを繰り返す事で成り立ちます。

受けたボールは相手が受け取りやすいように投げ返さなくてはなりません。

特にエピソードが無い科目は避けるようにしておきましょう。

エピソードの種類としては「得意になったきっかけ」や「実際の研究でどう使っているのか」などです。

さらにそこから「この部分が仕事で活かせる」という事まで話せますとなお良しです。

実際には得意でない科目

得意科目ですから、得意でない科目を書いてはいけません。

「英語が得意だと何かと良いかな…」なんて事を思って、得意でもないのに「英語」と書いたらどうなるでしょう?面接で「TOEICは何点ですか?」なんて質問をされるかもしれません。

もっと最悪なのが「英語が得意な人」という理由で雇ったのに、英語が全然できないパターンです。

「この文面を英語に訳してこの人にメールで送っといて」なんて言われたときに「すいません…英語はちょっと苦手でして…」なんて言い出せないですよね。

下手をすると試用期間中に解雇されてしまうかもしれません。

この場合、エントリーシートに書いた嘘が原因ですから、不当解雇として訴える事もできません。

エントリーシートには絶対にウソを書いてはいけません。

まとめ:こだわりの得意科目で一歩上行くエントリーシートに!

エントリーシートの得意科目について、なぜ問われるのかという理由から、得意科目の選び方、面接での受け答え例、そしておすすめできない得意科目について見てきましたが、気になる情報は見つかりましたか? 得意科目は志望理由や自己PRと比較しますと、記入欄も小さく、それほど重要ではなさそうに見えるものです。

けれど、エントリーシートに書く以上は何かしらの判断基準となり得ます。

得意科目に書いたちょっとした事がきっかけで内定をつかむ事もありますし、得意科目をきっかけとして不採用になるなんて事もありえます。

本記事でご紹介してきたポイントをしっかりと押さえて、自分なりの得意科目を見つけ出してください。

そのひと手間が素敵な未来へと繋がっています。

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