HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
はじめに
書き方には2つのパターンがあり、です・ます調の丁寧な言い方とだ・である調の少し断定的な言い方があります。
敬語で書いたほうが良いのかである調でも良いのか、悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
どちらで書く方が多いのかというと、です・ます調のほうです。
ただ「だ・である調」が間違いだというわけではないですし、こちらのほうが好印象を持ってもらえる場合もあります。
ここではどのように見極めたら良いのか、どちらを使うと良いのかなど詳しく紹介していきます。
エントリーシートには敬語で書く?
敬語のほうが無難だから、だ・である調は避けようと考えている方も多いのではないでしょうか。
それも決して間違いではないのですが、 文体に関しては正直どちらでなければいけないというのはありません。
です・ます調が正解で、だ・である調を使ってしまったら間違いなので面接まで進めないということは決してありません。
その代わり、どちらを使うと自分で決めた後はエントリーシートに記入するときは、 文章の終わりは統一するようにしましょう。
です・ます調を使ったら、最後まで「です・ます調」にしないとおかしい文章になってしまいます。
変な混ぜ方をしてしまうと、常識のない学生だと思われてしまうので注意が必要です。
学生の全体の約7割が敬語で書いている
どちらで迷ってしまい、自分の目指してる企業がどちらの言葉遣いを求めているのかわからないときには、無難な敬語を使いましょう。
変にだ・である調を使ってしまいエントリーシートを送った後に後悔してしまうよりは、迷いがあるときは敬語のです・ます調がおすすめです。
だ・である調は、企業によってははっきりしすぎた表現で命令的な書き方に捉える場合もあります。
です・ます調を使えば丁寧なイメージを与えるだけでなく、心を込めて言葉を選び書いているエントリーシートだと見てくれる企業もあります。
だ・である調では不安を感じるときには、敬語でしっかりとエントリーシートに気持ちを表しながら書きましょう。
敬語で書くメリット
エントリーシートを敬語で書いてきて、それを不快に感じる企業はありません。
逆のだ・である調の場合は、他の学生がほとんど敬語を使っている場合悪目立ちしてしまう場合もあります。
しかし敬語はビジネスの世界でも相手に丁寧に伝えたいときに使う当たり前の言葉ですので、違和感なく見てもらえます。
学生自身が記載するときにも、敬語を使っていて間違っているのではないかと悩むこともないでしょう。
企業の目上の方へ向けて書いているので、です・ます調を使うというのは無難で間違いのない使い方でもあります。
敬意も示して、自分をしっかりとエントリーシートでアピールできます。
「~である」で締めても大丈夫!
敬語で書くと無難ではあるのですが、 だ・である調が間違いでもないのでこちらを使ったからといって大きくマイナスになるわけではありません。
実際に3割の就活生もだ・である調を選んで書いていますので、よりこちらの書き方をしたほうが相手に伝わると思ったら使ってみましょう。
敬語で話をしてしまうとエントリーシートも硬くなりがちになってしまいますが、だ・である調を使う方が親近感もあり親しみやすさを感じられるケースもあります。
担当者によっては敬語よりも、だ・である調が好きな場合などもありますので、見極めて使うようにしてみましょう。
だ・である調を使うとことで、この学生が自己主張力があると高評価する面接官もいます。
文字数を抑えることができる!
エントリーシートでは自分をアピールして、より知ってもらいたいと思うでしょう。
しかし多くの場合文字数の制限がありますので、 あまり長い文章が続いてしまうとあっという間に書ききれなくなってしまいます。
丁寧に伝えようとです・ます調を使うと、文字数が長くなってしまう傾向にあります。
そのため、より多くのことをわかりやすく伝えたいと思ったときには、だ・である調を使ったほうが文字数の節約にもなるのです。
です・ます調で丁寧に言われるよりも、だ・である調で書くほうがスッキリとして担当者も見やすい場合もあります。
少しでもより多くのことを伝えたいときには、だ・である調も検討してみましょう。
ただ、高圧的に見える場合も
文章にしてみたときに、自分の意志をしっかりと表現しているという感じでそこまで圧がなければ問題はありません。
しかし自分の伝えたいことを書いて後から読み返したときに、高圧的に感じてしまうこともあるでしょう。
です・ます調に比べてそもそもが敬語というわけではないため、書き方によっては企業よりも書き手の学生のほうが上のような文章にもなってしまいます。
本来はこれから採用してもらう学生のほうが下に出なければいけないのに、エントリーシートの段階から上から目線になってしまい評価が下がる可能性もあります。
だ・である調で文章をまず作ってみて読み返したときに違和感を感じてしまったら、文章をもっと柔らかくするか思い切って敬語にしても良いでしょう。
結局どっちで書けばいいのか
どちらで書いても良いのがわかっても、結局自分の企業はどちらで書けば良いのかわからない方もいるかもしれません。
その場合は敬語にし、安心感を取りましょう。
ただ若いベンチャー企業の場合は、だ・である調を選んだほうが自分から行動する姿を想像させるのでおすすめです。
年功序列というよりも年齢関係なく実力主義のような会社で働きたいときには、断定型を使うようにしてみましょう。
文語を統一して書くことが重要
丁寧にです・ます調で無難に書いても良いですし、自分の意志を表すように断定型のだ・である調で書いても問題はありません。
しかしどちらで書くにしても、文語はしっかりと統一しないと常識のない学生だと思われてしまいます。
敬語の中にだ・である調が混じった文章になると、大変読みにくく、違和感を感じさせてしまいます。
混ざっている場合は面接担当者もサラっと読んで、「この学生の書き方はおかしい」で終わってしまい、その後に進むことができずに終わってしまうでしょう。
どちらの言葉で書く場合でも、 読みやすいようにしっかりと考えて文語は統一されているかどうかをチェックしましょう。
自分が落ち着くほうで書こう
もし中高年の方も多く年功序列で昔ながらの会社の場合は、敬語でエントリーシートを書いたほうが学生のほうも落ち着くかもしれません。
比較的若い方も多いベンチャー企業の場合は、だ・であると断定型で自分を思いっきりアピールしましょう。
自分がこれから受ける企業はどうなのか、納得できる方法で書くようにしてみてください。
後は文章にしたときに、案外だ・である調にしてもそこまで命令的な言い方にはならず、むしろ自分の言いたいことが伝わりやすくなっている場合もあります。
文章を読んでみて敬語を使うよりも良いと感じたときには、ベンチャー企業に限らず断定型を使ってみるのも良いでしょう。
後は OBなど、先輩がどのような書き方をして内定を勝ち取っているか参考にするのもおすすめです。
まとめ
エントリーシートではより自分のことを伝えたいという気持ちがあると思いますので、敬語のほうがしっくりとくる場合はです・ます調を使い、少し断定的の方が説得力あると感じたらだ・である調を使うようにしてみてください。
どちらを使ったからといって間違いではないですが、若い方が多いベンチャー企業のほうが断定的なだ・である調を受け入れられやすくなります。
年功序列で比較的そんなに若くない方も多い企業では、だ・である調が少し高圧的に見られてしまう可能性もありますので、OBなどはどのようにしてエントリーシートを記載したのか参考にしてみると良いでしょう。
どちらか迷って悩んでしまったときには、敬語がおすすめです。